10/04/2011

空振り?素振り? Kevin Na


シンボリルドルフが亡くなってしまいましたね。

30歳ですから馬としては天寿を全うしたっていう年齢だと思われますけど、・・・好きだったなぁ。


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では本題に。

先週のジャンスティン・ティンバーレイク招待で、ケビン・ナが優勝しましたね。

何度も2位があって苦労した末の悲願のPGA初優勝だったそうで、こういう感情こもったポーズになったらしいです。



ご存じの方はご存知と思いますが、この人はPGAでも指折りトップに挙げられるスロープレイヤーだったりします。

いつぞやの調査(今年のお話)では、50%以上のショットで規定の40秒を大きく超えているという常習犯で、ペナルティーが課されていないのはゴルフ界のためにならないと思わされるレベルです。


で、そのプレー振りっていうのは(パットの時に顕著なんですが)ショットの時に再三にわたって仕切り直しをするんですね。

何度も。
納得行くまで。

打つのかと思ったら、打たない。

キャディーにつきっきりで方向まで見てもらってセットアップして、・・・打たない。(笑)


まぁ、こういった説明は不要かもしれないのですが、この人はそういったことを日常的にやっているという経緯があって今回の珍事が起きました。


こちらがその記事 (と動画)。↓

Kevin Na Whiffs And Wins


3日目の15番ホールなんですけどね、見事なまでの空振りを披露しました。


動画はこちらでも。 ↓



まぁ、見たまんまなんですが。(笑)

どう見ても、申し分のない見事な空振りです。
ルーリングとしては、本人の申告通りに空振りではなく素振りの扱いになっています。


曰く、

「あのショットは仕切り直すべきだった。 僕はいつも仕切りなおしているんだけどね。」
「なにかがしっくりしていない、って感じたら仕切り直すんだ。」
「あの時はスイングに入ってしまってから、まずいと思った。それで、スイングを止めようとしたわけだけど、止まる訳はないからそのまま振って引き上げたんだ。」


ルール上、ボールをストロークして打つ意思を持って振ったのでなければ、ボールの位置にスタンスを取って素振りしてもストロークとは取らない、すなわち1打として数えないことになっているのは事実です。 意思ですから、本人の申告制ですね。


ともあれ、プロとして、これをやってのけてしまうナにはいろんな意味で感心してしまうといいますか、感心いたしません。(^^;



本人にとっては悲願の優勝かも知れませんが、ゴルフ界にとってはこの優勝は良い優勝ではなかったな、と(正直)思いました。



※ みなさんからも色々とご意見を伺うことができました。

私としては、この空振り自体については「ルール上もはっきりとストロークとみなさなくても良い」という結論で良いと思います。

しかしながら、ケビン・ナのスロープレー振りは普段から目に余るものがあり、このストロークではなくて時間遅延のペナルティーを受けるべきだと思っています。
40秒以内に収めようとしていれば、このような馬鹿げた素振りは起きないはずだとおもうのです。

9/29/2011

ちょっとすごいよ、ロジャーさん。


プレジデンツ・カップのメンバーを各キャプテンが決定しましたが、米国キャプテン、フレディ・カプルスの選択が物議を醸していますねー。


プレイヤーズ・チャンピオンシップを勝って同時にFedExカップも獲得したビル・ハースがラスト・ミニットで選ばれたのは良いのですが、

今年のPGA(全米プロ)に勝ち、ルーキー・オブ・ザ・イヤーは確実、もしかするとプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるかも知れないキーガン・ブラッドレーが選ばれなかったんですよね。

Couples and Norman (Officially) Make Their Captain’s Picks


彼はルーキーで、昨年のポイントが無いのでランキングでは20位にしか入れなかったようです。

で、キャプテンズ・ピックのもう一人は誰だったかと申しますと、言わずと知れたタイガーです。
もちろんタイガーはランク外もランク外、25位にも入っていません。


ぎりぎり落選した11位のブラント・スネデカーが弾かれたのは、まぁ、文句言う人少ないかも知れませんけれども。(ちなみにビル・ハースは12位です。)


これはフレディとしては難しいところですねー。
ビル・ハースがガガっと食い込んで来なかったら、ブラッドリーだったのでしょうけれど・・・。

私には、「タイガー外せばいいじゃん。」と簡単には言えませんです。



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さて、話題変わりまして。

このビデオはすごいです。 ・・・まずは百聞は一見にしかずで。 ↓




なんだこれ?

