3/04/2013

タイガーのロストボール at Honda Classic


アンカーリング禁止の問題ですが、LTE (欧州女子ツアー)もアンカーリング禁止に賛同する姿勢を表明しましたね。

これで、欧州ツアー、英国プロ協会、ならびに LTEは禁止に賛同。
一方の米国では、PGAツアーとPGA of Americaがアンカーリング禁止に反対を表明、LPGA (米国女子ツアー)はいまだ態度を保留。

ちょっと混沌として来ました。


JGAとか、日本ゴルフツアー機構とかは態度表明していましたのでしたっけ?

今後も目が離せません。 (私自身はアンカーリングのパター使っていないんですけども。)


***


先週末のホンダ・クラッシックの3日目、すごい珍しいシーンをみました。

この大会は、池が多いフロリダのPGAのコースですしカップ位置が池ギリギリのホールも多かった上に、風が強目に吹いたこともありまして、数多くの池ぽちゃを目にしました。 3日めだけで15個とか池にボールが入ったんだったかと思います。


池越えの17番ホール197yでタイガーの打ったティーショットは、風に戻されたそうで(タイガー談)、グリーン手前の斜面に落下したように見えました。

スプラッシュや、波紋は全く見えませんでしたので、おそらくラフにズドンと刺さっていることかと思われます。

画像をクリックで元サイトにリンクしてます。


キャディさん、同伴のキャディさん、タイガー自らと、総出でボールを捜索。

Tiger can't make a charge at Honda Classic

記事にも書いてありますが、5分は軽くオーバーしたんじゃないかって時間捜索は続きましたが、結局見つからず。

こういうのは不運としか言い様がありませんが、全盛期のタイガーには起きなかった現象じゃないでしょうか。

画像をクリックで元サイトにリンクしてます。


この間、タイガーのショットのTV映像を、私も即座に巻き戻して何度も見ました。

スロー再生の場面をさらにコマ送りにして見てみたりしましたが、空中からグリーン付近に落ちてくるまでは画面にはっきり写っているボールが、グリーン後ろの観客席の高さぐらいに落ちてきた辺りで忽然と消えてしまい、落下地点がどこか全くわからないのです。


この時の動画をyoutubeで探しましたが、上がっていないようです。


コースの状況としましては、流石PGAのコース、グリーンの後ろに巨大スタンドがありまして、何千人の目がボールに集中していたんだろう?と言う状況。


昨年の最終日の写真で、ピンの位置やティーの位置が違いますが、写真としてはこんな感じのホールです。  ↓

画像をクリックで元サイトにリンクしてます。


結局 ロストボールになりまして、タイガーは元のティーまで係員のカートで送ってもらって戻りまして、打ち直しになりました。

タイガー、一旦はグリーンから90yのドロップエリアに行ったのですが、無くなったのが一番上の写真の赤杭並びに赤線の上か下かすら判らない、ということで、197yのティーまで戻らざるを得なくなったのです。


ちょっと不運でしょう?

まともに池ぽちゃしたブー・ウィークリーとかは、90yを見事に寄せてボギー・セーブしていましたし、例えどんなに深く埋まっていて打てないとしても赤杭の中だったとしても、カップに近づかない位置に1打罰でドロップしてチップショット、パーとかボギーを狙えます。

ホールは違いますが、16番のパー3でグリーン右及び手前の2mもあろうかという護岸の下の水の縁の僅かな砂地にボールが落ちたリー・ウエストウッドは、どう打とうかいろいろ画策した挙句に結局ウォーターハザードの処置をとって1クラブでドロップしましたが、あまりにグリーンと護岸と池がギリギリな設定のため、ドロップ位置はなんとグリーン上でした。

どんな状態であれ、たとえ池の中であれ、ボールの確認さえ出来ればもっとずっと良い措置がとれたのに。



ルールの事例的には何の変哲もないあまり面白みもない事例なのですが、

あれだけ大勢の人がグリーンの周りにいて、あれだけ大勢の人がタイガーのボールを見ていたのにボールがなくなり、あれだけ一所懸命に探したのに見つからないというのがとても珍しいと思いました。

ブッシュだとか木の中だとか、PGAのプロはみんなロストボールを経験しているでしょうけれども、スタジアム・コースの造りになっているコースの、大型スタンドが設置されているホール、しかもパー3でのロストボール、っていうのはかなり珍しいかと思いました。

