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1/21/2023

Auto Scoop Shotが意外に使える!

昨年のクリスマスに息子が友達と過ごす休暇を兼ねてネバダ州のボールダーシティ方面に出かけまして、その時に Boulder Creek Golf Clubをプレーしてきました。

27ホールのゴルフ場で、9ホールのコースが Desert Hawk、Coyote Run、Elldorado Valleyと3つあります。プレーしたのはこの内のDesert HawkとElldorado Valleyです。


これはDesert Hawkの1番ホールの2打目地点です。


ティーからは正面から左サイドに大きなウォーターハザードがあって、大きく左にドッグレッグしているレイアウトです。プレイヤーの飛距離に合わせて斜めに打っていく場所を決めて池を越えてティーショットを打っていく感じになります。
出だしのホールとしてはいきなりコントロールを要求されるホールですが、狭くはないです。
私は写真にある2本の椰子を飛距離の目安に、安全目に右サイドに打ってこの位置でした。
すごく整備の良い綺麗なコースで、後方の赤い岩山とか、砂漠らしい雰囲気のとても良いコースでした。今回Coyote Runをプレーしていませんし、またラウンドしたいです。


こちらは Desert Hawkの3番ホールの2打目地点


グリーン手前にクリークが横たわっていましてさらにグリーン手前から右サイドには大きなバンカー。ホール全体が登り傾斜になっていまして、ここからまだ180yほどありました。
難しいホールだと思います。
かなり良いボールを打てたと思ったのですが、アゲンストもあってかグリーンちょい手前の斜面に当たり、転がり戻ってバンカーに。惜しいショットでした。


こちらがスコアカードです。


地元ゴルファーさん3人とご一緒しまして、いろいろコース攻略のアドバイスもらいながら楽しいラウンドでした。ショットの調子がかなり良くて「ここは右へ打っておいた方が攻めやすい」とかの、もらったアドバイスがけっこう活かせました。
後ろから3つ目の青ティーからのプレーでもコース/スロープレートが 71.8/135 というかなり難しい評価のコースでしたので、37 39 = 78 のスコアが デファレンシャルで 3.5となりました。


ここは、一昨年のクリスマスにプレーした Boulder City Golf Courseとほぼ隣接していまして、同じ経営の姉妹コースになっています。(コースの雰囲気はがらりと違いました。)


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Golf Digest のストーリーで流れてきたショットです。


It looks weird, but this ‘auto scoop’ shot could be your new secret weapon 
(一見奇妙に見えるけど、このオート・スクープはあなたの新しい秘密兵器になるかも)
by Luke Kerr-Dineen
https://www.golfdigest.com/story/auto-scoop-shot


オート・スクープと名付けられています。

~~~

“When you’re short sided on a fast green running away from you,” he writes. “You need to be close to the green to use it, as it’ll want to land just a few feet from where you’re standing.”
(「速いグリーンの外のショートサイド、しかも下りのラインに付けた時」とルーク、「グリーンの近くで、立っている場所からほんの数フィートのところに落としたいときに使います。」)




For many golfers it’s the kind of shot they would putt, but when there’s rough in the way, that’s not an option. It’s why you usually see players hit epic full-swing flop shots in these spots: Because they’re trying to carry the ball over a short distance, than have it land dead.  
(多くのゴルファーにとって、パターで行くくらい近いのだけどでもラフが途中にあって阻まれている状況でパターではいけない。こういうスポットでよく見るのはフルスイングのフロップショットです。短い距離をキャリーして飛び越え、落ちてすぐ止まるボールを打ちたいからです。)

But that might literally be the most difficult shot in golf, which brings us back to Shauheen’s “auto-scoop shot,” which involves some key setup adjustments, as he explains:  
(しかしながらそれは文字通りゴルフの中でも最も難しいショットです。という訳でShauheen(←インスタで打って見せてるプロ)のオート・スクープ・ショットをご紹介します。動画内で説明しているようにいくつかキーになるセットアップのアジャストメントが必要です。)

“Put the ball back in your stance. Keep your hands and handle even further back. Pre-set your trail wrist into max flexion, and don’t change it throughout the swing to expose the bounce & loft of the club. Just rotate back and through from there without changing your arm structure.”  
(ボールはスタンスの後ろの方(右足寄り)にセットして。クラブを持つ手はさらに後方にセットします。引き手の方は目一杯曲げて、スイング中ずっと角度を変えないように保ってクラブのバンスとロフトを活かします。手の形は変えないようにしたまま(肩を)後ろへ回転して戻してくる。)

Setting up this way, with your hands way behind the ball, effectively pre-sets impact so the club hits the ball with lots of loft. 
(このように手をボールのずっと後方に持っていってセットアップをすれば、クラブが大きなロフトでボールを打てるようにインパクトの形を効果的にプリ・セットできます。)

It’ll feel “awkward” at first, Shauheen goes onto say, but as you get used to it, you’ll notice the ball come out high but lands dead. 
(最初はものすごく違和感あると思いますが、(Shauheenが説明を続けます)、慣れてくるにつれてボールが高く出て死に球で落ちてくることが分かるでしょう。)

An interesting method to make one of the trickiest shots in golf, a little simpler.
(ゴルフの中でも一番トリッキーなショットのひとつを、面白い方法でちょっとシンプルなものにしてくれますね。)

~~~


いやー、これコースで実際に試してみたのですが、

ホントに、大ピンチのショートサイドのラフにいる時にグリーンの下り面にポトッと落とす、すごい難しいショットがかなり簡単にしかも振り幅も小さくて(あんなグリップのセットアップで大きく振れません) 安全に打つことができてしまいます。

練習だけではなくてラウンド中にも 2度ほど使ってみました。
結果は上々でした。

フェースが空を向くほどウエッジを開いてスタンスを広く構えて、大きくレベルに振り抜いてフォローで右手のひらが空を向くように左へ抜くロブショット、とかと全然違い、

びっくりするぐらい簡単で、大きいミスをする予感が全くありません。


初打ちに一緒に行った(HDCP Index 0.5の)友達にこのショットの話をしまして一緒に試したら、あまりにも簡単で驚いていました。
ちょっと練習して今度からショートサイドで使う、って言ってました。


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そしてこのショットに酷似した、というかほぼ同じコンセプトのショットをひぐけんプロがYouTubeで紹介しています。

こちら ↓


こちらは冬芝でラフも短めですが、フェアウエーでも芝が綺麗なら使えないことない、って言ってました。
よく似た状況で、難しいグリーンのショートサイドに外してしまった時の「臨時のお助けショット」として考えてください、という紹介でした。

グリーンに近くて、エッジからピンまでが近いのは同じです。

こちらの動画では、グリーンもさほど下ってはいませんし、打っている場所も若干の登り斜面ですかね。(正直この動画の状況でしたら、パターで十分かな、とは思いました。)

状況と、そしてショットとしては「短い距離をフワッと上げて、ポトンと死んだボールを落とす」っていう内容ですので、ほぼ同じショットと言っても良いかと思います。


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両者のショットに一点、異なっている点があります。

 Shauheenは右足寄りにボールをセットすると言っていますが、ひぐけんは左足寄りにボールをセットする、って言っている点です。

普段と違うことを強く意識してクラブが救い上げるプリ・セットを作るっていう意味では Shauheen方式で右足寄りが良いのかも知れませんが、クラブのロフトを大きくつけて使ってしかもバンスをフルに使って滑らせるという目的からすれば、ひぐけん方式の左足寄りにボールをセットした方がより効率的にセットアップできるように思えます。

ということで、私と友達の場合は、ボール位置を色々と動かしてみて、自分がやりやすい位置を探ってみましたところ、大体スタンスの真ん中にボールをセットするのが打ちやすそうだ、と思いました。

傾斜や状況に寄って、少し位置を変えた方が良いのか、いつも真ん中にセットした方が良いのか、草摺りを入念にして確認しつつ使って行ってみたいと思います。



1/17/2023

パーとボギーの境界線 (--> ハッスル・ゾーン(Hustle Zone))

昨年末に、Soboba Springs GC をラウンドしてきました。

1966年のオリジナルが Desmond Muirhead (Dinah Shore Tournament Courseなどを設計)のデザインで、Cary Bicklerがコースデザインをリノベートしたというなかなか貴重なコースです。


コース自体は全体にフラット目で大きなウォーターハザードが印象的に配置されているタフ目なリゾートコース、といった趣です。この日のスコアは76でした。
(デズモンド・ミュアヘッドのコース近くにそんなにないんですが、偶然続きました。)


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さて、タイトルは多少ミスリーディングな感じもしますが、ボギーとダブルボギーの境界線でも良いんです。同じです。

多くのゴルファーが、それこそプロからスクラッチ、70台、80台、90台のスコアのレベルのゴルファーにいたるまで、「ゴルフは結局、"スコア"は Chip & Puttだから。」っていう認識はしていると思うのですよね。

