4/22/2009

グリーンの スパインを見つけよう


これは4年前のゴルフダイジェストの記事です。
どういう訳か切り抜きにして保管していたのですが、「スパインを見つけよう」という記事です。

スパインといってもシャフトのスパインでも背骨のことでもなく、パッティング・グリーンのスパインです。

ジョニー・ミラーが、PGAトーナメントの中継の時に、「fall line」と表現しているものです。


web上にもう記事が残っていないようですので、コピーを掲載しますね。

クリックして拡大したものは、かろうじて文字が読めるかな?ぐらいの大きさです。
(ホントはもっと大きく載せようと思ったんですが、200kBまでしか載せられないんですよね。)

画像をクリックで拡大します。
(開いたウインドウの図をクリックするとさらに大きくなります。)


図中の青い点線がスパインです。

どのグリーンにも、水捌けを考慮してdrainage point(排水する地点)というものが設けてあります。


見つけ方は、

グリーン上でカップより上の高くなっているところを見つけてそこへ歩いて行きます。
そしてそこからカップの方向へホースで水を流しているところをイメージします。
カップに向けられた水は、あるラインに沿ってグリーンの外へ向かって流れて行きます。

これがスパイン・ラインです。


グリーン上にある排水ラインは、1本ではありません。大抵複数本が設けられています。
パッティングをする際に関わってくるのはそのうちの1本です。
カップに一番近いところを通っているスパインに注目しましょう。ボールではありません。



グリーン上の各ポジションからパットしているイラストの、オレンジ色のアドバイスのところを訳してみますね。


Sharp curves:

ボール(を転がすライン)がスパインから遠いほどよく曲がります。
もっとも大きく曲がるのは、スパインと90度に向いていてスパインから遠くに離れていてパッティングをするときです。
傾斜によって、下りのパットであれば曲がりはさらに大きくなります。1.5mから3mも曲がることがあるでしょう。


Left to right:

登りのパットで、スパイン・ラインより左側にあるボールは全部左から右へ曲がります。
ボールがスパインに近いほどより真っ直ぐなパットになります。


Right to left:

スパインの右側にあるボールは、右から左へ切れます。



この記事の中央右寄り、二人のコーチの顔写真の左側には、
「BE YOUR OWN STIMPMETER」っていう囲みがありまして、ノリさんやgolfreak銀さんから私が教わったデジタルパットの基準の部分が書かれています。
12インチ(約30cmちょっと)の足幅で、左足踵の内側の位置にボールを置いて、左右のつま先からつま先までを一定にストロークしてボールが転がる距離をみて、その日のグリーンの速さをジャッジしよう、というアドバイスです。


以上、記事のご紹介でした。

私は、「うん!これやってみよう!」って思って切抜きしておいたんですが、切り抜いただけですっかり忘れてました。

Eagle Eyesで見て、スパインを見つけてみようと思います。(^^)



この記事の右端には、グリーンを読む際の6つのヒントも書かれています。
(まぁ基本的過ぎて、訳してあらためて参考になるようなヒントではないと思いますが。)

1. グリーン面が速いほど、曲がりは大きく読みましょう。
グリーンが速いと言うことは、よりソフトにボールを打つことになり、カップに届くまでの時間がより長いと言うことになるからです。
登っているほど曲がりが小さくなるのは、しっかりとパットを打つのでカップに届くまでの時間がより短いからなのです。

2. パットのラインに沿って見て、芝が光って見え、カップの方からボールを見ると暗く見える時には、順目のパットということになります。
(これは、芝の葉が太陽に向かっているのです。)
速くて曲がりも大きいと予測しましょう。

3. パットのラインに沿って見て、芝が暗く見え、カップの後方から見ると芝が光って見えるときは逆目のパットです。
遅くなって曲がりも小さく読みます。

4. グリーンを歩きながら足の裏で地面を感じましょう。
グリーン面が硬く(速い)感じるか、柔らかく(遅い)感じるか。
足の筋肉が、登っている(遅い)ように感じるか、下っている(速い)ように感じるか。

