1/12/2016

スコッティ・キャメロン "ニューポート" Black Mist Finish


キャメロンのパター、パッティングが上手くないと恥ずかしいような気がして意識的に避けてきましたが、今回ちょっと訳あって購入することにいたしました。

Scotty Cameron Studio Select "Newport" black Mist finishというパターです。


なんということはないのですが、現行のエースパター (っていうかずっとオールドピンパターの1種類でエースもなにもありません) が1967年製のビンテージ・パターでして、昨今はかなりお金を出すつもりでもなかなか程度の良い物は入手できなくなってきました。
(実際のところキャメロンのセレクトよりずっと高くなっちゃいました。) 

そんな中、昨年の8月のラウンドでいつの間にかカートから飛び出してしまい無くなる事態が発生しまして。幸いにもドリンクカートの女の子が見つけて届けてくれまして、お礼をして飲み物を買い$10のチップを渡して事なきを得たのですが、これは今後無くしたり壊したら困るなーと思ったのです。
シャフトが折れたり曲がったりとかしても、オールドピンパターは中から鉄球で圧着してありますのでリシャフトもしたくありませんし。

20年以上前からオールドピンパターひと筋で来まして2008年から現行の1967年製になったのですが、これに一番近いコピーであって精巧にできているのがキャメロンのニューポートなのと、ヘッドの重さが調節できるウエイトが付いている機能に惹かれまして決めました。

ロフト角:4度、ライ角:71°です。

これまで何度もショップで試打をして構えやすさ、私のへぼストロークと出球の転がりの方向を確認してきましたので安心です。

こちら ↘

(画像をクリックでリンク元に。直フィードです。)
Scotty Cameron Studio Select "Newport" black Mist finish

さて、これを今度は現行のエースパターと同じフィーリングで使えるようにセットアップします。

とりあえず並べた状態で写真を。

まずは上から。

写真をクリックで拡大します。


それからフェース側。

写真をクリックで拡大します。


2つ同時にカメラに収めますとアングルが微妙に違ってしまいますが、じつによく似て出来ています。ほぼ違和感なし。


そして現行のエースパター同様に、このパターにも必殺の宇宙兵器(笑)、カウンター・ウエイトを装着いたします。本来の付け方ではなくグリップの中に固定してグリップを被せますので、外からは見えません。

キャメロンのグリップ、ちょっとだけ長いのね。


カウンターウエイト、中には眉唾に思う方もいらっしゃるかとは思いますが、実に良いですよー。
昨今流行っているSuper Strokeなどのデカグリップや、アンカーリングはしないけど38-45インチも長さのあるパターなどはカウンターウエイトの効果もあってそれが良いフィーリングに大きく影響しているのであろうと考えます。


さてカウンターウエイトを装着いたしましたら、今度はヘッド側のウエイトです。

オリジナルでは35インチのパターには10gのウエイトが2つ装備されています。
(以前はキャメロンのウエブサイトにScotty's Custom Shopというのがあって色々カスタム・オーダーできたのですが今はなくなり、タイトリストが販売したパターをアレンジしてくれるサービスだけになっているようです。)

写真をクリックで拡大します。


一応正確に重さを量ってメモしました。
ひとつひとつ全部ゴム製のOリングがセットされています。


表側はこうなっています。

写真をクリックで拡大します。


一番左がオリジナルのウエイト10gです。
25gのものと30gのものは買い足したもので、せっかくなのでスーパーマンのロゴのものにしました。(なにがせっかくなのかよく分かりませんが。(笑))
それぞれニューヨークと香港から購入したものです。

おそらく非公式の品物と思われます。が、お値段はただの錘にしてはかなり高いです。 
しかし米国では公式のキャメロンサイトで左端のオリジナルのウエイトのバリエーションが売られているでもなく、同様の購入方法でむしろ安く入手できます。(よく分かりません、すみません。)


こちらが装着したところ。

写真をクリックで拡大します。


左側のオールドピンパターのソールには実は鉛のテープがびっしりと8枚重ねぐらいで付いています。

速いグリーンでよりオートマチック感を出したいため、もうちょっと重くしたいなー、と思っていましたので、このウエイトを交換できるシステムが試したくてキャメロンのセレクトにしたというのが本当のところです。

