4/01/2016

デジタルパットのおさらいと確認事項 (特に16フィート以下)


休暇を取りまして、車で2時間弱ほどの距離に遠出をしまして一日に2コースをラウンドしてきました。(^^;

ドライバーがまずまずの調子だとスコアにかかわらず楽しいですねー。


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私のブログは、デジタルパットを探求していくために始めたブログだったのですが、この頃はデジタルパット仲間の方々がお忙しかったりとか色々でやりとりすることがめっきり減ってしまって寂しいのですよねー。

しかしながら、私のようにあまり勘がよく働かない、ハンド-アイ・コーディネーションもあんまり良くはないし、運動神経的にも並かやや鈍くらいのゴルファー、もしくはパットの距離感がどうしても出しづらくて困っているゴルファーにとって福音となりえる、このデジタル処理の大まかなコントロール・システムは色々な形で応用されて利用され得るテクニックですので、自分自身のための整理も兼ねまして、あらためてエントリーを上げていこうと思います。

ご賛同いただけて、一緒にデジタル式のパッティングを試して実践してみていただける方がいらっしゃいましたら嬉しい限りです。


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まず、基準です。

私のデジタルパットの第1基準は、7歩のストロークです。
一番リズム良く、そしてリピートしやすい心地良いストロークを基準として作り上げます。

何歩を選んでも良いと思うのですけれども、大体 4mぐらいを目安にするのが良いようです。


細貝さんの「パット・エイミング教本」に、4m法というものが紹介されておりまして、まず 4mを転がす練習をして自分が 4m打つストロークを基準として慣れるところから始めまして、4mを作ったら、その倍が8m、半分が2m、という風にストロークの強さのイメージを作ってパッティングすると人間の調整能力でかなり良い按配にコントロールできるようになってくるそうです。



私の7歩のストロークをしますと、歩測でほぼ4.9m (約16フィート) 転がります。

これは、スティンプメーターで 9.5フィートぐらいの速さのグリーンでの場合の距離でして、グリーンの速さや傾斜によってもちろん転がる距離は変わります。

本当に 9.5フィートかどうかはスティンプメーターで測ってはおりませんのですが、練習して基準を作った時によく通ったゴルフ場の名前をとりまして、私は Rio Hondo Speed と呼んでおります。

これより少し速いグリーンのスピードをCoyote Hills Speedと呼び、私の友人たちとの共通言語になっています。 (^^)

(グリーンのスピードがいつも一定している管理・手入れがされていて、しかもみんなが行きやすい敷居が高くはない、そしてグリーンがなめらかなで良く手入れされているゴルフ場の名前を使うのが共通言語としては良いですね。)


こちらが私のパッティングのセットアップです。

画像をクリックで拡大します。


せっかくですので定規を置きまして、白い線を画像上に引いてみました。

4mではなくて7歩 (4.9m) を基準にしましたのは、テークバックを引く位置が一目瞭然に視認しやすいからです。 右足の靴の内側です。

人間の感覚というのはとても洗練されていまして、いつも同じようにスタンスしますと、不思議なものでスタンス幅も 1cm とズレること無くいつも同じ幅でスタンスできるようになります。
(この写真、実のところいつもどおりパターを構えてスタンスしてから定規を置いてみたのですが、なかなかぴったりでした。(^^) )


基準のストロークには信頼をおいておりまして、7歩のストロークで打てる距離なら、例えばごく軽ーい上りの6歩とか、実際には 4mちょっともあるのですけれどものすごく入るような気がして漲(みなぎ)ります。(笑)

読んだラインとセットアップのパターフェースの方向さえきちんと合えば自動的に入ってくれる感じがしますのでね。


そしてその基準のストロークから広げていって、各歩数のテークバック量をプロットしたグラフを私は用意しています。

テークバック相関グラフ」 という記事に整理してありますが、こちらのグラフです。


パットの距離とテークバックの相関図

画像をクリックで拡大します。


7歩以下は直線的なメージで、7歩以降は転がる距離がテークバック量(振り幅)の2乗に比例する曲線上に乗っているイメージになっています。

基準より短いパットと、基準より長いパットで、どうしてこのようになるかはいまいち解明できていませんが、実際にチェックしてみてプロットしていますので実用的にはこれでよいと考えています。

