2/05/2022

PXG 0211 COR2 Irons (2019), 6I ~ PW

こちらは El Prado GCのButterfield Stage コース の 9番ホールのティーから後ろを振り向いて撮った写真です。ローカルの小型飛行機用の飛行場跡なんですかね?
その後方の山々には雪が被っていて、とても綺麗です。


右寄りの手前の頂上が尖っているのが Cucamonga Peakで、その左の奥側が Mt. Baldy とMt. San Antonioです。
ゴルフしていると前ばっかり見ますけれど、後ろも振り返ってみないともったいないですね。

この日はトーナメントの下見ラウンドに来ていた 14歳のジュニアゴルファーと一緒にプレーしました。日系アメリカ人の女の子で、実によく飛ぶし綺麗なスイングをしていました。(うちの娘と同い年。) 
SIM2ドライバーとFW、P790のアイアンを使っていまして。私より飛んでいるんじゃないかと思います。(私は青ティーから、彼女はトーナメントに合わせて赤ティーからでしたので大体ですが、いつも 2打目を50-100y後ろから打つ感じ。(笑))
その子のお父さんに誘われまして、今度また別のコース (Tukwet Canyon GC (Morongo) の下見ラウンドに行くので一緒にラウンドしませんか?って誘われてしまいまして。
...せっかくなので行ってきます。(^^)


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例によって「今さら?」な 2019年モデルの購入です。(笑)

Cleveland LAUNCHER UHX Utility Irons の5番アイアンがかなり感触良くて、「こんなに楽だったのか!」って気が付いてしまいました。(笑)

そんな折も折、久しぶりに一緒にラウンドした友達が持ってたアイアンがすこぶる良くて。
ラウンド中に 4-5回使わせてもらいました。
その時は、ちょっとシャフトが軽すぎるかな?(Accraの 70i )っては思いましたのですが、間違いなく forgiveness (許容度)という点では小さいミスに対してめちゃくちゃ強いことを肌で感じました。

ということで探しまして...


ちょうどよく、93gくらいのシャフトのものがありましたので、さっそくゲット。
(2021モデルも今キャンペーン中でPGXのウエブサイトで新品を一本 $77で入手できますが、同じくらいの値段かかっても 2019年モデルの方が好みでした。友達が持ってたのも2019年モデルの方でしたし。)


まだ練習場のマットで打ってみただけですけど、もうね、全然良いです。
こんなに違うのか、って思いました。
もちろん芯で打ったらそんなに変わらないのですけど、許容度がすごく違いました。

0311はトライポフォビア的な意味で敬遠いたします。(笑)
値段が高いのも敷居が高いですし。


なんかこうして 5本しかないとこ見ますと、アイアン「セット」って感じでもないですね。
PWはこれでなくても良いので4本でもいいくらいです。


特に良さそうだな、と思いましたのはバンス角が大きめに付けてあるところです。
アイアンのバンス角って日本では注目されませんし、実際にも日本で売られているクラブにはバンス角が小さいかほとんど付いていないモデルが多いそうです。

洋芝の上で打つ場合、ボールが若干沈んでいることも少なくありませんし、アイアンのバンス角はラフから打つ場面とかでも、格段にお助け機能のクラブになってくれると思います。



シャフトは、写真ではスチールっぽい色をして見えますが三菱のアイアン専用シャフト「OTシリーズ」の、OTi 85 Sっていうシャフトで重さは 93gです。
(日本だと同じOT-i シリーズのシャフトのカラーリングは黒基調なのかな?)

こないだの5番アイアンの記事のときに 8種類ぐらいのシャフトを試打してみたのですが、今のスイングの状態では、90-110gぐらいが安定して打ちやすい感触がありました。70-80gだとスピードは上がるけど安定感が犠牲になる感じ、かつて好んで打っていた 120-130gは今となっては重すぎて安定感に欠けます。 DRも 3Wもシャフトを軽くしましたからね。ウエッジ類とも合わせて、感覚と数字が辻褄合ってる様に思います。もちろん長さとの兼ね合いもありますが、標準的な長さ前提で。


バッグの方はこうなりました。
アイアンが 5~9番の 5本、ウエッジが PW~LWの4本です。写真には 58度がソール違いで 2本入ってまして 5本写っていますが。
(ときに近頃は、PWはアイアンセットに数えられていて、こういう場合はウエッジ 3本と日本では表現されているって聞きました。マジですか?
ピッチング・ウエッジはいくらなんでも「ウエッジ」なんじゃないの?って思います。)


