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7/03/2023

超ロングパットの練習動画 (Chiputtの実践)

Happy 4th of July!! 


Rancho Del Sol GC (旧モレノバレー・ランチGC) をプレーしてきました。

ピート・ダイ設計の戦略的なコースで、この辺りでは数少ないベントグリーンのコースです。
以前は27ホールあるコースだったのですが、一時期潰れかかりまして、草ボウボウになったコースをラウンドしたこともあります。

18ホールのコースに作り変えて整備して3年ほど前から再営業しています。

この日は珍しい10番スタートでした。

10番ホールはどどーっと打ち上げ


コースはなかなかに荒々しい印象です。これは元々。

11番ホールのバックティー


こちらは、以前の記事にマウンテンコースの7番ホールとして紹介されています、現16番ホールのパー3の動画です。


この日は169yでした。
以前より緑が増えていますが、相変わらず荒々しい感じの谷越えでグリーンが宙に浮いているような印象です。

17番ホール、パー5のティー

このパー5は力んで左サイドへ曲げてしまうと、すごい下の方まで転がり落ちてしまってトラブルになります。フェアウエー自体が左へ傾斜していますし、右のカート道辺りを狙うと良い感じ。


青ティーからですと、5番ホールが450yのパー4、つづく6番ホールが436yで特に打ち下ろしたりもしていなくてアゲンストっていうことで、私の飛距離では2オンはできませんので、3打目勝負になります。
で、こちらがその6番の3打目の動画です。


ピンまで51yでした。
2x6の50°でキャリー45yを打っています。ワンクラブくらいに付いてくれました。


こういった感じでプレーしまして、40 38 = 78
コースレート/スロープレートが70.0/130ですので、ディファレンシャルは7.0でした。


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さて題記の件、先日のチッピングエリアと併設の練習グリーンで動画を撮りました。

まずはこちらのグリーンスピードのキャリブレーションから。


カップインしないカップを持参しまして(っていうかいつもキャディバッグに入っているのですが)、12歩の距離に設置。
この動画では、行きが10歩のストローク、戻りが13歩のストロークで打っていまして、ほぼほぼ12歩でした。従いまして、このグリーンはスティンプメータで 9.5フィートくらいの速さ、というジャッジになります。

私はだいたいいつもボール2球を使います。
かがみっぱなしは腰によくありませんので、2球打ったら歩く。という方針です。

もちろん重要なのは1球目の方ですが、再現性の確認のために2球目を打ちます。


そしてこちらの動画に撮ってまいりましたのは、なかなか撮る機会がない超ロングパットの動画です。
向こうの方に私が立っているところから動画が始まりまして、とことこと歩いてきて途中グリーン上に落ちていた小枝を拾い上げ、さらに歩いてきてボールふたつを置いて、先程歩測した一番遠くのピンに対してラグパットをしていきます。


映像に映っていますが、40歩歩いてきて、39歩(約90フィート)の辺りにボールを置いています。
90フィートは約27.4mぐらいになりますでしょうか、デジタルパットではカバーできていない超ロングパットです。(48フィート、約15mくらいまでがデジタルパットの守備範囲です。)

グリーン右側の池の方へ流れるライン読みをして、狙っているピンの少し手前にあるピンの左横を通り過ぎるラインをイメージしてエイミングしています。

ストロークとしましても、ほぼ転がしのアプローチのイメージで、パチっと転がしのアプローチの打ち方をしています。
実際に歩測しながら歩いて、傾斜の感じや距離の感じを実感することも大切な要素かもしれないな、と思っています。

自分でも驚きましたが、2球ともワンクラブ以内に寄せることに成功しています。
2球目は少し左に出るように修正をかけて打っていますね。


自分では無意識でしたが素振り段階ではちょっとパッティング・ストロークのイメージに近いストロークで大きな振り幅で素振りしていますね。
いざ打つ段階では、まるで50°のウエッジかPWあたりでランニングアプローチを打つかのようなストロークで、カチっとボールをしっかりコンタクトしてヒットするように打っています。
スタンスも、グリップの握り方も、ランニングアプローチ寄りの構え、セットアップを使っています。

これは、Dave Pelz先生推奨の「Chiputt」というテクニックなのですが、本当に思いの外距離感が合います。
もちろん傾斜を読み違えていて全然寄らないこともありますが、傾斜の読みさえしっかりしていれば、ツークラブレングズ(約6フィート)以内ぐらい、悪くてもワンピン(約8フィート)ぐらいには確実に寄る打法です。上手く行けば今回の動画のようにワンクラブ(約3フィート)以内につけることができると思います。

90フィートの超ロングパットに対してなにか指標を持っているわけではありません。上り下りも含めて、ランニング・アプローチかのようにボールの転がりをイメージして力感を含めてイメージ、スパットの上を通るようにスムーズにコンタクトするだけです。

案外うまく行きますですよ!


