6/13/2021

Phil MichaelsonのPGA Championship勝利で再来してきた 昨今のドライバーのシャフトの長尺化とヘッドの軽量化にトライ

Tierra Rajeda GCの 8番ホール。



フェアウエーが右から左へ斜めに位置していて大きく打ち降ろし。気持ちの良い景色ですが、ティーショットのコントロールには気を使います。
左から右へ斜めになっているよりはマシでしょうか。


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2月に、「Taylormade SIM Max-D ドライバーの調整 その2」という記事でヘッド重量を歴代具合の良かった 203gに合わせた、と書いていましたが、



それとは別に、巷の一部で話題になっている長尺化を試してみようと思い立ちました。

そもそもは、48インチへの長尺化というのは、フォーティーンの竹林さんが 90年代の後半にGelong D (ゲロンディー)っていうドライバーを出したり、色々と歴史があるわけですけれど、このときはドライバーのヘッド容積は 250−260ccぐらいが主流だった時期で、ゲロンディーの 307ccはほぼ限界まで大きくしたヘッドだったそうです。

で、その後ルール一杯の 48インチは、ロンゲスト・ドライブに特化した形で使われていました。

で、またつい最近になってブライソン・デシャンボーがツアーで使うために 48インチのドライバーを調整して準備したりしていたところに、先々週のPGA Championshipで50歳のフィル・ミケルソンが 47 1/2インチでロフト角5.5°っていう長尺のドライバーを引っさげてメジャー大会6度目の優勝を果たしました。


以前の長尺ドライバーは、ただでさえ打点の一定していないアベレージプレイヤーに扱える代物ではありませんでしたが、昨今の技術の進歩を反映した以前と比べると大幅に「forgiving」なドライバーであればそんなに難しく打てるらしい、ってお話を聞きまして、ある程度トライしてみよう!と思ったわけです。


長尺化のコツは、手持ちのドライバーのシャフトを延長して長くしただけではバランスが重くなってしまってうまく行かないので、

1. ヘッドを 8−10g程度軽くする
2. 長いけど軽くてしっかりした(硬い)シャフトを使う
3. つかまりの良いヘッドを選ぶ

って言うことらしいです。
ただし、 2. については柔らかめでゆったり振れるイメージの方が良い、なんていうお話もあります。


でまぁ自分なりに、まずは 46インチと、46 1/2インチを試してみることにしました。
今までは、44 3/4インチとか、45 1/4 インチとかのドライバーを 203gのヘッドに、60g代後半、68gとか、69gとかのX-Stiffのシャフトを挿れて打っていたのを、つい最近 56gの S-flexのシャフトに変えていたばかりでしたので、


ちょうど過渡期だし、渡りに船じゃないか?ってことで、47インチは私の場合には一気に行き過ぎでスペックがややこしいかも知れないけど、46インチか 46 1/2ぐらいならイケるんじゃないか?
と、考えたわけです。


とりあえずヘッドの鉛テープを剥がし、おもりも調節して、ヘッド重量を 195−200gぐらいに落とします。(元のオリジナルの重さが 195gでした。) 
203g --> 195g 
1. の項目はこれで良いでしょう。


写真では、長い方が 46 1/2インチのSIM Max-D、もう一つの方が 46インチのM4 Type-Dです。
幸いにすでにつかまえやすいヘッドですので、3. の項目はこのままで変えなくても良いかと思います。

シャフトは、Project X Hand Crafted Loading Zone (LZ) です。
10数g 軽くしてからまだ2ヶ月経っていませんから、これ以上の軽量化はとりあえずしない方向で行こうと思います。このシャフトすごい気に入っていますしね。


半インチの違いですと、このくらいの差です。SI系でいうと、1.27cmの差です。
グリップは同じGolf Prideの360°っていうグリップで同じなのですが、左の方が新型になっていると思われます。

46インチと 47インチにしようかなー、とも思ったのですが 47インチまですると、シャフトがもう少し軽くないと、とかヘッドももう少し軽く、とかなってかなりお金をかけないと対応できないかも知れませんので、徐々に、って考えることにしました。


それと、今年になってディシャンボー封じが目的かのように、ドライバーの長さを 46インチ以下に規制することをUSGAは提案している、っていう記事もでていましたので、46インチの段階で最適化した良いスペックを見つけておいて、そのセットアップはいつでも再現できるように確保をしておきたいと思っています。

今のところ、M4を46インチにセットしたドライバーが調子良いのですが、ちょっと上がりすぎるきらいはあります。
ただ、距離さえ遜色なければボール上がんないとダメでしょ、ってことで、現段階ではこれはこれで一つ確保ということにしておきます。