5. 自分より前にパットする人全員のボールを見ましょう。
曲がりに一番強く影響の出るカップの周辺でボールがどう動くかを感じることが出来ます。
カップを通り過ぎたボールがどう動くかもよく観察しましょう。返しのパットに必要なスピードや(ラインの)読みをパーフェクトに教えてくれるでしょう。

6. 最初にボールの後方からカップに向かって読みましょう。
なるべく低くしゃがむと、それだけ起伏がよく見えます。
水や排水域(パットするとその方向に曲がって行きます)、あるいはマウンド(パットすると丘からボールは離れてきます)にも注目してください。
読みに不安が残っている場合は、カップの後ろへ歩いて行き、違った視点で見るようにしましょう。



4/21/2009

ショアクリフス (ゴルフコース)


ここは、6年ぶりぐらいのラウンドです。

サンクレメンテという海岸沿いのロケーションにあって、グリーン・フィーもリーズナブルなのですが、あまり来ませんでした。
・・・と、いうのも、OBだらけで伸びのびプレー出来なかった印象があったんですよね。
(当時はあんまりゴルフに行っていなくて、年に3-4回しかプレーしてませんでしたから、行くとショットが曲がりまくってましたから、余計にそんな印象になったのかも知れません。)

多分同じ理由で、ここは普段から比較的空いています。


Shorecliffs Golf Club
http://www2.cybergolf.com/sites/courses/layout9.asp
(コースのサイトが無くなってまして、管理会社のサイトにほとんど紹介されていません。
cybergolf.comってなってますけど、ここが作った紹介ページっぽいのを見つけましたのでそれをリンクしました。)


地図で見ていただきますと、海のすぐそばにあります。


サンクレメンテの海岸からは、イルカがジャンプしているところが見えたりします。
季節には運がいいと、クジラが海岸から見られることもあるんですよ。

このコースからは、海が見渡せるホールって言うのは無いんです。これだけ海に近いのに。
でも、これだけ海に近いと真夏でも比較的涼しいですし、海風が強く吹いて戦略的には面白くなります。(それが困ったモンだって話もありますが。(^^;)


パブリックの、フレンドリーな感じのコースですが、リチャード・ニクソン元大統領がサンクレメンテに住んでいた頃によくラウンドしたゴルフ場としても知られています。
ニクソン大統領は、カリフォルニア州立大のFullerton校の野球部出身ですし、ゴルフも相当の腕前だったのだろうと想像できます。
なにしろOBだらけですからね。


で、久々に行ってみまして、最近芝の整備は良くないみたいだけど、そんなにOBだらけって程でもないなぁ。確かに数ホールは両側OBで狭ーいレイアウトになってるけど。という印象に変わりました。


シグニチャー・ホールと呼ぶべきかどうか、狭いホールの典型がこの5番ホールです。

画像をクリックで拡大します。



10mぐらい、かなりの打ち下ろしになっていて、バンカーのあたりの幅は15yほどしかありません。
フェアウエーが左から右に斜めに伸びていて真っ直ぐでないので、(特に海風が吹いていますと)どこにボールが落ちるか難しくなってきます。
先の方は左右がOBになってますしね。
真っ直ぐなら、風に強い低いボールをフェアウエーに打っていく作戦もあるかと思いますけど。

それで、手前の少し広い辺りに180y程度打っていくのですが、この高さから上げずに低く打つのもなかなか大変です。

ここで海が見えますね。
よく見ますと、右上、家の並びの右側の遠くの方に、かすかに見える青い線が海ですね。


それと、このコースでもうひとつ楽しみなのが、こちらです。



こういったトンネルが4箇所ほどありまして、カートでくぐり抜けます。
上の写真では、次の8番ホールのティーが道路の向こう側に見えますね。

下の写真は、私が運転して出てきたところです。カートぎりぎりの大きさですね。

他の場所では、どう見ても排水溝にも利用されていて、下水管の中を走ってるような感じ。
これをニクソン元大統領も運転してたのかなー、なんて、ちょっと楽しい気持ちになります。



これは、12番ホールのティーイング・グラウンドです。

画像をクリックで拡大します。


写真だと判りにくいのですが、左にカートが停まっている辺りから右へドッグレッグしてががーっと登っています。

写真中央あたりに小さく人が写っていますが、カートとこの人の間、つまりティーから真っ直ぐの方向へドライバーを打つと向こう側へ突き抜けて川へ落ちてしまいますので、ドライバーを打つ場合は人よりも右のブッシュっぽい木の上方へブラインドで打っていきます。