3/27/2023

パッティングやショートゲームの転がしの際の歩測について

サンディエゴにいる友達に呼ばれまして、The Golf Club of California をプレーしてきました。

こちらのコースのサイトに写真があります 7番ホールのパー3には、グリーン内バンカーがあります。

7th hole, 171y par3

ピンの位置によって、狙う場所が変わってきますね。
我々がプレーした日のピンは、バンカーのやや左後方でグリーンの奥の方でした。
私のティーショットは、右奥の後方にグリーンを外したところでした。運よくワンクラブに寄せることが出来ましてパーをセーブしました。
前回はグリーン上のバンカーを挟んだ反対側に乗せてしまってボギーでしたのでこのホールはリベンジしました。(笑)

青ティーからですと、コースレート/スロープレートが 72.0/132 ですので、6,500yではありますが難しいコースです。昨年初めてラウンドしまして、今回が 2度目です。


この日は雨続きの週の土曜日に運よく雨がやんでくれた最中で、写真の様に霧というか霧雨というか、もやーっとした天候でした。
下の地面も柔らかめで、バンカーのいくつかには水が溜まっていました。

こんな状態で始まったにもかかわらずショットは好調で、出だし5ホールはグリーンを捉えてパーオン達成して2パット、6番でパー5なのに3打目をミスってパーオンに失敗、3歩に寄せるも外してボギー、8番の423yと長いホールで3打でボギーオンプランでプレーしているのにチップショットをトップ目にミスしてダボオン・ツーパットのダボにしまして、前半は39。

後半は13番のやはり404yと長めのパー4で、フェアウエーが2つに分かれている一番難しいホールでグリーン右手前のガードバンカーに入れ打ち過ぎてグリーンオーバー、なんとか寄せてボギーにした後の14番パー5で3打目が2歩に付いてくれてバーディ、16番パー3でグリーン外して寄せきれずボギー、続く17番でも408yのパー4でGIRできずに寄せるも4歩のパットが入らず2パットでボギー、ということで、38。トータル77で、ディファレンシャルが 4.3でした。

決してやさしくないコースでしたので、ダボはありましたがショットは調子良い方で満足なラウンドでした。2時間かけて行った甲斐がありました。


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私はパッティングの際に必ず歩測をします。
ということで今回は、歩測についてメモしておこうと思います。


距離を打ち分ける上で、打とうとしている距離を把握しておくことは大切だと思います。
フィーリングだけでプレーしていて、むしろその方が距離感を出せる、というゴルファーもいらっしゃるかもしれませんが、後々へのフィードバックとか改善とかコースごとでのアジャストメントとか考えますと、距離は把握しておいた方が良いと思います。

私が敬愛してやまないデーブ・ペルツ先生は、1歩が1ヤード(約91.4㎝)になるようにトレーニングして歩測に利用しているそうです。

当ブログの先輩、決め打ちパットの使い手のノリさんは、駅と外のタイル(20㎝角、40㎝角)などを利用して80㎝幅で歩く練習をなさったそうです。


ただし、

デーブ・ペルツ先生は190㎝もある大男ですし、例えばパッティングの真っ直ぐなピュアインライン・ストロークとかでも「2万回も練習すれば身に付く」とかにべもなく述べてしまう方ですので、ピッタリ1ヤードで歩けるのだと思います。

ノリさんも180㎝を超える長身の方で、日本人男性としては大柄、ご職業柄外で歩く機会が多い方ですから身に付けることができたのだと思います。

写真はイメージです

もし練習するとしたら、例えば横断歩道の縞々は 90㎝間隔になっていますので、1ヤードの練習にちょうど良いですね。
点字ブロックは (使わない方が良いと思いますが) 30㎝角のものが多いそうです。

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歩幅を一定させる歩行練習自体は「ゴルフのため」ということで行えばそれなりに楽しいかとは思いますけれども、私の場合は練習しない方向で考えました。

先に書きますと、結果的には、私の1歩の歩幅は約70㎝くらいです。
練習は全くせず、普段の自然な歩幅で歩き、10歩の距離を測定して平均する方法を取りました。

10歩歩いた距離の結果が、大体23フィート(7.01m)に集まっていました。
ズレることもありますが、ブレの幅としては大体 23フィート +/-8インチ(約20㎝)以内ぐらいに収まっています。
1歩辺りにしますと、+/-2cm以内のブレですからゴルフのパットにはさほど影響なく使える範疇の誤差です。

自然に歩いているだけですので、練習は全く不要です。

10歩が23フィート。

なにかとても中途半端ですが、日々、変わっていないかどうか床のタイルカーペットなどを利用して確認するにはキリが良いフィートの切れ目でそれなりに都合が良かったです。

これ、自然なリピートできる歩幅であれば、64㎝であろうが86mであろうが、キリが良い数値に修正する練習しなくても良いと思うんですね。


グリーン上ではもう、自分の 1歩をグリーン上での単位としてしまう。
それでその単位に対して、このストロークは 8歩のストローク(基準)、これが4歩のストローク(半分)、16歩のストローク(2倍)、っていう格好でそのまま使えば、自分専用に使うためには換算とか全く要らないと思うのです。

