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7/27/2023

GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスをラウンド

GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス をラウンドしてきました。

カリフォルニアのときの友達が「こういうコースがあるよ。」って教えてくれまして。9ホールながらショートコースではなくてパー36になっているコースです。
じゃぁちょっと行ってみようかな、っていうことで土曜日の11時過ぎ頃にお一人予約をしていたんです。

そうしたら、その友達が日本に一時帰国する日程の初日、空港に朝6時について向かえば間に合うけど一人空きがありますか?余分なクラブセット貸してくれますか?って話になりまして、ちょうど一人空いてる、じゃぁ行きましょう!ってなりまして。

偶然が重なって、友達との嬉しいラウンドになりました。


大船から江ノ島へ走るモノレールの下を通って、



路面電車の江ノ電の踏切を渡ると、すぐに海岸線 (ちらっと江ノ島も見えてます)



海岸線を西へ向かうと左に江ノ島が見えてきました


ここまでは道も混んでましたが、ここを過ぎたらあともう15分ぐらいです。

いかにも湘南っていう感じも良いですね。


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以前は茅ヶ崎ゴルフ場っていう名前でしたが、経営がGDOになったようです。
GDOは、ゴルファーのカジュアル化を推進していて、ここはTシャツでもオッケーだそうです。

大浴場もバスタブは水を抜いて、シャワー室として活用されていました。
若い人を中心に、もっとカジュアルにゴルフを楽しんでもらおう、っていう趣旨で運営されているんですね。9ホールプレーして、ささっとスルーで終わることもできますし、もう9ホール追加プレーしても良い(有料)、みたいな感じのようです。

(余談ですが、このブログも2008年当初はGDOのブログサービスでスタートしたんですよねー。)

友達との2サムに同伴していただいたのは、60代の建設関係の会社の社長さん(大磯のテーマパーク的なところの建設を手掛けてこの辺りに住んで5年だそうでした)と、近所にご住まいで以前からここをプレーされている70代のダンディな方。
お二人とも、背中の腰のあたりに電動ファンが付いたクールベストを着ていらっしゃいました。


GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス は、全員手引きカートを借りてラウンドするスタイルです。
これは良いと思いました。全クラブをグリーン脇まで持っていけますし、全部歩けて健康にも良いです。

海岸線のすぐのところにコースがあって、風がある日は涼しい海風が吹き込んでくれます。

コース全長は2,800yしかありませんが、前半4ホールは 3番パー5の1打目2打目に至るまでずっとアイアン縛りですので、アイアンは6番アイアン以下しか持ってなかった私には3,000yくらいの感じになりますでしょうか?


1番ホールの4番グリッドに準備オッケー。


1番ホールのティーショットは左に民家があって近いとかでアイアン限定でしただけでなく、軽いドローを打たないと左手の木が気になります。右もダメですしね。


なんとかまぁ無難にスタートしまして。
2打目はグリーンをちょい左に外して寄せてパー。


2番ホールはパー3でした。


手前の大きなバンカーをクリアするクラブを持ったのですが、ちょっとヒール気味で右サイドへ。2歩に寄せたんですが左へ切れるパットをカップにクルッと蹴られて外してしまってボギー。

芝目が海と逆に向かっているホールが多かったような印象です。
グリーンは全体的に遅めで9フィートぐらい。この間の鎌倉CCと同じくらいでしたので、いつもはもう少し速いかも?


3番ホールは、右OB、左OB、手前OBでアイアン縛りのパー5でした。


いやー、ほんと6番までしか持ってきてなくて、3番か4番があれば2オンできたのになー、っていう。

それでも3打目を3歩につけまして。


このバーディパットも軽いフックラインでしたが右に外してパー。


続く4番は、池越えのパー3でした。


前の組は若い人たちのグループで。
地元の方が「GDOになってからビギナーがすごく増えてペースが遅くなってしまった。」って言ってました。「このグループもその前が2ホール空いちゃってる。」って。
(私は気がついてませんでした。)

グリーンがどれもちっちゃいんですよね。
このホールもグリーン左のサブグリーンとの間に若干外れまして、10yのチップショットを2歩に寄せまして。(この日は寄せは悪くはなかったのですがタップインに寄らなかったなぁ。)


2番、3番と外してますし、ここで入ってくれてよかったです。


5番ホールに来まして、ようやくウッドクラブやハイブリッドが解禁になります。
とりあえずこの間の鎌倉CCで絶不調だったドライバーで。


持ち球の軽いドローを目指しまして、少ーしかかりすぎたかなーの許容範囲のドローで左ラフに1y入ったところ。
2打目は4Uで丁度いい距離でしたが、まだ野芝のティーアップ状態に慣れず、フェースの上の方に当たって右に出てショート。
56y残っていたんですが、これをPWでうまく寄せることができましてパーをセーブ。


6番ホールに来たら急に広々しました。


これも2yくらい左のラフに行きました。
それで2打目がまんまとグリーン左に外れて転がり落ちてカート道に。

リリーフのドロップをして砲台状態から自分なりにはかなり上手く打ちまして4歩に付けたのですが、


このパットをご覧の有様で、わずかにショートして外してボギーに。
(この画面の向かって左の下に下がったカート道のところから救済受けて打ち上げて来てこの位置です。)


続く7番は、420yのパー5で今回はドライバーが使えます。
なんか、以前はもう少し後ろにティーがあったんだけど、工事中でパー4にしないでそのままパー5になってるようです。


で、2打目をイーグルパットに付けなくては、っていうハイブリッドのショットをまたちょっとフェースの上の方で打ってしまいましてショート。

3打目を1歩の位置に寄せることはできまして、こちらのバーディパット。


なんとかバーディ奪取ですが、実質パーみたいなもんですね。
もうちょっとミドルレンジのパットを沈めるとか、セカンドショットをビシっとピンそばに付けるとか、調子上げていきたいものです。


8番ホールのパー3です。ここは167yありましたのでハイブリッドで。


斜めにアゲンスト気味の風の中、ハイブリッドに自然なドロー系のボールで行ってピン奥にオンしました。
ピン位置が手前ですから、グリーンの真ん中から奥目に行くのは仕方ないというか良いと思います。