ですから、捜索が5分を超えたのはよく理解出来ます。
時間超過で言えば、もっとずっと問題なスロープレイのプレイヤーが沢山居ます。


でも、ワールドランキングのトップに君臨していた時のタイガーには、こんな不運は起きなかったなぁ・・・と、時の勢いというものを勝手に感じた次第です。




3/01/2013

マッスルバックとキャビティバック 2013


お友達の選ばれし物さんの 『ポンコツ屋のブログ』 にて、ちょっと面白い企画をなさっておりましたので画像を紹介させていただこうと思いました。


四の五の書く前に、まずはそのまとめ画像を貼り付けますね。

画像は全部、ポンコツ屋のブログさんから直接フィードしています。
(ですから、あちらのサーバーが例えばダウンしてたり、ご覧になっている方のサーバーがexcite!をブロックしていたりしますと、画像が表示されないということになります。)

画像を拡大したい場合は、クリックして頂きましてポンコツ屋のブログさんの当該ページに飛びますので(別ウインドウが開く設定にしてます)、そちらであらためて画像をクリックして(2回クリックしないと拡大しないかも) いただきますと大きい画像で見ることができます。



まずは国内男子プロの使用アイアン。

画像をクリックでリンク元ページが開きます。


使用クラブは、GDOのサイトにあった使用クラブの表を元にしているそうです。

ですから、今は違うの使ってるよ、とか、2種類併用じゃない?とか、多少のいろいろはあろうかとは思いますが(私自身思いましたが)、GDOさんのせいです。(笑)
(基本的には取材日まで記載されてますから、タイミングの問題だけで間違ってはいないのだろうと思いますけれども。)


私としては、キャロウエイに移籍した遼くんが アーニー・エルスやフィル・ミケルソンと同じRAZR X Muscleback を選択し無かったのが意外でした。

RAZR X Musclebackは次の写真に出てきますが、別名 X-Proto (お友達の hallyさんが愛用なさっていらっしゃいます) の新溝適合バージョンのアイアンです。


こちら ↓ に、選ばれし物さんの記事の主旨が書かれておりますが、



2013年の国内メーカー各社からそれぞれ所謂マッスルバックのアイアンが新しくリリースされ、マッスルバックへの回帰の様なトレンドが見て取れるが、プロの場合は案外と純然たるマッスルバックのアイアンを使っていないなぁ。 ということが見て取れます。

この写真ですと、16本中、1本半って感じですかね。



こちらはPGA(および欧州ツアーから来てプレーしてる人も)の男子プロの使用アイアンです。
似たような傾向が見て取れます。

画像をクリックでリンク元ページが開きます。


サポート体制とかの差でしょうか、日本国内メーカーさんのアイアンが減りまして、米国メーカーさんのアイアンが並んでいます。

左上が空いているのは、ローリー・マキロイがタイトリストからナイキに移籍して、GDOさんのリストではまだタイトリストの712MBになってたからでしょうかね?
マット・クーチャーも、この間のアクセンチュア・マッチプレーの時に見てたら、スネデカーと同じブリジストンのJ40使ってましたね。

こちらでも、15本中4本だけです。

でも、キャビティーバックと言うにはあまりにも凹部分が浅いよねー、って感じのクラブも多いですね。

こうやって画像で並べていただく(選ばれし物さんからの) 一手間で、随分見やすいです。



もひとつ、ワールドランキング順になっているのがこちらの写真です。
2013年、最新のランキングでの使用クラブ。

画像をクリックでリンク元ページが開きます。


ローリーがまだナイキになっていませんけど、ワールドランキングの上位の上位になりますと、少しだけマッスバック率が増えてるような感じがいたします。
16本中の8本、ってところでしょうか。

私には、680MBが際だって見えちゃうんですけど、ウエブ・シンプソンは712のAP2に変えちゃってるっぽい情報もあります。

アダム・スコットは710MBのままなんでしょうかね。

私、個人的には710MBより712MBの方が見た目が全然カッコ良くなってると思うんですが、ここまで今年から使わないローリーの分しか712MBの写真が無いのがすごく意外でした。



もうふたつ、国内女子とワールド女子。

画像をクリックでリンク元ページが開きます。


ゼクシオとブリジストンの一騎打ちって感じですね。 そうでもないかな?

選ばれし物さんが元記事に、「TOURSTAGE V-iQ FORGED IRONとゼクシオ セブン アイアンて  設計思想の方向性が 随分違う気がします。 」ってお書きになっています。
これはちょっと私も気になりますねぇ。

あと、ちょっと目を引きましたのは、6位の人のアイアン、見たこと無いなぁ。ってところです。



ワールド女子の方は、

画像をクリックでリンク元ページが開きます。


私としては、クリスティ・カーがちょっと嬉しいです。
X-22 Tourってクラブは、X-Tourがマッスルに移行するに伴って、X-Tourと全く同じ感覚で使えて見た目も落ち着いて出来ているクラブでして、一時X-Tourの6番が無くなった時(←あとで無事出て来ました。)にX-22 Tourを買って入れてラウンドしたぐらい違和感ないです。