後でブログでラウンド記を書くとかの時に、あれは10歩だったから、86㎝ x 10 = 8.6mか、っていう時に換算するくらいで、普段のラウンド中は、10歩は10歩という単位の距離、として扱えば全然支障ないんですよね。




友達と普段ラウンドしている最中には、ワンクラブが 3フィートぐらい、ワンピンが 8フィート、7歩が 16フィート(5m弱)くらいで、10歩が23フィート(7m)、14歩が 32フィート(10m弱)、くらいが頭に入っていますので、会話するにも困っていません。

日本でプレーなさっているゴルファーは、なぜかグリーン上でだけはメートルで表現される方が多いので、まぁ例えば 1歩が64㎝でしたら10歩が 6.4m、5歩が 3.2mとかの換算は計算ってほどでも無いですしね。

まぁもちろん換算しやすい歩幅が身に付いていれば便利には違いありませんけれど。不可欠ではないと思います。


自分の普段の自然な歩幅を基準にしますと、日が経ってくるとだんだん伸びるとかだんだん縮むとかもありませんし、+/-に前後してブレても、10歩も歩いて20㎝ (1歩辺り2㎝)くらいなものだろうと思います。安定して使えます。


もっと肝心なのは、「左足から右足までの幅で気持ちよくストロークしたら、8歩転がる」とかの基準のストロークの出力が一定して出せる、っていうことの方がパッティングにとっては重要と思います。

こちらも、なるべく自分自身の事前な動きを大切にして、できるだけ一定の結果を出せるようにしたいです。


これからパットするラインの距離を補足する際に、できればカップの向こう側からラインを読んだりする際の歩行を利用して、往復の方向で歩測をすると良いと思います。
やはり人間、上り坂では歩幅が多少狭まったりします。グリーン上は傾斜きつくても3%がいいところなので、ほんの多少ですけどね。往復で歩測すれば、大体間違いないです。


4歩(1/2)、8歩(基準)、16歩(x2)っていう風にストロークの出力が出来れば、グリーン上の歩測の単位は自分だけに特有の「」で用が足ります。



3/22/2023

ショートパットの確度を上げる方法論と取り組み (Green River GCでパープレー)

このところ良くラウンドしているコースの一つ、Green River GC にて、2023年初のパープレーが達成できました。

今年は1月に +1オーバーがありましたが、パープレーは素直に嬉しいです。

7番ホール パー5のティーショット


スコアカードです。
今回のバーディー3つはどれもかなり長いパットが入ってくれたもので、まぐれを活かせた格好です。


コースレート/スロープレートは、青ティーからで 71.7/125ですので、この日のラウンドのディファレンシャルが 0.3になります。(スコアカードはまだ古い数字のものを使って消化しているようです。)


1番ホールのティーショットです。かなりの打ち降ろし。


ちょっと雨が降っていますが気にならない程度、終始曇天でした。

意図していたよりも少しドローが強くかかり、2打目はフェアウエー左の木に枝に少し阻まれてグリーン左いっぱいのバンカー上に立っていたピンは狙えない状況に。(打ち出し方向に真っ直ぐならベストでした。)
そこから約145y、6番アイアンでフックに打ってグリーン右端から運よくグリーンに転がし上げました。(元々狙えるピン位置ではなかったです。)
パットはグリーン上の尾根を越えて36フィート(約11m)もあったのですが、まぐれのカップインでおはようバーディ。

7番のパットも12番のパットも20-30フィートはありました。
そうそうあることではありませんので、運が良かったと思います。

今度またアップロードいたしますが、この日は試しに購入しました新しいドライバーシャフトを持ち込んでいまして、幸先の良いスコアでしたのでまずまずではあるようです。写真を見ますと、まぁまぁな程度にトゥダウン的な挙動をしている模様です。(特によく飛んだとかという訳ではなかったと思います。)


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さて、ショートパットについて、です。

パッティング技術の向上を目指して15年前に立ち上げた当ブログですが、当初 10年くらいはショートゲームのカテゴリーの記事があまりなかったのですが、このところはだいぶ増えてきました。

一方、依然としてパッティングに関する項目には情熱的な温度感を常に高く保っています。


ショートパットに関して、データには取っていないので説得力的にはどうかなっていうところではありますが、個人的にはこのところかなりしぶとく入れるショートパットの確率が上がって安定している感がありまして、気が付いたことをメモしておいて取り組みに繋げようと思います。




今までにショートパットについても何度かブログ記事に書いています。

最近書いたものがこちらの二つで、



この時に、

これはちょっとした発見かもしれません。 
体の重心の安定という観点で、傾斜からのロングパットとかも含めて検証していってみたいと思います。 
ひょっとするとひょっとするなぁ、これ。