この日一番長かった10歩の距離のパットです。


寄せに行くラグパットですからこのパットはまずまずですが、一日中ショート目になりましてちょっとグリーンの遅いスピードに合わせきれていなかった感じではありました。


最終の9番ホールは520yのパー5です。


このドライブはまずまずでした。
右サイドのバンカーから左へドローでフェアウエーへ。

そこからの2打目は3Wで打っていきましたが、右に張り出した斜面を越えて少し右ドッグレッグ気味に行くコースに合わせたフェードは打てず、まっすぐドロー気味に行きまして、左サイドにあわやOBになりかけました。
左サイドの木のラインよりも内側にOB杭が打たれていまして、左サイドは非常に狭くてOBラインがすごく近かったのです。

3打目は左の木の枝を避けつつ98yを8番アイアンのパンチショットで脱出していったのですが、サブグリーンを越えたところのグリーン右手前のバンカー手前にショート。

そこからのバンカー越えの寄せがこちらです。


このショットは芝目が向こうから手前に向いている横目からで、距離感がデリケートな感じでした。
ちょっと短くてグリーンのカラーの部分にバウンドしまして逆目の芝に止められてしまいました。もう少しカップの方まで転がってくれるイメージで打ったのですが、ちょっとの差であと1-2フィート飛んでグリーンに入ったところにバウンドしてくれていたらもう少し寄ったかもしれません。

7歩残りましたパットがこちらです。


これもショートしました。
芝が逆目でしたので、少し強めに換算して打ったのですがそれでも足りませんでした。


グリーンがどれもすごい小さいですから、スタート前にピンポジションの情報をスナップしておきましたがあんまり役に立ちませんでした。笑



こちらがスコアカードです。右側にあるのが、ファーストパットの歩数です。
グリーンの小ささが現れています。


返す返す、9番の3打目の寄せが悔やまれます。
もう少し上手く打てたんじゃないかと思うんですよねー。

でも、すごく楽しかったなー。
手引きカートでスループレーっていうのが、カリフォルニア時代の早朝9ホールプレーに近い雰囲気です。

このコースは実は「GDOからお一人様プレーの予約をして、予約の成立」とかやらなくても、ふらっとウォークインで一人で立ち寄ってもどこかの組に入れてくれるそうで、ちょっとばかり距離は短いけど楽しくラウンドできるなー、って思いました。


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さて、ゴルフを終え友達がシャワー室へ行って汗を流したあと、なんか冷たいもの飲みに行こう!ってことで、海岸線を走り江ノ島近くのカプリチョーザへ。


アイスコーヒーと季節限定のマンゴーパフェを頼みまして、ついでにカプリチョーザ名物のにんにくとトマトのスパゲティを頼んで二人でシェア。

この友達のおかげでたくさんの動画を撮ってもらえてます。(貼ってませんが、もちろん彼の動画もたくさん撮ってます。)

お店の外は海岸線で江ノ島が見えます。


カプリチョーザで駐車場代をバリデートしてもらいまして。

上の階にはゴルフパートナーが入っています。
GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス専用に、3番か4番アイアンの打ちやすいやつもしくはアイアン型のクロスオーバーを物色してみようか、っていうことで。笑


すごい充実したバーチャルの練習環境ですね。
このまた上の階には、シミュレーションでバーチャル・ラウンドもできるゴルフリゾートになっています。

なんか、すごい良い感じですね! 
楽しかったなー。


7/24/2023

オルタナゴルフのグリーンのスピードの読み方(距離感)

んー、マーク金井さん好きだし、出だしで仰ってる「プロと素人はゴルフの種類が違います。目指してるスコアも違いますし、コースコンディションも違います。」っていうところまでは共感して見ていたのですが…


今回の内容はいささかナンセンス。

「まずは練習グリーンでいきなりボールを打ったりしません。」
「感でいろんな情報を収集してスピードを見極めます。」

… いやいやいや、練習グリーンでしょ?
打ってみて、転がしてみて、実際に確かめて、スピード見極めれば良いじゃん?
試して転がしてみるの禁止されてないでしょう?

私のように基準のストロークで打ってみて、行って戻ってキャリブレーションする、までやってる人は少ないかもですが、実際のスピード感を実際に打ってみて確かめれば良いじゃん?

あと、話に出てきている練習グリーンとコースのグリーンが多少違う問題、はある意味だいたい万国共通の問題ではありますけれど。
コースのグリーンであっても、パッティングしていく中で再度体験した結果でキャリブレーションに修正を入れてそれなりに把握をしていけば良いわけで。
ホールアウト後に、(プレーの遅延にならない範囲で)もう一度転がしてみることだってできます。

たとえば日向にあって乾きやすいグリーンと、ずっと日陰に位置しているグリーンとか、各ホールグリーンごとの違いも時々あります。
このホールだけ、グリーンを後から造成したので性質が違うとか、そういうのもありますけれど。

もう一つ、グリーンが白っぽく見える、緑色が濃く見えるっていう違いは、むしろ順目、逆目っていうケースが多いのでは?
動画でおっしゃっている「緑が濃いとグリーンが遅い」のは、逆目だから抵抗が大きくて遅い、ってことかと思います。


距離の短いフラットな河川敷で、アンダーパーで回れるほどの実力者の▼▼さんがこんなにあやふやな距離感でプレーしていたことが逆に新鮮ですし驚きでした。



一方、最後に▼▼さんが宣伝している、ロフトが大きくついたパターがロングパットの距離感に有利だというのはある意味すごく納得のいくお話です。
私は打ってみたことがありませんが、25°ロフトのジガーがロングパットにもとても有効に使える武器になることとも合致しますし、最終到達距離に影響の出やすい最初の部分を空中を滑って行ってから転がれば間違いなく有利だと思います。

ただ、ショートパットや曲がるパットにに至るまでオールラウンドに有利かというと、それはまた別のお話かと考えます。




7/20/2023

Hidden Valleyの12番ホール

Hidden Valley GC (←過去の紹介記事)を6月終盤の帰国ちょっと前にラウンドしました。

ここも個人的に好きなコースで、岩山の中につくられているイメージのコースです。 
帰る前にもう一度やっておきたいコースの一つで、サンディエゴの友達がもういちどプレーしよう、って声をかけてくれまして、久しぶりに。


こちらはコースに行く途中の到着する直前のワインディング道路です。


ここまで来るとコースが見渡せます。↓


入り口の看板とコース管理の方。↓



クラブハウスにある造成当時の航空写真です。


よくぞここに作りましたねー、っていう感じです。
この写真を見ますと、ここがHidden Valley GCっていう名前になった理由がうかがい知れます。

こちらは2番ホールとその向こうの3番、4番ホールの景色です。
コース内で一番横に広いところじゃないでしょうか?