ほんのちょっとの、チッピングでは僅かな 1-2yの差が、そしてパッティングにおいては微々たる数インチの差が、+/- 1打になって大きく影響するのがこのChip & Puttのエリアになります。


当ブログで何度も何度も触れていますが、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフを見ますと、なぜ僅かな距離の差が大きなスコアの差になるか、一目でピンと来ます。


黄色く塗った部分が、カップまでの残り距離が 2フィートから10フィートまでの、結果が大きく異なるクリティカルな 8フィートのエリア、ザ・ゴールデン8です。


それで、これをアレンジしましてコースで実際プレーしていて体感できる数値に置き換え、大きく異なるクリティカルな エリアを若干狭めまして、3フィートから8フィートの、僅か 5フィートのまさにグラフの傾斜が最も急角度な傾斜になっている範囲にフォーカスしまして、昨年11月に「ワンクラブとワンピンの感覚」に焦点を当てたブログ記事を書きました。

ワンピンとワンクラブの差は、 
PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。 
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。
抜き出しておきましたが、まさにここが焦点です。

私の現在のレベルで考えますと、

ワンピンワンクラブでは、カップイン率25%80%大きな差になってくる。

...ぐらいで考えてよいと思います。
ここが今回取り上げて考えています「境界線 」です。
あの広々とした250エーカー(約100万㎡)もあるゴルフ場でプレーしていて、僅か 5フィート(約1.5m)の攻防のお話です。


この記事には syoballさんからずばりのコメントをいただいていまして、


まさにおっしゃる通りなんです。

パッティングに関しては、HDCP20前後のアマチュアレベルよりは技術的に改善できているけれどもプロのレベルには到底至らないくらいの数字にレベルアップできていますので、ここをさらに改善することは難しいです。(読みの向上には取り組みを続けていますが)。
...ということで、ラウンド中は結果には執着することなく、淡々とグリーンの読みとパッティングのストロークに最善を尽くすのみ。

ただ、パッティングした結果の方はワンピンとワンクラブの距離では 25%80%カップイン率として出てしまいます。(これはもう仕方ありません。)


そうしますと、どこに取り組むかというと、その前のショットということになります。 
カップから ワンクラブか、ワンピンか、っていう距離に打つアプローチとなりますと、150yとか200yとかからは到底狙える距離ではありません。

なにせゴルフっていうのは、200y向こうから打って左右+/-20y以内に入れるためには、+/-6°以内(時計の針で+/-1秒以内)に入れないといけない無理ゲーをプレーしている訳です。しかも横向いて構えて打って。

カップから ワンクラブか、ワンピンか、っていうアプローチは、まずグリーン周りの15y以内。 
それと、私の場合これからターゲットにして改善していく余地が十分にあるのが、グリーン周りの10-30yからのアプローチ、っていうことになってきます。

この両者と、それ以上の遠い距離から乗せたボギーオン全体の内どのくらいワンパットでホールアウトできるか、という指標が Z版頑張り率になります。 2011年から取り始め目標を掲げている指標です。今年も50%以上を目指しています。

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そして現在の取り組んでいる方法論が、グリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2です。

こちらの記事

カップへ寄せるショットの弾道、イメージを思い描き、ワンバウンド目を落とす位置を漠然と(きっちりピンポイントではなく漠然と) 決めて、そこに向けてのスタンスを取り、素振りというより本番さながらのストロークで草摺りしながらのリハーサル、そしてその時に両手でグリップしたクラブで目標を指して制止する。
イメージをビジュアル化するわけです。

そして、リハーサルのストロークのマッスルメモリが残っている 8秒以内にボールの位置に構え直して本番のストロークをする。という手順になります。


フィードバックのために一応レーザー測定器なり歩測なりで、カップまでの距離は確認をしておきますが、距離による決め打ちは全くしません。

むしろグリーンのアンジュレーションや起伏、傾斜、グリーンの速さ、グリーンの硬さ、芝目の向き、そして何よりボールがある位置のライの状況(芝の長さ、向き、下の地面の状況、傾斜)などの情報を収集して出る弾道のイメージを作り、そのイメージでボールが出ていくように素振りのリハーサルをして、そのままのイメージでボールをストロークします。
気持的にはロングパットのイメージです。

この、決め打ちではない距離のコントロールは個人的には新分野でして、20歩以上のロングパットと同様にイメージ優先の、自分がゴルファーとして持つ経験則によるsubconsciousの力を利用した方法で、デジタルパット2x6システムなどの決め打ちとは趣きが異なりますので、なかなかに新境地といった感じで取り組みがいがあります。


このグリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2 が悪くてもワンピン以内、良い確率でワンクラブ以内に付いてくれるようになるところが理想の目指す到達点です。 

なかなかそこまで思うようには行かないんですよねー。一方、仮にワンピン以内に付けるのを失敗しても、グリーンに残っていれば 2パットでホールアウトできるチャンスは十分ですので、ちょうどワンピンくらいに付けた場合と失敗した(けどグリーン上の)場合とでの、パーとボギーのカップイン率の境目は多くて20%以下程度しか違いませんからほぼボギー、スコアには直結して出にくいのですが、それでもワンピン以内を繰り返していれば、周りから見た安定感とか、ゴルフのしぶとさとか、そういうところがグッと改善されてくるはずだと思うのです。

この10-30yの距離から、6割くらいワンパットでホールアウトできるようになれば、 ハンディキャップが 5以下のスコアを安定して余裕をもって維持できるのではないかなと思っています。



...そしてこの、グリーン周りの10-30yで使うクロ狙い2.2 と、D-Chop、テキサスウエッジなどによる転がしが、ボギーとダブルボギーの境界線にも、重要な部分になってきます。

先日の記事「ダブルボギー以上の削減 大作戦」の中で上げていました

6.ボギーオンも逃してしまった時のグリーン周りのショートゲーム

の場合、まさにグリーン周りでピンまで30y以内の場所にいることが多いであろうと想定されます。

ダブルボギー・フリーのラウンドを達成するには、このダボオンの場面で粘り強くボギーを拾っていく必要があります。

ワンクラブ(約89cm、3フィート弱)以内に付けるのが理想的ですが、せめて 2歩(約1.4m、5フィート弱)以内に付いてくれれば、大いに1パットでセーブできる確率がぐんと上がって 80%以上ボギー・セーブできるでしょう。ワンピン前後(だいたい3歩半)ですと 20-25%ぐらいしかセーブできません。16フィート(7歩)まで離れますと 10%以下しかセーブできなくなります。(16フィートは基準の距離で、得意にはしていますがカップイン率は10%以下でしょう。)

この、主にクロ狙い2.2 を使って行くつもりのグリーン周りの10-30yを、個人的に「ハッスル・ゾーン(Hustle Zone)」と呼んで、重点を置いて取り組んでいきたいと思います。

(*注: ハッスルには、hustleとhassleがあります。)


自分で傾向を考えてみますと、登りのグリーンではショート目が多く、下りのグリーンではオーバー目が多いように思います。
次に上りのパットを残す意味では良い傾向ですが、より短い距離を残すには、という観点も持って打ってみたいと思います。でも基本的には登りのパットを残すのが良いんですよねー。
結果としての自分の傾向を意識することでフィードバックをかけて改善に繋げたいと思ったりしています。



1/12/2023

ダブルボギー以上の削減 大作戦

年末の休み中に友達と遠征してきたPalm Springsの Desert Island Country Clubです。

ダイナショアなども設計した有名な Desmond Muirhead設計のコースです。
以前は、Sinatra Resort & Country Club and The S at Rancho Mirageという名前でした。

フラットですが、ウォーターハザードがふんだんに配置されていて戦略的なコースになっています。


こちらは半島に突き出したグリーンになっているパー3の 5番ホールです。


左奥に狙うのでなければ、ほぼアイランドグリーンのような感じですね。
とても美しいです。
私は左手前のピン位置に対してグリーンの真っ直ぐ後方だいぶ奥にオンしまして、35歩(約27y)の超ロングパットを残しました。風があったとはいえちょっと保険かけ過ぎましたね。
なんとか2パットでしのぎました。


そしてこちらもレイアウトが特徴的ですごかった 9番ホールパー4です。


これはティーから撮った写真ですが、グリーンは右方向の椰子の木の下にあります。

グーグルマップで見てみますと、


普通は、中の島の様になっていますフェアアウエーに180-220yぐらいでレイアップして打っていきます。そこから右ドッグに目標を変えてグリーンへ。
友人の一人はマジでキャリー290yを出せますので水を二つ越えたグリーンと同じ陸地まで狙って打っていました。

私は3Wのショットは風もあったのか意図せずちょい右にフェードして運よく最短距離コースの良いポジションに。そこからは145yぐらいでした。ピンの左手前12歩に乗せて2パット。