って書いていたのですが、体の重心を安定させたストロークっていうのは間違いなく
ショートパットの確度を上げる一つの鍵になると実感しました。


次にこちらの二つの記事 ↓ は、タイガーがものすごく強かった時期にずば抜けていたのが、圧倒的な飛距離とかマジックのようなグリーン周りのショートゲームという印象がありながら、実は桁違いに他のツアープロとの差を開いていたのがショートパットだったという記事です。



こちらの二つの記事 ↓ は、よそからアイディアをもらってきてトライアルしましたが、失敗に終わりました。



そして、データ的な基本は、以下の二つの記事に書かれています。

 (1.8m~2.1mのパットにおいて、PGAツアー1位のプロと100位のプロですごい差が付いているデータが載っています。)


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今回の焦点は、ショートパットの確度をあげるとは言っても、競技とかのラウンド内でのショートパットを、ここっていうクラッチな場面でビシッと確実に決めて外さない、とかそういう主旨ではありません。


むしろ、ラインを読んで思ったスパットに思ったスピードで打ち出して、自分的に満足な出来のストロークをして、結果的に統計的な意味でショートパットが年間通して良く入っていた、っていうショートパットの確度を上げる方法を考えています。


横道にそれますが、これとは別に年間のトータル的なパット数を減らすという意味では、というよりもゴルフするときはいつでも、ってことになってきますが、こと「パット数を減らす」という観点からしますと、堀川未来夢プロがこのショート動画で語っていることに尽きます。

これがもう究極です。


内容的には、『朝のパッティング練習でとにかく時間を費やした方が良いのは、ロングパット。 2.5mぐらいの距離では世界で一番上手い人でも53%、下手なプロでも47%で大きく差はでない。1m以内であれば 98%はカップインする。この2.5mと1mの差の約50%はものすごく大きいので、とにかくこの1m以内に入れるかどうかに尽きる。』っていうことで、これがもう究極で間違いありません。

ファーストパットでもチップショットでも同じことで、当ブログではこの「約ワンピン(2.4m)とワンクラブ(90㎝)の差をハッスルゾーン」と呼んで重要視しています。 


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もうひとつ前置きがあります。

「この勝負パットを絶対に決める!」的なパッティングは、ツアーで戦うプロには4日目に必要になってくる場面はあろうかとは思いますし、ツアープロのメンタルとしては常にバーディーを獲りに行く、どのパットも入れる、っていう姿勢が必要なのだろうと思いますけれども、

...そうしますと、こういうことが起きてしまいます。↓

セルヒオ・ガルシアの6パット


ダニー・リーの6パット


もう最悪で、見ていられません。

どちらも短いパーパットを「決めに」行っているために事故が起きています。
普通は 3パットまでには収まっていることがほとんどでしょうけれども、このお二人の場合は雑さが出てしまっていいる感は否めません...でも、プロの場合は次のパットを短く残すとかは頭になくて、必ず入れに行くから、っていう要因が少なからずあろうかと思います。
(こういう極端な例は、過去にイップスで苦しんだ経験があるとかの要因も影響しているのかもしれません。)


一方、私のレベルのゴルフの場合は、パットに限らず、

・いかに大叩きの事故を起こさないか。
・往復ビンタをどう避けるか。
・連続OBをしないためには、同じ位置から同じクラブで打たない。

...といった項目を重要視すればよいと思っています。 

スコア的に、アグレッシブに決めに行く必要がないからです。
ゴルフをプレーする目的が違うんですよね。できるだけ少ないスコアでラウンドしたいというところだけが僅かに共通してはいますが。お金は賭けていませんし。
たとえ競技に出たとしても、私はプレースタイルを変えないと思います。(プレッシャーとかでミスは増えると思います。でもマネージメントとかショットの選択とかは変えないと思います。)


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さて今回の、「ショートパットの確度を上げる方法論」ですが、考えていますのは、3フィート(約90㎝)から 4フィート(約1.2m)までの是非ともカップインしたい範囲(私が本来ショートパットと思っている範囲)、そして 5フィート(約1.5m)から 8フィート(約2.4m)までの入れごろ外しごろの範囲(短くないけど条件によってはショートパットと言ってもよいかな、の範囲)をほぼ共通に扱った取り組みになる予定です。

これに関しましては、たとえ 2フィート(約60㎝)であっても横の曲がるラインでとても厳しいパットの場合もありますし、例えば12~14フィート(約3.6~4.2m)もあっても通り過ぎたラインを見ていた返しの登りで高確率でカップインできるパットになるケースもあったりはします。


上記の長い前置きに書きました前提の通り、ショートパットでも次のパットの入れやすさを考えたパッティングをしていく。というのが骨子になります。グリーンの傾斜の真横のラインから往復ビンタを避けるパッティングと同じ要領です。


何度も何度も持ち出してきますが、


この考え方が私のパッティングにおきましては絶対です。
必ず次のパットのことを考えます。(案外入ったりもします。)

