3/03/2011

ブリガムヤング大(BYU)の事件



明日は久しぶりにSCGAのオープン・トーナメントに出ます。 (^^)
Journey at Pechanga resort。
たぶんショットガン・スタートじゃないかと思います。

初めてのコースでして、コース図がありませんので攻略を検討できないからその場でぶっつけ本番ですし難しそうなコースなのですが、ショットの調子は良いので86を切るぐらいのスコアでいきたいなぁとか思っています。
(新しいんですかね? Googleマップにもコースが写ってないんですよ。)

レポートは来週アップします。


---

3月に入りまして、この時期は全米がNCAA Hoops(大学バスケット)の決勝(で、表現あってますかね?)に沸く、いわゆるマーチ・マッドネス(3月の狂乱)と呼ばれる時期なんですが、その一番大事な時期の月曜日にこの事件は起きました。


BYU: Brandon Davies dismissed from team
http://www.sltrib.com/sltrib/cougars/51342026-88/davies-byu-team-code.html.csp


クリックで、記事にリンクしてます。


有力校の一つで、ちょうどその月曜日には全米のランキングで3位にランクアップしたところだったブリガムヤング大(BYU)・クーガーズのセンター、ブランドン・デービーズくんが出場停止処分になってしまいました。
今シーズンのマーチ・マドネスのゲーム全部に出場できません。


処分の理由が、「ガールフレンドとセックスしたため」なんです。

立教大学のレイプ事件じゃありませんよ?
ガールフレンドなんだから。



ユタ州の大学で、Church of Jesus Christ of Latter-day Saints (いわゆるモルモン教です)が建てた大学ですから、厳しい honor code(・・・校則じゃないけど、戒則って表現しますかね? 「道義心規定」みたいな感じ。ドレス・コードのコードです。)を持っていまして、これに違反してしまった、という訳です。

BYU’s Brandon Davies apologizes to teammates
http://www.sltrib.com/sltrib/cougars/51348870-88/davies-byu-team-wednesday.html.csp?page=1


クリックで、記事にリンクしてます。


premarital (婚前の) って単語が使われてますから、真面目な相手なのでしょう。

モルモン教ですから、アルコールやドラッグはおろかお茶もコーヒーも駄目。

やけに乱れている感のある米国の学生の性生活の中にあって、こういう学校もあるんですね。


ここの出身には、ゴルフ界だとマスターズ・チャンピオンのレフティー、マーク・ウィアーが居ます。


特にモルモン教徒でなくても入学できるそうですけどね、honor codeは守らねばなりません。

日本人でも、日本ゴルフツアー機構副会長の諸星裕さんとか、水泳の長崎宏子とか通ったみたいですね。wikipediaに書いてあります。


他には、野球のジャック・モリスやウォーリー・ジョイナー、フットボールのスティーブ・ヤングなんかも挙がっていますが、驚いたことに元49ersの名クォーターバック、スティーブ・ヤングはブリガム・ヤングさんの末裔だったんですね。

で、wikipediaでは挙がって居ないんですが、あのWWE(旧WWF)の悪のオーナー、ビンス・マクマホンもBYUに通っていたそうです。
有名な奥さんは卒業した東カロライナ大学で後輩だったらしいですけど、

BYUに居たときはガールフレンド居なかったんだろうか? 信じられません。(笑)



この大学のアスリートの80%はすでに結婚している、なんて話も伝わってきまして、すっかり話題になってます。


BYUは以前にも、NCAAのフットボール・チームにおいて同じ理由でランニング・バックをシーズン出場停止処分にしてますから、前代未聞ってことではないんですけどね。


3/01/2011

カート爆発


今年のマッチプレー、見応えありましたねー。

観ていて一番楽しかったのは、バッバ・ワトソンとJ.B.・ホームズの1戦でしょうか?
10ホール終わって5ダウンからのカンバックで逆転もすごかったですが、とにかく二人の飛距離を見てるだけでもワクワクでしたね。


決勝も見応えありました。

ルーク・ドナルドがそれまでの対戦全部大差気味に勝ち抜いてきて、勝負が17番18番になったら(決勝ではそうなったんですけど)プレーしてないだけに不利になんないか? なんて気にして見ていたんですけど、物ともしませんでしたね。

以前、G-Macの強さの秘密って記事の時に、ルーク・ドナルドのスタッツを細かく見てみたんですが、この人はパワーのさほど必要ないコースに於いては無類の強さが出ますね。
なにせ、スクランブルのデータ、パットのデータはダントツですし。

今年は米国に家も構えて本格的にUSPGAに注力するそうなんで、こういう活躍を見る機会がバンバン増えそうです。

パットの名手が大活躍するのを観るのは、パッティング好きの私としては大歓迎です。(^^)


ちなみに、世界ランキングはマッチプレーの後、こうなりました。↓
オフィシャル・ワールドランキング・サイトの2月28日付のキャプチャーです。)

クリックで、100位まで見られます。


G-Macが金曜日にタイガーを抜いて3位になったんですが、そのG-Macをルーク・ドナルドが抜いて3位になりました。

ということで、

1位 マーティン・カイマー
2位 リー・ウエストウッド
3位 ルーク・ドナルド
4位 G-Mac
5位 タイガー

って感じで上位4人がヨーロパ勢ですね。

7位のポール・ケイシーと8位のローリー・マクロイ、13位のイアン・ポールター(昨年のマッチプレー覇者)と、層もなかなかに厚いです。


USドル弱いもんなー。(・・・って、関係ないか。(笑))


---



さて、ワニの話題に続いてまたまた戦慄のお話を。




これ、すごいでしょ?