グラフの左に各歩数の数字が入っているのですがちっちゃくて見えにくいですので、列挙してあります。

歩数距離テークバック
1歩0.7m6.5cm
2歩1.4m10cm
3歩2.1m13.5cm
4歩2.8m17cm
5歩3.5m20.5cm
6歩4.2m24cm
7歩4.9m27.5cm
8歩5.6m30cm
9歩6.3m32cm
10歩7.0m34cm
11歩7.7m36cm
12歩8.4m38cm
13歩9.1m39.5cm
14歩9.8m41cm
15歩10.5m42.5cm
16歩11.2m44cm
17歩11.9m45cm
18歩12.6m46cm
19歩13.3m47cm
20歩14.0m48cm
21歩14.7m49cm


14歩、そして21歩を、節目の距離として重要視しています。
間の距離のテークバックの cm 数はあくまでも目安です。 1cm 刻みでテークバックをコントロールできるのが理想ですが、実際には少々難しいです。



次に、短い方のパットです。

そして、曲がるラインを決める (あるいは少なくとも入るチャンスの大いにあるパッティングをする) には、転がる距離の正確なコントロールが必要になりますが、これがよりクリティカル (影響大) になってくるのが、7歩以下の距離のパットです。

実際問題、5m以上のパットというのは私のレベルでは入ったらラッキー、とりあえず狙えていてチャンスがあって運が良ければ入ってくれるパットがストローク出来て、そして外れても1m以内の短い2パット目を残せれば良いのと、そしてテークバックの視認が難しいので多少アバウトになることと、両方の意味で厳密に管理して練習することに現実味がありません。


以前、「パッティング動画-3」 という記事に整理いたしましたので、コピーして数字を並べてみます。

2フィートは、 6センチのテークバックで打つ、
4フィートは、 9センチのテークバックで打つ、
6フィートは、12センチのテークバックで打つ、
8フィートは、15センチ、
10フィートは、18センチ、
12フィートは、21センチ、
14フィートは、24センチ、
16フィートは、27センチのテークバックで打つ、

これを歩測で使いやすいように換算しなおしまして、

1歩(0.7m)は、 6.5センチのテークバックで打つ、
2歩(1.4m)は、10センチのテークバックで打つ、
3歩(2.1m)は、13.5センチのテークバックで打つ、
4歩(2.8m)は、17センチ、
5歩(3.5m)は、20.5センチ、
6歩(4.2m)は、24センチ、
7歩(4.9m)は、27.5センチのテークバックで打つ、


と、修正。

しかしセンチメートルだけですと足元に定規を置いとくわけにも行きませんので、下を向いて構えてるときに目に入るもので大体のストローク幅を分かるように目安を付けておきます。

1歩: 6.5センチは、大体[ボール+パターヘッドの幅]ぐらい。
2歩: 10センチは、靴の幅の広いとこぐらい。
3歩: 13.5センチは、[靴の幅+ボール幅1個分弱]
4歩: 17センチは、スタンス幅でほぼ[ボールから右足ひざ(ズボン)の内側]ぐらい。
5歩: 20.5センチは、靴幅2個ぐらい。
6歩: 24センチは、[靴幅2個+ボール幅1個分弱]  
(or 7歩のボール1個弱マイナス)
7歩: 27.5センチは、いつものスタンス幅でほぼ[ボールから右足靴の内側まで]ぐらい。



1歩、2歩、3歩、要するに 2m以下の距離ですが、この辺りは、真っ直ぐ目の上りのパットですとガツンと行っとけばこのような細かい管理をしなくても入ってしまうのですが、センシティブな下りのラインや、曲がりの比較的大きい横のラインなどの場合、距離のコントロールをピシっと管理することでカップインの確率を格段に上げることが出来ます。

消極的に言っても、いわゆる往復ビンタの3パット、4パットなどを喰らう確率を大幅に下げることが出来ます。


ショートパットを苦手にしている人のパッティングを見ておりますと、テークバックが大き過ぎる場合が本当に多いです。

こう書いている私でも、ショートパットを外すときはラインというか方向性ばかりが気になっていて、ストロークが強めになってしまっている場合がほとんどです。 入りかけたのにカップの縁をリップアウトして出てきてしまう時なんかは間違いなく強く打ちすぎています。


私自身が今一度、1歩、2歩、3歩、4歩、5歩、6歩の打ち分けを、カップに入れること無く、しっかり練習し直さないとなー、と強く感じました。
(オプティマム・スピードの確認のため、こういった仮想カップなどを使ってカップインしない状態で練習する方が効果的です。)


確かに2011年以前の方が私自身のパッティングに関しては良かったと思います。
年齢による目の衰えの影響かも?とか思ってましたが、今思いますと、慣れのせいといいますかデジタル・ストロークの距離のコントロールがこの頃は雑になっていたと思いました。