KIKUYU芝のコースのときは D-Grindの58°、それ以外は V-Grindの 58°を使うようにしています。


ちょうどほとんど隠れてしまっていて見えないウエッジが、V-Grindの 58°です。ソール形状は 58°の横に写っている 54°が V-Grindですので、これと同じ感じです。

2つ前のバッグ全体の写真に SIM Max-Dドライバーが入っていないのには事情がありまして、この件はまた別途。(笑)

キャディーバッグの中身の見た目がガラッと変わりました。
これから各アイアンの距離感を掴んでいくことになりますが、ロフト角は判っていますのでそんなには時間かからないと思うのでが、どうでしょう?

あ、そうだ、メモしておかなくちゃ。


今まで使っていたAdams IDEA MB2 と比較して、PWが 1°立ってて、9番は 2°、8番 7番 6番は 3°立っていますから、6~8番は 1クラブぐらい距離が多くなる感じでしょうか。
特にキャリーの距離感がラウンド的に重要なのは 9番アイアン以下ウエッジですので、まぁ大丈夫かなと思っています。 

コースに持っていって打ってみないと。(^^)


2/02/2022

TaylorMadeの STEALTHドライバーを試打

2/02/2022:  STEALTH 9°の試打をした件、↓ 下方に追記しました。

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いつもの友達と、Green River GC
気持ちの良い打ち降ろしの 1番ホールのティーで待っているところ。


南カリフォルニアでこういう雲が出るのはとても珍しいので写真に。

このコース、以前は 27ホールあったのですが、18ホールに減りました。

写真左の方へ緩くドッグレッグしていきます。
右へ行くと突き抜けてしまって木が邪魔になりますので、ドローボールで伸び伸び打って行きたいところです。ただしフェアウエー左サイドにもでかい木がありますのでそれは右か左に避けるように神頼みして。(笑)

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ちょっとゴルフショップに立ち寄ったところ、話題の STEALTHドライバーが置いてありましたので、試打コーナーで打ってきました。

まだ値札がついておりませんで売ってはいないみたいなのですけど、試打用クラブが用意されていまして。

これ全部試打用クラブ (発売日前)

ずらっと。HDだけ見当たらないかな?
試打コーナーにも何本かありました。


こちらのロフト 8°のSTEALTH +(プラス)と、



あと、STEALTHの 10.5°が打てそうでしたので、この2本を打ってきました。

普通のSTEALTHの 9°が一番打ちたかったのですが、それはちょっと見当たらず。
お店のどこかにあったのかと思われますが。


お店の測定器は、GC Quad Launch Monitor です。


まずは 8°ロフトのSTEALTH + (プラス)、かちゃかちゃはスタンダード位置。
シャフトは Kurokage HYの 60Sですかね。

よくスイートスポットで当たった感覚だったデータをいくつか。




スピンレートは2,000 ~ 2,200rpmと理想的ですが、Launch Angleが 13.5 ~ 15.5° と少々低め、足りません。(16−18°くらいに収まってほしいのですが。)
やっぱりちょっと 8度はきついな。


次は 10.5°ロフトのSTEALTH、かちゃかちゃはスタンダード位置。
シャフトは Ventus Redの 5Sでしたか。

こちらもよくスイートスポットで当たった感覚だったデータをいくつか。






こんどはLaunch Angle は 17.4 ~ 19.9° とちょっと高めですが、まぁまぁ。
一方、スピンレートの方は、2,500 ~ 2700rpm台と高めの数字が出ています。
(ひとつ、1,593rpmで、260y飛んでるデータがありますが、測定ミスじゃないかな。スピン量そんな低くないと思うわ。)

私のヘッドスピードですと、Launch Angle 17°、Spin Rate 1,700rpmで最大飛距離が望めるらしいので、理想的には Launch Angle 16 ~ 18°、Spin Rate 1,600 ~ 2,200rpmくらいのデータが出るドライバーが良いのですけれど。