この日のスコアは、38 38 = 76でした。 


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いままでにも何回か、ダブルボギーを避ける取り組みについて書き留めています。
内容が重複はしますが、さらに掘り下げて気が付いたことをメモしていきます。


0. OBについて

OBが出た場合は、よほどリカバリーが良くて運が良いとボギーに収まりますが、かなり慎重に上手く対処できた場合でベストがダブルボギーになります。 距離とストロークのペナルティが加わりますので当然です。
OBを出してしまうことはあります。この場合はもう +2は別口で考え、ここからの最善を尽くすことに専念します。

この時に一番気を付けなくてはいけないのは、連続OBです。同じ位置にティーアップして同じクラブで打てば、同じショットが繰り返えされてもおかしくありません。
幸いティーショットの場合は、場所を変えることができますので大きく場所を変えます。(重要)
2打目以降の場合はボール位置は同じところになりますので、クラブを変えるかセットアップ、または使うショットを変えようと心掛けています。


ということで、以前のエントリーからの抜粋を。


まずは 2022年6月の「スコアが改善して安定してきているので、思い当たるところをメモして記録しておく投稿」という記事からです。

4.ダボへの王道を避ける -1 (バンカー越えのバンカー入り)
5.ダボへの王道を避ける -2 (ボギーオンの 3パット)

という二つの項目を上げています。

4.バンカー越え で上げています、パー4の3打目のバンカー越えでむざむざバンカーに入れてしまうショットは是が非でも避けなければなりません。
ピンまでの距離にこだわらず、バンカーの向こう側の縁(顎)を確実にクリアするキャリーを打つことに徹します。
顎が持ち上がっている分、自分のボールとの高低差をしっかり把握して越えるように距離を計算することが重要です。

ものすごく上手く打った(と思った)セカンドショットやサードショットがバンカーにギリギリ捕まってしまうショットは、たいていの場合、立体的な3Dイメージでの状況把握が不足していて、ピンまでの距離で打っているケースが多いです。

プロのスピンの利いた100y以上も向こうからウエッジで打った、高い弾道の落ちてから強いスピンで戻るようなショットはピンの上から降ってくるかもしれませんが、私が打つアプローチショット、特に3打目でのバンカー越えなどのショットは大体において放物線を描いて飛んでいるイメージを3Dで考えて打つべき、と思っています。


5.素ダボ では 3オン3パットのいわゆる素ダボを避ける方法論を書いています。

パッティングのラインを読む際には、どれだけ曲がるかということよりも、登っているのか下っているのか、目の錯覚は起きていないか、景色に惑わされていないか、どの程度の傾斜なのか、これを読むことに注力します。

この方法は、成果を上げつつあります。
極端なショート、打ち過ぎのミスがかなり減ってきました。
横から、そして最大傾斜の最下点方向から見るのが大切。それでも足りないことも稀にあります。
まだまだ読み違いは発生していますが、目の錯覚が起きやすい状況に気が付くようになってきまして、傾斜の把握の仕方がかなり改善してきています。



次に 2022年1月の「ダボ以上の大叩きホールを出さないための注意事項 4つ」という記事からのおさらいです。

1. 1DKJ (一打献上)するときに、乾坤一擲(けんこんいってき) のショットを心掛ける
2. バンカー越えのアプローチショットで、絶対にバンカーに入れない
3. グリーン周りのショートゲームで往復ビンタを避ける
4. バンカーから大ホームラン
5. 素ダボは起きる

これを見ますと1月当時には、5.の素ダボ に関しては打つ手なしの状態でしたが、6月には打つ手立てを思いついて取り組んでいます。(やはり書き記してメモしておくことが役に立ちます。)
2.のバンカー越えは上記のとおりです。

1.の 1DKJに関しては私自身のラウンドにおきまして、状況判断が良い時も多くありますが、良くない判断をして打ってしまうことも散見します。ひたすらに保守的な選択をするべきとは思っておりませんで、ここはゲームを楽しむ上である程度の許容範囲をもって判断していこうと思いますが、もし下手打った時に最悪の状況に陥ることは避けるフェールセーフの保険はかけた選択にはしたいと思います。

3.の往復ビンタ(およびザックリ)については、書かれている「ミスの最小化」を最重要と考えた打ち方をする、という方針 以外に、やはり草摺りの素振りの徹底を励行したいと思います。
草摺りの素振りというか、もはや素振りではなく、むしろこれから行うショットの本気のリハーサルです。
あたかもボールがあるかのようになるべく同じライのすぐ近くの位置を「打ち」ます。
ボール無しで本番さながらにストロークします。
そしてスタンスとボール位置をアジャストして構えます。
これを欠かさないようにしますと、ダフリやトップが激減します。


残っているのが、4.のバンカーです。
当時書いていますように、あまりヘッドスピードを上げないで打つタイプのバンカーショットを軸にしてプレーしています。フェースを大きくは開かず、大きなスイングはせず、バンカーから出ることを最優先した打ち方です。(それでも砂の状態や顎の高さによっては難しい時もあります。)
そしてつい最近、少し距離があるケースの Chunk & Run バンカーショットという打ち方も導入しました。
今後、一番改良していく余地が大きく残っているのはこの部分かと思ってます。バンカーにはなるべく入れないマネージメントを心掛けてはいますが、ゲームの一部として取り組みべき分野だとも認識しています。



そして今回もう一つ考えていますのが、

6.ボギーオンも逃してしまった時のグリーン周りのショートゲーム
です。
OBがあった場合や、林の中で1DKJにまで失敗した場合や、池がらみでやらかした場合など、ボギーオンに失敗してなおかつ次打でのグリーンオンさえ危ぶまれる状況はともかく。

2打でグリーン周りまで来ていながらちょっとしたミスでボギーオンも逃してしまったケースでは、ダボオンを狙うショットはグリーンに割合に近いケースが多いと思います。
このケースでは、是非ともワンクラブ以内に寄せてボギーを確保したいところです。

この件に関しましては、別の記事で考察をしたいと思っています。

(上記オレンジ色の状況は特に避けたいところではありますし、できうる限り避けるべき状況と思います。起きてしまった場合は、総スコアにカウントするのをラウンド後回しにするなどして、他のホールに影響が出ないようにする努力がとても肝要であると思ったりしています。) 



12/27/2022

Chunk & Run バンカーショット

記:  12/27/2022 

俄然前置きに出てくる頻度が多いですが、ドス・ラゴスGCをラウンドしてきました。


本当にきれいなんですよね、朝焼けの時間帯。
これはスターターのところから池越しに18番フェアウエーを望んだ方向です。

そしてそこから左へ向くと1番ティーから打っていく方向です。


朝日を雲が反射してピンク色になっていてこちらも綺麗です。
左の川に落とさないように、右サイドの池にも落とさないように、ティーショットを打つのですが、朝一の寒い中ウォームアップ殆どなしで打つドライバーは易しくはありません。

そしてもう一つ、HDCP 3になっていますが個人的にはコース中で一番難しいと思っている 6番ホール。


420y前後の2打目以降登り傾斜がきついパー4ですが、ティーショットは右の池に入れないように左サイドの木々にも捕まらないようになかなか狭いところを狙ってブッシュ超えで打っていき、2打目地点からは右ドッグレッグして池の上をかなりの登りでグリーンへ、もしくは手前にレイアップで打っていきますが、コースが右にも結構な斜度で池の方へ傾いていましてレイアップは思いっきり左を向かないと池まで落ちてきます。むしろ届くならグリーンかグリーンの奥まで打っていった方が平らになっています。

ドライバーがものすごく上手く行って、残りが170〜200yの登り、左足上がりの傾斜から打っていくことになります。しかも大概ここは向かい風。

この動画も、この日は180yくらいの登りのアゲンスト、3Wでグリーン左サイドをオーバー目に狙って打っています。
さらに太陽に向かって逆光の中に打っていかなければなりませんので難易度マシマシです。

このショットはフォームはともかくものすごく上手く打てました。
めったに 2オンできないパー4、チャレンジし甲斐があります。


—-


ゴルフマガジンがやってるウエブサイト、Golf.comの記事です。

(この打ち方が、ゴルフで一番難しいショットのひとつを簡単にしてくれます。)

っていう記事で、Chunk & Runっていうショットを紹介しています。



この場合は、あごが高くはないバンカーショットでグリーン面が結構あってピンまでの距離がかなり遠い、という場面です。
上の写真ですと、しかもグリーンの反対側はウォーターハザードになっていて、距離を出して打つバンカーショットが使いづらいという難しい状況。


記事中にあります、Jonathan Yarwoodていうプロコーチが Twitterに上げている動画による打ち方がこちらです。


説明によりますと、ボールは通常のやや左足寄りで目標に真っすぐ構え、サンドウエッジのフェースは開きません。
思い切った若干大き目のテークバックから、クラブのトゥをローテーションしてくるように下ろしてきて、ボールの 1 1/2インチ(約4㎝くらい)手前にダフらせて打ち込んで、トゥがボールをロールオーバーするようなイメージで打ち抜くイメージ。
ボールにはバックスピンがあまりかからずにグリーン面に落ちてから転がって行くショットになります。 

