5/13/2010

ユーコ・ミツカ事件へのアメリカ・メディアの反応(感想?)


この事件、私はよく存じませんでしたが、あちこちのブログで書かれていたものを読みまして、少しだけ関心を持ちました。

おおよそ、「処分が甘すぎる。」「JLPGAは自ら良い機会を潰してしまった。」というご意見が多いのかな、と感じていました。


その矢先に、珍しくもこの件をアメリカのメディアで取り上げられた記事を見ました。
(まぁ、半分ブログみたいな記事なんですが。 でも、良く調べて書かれています。)


こちら。 ↓

Golfer suspends herself for 11 tournaments
(自分で11トーナメント出場停止を課したゴルファー)


(写真をクリックすると、元記事に飛べます。)

ゴルファーって言うのは、大概自分に腹をたてるもので、黙ってメラメラする人も入れば、悪態付く人、クラブにあたる人なんてのも居ますが、11トーナメントへの出場を自粛するなんて話は未だかつて聞いたことがありません。

みなさんご注目下さい、この人です。
日本の、ユーコ・ミツカさんです。



・・・みたいな紹介をされていますね。(笑)

実は私もこの方の写真を初めて見ました。(^^;
(ちょっと とんまるきさん みたいですね。)


で、ひと通り、

スロー・プレーで2ストロークのペナルティを喰らい、腹を立ててクラブを捨てコースを後にした

っていう風に経緯が説明されていまして、

JLPGAのレコードである2百万円(約2.1万ドル)を科せられたばかりでなく、なんと自ら11トーナメントへの出場自粛をした

と。

(新人教育を受け直させられる件は書かれてません。(笑))


たしかにスロープレーとかんしゃくは両方ゴルフでは忌み嫌われるのは分かってるけどね、これにはちょっと驚いたし、正直、すごい奇妙だと思うよね。

って感想が述べられてますよ。


JLPGAのhead honcho (総 親分)、ヒサコ・ヒグチの

コメントとして、

"It will have a serious impact on her to miss these tournaments,"
(「いくつかのトーナメントに出場出来ないことは、彼女にとって深刻なインパクトがあるでしょうね。」)

"Let this be a lesson to other golfers."
(「他の選手へのレッスンにしましょう。」)

(No word on whether Higuchi wagged a finger while saying this, but it sure seems like it.)
(ヒグチがこれを言ってる時に人差し指を前後に振っていたかどうかは伝わっていないけど、目にみえるようだね。)

と、書かれています。


いや、そのジェスチャーはしないと思うぞ。(笑)


で、最後になかなか鋭いことが書かれています。

この罰金と処分は、やり過ぎのように見えるけれども、どうやらミツカ自身が、「you-can't-fire-me, I-quit strategy (『あたしを首には出来ないわよ。私辞めるから。』作戦)」の緩やかバージョンを使ったという可能性はあるね。

と。

(なかなか鋭いところを突いていると思います。)


で、こう〆てます。

JLPGAは、2006年にスコアカードの改竄が理由で、あるプレイヤーを10年間出場停止処分にしているからね。 ・・・これ、“年”だからね。 間違いじゃないよ。

どういう処分が下るか、何“年”になるか心配して待つより、傷口に自ら塩塗ってアピールしといた方がいいかも知んないからね。



みなさんは、いかがお感じになりましたでしょうか? (^^)



ご参考:

2006年に10年間の出場停止になった女子プロはこの方です。↓

キョンエ・イ (李慶愛; 日本名: 滝浪 愛) (wikipediaより)



もういっこ。

ご本人のブログです。


エルドラドの15番ホール


先だっての 「エル・ドラドの13番ホール」という記事で、ホール攻略法を考えてみました。 って記事を書いたのですが、その時に、このホールも写真を撮ってきました。(^^)

このホールは、私が苦手にしているこのコース全体をさほど苦にしていない友人が、なぜか大の苦手にしているホールです。
面白いことにこの間の13番とは逆で、このホールは私にとっては相性がよいホールです。
飛距離も同じくらいだし、同じフック系統の持ち球なのに。 ??

ということで、このあいだと同じ思考/志向でちょっと考察してみようかな、
という趣向です。

参照: エル・ドラドのラウンド記録の記事



13番よりも少し短い、377yのパー4で、グリーン左に池があり、グリーン手前をクリークが横切っているレイアウトの、実は決して易しくはないホールです。
(ちなみに白ティーからは362yです。)


今回は、先にまずレイアウトを見ていただきましょう。



このホールは、真っ直ぐで攻めることができますが、ティーショットがほんの少し左にカーブ、そこからグリーンまではほんのわずかに右に戻すような感じになっているんですよね。
今回も、カーソルを画面上に当てていただくと、理想的なティーショットでパーを取るルートを示した白線が出るようにしてあります。


ティーから見た景色はこんな感じです。↓

画像をクリックで拡大します。


ここも実は、遠方に見える右サイドの枝が張り出した木がちょっと曲者なんですよね。


ドライバーで打つあたりの距離に向かって木が迫っていてフェアウエーが狭まっているのは、遠近法だけが原因ではありませんで(笑)、レイアウト図の方でも見ていただけますとおり、右サイドから大きめの木が何本か張り出してプレッシャーを掛ける感じで実際にフェアウエーはグッと狭まっています。