こちらは見晴らしの良い場所の一つ、5番ティーでしょうか。コースの半分近くが見渡せます。



そしてこちらが青ティーからでも私には十二分に難しい6番ホールのパー5なんですが、友達の一人CJが「黒ティーで打ってくるわ。」って言って、あんなはるか70yぐらい後方からティーショットを打っています。豆粒みたいに小さく写っています。↓


ものすごい打ち上げで、あそこからですとキャリーで260y打たないとフェアウエーに届きません。
2打目以降も左ドッグレッグした上でさらに登りが続いての492yです。
我々の青ティーの455yでも登りがキツ過ぎて全く2オンできません。

しかしCJはこの日はそこを2打で、しかも2打目7番アイアンで2オンさせてきまして、イーグルパットも決めました。おそるべしパワー...


こちらは9番ホールのティーショットです。


このショットは大きく打ち下ろしているのでセットアップが難しく感じます。
そしてこのショットは出だしから左に行って左に曲がるという、普段はあまり出ないミスショットです。

ミスがでかすぎて隣の10番ホールのフェアウエーまで届いてしまいました。

そこからブラインド状態で、川と木を超えるセカンドショットをとても上手くてましてグリーンサイドまで来ました。
しかしグリーン左サイドの斜面、カップに向かってダウンヒルになる部分に来てしまいまして、これがそこからのショットです。


三觜プロが 3284tvで説明をしていた、極端な左足下がりからの打ち方、っていうのをやってみました。
まずまず良好ではないでしょうか。


そして最後に、18番ホールのティーショット。


最後のホールも青ティーから439yのパー4で、ティーショットは打ち下ろしているとはいえ難しいホールです。風が強いと特に。このコースは風を遮るものがあまりありません。

スコアは 38 39 = 77、コースレート/スロープレートが71.4/132ですので、ディファレンシャルが4.8でした。

最初の1番ホールでバーディを取って、あとはショートゲームを粘りに粘って耐えた感じのスコアでした。


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さて、迂闊にも写真を取るのを忘れてしまいましたが、題記の件の12番ホールです。

青ティーからティーショットでキャリーを200y出せば、谷の向こう側のフェアウエーまで届きます。そうしたら321yの短いホールですので、残りは70y-110yぐらいで打てます。
ただし左右のブレはダメです。


谷はティー群の目の前の谷と、200y以上のキャリーで越えていく谷と2つあります。
どちらも深いです。

普通にドライバーが260-280y程度飛んでいる方は谷越で打っていって良いと思います。
左右にはあまり曲げられませんが。
(300y以上飛ぶ人はまた別で、先が狭くなっていて突き抜ける可能性があります。


そういうわけで、私はこのホールでは谷の手前にティーショットを刻みます。↓


黄色の矢印で描いたルートですね。
170y打っていきまして、そのまま持っていって2打目も同じクラブで打ちます。

グリーンの右側の救済バンカー3つの右は崖下に行ってしまいますので、安全なグリーン左サイドに打っていきます。右にキックしてグリーンに乗ることも多いです。

(ピンク色の矢印が余裕を持ってキャリーで210y打って谷越えを打つ人のルートです。)

1打目、2打目と、同じクラブで同じリズムで打っていきますと、なかなか良いリズムで打っていけますので、このホールは毎回レイアップして打っていました。
20年前はドライバーで打っていったのですけれども、リスクに見合うリワードがもらえませんので。

そしてこの最後のラウンドでもレイアップしていきまして、グリーン左から寄せてワンパットでいれてパーを獲得しました。



7/12/2023

鎌倉カントリークラブ(薄暮9ホール) / トラブルショットの動画を数点

帰国して5日、突然予定が変わって平日に時間ができまして、お友達のPING芸人さんに連絡を入れてみたところ、木曜日はすでにラウンド予定とのこと。

しかし、炎天下なのに18ホールプレー後にハーフ9ホールを追加して、お付き合いをしてくださることになりました。(ほんとにありがとうございます!)

そうでなければ一人でお隣の鎌倉パブリックへ行くしかありませんでした。

もう10年来ブログでやり取りし、今までに3度ほどお会いしましてゴルフ談義していますが、ラウンドをご一緒するのはここに限らず初めてです。


さて、初めての鎌倉カントリークラブ

「距離は短いものの、高低差が大きくて左右が狭いホールも少なくなく、小さい砲台グリーンが特徴で、初めてプレーするゴルファーは叩いてしまうことも多い」とかねてから伺っていました。

こちらは9番ホールです。写真では分かりにくいですが、3打目地点からグリーンまでかなりの急傾斜です。

とはいえ美しいコースですねー。


グリーンにいるのはお友達のPING芸人さんたちの組で、9番ホールですが18ホール目のグリーンです。このあと、今終えたばかりのOUTコース9ホールを私とお付き合いしてくださいます。


こちらの写真は練習グリーンから見下ろした3番グリーンです。


このホールもかなりの打ち上げで、打つ時にはグリーン面が見えません。
確かPING芸人さんが1番でクラブを忘れてこのホールで冷静に取り戻したことがありました。すぐ隣の立地だったのですね。


ここの芝は逆目だとかなりヤバそうだな、と思って撮った写真がこちらです。


お椀型の小さなグリーンからボールがちょっとこぼれ落ちたらこういう逆目に、みたいなことになると、寄せようと思ってもザックリする予感しかしません。
これはヤバいねー、って思いながらのスタートでした。


せっかくの念願のご一緒ラウンドですので、1番ホールのティーショットは動画を撮っていただきました。(PING芸人さんのティーショットも動画撮影いたしました。)


これですね、苦手なすごい打ち下ろしで、しかも左右がダメなホールというプレッシャーかかるティーショットです。
動画見ましても、フォロースルーを振り切れていない腕が縮んでしまった感じで、この後8番までドライバーは全然まともに当たらない(けどOBには行かない程度の)不調が続きました。

この1番ホールのパー5は、3打目がグリーン手前のエッジのちょい外、まさに上の写真のような逆目のところに行きまして、パターを使ったテキサスウエッジでなんとかパーセーブ。

2番のティーショットを当たりそこねで右ラフに打ち込み、ラフにボールが高く浮いているライに戸惑いまして、2打目3打目と2回ほど下を潜ってしまい、いきなり4オンの大ピンチ。癖のあるグリーンでファーストパットもOKには寄らずトリプル回避のダボのパットをなんとか入れまして。(ちなみにその2番はPING芸人さんがチップインバーディ!)