これが、Chunk & Run っていう打ち方だそうです。


別の動画も拾ってきました。
Standard Golf AcademyっていうところのKyleっていうプロの動画です。


この動画の場合は、ちょっとバンカー面が荒れていてボールのライが悪い状況です。
これも難しいですよね。
距離的には先ほどと違ってカップまでは近い状況です。

フロップ(ロブ)ショットの要領でスタンスを広くとり、ボールの 1インチ半後ろにウエッジを入れて掘っていくのですが、強くは打たず砂を少なく取って打っていくそうです。
ボールの下を滑らせるようにソールを使うのがコツだそうです。ということでフェースはオープン、目標の1フィート左に滑らせるように振り抜いていく、と。

この場合もあまりバックスピンはかからずにポンと出て転がるイメージのようです。


呼び方は同じ Chunk & Run ですけれども、バリエーションはあるようです。


私は距離の長いバンカーがあまり得意ではありませんで、どうしても強く打とうとしてしまってミスしたり、砂に薄く入れるような動きになってしまって直接ボールに入ってしまって飛びすぎたりしてしまっています。

54°の代わりに 50°に持ち替えてエクスプロージョンを打ったりもしていますが砂の爆発で出す分にはそんなに距離が出せるわけでもなく、バンスが少ない分ちょっとミス出やすいかなー、ぐらいな感じがしてむしろ54°でしっかり出してカップにはかなりショートした方が良いような現状です。
58°でのバンカーショットも試すのですが、54°より前進力のないショットになってかえって力んでしまいがちなのでバンカーではもっぱら54°を使っているような状態です。


特に一つ目の Jonathan Yarwood式の打ち方で Chunk & Run のショットを練習してみようと思います。


11/01/2022

ワンクラブとワンピンの感覚を再認識

週末にドス・ラゴスGCをラウンドしてきました。

以前にも何度かご紹介しているコースで、私のお気に入りのコースです。

Pete DyeファミリーのMattew Dyeの設計のコースで戦略性が高いのですが、場所柄あまり高い木がありません。
私としては、攻略ルートが色々とトライできて何度もラウンドする中で良いルートを見つけたホールがいくつもあって、比較的良いスコアが出しやすいコースになっていて、HDCPのかなりの部分はここでのラウンドのディファレンシャルが入っていることが多いくらい、お気に入りな相性の良いコースです。

景観もすごく良くて、いつも早朝のラウンドに行きますので朝焼けも綺麗です。


こちらの写真は18番ホールのグリーンの後ろから池を挟んで向こう側に1番ホールのフェアウエーを望んだ方向に撮りました。 朝焼けを反射したピンク色の雲がいいですねー。


こちらの写真は、リンク先にもあります難関の14番ホールのパー5の登っていく斜面を12番のフェアウエーから写しました。はるか後方に写っています。


この辺りはこのコースで一番広々としたリンクス風の風景になっている部分で、この後の山の中に上がって行った後のタイトなホールとは全く違う様相を呈しています。

この辺のメリハリも、このコースがすごく好きな理由のひとつです。


スコアカードです。


この日もすごく調子良かったです。35 37 = 72 (パー70)
このコースはコースレートが 71.4/128 ですので、+2オーバーですが今日のディファレンシャルは 0.5となりました。いままでのトップ5に入るスコアです。

8番の短いパー3で、$5を払って参加するチャリティーのニアピン・コンテストが開催されていまして、この日の終わりにニアピンを獲得したという連絡をもらいました。プロショップで使える$50のギフトカードがもらえるそうです。(^^)

退役軍人への寄付金集めとか、病気の子供のための施設のサポートのためとか、こういうチャリティーの取り組みはあちらこちらで行われています。


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さて、題記の件ですがいつものようにお友達のsyoballさんとやり取りをしていまして、これは是非メモっておこうと思った内容です。


基本的な考え方、そしてデータに関しては、こちらの今年の1月にまとめ直した内容で網羅されています。


ちなみに ↑の取り組み自体は皮算用のままです。(笑)


上記の記事の中で、2フィートから10フィートの距離のパットがスコアにとってめちゃくちゃ重要な領域で、ちょっとした差で大きな差となって結果が大幅にスイングする、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフについて触れています。↓ 


青と黄色で構成されています幅を持ったラインが PGAのツアープロのデータ。
ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)


単純に、2フィート(約60㎝)以下のパットはプロでもアマチュアでも高確率で入るし、逆に10フィート(約3m)をこえるパットはプロでもそうそう入るものではない。っていうことです。
15%と5%じゃ大違い、って思う方もいらっしゃるとは思いますが、スコアに対しての影響ははそれほど大きくありません。

一方で、90%カップインできるのか20%しか入らないかの差が、わずか8フィート(約2.4m)のなかで大きく振れているゾーン、ザ・ゴールデン8が重要でない訳がありません。

300y、400y、フィートでいうと900フィート、1,200フィートのホールをプレーする中で、最後の 8フィート(約2.4m)が、+1か -1か、大きく結果を変えてしまいます。

で、今回のお話ですが、この 8フィートがちょうど一般的に使われているピンフラッグの長さと同じくらいなんです。

これはゴルファーの感覚として、体感として、具体的な長さをイメージするのにあらためてとても重要なんじゃないか?と思ったので、メモをしておこうという主旨です。

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例えば、6月に書きました「30-100yに関して (今回は60y)」っていう記事のような、何の変哲もない ピンまで60yの状況。


この状況からの今の私のレベルでの目標としては、「まぁワンピン以内ぐらいには付けておきたい」と考えます。「頑張ってワンクラブ以内に寄れば寄せワンもあるな。」っていうそういう状況です。
最悪、グリーンには乗せないとダメでしょ。パターで打てる手前のエッジでもまぁいいけど。というのを最低線に考えます。


もう一つの例を挙げます。9月に書きました「クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事にありますような、ピンまで15-30yくらいのグリーン周りのアプローチです。

落としどころが下り斜面とか、ライがKIKUYU芝の逆目とかの、特に難しい状況という訳ではなくできるだけ距離感よく打って寄せたい、例えばこういう 20yぐらいのチップショットの状況だとします。


この状況からの目標としては、「距離を合わせてワンクラブ以内には寄せたい場面。」と考えます。「頑張ってべたピンに寄せたいが、ワンクラブ以内の登りに付けたいな。」っていうそういう状況です。
最悪でもザックリやトップなどのミスを避け、思いの外転がったとしても16フィート(約5m)以内ぐらいにはとどめたい。というのを最低線に考えます。(ツーピンズ)


2つの例を見ていきましたが、しっかりと再認識しておきたいと思いましたのが、データと肌感覚とのリンクです。

一般的なピンフラッグの長さには、約8フィート(約2.4m)のものが多いです。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで30~40%入る距離です。一般アマチュアの場合はだいたい15%。 

そしてクラブの長さは、ドライバーで45インチぐらい、PWで35.5インチぐらいということですから、それぞれドライバーで 4フィート(48インチ)弱、PWで3フィート(36インチ)弱、っていう長さになります。
グリーン上のパットに残る距離の話で出てくるワンクラブっていうのは、ペナルティーの処置の時に出てくるドライバーの4フィートよりも、PWの 3フィート(約90㎝)の方のイメージが強い表現だと思います。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで85~95%入る距離です。ハンディ20前後の一般アマチュアの場合でだいたい75%。 


ワンピンとワンクラブの差は、

PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。


グリーン周りからチップショットで寄せようとするとき、ワンピンとワンクラブの差ってそんなには大きく感じないんですよね。ちょっとしたことで、ワンクラブのはずがワンピンになっちゃうことはママあります。

しかし次のパットにおいては、入るか入らないかの確率は 60%も差がついてしまうんです。

ここはスコアを考える上では本当に重要なポイントだと思います。


そしてこの重要なポイントを、数字上のデータで把握することもさることながら、むしろゴルフをしていてとても身近な ワンピンワンクラブという具体的なものの長さを肌感覚で感じ取るようにして、これらをプレーする際の指標として認識するっていうことを、あらためて意識してプレーしたいと思います。


10/18/2022

草摺りの素振りの時に注意すること

大型のペリカンが群れをなしている姿に、「おおーっ!」って思いました。
Lakewwod CC の2番ホールから11番ホール方向を見た風景だったかと思います。


ペリカン見るの好きなんです。
祖先は恐竜だった感の雰囲気がでていて、間近で見るとすげー、って思います。


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今回はシンプルな思い付きです。すぐに実践できるのですが見落としがちかな、と。