デジタルパットの他の要素のおさらいの方は、今後ともちょくちょく焼き直しまして、自分自身にリマインドしていきたいと思います。



3/28/2016

ドス・ラゴス (Dos Lagos) の14番ホール、最後が急な登りのパー5


WGCマッチプレー、良いマッチがたくさんありましたねー。
ウエストハイゼン応援していたんですが。



解説で来ていたトム/カイトがヨーダみたいになってて驚きました。




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先日来、ブログ友達のPING芸人さんと、最後に登りのキツいパー5 の攻略のお話をしていたのですが、

「登り坂がふぅふぅ言うほどキツくてグリーンへのショットの距離感がつかみにくいパー5 のホール」、で思いつくコース (ホール) のうちのひとつがここでした。

それで、記録を見てみますと、この14番ホールでダボ打ったり良くてもボギーだったり、まだパーが取れていないことに気が付きました。

もちろん攻略出来ていないホール、コースなんてのはいくらでもありますが (^^;、パー5でパー取れてないって言うのはなかなか難しいホールだと思うんですよね。


ということで先週末のイースターの 3連休の間に、ラウンドしに行ってきました。

ちょうど、コースのウエブサイトのコース紹介のページに写真が載っているホールです。
シグニチャー・ホールのひとつなんでしょうか。

        Dos Lagos Golf Course Details (←クリック)


このページにスコアカードも置いてあります。

クリックで拡大します。


14番の 614y のパー5なのです。 スコアカードの簡略ホール図には書かれていませんが、ティーショットは右に13番との間に大きな池がありまして、落とし所がとても狭くなっていて難しいホールです。 ホール・ハンディキャップも 2 になってますね。


ちなみにドス・ラゴスGCは以前にもご紹介しております。


上のリンクにある写真にルートを白線で描き入れてみました。

画像をクリックで拡大します。


この角度からですと、そんなにキツい登りに見えないかもしれませんが、3打目はかなりの登りです。 写真撮ってありますので、出来るだけ表現してみようかと思います。



まずはティーショットから。

画像をクリックで拡大します。


写真に、白線で印を入れました。
左側は岩ゴツゴツの斜面ですので、運がいいと岩に当たって出て来ることもありますが、ブッシュか岩の間かですと落ちて来ません。

友達のフランシスコが打っていますが、右側の池と、左側の岩ゴツゴツ斜面の間は、15-20y 程度しかないんじゃないでしょうか? 数値の真偽はともかく、すごく狭く感じます。


この日は青ティーが設置されていたティーインググラウンドがひとつ前でしたので、614y ではなくて 580yでした。
それでも最後の上りを考えてもとても長いですので、ハイブリッドで刻むのも残りが長くなって厳しいので、とりあえずドライバーで行ってしまいます。


次に 2打目地点の写真を2点。

画像をクリックで拡大します。

友達のフランシスコはここ。

私のドライブはもう少しだけ先に行っていました。上の写真のカートの向こう側ぐらいです。
私の 2打目地点から見た風景がこちらです。

画像をクリックで拡大します。


写真に 3打目のためのレイアップの狙い場所を白い線で囲んでみました。
右側の大きい方の円が普通のの狙い目で、180-220y ぐらいかと思います。
左サイドのバンカーに入れると厄介ですから広くてフラットな部分を狙う意図です。
フェアウエー右サイドはずーっと崖ですね。

しかし、3打目はとてもきつい登りで、できればそう長くないアイアンで上から落とす感じに行きたいところでもありますから、DRが飛んでて調子が良ければ左側の小さい方の狙い場所に 3W とかを打っていくのもアリだと思います。



いよいよ3打目地点です。

2打目は狙いの右寄りに出まして、距離は十分出ていたため向こう側のラフまで届いてしまいました。

画像をクリックで拡大します。


ちょっとラフですけど、バンカーより右で良かったです。
写真右寄りから真中の上の方にあるグリーンに向かって 142y 程度でしたからラフの芝はさほど問題ありません。

当然ながらグリーン面は見えませんが、もしピンが奥ですと旗さえ見えません。
かなりの登りです。

でも、この写真では傾斜が分かりにくいと思いますので、次の写真を。
横向きに撮ってみました。

画像をクリックで拡大します。


友人たち二人が向こう側にいます。
数少ない木々の生えている角度と、傾斜の角度を見比べていただきますと、すごい急なのが分かっていただけるかと思います。

ここから、風は右から左にそれほど強くない横風と見まして、ユーティリティーで打っていきました。振り回さないように 10時のテークバックで 155-170yぐらい打っていくイメージです。