写真には30gを入れていますが、当面は25gで自分を慣らして行こうかなと思っています。


写真をクリックで拡大します。




1/02/2016

2015年の成績と、2016年の数値目標


今年も初日の出はゴルフコースで。 (^^)


3ホール目のフェアウエー右サイドから。


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毎年恒例の、2015年の成績の振り返りと、2016年の目標を更新します。

昨年の記事はこちらです。 → 「2014年の成績と、2015年の数値目標

昨年、「今年は2年間のスランプから脱出するぞ・・・」と書いていたのですが、2015年終盤になってようやくスランプから脱出しつつありまして、2015年は久々に成績が上向きました。



昨年の記事に沿って、数字を並べてみます。
青字が加わった昨年のデータです。

2008年 (5月-12月)
Score Average:   +9.2
Putts per Round:  33.53
Putts per GIR:     2.029
(パーオン率は9.1/18ホールくらいで、平均18.4パットぐらいでした。)

2009年
Score Average:   +9.4
Putts per Round:  32.23
Putts per GIR:     1.967
(パーオン率はぴったり8.00/18ホールで、平均15.738パットでした。)

2010年
Score Average:    +9.1
Putts per Round:  32.18
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は8.11/18ホールで、平均15.786パットでした。)

2011年
Score Average:    +8.7
Putts per Round:  31.83
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は7.81/18ホールで、平均15.195パットでした。)

2012年
Score Average:    +8.5
Putts per Round:  31.08
Putts per GIR:     1.990
(パーオン率は7.83/18ホールで、平均15.575パットでした。)

2013年
Score Average:    +12.9
Putts per Round:  31.65
Putts per GIR:     2.016
(パーオン率は6.00/18ホールで、平均12.097パットでした。)

2014年
Score Average:    +11.7
Putts per Round:  30.44
Putts per GIR:     2.027
(パーオン率は4.80/18ホールで、平均9.730パットでした。)



2015年
Score Average:    +9.9
Putts per Round:  31.57
Putts per GIR:     2.051
(パーオン率は7.03/18ホールで、平均14.42パットでした。)



2015年は特に後半、ようやく2年半に及ぶ酷いスランプから脱出しつつありましてショットの程度が改善してくれました。
顕著に現れたのがGIR(パーオン率)の低下改善で、ラウンドで3ホール分戻した勘定です。
特に後半はおそらくさらに1ホール分もどしています。(8/18に届いているんじゃないでしょうか。)


2013年にスイングを壊してしまったため、2015年はもう何年振りか久しぶりにスイング改造に臨みまして、スイングのタイミング自体を変えました。

結果として、クラブを約1年かけて全とっかえすることになりました。
球筋もこれまでのドロー・フック系のボールはほとんど出せなくなりまして、真っ直ぐ目のフェードかドロー、どちらかというと芯で打つと真っ直ぐかフェード気味が持ち球に変わりました。

そういう意味では、昨年年初の目標であったスイングの修正が達成出来つつある実感があります。

平均スコアもギリギリでしたがひと桁台に復帰いたしました。 (^^)


スコアの方は、こんな風になってます。

2007:    +5.1 +4.7 = +9.7
2008:    +4.6 +4.6 = +9.2
2009:    +5.3 +4.1 = +9.4
2010:    +4.6 +4.5 = +9.1
2011:    +4.1 +4.7 = +8.7
2012:    +4.5 +4.0 = +8.5
2013:    +7.3 +5.6 = +12.9
2014:    +6.5 +5.2 = +11.7
2015:    +5.3 +4.7 = +9.9

2007年のデータは、11コースだけ。 プレーは近所の市民コースばかりです。
2008年の5月にブログをスタート、08年は延約39ラウンドしました。
2009年は、約40ラウンドでした。
2010年は約30ラウンドです。 (諸事情でラウンド数やや減少)
2011年は約41ラウンドです。
2012年は約40ラウンドです。
2013年は約30ラウンドです。 (肘痛発生)
2014年は約39ラウンドです。 (スランプ継続)
2015年は約72ラウンドです。 (以前バック9だった多くを18ホールでプレー)