現在グリーン周りのアプローチショットでクロ狙い2.2を主に実践していますが、この際に最重要なのが草摺りの素振りです。

お友だちの syoballさんとも、草摺りの素振りの重要性についてはいつも共感しています。
ときどきラウンドで一緒になるLakewood CCの元クラチャンのMarkから教わったことなのですが、草摺りの素振りは一般的な素振りとは少し違います。

重要な点は、あたかもそこにボールがあっていまにもこのボールを打つかのように、実践さながらのスイングをする、というよりはむしろストロークをすること、です。

ボールとほぼ同じライ、傾斜になる場所で、本気で打ちます。
私はあまりディボットを取る打ち方をしませんが、必要ならディボットも取ります。(後でディボットをディボット跡に戻すなり、目土を埋めればよいのです。)
そしてこの時に、クラブがどこに入ったかを観察しておきます。

傾斜が登りの時も下りの時も、クラブヘッドが構えた位置よりもボールからずれて右側の手前に入っていることが私の場合は多いです。


で、この時に、草摺りのストロークが地面(芝)を擦った位置にボールを合わせる様にスタンスの位置をずらしてセットアップを修正するわけですが、ボール1個分くらいだったらそれほど影響はありませんのでこの修正で十分です。

でもこれがボール2個、下手すると3個ぐらい右に修正するケースがライによっては出てきます。その時には、ボールに対してスタンスをずらして構えた時に「ボールがずいぶん右寄りに感じるなぁ」という当り前の違和感が出るときがあります。構えにくいんですよね。
それだけではなくて、実際に打ってみると低く出たり結構右へ出てしまったりします。

クラブが下りてくるときに元々のボールに構えた位置よりも右にボールがあるために、クラブヘッドがまだ開いた状態で当たるので右へ出てしまう分を修正するべく、少し左へ狙いをずらします。

また、ボールが3個分も右へずらさないと当たらないようなライでは、傾斜といい、ラフの長さといい、クラブフェースを若干開いて使うような状況が多いですからその分も含めて余計に左に向く修正が必要になります。


...そこまでは良いのですけれども、この時にひとつ気が付きました。
目標に対して、左に11時の方向、あるいはその半分ぐらいとか左へ向いてスタンスしますが、その方向でもう一回、草摺りの素振りをするべきなのです。

芝目の向きもその分ズレてきますし、また、目標に対して左へ向いている感覚でのスイングは元の位置でのスイングと無意識に体の動きが微妙に変わってきます。そこをリハーサルして確認すべきなんですよね。
その上でさらに地面(芝)を擦る位置を目視して、ボールの位置に合わせて微調整も入れます。

些細なことですが、これを省略せずに行うとショットの成功率が高まると思います。


少々面倒くさいですが、自分の番が回ってくる前の時間などを利用して、この辺りは丁寧に行うことを実践していってみたいと思っています。

 

9/27/2022

オノマトペの活用、リズムとテンポを保つために積極利用 (とりあえずこれまでのまとめ)

またアンダーパーを出してしまいました。
久しぶりにThe Links at Victoria GC をプレーしたのですが、水不足のせいもあろうかと思いますがコースが荒廃していました。

砂地のベアグラウンドがそこかしこに。グリーンはプレーできる状態に整備されてはいました。

1番ホールの2打目地点。511yのパー5です。(この日は481yのティーに青いマーカーが置かれていました。)


当然ですがボールがよく転がります。
フォローの風が強めに吹いていたこともあって、2つでグリーンに届いてしまいました。
たまたま寄っていた 3歩のパットが入って、実に久々のイーグルは気持ちよかったです。
(昨年(2021)の10/31(ハロウィン)のラウンドの1番ホールで160yちょっとが飛び込んだの以来です。)


こちらは18番ホールのティーです。451yの長いパー4。


斜めに横切っている乾いた川を越えて、2本の椰子の木の右上を行くように打っていきます。
ここはアゲンストの風になりまして、DR、3Wとも良い当たりのショットでしたが届かず。
グリーン手前の19yからの寄せがピッタリ寄ってタップインのパーがセーブできました。


スコアカードです。


パットの距離が歩数で記入してありまして、チップショットの距離の方はだいたいヤードで、たまに歩数で記入しています。

前半は1番のイーグルと 2バーディー、2ボギーで 34(13) 、後半は 1バーディー、1ボギーで36(14)、トータルで 70(27) の−2アンダーというスコアでした。 コースレート/スロープレートが 72.6/127 で、このラウンドのディファレンシャルが、-2.3 となりました。(スコアカードには71.8/123となっていますが古い数字のままのようです。こちらですと、ディファレンシャル -1.6になります。)
コース的に、準正式記録かなーとかは思いますが、ベストスコア更新です。


HDCP Index もベスト更新で 1.8 になりました。どうみても瞬間風速ですぐに増えざるを得ませんが、記念にスクリーンショット。



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今回の記事もあらためてsyoballさんとのやり取りで思い出させていただいた案件です。
もっともっと今まで以上に意識してオノマトペを活用して、ショットの安定化を図りたいと思うにいたりました。


オノマトペってどんなものなの?っていうのは、この辺りのウエブサイトの説明を見ていただければ、と思います。↓


やる気アップ、表現力向上
訴求力が増す
オリジナリティを高める

とか、いろいろ書かれてます。
英語では「onomatopoeia」っていいます。
(アノマノピィーァって聞こえるかと思います。)


一番有名な例は、ちばてつや先生のゴルフ漫画で向太陽くんが打つ時に口ずさむ「チャーシューメン!」でしょうか。


参照:「あした天気になあれ (漫画) 」by wikipedia 

ちなみにこれ、実際に声に出した方が効果的とも言われていますが、頭の中で唱えるだけでも十分に実感して効果があります。

思い返せば 20年以上も前、オーバースイングに悩んでいた私はこの「シュウ」のとこの溜めが良くないよなー、と思い、ひとつ拍子を抜いて「チャー、ハン!」で打とうとしてみたりしていました。(笑)


昔話はさておき、syoballさんとやり取りしたのはこちらです。


「ぽいっ」
「シュピッ」

って頭の中でイメージしながら、打つ時のリズム、そして動作の強弱、さらにはショットの目的も含めて、自分がやろうとしていることのイメージを音にして表現をして、これをベースに毎回同じ動作ができるように、オノマトペを応用します。

コメントでは、

58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません

とか書いていますですね。(いずれもキャリーの距離です。グリーン周り。)


これ、振る速さとか、インパクトの強さ・弱さとか、そういうのを音で上手く表現できると実にハマります。

例えば、ドライバーで力まずに気持ちよくボールを打ち抜けた時に、「スパーン!」っていう感じの音というか感覚が体を駆け抜ける感じ、みなさん経験されているかと思うんです。

「ドカーン」とか、「バキーン」とかだと力がこもった感じ。
「ドッカーン!」って、「っ」をいれて「!」を足すと、溜めていった感じがでます。
「スパーン!」だと軽さとスピードと加速感が表現できている感覚、ご理解いただけ ますでしょうか?