今回は、上手くグリーンに乗ってくれたっぽいです。
グリーンの右サイド寄りだと思われ、こぼれていないかどうか心配な感じ。

画像をクリックで拡大します。


登ってきてみたら、白い矢印の位置に乗ってくれていました。
右サイドに軽いマウンドがあって、グリーンの真ん中方向にボールを転がしてくれた様子でした。

左の方に黄色い矢印を入れましたが、木の頭だけ少し見えています。それだけ高台にこのグリーンがあるんです。
右の水色の矢印はこの下に友だちが4打目のアプローチを打っていたんですけど、傾斜がキツいのでまだ姿が見えていません。

幸いグリーンには乗ってくれましたが、このパットは 13歩の下りでしたから、慎重に距離を合わせなければなりません。

実はもう一人の友人は、奥側からのチップショットでグリーンをこぼれ、見えない位置にアプローチしに行ってしまったのです。(笑)


6歩のストロークでカップ 3つ左を狙ってパットしまして、無事にOKに寄ってくれました。

画像をクリックで拡大します。


次にパットをしようと私のパッティングを見ていたもう一人の友達のパトリック。

いま見ますと、旗が赤いし、言われてみればカップはグリーン手前目に切ってあったんですね。

このホールはけっこう登んないとピンの頭が見えませんし、距離感は登りがキツくて分かりませんし、グリーンの真ん中狙うに限りますね。


そうだ、近々行ってみて、ドライバーが調子いいうちに 14番ホールの攻略を頑張ってみよう! なんて思って、けっこう何日も前から 14番ホールのことばっかり考えてましたが、運良くこのホールで初となるパーが取れました。 (^^)


でもこのホールに限っては、攻略法が見つかったとかの類ではなく、良いショットを繋げないと攻略できないホールですのでホール攻略の記事としてはあんまり面白くありませんですね。すみません。  (^^;

(過去ログに、ひとホールだけ取り上げて攻略法を模索した記事がいくつかあるのですが、そちらは工夫をこらして攻めています。)



3/26/2016

グリーンの傾斜にプラムボブ (Plumb-Bob) を利用する時のポイント


WGCマッチプレー、見るの楽しいですねー。

この空振り、ご覧になりましたでしょうか?


手首を傷めたとかで、このまま棄権しましてフィル・ミケルソンの勝利となりました。


これだけ見ますとね、気の毒だなー、痛かったかなー、って思ってしまいますが、TVで経過を見ていた私にとりましては、違った見え方をしました。

ダニエル・バーガーというプレイヤーです。




まずそもそもひとホール目にフィル・ミケルソンの 1-footer (30cmのパット) のコンシードを拒否します。 もちろんマッチプレーに大先輩とかそういうのは関係ないと思いますが、勝負どころでもなんでもない場面ですよ? それも30cm。

で、この空振りのショットも、

何度も何度も何度も何度も何度も素振りして岩に当たらないか確認して、(・・・までは良いんですが)、キャディーさんを呼んで何やら相談して何度も何度も何度も何度も何度も素振りして、それからクラブ変えて、何度も何度も何度も何度も何度も素振りして、それからまた前の方に歩いて行って、戻ってきて何度も何度も何度も何度も何度も素振りして...、

とにかくずーっと待ってるミケルソンが呆れた顔して我慢して待ってたくらい長かった訳ですけど (カメラでフィルの表情が抜かれます)、そしてその挙句に、またまたまた何度も何度も何度も何度も何度も素振りして、で、やっと振ったのがこの動画のスイングです。

空振りでクラブ飛ばした後、すぐに棄権して、マッチ終了。

あんだけ待たせて、素振りして、一体彼は何を確認していたのか?


手首振ってましたけど、見ていた感じでは全然大丈夫だと思います。

ちょっと性格悪そうだもんなー。 (ものすごく偏見です。すみません。)


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では本題に。


このエントリーは、Green Keeperさんのブログにあります、「プラム・ボッビング(←クリック) という記事を拝見しまして、おーこれはやってみなくては!ということでメモしておくために書いておくものです。

詳しくは、プラム・ボッビング1~5 の記事を、是非ともご覧になってみてください。


プラムボブっていうのは、私も大好きな青木功がグリーンを読む時にやっているあれのことです。



私も20数年前にやり方をある方から教わりまして、ずいぶんと真似してみたりしたのですが、どうも有効に使えていなくて、ずっと使わずに来ました。

カップとボールを結ぶ線の延長線上に利き目が来るように立ち、パターのシャフトをカップとボールに重ねておいてからヘッド側の手を離し云々ってやつですが、明らかに曲がる方向が分かる場合にやっても仕方ありませんしね。 微妙なときはいまいち役に立てることができていなかった感じで。

