昨年末に倒産の申請をして売りに出ていたYes! Puttersを、Adams Golfが買収しましたですね。
http://www.mygolfspy.com/adams-golf-buys-yes-putters-auction/
昨年9月のフェデックスカップでジム・フューリックがYes!のソフィア・パターを$35で買ってプレーオフに勝ち 1,135万ドル(約10億円ぐらい?)を獲得したことを記事にしましたが、あの時も中古でしたもんねー。
買収額が、150万ドル。 負債が260万ドルぐらい?
ジム・フューリックが買うってわけには・・・ 行かないんでしょうけどね。 (^_-)
(PumaがRife Putterを買収するのも、もうすぐだそうです。)
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これは、「2段グリーンは上の段を狙え?!」という記事の一部焼き直しのような形になります。
2段グリーンが一番わかり易いので、前回そのグリーンの段差を目測する方法をちょっと考案してやってみた記事をアップしたのですが、それを見た「パット・エンミング教本」の著者、細貝隆志さんから、「指を使って測るのは良いアイディアだが、DMMPパターグリップのような感じで、パターに粘着テープで印を入れたらどうか?という非常にナイスなアイディアをいただきました。m(__)m
指が太ると距離感が変わってしまうのではちょっと原始的過ぎましたですね。(^^;
もうちょっと測量的にやってみようじゃないか?ということで、自分なりにアレンジしまして、できるだけさりげない方向性で、と思いまして、編み出しましたよ!
私がもともとパター・シャフトに貼っていた、鉛テープを利用する方法です。
まずは、こちら。
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写真のガラス・ブロックは、それぞれがぴったり 1フィート四方で出来ています。
(余談ですが、これは私のオフィスの外側です。(笑))
私が好んで使っております鉛テープは、実は幅がぴったり 1/2インチで出来ています。(日本で買った日本製なんですけどね。)
腕を伸ばしパターをプラムボブのように吊った状態で視認しまして、この二つがぴったりに重なる位置は、私の歩幅で15歩の位置でした。
同様に、前後に歩いて探してみますと、1/2インチの鉛テープ2枚がガラス1枚(1フィート)に重なるのが8歩、1インチ(鉛テープ2枚分)がガラス3枚(3フィート)に重なるのが、22歩の距離に立ったときでした。 ( ← 後に、7.5歩と22.5歩が正しいと判明。)
つまり、(私の目の位置ではなくて)パターを吊るす位置で考えますと、それぞれ7歩、14歩、21歩の距離で、比例していますから大体こんなもんでしょう。 ( ← 正しくは目の位置から比例します。)
かなり正確な測量準備、ばりばりOKです。 (^^)
実際のグリーンへ行きますと、前回の記事のような分かりやすい2段ではないので、いろいろと試行錯誤する必要が出てきます。
例えばこの練習グリーンの写真のようなラインの場合。
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幸いに、木の影がグリーン上に落ちていますので、写真でもなんとか傾斜がうかがえますね。
傾斜が緩やかですと、段差が分かりにくくなります。
それから、段差が斜めだったり、うねっていたりしますと余計に分かりにくくなります。
そしてそれよりも以前の問題として、段差の高さを目測するには、グリーンの外に出るなどして、目線をグリーン面に近づける必要があります。
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目線を下げますと、けっこう段差が見えてきますね。(遠くなりますが。)
旗の根本(カップ)は見えにくくなって来ますので、分かりやすくするためにカップの横にもうひとつのボールを置いておきました。
(拡大して見てみてくださいね。)
それで、これを15歩下がった位置から見た写真がこれです。
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本当はね、もう少し低い目線で構えて写真を撮りたかったのですが、この練習グリーンの周りは割と平坦なので、無理でした。
多少の誤差を承知で写真を見ていただけますと、高低差が鉛テープで約1枚半(1/2 + 1/4 = 6/8インチ)に当たっていることが分かります。
換算で言いますと、1.5フィート(約45cm)の高低差がある訳ですね。
この見積もりが大体合っているとしますと、細貝さんの「パット・エンミング教本」にあります「1/10法」に照らし合わせまして、15フィート分、上増ししてストロークすれば良い計算になります。
15フィート(約4.5m)って言うのは、私の歩測で言いますと 6歩半ぐらいです。
ですから写真の約11歩のパットは、段差の手前部分の登りも計算に入れまして、約18歩の強さで打てば良い計算になりますね。
細貝さんに別なメールで教えていただいた解説に拠りますと、グリーンの高低差を見る場合には、グリーンの外から16メートル尺度を基準に高低差を見るようにし、さらに目線を下げて8メートル尺度を基準に細かく読み直すニ段構えが良いのだそうです。
さらに場合によって4メートル尺度なども場合によって組み合わせると良いとのこと。
(ご参考方。m(__)m)
もちろん、通常のパッティング感覚では非常に読みにくい、高低差の大きな傾斜の強いラインや2段グリーン(or 3段グリーン)の時のみに行えば良いわけで、プレーの遅延には全くつながりません。
