11/01/2022

ワンクラブとワンピンの感覚を再認識

週末にドス・ラゴスGCをラウンドしてきました。

以前にも何度かご紹介しているコースで、私のお気に入りのコースです。

Pete DyeファミリーのMattew Dyeの設計のコースで戦略性が高いのですが、場所柄あまり高い木がありません。
私としては、攻略ルートが色々とトライできて何度もラウンドする中で良いルートを見つけたホールがいくつもあって、比較的良いスコアが出しやすいコースになっていて、HDCPのかなりの部分はここでのラウンドのディファレンシャルが入っていることが多いくらい、お気に入りな相性の良いコースです。

景観もすごく良くて、いつも早朝のラウンドに行きますので朝焼けも綺麗です。


こちらの写真は18番ホールのグリーンの後ろから池を挟んで向こう側に1番ホールのフェアウエーを望んだ方向に撮りました。 朝焼けを反射したピンク色の雲がいいですねー。


こちらの写真は、リンク先にもあります難関の14番ホールのパー5の登っていく斜面を12番のフェアウエーから写しました。はるか後方に写っています。


この辺りはこのコースで一番広々としたリンクス風の風景になっている部分で、この後の山の中に上がって行った後のタイトなホールとは全く違う様相を呈しています。

この辺のメリハリも、このコースがすごく好きな理由のひとつです。


スコアカードです。


この日もすごく調子良かったです。35 37 = 72 (パー70)
このコースはコースレートが 71.4/128 ですので、+2オーバーですが今日のディファレンシャルは 0.5となりました。いままでのトップ5に入るスコアです。

8番の短いパー3で、$5を払って参加するチャリティーのニアピン・コンテストが開催されていまして、この日の終わりにニアピンを獲得したという連絡をもらいました。プロショップで使える$50のギフトカードがもらえるそうです。(^^)

退役軍人への寄付金集めとか、病気の子供のための施設のサポートのためとか、こういうチャリティーの取り組みはあちらこちらで行われています。


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さて、題記の件ですがいつものようにお友達のsyoballさんとやり取りをしていまして、これは是非メモっておこうと思った内容です。


基本的な考え方、そしてデータに関しては、こちらの今年の1月にまとめ直した内容で網羅されています。


ちなみに ↑の取り組み自体は皮算用のままです。(笑)


上記の記事の中で、2フィートから10フィートの距離のパットがスコアにとってめちゃくちゃ重要な領域で、ちょっとした差で大きな差となって結果が大幅にスイングする、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフについて触れています。↓ 


青と黄色で構成されています幅を持ったラインが PGAのツアープロのデータ。
ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)


単純に、2フィート(約60㎝)以下のパットはプロでもアマチュアでも高確率で入るし、逆に10フィート(約3m)をこえるパットはプロでもそうそう入るものではない。っていうことです。
15%と5%じゃ大違い、って思う方もいらっしゃるとは思いますが、スコアに対しての影響ははそれほど大きくありません。

一方で、90%カップインできるのか20%しか入らないかの差が、わずか8フィート(約2.4m)のなかで大きく振れているゾーン、ザ・ゴールデン8が重要でない訳がありません。

300y、400y、フィートでいうと900フィート、1,200フィートのホールをプレーする中で、最後の 8フィート(約2.4m)が、+1か -1か、大きく結果を変えてしまいます。

で、今回のお話ですが、この 8フィートがちょうど一般的に使われているピンフラッグの長さと同じくらいなんです。

これはゴルファーの感覚として、体感として、具体的な長さをイメージするのにあらためてとても重要なんじゃないか?と思ったので、メモをしておこうという主旨です。

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例えば、6月に書きました「30-100yに関して (今回は60y)」っていう記事のような、何の変哲もない ピンまで60yの状況。


この状況からの今の私のレベルでの目標としては、「まぁワンピン以内ぐらいには付けておきたい」と考えます。「頑張ってワンクラブ以内に寄れば寄せワンもあるな。」っていうそういう状況です。
最悪、グリーンには乗せないとダメでしょ。パターで打てる手前のエッジでもまぁいいけど。というのを最低線に考えます。


もう一つの例を挙げます。9月に書きました「クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事にありますような、ピンまで15-30yくらいのグリーン周りのアプローチです。

落としどころが下り斜面とか、ライがKIKUYU芝の逆目とかの、特に難しい状況という訳ではなくできるだけ距離感よく打って寄せたい、例えばこういう 20yぐらいのチップショットの状況だとします。


この状況からの目標としては、「距離を合わせてワンクラブ以内には寄せたい場面。」と考えます。「頑張ってべたピンに寄せたいが、ワンクラブ以内の登りに付けたいな。」っていうそういう状況です。
最悪でもザックリやトップなどのミスを避け、思いの外転がったとしても16フィート(約5m)以内ぐらいにはとどめたい。というのを最低線に考えます。(ツーピンズ)


2つの例を見ていきましたが、しっかりと再認識しておきたいと思いましたのが、データと肌感覚とのリンクです。

一般的なピンフラッグの長さには、約8フィート(約2.4m)のものが多いです。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで30~40%入る距離です。一般アマチュアの場合はだいたい15%。 