PING芸人さんのところでも、「ほーちょーやー!」とかどうだろうとかいうやり取りをコメント欄でさせていただきました。

上手くハマるフレーズが作れたら、すごく安定して成果出せると思うんですよねー。
何しろスイングリズムが早くなったりとか、打ち急ぎとか、そういうの防げますしね。


~~~


いままでのブログ記事で、自分がどんなのやっていたかが書かれているものを振り返ってみます。

「足だけ意識して、スターン!」 っていうのが出て来てます。これは今でもときどき使ってます。 ただ、これテークアウエイの部分が欠如してるんですよね。
4. テンポとリズムを一定させ、「Nice and smooth」のオノマトペでストローク 
っていうのが出てますね。 これは100y以内だけでなく基本的にすべてのショットで使っているフレーズです。もっと毎回徹底して頭の中で唱えてイメージしようと思います。 
表題から書いてますが、「えんやーとっと」ですね。これは今は使ってません。7時半のテークバックだと小さいのでどうしてもリズムが早くなってミスヒットしてしまうので、当時打ち急ぎを防ぐべくわざわざ考えて作ったオノマトペですが、今は1/2ショットの打ち方が全然違うので使っていません。


基本的には、「Nice-'n-smooth」のリズムが、ドライバーからFW、アイアンショット、グリーン周りのチップショットにいたるまで、力が抜けてそれでいてインパクトからフォローにかけての加速感も感じられて、フィニッシュまでちゃんと取れる感じで応用範囲が広くて、私にとってはとても良いオノマトペになっています。 
ここは大事だぞ、っていう場面で草擦りの本気素振りの段階から、「Nice‐'n-smooth」を唱えます。
力む感じが全くなくてすごく良いフレーズなのですけど、日本語ではありませんのでちょっとお薦めはしにくいかも。

最初の方にも書きましたが、私個人的には「チャーシューメーン!」だと溜めの部分が大きすぎてリズムが合いません。あくまでも頭の中のイメージで、タイミングが合わないのですけれども。(外から私のスイングを見たらタイミング合いそうじゃん?って見えるかも知れませんが。)


自分で思い返しまして、3/4ショット (つまり一般に言うハーフスイング)で打つ時に、もうちょっとテークバックが短い感じのオノマトペが欲しい気がしています。

やってみないと合うかどうか。そして良い結果につながるかどうか分かりませんが、今仮使用しているのは「Set-'n-turn」です。 ターンというフレーズを入れることによって、左にターンしていくイメージも加えられます。
「Nice‐'n-smooth」よりも前後ともに少し音が短い感じのフレーズになります。

日本語でいいのが見つかったら採用したいんですよねー。
「ハッとしてグー」みたいなやつ。(笑)



9/21/2022

ゴルフゲームの本質はロングパットなのかもしれない、という仮説

先だってPalm Springsに遠征に行ったときの写真です。

こちらはCoral Mountain GC (旧 Trilogy at La Quinta) のコースのエントランス道で、ちょうどHarvest Moon (ハーベストムーン、中秋の満月)と、そのすぐ上のJupitor (木星)が煌々と光っていてとてもきれいでした。到着直後の夜明け前の西の空です。



こっち側が東の空で、朝焼けが綺麗です。


程なく明るくなってきますね。

ここへ来るには車で約2時間かかりますから、3時半に起きて4時ちょい前に出発、もうすぐ朝の6時になろうかという空の写真です。すごく綺麗でした。


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タイトルには「仮説」と書きましたが、私自身の現レベル時点でのゴルフゲーム、ラウンド時のゲームマネージメントに限定で言えば、ほぼ 90%これが本質だと確信しています。 ロングパット。

ゴルフ歴 38年になりますが、その大半の期間、一番肝心な『距離感』というものについて、疑心暗鬼でした。例えば「毎日のようにゴルフ場で練習をしないと身につかないものなのではないか?」あるいは「子供のころからゴルフに慣れ親しんだ人だけが授かる特別な感覚なのではないか?」と疑念を持っていました。

なにか雲を掴むような、というよりぜんぜん掴めないような、どうすればピンにぴったりのショットが打てるのか??

例えば 200y先のグリーンに乗せようとして打つ時、タンジェント6°が1/10ですから、たったの 6°方向性がズレただけで200y先では 20yも (200 x 1/10 = 20y) 目標からズレてしまいます。
通常のグリーンの幅が40yぐらいですから、グリーンを外れてしまいますね。
で、6°っていうのは時計の針で言うと、1時(30°)、じゃなくて、1秒です。たったの1秒!
しかも縦の距離も合わせなくちゃならない。

なんかもうゴルフのナイスショットって、根本的に無理ゲーなんじゃないかと。(笑)


特に私は勘が鈍い方でして、運動神経的にもそういう感覚がついてこない感じがあります。
ハンドアイコーディネーションとかに優れた、運動神経の良いスポーツアスリート系のゴルファーには、もしかしたらこういった悩みは少ないのかも知れません。(私には分かりません。)


このところ、ゴルフのゲームマネージメントのありとあらゆる部分をほんの少しずつ改善してきまして、スコアが改善して安定してきています中で、自分なりの距離感というものがなんとなくおぼろげに構築されて来つつあります。

ですので、この段階でのまとめをしておいて、今後の更なる改善と安定化につなげていけたら、と思いメモして残しておく主旨の記事です。


私のゴルフゲームマネージメントとしては、以下のようなおおよその距離別にショットに向かうアプローチ(取り組み)を細分化しましました。

①  グリーン上: デジタルパット 
②  15y以内: テキサスウエッジ、D-Chop を中心とした転がし 
③  10-30y: クロ狙い2.2 を主体にしたチップショットとピッチショット
④  30-90y: 2x6システムSLJ を使ったコントロールショット
⑤  100-150y: 各アイアンのフル(1/1)と 3/4ショットやノックダウン
⑦  ドライバー: 魚突きドリル

こんな感じで距離別に分けてのグリーンへのアプローチを考え、それぞれで距離のコントロール方法を考えて実行しています。

(別項としては、1DJK(一打献上)状況になりますがラフの深さとか傾斜具合とか鑑みてのショット選択、 ...そしてもう一つ大き目な課題に残っているのが、砂からSS(サンドセーブ)をいかに取るか?です。)


ひとつひとつの項目の、実際にプレーする上での方法論の詳細を書き留めておきます。


①  グリーン上のパッティング

大前提として、グリーン上のパッティングの距離を歩測します。その上でグリーンのスピードを確認し、傾斜を読み、芝目を読み、コース全体の傾斜やグリーンの硬さ、風の影響や傾斜の心理的な影響などにも注意を払いますが、いずれにしても私の場合は出力の強さを決め、登りであろうが下りであろうが、横に曲がるラインであろうが、スパットを定めたら打つ強さも決めて、決め打ちをします。
この際、3パットを防ぐ肝としては、パッティングラインの横からとグリーン外からのライン読みが非常に重要で、(通常ゴルファーの間でポピュラーに行われている)ボールの後方からやカップの後方からの曲がりの読みの 4倍は重要です。

*ここで作り上げたデジタルの 9.5フィートの速さのグリーンが前提のパットの距離感、が私の基本のベースデータになります。


②  15y以内

テキサスウエッジ、D-Chop (たまに4RR-Chip) を中心とした転がしになります。
テキサスウエッジはグリーンの外部分を1.5倍の距離として換算した数値を足すのがガイドラインです。傾斜や芝目、そして特に芝の種類によってアレンジが必要です。

D-Chop はリンク先とそのリンク先を参照いただけますが、「あたかもグリーン上であるかのような錯覚」を適用した距離感をもってストロークします。
8鉄とかPWを使います。


③  10-30y

クロ狙い2.2 を主体にしたチップショットとピッチショットを使います。 58°のウエッジで打ちます。
この時の距離感も、ロングパットの距離感がベースです。私の場合は普段あまり意識にない「ボールの落としどころ(OD)」を強く意識してそこにロングパットの距離感を適用していきます。打ち方は特に工夫せず、リピートしやすいストローク。これもイメージとしてはロングパットと同じです。


④  30-90y

2x6システムの方は、2種類のスイングを使います。セットアップするスタンスから若干変えていまして、二つを明確に変えています。そのスタンスでの (言わば)フルショットに作り替えたスイングを目的としています。便宜上、1/2 (ハーフ)スイング、3/4 (スリー・クォーター)スイングと呼んでいます。スイングは 2種類だけで、距離の打ち分けにはクラブの方を持ち替えます。

 SLJ を使ったコントロールショットの方は、AW(50°)を使い、あたかもパターで打つかのようなイメージを持ち、そのイメージを適用したパッティング・ストロークのイメージのスイングで 30y-60yの距離を打ち分けます。60yのパットは実際には打ったことがありませんが、あくまでも錯覚を応用したイメージの距離感です。でも異常によく距離が合います。

詳しくは省きますが、2.5秒ほどフェースを開くと 5y程度距離を落とせます。


⑤  100-150y

この距離は基本的にはアイアンのフルショットで距離が合いますね。ほとんどのゴルファーはこの距離に苦労はしていないと思います。キャディーバッグの中のクラブセットで、一番間が詰まって本数が充実している距離だったりします。
3/4ショットやノックダウンショットが打てると、風に対応したスピンの少ない低い弾道が打てたりして距離のコントロールに便利です。 


⑥  160-220y

この距離は、5番アイアン、4番ハイブリッド、スペックの合った打ちやすい5Wと3Wで、マン振りではないフルショットを打つことを基本にしています。
プレッシャーがかかったり、待ち時間が長かったり、リズムが崩れそうなときはショット前にイス軸法 (ゾンビ立ち)をすると、ある程度効果的に防ぐことができます。


⑦  ドライバー

私の場合は不器用ですので、ドライバーで距離のコントロールを考えることはほとんどありません。...というか全くありません。
狭いホールほど、敢えて振り切るように気を付けています。 