そして問題のSIM Max-Dの方。



とりあえず重心が後ろすぎないようにこんな感じで鉛テープ貼ってみましたが、46 1/2インチで打っても46インチで打っても、悪くはないのですがもうひとつな感じ。

Flight Scope mevo を使ってデータを取りながら、色々と調整をしていってみたいと思っています。


5/30/2021

4%程度の傾斜を練習グリーン上に見つけたのでパッティングして遊んだ動画

あんまりゴルフしない息子とSuper Twilightの時間帯にラウンドプレーしてきました。
Lakewood Country Clubの10番のティーインググラウンドにEgyptian Gooseの親子がいました。




小学生くらいになったヒナ(duckling) が 8羽。
例年、コヨーテとか鷲にやられて少しずつ減っちゃいます。
無事に大きくなると遠方へ飛んでいきます。


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さて、別の日の別なゴルフ場でのこと。スタート前に 1時間半ほど時間がありまして、ほとんどの時間をパッティングで過ごしていたのですが、4%超えていそうな傾斜がある場所を見つけました。練習グリーンですから、普通はそこまで強い傾斜はあんまり見かけないかと思います。
COVID-19の影響もあって、練習グリーン上にほとんど人もいませんでした。

このくらいの斜度がある傾斜では、ボールが止まらないか、ギリギリで止まるか、くらいになりますね。グリーン表面の速さはスティンプメーターで 9.5-10フィートくらいだと思います。
この日は風向きも傾斜上から傾斜下に向かって吹いていまして、ボールが途中で止まることはほとんどない、っていう状態でした。


...と、いうことで、こんな動画を撮ってみました。


約 50フィートの登りのパット



50フィートっていうと 15mちょっとぐらいになります。私の中では、21歩の距離。
傾斜のきつい登りですし、けっこうカツーンって打っていく感じになってます。

椰子の木のちょっと右くらいの位置に打って行ったボールが、傾斜と風で打ったところとほとんど同じ位置までゆっくり戻ってきます。
戻ってくるときのルートは往路よりももっと右側からスライスラインで戻って来ます。

右後方に練習グリーン用の短い旗(青)が立っているのが見えますが、傾斜のきつい位置にはもちろんカップは切られていません。

これだけの斜度でも、風が無かったら戻ってこなくて向こう側で止まるんじゃないかと思います。



...と、いうことで、ひとつボールが向こう側で止まりまして、それじゃぁ、ってことで向こう側から触るだけのパットを打ってみました。



運が良いことに、2 take目のトライでボールに当てることができました。
(登って降りてくるの結構面倒くさいし斜度もきついので。(笑))

ラインを確認して、本当に触るだけくらいのストロークで平地だったら 2インチ(約 5㎝)しか行かないんじゃないか、っていうストロークをしたのですけど、やっぱり同じ距離戻ってくると勢いがついている感じしますね。
もうちょっとボールのすぐ横に戻ってくるイメージしていたのですが、カツーンと当たってます。


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これを前提に斜面の傾斜のことをメモしておきますが、

私は普段、グリーンの傾斜を、2%ぐらいの斜面、1%ぐらい、3%ぐらい、っていう感じに分類して、それをベースに曲がる量とか、打つスピード(強さ) とかを計算してパッティング・ストロークをしています。 
1%と 2%の間ぐらい?っていう斜面を考慮する必要もあるかも知れませんけど、あんまりやっていません。計測器で測るわけではありませんので。

大体の目安ですが、2%の斜面では、下りのパットが平地のストロークの 2倍の距離を転がります。
5歩のストロークで打つと、10歩転がるくらいの斜度です。
2%の斜面で登りをストロークするときには、物理学的には +50%増しで10歩の距離を打つには 15歩のストロークで打つ計算なのですが、(そこは人間の感覚でしてロボットではありませんので) 私の経験則では、10歩の 2%斜面の登りはもう少し少な目の、13~14歩のストロークで打てばちょうど届くくらいになります。

3%の傾斜の下りは、1/3の距離のストロークで打ってもちょっと余分かな、ぐらい転がります。ちょっと対応が難しいです。
実際のコースですと、3%の斜面にカップが切られることはほぼほぼないですね。

上の動画のような 4%とか以上の斜度ですと、ご覧の通りにそもそもボールが止まりませんから、下りのスピードの換算はあんまり意味が無くなります。
そこまでの急傾斜がグリーン上に来るのは、まぁ大体 2段グリーンの間の斜面とかになりますので、斜度そのものを読む必要はなく、ボールからカップまでの高低差の、位置のエネルギーの差を考えて、ストロークのスピード(強さ)に補正の換算を計算して打つ方法を取ります。

グリーンの高低差を読む。」という 10年前の記事にまとめておいた方法を、今でも大いに活用して、おおかた上手く行っています。(^^)

実際のところは、バランス調整に半インチ幅の鉛テープを一枚をたまたま巻いておくだけでとても参考になります。(笑)