そしてクラブの長さは、ドライバーで45インチぐらい、PWで35.5インチぐらいということですから、それぞれドライバーで 4フィート(48インチ)弱、PWで3フィート(36インチ)弱、っていう長さになります。
グリーン上のパットに残る距離の話で出てくるワンクラブっていうのは、ペナルティーの処置の時に出てくるドライバーの4フィートよりも、PWの 3フィート(約90㎝)の方のイメージが強い表現だと思います。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで85~95%入る距離です。ハンディ20前後の一般アマチュアの場合でだいたい75%。 


ワンピンとワンクラブの差は、

PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。


グリーン周りからチップショットで寄せようとするとき、ワンピンとワンクラブの差ってそんなには大きく感じないんですよね。ちょっとしたことで、ワンクラブのはずがワンピンになっちゃうことはママあります。

しかし次のパットにおいては、入るか入らないかの確率は 60%も差がついてしまうんです。

ここはスコアを考える上では本当に重要なポイントだと思います。


そしてこの重要なポイントを、数字上のデータで把握することもさることながら、むしろゴルフをしていてとても身近な ワンピンワンクラブという具体的なものの長さを肌感覚で感じ取るようにして、これらをプレーする際の指標として認識するっていうことを、あらためて意識してプレーしたいと思います。


10/28/2022

北カリフォルア遠征ラウンド記 #2 - Poppy Hills

北カリフォルア遠征ラウンドの第2弾、Poppy Hillsのラウンドです。

Poppy Hillsは、モントレーエリアにあります。ペブルビーチリゾートの一部で、PGAツアーの Pebble Beach Pro-Am Tournament の時に一緒に使われたりもしています。

到着の翌日の午後にプレーしました。
ここをプレーするためにわざわざNCGAに加入したくらいです。


ロバート・トレント・ジョーンズ Jr.の設計で、コースはものすごく丁寧に整備されています。
ベントとフェスキューのブレンドのフェアウエー、ラフはフェスキュー、グリーンはおそらくポアナ芝でした。



こちらはクラブハウス前の時計塔です。


もういきなり芝の色が綺麗ですねー。
ワクワク感が高まります。


このすぐ右にティーがある 1番ホール、パー5の 3打目地点。


左サイドは池、正面グリーン手前に小さいバンカーがあります。
本当に綺麗ですねー。


4番ホールのティー脇のカート道


背の高いモントレー・パインの木が特徴的ですね。


5番ホールのティーショットの動画です。
左ドッグレッグしているホールですので、やや右サイド狙いが理想です。


左サイドのフェアウエーバンカーに入れないように。
割と良いボールが打てたと思います。もう少し低く打ちたいのですけれどねー。

コース中グリーンが一番小さいホールで、しかもグリーンオーバーするとどどーっと深く下がっていてバンカーが待っています。
長くはないホールですが、安全目に行くと長くなりますし、難しいホールです。



7番ホールのパー4、わりと距離の長い右ドッグレッグのホールです。


とにかく右のどデカいバンカーに入れないようにティーショットを打って、フェアウエーの良いライから長いクラブを打ってグリーンを狙っていきました。
しかもグリーン手前のやや左寄りには縦長のグリーンが待ち構えています。

その8番のティーショット。


右サイドのどでかいフェアウエーバンカーに絶対に入れないように警戒して打っていますねー。(笑)


こちらは10番ホールのティーです。


右ドッグレッグしていますが、登って下っていてブラインドになっています。
ここも左サイド狙いです。右ドッグですし、左側にはバンカーがありませんし、そもそもフェアウエーが右に傾いていますのでボールは右に流れていきます。


こちらは12番ホール、左ドッグレッグのパー4のフェアウエーを突き抜けた右側のカート道の外です。


この日シングルで我々 3人の組に加わってプレーしました Bradですが、すごい飛距離のゴルファーでした。普通に320-340yくらい打ってました。常に私の80-100yは先へ行ってます。
(でもこのくらいの飛距離の友人もいますので慣れてはいますですが、すごいです。)
431yのパー4のドッグレッグでフェアウエーを突き抜けるとか、凄すぎますね。


13番ティー付近です。


右側で畝っているのはいわゆるウェイストエリアで、バンカーではありません。
友達が撮った写真、指が入っていますね。(笑)


これも友達が撮った写真で、何番ホールか忘れてしまいましたがおそらく3番ホールくらいだったかと思います。


ペブルビーチや、スパイグラスヒルにも、このモントレーのリゾートには鹿のファミリーが住み着いていますね。


Poppy Hillsは青ティーからプレーしました。


Blue Teeからは 71.6/134で難易度がかなり高いコースで、HDCP 3-9に推奨のティーを選択しました。(スコアカードに推奨が書かれています。)
前半は↑にご紹介しました4番で3パットして素ダボを打つなどもありましたが、40 36 = 76 (パー71)、ディファレンシャルが 5.4でした。