私の友人の場合は、気持ち的に苦手意識を持ってしまっている感じで (私の13番みたいですね。(^^;)、普段打たないようなミスショットも飛び出します。

普段は、ドライバーの飛距離は私と殆ど変わらない距離を打てますし、アイアンなんかは逆にいつも私より1クラブ小さいのを選択して打ってるくらいですが、このホールに来るとドライバーは飛ばなくなるし、得意のはずの 3Wも曲がったりしちゃうんです。

ゴルフって、ホントにメンタルゲームですね。


グリーンと、フェアウエー右側の木と、グリーン左の池と、右サイドのフェアウエー・バンカーが見えるように撮った写真がこちらです。

画像をクリックで拡大します。


こう見ますとフック系の人にはなんとも邪魔な感じの木で、ドライバーが
200yぐらいしか飛ばないとえらい邪魔になります。

しかしながら、ベストのドラバーが打てて、あと+40~50y飛べば、上の白線のベスト・ルートのように
大きな木はラクラクと通過して、残りは、100~135yぐらいのアプローチ・ショットですから、さほど難しくはありません。


もう一度、レイアウト図で整理してみます。



緑色の楕円のエリアが、狙うべき“安全ゾーン”です。
対して黄色の楕円は特に注意すべき“フェアウエーでもトラブル”ゾーンです。


黄色線のようなスライスでイケないことも無くはないですが池越え、しかも池とグリーンの間には池の淵に岩とブッシュがあるていどでフェアウエイがありませんので距離の許容範囲がとても少なくて、距離的にも160~180yぐらいの中距離になりますし、たとえスライスが得意であってもとても狙えるショットではありません。

結局、図にマウスのカーソルを乗せると出てくるピンク線のように、クリークの前にレイアップして3オン狙いに切り替えることになってしまいます。


レイアップした場合に見えるグリーンと、左の池と、手前のクリークは、こんな感じです。

画像をクリックで拡大します。


この日のピン・フラッグ(グリーン手前寄り)のちょっと左の、手前寄りのところに赤杭が見えますので、池が少し食い込んできているのがわかりますね。

ウエッジって言うのは、一般的なミスとしては引っかかるミスが出やすい
クラブですから、少しプレッシャーになるかも知れません。



で、実はこのホールの攻略にはちょっとしたコツがあります。

画像をクリックで拡大します。


ここに書き入れました緑色の楕円のスペースを通るように低く打ちますと、あっさり木の向こうへ抜けてくれて、2打目がものすごく楽になるのです。

木の枝の下の空間の高さは、意外に高くって おそらく20数フィート(約7m)ぐらいあるんじゃないかと思います。


ですから、ドライバー・ショットが200y付近から向こうにかけて、弾道が低ければ木の向こうへ抜けていってくれる範囲は、けっこうフェアウエーいっぱいに使えるんですよね。

私の友人のドライバーの弾道はどちらかと言うと普通に高い方なので、右の木が必要以上に邪魔に感じてしまうんですね。

私は弾道が大概の場合は低めなので、狭くなっているフェアウエーとは言え、フェードも必要ないですしストレスなく打てるのが、功を奏することが多い原因のようです。(^^)



・・・とはいえ、実際にはティー・ショットが曲がることも多々あるわけでして、写真を撮ったこの日のラウンドでは、

(マウスのカーソルを画像に乗せて下さい。)


この図のピンク線のようにドライブが左へフックで、セパレーションの木の中へ丘を登りながら転がり込んでしまいました。

そこから木の間を回して8番アイアンで打った低く大きく曲がるバナナ・フックは、クリークを少しだけ越えたところの、グリーン右サイドのフェアウエーが作ってある部分に止まりました。
よく見えなかったのですが、クリークをバウンドで飛び越した可能性もあります。(^^;


グリーン手前から3打目のアプローチは、低く転がしを使うPWのチップ・ショットでカップの右手前1歩へ。
パーが拾えたのでした。


得てして、相性の良いホールって言うのは、こういうラッキーになりがちですよね。


「Golf is 90% mental, and the other 10% is mental.」とは、よく言ったものだと思います。
( ↑あれ?違うかも?(笑))



5/12/2010

エリカが死んじゃった・・・


非常にショッキングなニュースが今日、LPGAを駆け巡りました。


ご記憶でしょうか?
以前、この記事(←クリック)で取り上げました、とてもかわいいカリフォルニア・ガール、エリカ・ブラスバーグちゃん。



ネバダ州ヘンダーソンの自宅アパートで亡くなっているのが見つかったそうです。


(写真をクリックすると、元記事に飛べます。)



警察や、エージェントからはまだなにも発表がない状態。

自殺と見る向きもあるようですが、お父さんはつい最近の彼女の様子から、自殺は考えにくいため、殺人事件の可能性も考えていらっしゃるようです。


彼女をよく知る人も、ゴルフ場でのことは非常に上手にパッと切り替えて、日常生活に引きずらない子だったと言っていますし、

ついこの間メキシコで行われたトーナメントにマンデーから出場して決勝に残り、44位に食い込んで賞金をゲットしたばかりだったし、非常に意欲を持ってゴルフをしていた、ということで自殺は考えにくい、

とは、お父さんんの弁。


彼女は、アリゾナ大ワイルドキャッツ時代には2年間で6勝を挙げる活躍をしていますし、

過去記事でも触れた今をときめくプーマの専属モデルに選ばれている他、クリーブランド・ゴルフ、カシオともスポンサー契約していて、これからが大きく期待される若手プレイヤーだったんです。


まだ、若干25歳。


続報が出次第、こちらでもフォローして行こうと思います。


(写真をクリックすると、別の元記事に飛べます。)



まずは故人となってしまった美しい彼女に、R.I.P.・・・。