週末にドス・ラゴスGCをラウンドしてきました。
以前にも何度かご紹介しているコースで、私のお気に入りのコースです。
Pete DyeファミリーのMattew Dyeの設計のコースで戦略性が高いのですが、場所柄あまり高い木がありません。
私としては、攻略ルートが色々とトライできて何度もラウンドする中で良いルートを見つけたホールがいくつもあって、比較的良いスコアが出しやすいコースになっていて、HDCPのかなりの部分はここでのラウンドのディファレンシャルが入っていることが多いくらい、お気に入りな相性の良いコースです。
景観もすごく良くて、いつも早朝のラウンドに行きますので朝焼けも綺麗です。
こちらの写真は、リンク先にもあります難関の14番ホールのパー5の登っていく斜面を12番のフェアウエーから写しました。はるか後方に写っています。
この辺りはこのコースで一番広々としたリンクス風の風景になっている部分で、この後の山の中に上がって行った後のタイトなホールとは全く違う様相を呈しています。
この辺のメリハリも、このコースがすごく好きな理由のひとつです。
スコアカードです。
この日もすごく調子良かったです。35 37 = 72 (パー70)
このコースはコースレートが 71.4/128 ですので、+2オーバーですが今日のディファレンシャルは 0.5となりました。いままでのトップ5に入るスコアです。
8番の短いパー3で、$5を払って参加するチャリティーのニアピン・コンテストが開催されていまして、この日の終わりにニアピンを獲得したという連絡をもらいました。プロショップで使える$50のギフトカードがもらえるそうです。(^^)
退役軍人への寄付金集めとか、病気の子供のための施設のサポートのためとか、こういうチャリティーの取り組みはあちらこちらで行われています。
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さて、題記の件ですがいつものようにお友達のsyoballさんとやり取りをしていまして、これは是非メモっておこうと思った内容です。
基本的な考え方、そしてデータに関しては、こちらの今年の1月にまとめ直した内容で網羅されています。
ちなみに ↑の取り組み自体は皮算用のままです。(笑)
上記の記事の中で、2フィートから10フィートの距離のパットがスコアにとってめちゃくちゃ重要な領域で、ちょっとした差で大きな差となって結果が大幅にスイングする、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフについて触れています。↓
ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)
単純に、2フィート(約60㎝)以下のパットはプロでもアマチュアでも高確率で入るし、逆に10フィート(約3m)をこえるパットはプロでもそうそう入るものではない。っていうことです。
15%と5%じゃ大違い、って思う方もいらっしゃるとは思いますが、スコアに対しての影響ははそれほど大きくありません。
一方で、90%カップインできるのか20%しか入らないかの差が、わずか8フィート(約2.4m)のなかで大きく振れているゾーン、ザ・ゴールデン8が重要でない訳がありません。
300y、400y、フィートでいうと900フィート、1,200フィートのホールをプレーする中で、最後の 8フィート(約2.4m)が、+1か -1か、大きく結果を変えてしまいます。
で、今回のお話ですが、この 8フィートがちょうど一般的に使われているピンフラッグの長さと同じくらいなんです。
これはゴルファーの感覚として、体感として、具体的な長さをイメージするのにあらためてとても重要なんじゃないか?と思ったので、メモをしておこうという主旨です。
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例えば、6月に書きました「30-100yに関して (今回は60y)」っていう記事のような、何の変哲もない ピンまで60yの状況。
最悪、グリーンには乗せないとダメでしょ。パターで打てる手前のエッジでもまぁいいけど。というのを最低線に考えます。
もう一つの例を挙げます。9月に書きました「クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事にありますような、ピンまで15-30yくらいのグリーン周りのアプローチです。
落としどころが下り斜面とか、ライがKIKUYU芝の逆目とかの、特に難しい状況という訳ではなくできるだけ距離感よく打って寄せたい、例えばこういう 20yぐらいのチップショットの状況だとします。
この状況からの目標としては、「距離を合わせてワンクラブ以内には寄せたい場面。」と考えます。「頑張ってべたピンに寄せたいが、ワンクラブ以内の登りに付けたいな。」っていうそういう状況です。
最悪でもザックリやトップなどのミスを避け、思いの外転がったとしても16フィート(約5m)以内ぐらいにはとどめたい。というのを最低線に考えます。(ツーピンズ)
2つの例を見ていきましたが、しっかりと再認識しておきたいと思いましたのが、データと肌感覚とのリンクです。
一般的なピンフラッグの長さには、約8フィート(約2.4m)のものが多いです。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで30~40%入る距離です。一般アマチュアの場合はだいたい15%。
そしてクラブの長さは、ドライバーで45インチぐらい、PWで35.5インチぐらいということですから、それぞれドライバーで 4フィート(48インチ)弱、PWで3フィート(36インチ)弱、っていう長さになります。
グリーン上のパットに残る距離の話で出てくるワンクラブっていうのは、ペナルティーの処置の時に出てくるドライバーの4フィートよりも、PWの 3フィート(約90㎝)の方のイメージが強い表現だと思います。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで85~95%入る距離です。ハンディ20前後の一般アマチュアの場合でだいたい75%。
ワンピンとワンクラブの差は、
PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。
グリーン周りからチップショットで寄せようとするとき、ワンピンとワンクラブの差ってそんなには大きく感じないんですよね。ちょっとしたことで、ワンクラブのはずがワンピンになっちゃうことはママあります。
しかし次のパットにおいては、入るか入らないかの確率は 60%も差がついてしまうんです。
ここはスコアを考える上では本当に重要なポイントだと思います。
そしてこの重要なポイントを、数字上のデータで把握することもさることながら、むしろゴルフをしていてとても身近な ワンピン、ワンクラブという具体的なものの長さを肌感覚で感じ取るようにして、これらをプレーする際の指標として認識するっていうことを、あらためて意識してプレーしたいと思います。