10/25/2009

Stop Drugs


うちの息子(もうすぐ6歳)が、地元のkindergartenの宿題の一環で、麻薬撲滅運動のポスター作りをしました。


今回は、『Speak out! Speak truth!』 というのがテーマで、絵を描いてポスターを作ります。


で、フレーズを考えようか、ってことで親の方が無い知恵絞る。(笑)


日本には、「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?」っていう、なかなかよく出来たコピーがありますね。
これを英語にしようか?
なんて、安直にスタート。

Quit smoking drugs, otherwise you are quitting human beings.

長いし。
「人類を辞めています」とか、英語では聞かない英文に。
こりゃだめだ。

「ing」をテキトーにちりばめてリズム作ったつもりはあるんですが、いまいっちょ。


「Do-or-die」っていう、英語の慣用表現があります。
高校野球の試合みたいに、負けたらそこで終わり(だから必死に頑張る)、みたいなシチュエーションをあらわす表現です。

これをもじって、「Do-and-die」とかどうだろ?
「やってそして死ぬ」・・・。

んー、いまいっちょ、日本語の直訳英語から脱出できてない・・・。


自然な英語の表現で「麻薬やめないと死んじゃうよ」って意味を出そうとするなら・・・
「Drugs or Life?」て感じでしょうか。
でも語呂もいい訳じゃないし、6歳前の子にLifeとか書かれてもなぁ。


などなど、試行錯誤しましたがギブアップ。(笑)
素直にネット検索してみました。(^^;



典型的な、麻薬撲滅のフレーズの数々です。

「Just say "no."」 (とにかくノーと言おう。)
「Count on me to be drug-free.」 (私に任せてね、ドラッグ・フリー)
「Winners don't use drugs.」 (勝者はドラッグを使わない)
「Drug-free and Proud!」 (ドラッグ・フリー、そして誇れ!)

この辺はストレートな表現ですね。


「Smokers are Jokers.」 (スモーカーはジョーカーだ)
「Crack is Whack.」 (コカインは(お尻)ぺんぺん!)
「Dope is a Joke.」 (麻薬はジョークだ)
「Drug abusers are Losers.」 (ドラッグを乱用する人は負け犬だ)
「Hugs, not Drugs.」 (抱擁を。ドラッグではなく)
「Tobacco is Wacko.」 (タバコはへんちくりん)

この辺は、Dr. Seussよろしく韻を踏んでいまして、語呂が良いです。

日本で言う駄洒落にも近いですが、ビートルズやクラプトンなど歌詞のほとんどはこうした韻を踏むフレーズで構成されているものが多いですね。
音のリズムが良くなります。
(その分、使う単語は限られてきますので、日本語訳はちょっと変ですけどね。)


「Quit to Win.」 (やめて勝とう)
「Smoke Kills & Love Heals」 (吸うのは殺すが、愛は癒す)
「Take the Plunge and Save your Lungs.」 (きっぱりやめてあなたの肺を救おう)
「Free Hugs for Clean Lungs.」 (きれいな肺に自由な抱擁を)
「No Butts - Just Quit It!」 (葉巻はだめ。 やめなさい!)
「Smokers Stink!」 (スモーカー、臭い!)

この辺はタバコとか大麻を標的にした評語ですかね。



検索した中で、これはよく出来てるなー。って思ったのがありました。

Only users lose drugs.」 (ドラッグを無くしちゃうのはユーザーだけ)

・・・直訳では、意味が分かりません。

これは、「user」と「loser」、「lose」と「use」の発音が非常に近いことを利用してあるのです。


パッと読むと「そりゃ、持ってなくちゃ無くせないもんね」 ってくらいなものでよく意味が分かりませんが、

「Only Losers use drugs.」 (ドラッグを使うのは負け犬だけ)

と入れ替えて読み直すと、麻薬撲滅のスローガンになっています。
読み手に、「ん?」と思わせて、読み直させる。
考えさせる。

そして、文としてはダブル・ミーニングで2つの意味を持たす、というなかなか洒落た手法です。



・・・は、いいんですけどね、まだ幼稚園生のうちから麻薬撲滅のポスター作りが学校での活動になる米国の人達って。(笑)

いやはや、って感じがします。



うちの息子はそういえばまだ5歳前の去年も同じようなポスター作ってましたねー。

それで彼は考えたのでしょう。

風邪を引いて小児科に連れて行かれるときに、注射器の絵の上に丸で囲んで駐車禁止の標識みたいな斜め線を入れたポスター( ↑ こんなやつ)を自分で作り、先生に見せて「注射しないで下さい。」を訴えました。(笑)
4歳のときです。


小児科の先生は、「あれには参ったよ。 今でもとっといてあるんだから。(^^)」と言って、1年以上経ったつい先日、見せてくれました。(笑)


10/23/2009

ドライバーのリシャフト (←またですか! (^^;)