確か5番ホールでもテキサスウエッジを使いました。ホールアウト後に58°でチッピングしてみましたがこれはその方が寄りました。

9ホールトータルで、結局42というスコアでした。
「いきなり来て40切るとはさすが」というスコアでもなく、「鎌倉CCの洗礼に苦戦して45」というスコアでもなく、ちょっと中途半端なスコアに終わりましたが、ドライバーの調子悪さから粘ってまぁまぁ頑張ったかなと思います。
パットも中距離が全然入りませんでしたが、3パットはありませんでした。スコアカード付けませんでしたが、16パットだったかな?

とにもかくにも、長年の夢だったご一緒のラウンドが9ホールだけでも実現しまして、とても嬉しかったし、楽しかったです。
本当にありがとうございました!


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題記の件、カリフォルニア時代に戻りましてDad Miller GC 他で撮影されていた、基本的にはトラブルショットといいますか、1DKJ シチュエーションからのショットをいくつかアップロードします。

こういうラウンド中に撮ってもらっていた動画、なかなか貴重だと思います。
ありがとう、友達。(この友達は念願のウインブルドンへ行ってテニスの観戦中です。)
 

Dad Miller GCの6番ホール、ティーショットが左にラフに来まして、この位置から。


目の前の枝に当てないよう、ボールが低く出るようにセットして5Wで打っています。
テークバックでクラブが木の枝に当たらないかよく確認して、もし当たるようならポーズする用意(過去記事)を心づもりしまして。

これは上手くいきました。グリーン手前エッジまで持っていけました。


こちらはSkyLinks GCの13番ホールです。
フェアウエーバンカーに捕まりまして。


ちょっと硬い感じのグリーンでした。顎がちょっと近くて、グリーンまで打てるか微妙な位置でした。
導入しましてから比較的新しい6番ハイブリッドがかなりのロフトを持っていますので、今後の経験のためにも打ってみたいと思い、そして上手く行かなくてもレイアップするくらいの位置には跳ねていってくれるだろうということで、150yくらいを6Uで打っています。

かなり上手く打てまして、このくらいの高さと近さの顎ならクリアできることが分かりました。


こちらはDad Miller GCの5番ホールです。
フェアウエーが左に傾斜していて転がってこの木のあたりに来てしまうことは分かっていながらも来てしまうホール。


思ったよりも左に転がり込みまして、どうせならもう少し左まで転がってくれると打ちやすかったのですが...。
右側に100yのマーカーの赤い棒があります。残り115yぐらいでグリーンへは少し登っていますからハイブリッドの4番で低く打って平地でトータル125yくらいまで転がってくれる打ち方で枝の下をパンチショット気味に行きます。
これはだいたいグリーン周りに行ってくれればOKという感じで打っていきましたが、転がってグリーンに乗った模様です。


こういったトラブルになった状況からは、お友達のsyoballさんに教わりました 1DKJ (一打献上)をしまして、次が打ちやすいところに距離も測った上で真剣にレイアップをすることにしていますが、上記の状況のように最善がグリーン近くに持っていけるショットで
の場合も少なくありません。それを遂行した結果グリーンに乗るということもままあります。

必ずしもグリーンに乗る必要はありませんで、寄せのしやすいところへ打てればOKなわけですが、近ければ近いほど寄る確率も高いという事実がありますのでこういったショットはある程度の確度があればチャレンジすることにしています。

ただし、チャレンジと言っても普段練習場でこういった打ち方を事前に練習しておく必要はあります。
そして特に、仮にクリーンに打てなかったとしても次のショットがプレーできる保険がかかっていれば、この選択肢が一番リーズナブルな選択、ということになってきます。


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こちらはおまけで、Jurupa Hills GCの9番ホールのティーショットです。


かなり左右が狭いホールでして、張り出した木の向こうで少しだけ広くなっている左サイドに打っていきたいティーショットです。
だいたい思ったところに打ったドライバーでしたが、ボールが落下する頃に誰かがカートで木の後ろからフェアウエーにでてくるのが見えまして、慌てて「Fore!」と声をかけています。
「誰だあれ?」ってなっています。
コース内を回っているマーシャルのカートだったのですけれどね。アメリカらしい、といえばらしいかも知れません。



7/08/2023

スピン系ボールとディスタンス系ボールの挙動を比較

米国赴任中最後のラウンドは...

やっぱり当ブログにも数々登場し、ホールインワンも達成したお気に入りのDos Lagos GCで!
まさに帰国便に乗る前日です。笑


本当に、この夜明けの1番ホールの光景はいつも気持ちの良い(けどフェアウエーに打つのが実に難しい)、そしていつも美しい、忘れられないコースです。



こちらは2番ホールのティーショットの動画。



川向こうの約100y後方にある青ティーが封鎖され、サービスホールになった(けど左の崖はアウトの) 9番ホールのティー。



こちらは232yのパー3のセカンドショットの寄せの動画です。
このホールは本当、長さだけでも難しいです。
グリーンがうねった2段グリーン様になっていて、さらに大変。


ドライバーで打って右に外したこの位置からの寄せは、
微妙につま先上がりで左足下がりのライ、そこから下っていってグリーン前はぐいっと登っていて、グリーン面は少し下がって左に傾斜、というなかなかに複雑な状況です。
ピンまでは26yでした。グリーン面までが15-16yです。

めちゃくちゃ上手く打てています。
左へ少し転がって、6フィートぐらいに止まりました。動画の最後の方にボールが見えていますでしょうか。
...でもこのパットを外して、この日3つあったボギーのうちの一つがここでした。


この12番ホールは世界一広いティーショットなんじゃないかと思う、大好きなホールです。


左右含めて5ホール分のフェアウエーのどこに打ってもだいたい大丈夫です。
フェアウエー左サイドに小さなバンカーがあるのですが、それが唯一のハザードです。
で、これが磁石のようにボールを引き付けるのが面白い謎のホールです。


こちらは私が普段は行かない白ティーで、16番ホールです。
結構落とし所が狭くて2打目は強烈な登り傾斜でとても難しいホールです。
青ティーからですとさらにフェアウエーが小さく狭く見えます。