テイラーメイドの ツアープリファードMCってクラブも試打だけですが好きな感触でした。
CBではなく、(MBも良かったけど、) MCです。


ずらーっと並べてみると、楽しいですね。

選ばれし物さん、ありがとうございます。m(__)m


~~~


私自身としましては、マッスル、キャビティ、マッスル、キャビティ、キャビティ、マッスルと変遷してきていまして、どちらにもこだわりがありませんし、あんまり違いを感じません。

むしろ、オフセット(フェース・プログレッション)とか、重心距離とか、そういうスペックの方が、自分に合う合わない、使いやすい使いにくい、という感触につながっているように感じます。 (スペックとの関連はよく分かっていませんけれども。(^^;)

グースが強いと駄目なんですよね。
しばらく辛抱して使えば慣れちゃうのかも知れないんですけど、最初に打った時の第一印象をもっとも重視してクラブを選んじゃいますので、今まで何度かトライしましたが定着しませんでした。


もっと私にふさわしいアベレージ向けとかの易しいクラブで距離も出る、っての 「いいなぁ。」って思うのですけど、1球目からスパーン!って行ってくれるクラブになかなか出くわしません・・・。



2013年、国内メーカーのマッスルブームとも言うべきか? な動向、今後のプロのクラブ選択とか、俄然注目ですね。

マッスルバックのクラブ自体、一昔前のマッスルバックとは全然違いますからね。


---


以下、私のアイアンセットの履歴です。

(これ以降は、おっさん(私Z)の昔語りになっちゃうので、続きを読む>>に。(笑))

2/27/2013

ウエストリッジ(ゴルフクラブ)の2


こちらのコースは、バック9を練習に行ったり、夏場の夕方18ホールを終えないラウンドの練習に行ったりしていたのですが、まともに18ホールラウンドすることがほとんど無かったため、いままでラウンド記を書いていなかったようです。

登場している記事は2つありました。

・ ゴルフスイング-14
・ ウエストリッジの17番ホール


普段は マイル・スクエアのバック9とかで練習ラウンドすることが多いのですが、あちらはコース全体がフラットなんですよね。

こちらのウエストリッジは、丘陵地にコースがありまして斜面の打ち方を要求されますので、時々こっちに来ないとフラットに慣れちゃって斜面でミスを連発するようになっちゃいます。

距離は長くはないんですが、とても戦略的なホールが並んでいて、飽きないコースだと思います。


Westridge Golf Club


設計は、Robert Muir Graves氏で、サンノゼとか北カリフォルニアのコースを手がけている方で、この辺のコースではここだけではないでしょうか。

そしてこちらのコースはつい最近になって経営者が変わりまして、値段設定やコース運営が若干変わったようです。

3週間前に来たときはバック9がまだバック9でしたが、値段が少々変わっていました。
今回朝7時に来たのですが、ここ2週間ほど前からフロント9とバック9を入れ替えてスタートしているとのことでした。

そういう訳で、勝手知ったるバック9をフロント9 としての18ホールのプレーでした。



最初の写真は、私がこのコースで2番めに好きな14番ホールの写真です。
青ティーからは520yのパー5です。

画像をクリックで拡大します。


こちらはティーからの写真ですが、240y遠方に立っているポールをターゲットにティーショットを打ちます。

そこから大きく右に70度ぐらい曲がってさらに下っていくのです。
まず240yの打ち降ろしのパー3をプレーして、そこから新たに谷越えのパー4をプレーするみたいな感じですね。

ここのグリーンは長くて大きく、しかも右上奥から左下手前にすごい急傾斜でできていまして、この日のようにピンが右奥に切ってありますと、ちょっとグリーンの中央寄りに外しただけで、するするするするとグリーンの左手前まで戻って来てしまいます。

分かっているんですが...3パット、今回もやられてしまいました。(^^;



続きまして、私がこのコースで一番好きなホール、17番ホールのパー4、登りっぱなしの402yです。

例の、「ウエストリッジの17番ホール」という記事にしたホールです。

黒ティーからですと443yありまして、あの急勾配の登りでは私にはもう完全にパー5ですね。
402yでも滅多に2打で届かないんですから。

画像をクリックで拡大します。


右側は川でして、ウォーターハザードです。 左側の斜面はブッシュでして、打ち込みますとボールは出て来ません。

長くて距離が欲しいのに、狭いフェアウエーにきちんとティーショットをプレースしないといけないんですよね。
HDCP2ですから、バック9で一番難しいホールです。

私はなぜかこのホールだけは相性が悪くありません。
バーディーはもちろん望めないのですが、ダブルボギーを打つことはあんまり無くって、毎回なんとかボギーとかパー拾ったりとかでしのいでいます。