アーカンソーのRivercliff Golf Course in Bull Shoalsってコースでの出来事なんですけど、

Jimmy Sandersさんがプレーしていたら7番ホールで電動カートが動かなくなって、調べようとしたら発火して燃え上がったらしいんですね。
ジミーさん、自分のクラブを救助しようとして腕に軽く火傷を負ったらしいです。

目撃者の証言では、その後カートは大きな爆音を立てて爆発炎上したそうです。

フェアウエーの芝(枯れていたんでしょうね)に燃え移り、半エーカー(100坪ちょっとぐらい)燃えて、木や隣接する家の方に火が行ったけど、消防車が来て1時間かかって鎮火した。って書いてあります。



でね、私思い出したんですが、

昨年末にヒドゥン・バレーをプレーした記事に、あのとき17番でカートが止まっちゃったって書きましたけど、実はその瞬間、「パーン!」って乾いた大きな音がしたんですよ。
電動カートですよ?

アクセル踏んだ直後だったかなぁ。
焦げ臭かったし。


あれ、いまにして思うとひとごとでは無かったんですね、きっと。

私もジミーさん同様、危ないところだったのかも。



2/27/2011

D-Plane流に真っ直ぐなボールを打つ


いやー、参った。風邪引きました。

 大したことないんですが喉が痛いのでおとなしくしてました。(^^;
(でも早朝の9ホールは霜だらけの中ラウンドしましたけどね。)


---


スノーマンさんから良いコメントを頂きましたので、ちょっと前記事の補足をいたします。

D-Planeは、インテンショナル・フック/スライス・ショットだけに有効なアイディアではありません。


こちらのサイトに「D-Plane流にアイアン・ショットを真っ直ぐ打つには。」という記事がありますので見ていただきましょう。

How to Hit an Iron Shot Straight-D Plane Style


上方からみた、簡略化したスイング軌道を描いた図があります。


画像をクリックで拡大します。




インパクトの瞬間に(ボールの打ち出し方向に大きく影響のある)クラブフェースが真っ直ぐ目標を向きますということは、ボールを打った後クラブフェースがスイングアークの最下点(ディボットの底、地面の中ですね)に到達する頃にはやや左を向いていることになります。

そして図中の青矢印のように、クラブヘッド・パスのベクトルはインパクト時点で真っ直ぐ目標方向を向いている状態が、クラブフェースの向きとスイングパスの両方が目標方向を向いている、真っ直ぐに目標に向かうストレートのボールを打つ条件になるというわけです。


この図では真上から見ているために、スイングアークの傾きは表現されていませんが、斜めに傾いたスイングの弧を考えてみますと、

弧の最下点より少し前のインパクトの時点からは、最下点に向かってクラブヘッドはさらに下方に、そしてアウト方向に動くことになります。

このため、エイミングのラインは目標線よりもほんの少し左を向く方にセットすることが真っ直ぐのショットを打つ条件になってくるというのです。
(どの程度左にセットするのかは、使うクラブとその人その人のスイング軌道の傾きの度合いどの程度スティープにダウンワードに入ってくるかのアタックアングルで違ってきます。)


ショートアイアンほどスタンスをオープンにした方がストレートにボールをヒットしやすいのには理由があったんですよ、という訳ですね。



ブログ記事を書いている、John Grahamさんが立体的に説明している動画を貼っておきますので、ご参考になさって下さい。 ↓





まぁあの、ちょっと小難しい話になっている割には、それほど大きい角度の違いではありませんので、あんまり深く考える必要はないと思いますけれど。


私自身の場合は、すべてのショットを軽いドロー気味に打っていますが、そう言えばミスショットは右にでることもありますが、しっかり打てたボールがピンより左に行くケースが少なくないんですよね。

かと言って、少ーし右にエイミングするとなにやらバランスが狂うらしくてミスが出やすくなるので、かたくなにまっすぐ構え、結果としてやや左にズレる結果は容認して打っている事情がありました。

ですからこのD-Plane理論を応用して、エイミングは変えること無く、クラブフェースを若干(ケースバイケースによってわずかに1°~4°くらい)開くことで調節すれば、ほんの気持ち右に出て左に戻る球筋でアジェストできるということか?! と思ったりした次第です。(^^)

試してみるのがちょっと楽しみです。