打っているのは台湾系の友達で、ちょうど1週間前に会社をレイオフされて暇だから一緒に行こうって言ってくれまして。笑

最終戦は、+2の72 (パー70)で、ディファレンシャル1.4でした。

良い友達がいて幸せでした。(^^)


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さて、題記のスピン系ボールとディスタンス系ボールの挙動の件です。

私には珍しいのですが、日本人の私より若いお友達に頼まれまして、初めてこうした実験をしてみた中で動画を撮っていたものです。
(とても親しい友達でして、私の口調がちょっと横柄に聞こえるかも知れません。ご容赦ください。)


状況としましては、一緒にトワイライト(薄暮)でコースを途中までプレーしたあと、もう帰ろうかという最後のホールで実験的に、手持ちのボールを打ち比べてみただけです。両方の動画とも一回しかやっていませんです。

使いましたボールは、

タイトリスト ProV1
テイラーメード TP5X (色)
コストコ Kirkland Signature 3ピース
ブリジストン PRECEPT (クロネコヤマトのロゴ)  <-- ディスタンス系ボール

の4種類です。


この実験をお友達が提案しまして、動画を撮影しました。
2ダース持っているというヤマトのロゴのPRECEPTがグリーン周りでどう違うのか見たい、という理由でした。
(ちなみにディスタンス系のボールは、私のヘッドスピードですとドライバーのランを入れた飛距離はよく飛びますね。)


こちらがピンまで30yの寄せです。
グリーンの手前エッジからピンまでは8yくらいでしょうか。


1球目が ProV1です。 グリーン面に届いたところにファーストバウンドしてトン、トン、と落ち着き少し左に流れて転がって止まっていkます。ピンハイくらいのカップの左で、ワンピン(8フィート)弱でしょうか。

2球目の黄色いボールがTP5Xです。
ProV1とほぼ同じ弾道でいって、ほぼ同じ位置にファーストバウンス、ほとんど同じ位置に止まっています。

3球目は安価ながらコストパフォーマンスがよくよく飛んでスピンがかかるという噂のコストコのカークランド・シグニチャーです。
打った感じは最初の2つと同じような感じでしたが、結果は思ったより転がった印象でした。
ただしファーストバウンスが最初の2球よりも若干右寄りに落下でしたのでそれで転がる方向が違って転がる距離も違った可能性もありえます。
とはいえ、ボールが止まった位置はピンの奥側でワンクラブ半(4.5フィート)くらいでしょうか。

4球目が動画中でヤマトと呼んでいるプリセプトです。ディスタンス系のボールです。
私は普段、特にここ10年くらいはディスタンス系のボールをプレーすることが今まで殆どありませんでしたので、自分でも興味津々でした。
一般に言われているままの挙動の違いでした。
ボールが硬く、フェースからの球離れが早い印象で、その分出足からボールの弾道が遥かに高く出ました。動画の画面から上にはみ出すほどです。
そしてグリーン面に落ちた後、明らかに余分に転がっていきました。
それでもピンの奥にワンピン(8フィート)ぐらいの距離では止まってくれています。
もしもう少しグリーン面が受けていましたら、そこまで転がらないかも知れません。高さとランディング・アングルで止まる感じになるのだろうと想像できます。

十分に使えます。距離が不足している私も、ホールによって使い分けることを検討すべきかも、って思いました。


さて、次の動画は場所を変えまして今度はピンまで23yの位置からです。
エッジからピンまでは 5-6yくらいしかありません。


適当にやっていまして、すみません、ボールの順番が変わります。

1球目が TP5Xです。 
『グリーンの手前から(転がし上げるイメージ)』って言いながら打っています。
グリーンの手前にファーストバウンドして思ったよりも食われている感じでなんとかグリーン面には乗ったという感じ。若干左へズレて飛んでいる感じですし少しショートしたので、友達からも『いまはちょっと当たり損ねか?』って聞かれていますが、全然許容範囲の思った距離で出ています。しかしグリーン手前からの跳ね方と転がりが合いませんでした。(これは私のイメージが今ひとつだったことによります。)
2ピンぐらい残っていますでしょうか。

2球目は ProV1です。
TP5Xより真っ直ぐピン方向にでていって、しかしキャリーの距離はほぼ同じにグリーンの手前にファーストバウンス、グリーンには転がり上がったところにボールが止まっています。
『ちょっと調整します』と言って打っていますが、グリーンエッジが左側の方が若干近いので、ほんの少しアジャストしたつもりが同じようにようやくグリーンに上がるっていう感じの結果になっています。こちらもショート目。

3球目に打ちましたのが動画中でヤマトと呼んでいるプリセプトです。
明らかに出球が高いです。トータル23yですので先程の30y程は高くはありませんが、球離れが早い感じです。
そして、落下地点はグリーン手前の先程の2球と同じような位置なのに、転がり上がってカップぐらいまで行ってワンクラブ(3フィート)くらいに付いています。

(イメージではスピン系とディスタンス系の間くらいの転がりのイメージで打っていましたが、スピン系はちょっと手前の芝で止まりすぎた感じです。)

4球目がコストコのカークランドです。
動画内では、「あれ?ヤマトと同じくらい転がってる?」っていう感じで話していますが、あとから動画をよく見てみますと、ファーストバウンスがグリーン面でしたですね。グリーン手前でバウンドしていませんので手前の芝には影響されず、見た目上そこそこ転がったようです。
挙動としてはボールの高さとかから見ましても、一般に言われている通りスピン系の方の挙動だと思います。ワンクラブ半(4.5フィート)くらいに付いていますね。

検証している私のショットの精度の問題があります。
30yの方が基準にしている27yキャリーの距離に近いだけに正確に打てている印象です。


なにやら私は全体的には「コストコボールを使うと結果が良いのではないか疑惑」が生じました。(笑)
でもしばらく使うことにしています、RZN MS-Tour ボールも似たような性能だと思いますからピッタリ合っていると思いますので大丈夫でしょう。


さて、私のへっぽこ検証よりも信頼性のおけると思われます、Golf.comのロボットによるギアテストのボール編が記事になっていました。

こちらです。↓ 
ご参考になさってください。




6/26/2023

Adam ScottがAim Pointを説明しているショート動画

古くからのゴルフ友達に呼んでもらえまして、Pelican Hill GC, Ocean North Course (←以前ご紹介した記事のリンクです)をプレーしてきました。