ティーショットが少しでも完璧な出来じゃなければ2打目は気楽に 3オン狙いでレイアップせざるを得ないので、無理をしないせいかもしれません。

今回は、DRがまぁまぁでしたが残り200yのセカンドショットを斜面に対応し切れずか打ち損ねて約100yも残してしまいました。  サードショットがたまたま上手く打てましてカップの5歩(約3m半)奥に付け、登りのラインが入ってくれてパーをセーブ出来ました。 なぜかいつもこんな感じなんですよね。



さて、後半は本来のフロント9です。

まずは本来のスタートホール、1番から。
363yのパー4ですが、登りっぱなしのため長く感じます。

画像をクリックで拡大します。


右のフェアウエイ・バンカーとの兼ね合いで、私は3Wでティーショットして行きました。

弾道の違いもありますので、こういった登りのホールは DRと遜色ない距離が出てくれることも少なくないですしね。 (むしろDRが思うように距離が出てくれなくてミスすることも多い、と言う意味ですが。)

右側は落ちていて、OBになります。



そしてこちらは3番ホール。 ものすごく短い打ち降ろしのパー3です。

画像をクリックで拡大します。


以前は、青ティーと黒ティーは、もう一段後ろにティーイング・グラウンドがあって、155y、160yあったと思ったのですが、閉鎖されていました。

コース図からも削除されてますので、無くなる予定なのでしょうか?


私はここでクラブ選択を考えすぎたかどうか、どダフってしまい、グリーンに遥か届かない間のブッシュに入れてしまって、痛恨のOBを打ってしまいました。

PWか9番アイアンの距離、HDCP17のフロント9で一番易しいホールなのに。

打ち直しはカップの左5歩(約3m半)に付けまして、ボギーを狙ったのですがカップの縁に外れてダボ。

友人によると、「えらいボールに近く立ってたんで、あれー?と思ったんだよね。」ってことでした。
んー、なるほど。 10cm以上ダフっちゃいましたからねー。(^^;



続く4番ホールです。 ものすごく短いパー5。

ホール図のヤーデージは、いくらなんでも間違っていると思われます。
スコアカードには、黒480y、青470y、白460yと書かれていますので。

画像をクリックで拡大します。


ティーショットはかなりの打ち降ろしで、この赤白のポールをターゲットに打ちます。

フェアウエーが、この写真の手前の部分までは左に傾いていまして、右のカート道とこのターゲット・ポールの間ぐらいを狙って打つとちょうどよくボールは左へ転がってきます。

この日は私としては最高のティーショットが打てまして、写真の位置にボールが来ました。

グリーンセンターまで約210yですから、2オン狙い行くっきゃありません。
(もし池に入れても、右から回しておけば池の手前からドロップして4打目で打てますので。)

私のボールは低くって、キャリーの距離がかなりギリギリ危なかったのですが、なんとか池を越えまして、グリーンの左奥まで転がって行きました。

この日はバーディーはこのホールだけでした。



続く5番は、このコースで一番難しいHDCP1のホールです。
長い上りのパー4。

画像をクリックで拡大します。


ホール図のヤーデージは、これも間違っているようです。
スコアカードには、黒450y、青400y、白390yと書かれています。

いくらなんでもこんな登りで青から471yもあってパー4は無いでしょう。

私のドライブは、上手くFWバンカーをかわして向こう側の左サイドに。
そこからまだ195yもありましたので3Wで打って行きましたが、高さが今ひとつ出ませんで、グリーン手前の右のバンカーの少し左まで転がりました。

ここからのチップショット、登っている分を考えていつもの54度ではなくて 50度で打って行きましたところ、非常に上手く行ってOKの位置についてくれました。(^^)
この記事に書いたショットです。 乗用カートのラウンドでこれを思い出して使えたのは進歩だと思います。(笑))



さて、最後にご紹介します写真は、8番ホールの長いパー4です。 HDCP3。

画像をクリックで拡大します。


私のティーショットは、ややドローがかかりすぎまして、左のフェアウエーバンカーに向かいました。

で、どうやら行ってみますと、バンカーを向こう側に越えて斜面を途中まで隣の2番ホールの方へと途中まで転がり落ちていました。
左のフェアウエーバンカーまでは間がブッシュになっていてアウトなのですが、そこを超えた距離の位置ですと助かるので、いやー助かりました。

斜めの斜面から、ユーティリティーの4番で木の上を抜いて見えないグリーン方向へ打って行きましたが、これがものすごく運良くグリーン手前にかろうじて乗ってくれました。(^^)

しかしカップまでは、2段グリーンでしかも27歩(約19m)もあるパットが残っていました。

このパットは、奇跡的に距離感が合ってくれまして、カップの右に50cmにつきまして、パー・セーブ出来ました。 こういうのが大きいですね。 (^^)