やはり予想していたように、STEALTHのロフト 9° (もしあれば9.5°でも可。) がスペック的には合っていそう。

でもね、正直そんなに夢のドライバー、ってほどにバカっ飛びするわけでもありませんでした。「曲がらない」って噂でしたけど、打ちそこねればちゃんと曲がりますわよね。
結構当たったな、上手く打ったな、っていうときにちょっと左へドローしていって少々逸れるのは、私のドライバーショットの癖なのですが、STEALTHでも同じ傾向でした。

十数発ずつ試打しただけではコースでどうか、っていう本当のところまでは分かりませんが、SIM2のロフト9° で十分同等に打てるような気もしています。

その確認がある程度できたというか、少なくとも目星がついた試打になりました。
それだけでも良かった。

とりあえず、とても性能のよいドライバーには違いないと感じました。
打球音も良いですね。好きな音です。
SIM2 より少し高いけど、同じ傾向の音のような気がしました。

なにしろいち早く試し打ちができまして良かったです。(^^)


1/30/2022

58°のウエッジのフェースを開いて使った時の距離感の考察 (リビュー2)

 Angeles National GC、ジャック・ニクラスの設計でとても難しいコースです。


日本のコース・デベロッパーのミノル・イスタニさん (Cosmo World Corporation)っていうミリオネアの方が所有しているそうです。(--> 今はUSTマミヤが所有している、というお話も聞きました。私には定かではございません。)
ペブルビーチとスパイグラスヒルも一度購入なさって、手放した、ってことだそうでして、現在も北カリフォルニアにすごいゴルフリゾートの開発を計画中だそうです。

日本経営ということもあってか、松山英樹プロもよくここで練習しているのだそうで、プレーしに行くと「Hideki was here yesterday! (昨日ヒデキが来てたよー!)」ってコースの人に教えてもらったりします。
(いや、そりゃぁ日本語はしゃべれますけどね、お友だちとかじゃないですから。畏れ多い。)

古閑プロや丸山プロもこっちに来たときに練習ラウンドしてる、ってサンディエガンさん (今年JPGAでシード権を獲得したエリック杉本プロのお父様)からも以前 お話を伺いました。


写真で分かりますかねー?
硬くて速いので全然止まらないグリーンが、さらにポテトチップス型のすごいアンジュレーションのグリーンで、読むのが難しいったらありゃしない。


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この頃のラウンドでは、わっほーまっちゃんの日常ご推奨の「PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole (ピンポイントで厳密にこのウエッジ)」を使ってまして、本当に洋芝でもよく滑るソールだなぁ、と感心しきりでプレーしているのですが、題記の一点で距離が合わせられずにいるので何とかしよう、という記事です。


昨年末とりあえず一つリビューを書きました。
当然まだ夏芝は経験できてませんし、ほんのちょっと打ってみた段階で。

PING Glide 3.0 Wedge 58°ロフト 14°バンス Wide Sole のリビュー1

実際にコースで打ってみて、軽く感じましたので応急でヘッドに鉛を貼りました。


私の最大の関心事だった、「本当に厄介な KIKUYU芝の逆目」にこのソールはどんな挙動を示すのか? ...は、もちろん最初に試しますよね。(そりゃぁね。)

それで分かったのは、フェースを開いてセットしないといくらこのトゥルントゥルン(byわほまつ) のソールでも突っかかる、という結果でした。

でも驚異的なことに、本当に厄介な KIKUYU芝の逆目でさえも、フェースを開けば、なんとか打ててしまいます!
普通のウエッジでKIKUYU芝の経験ないゴルファーが逆目のタイトなところで打つと、1yしか飛ばないミスをしてしまう状況から、打ててしまうのはすごいです。

贅沢を言うようですが、開いて打った時の距離感を掴んで、カップに寄せるショットを打ちたい。それには普段全くやらなくなったフェースを開いて打つときの距離の指標が欲しい、と思ったわけなんです。


こちらの動画 2本を見ますと、フェースを開いた時の打ち方がふんだんに出てきてとても勉強になります。




以前 58°がバッグに入っていないときに 54°を開いて打つ CT-30 っていうショットを練習していましたが、あの場合はフェースを 30°開いた状態でグリップをしていたんです。

この 58°のワイドソールのウエッジのフェースを開いて使う時、タイトなライや、硬いバンカー、ダウンヒルのライ、などなどでは、フェースを開くのだけれども開いた状態で握り直すのではない、ハンドファーストにしてフェースを開いて使う、そしてハンドダウンでソールのヒール寄りを使う、という打ち方が紹介されています。