Tom Fasio設計のオーシャンビューで景観も美しく、戦略性が高いレイアウトで本当に素晴らしいコースです。


シグニチャーホールの17番パー5のグリーン。すごいです。


Ocean South Course の方が海に近い方に3ホール配置されていたりとか、1番ティーがクラブハウスから橋を渡って近いところに配置されていたりとか、メインのコースのように扱われていますが、実はオーシャンビューになるホールはOcean North Course (その2)の方が多いですし、この17番と18番はものすごくダイナミックな造りで、個人的にはOcean North Courseの方が好きです。


この友達の息子(写真の向かって一番左)は私のGod sonでもあります。


ジュニアゴルフで大活躍中ですが、アカデミックに頭も良い子なので将来が楽しみです。
飛距離はすでに負けています。
スコアはまだ頑張れてるかな。実のお父さんはスコアも飛距離ももうとっくに負けてます。笑

もうひとり会社休んできてくれた友達はHDCP Index 0.3です。


こちらは、Ocean South Course の1番ホールの風景。



またまたOcean North Courseの17番ホール。


この友達は大きなバンカーに捕まりはしましたが、「今まで見たパー5のホールで一番ゴージャスなホールだ。」って言って感激してました。 初めてここをラウンドしたっていうことでした。


これが18番ホールの私の2打目地点からグリーンを見たところ。


クリフ越えでグリーン手前が崖になってまして緊張が走るセカンドショットです。


その18番ホールのティーショットの動画。


結果的にベスポジに行きましたが、本人はもう少し安全目の左サイドを狙っています。
フェアウエーもちょっと右に傾いていますのでね。


こちらは海に向かって打ち下ろすホールのひとつ、8番ホールの私のティーショットのスナップです。



動画も少し撮れましたので載せておきます。
こちらも海に向かって打ち下ろす3番ホールのティーショット。



そしてこちらは5番ホールです。


大会主催者の職員の方が撮影してくれました。

気持ち良いんですけど、打ち下ろしで目線の高さに目標がないのってちょっと難しいんですよね。


本当に素晴らしいし楽しいコースなのですが、新型コロナウイルスで日米で始まったゴルフブームのため、グリーンフィーが一気に跳ね上がって$450になってしまったために我々は足が遠のき、実に久しぶりのラウンドでした。

SCGAのジュニアサポートのグループのコンペで、週末のこのコースとしては破格の$120でプレーできました。友だちに感謝します。


スコアの方は、40 38 = 78 (Par 36 35 = 71) でした。
青ティーのコースレート/スロープレートが、71.6/132ということで、ディファレンシャルが5.5でした。

ここはスコアは二の次でラウンドをただただ楽しむのが良いです。
心が癒やされます。


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Aim Pointに関しましては、2010年に細貝さんの『パット・エイミング教本』をご紹介した記事で少し触れたことがあります。

私の友達にもAim Pointの講習を受けたゴルファーが何人かいます。
講習を受けますと、内容を他言してはならない誓約にサインするそうですので、あまり詳しい解説を見ることはありません。

私自身は、『パット・エイミング教本』の内容と、Dave Pelzの『パッティング・バイブル』を熟読していますので傾斜と狙い所、グリーンのパッティングラインのスピードと読み方については理解しておりますので(精密に実行できるかどうかはまた別ですが)、Aim Pointの講習を受ける必要性は感じていません。
受けたら受けたで確認にはなると思いますが、なにしろゴルフのレッスンに関してはゴルフを始めてから一度も受けたことがありませんので、せっかくなのでこのまま行きます。


そういう訳で、こういった動画が出ていることを意外に感じました。
Aim Pointも十分以上に普及して、次の段階に移っていっているということでしょうか。


傾斜を重力から足で感じ取り、傾斜の斜度を1%、2%、3%という風に分類してジャッジして、それに合わせて出す指を1本、2本、3本に変えてカップから横への距離で狙うところ(Aim Point)を決めるベーシックの部分だけ、Adam Scottが説明しています。

動画以上の内容は、とりあえず見ていただければということでおいておきまして...


ところで、Adam Scottが手にしているパターは、L.A.B GolfのMEZZ.1というパターですね。
以前は前身のDirected Forceパターを使っていましたので、ライ角バランス機能を気に入っているということだと思います。

こちらのリンク先の動画を見ていただきますと、とても興味深いライ角バランスという機能が伺え知れます。↓



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私のブログでは傾斜に関しまして、何度か取り上げています。
グリーンを読むのに、傾斜の把握がものすごく有効ですし、ボールのグリーン上での挙動はほぼ物理法則に則って転がります。(一部芝目の影響や風の影響、ランピードーナッツから受ける影響などの他因子もありますが、基本になりますのはやはり傾斜とスピードです。)


   これは今年ちょっとこれまでのまとめ的な感じで書きました。








13年前にDave Pelzの『パッティング・バイブル』を読んだ時点では理論的には理解したつもりでしたが、実際にどの傾斜が1%かとか、足の裏で感じることをどう測量につなげるのかとか、ではその傾斜に対してどこを狙うのが正しいのかとか、そういうところは具体的に自分で噛み砕いていく必要があるのですよね。

それらすべてを、経験と感覚、フィーリングで感じ取ってしかもそれに合わせて出力もできてしまう人が、センスのあるゴルファーということかと思います。

一方、私の方はあまりセンスがありませんので地道に工夫して分析して、自分なりの方法を見つけて、傾斜1、傾斜2、傾斜3という指標を作り、出力につなげるようにしています。
ある程度、一定の成果をあげているようには思います。


実際のグリーン上でのプレーとしましては、傾斜の読みの正確さと、ボールの挙動、そしてなによりも重量なボールのスピード(ストロークの強さ)が基本になった上に、自分が取っているスタンス位置の傾きと重力の影響もありますし、風が強いとストロークにもボール軌道にも影響が出たりします。

しかもイメージとして、横からのラインでは最後カップ付近では最大傾斜線に乗せるイメージとか、5cm手前に止めるイメージとか、ダウンヒル・スライダー では50cmくらいカップの真上で止めるイメージとか、経験則的に有効なプレーの上でのゴルファー特有のテクニック的な要素もすごく有用で、基本の上にこのイメージ要素が加わってきます。


やっぱりゴルフのスコアの基本はパッティングだと思いますし、スコアに直結する要因でありますし、パッティングを楽しめるとゴルフの楽しみはいっそう深まると思っています。