お土産にいつもあれば買うヤーデージブック。


一番右がポッピーヒルズです。

プレーにはあんまり使ったことないです。
一言アドバイスとか書かれている場合は参考にしたりしますけど、初めてのコースでは大体のレイアウトを掴むくらいしか役立ちません。

でもお土産で買っておいて、後からあのホールはああだったな、こうだったなー、って思い出すにはすごく良いです。


10/22/2022

北カリフォルニア遠征ラウンド記 #1 (Cypress Ridge, Bayonet & Black Horse, and Cinnabar Hills)

前々から計画していたのですが、先週友達と乗り合わせて車で6-7時間、北カリフォルニアに遠征に行ってきました。

週末を含めた4日間で6コースをプレーしました。

すでにスコアの方はアップロードしてありまして、こちらにスクリーンショットがあります。


ラウンドした順に、


Cypress Ridge GC  40 41 = 81

Bayonet & Black Horse GC (Black Horse)  39 37 = 76



Cinnabar Hills GC  37 43 = 80



となっています。 

それぞれのコースに特徴がありまして、とてもバラエティに飛んだラウンドでした。
グリーンの速さにもかなり差がありまして、フィーリングで距離感を作っている友達はアジャストするのに苦労をしたと言っていました。


撮りました写真をいくつか貼ります。



こちらのコースは、往路の 6時間半の真ん中ぐらいの San Luis Obispo の辺りにあるコースです。日があるうちにラウンドを入れてその夜までにホテルに着ければ、というプランです。 
Peter Jacobsen 設計のコース。

コースに到着した駐車場からクラブハウスに向かう途中にあるこちらのモニュメント。


バッグドロップの棚の後ろに古いフォルクスワーゲンのミニトラックとサーフボード、それと鉄製のヤシの木のモニュメント。向こうに緑のフォルクスワーゲンのワンボックスも見えています。


こちらは 2番ホールのティーです。長いパー3。



6番ホールと2番ホールのグリーンが連なっているところ。



こちらは10番ホールだったと思います。


けっこうタイトな感じのホールも多かったかなと思いますが、それよりも難しかったのはグリーン周りで、ちょっとスピードは遅い目でポコポコした感じなものの硬さは固くてアプローチショットが止まりにくいグリーンにやや苦戦しました。


スコアカードを貼っておきます。


距離とスロープレートをみまして、青ティーからプレーしました。
3パットこそしていませんが、遅めの硬いグリーンに苦戦をしてパット数が多めです。
グリーン周りからのチップショットも思うように寄っていませんし。バーディーもなし。
71.3/128ですので、ディファレンシャルが 8.6でした。




こちらはモントレーにあります。ペブルビーチ・リゾートに近いところです。
Gene Batesという設計家のデザインで、コースの名前からも伺えますがミリタリー関連のコースだったようです。

一晩泊まって、朝8時からのプレーです。

こちらは1番ホールのティーの写真ですが、モントレー・サイプレスの木が特徴的ですね。


ペブルビーチ・リンクスのロゴの、あの種類の木です。


バンカーも形状が特徴的です。


ちょっとアリスタ・マッケンジーっぽい感じ。


こちらは10番ホールで、ティーショットがやや右にそれまして木の下のこの位置。


415yの長めのパー4ということで、ここからまだ192y残っていました。
一応スイングには支障がありませんでしたので、出だしが高く出ないように注意をして3Wでフェード目に打っていきましたところ上手くグリーンオンしまして、10歩に付きました。
このショットは会心でした。


こちらは 7番ホールのグリーン前です。


右ドッグレッグのホールなのですが、グリーン右側にバンカーが連なっていました。
このホールは2打目をミスしまして、ここからの3打目もグリーンを少し外して、4オンでなんとか寄せてボギーセーブでした。


スコアカードを貼ります。


距離とスロープレートをみまして、ここも青ティーからプレーしました。
1番ホールからバーディーパットが入る幸先良いスタート。
71.6/132で、難易度高めのコースでしたが良いゴルフができました。なかなか安定したプレーでディファレンシャルが 3.8でした。




こちらは3日めの午後、Pasatiempo GCをプレーした後にプレーしました。
John Harbottle IIIという設計家のコースです。

アップダウンがあって、高い木があまりなく谷越えなどが多く取り入れられていて、南カリフォルニアのインランドによくある感じのコースと似ていました。


とても良い感じのレストランの写真です。


色んな写真やクラブなどが展示されていました。
広々してオープンエアーで良い感じでした。


Mountain 1st

Mountain 3rd

Mounttain 5th

Mountain 7th

Lake 1st

クラブハウス前の夕空


スコアカードを貼ります。



ここは赤ティーに見えてしまうのですけど、赤く塗られているCinnabar ティーからプレーしました。
70.9/138で、難易度がかなり高いコースでしたが前半は良いゴルフができました。
しかし午前中のPasatiempo GCがすごいタフなコースだったこともあり、後半は息切れしてきて叩いてしまった感があります。後半に+7打ちまして 37 43、ディファレンシャルが 7.5でした。