随分とラウンド数が増えましたが、子どもたちが土曜日の補習校に通っている時間を利用しまして、早朝のバック9の練習ラウンドを午前中に終える18ホールのラウンドに切り替えたため+夏休みに家族が日本に帰っていて居なかった期間が長かったためです。
ラウンドのペースとしては実はあまり変わっていません。

スコア的には、(学校待ちの時間でプレーしていますので) 近所の比較的簡単なコースのデータが数多く入る形になっているので良さげに出ている傾向は否めません。

2016年は2012年レベルまで復帰することが目標ですね。


2013年の謎の肘痛が原因でスイング改造をするはめになりましたが、これが良い方向に向かうと信じています。
と、いいますのも、スイングに多少自分なりに無理がなくなって来たと感じるからです。
2012年以前は安定して左曲がり系のボールでしたが、インパクトからフォロースルーでグリップを雑巾を絞るようにスクイーズしていた感覚がなくなり、今は手のひらにも指にもまったく負担のかからない感覚になっています。


昨年のベスト・ラウンド、ワースト・ラウンドも久しぶりにチェックしてみました。

昨年のベストスコアは7月のモレノ・バレーの77でした。
スコアならMeadowlarkで75というのがありましたが、ディファレンシャル的にはこちらの方が良かったです。
いつも家族が日本に居る数週間の単身生活中のラウンドですね。(^^;

友人のNishiと行った10月のEmpire Lakesの79も良かったです。ディファレンシャルが5.9。
このコースは2016年にクローズすることが決まっているようです。アーノルド・パーマー設計の景観が素晴らしいコースだったのですが...。 (ちなみにここのslope rate 130は今となっては高過ぎると思います。以前はラフがボール無くなっちゃうほど厳しかったからです。)

ワースト・スコアの方は、3月のCanyon Crestでの97でした。ディファレンシャルが21.9。
そしていつものように5月のエル・カバイェロでも91と、やられました。 DF 17.0。

ホール・レイアウトは難しく見えないコースですが、グリーンとグリーン周りがとてつもなく難しいんです。 今年はリベンジで80台前半を出せたら、と希望しています。(笑)


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バーディー数も集計してみました。

2007:  23個 (22ラウンド)
2008:  42個 (39ラウンド)
2009:  42個 (40ラウンド)
2010:  34個 (30ラウンド)
2011:  44個 (41ラウンド)
2012:  37個 (40ラウンド)
2013:  22個 (30ラウンド)
2014:  21個 (39ラウンド)
2015:  60個 (72ラウンド)

バーディー数は昨年よりは多少改善しましたが、まだ肘痛前の2012年のレベルまでは改善していません。
視力の老化も影響していると思われますが、GIRの改善が見られている2015年後半以降2016年はこれも戻ってきてくれることを期待したいところです。

やはり出来ればラウンドあたり1個以上のペースに持って行きたいです。

2015年もイーグルが一つありました。 どんな格好であれ嬉しいですよね。


昨年の後半からデーブ・ペルツの3x4システムを精査しなおして練習していました。
その成果は確実に現れ始めています。

30y-90yの間の距離をある程度打てるようになって来ますと、コースの攻め方も少し変わってきますね。
スコアに直結するところまで持っていくのは簡単ではありませんが、ゴルフに幅が出てより楽しくなって来ました。(^^)
  

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さて昨年も一番に力を入れようと目論んでいた、Z版「がんばり率」の結果です。

(データのピックアップをシンプルにするためにダブルボギー以上にしてしまったホールは除きまして、ボギー・オンしたホールで 2パット以上なら失敗、1パットでパーなら成功としてデータを抽出したデータです。)


2015年も特に目標は掲げませんでしたが、基本的には「Z版がんばり率 50%達成」を掲げて目指しております。

2008:  2/6 = 33% (1ラウンド)
2009:  95/291 = 32.6% (40ラウンド)
2010:  68/205 = 33.2% (30ラウンド)
2011:  129/328 = 39.3% (41ラウンド)
2012:  142/303 = 46.9% (40ラウンド)
2013:  94/237 = 39.7% (30ラウンド)
2014:  160/360 = 44.4% (39ラウンド)
2015:  237/560 = 42.3% (73ラウンド)