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こちらは、ショートパットがキレキレに切れることが多く、アンジュレーションが大きく、斜面に造成されたコース全体の傾斜が各グリーンに大きく影響して、ときにはボールが坂を登って転がっていく錯覚を感じることもあるグリーンが難しいコースの、練習グリーンです。


まだスタート前の夜明け時間で、これから太陽が上ってくるところです。
そんなにきつい傾斜に見えないのですが、このパットはほんの少しタップしただけでスルスルスルスルーっと約35フィート(約10.6m)も転がり落ちてきてしまいます。

1球目は下りの速さを見ようと、ほんの触るだけの感じでタップしています。
それに対して、2球目は今度はほぼ横を向くような格好で向きを変えて打ち出していますが、何しろ打ち出しがほんのちょっとのタップですので、ほとんど同じような位置に帰着しています。

こういう切れ方というか流れ方をするグリーンって、富士山周辺の御殿場あたりのコースにもあるんですよね。
下り傾斜が富士山を背にしていると、それほど急傾斜に見えないにも関わらず、ススーっと行ってしまうんですよねー。



6/18/2023

The US Open at Los Angeles CC in 2023 観戦記録

追記しました。一番下


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ロサンゼルスでのThe US Openの開催は、なんと1948年のRiviera CC以来となるらしいのですが、今回の第123回大会は、Los Angeles CC でしかも初の開催ということで、大変に記念になる大会でありまして、日本に帰る前に足を運ぶ機会があるなら万難を排して参加するべきと考えまして、友達と連れ立って観戦に行ってきました。

もう本当に良い記念になりまして、感無量です。


これが1番ホール脇のコース入口になっている場所です。

そこに辿り着く前に、外からのメインエントランスになっているゲートがこちらです。


これからチケットを見せて中へと入るところ。


こちらが全体図のマップです。


これを写真に撮っておくと便利ですね。
コース図の右に横切っているのが、川です。そこに1本橋がかかっていて、橋の向こうにファンゾーンっていうエントランスエリアがありまして、我々が購入したトロフィークラブとかいう食べ物とか休むところとかがあるエリアが造られていました。
図で川の右側の緑色が濃く塗られているところは普段はサウスコースというもう一つの18ホールのコースなのですが、すっかり潰されてこのエリアとか駐車場とか外の駐車場からのアプローチ通路とかにされていました。


こちらがそのファンゾーンです。


普段はサウスコースの1番フェアウエーとかだと思いますが、花壇やらテーブルやら、木製のリラックスチェアー(昼過ぎに我々が1時間くらい休んで過ごしました)とか、超大型スクリーンがありまして、プレーを観戦しながらゆったりと過ごすことができます。


腕にIC入りのブレスレットを付けて入るトロフィークラブ。


向かう途中にバンカーがあります。
普段だとフェアウエーセンターにある小さいやつのようです。


そしてこちらが、最初の組がスタート直前の1番ホールのフェアウエー。


はるか後方に見える真ん中の建物が、本来の豪華なクラブハウスです。
今大会は変わっていて、クラブハウス周辺は(ハリウッド近いですしセレブばっかりの)メンバー・オンリーに制限されていまして、1番ティー、10番ティー周辺には近づくことができません。


私はまず、1番グリーン後ろのグランドスタンド席に陣取ることにしました。
朝早く行ったこともあり、一番前の良い席に。
横に座ったおっちゃんが、ものすごい詳しい人で、遼くんが16歳のときのアメリカ遠征の大会で見たとか、このルーキーのキャディは有名なパトリック・カントレーのキャディの息子だとか、いろいろ教えてくれまして。こないだネリー・コルダが自分のキャディが奥さんの出産で休みなので、とかで1大会に借りたりしてましたよね?とか相槌を打ちつつ。
果てはプロレス好きだってことで、ストーンコールド・スティーブ・オースチンとかブルーザー・ブロディとかの話とかまぁ盛り上がりまして。笑


そしてこちらは、PGA下部組織のコーンフェリー・ツアーに参戦しながら、米国内のクオリファイアーを優勝して今回出場権を得た桂川有人プロです。6時53分スタート。


1番ホール、グリーンオーバーしたところからのチップショット。



7時12分だったかぐらいの、石川遼くんプロ。
日本で開催されたクオリファイアーを3位で通過しての出場らしいです。


その遼くんの1番ホールのピッチショット、...というかロブショットかな。


前評判では、スポッと埋まると上からじゃないとボールが見えない厳しいラフ、って話でしたけど、バミューダのラフはあんまり大したことない模様。
みんな簡単そうに打ってます。
ですから、通常のUS Openのようなロースコア・ゲームでの勝負、にはならなさそう。ロサンゼルスは急に暴風雨になったり絶対しませんし。

バンカー周りとか、コースのすごい端の方だけにあるフェスキューの長いラフは大変そうですが。

遼くんのバーディパットがこちらです。



ジャスティン・トーマスはグリーンの右サイドに打ってきて、下りの速いロングパットです。



こっちからの方が全然難しそう。いきなり3パットスタートでした。


アダム・スコットもグリーン奥に来ました。
我々の座っているスタンドの目の前です。


ロブショットですが、写真に写っているボールの位置を見てください。
クラブよりはるか後方です。


こちらはコリン・モリカワのチップショット。
ジャスティン・トーマスと同じアングルで、これも下りをぴったりスピンで止めて合わせるのは至難の業。直後に似たような場所から打つマックス・ホーマも、ふたりとも寄せ切れずにバーディを逃す。



私の一番好きなスコッティ・シェフラーは、2打目をバンカーに入れていました。


このバンカーショットは上手かったです。


動画がこちらです。
傾斜もよく読んで打って寄せていますが、このパットをもったいなくも外してしまいパー。

こちらがバック9からの早い時間のスタートでまったく追うことができなかったもう一人の日本人選手、永野龍太郎の18番のティーショット。


日本で開催されたクオリファイアーを2位で通過しての出場だそうです。


こちらはスコッティ・シェフラーの2番ホールのティーショットです。


彼のお陰でと言いますか、私が打つときにときどき右足が後ろへ滑ることがあるんですけど、悪い動きだと誰も思わなくなりまして(笑)、助かっています。
(個人的には、山本道場のスケーティングの動き、ボーリングのボール投げるときの動きなのですが。)


マックス・ホーマのショット、2番ホールかな?