例えば、1mも通り過ぎる強気のしっかり打ったパットはツアープロが使うものであって、私は真似をしないことにしています。
(もちろん普段のラウンドで、読み違えてて、とかミスして、1m以上通り過ぎることもままあります。)


練習をするときに、自分がストロークして転がした距離を最後まで確認したいので、入らないカップがとても有用です。
カップに入ってしまいますと、どのくらいの強さでストロークしていたか結果の判別が分からなくなってしまいますので。


私のパッティングスタンスはやや変則でボール位置は左足踵内側くらいの位置、左目の真下にはボールをセットしていません。
右から覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方視界に入っています。見えていますので、ヘッドアップをしなくてすみます。

カップの上を通過した後、どこまで転がるかをしっかり確認します。
理想的なのはオプティマムスピードで、カップを17インチ(約42cm)通り過ぎて止まるスピードで打てれば、カップインの確率を最大化できます。
 
17インチ(約42cm)って実際にはすごい短くて、いわゆるジャストタッチでカップにやっと届く感覚に近いです。「カップを通りすぎる」意識を持ちますと、大抵オーバーしてしまいます。


先日記事にしました横からの曲がるラインのパットの場合ダウンヒルスライダーの場合はは例外で、さらにジャストタッチでカップ上に止まる距離感でパットをできることが成功のカギになります。(理由はリンク先をご参照ください。)


総合的には、距離感がどれだけ出せるか?ということと同時に、カップ周りの傾斜をどれだけ正確に読むことができるか?ということがポイントになってきます。

カップを過ぎた後に、どんなラインでどこまで転がるか、をよく観察しておくことを練習します。次のパットに役立つ情報であると同時に、今打ったパットの将来に向けての改善のデータになります。
次のパットを必ず頭に入れておくようにしています。


縦位置の、登りか下りか、どの程度の傾斜か、という読みは、ラインを横から見ることによってある程度読むことができます。


ショートパットといえども、スピードの管理は非常に重要です。真っ直ぐ目な平らとか登り傾斜とかではガツンと打っても入りますが(ちょうど室内用のパッティングマットの持ち上がったカップの様に)、曲がるラインや、横のライン、などでは、ボールのスピードによってカップイン可能なラインが全然変わってきてしまいます。
ラインの曲がり幅と、ボールのスピードが、両方揃って初めてカップインします。

ショートパットを外してしまう原因の85%は、引っ掛けとかプッシュといったストロークが原因ではなく、ボールスピードが合っていないまたは傾斜が読めていないことが原因である、とDave PelzがPutting Bibleの中で述べています。

毎日パターマットで真っ直ぐ打って2mを繰り返しカップに入れる練習は15%の部分の改善にはなっているけれども、85%の部分の改善には全く寄与していない訳です。


ショートパットにおいても、極力スピードのコントロールに気を付ける。
パッティングの練習グリーンで横の曲がるラインを再度練習してみまして、自分がいかに荒っぽくいい加減だったか実感いたしました。

私の場合は、1歩(約70㎝)、2歩(1.4m)、3歩(2.1m)という打ち分けはある程度練習していますが、曲がるショートパットに対処するためにはもう少し細かくコントロールしたいなと思いました。


繰り返し練習というよりは、小さな距離を打つ時のストロークのスピード感をもう一度よく見直してみる取り組みを考えています。

これは、家のパターマットとかでも効率的に練習できます。

持ち上がったカップは使わず、カップには入れずに、2フィート(60㎝)、3フィート(90㎝)、4フィート(1.2m)、5フィート(1.5m)、6フィート(1.8m)のところに印をつけて、そこへ止める練習をすれば良いですから。
(この練習、ちゃんとできるかどうか取り組んでやってみます。)

この練習やってるゴルファー、私も含めてあんまりいないんじゃないかと思いますが、相当効果が出ると目論めるかも?と思っています。


3/13/2023

砲台の登り坂斜面からの各種アプローチ比較、状況によるプラス点とマイナス点


今回は、題記の「砲台の登り斜面からのアプローチ比較」です。
...といっても大層なことはしていませんで、一か所から動画を撮ってみただけですけれども。


ラウンド前にチッピングエリアで練習しつつ動画を撮ってみました。

1. 6番アイアンのころがし
2. D-Chop (8番アイアン使用)
3. クロ狙い2.2 (58°)

の順番に3ショットです。

ちょっとカメラのセットが低くてグリーン面が見えていません。
(このケースでは、砲台ですが打ってる本人にはグリーン面が見えています。)


砲台の上り坂の斜面から、ピンまで15yくらいの距離でした。
ほんの少し雨がパラついているのが映っています。お天気雨。

状況としては、傾斜がかなりキツめの砲台グリーンの花道の想定。
登っていますがグリーン上はほぼ平らです。
ボールは砲台の下まで降り切らず、途中なのでライも傾斜している。
芝は冬芝でペタペタの状態。
このコースのフェアウエーはバミューダ芝です。暑さには強いけど寒さにはあまり強く無い芝で、まだ黄色く枯れていてペタペタの状態でした。下の地面は見た目通りにやや硬めです。