「キャロウエイ X460 Tour ドライバー w/アルディラ・シャフト」
という記事の、フォローアップです。


簡単にまとめますと、前回の記事では、

X-460 Tour 8.5度 アルディラNV65S 46インチ
X-460 Tour 9.5度 アルディラNV75R 45インチ

の2本を入手して、打ち比べることになっていました。

コースで打ったのは、先日の「ラウンド記録(ロスト・キャニオンズの2)」
で8.5度NV65Sの方を使ってみたのみで、あとはドライビング・レンジで打っての感想です。

78gと重めのNV75Rシャフトにして、重いが硬くない、しっかりしたシャフトにしたらどうなのだろう?っていう考えがあったので試してみたわけですが、結論から言いますと、想像と少し違っていました。

スイング・スピードを抑える感じで、力まずしっかりと打ったときにはとてもいい感じで撓りも感じながら振れていいボールが出てくれるのですが、「むんっ!」って力が入ってヘッドスピードが上がってしまったようなスイングになったときに右にフェードアウトしていってしまうので、これは安心して使えないな、と思いました。
今までのドライバーでなら、図らずも距離出ちゃったなぁーっていう打球になってくれるような当たりをしたときに右に出るのは、私的にはNGなんです。(^^;


8.5度のヘッドでNV65Sの方は、46インチで私としてはちょっと長尺に挑戦、って感じになります。

こちらは、よく飛んでくれますし長さを感じないくらい振りやすいのですが、若干左右への散り幅が広がってしまうように思います。
8.5度のロフトはけっこう好きな高さでスピンが少なく出て行ってくれるみたいな雰囲気がして、悪くありませんが、ふと気を抜いて打ったときの左右への散り方が不安要素になってきてしまいます。
もう少し使い込んでみようかな、とは思ったりしていますが。



まぁ、そんなこんなで、打ちなれたFT-3のヘッドにアルディラNV65Sの46インチを試してみたくなってきますよね?

・・・ってか、試してみたくなりました。

あれ、待てよ?

FT-3にアルディラNV65Sって、以前FT-3の中古の在庫がまだ品揃え多かった頃にけっこう見かけた組み合わせじゃないのさ!
・・・なんて思ったんですが、今となっては後の祭り。 近頃はいつも行くお店ですとFT-3の9.5度を見付けるだけでも至難の業になっています。

まぁ、FT-3の9.5度を持ってる人はみんな気に入っちゃって中古市場に出て来難いのだ、と都合よく解釈して、ここはひとつ。

仕方がありませんので、eBayで探して買うことにしました。
手持ちにFT-3のヘッドのクラブは2つ持っているのですけれど、1本はエースですし、もう1本はJavln FXを挿れたドライバーですので、これもまだリシャフトしたくないので。(笑)



これは、なかなかいい感じのプロトタイプヘッドのFT-3です。(^^)
ドローバイアスの表示がちょっと違うんですよね。
これをポチって、リシャフトしました。

売りに出ていたときは、グラファロイのPro Launch (blue) S65が挿さって居たのですが、到着後即リシャフトです。

Pro Launch (blue)もけっこう好きな部類のシャフトなのですが(笑)、初心貫徹、初心貫徹。(笑)

FT-3ドライバーヘッドの弱点は、抜いたシャフトを有効利用できないところですね。
熱でヘッドのグラスファイバー&樹脂部分がやられてしまいますので、シャフトをばさっと切ってドリルで彫って除去しなくてはならないのですよね。



46インチ仕上げです。 んー、いいですわー。(笑)

今のところ、レンジで打っただけですが、長さはX460 Tour同様、さほど気になりません。

弧が長いからヘッドスピードが上がるというよりは、長いなら長いなりに振れてくれるのでタイミングが気持ちよく入ってくれる、っていう感じです。
やはり慣れたヘッドに慣れたシャフトですので、ミスはしたとしても思わぬ打球が出る確率はぐっと下がって安定してくれます。


フィーリングがとても良かったので、ついでに青のディアマナ・シャフトを短くしすぎていたエースドライバーの方も1インチ伸ばしてもらいました。 45インチ1/2です。
Javln FXが45インチですから、1/2インチ刻みで3本持ってることになりました。


コースで試すときが楽しみです。(^^)


10/18/2009

マッチプレーではルールが違う?!(裁定集から-5)


デジタルパットを最初に私に教えてくださった方でお友達登録いただいていますgolfreak銀さんが、ディフェンディング・チャンピオンとしてクラブ選手権の決勝を戦って居られました。

これがマッチプレー形式でしたので、そういえば最近ルールに関する記事書いてなかったな?とか思い出しましたので、いくつもあるマッチプレーとストロークプレーで処置が異なる事例のうちのいくつかをご紹介しようと思います。




A. まずは、先だってのラウンドでちょうど私がやらかしてしまった事例です。

グリーンフォークをポケットから出そうとしたときに、ティーがフォークに挟まっていてボールをポケットから掻き出してしまったのですが、落下してシューズに当たり転がって同伴プレイヤーのボールにぶつかってしまったんです。