5/23/2021

ゴルフスイング ‐31 スケーティングのイメージの足の動き …と3W

Fullerton Golf Course の 2番ホール、パー5。



南カリフォルニアらしからぬ厚い雲が多い天候の中、太陽光が雲の切れ目から差し込んで良い感じだったので写真を撮りました。

このパー5 は奥にスーッと狭まっていて最後グリーン前で左ドッグレッグしていて砲台、なかなかに難しいホールです。


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スイング動画関係カテゴリーでは、「ゴルフスイング ‐29 on the Course (ラウンド中、グリーン周り編)」、そして「ゴルフスイング ‐30 on the Course (パーオン狙いのショット編)」と、コース上でのショットを撮ったもののポストが続いていましたが、今回は練習場で。



山本道場ゴルフTVのレッスン動画にある内容ですので、検索してそちらを参考にしていただくと致しまして。

私がちゃんと出来ているかどうかは別にしまして、イメージとしてはアクリル板の上でスピードスケートの様に左右に足を振り滑りながら、自分は前へ進むイメージで足を使います。
この動きを基本に、いざボールに構えた際にも右足が左足の後ろへ滑り込むかのようなイメージを持って足を動かします。

左肩は構えた位置から全く動かないイメージ。
右手はトップで右かかと上方の位置に来たら、そこに置いておいたまんまにする気持ちで決して手で打ちにいかない。という、山本道場レッスンに慣れていない人にはなかなかピンと来にくいかもしれない内容ですが、この足の動きのイメージをベースに昨年から取組んでいる魚突きドリルをするイメージで練習していきます。



ここから遠いので地理的に難しく、直接レッスンを受けてもいませんし、お墨付きもいただいておりませんので、あくまでも私が勝手にレッスンビデオから動きのイメージのインスピレーションを受けて自分なりに消化してやってみた、という動画です。

自分なりにやってみて練習したものを記録しておいて、どういった進化ができるのか自分で確認するため、という目的で自分用にブログに残していく主旨です。

道場の動画は本当に楽しい動画ですし、動きのイメージが湧くレッスンで、山本師範は貴重な存在だと思います。

普通なゴルフレッスンにおいての、ビデオなり実際のスイングを「ここをこうした方が良い」「ここの動きを直しましょう」って言われても運動神経が付いてこないのでどうやったらそう動くか判らない、私の様な者にとっては、
...どういうイメージで動けば、結果的に外から見てそういう風に動けるのか理解できるという、これはもう福音になるレッスンです。



スケーティングイメージで、9番アイアン。


スイング前の私のやっている動きは、山本道場のレッスン動画にはありません。
(レッスンの動画ではアクリル板の上で靴下になって、実際に左右に滑っていました。 魚突きドリルの動画も別の動画です。)

私なりの理解で、足の動きと、前方に突く動きを合わせて、そして左肩、右肩の位置を、回さない、できるだけ動かさない、のイメージを作ってからスイングに向かっています。

ボールを突いた後は、クラブフェースは返さずリストターンとかはせずに、真っすぐ出していくイメージで打っています。これで 9番アイアンのフルスイングです。



スケーティングイメージで、ドライバー。


こちらのスイングも、動きのイメージは 9番アイアンと全く同じです。
スケーティングのイメージで動きを確認した後、こちらは長いクラブですので、さらに左腰のカウンターの動きを意識した動きを加えてスイング準備をしています。あまり上手くはできないのですが、ダウンスイングから来てインパクト直前に左腰が上から見て時計回り(つまりバックスイングの方向)に戻ってくる、その反動で上半身と腕が反対の反時計方向に出ていく、というイメージの動きです。ですから振り切った位置が小さくクラブが立った位置で止まっています。体が硬くそれ以上は行けないので。で、振り戻る。

実際に構えてから打ちに行った場面で、右足を後ろに引いてしまっていますが、この動きは小さい方が結果が良いショットになっている傾向です。方向的には右足が後ろへ向かうのは間違ってはいない方向ながら、動くと力が逃げてしまいます。
このスイングでは出球が若干のスライス気味に行っていまして、右足が滑らずに力を伝えていればダウンスイングももう少しだけインサイドから降りてきて、若干のドローボールになって出ていきます。
でもまぁまぁ、真っすぐ狙った方向にボールが行ってくれていますので、今の時点ではこのくらいな感じでコンスタントに打てれば御の字と思います。


コースで打つと、また違ってきてしまうのがゴルフスイングですので、もう少し振り込んで動きに慣れて行って、そしてまた修正して、改善して、という形で進められたら良いなー、と思っています。

しかしまぁあれですね、マスクしてゴルフの練習ってのも...早くどうにか解消して欲しいですねー。 ワクチンは接種したのですけど。