そして私は友達としばし別れて、この、18番グリーン(左)と 9番グリーン(右)を両方見渡せるというグランドスタンドの右端で絶好の位置を確保して陣取りまして、人気プレイヤーのグループが続々と18番と9番に来るのを待ちつつ観戦しようという最高のポジションに。


待ち時間には係員のおばちゃんとは随分色々話しました。笑
プレーヤーが来るの待ちつつ、隣のおっちゃんたちともやいのやいの喋って。

こちらは9番ホールに遼くんが来たところ。



こっちは18番に来たセルヒオ・ガルシア。



そんなこんなで、リッキー・ファウラー、ジェイソン・デイ、ジャスティン・ローズの組が来まして、うっかりしていたらジャスティン・ローズの打ったボールが我々のいるスタンドに飛び込んできました。
なんか、野球観戦のときのファールボールが来たときみたいでした。


ガコーン、ガーン、って音がした後、青シャツのおっちゃんにボールが乗っかった模様でした。


ジャスティン・ローズ来ましたけどね、フリー・リリーフで別のボール出してプレーしました。


このショットはダフってグリーンに届かず、今いっちょでした。


同じ組のジェイソン・デイ。



と、2日目まで -11アンダーと独走中のリッキー・ファウラー。
不調からの復活の、そして念願のメジャー初制覇、なるのでしょうか? 厳しいか?


頑張って欲しいですね。


シェフラーが9番ホールにやってきました。


ここはバーディーパットを決めてくれました。





そして私が大好きなマット・クーチャーが18番に。


このバーディーパットを決めてもらって、「クーーーーーーッチ!」っていうやつを叫びたかったんですが(パッと聞きブーイングに聞こえるやつ)、残念ながらパットが決まりませんでした。



こちらはホブランドとラーム。バック9スタートの18番グリーンです。


ザンダー・シャフレも同組で、すごい人気でした。
グランドスタンドにもワーっと人が増えて、サーっといなくなるっていう感じ。


午前スタートの組の観戦を堪能しました後に、お昼を食べにトロフィークラブの方に。


チキンフィンガーのセット食べたんですけど、お腹いっぱい。


このあとみやげ屋に行きまして、記念品をゲットしまして。


それでこのスクリーンの裏側の木製デッキチェアーのところへ行ってしばし待ち、チェアーをゲットして充電池とスマホの両方をサービスステーションで充電しながらのんびりスクリーンで1時間ほどTV観戦しつつ、休憩。
一日中いる予定でしたので体力温存が必要でした。でも天候には恵まれて一日中曇っていましたから、体力的には余裕でした。


午後スタート組は誰から見ようか?っていうことで、3-4番あたりをプレーしているフィル・ミケルソンの組を観に行こうってなりまして。

それで我々が陣取ったのが、こちらの7番ホールのグリーン脇の斜面です。
ロープ際を確保しまして。


ここにいますとね、目の前の7番(多分280yのパー3です)のグリーンの向こうに8番のティー(右へ打っていく)と、その向こうに5番ティー(左へ打っていく)と、割と狭い場所に3ホールが密集している面白い場所でした。


5番ホールのミケルソンのティーショット


こちらが動画です。


7番グリーン越しに見ています。


ダスティン・ジョンソンのティーショット、5番ホール。



トム・キムが打ち終わって歩きだしていますが、7番グリーンもミケルソンの組が進行中。



こちらが7番ホールです。


打ち下ろしで280yぐらいのパー3です。

あまりに近いので、7番でティーショットが左にブレて「Fore, left!!」っていう声がかかると、8番ティーと5番ティーのプレイヤーが頭を抱えてダッキングします。
この3ホール混み混みです。


フィル・ミケルソンもティーショットを左に曲げて木に当てました。
そこからの寄せのショットがこちらです。


これはちょっとダフリ気味であまり良いアプローチではありませんでした。
フィル・マジックを期待したのですが。


こちらがパドレイグ・ハリントンがティーショットを打った直後にダッキングしている動画です。



同じ組のキーガン・ブラッドレーのティーショット、同じく8番ホール。



続いてフィル・ミケルソンのティーショット。8番ホール。



こちらは7番グリーンのアブラハム・アンサー。


こちらは日系のカート・キタヤマです。



さて、この後に我々は、16番ホールのグリーン脇のグランドスタンドに移動しました。

こちらがキャメロン・スミスの組です。ハーマンとクリス・カーク。



そして、この日一番人気の、ローリー・マキロイ、ブルックス・ケプカ、松山英樹の組がやってきました。



松山英樹のバーディーパット。入らず。



ローリー・マキロイのバーディパット。これも入らず。


そしてすかさず我々は先回りして18番グリーン横のグランドスタンドに移動しました。


9番ホールをプレーしているダスティン・ジョンソンが、18番グリーン脇のバンカーに打ち込んだ様子で、9番から18番に現れました。


ここの席はなかなかに面白いです。
先ほどの午前中にジャスティン・ローズの打球が飛び込んできたスタンドです。


そして松山英樹の組が18番へやってきました。


ケプカも来ました。



松山英樹、この日最後のバーディーチャンス。惜しくも入らず。


それにしても豪華なクラブハウスですね。
さすがセレブ御用達のコースです。


ラウンド後のインタビュー、それ用の部屋がテントで用意されているんですが、ダスティン・ジョンソンはなぜかクレーン上でインタビュー。



私も最後にお土産を買いまして。


パターヘッド・カバーと、金属製バッグタグと、お土産用のヤーデージブックをゲット。


Wowowのお仕事できていて通りかかった今田竜二プロに話しかけることができまして、サインなんかももらっちゃいました。


前々から気になっていた、26打罰を受けたトーナメントのお話なんかをご本人から伺えまして、感激でした。

まだLos Angeles CC でのUS Openの開催は1回目ですから、日本のゴルフマスコミの方々でも未体験だったりするようで、レアな経験ができました。

...というような感じで、朝の6時から夕方の7時まで、堪能し尽くして楽しんで帰ってきました。

本当に貴重な、私のゴルフライフの記念になる体験ができました。


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追記:

友達がTVで見つけてスクショを送ってくれました。


これはちょうど、1番ホールグリーン後ろのグランドスタンドの最前列に座って観ていたときです。本文中に出てきた色々やたら詳しいおっさんは、「荷物見といてくれ」って頼んで電話かけにどこかへ行ってしまったときですね。

しかしよくTVでスタンドにいるところを見つけたなと思いますし、分かりましたね。