2014年より頑張り率が低下しているようにも見えますが、パーオン率が大幅に改善した影響が出ていて、ほぼ同等のレベルのチップショットが出来ており、特に後半に良化していると分析します。
2015年年末にTaylormadeのATVカット・ソールのウエッジを導入いたしましたので、2016年はこの優秀なウエッジによっても向上が図れるかなと期待しています。(^^)


ボギー・オン数もショットの改善に伴い少し戻せました。
アベレージで10年7.36回から、11年は8.00回、12年は7.58回、13年は7.64回、14年9.27回、15年7.78回になっています。 (14年が多いのはひとえにパーオンが極端に少ないためです。)

2016年は、Z版「がんばり率」とボギーオン率の組み合わせで、拾うゴルフをひとつ上のレベルに乗せたいところです。



11/11/2015

ATV GRIND の Taylormade TOUR PREFERRED WEDGE (54°)


ドライバーからアイアンセットまでSLDRで揃えちゃった手前、ウエッジもTaylormadeを試してみることにしました。


これまでは、non-conforming(ルール適合前)のgroove(溝)で激スピンの CallawayのJaws Wedge を愛用していました。
2024年まで使おうかと思ってストックまで買って用意して置いたのですけれどね。

このジョーズ・ウエッジはバウンス角が16度もありまして、普段は良いのですが私はKIKUYU芝のコースでのグリーン周りのチップショットを苦手にしていました。芝に引っかかりやすいんですよね。
お友達のSamさんからローバウンス角のウエッジを使うとマシになることを教えていただけたこともありまして、TaylormadeのRAC Wedgeを試したりもしていたんです。
KIKUYU芝のコースにはロフトが同じ54度のウエッジを2本持ち込む始末・・・。


そして、表題のTOUR PREFERRED ATV GRINDのウエッジがこちらです。




すみません、鉛を貼っちゃってまして。
写真を撮るのも上手くありませんし。

と、いうことで、ショップのウエブサイトの画像をリンクいたします。




ATV GRINDって刻印されています。
All Terrain Versatile (あらゆる地形に対応できる)の頭文字をとって、ATV。
この削り(Grind)が本当によく出来ているんです。

まだ使い始めて10ラウンドくらいですが、開いて使うもよし、色んな傾斜、色んな芝の種類、色んな芝の下の土の状態、名前のとおりに上手く出来ている削りだと思います。


なんとも言えない台形の削り形状をしています。

ちょっと削りが目立つように撮ってみた写真がこちらです。



と言ってもこちらも写真が下手なので、ショップのウエブサイトの画像をリンクしてみましょう。




こちらは56度ですけれども。

ヒール側の落とし方が絶妙です。
(あんまりショートゲーム上手くないくせに生意気言いますが。)


バンカーからは、バウンス角を使うためにもあまりフェースを大きく開かずに打って行く方が吉かもしれません。(実はLuis Woostheizen式のあまりフェースを大きく開かないバンカーショットに凝ってまして、調度良いのです。)
逆に砂を薄くとってクリーン目に打つときにはフェースを開いて。

グリーン前の花道の薄いタイトな芝の部分からのチップショットでも、少しフェースを開くようにしてバンスを薄く使うと良いかもしれません。
フェースを開かずにまっすぐ構えてチップショットしてもそれほど引っかかる感じはしません。

フェース側の非常にきめ細かいミリングのマイクロラインは正直あまり機能に寄与している感じはありません。


このウエッジは、どうやら私にはとても合っています。


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ツアー・プリファードのウエッジには、ATVグラインドの他に普通のソールのものも用意されています。
軟鉄鍛造製だそうです。


一方、ATVグラインドのウエッジとしましては、廉価版にあたるステンレス製のATV WEDGEと、上級機種にあたるコバルトニッケルの表面処理が施されたTOUR PREFERRED EF WEDGEと、私が購入して使っているツアー・プリファードのウエッジと、3機種が用意されています。