(画面では短く見えますが) グリーンの外が登りでまだエッジまであと 7歩(約5m)ぐらいもあって、パターで行けないことはないけど距離感的に、芝目が順目ではないですし登り切った後の勢いを予測でコントロールするのはちょっと難しいかな、っていう状況です。(パターでも同じところから2回目を転がせば寄るでしょうけど。)
ちなみに砲台の傾斜は芝目が上から下っていうところが多いです。芝目が上へ向かうことはほとんどありません。

これはですねー、一長一短あって、4.テキサスウエッジ も含めてどれで行くか私の場合はちょっと悩む状況です。


動画を見ていただきますと、それぞれのショットで上がるボールの高さとか、ボールが出ていく勢いとか、 (グリーン面での転がりが見ていただけないのは残念ですが)、雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。



動画から、それぞれの画像をキャプチャーしました。

まずは、1. 6番アイアンのころがし です。


ふり幅小さく、コツっとストロークをして転がしています。
この時に気を付けているのは、(実はどのショットでも同じですが)フェース面が開いたり閉じたりせず、そのまま上がってそのまま降りてくるイメージです。

こういった傾斜がキツいライでは重心がズレてダフったりしやすいですから、体の重心を動かさないように注意しています。おまけにペタペタのライですから。
ふり幅が小さいことがこの場面では有利に働きます。


フィニッシュの形のまま、ボールの転がりの行方を最後までしっかり見ます。
よく観察して、返しのパットの準備をすでにここでしている訳ですので、ここは特に大切です。

ボールの弾道は、6番アイアンでしかも地面がアップヒルですから地面すれすれで低いです。どこまでキャリーしたかもほとんど意識になく、でも距離に影響する抵抗が大きい部分は滑ってスキップして通り過ぎている感じで、テキサスウエッジよりも距離感が出しやすいのかな、と思います。
ただ振り幅がとても小さいですから、力感によってばらつきの範疇でちょっと強すぎたりっていうのが出やすい傾向はあるかな、と思いました。

この動画のショットも、カップに良い感じで転がって行って、カップを過ぎてから傾斜でスーッと左の方へ 2クラブぐらいオーバーしてしまいました。ワンピン以内には入っていますので、まずまずです。
一番安全な怪我の少ないショットではあると思います。



次のショットが、2. D-Chop (8番アイアン使用) です。


これは、私が15y以内ぐらいで多用しているショットで、今回は結構登っているので 8番アイアンですが、場合によってはPWも使います。
今回は登りの15yですから、このショットには長さ的にぎりぎりキツいかな、というところです。

キャプチャーしました写真を見比べていただきますと、明らかに肘の曲がり方がもっと曲がっていまして、D-Chopの方は完全にパターの握り方でパターの感覚でストロークします。
少し吊り気味に持ってヒールが若干浮く感じ、そしてフェース面を打ち出す方向に向けるために上から見ますとフェースは被り気味に見える格好で構えます。(真っ直ぐ向いています。)

スタンスもパターと同様な感じで、↑の6番アイアンの転がしより少し広い足幅です。


パター感覚の距離感で、約20歩のパットのイメージでストロークしています。
登り傾斜から打っているということもあって、思ったよりキャリー部分が上がって飛んでいます。
パター感覚なのでグリップはゆるゆるです。
間違えてしっかり握りますと、ボールはもっと上がって、距離感がない強めのストロークになってしまいます。

このショットもグリーン上をカップに向かって転がりますから、フィニッシュの位置でボールの転がりを最後まできっちりとよく観察します。

この動画のショットは、グリーンで真っ直ぐにバウンドしてカップに良い感じで転がって行ったのですが、ワンクラブくらいショートしました。思ったよりキャリー部分でボールが上がった分、少し短くなったのかと思います。(私の振り幅がそもそも足りなかったのかも知れません。)

このショットの場合は、少しふり幅が大きくなりますし、スタンス幅を拳一個分ぐらい開けてとっていますため、重心移動しないように特に気を付けなければなりません。
傾斜地ではパターでもダフってしまう時のような現象が出るリスクを把握しておくべきと思います。
このショットも気を付ける必要はありますが、比較的安全です。たとえトップしてもほとんど遠くに飛びません。
もう少しトータルの距離が短い方が距離感が出しやすいです。(これは私のデジタルのパッティングストロークが約15yまで構築されているためです。)



最後3つ目のショットは、3. クロ狙い2.2 (58°) です。


このショットは、ソールのバンスが上手く使えればピシッと距離が寄りやすい利点があります。
ただし、ペタペタのライから登り傾斜でのショットですから「刺さらない」ように草摺りの素振りをしてチェックをし、入念に注意を払って気を付ける必要があります。