次の写真は13番。
強烈な打ち上げのパー3です。175yぐらいでしたかねー。

画像をクリックで拡大します。


写真で判りにくいかもしれませんけど、なんと 10mぐらいの打ち上げです。

全く持って、距離が読みにくいです。
何回か行って、打ってみてクラブ覚えとけばいいんでしょうけど。
左右の木の生えた土手の間を抜いていく感じで、グリーンまで思いっきり打ち上げていきます。

私はU4で打って、左のガードバンカーに入れました。

これほど左右の狭い、しかもこれほどの斜度の登りのパー3は、他では私は記憶にありませんねー。
しかも、ここにも強い海風は吹いてきます。
(結果的には、ティーインググラウンドで感じる風はあまり計算に入れなくても良さそうでしたが。)



最後の写真は、景色のいい15番のパー3です。

画像をクリックで拡大します。


ここは、たったの150y程度の距離なのですが、吹きさらしになっているので、風の計算がものすごく難しいのです。

この日はかなりの風でアゲていてピンが手前でしたから、左の花道方向に打ち、足りなくてショートしました。

正面てっぺんの山の上のお家、値段も高そうですね。

中腹には、黄色いブルドーザーが何台か入っていました。写真に小さく写っているのが見えますでしょうか?


4/18/2009

ゴルフスイング-12


前回、ゴルフスイング -11・2のコメント欄でノリさんにアドバイスいただいたトップでの左手首の角度を少し改善するべくレンジで動画を撮影してみました。(^^)


ちなみに、今回の動画は210fps(1秒210コマ)で撮影し、再生スピードを15fps(1秒15コマ)に設定して保存してありまして、前回までの動画の再生スピードの2倍遅い速さで再生されます。
ですから、スイングの粗がよく見えてしまいます。(笑)  (x_x;


前回の4個目の動画、3番ホールのティーショットのときに特に悪く出ていたんですが、左手首をアドレス時以上には甲側に折らないように、という意識を持って振ってみました。

ではまずその動画を。



これだけゆっくりですと、細かい動きがよくみえてしまいますねー。(^^;
切り替えして、降ろしてくるときに手首の動きに気持ちが出ています。

このボールは、気持ちフェード気味に飛んでいきました。

あんまりフェードが出る日は多くないのですが、このショット以外にも打ったボールはまっすぐかフェード(ってか意図していないのだからスライスというべきか?)でした。

打ってるときには、左手首を気を付けたためかと思っていたのですが、いや、それが原因ならむしろややフック傾向に出ないとおかしいだろう?って思ったんですね。
後で動画を見ていて、「!!」なことに気がつきました。


リストにばかり気持ちが行ってましたが、どうも右腰の開きが大きいです。

よく見ると、テークバックで右ひざが伸びてしまって、右腰が開いてしまっています。


で、切り替えした後に、帳尻を合わせてある程度開きを戻してきているのでひどいスライスにこそなっていませんが、これではスライスもするしパワーもロスしてしまいます。


かろうじて、切り返し後のダウンスイングでは腰と肩の捻転差が多少なりとも作れていましたので、飛距離は大幅には落ちていませんでしたが。↓



1箇所を気を付けると別の場所がおろそかになってしまうという、典型的な例にはまってしまいました。(-_-;

今は、右ひざを軽く曲げた状態で、テークバックで右側の壁をしっかりするように練習しなおしています。




もうひとつの動画は、ウエッジのショットです。


これも同じですね。(^^;

テークバックからトップで右側を開いてしまうので、頭の方はボールを見ようとしていると、首の辺りがいつも以上に窮屈になってしまっています。

ウエッジですからスライスはしませんが、どうりでなんかタイミングが遅れて入ってくるなー?って打ったときに感じていました。


この動画も、210fpsで撮影し、15fpsで再生したものです。


私のいいところでも悪いところでもあると思うのですが、ドライバーもウエッジも、ほとんどスイングが変わりませんね。(^^;

もうちょっとドライバーショットに躍動感を出せるといいのですけれども。