バンカーとか木とかの障害物に届かせたくないような場合は、加減して打つとかせず、クラブを変えます。


...ここまで距離の打ち分けの内容の詳細を書いてきましで、気が付くことがあります。
私が距離を打ち分ける場合のベースとなっているのが、ことごとくロングパットの距離感なのです。

錯覚の感覚を適用するにせよ、人によっては振り幅でコントロールするにせよ、あるいはインパクトの強さ感覚でコントロールするにせよ、とにもかくにもベースになる距離感というものがあって、 距離を打ち分けるわけですけれども、私の場合はほぼすべてのコントロールショットでロングパットの距離感がベースになっていて、ここを意識しだしてから①-⑤全部のケースで距離感が安定してコントロールできるようになってきたのです。

ゴルフ歴38年とは言いましたが、昨今レンジファインダーで距離を測って確認しつつ打ってデータをフィードバックできるようになったのがすごく大きいですね。ここ数年で私のゴルフがグッと変わってきました。


そう考えてみますと、日本人のゴルファーには特に多いのではないかと思うのですけれども、一番やらないのがロングパットの練習、っていう人がものすごく多いような気がします。

ドライバーばっかり振り回して打つ人が多いのはそれ自体を楽しんでいるわけですから分からないでもありませんが、熱心にチップショットを繰り返し練習するスコア重視でプレーしたいゴルファーでさえも、ロングパットの練習はあんまりしないなぁ、っていう人が多いのではないでしょうか?

長年ゴルフやってて、こういう時って右に行っちゃいやすいんだよなー、とか、こういう場面ではダフりやすいんだよね、とかっていう経験則は積み上がってきているんだけど、いまいちスコアが減ってこない、っていう場合も多いんじゃないかと思ったりします。
私がまさに38年もやっててスコアあんまり減らないじゃん?って自分で思っていました。

で、ここに来て急に私自身のラウンドのスコアが目に見えて減って来たことで、はた!と思った訳です。(つい最近、長年の念願だったアンダーパーも出せました。)
「これ、そもそもロングパットの距離感を持ってなかったら、他のショットに応用できないんじゃ?」って思ったのです。


ロングパットに関しては、距離感のみならず、ショットの基本動作としてもゴルフの基本になっていると思います。
初心者が初めて打つ時に、パッティングストローク・ドリルでPWや7番アイアンを打つところから始めるレッスンがあります。

チップショットを打つ時にもロングパットのイメージを持って打つと、インサイドやアウトサイドにテークバックを引くことも置きにくいですし、インパクトでフェースがボールにシャローに入って適度なスピンがかかる安定したチップショットが打てます。


例えばですけど、あくまで想像ですが、スコットランドでゴルフの原型のゲームが始まった時、きっとパッティングから始まってると思うんですよね。
あの全英オープンのような、50yも100yも先から転がしてくるようなコンディションで始まって。
最初の頃は、他の人のボールを飛び越えて打つスタイミーっていうルールがあったらしいですし、その辺りでボールを持ち上げて打てる二ブリックっていうクラブが出来て。バンカーも飛び越えて。
これ空中飛ぶと距離出るじゃん、もっと飛ぶの作ろうってなってマッシーっていうクラブが出来て。ドライビングアイアンが出来て。その後にもっと飛ばすウッドクラブが出来てきて。

そうしますとね、ベースとしてはパターを打つように打てる感じで色んなクラブが出来て発達して来てると思うんです。
そもそもはどのクラブも、パターの様に打つように作られて出来たんじゃないか、っていう。しかもアイアンなんか 100年以上前から基本的な形状は変わってませんからね。


興味がある方は、「ロングパットの練習」という部分を見直してみると、良いスコアに繋がってくるかもしれません。(一個人の主観によるメモです。)


9/15/2022

クロ狙い2.2 の実験動画 (グリーン周りの58°のアプローチの距離感のコントロール)

Meadowlark GCっていう距離が短くて5,500y程度しかない箱庭的なコースですが、この写真の12番ホールのグリーンのような、


典型的なSaddle back (馬の背)とかTurtls Shell (亀の甲羅)って言われる、サイズがちっちゃくてお椀を伏せたような形状の砲台グリーンがいくつかあったりして、うっかりするとやさしくないコースです。

こういうグリーンは難しいですねー。そもそも2打目で打ってくる段階でほぼほぼグリーンから溢れてしまいます。
いったいどこならグリーン上にボールが座ってくれるのよ?的な感じ。(笑)

そこからの寄せも、ショートして戻ってこないよう、行き過ぎて向こう側に転がり落ちないよう、すごく神経を使います。慎重にしすぎるとかえって寄りませんし。
それこそカップに寄せるっていうよりは、頂上に止まって転がり落ちてこない場所を目標に打っていくとか、独特の対処が必要です。

小さいサイズの亀の甲グリーン、攻略が難しいなぁ。


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前々回「クロ狙いのトライアル」2016年7月の時には、47°のPWで試しましたせいだと思いますが、イメージよりも飛び過ぎてしまいあまり上手く行きませんでした。
その時に比較的上手く行ったのは 70y程度の距離で、これなら50°のAWでSLJで打てばいいよね、っていう感じに、大きく勘違いをしていました。

そしてその後最近になって、クロ狙いは 58°のSWでグリーン周りの寄せの時に、ボールの落としどころを明確に意識してボールをコントロールするためのやり方だったということが分かりまして、再挑戦している次第です。

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事で、間違いをある程度修正をしまして6年ぶりに試みました。

今回はその続編です。

前回は、前々回に間違っていた点を修正しまして、58°でグリーン周りの数ヵ所から打ってみた動画をアップロードしました。
そのトライアル中に、「ボールの後方に目標方向を向いて正対しターゲットを指す」という動作から打つまでがどうしてもかなり時間が開いてしまう(といっても10-20秒くらいではありますが、マッスルメモリーでいうと長くても8秒以内にしたいんです...) ということで、スタンスを取った後に左手で持ったクラブで目標を指す、前々回に想像でやっていた方法に変えてみました。

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そして今回「クロ狙い2.2」ということでの変更点ですが、スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式に変えてみました。


まずは、約15y (20歩)の距離で、軽い登りの花道を想定した位置からのチップショットです。


まぁまぁよくある感じの位置ですよね。
クロ狙いの主旨から、打って動画を撮った時にはぶっつけ本番、歩測もせずに見た目の距離で打っています。距離は打った後で歩測をしました。

この方式にしますと、イメージを焼き付けてから数秒の内に打つことができます。
左手の片手で持って指し示すよりも、実際の打つ時のイメージに近いですし、周りの人から見て目立ちません。(←意外に大事。(笑))

後から動画を見ますと、クラブで指し示すというよりも、目線からクラブヘッドを目標位置に合わせる感じになっています。オリジナルのクロ狙いとはだいぶ変わってしまっているように思いますが、自己アレンジでやりやすいようにすればよいと思うので、まぁいいかなと思います。

この動画、ピンも傾いていますしカメラ位置が低いためか手前の地面の映り方が右傾斜に見えてしまうのですが、実はグリーン面でバウンドしているボールは左へキックしています。拡大したら見えるかな?

2球とも、良い感じでバウンドし、左へキックしながらカップの左 2フィートくらいのところに寄って行ってくれました。これはとても良い感じです。

そしてこの距離はいままでの「ぽいーっ」とか「シュピッ」で打った時の距離ではありませんで、言わば合間の距離ですので、この結果には大満足です。

入念な草摺りの素振りをしていますが、クロ狙い2.2を行うことにより、より丁寧な素振りと、そして落としどころを含めたこれから行うチップショットのイメージを思い描いてリハーサルしています。

草摺りを忘れないためだけでも、すでに大いに役立つと思いました。


個人的な事情ですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用して、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。

そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。


前回まとめていた内訳をもう一度持ってきました。
15-30yの、あいまいな部分をこのクロ狙い2.2を適用して精度を上げていけたら、と思っています。


ではもう一つ、約23y (30歩)の距離で、バンカー越えの位置からのチップショットです。


こちらはバンカー越えで、よりプレッシャーはかかりますし、心理的には大きめに打ち過ぎてしまいがちな位置になるかと思います。
こちらも同様に、打った後にアバウトな歩測をしています。(バンカーを回り込んでいますので。)

実際にチップショットを打つ時もですが、草摺りの素振りの時にも若干の土煙があがるような、芝の薄い状態でした。
夏なのにちょっと冬っぽい地面でしたけど、乾いていて硬い感じです。

薄い芝に硬い地面、それなのにバンカー越えですので、ちょっとボールを上げて安全に大きめに打ちたくなる場面ですが(しかもウエッジはハイバウンス)、敢えてクロ狙い2.2でイメージ作り。

弾道も入れてみました。(距離が短いのでちょっと実際のボールとはタイムミングが微妙にズレてしまっていますが、後入れです。)

これも 2球とも良い感じでした。 1球目がカップの右を過ぎて奥側に 1クラブぐらい、2球目は(たまたまですが)カップインしそうな感じでピッタリに寄りました。

これはいけるんじゃないでしょうか?


ライがラフだったりとか、逆目のKIKUYU芝だったりとか、スタンス位置の傾斜がキツ目だったりとか、あるいはグリーンが下りだったりとか、上手く行きにくい場面もあろうかと思います。

