DeBell GC の 11番ホールのグリーンです。 典型的な 2段グリーンの手前側にカップが切られていました。
カップの左後方の 2歩ぐらいのところに写っているのが私のチップショットしたボールです。
ここは典型的な南カリフォルニアの古いコースで、今週 US Openが行われている Torrey Pines のSouth Courseと同じKIKUYA芝で、非常に根が強くて逆目になっていると小さい 10-15yのチップショットがとてつもなく難しくなります。
写真を撮ったちょっと後ろ辺りから 15yのアプローチが残っていたのですが、このショットはカップの後ろの斜面の中腹めがけて 25yくらい打ちました。斜面で転がり戻す作戦です。
この方が少し強く打てますので、逆目の芝にストロークが負けにくいのでそうしました。
KIKUYA芝は本当に厄介です。
この時期は、1月の Farmer's Insurance トーナメントの時期と違って芝も元気に強くなっていますから、KIKUYA芝のラフを丁寧に伸ばした US Openでは面白いシーンが見られると思います。
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私のウエッジは、TaylorMade の Tour Preferred EF Wedges というクラブで、2015年ごろに
出たモデルです。
EFというのは、Electro-Formingの頭文字で、電解加工してグリーヴの溝を成型したプレートをフェース面に嵌め込んであります。
この嵌め込まれたプレートは、ニッケルとコバルトの合金でできていまして、これがめちゃくちゃ硬いんです。
長年使っても溝がピンピンのままで、私のようなアマチュア・ゴルファーには懐にとてもやさしい優れものウエッジです。
硬くてすごく削りにくいので、電気加工で成型しているという訳です。
(タイガーはほぼ毎週ウエッジを新品に変えますし、ローリー・マキロイもトーナメント 2回か3回でウエッジは新品に入れ替えるそうです。ウエッジの溝はもはや消耗品ですね。以前は一本一本にクラフトマンの削りが入ったりしていましたが、3D測定でデータ化して毎回同じものがNCマシンで作れるようになり、頻繁に取り換えることが可能になった模様です。)
私のようなアマチュア・ゴルファーはそんなに頻繁にウエッジを買い替えるわけにもいきませんので、こういうウエッジはとてもありがたいのですが、残念ながらあまり売れなかったそうでなくなってしまいました。 後継機種にもニッケル・コバルト合金のプレートが使われているウエッジはありません。
こちらが私の、GW(50度)、SW(54度)、そして LW(58度) です。
新品時には、PVDコーティングというとても薄い層が表面にかかっていた(主な打球点じゃないフェースの上の方や先の方の色が濃くなっているのが見えるかと思います) のですが、そのコーティングは無くなっているものの、ニッケル・コバルトの合金プレートの方は溝がしっかり擦り減らずに利いていまして、とても具合が良いのです。
バックフェース側は鉛テープを貼っちゃっています。
左から 58度、54度、50度です。
バンス角は、写真ではちょっと見えにくく写っていまして、
左から、10度(58度)、11度(54度)、9度(50度) になっています。
あまり差がありませんので、SWが突出してバンス角が大きいということもなくて、同じ打ち方でクラブを変えて距離の打ち分けに使うには好都合です。
(『足45度のチップショットの最大幅を拡大汎用』というポストをご参照ください。)
スペックも多種多様に揃っていて、とても良いウエッジだったはずなのですけどねー。
スペック
ウエッジのソールとかはだいぶ傷んできましたが、グルーヴ溝だけはまだまだピンピンです。(^^)
新しいウエッジにしたい気持ちもあるのですけど、まだまだこれで行っちゃうなー。
溝が減りにくいやつをまた出して欲しいです。