(ひとつ、まだ私も検証中の事象がありまして、15歩下がるってお前、どこから数えて15歩下がったのよ?っていう問題があります。 短い段差なら仰角も小さいですしまぁ目線を十分に段差の高さに合わせていれば段差内のどの辺からでも問題は少ないと思いますが、スロープ部分が長い場合も含めて今後の課題として最適化して行きたいと思います。)
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で、ですね。
「換算がめんどくさくてワケ分かんなくなっちゃう!」ってご感想はあろうかと思うんですよ。
(決してどこかの某8さんを名指ししているわけではありません。(^^;)
実は私自身、ちょいとそんな感じもありますのです。
それを見事に解決してしまうのが、こちらです。
名付けて、「パットの強さ測定用スーパー鉛テープ yspz式セットアップ」。
(↑ 名前付ければいいってもんじゃ無いんですけどね。(笑))
画像をクリックで拡大します。
是非、拡大して詳しく見ていただきたいのですが、シャフトのステップの下の位置から、1/2インチ幅の鉛テープを3枚と、半分の 1/4インチ幅に切った鉛テープを1枚、写真のような位置で貼ります。
一番上のテープ 1枚はステップの下から1/4インチ下がった場所に。
続けてくっ付けてもう 1枚。
さらに 1/4インチ間を空けてもう 1枚。
最後に 1/8インチの間を空けて 1/4インチ幅のテープを 1枚貼って出来上がりです。
写真の、シャフトの右側に入っている数字は、全部 1/8 ~ 16/8 (16/8はつまり2インチ)と言う風に、分母を1/8に揃えて、分子の数字だけ書いてあります。
換算は一気に忘れてすっ飛ばし、段差を測ったときに示すこの右側に出ている数字をそのまま歩数分にして、打つストローク幅を足し引きすれば良いようになっているんです。
ものすごいシンプルですね! (^^)
ただしこの数字をそのまま使うには、14歩離れたところから段差を見ることが条件になります。
(仮に7歩の位置から見て使うときには、この数字の半分で足し引き(21歩なら50%増しの数字で足し引き)することになりますが、実際グリーンに行ってみますと、14歩(約10m)以上は離れた位置から見ないと段差の認識がしにくいです。)
これで段差を見て、例えば段差が「7」の幅だったとしますと、歩測した歩数(例えば11歩)に登りなら+7歩、下りなら-7歩して(それぞれ18歩、4歩になります。)、打つストロークの幅を決定するだけです!
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私の歩幅はちょっと半端な70cmですので、これをフィートに直した場合、例えば10フィート分強く打とうと思った場合、10フィート = 約3.048m、・・・これを ÷ 70cmで、大体4歩(2.8m)か。
という暗算をしていたわけですが、実際には4歩ですとちょっと足んないですよね。
2.8mと10フィートの誤差は、2.8/3.048 = 0.918で 約92%程度です。
一方これを補正するために、本来15歩で測るところを14歩で測りますと、14/15 = 0.933で、これが 約93%なんですね。 その分、数字が大きく出ます。
(同様に、7.5歩は7歩、22.5歩は21歩で代用しますと、これもそれぞれ約93%になります。(^^))
今度は、ほんの1%の差しかありません。
ですから、14歩の距離からこのパターで測り、目盛りの数字をそのまんま歩数にしてストロークの加減を決めれば良いというわけです。
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我ながら、ビックリするほどシンプルなツールが出来ました。(^^)
画期的です。 (←ひとりで悦に入る。)
上の4枚目の写真を見ていただきましても、普通のパターでプラムボブをやってラインを読んでいるようにしか見えませんでしょう?(笑)
(って言っても、大概しゃがんでいるかも知れませんが。)
そんで持って、暗算で計算する必要もなし。
目盛りを読んで、その分を打つ歩数に加えたり差っ引いたりするだけです。
これを使って、実際のグリーンで試してみて、グリーンの高低差を読んだのと実際打った結果がどのくらいの差が出るか、経験値データを積み上げて補正を入れていこうと思ったりしてます。(^^)
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追記訂正です:
いつも私のブログにコメントを下さるtrimetalさんから間違いのご指摘をいただきました。
ひとつは、(8歩の位置から)
☓ 鉛テープ1枚がガラス2枚
◯ 鉛テープ2枚がガラス1枚
という書き間違いで、こちらは本文修正済みです。(^^;
もうひとつは、
パターの位置から見ると、7歩、14歩、21歩となって比例すると言う記述になってますが、目の位置と鉛テープの固定三角形として、目の位置からターゲットのガラスブロックまでの距離を変えた場合に、目の位置を頂点とした三角形の比例計算ですので、パターの位置ではなく、目の位置からターゲットまでの距離が比例するのが正しい論理かと思います。
ですので、この実験では、15歩が正しいとすれば、その前後の歩数はそれぞれ、7.5歩、22.5歩となって、0.5歩程度の誤差はありますが、概ね正しい結果だと判断できます。
という物理的にもっともなご指摘です。
(↑ ちゃんと考えてから書こうよ、Zくん。 と素直に思いました。(^^;)
実際には写真をとった15歩(そして補正用に14歩で使う)をメインに使う予定で(写真を取るためにも)なんども歩測しましたが、
8歩と22歩は実測しましたもののあまり丁寧ではなかったようです。(^^;
(っていうか、最初っから計算で出せばよかったんですよね。(x_x))
trimetalさん、私のそそっかしい記事に、いつもありがとうございます。m(__)m