ちょっとさらに掘り下げて実験していってみたいと思います。



9/03/2022

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ

こないだと同じ Glen Ivy GCをまたプレーしてきました。

この写真は、5番ホール 178yのパー3で撮りました。


後ろのSantiago Peak付近の山々の一部にだけ陽が射して不思議な感じでとても綺麗です。
空が厚い雲で覆われていた明け方は暑くなくて助かりました。
このホールはグリーンぎりぎり手前に届かず、10yくらいのチップを1歩に寄せてパーでした。


15番グリーン左サイドのラフにガラガラヘビ。


尻尾にガラガラが付いてますねー。近づいたら危ないです。
ガラガラヘビはたくさんいますので、ちょいちょいゴルフコースで見かけはしますが、藪とかじゃなくって今回みたいにグリーンのすぐ脇っていうのは珍しいです。

修正中で使えなかった10番グリーンは直っていましたが、コースはまだあちこち修正中。
今回は2歩2回と3歩1回パットが入らなかったことも含め、40 38 = 78でした。
調子は良かったと思います。


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9/03/2022 記

タイトルでは クロ狙い2.0 とか嘯いてしまっていますが、クロ狙い1.0 は情報不足で私の解釈が正しくなかったため、そして技量不足もありましたため、平坦の70y前後は良いものの、短い距離についてはことごとく大きく打ってオーバーしてしまい不発に終わっていました。

前回 6年前にお友達の syoballさんのお師匠のクロさんのショートゲームの技を教えていただいた時に書いた記事がこちらです。

クロ狙いのトライアル」 2016年7月

トライアルして試すときに記事を書いて、その後のフォローアップが放ったらかしになる現象がこのブログではしばしば起こります。
で、機会があるとこうして数年後にフォローアップすることになったりします。


syoballさんのブログ記事から。


私が6年前当時に間違えていた点の修正内容としましては、

クロ狙い2.0

1. スタンス位置で左手でクラブを持ち、目標を指していた。
(これは狙うイメージを持ったままスイングに入れるのでこうしたのですが、正しくは目標に正対して両手でグリップしたクラブをターゲットに合わせ、その時にグリップのヒンジを使って角度を決めておく、という大事なプロセスが入っていませんでした。)

2. 使うのはグリーン周りで、70yを打つための技ではなかった。
この点は正直今でも不明ですが、私としては今回はおそらく10y-40yくらいの範囲のグリーン周りで使いたいと思っています。

3. グリーン周りで使う狙い方のテクニックで、ウエッジはロフトの多い58°を使うのだが、当時は54°までしか持っていなかった。
ということで、今回はこの 2年くらいグリーン周りでは使う回数が一番多くなっている 58°のウエッジでやってみます。


個人的な事情なのですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用していまして、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。


そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。

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とりあえずチッピング練習エリアに行きまして、クロ狙い2.0がどんなものか、どの程度距離感に反映するか、またまた手持ちの情報だけで自己流のアレンジですができるだけ正しく修正するようにやってみました。


クラブでターゲットを指します。右サイドに写っている白いピンフラッグがターゲットです。
ボールの真後ろに立ち(どのくらい後ろが適切なのか、情報が欠如しています)、正対した状態で両手でグリップして構えます。


ということでいくつか動画を。

まずはよくあるまぁまぁフラットでグリーンはやや受けている状態の19y。

クロ狙い2.0、 フラットの 19y 

ボールの真後ろに立ち正対した状態で両手でグリップして構え、このときの腕とシャフトの角度を維持するように使うことを念頭に意識します。
草摺りの素振りもやらないといけません。ここはゴワゴワのKIKUYU芝のクラブが喰われやすいラフですし。
振りの大きさのイメージも、ボール後方で正対した状態でイメージしてみます。

これで 3球ほど打ってみました。ぴったり寄ったボールもありましたが、一番遠いのはワンピンちょっとありましたでしょうか。


今度はグリーン横の丘の上から、15yの打ち下ろしのチップショットもトライしました。


クラブシャフトの指す角度がかなり下向きになります。
でも腕とシャフトの関係性はそれほど変わらないのかな、と思いました。
正対して見た方が、高低差の現実味が感じられるのかも?

クロ狙い2.0、 打ち下ろしの 15y

グリーン面はさほど下りではありません。15yですが、10yも打てば寄ってくれそうな状況でした。
これもクロ狙い2.0でトライしてみます。まぁまぁ寄ってくれています。
でも、この場面のような状況では距離感よりも草擦りの方が5倍は重要なような気がします。
(この位置は諸事情で3球全部が写っていません。)


こんどはグリーンの反対側から、グリーン面は大きく使える状況で距離はさっきの2箇所よりも長めの21y、ややアップヒルなのでしっかり打ちたい状況です。

クロ狙い2.0、 ややアップヒルの 21y

58°ですとけっこう飛ばさないと寄ってくれない状況です。
普段でしたらグリーンが広く使えますからクラブを持ち替えて転がる量が多いもう少し立ったロフトのクラブで打ちます。
とにかくここもクロ狙い2.0で58°を打ってみました。
かなり高く上がって、まぁまぁ良い距離感で行ってくれています。1球目はやや低かったですが、その分スピンも効いてさほどオーバーしていません。
これも、ピッタリに寄ったボールもひとつはあったけど、まぁまぁ3つともワンピン以内ぐらいには寄ってくれました。


ただ、やってみていて、後ろから正対してクラブでターゲットを指してから打つまでの間が長すぎると感じました。

後ろから正対してクラブでターゲットを指したあと、素振りで距離感のイメージ作ったり、草摺りの素振りを入れたり、どうもマッスルメモリがボケやすい、腕とシャフトの角度も維持する感じが出ない、という観点から、クロ狙い1.0のときに勝手にやっていた、左手で持ったシャフトでターゲットを指す方式に変えて、これも試してみました。


バージョン#を変えまして、クロ狙い2.1とします。
素振りをし、距離のイメージを作ります。
草摺りの素振りをし、その後左手で持ったクラブでターゲットを指して弾道のイメージを焼き付けて、イメージの残った状態でストロークに入ります。

6年前の記事にも書いていましたが、目標をクラブで指すときに下半身ならびに体全体が自然にインパクトのイメージになっています。


クロ狙い2.0の 1つ目の動画と同じ位置から打ってみました。

クロ狙い2.1、フラットの19y

この方式でも、3球ともワンピン以内には入ってくれています。 とくに3球目は良い感じのイメージ通りにピタッと寄っています。
このアレンジの段取りなら、イメージが残った状態でストロークに入れます。
良い感じで取り入れられそうな気がします。(本来のクロ狙いの効果が得られているかどうかはクエスチョンマーク(?)です。)

まだちょっとショットルーティーンは固まらない段階ですが、効き目あり、使える!っていうことになれば毎回同じ手順になってくるかと思います。

ラウンドの実践で、肝心要の「1球目」がピシッと寄ってくれるのかどうか、というところにかかってきますでしょうか。(この動画の1球目はちょっと手前から入ってる感じ。)


ちなみに、残り距離がちょうどよく2x6システムの基準の距離で打てる位置から、普段の 2x6のうちの58°の1/2ショットで打った動画も撮りました。

2x6システム、26y やや受けグリーン

この場合は、たまたま得意距離にボールが来ていたっていう状況の再現です。
余り考えることなく、距離感も考える必要すらなく、安定したリズムで1/2ショットのストロークをスムーズに緩やかな加速で打つことだけを考えて、シンプルに実行します。
草擦りだけは必須です。KIKUYU芝の向きと抵抗は侮れません。

これですと、上の4つの動画よりもさらにピンから距離が離れていて58°ではピンにデッドにやや突っ込んで飛ばさなければならない状況にも関わらず、3球ともワンクラブ以内に付いてくれています。
ちょっと残り距離が違う場合にはズレてきますが、ちょうど良い距離に残ったときに 2x6システムの強みが発揮されます。

だからこそ今回、システムにない距離を打ち分けるテクニックとして、クロ狙い2.1のトライアルをしている訳なのです。

これは少し実践も交えて時間をかけて確認していこうと思います。


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追記: 9/10/2022

クロ狙い2.1、段々に感じが掴めてきました。
この方法は、ボールの落とし所を明確にイメージするためのセットアップで、打つ前に十分に弾道のイメージを作りワンバウンド目を落とす所に意識を集中して打つためのもののようです。

落とし所をあまり明確にイメージしないタイプの私は、やってみますと落とし所や弾道の高さはややばらつきますが、概ねカップには寄りやすくなるようです。これをやるときは、58°で打っています。
普段チップショットをしていてピンに意識が行きますと、傾向としてはオーバーしがちですので、ピンの手前のボールの落とし所をクロ狙い2.1を実行することによって明確に手前にバウンスするように意識をすることでカップに寄せやすくするイメージが出てきました。
(今日のラウンドは 38 37 = 75 で、寄せてワンパットが 6つ。寄り切らず2パットが3つ。Yucaipa Valley GC)

普段ならD-Chopで打つ 15-16歩とか10
歩とかの距離も58°のクロ狙い2.1で打ちました。
ホールアウト後の練習チップをする時間がたっぷりあったのも利用しました。

グリーンが受けていて登りがキツいときなどはショートしがちですので、54°に持ち替えても良いかもしれません。(テストして要確認。)

もう少し実戦経験を積んでみます。