このキャプチャー画像の段階ではフェース面の向きに気を付けておきます。


15yですが、登り傾斜にいますし振り幅はある程度大きいです。
このキャプチャー画像がトップの位置。
とはいえ私はクロ狙い2.2を行っていまして、テークバックの大きさが腰の高さとか、肘の高さとか、そういうのは全く意識にはありません。
こうして動画を撮ってみますと、あーこのくらい振ってるのかー。という感じ。


こちらのキャプチャー画像がフォロースルーで、ボールが一番高く上がったところにちょうど写っています。15yなのに思ったより高いです。登り傾斜から打っているからでしょう。

ひとつ良いことがありまして、ペタペタのライはボールの下にクラブを入れにくいと思うのですけれども、登り傾斜では少しはボールの下にウエッジを入れやすいと思います。
そして私のウエッジはハイバンスですので、地面とバンスが勝手にボールを上げてくれます。


こういったピッチショット系の場合も、フィニッシュの位置でボールの行方をよく観察します。
今回の場合は、10-12yぐらいキャリーで飛んで行って、良い感じのスピンが利いた3バウンドぐらいポンポンっといってからほんの少しの転がりで、カップの右1フィート(30㎝)ぐらいに付きました。

このショットで打っていった場合のリスクは、ライの状態によってダフリやトップが出る危険性が高くなること、そして前後に距離がズレて寄り切らなかった場合に、観察できるボールの転がりにはある程度スピンが効いてしまっていること、が挙げられると思います。
逆に利点としては、ライが良かったりすればキャリーが大きい分、グリーンのスピードや傾斜の影響少なく距離感が出しやすいところです。

今回のペタペタのライでは、ものすごく気を使います。
でも、ハイバンスのウエッジで登り傾斜に刺さないように草摺りをリハーサルすれば、下の地面が柔くないこともあって、割とコンスタントなキャリーが打てます。
寄りやすいショットのひとつであることは間違いないです。

* ちなみにグリーン上でうろうろしているのは友達台湾系のおっさん(医療関係者)です。


あくまでも私のショートゲームの範疇においてですが、今回のこのシチュエーションは、4.テキサスウエッジ も含めて4種類のショットのどれで行くか、実は非常に微妙な位置・距離・状況にあります。
草摺りのリハーサルをした後で、感触で気が変わりクラブを変える、っていうことまであると思います。

ひとつ言えるのは、迷いながら打ってしまって、他のオプションが頭によぎるのは絶対にダメですので、決めてクラブを握ったら100%そのショットにコミットしなくてはいけません。
ゾンビ立ちを挟んで気持ちを整えるのも良いかもしれません。自分の番がくる前の準備段階でできます。


ここはバミューダ芝ですが仮に逆目だったりしたら、しかもこの辺りの多くのコースの様にキクユ芝の逆目だったりしたら、3つとも選択肢から抜けて、4.テキサスウエッジ か、もしくは、5.  ユーティリティーで転がし の 2択に変更、ということになると思います。


3/07/2023

グリーンの傾斜の読み方、傾斜の斜度の分類を利用した把握と利用法


パッティングについて今まで色々と考察して綴ってきたブログですが、今までは グリーンの傾斜の読み方について、そしてジャッジした傾斜に合わせてストロークをアジャストする部分について、整理してブログ記事にしたことがありませんでした。

この件に関して、はっきりと把握しているゴルファーは、ゴルフ友達の中を見渡してもほぼいないような気がしています。おそらく友達はみんな”フィーリング”を駆使して調整してストロークしているのかな、と思います。

しかし私の場合はデジタルに出力をしてパットしていまして、そのための方法論を自分用に構築する必要がありました。
その私の個人的なシステムを、整理してメモしておきたいと思います。
傾斜したグリーンのパットが苦手な方にはご参考になるかも知れません。


ついこの間、真横の曲がるラインで往復ビンタ喰らわないための工夫の記事を上げましたが、その際にも傾斜の度合いをしっかりと読むことが曲がりの度合いを予想するのにとても重要になります。


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グリーンの傾斜については昨年のこちらの記事で、上り下りの傾斜を重要視する考え方に触れています。

私の場合ですが、横からの読みを強化することで 3パットの発生を相当数削減することができて、いわゆる素ダボの減少を図ることが出来て来ています。↓


フックラインか、スライスラインか、どのくらい大きく曲がるのか、というラインの読みを、ボールの後ろからカップ方向を見て、そして今度は反対側からカップの後方に回り込んでランをよく読むアマチュアゴルファーは多いのですが...、

それよりもむしろ、グリーンの外からそしてラインの横から傾斜を読んで、このパットがどの程度の下りなのか登りなのか?という読みを重視してみると縦の距離が合ってきて、セカンドパットの残り距離が相対的に短くなってきたのです。

そもそもロングパットやミドルパットで、左右に2フィート(約60㎝)以上離れてミスすることは稀ですが、前後方向には簡単に6フィート(約1.8m)以上もミスしてしまいますし、下手したら10フィート(約3m)も14フィート(約4m)もオーバーしたりすることも決して少なくはありません。(少なくとも私は長年そういうミスをしてきました。)