キャロウエイの64度のウエッジかな?と思うのですけれどもね。

立っているロジャー・クリーブランドさん (←以前の記事)、6フィート3インチ(約190cm)のフィルとそんなに身長変わんないですから185cmはあろうかという大男なのですけど、その上をわずかサンドウエッジ1本分離れた距離 (35-36インチでしょうか) からフィルがウエッジのフロップショットで越えようっていう曲打ちを披露している動画です。

打ってるフィルもすごいにはすごいんですけど、ロジャーさんの“馬鹿げているほどの度胸”とフィルへの信頼感がとても私には信じがたいですね。


自分の設計したウエッジへの揺るぎない信頼感がこういうことをさせるんでしょうか?


だって、フィル・ミケルソンがいくらいいプレイヤーだからって言ったって、トーナメント観ていてもミスショットを打ったりして居ることもあるわけじゃないですか?


このビデオ、プレッシャーを避けるためかなんかわかりませんけど、フィルはロジャーさんに促されたショットの説明をしゃべりながら、心の準備もへったくれもなく会話中にいきなり打ってます。
打った後もそのまましゃべってるし。(笑)


ロジャーさんがショット後にぼそっと言ってるコメントが、またこれ。

「俺、まばたきしなかったよ。」

ですからねー。(笑)


フィルの返事が、「ボールが越えた頭の上、そんなに余裕なかったよ。 わははは。」で、

二人揃って、「わははははは。」って。


・・・なんかズレてるよ、おっさんたち。(笑)


事前のフィルの説明もフィルの説明で、「もし僕がここでこう手を止めてフロップを打とうとしたりしたら、リーディングエッジの歯がボールを打つことになって、あなたはボールを食らって痛い目に遭うことになります。」 (「このショットのカギはリーディングエッジを低く保つこと。」) とか言って、二人で笑ってますし。




なんかすげーなぁ。 と思いました。

やっぱりね、世界のトップに立つ人たちってのはどこか、私のような凡人には理解しかねますね。(^^;



9/27/2011

Pitch-Pro グリーンツール


これねー、2年ぐらい前に知ってから、ずーっと欲しかったんですよ。

ピッチ・プロ (PitchProGolf.com) のグリーン・ツール。(^^)

クリックでサイトにリンクしてます。


ごらんのような一本足のグリーン上のピッチマークを直すツールです。


私のゴルフブログを訪問なさってくださっている方々はご存知の方が多いと存じますけれども、いわゆるグリーン・フォークの使い方を間違っていらっしゃる方も少なくないんですよね。


こんな感じで。



一番多い間違いは、ボールの落下で出来たピッチ・マークの凹みを、刺したフォークをテコのように使って持ちあげてしまう間違いです。

地面の下に空間を作って持ち上げてしまいますし、芝の根を切って殺してしまいます。


正しくは、ボールでぎゅっと押し込まれた方向にフォークを刺して、元の位置に戻すように横に押し戻すようにしてて直すのですが、それだけではなかなか元通りになりませんので、ピッチマークの周辺を単純に何度か刺すようにして整え、最後にパターヘッドのソールなどでトントンと平らにして直しますよね。


このピッチ・プロでやりますと、この ↓ ようになります。

http://www.pitchprogolf.com/how-to/
(↑ クリックした先の動画をご覧下さい。)


またはこちら。 ↓



シュッ、シュッ、シュッって刺していくだけで、あらあら?って感じで綺麗に直るんです。
まぁ、2本足でも同じように刺していけば上手く直るんですけどね。


このピッチプロ、値段も1つあたり50セントもしない優れものなんですが残念ながら500個以上でオーダーしなくっちゃ買えないんですよねー、PitchProGolf.com からですと。(x_x)

探してもなかなか無いんです。



それでですね、その欲しくても入手出来ずにいたピッチ・プロを、お友達のスノーマンさんのブログ記事に、スノーマンさんのホームコースが採用なさって無料配布しているって出てきて、「いいなぁ、欲しいなぁ!」っておねだりのコメントを入れたら、

とても優しいスノーマンさんが、10個も送って下さいました。(^^)

画像をクリックで拡大します。


他にもボール・マーカーとか、キャディラック・ロゴの使いにくい万能ナイフ型ツール(笑)とかを入れてくださっています。

あと、ホームコース配布の旧型ですかね? GreenFix Composite GFC1のグリーンツール(写真左端)とか、盛りだくさんで送っていただきました。(^^)


スノーマンさん、ほんとうにありがとうございます!m(__)m

すごく嬉しいです。(^^)


せっかくですから、私の友人たちに配りましてそこから認識が拡がるように、グリーンを傷めない一本足のピッチ・プロ・グリーンツールを、グリーンスピードの速いスノーマンさんのホームコースと合わせて紹介していこうかと思います。(^^)