8/03/2009

アタック・アングルで飛ばせ!


何ヶ月か前にゴルフマガジンに載っていた記事ですが、クラブヘッドがボールに入る角度でドライバーの飛距離が25yも伸ばせるかも知れない、というお話。

飛ばしに必要なのは、筋力アップだ!とか、練習あるのみだ!とか、柔軟性のアップだ!とか、って言ってしまうと身も蓋もありませんので、ちょっと違った方法論でアプローチしてみます。(笑)


Secret to 25 More Yards is Your Attack Angle




記事には、(あまり飛ばなかった)ジェフ・スルーマンがヘッドスピードを上げることなく平均飛距離を22yも伸ばしたこと。タイガーとJBホームズは、ドライバーのスペックもロフト角もスイングスピードもほぼ互角の数字が出ているのに’08年の平均飛距離で約16yもJBの方が飛ぶ(294y vs 310y)のはなぜなのか?
という事実を基にリサーチした内容が書かれていました。

リンクのイラストにありますように、+5°のアタック・アングルが飛距離を最大化するカギになるそうです。あとは、フェースの重心よりやや上方の位置で打つこと。



タイガーのスイングは、-3~-2度のダウンワードの軌道で放たれるそうです。
対して、JBの方は+3度ぐらいのアッパー軌道。

二人とも、ヘッドスピードは大体124マイル/時だそうです。(約55m/s換算ぐらいでしょうか。もちろん一発飛ばそうとしたときではなくて、シーズンの平均です。)


アタック・アングルの、-5、0、+5°による各ヘッドスピードでの想定飛距離の差は、下の表の中にまとめられています。




完全フラット・無風、の条件ですと、キャリーで300y越えるには120マイル/hのヘッドスピード(約53m/sぐらいです)と、少なくともレベルに打つスイングが必要なわけですね。

ヘッドスピードが、95マイル/hぐらいの私は、非常に上手く打ってトータルで250-260yも行けばベストショットってことですかね。(無茶振りすれば100mphくらいまでなら出ますけど、まともに打てません。)
まぁ、(ティーイング・グランドも全く盛り上げられていないような)完全フラットなホールって言うのは日本にはそれほど数が無いと思います。米国にも多いわけではありませんけど。

風とか地形のお陰で290y飛んだ計算になったり、極稀に310yがワンオン出来たりすることもなくはありませんわね。あくまでも地形と風のお陰です。
逆に打ち上げとかで210yしか出てないなんてこともざらに起きる訳ですが。


私の飛距離のことはともかくとして(笑)、
今現在アタック・アングルがマイナスかレベルになっている方は、少しアッパーになるようにセットアップを変更してみる価値はあるんじゃ無いでしょうか。

あらためて表の数字を見ていただきたいのですが、かなりの飛距離の差になりますよ。
-5°-> +5°の場合ですと、25y以上も違って来ます。(^^)


8/01/2009

第4象限(IV)を有効利用


以前の記事「下りのスライスラインはゴルファーの悪夢」で検討し、
「バーチ・ヒルズ (ゴルフコース)」の記事で検証実験を行ってみたグリーン攻略マネジメントですが、もう少し掘り下げてみました。


例えば、カップの位置がグリーンの右寄りで手前寄りだった場合。



芝目といいますか、傾斜に合わせて、x-y軸も傾けて引いてみました。

この位置にカップが切ってあったら、右のガードバンカーのこともありますし、2打めは間違いなくグリーンセンター狙いで、いつもの癖どおりで行けばちょっと左曲がりで第3象限(III)か、あるいは距離の関係で第2象限(II)に乗せるような攻め方をすると思います。

残り距離がいくらであれ、第4象限(IV)を狙っていくのは少数派でしょう。

私とは逆のフェードヒッターなら、グリーンセンター狙いで、良いミスが出ればカップに寄って行く、というような計算での打ち方もアリでしょう。


仮に(V)として置きましたが、この配置であればショートゲームの得意なプレイヤーの場合、バンカーに入らない、しかもカップに向かって登りになる黄色い点線のエリアに打っていって、寄せワンを狙う、というマネジメントもアリだと思います。
2打めの距離が長い場合など特に、こうした攻め方は有効かもしれません。


私はグリーン周りのピッチ・ショットがあまり得意ではないこともあって、距離を十分にだすことで(仮に狙いより右目に行ってしまったとしても)バンカーに入れない打ち方で、(II)のエリアに打っていく攻め方が今は多いです。

グリーン上に残れば、下りではあってもパッティングできます。
余程のアンジュレーションなら、この攻め方は駄目ですが、下りのパットは決して嫌いではありません。

また、図中の(a)や、(b)の位置にこぼして外した場合は、難しい下りのラインとは言え、転がしやチップ・ショットのアプローチが出来ますが、下りを残さないために(V)の領域を狙って打って、例えば(c)の位置に残った場合、グリーンに落ちてから短く止まるピッチ・ショット(またはロブ・ショット)が必要になって来ますので、私の苦手分野を残してしまいます。
(・・・ってか、判ってんなら練習しろ!・・・ってお話もあろうか、とは思いますが。(^^;)

いずれにしても、(a)、(b)、(c)のポイントからの寄せや、(II)、(III)からのミドル/ロング・パットを打つときに、第4象限(IV)の領域に残すことを頭の片隅においてプレーする、というのが、私が今目指しているマネージメントです。


まぁ、その時々の技量とか使える/使えない技とかによって、マネジメントは変わってくると思うんですけど。(^^;


7/31/2009

ホール・イン・ワン -2


先週のRBC カナディアン・オープン、ご覧になりましたでしょうか?
ジモティーのネイサン・グリーンが、終盤のイーグルで追い付いてきた南アのラティーフ・グーセンをプレーオフで破って優勝しましたね。

GDOのPGAツアー・ハイライトの映像(リンク)



それはともかく、ものすごく珍しいホール・イン・ワンが達成されました。

なにはともあれ、百聞は一見にしかず、ということで。↓



2日目のラウンドの15番ホールで、リーフ・オルソンが達成しました。

ビリヤードになぞらえて「ザ・バンク・ショット」って呼ばれてて、先週末はこの話で持ち切りでした。
(あんまり誰が勝ったとか、そういう話題にはなんなかったですね、米国では。(^^;)

BMWの新車がもらえたんですね!


ちなみに、先にオンしていてぶっ飛ばされたのは、同伴していたクリス・ブランクスというプレイヤーのボールです。
ルール的には、元あったと思われる場所に最も近いところにリプレースして打つんですが、外してパーになったようですね。

運も一緒に蹴飛ばされちゃったのかどうか(笑)、ブランクスは予選落ちしてしまいました。



(スコアが悪かったのは1日目なんですけどね。)