18/7.5 相手(または同伴競技者)が偶然に落とした球が、プレーヤーの球を動かす

質問: プレーヤーAがパッティンググリーン上の球を拾い上げたあと、偶々その球を落としたところ、Aの球は止まっているプレーヤーBの球に当たってその球を動かしてしまった。この場合、どのように裁定すべきか。

回答: 拾い上げたあとまだインプレーに戻していない球は携帯品である……定義16「携帯品」の注1参照。
マッチプレーでは、プレーヤーAは1打の罰を受け、プレーヤーBは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-3b。
ストロークプレーでは、誰にも罰はなく、競技者Bは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-4。



コンペは、ストロークプレーでしたから助かりましたが、マッチプレーだったら1打罰を受けていたんですね。(x_x;

プレイヤーBはリプレース、っていうのはまぁ当然だと思いますけど、これ、ボールじゃなくてもグリーンフォークとかを落として動かしてしまってもマッチプレーだと罰受けちゃうんですね。携帯品ですから。
(ちなみに、相手のマークを誤って動かしてしまった場合は、罰なしでリプレースだと思われます。(未確認))



B. 次の事例はですね、私自身は体験したことが無いのですが、「ちょっと競技で旗持ってもらうのためらっちゃうなー。」と思わされてしまう事例です。

17-3/2 相手(または同伴競技者)が旗竿を抜かなかったため、旗竿に球が当たる

質問: プレーヤーAが旗竿への付き添いを相手(または同伴競技者)のプレーヤーBに依頼したところ、BはAの求めに応じてくれた。ところがAが強くパットしたところ、Bが旗竿を抜かなかったため球は旗竿に当たった。この場合、どのように裁定すべきか。

回答: プレーヤーAに罰を受けさせようとしてプレーヤーBが旗竿を抜かなかった場合、規則1-2の重大な違反により、マッチプレー、ストロークプレーとも、Bは競技に失格する。なお、ストロークプレーでは、公正の理念(規則1-4)に従ってAは罰なしに打ち直さなければならない。


Bが旗竿を抜かなかったのはAの球が旗竿の向こう側に大きくオーバーするのを防ぐためであって、Aに罰を受けさせようということではなかった場合で、Aの球がホールに達する前にBが旗竿を抜かなかったときは、マッチプレーではBは規則1-2によりそのホールの負けとなる。
なお、Aの球が旗竿に当たった(規則17-3aの違反)という事実も、それ以前にBがそのホールの負けとなっているので上記裁定を変えさせることにはならない。
他方、ストロークプレーでは、Bは規則1-2により2打の罰を受け、Aもまた規則17-3aにより同様の罰(2打の罰)を受ける。
Bが旗竿を抜かなかったのは、例えば旗竿が円筒の中のソケットにくっついていて抜けなかった場合や、Bの注意が他に向けられていてAがパットするのを見ていなかった場合のように悪意がなかったときは、規則17-3により、Aはマッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける。なお、Bに罰はない。


この事例は、ジャッジするのが難しいと同時に、ややファジーなルールですねー。
プレイヤーBの意思がどうだったか、に拠って、裁定が変わってくるようです。

プレイヤーBへの措置は、a.競技失格から、b.そのホールの負けまたは2打罰、もしくはc.無罰、っていう3通りに裁定されています。

一方、プレイヤーAの方(パットした方です。)は、a.最良でも無罰でリプレースして打ち直し、b.そのホールの勝ちまたは2打罰、もしくはc.そのホールの負けかまたは2打罰、という3通りで、ピンに当たるというなかなかラインに乗ったいいパットを打ったにしては、ほぼろくなことにならない裁定です。

ほとんどの場合、まぁ、3つ目のケースで起きるんじゃないか?とは思いますが。



C. 3つ目の事例です。これも私は未体験です。
19-3/1 アウトオブバウンズに立っていた相手に偶々球が当たり、アウトオブバウンズに停止

質問: マッチプレーで、アウトオブバウンズに立っていた相手に偶々プレーヤーの球が当たってアウトオブバウンズで止まった。この場合、どのように裁定すべきか。

回答: 誰にも罰はなく、プレーヤーはそのストロークをやり直すことができる……規則19-3。



これ、ストロークプレーでは同伴競技者は自分にとっては局外者ですから、OBになるんでしょうね。
・・・っていうか、マッチプレーだと罰なしにストロークのやり直しだって言うことに驚きましたです。



***

シリーズの過去ログ
バンブル・ビー(裁定集から-1)
ルース・インペディメント(裁定集から-2)
ボールはあるがままにプレーすればいいってもんじゃないんだよ?!(裁定集から-3)
池の方に打ったとき(裁定集から-3の2)
誤球のプレーをやってしまった思い出
誤球のプレー、最近のニアミス編 (裁定集から-4)