先日、「54°のウエッジのフェースを30°開くとロフト角は何度相当になるのだろう?」っていう記事をアップしまして、フェースを開くとどのくらいキャリーの距離が変わるのだろう?っていう検証をしましたが、その中でも、ゴルファーは開いて構えていてもある程度そのフェースを戻しながら打っているようだ、との考察をしていました。
先程の動画でも、フェースは開いて使うのだけれども、フェースは回して戻してきて使うのでボールがフェースにしっかり乗って距離もそれなりにコントロールして出していく打ち方ですよね。

つまり、以前 CT-30 で考えていたような、「単純に 60%飛ぶ」というような換算にはならなさそうだな、と考えています。

一応参考までに、この 58°のワイドソールのウエッジのフェースを20°ほど開いた時の、仰角成分はどのくらいのロフト相当になっているのだろう?ということで、また同じ方法で確かめてみました。
(30°でなく20°開いて検証した理由は、58°を30°も開くと難しくなってしまうので、20°くらいで使うことが多かろう、という想定をしたからです。)

58° を真っ直ぐセットしたとき

58°のフェースを約20°開いてセットしたとき

真っ直ぐセットした方も、実際にチップショットを打つ際には、若干ハンドファーストにしますので、シャフトはロフトを立てる方向に傾きます。

この写真で比較した範囲では、仰角成分は約 11°ほど大きくなります。写真では 70°のウエッジ相当ですね。ただ、戻してきて打つことになりますので、そこまでロフトを開いた状態でボールに入る訳ではなさそうです。

こないだの 54°のウエッジの測定と今回の 58°の違いだけで、似たような感じの結果です。


ちょうど、(KIKUYU芝ではありませんが) 逆目で下が柔らかい激ムズの動画も上がっていました。


やはりこういうライからでは、距離をコントロールするのは難しそうです。
(でも 60°がフェース開かずに打てているので、KIKUYU芝の逆目よりは多少厄介でないライの様子に見えます。枯れてますし。) 

この状況では多くを望んではいけないですね、やっぱり。

とはいえ、フェースを開いた状態での距離感覚はある程度の基準を掴んでおきたいと思います。
まずは良いライから。良いライではフェースは開かないのですが。

(この記事は、途中経過です。まだ距離感つかめておりません。)

練習場のマットからフェースを開いて打ってみてひとつ気が付きましたことは、
58°のフェースを開いて使った場合は、まだ私の場合今の段階ではキャリーの距離が安定していない、ということです。

おそらくなのですが、ウエッジをボールに向かって入れていく動作が一定していないからではなかろうかと思っています。

フェースを開いていると、どうしてもフェースを閉じながらボールへ戻してくる動きが発生します。その方が良いのですが。この時には、キャリーはフェースを開かない場合の約90%ぐらい飛ぶ感じでした。

フェースが開いた状態でグリップを握り直し、開いたまま閉じてくる動きがない入り方でボールに来る打ち方ですと、少し右へ出て上に上がり、キャリーが大きく落ちます。先ほど測定した通り 70°近いロフトで打っていることになり、フェースも右を向いているので、それはそうかな、という感じがします。
この場合ですと、キャリーはフェースを開かない場合の約60%ぐらい飛ぶ感じでした。
コースの芝で打つと、下を抜けるケースも出てきてしまって、打っているつもりの距離の40-50%ぐらいしか飛ばないこともありそうです。
つまりこちらのセットアップの打ち方は私の場合は使い物にならないかな、と思います。


やはり (私には理屈はよく分からないのですが)、「グリップはフェースを開かないで握っておいてハンドファーストにすることでフェースを開いて構え、その形からチップショットをしてインパクトでは開いたフェースを戻して来ながら打つのだけれども、地面にはソールから当たるような打ち方」を、練習して安定させる必要がありそうです。

ここでは、逆目の芝からでも事故なくある程度脱出するためにソールのバンスを使って打つためにフェースを開くわけですから、やはりまず開かずに握っておいてそこからハンドファーストにしてフェースを開いておいて戻してきて打つ方の打ち方が安定して打てるように練習しようと思います。
その上で、マットからではなく実際の芝から打ったときのデータを経験値として積んでいってみたいと思います。