グリーンに自分が上る前に、ホール全体の傾きに対してグリーンそのものの傾きがどうなっているかとか、注意深く観察するようにしたり、あるいは自分の足の裏で体重のかかり方を感じるようにして傾斜をジャッジしようとかいろいろ試して来ていますが、なかなか感覚が鋭くない私...。


Green Keeperさんのブログで拝見しまして、まさにハサミは使い様、...使い手の工夫が必要だったんですね。


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そもそもプラムボブってなんでしょう?
ゴルフ用語ではないんですね。

先の尖ったおもりが糸にぶら下がってて、建築現場などで地球の万有引力(重力)を利用して鉛直を出す道具のことを、Plumb Bobといいます。

クリックでHandymanのサイトにリンクしてます。


英語で「すもも」の意味のPlumではなくて、Plumb、錘とか鉛直という意味の単語です。
同じ発音ですけどね。
Plumb Bobの Bobはどこから来たのさ? まさかWilliamのニックネームののBobじゃないよね?

...なんて思いましたが、こういった錘には昔、鉛がよく使われていたみたいですね。
柔らかくてとても比重が重いので、釣りの錘とかにも噛み潰しの鉛製の錘とかが使われています。
糸を挟んで潰したりできるし持って来いですもんね。

鉛は英語で lead ですが、ラテン語では「Plumbum」というのだそうです。

なるほどー、Plumbum が英語で訛って Plumb Bob か。(^^)

画像をクリックで拡大します。


そういえば、昔高校生の時に必死で覚えた原子周期律表の鉛の記号は「Pb」ってなってますね。
青い色のところにある原子番号82番。


* 細貝さんからメールを頂きまして、bobには揺れるという意味があってショートヘアのボブというのもそういう意味だと教えていただきました。

そういえば、bobblehead 人形とかの bobble も bob ですね。 
こちらはぴょんぴょんと上下に動くことを意味しています。

もうちょっと調べてみようかな。(^^)


…どうもですね、語源はラテン語の bombitare 「ブンブンうなる」から、bob になった、って言う説が有力っぽいです?


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Green Keeperさんのおっしゃるポイントは要するに、ぶら下げると少しパターシャフトが傾くけれども、パターの向きによっては見かけ上鉛直線にシャフトが真っ直ぐ向いてくれる角度があるんだからそこに印をつけておいていつもその印が自分に向くようにすれば鉛直線が出せるじゃん? ってことなんですよね。

以前の記事で見ていただきました写真をもう一回貼りますと、こちらも、

画像をクリックで拡大します。


そしてこちらも、

画像をクリックで拡大します。


微妙に鉛直からずれています。
アオキのパターはキャッシュイン型だからなー。 ...とか思ったりしてましたがアホでした。(笑)


シャフトの左側のラインが鉛直線に合う位置にマジックペンでラインを引いてみました。
こんな感じ。  ↓



ちょうどシャフトに貼られている Titleist のシールのシリアル番号?(AJ748814)っていうのが打ってある辺りでしたので印つけなくてもいいかなーとかも思いましたが、せっかくですので。


それで、この印を自分の正面に向くように指先でシャフトを摘んで重力に任せて鉛直を向くようにぶら下げます。
こんな感じ。  ↓


うーん、なかなか良いんじゃないでしょうか! (^^)


実はこの印の位置、パターをシャフトで支えてバランスを取り、ヘッドが傾いてバランスして止まった位置の真上の部分にあたります。

探すのすごい簡単ですね。



この位置は実際にはシャフトの中心線が重力の鉛直線上と見かけ上重なる位置になりますので、私の場合はほんの1mm程度この真上よりも右寄りに印を付けました。

「シャフトの左側の縁のライン」と「鉛直線」を完全に合わせ、その状態で利き目の左目を使うためです。


グリーンによって、上りか下りかがボール側から見たのとカップ側から見たのとで違って見えたり、ラインを横から見ても微妙だったり、悩む場面が時々あります。
こういう時に、信頼できる鉛直線を持っていれば、できることがいろいろ出てくるかもしれませんですね!

これ持ってゴルフ場に行くのが楽しみになってきました。

いやむしろ、練習場の段階ですでに微妙な傾きを確認しちゃおう。 (^^)