そしてこのことは、もう13年も前から記事にして認識していたにも関わらず、です。↓



ちょっとくどいくらいに繰り返していますが、これは実感して本当です。
ようやく改善しつつあります。


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...ということで、現時点でどういうシステムで傾斜をジャッジしてパッティングやチッピングの際の読みに反映させているのか、出力はどう調整しているのか、メモしていきたいと思います。


グリーンの傾斜、アンジュレーションをイメージして真っ先に思い出しましたのが、昨年の秋に遠征してプレーしてきました、アリスタ・マッケンジー設計のパサティエンポGCのグリーンです。
本当にすごかった。

北カリフォルア遠征ラウンド記 #3 - Pasatiempo」(←こちらがラウンド記です。)


写真を貼ります。

こちらは12番グリーンを11番のティーの近くからの方向に撮った写真です。


特徴的なバンカーに囲まれていて難しいです。速いし、曲がるのなんの。
12番ホールはこの写真でいうと、右奥の方角の木々の間からこのグリーンへ打ってくる感じになります。


こちらの写真は、5番ホールのパー3のグリーンです。


写真ではあまりそういう風に見えないかもしれませんが、このグリーンは場所によっては60度ぐらい曲がるパットになって、カップを抜けてスルスルスルーっと転がって行ってしまう傾斜でした。こちらのグリーンも速いし、曲がるのなんの。


そうなんです。
そこなんですよ。
パット見ではそんなに曲がるように見えないのに、ものすごく曲がるっていうのは、実は傾斜がしっかり見えていないことが多いんですよね。

芝目の方向で切れて行ってしまいやすいグリーンとかもありますけど、まずは傾斜の読みです。


つい先日の記事で、私の友達が実践している傾斜を計測する一つの方法をご紹介しました。


この記事の中で、私なりの傾斜の度合いの独自分類に軽く触れています。
あくまでも私の個人的な独断の分類です。

傾斜のチャート (あくまでも個人的な) 体感の傾斜

1%勾配 0.6° 1.4mの登りとかならカップ外さないで打つかな、くらい
2%勾配 1.2° これは曲がるね、下りだと半分も打てば届く、くらい
3%勾配 1.7° 下りだとタップするだけでカップまで行くね、くらい
4%勾配 2.3° 11フィートの速いグリーンだとボール置けないね、くらい
5%勾配 2.9° あんまり見ない

これよりきつい傾斜は、2段グリーンの間とかでしかほとんど存在してないと思います、グリーン上では。

ただしこの指標は、グリーンの実際の斜度とか測ったことない私が個人的に経験値にしているものですので、正しい%とか、角度(°)とかは、少々怪しいかも知れません。

むしろ、傾斜1、傾斜2、傾斜3、傾斜4、傾斜5、ってことにしておいていただくと良いかも?

この時に書いていますが、実際のところゴルフ場に水準器を持ち込んで測ったりはしていませんので、本当のところ何%の傾斜かははっきり判っていません。(スマホのアプリに水準器機能がありましてインストールしているのですが、使っていません。)

ですので、前記事に書きましたようにここからは傾斜1~傾斜5 ということで進めていきます。


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ところで世の中には便利なアプリが出回っていまして、こちらのスクリーンショットはUSGAのHDCPを管理しているGHINというシステムに有料で付属しているグリーンの傾斜マップです。


こちらはサンプル画像でして、私はこのシステムに課金をしていませんので詳細が分かりません。

高低差がヒートマップの様に色分けされていて、グリーン上には等高線が引いてあり、方向は矢印で示している、という感じになっているようです。
傾斜の度合いは等高線の幅と色合いの分布でジャッジしてね、という仕組みのようです。


もう一つご紹介します。
こちらは私が10コース分ほどお金を払って購入しましたコース別のグリーンマップです。

オンラインではなく、ブックレットになっています。


こちらは参考サンプルですが、このマップの場合は、等高線が3インチ(約7.6㎝)刻みで引かれています。(高低差が3インチです。)
緑色の濃い方がグリーン面の高い方、緑色が薄い方がグリーン面の低い方を表しています。

矢印は色分けがされていまして、傾斜がキツい方からそれぞれ、紫、赤、橙、黄、青の5段階になっていまして、矢印の大きさ・長さもそのことを表現しています。

こちらのマッピングの方がずっと分かりやすくて親切なシステムになっていると思います。
(だからこそお金を出して10コースも購入したのですが。でもほとんど使っていません。よくラウンドするコースのを買っていないので活用する場面があまりなくて。(笑))

で、ですね、このブックレットの場合、それぞれの矢印が何%の傾斜に相当しているのか書かれていないんですよ。勝手に、1~5%に相当するんじゃないか、って思っていたのですが、よく考えたら調べたことありませんでした。


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さて、異常に前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。(笑)
情報だけではなくて肝心の応用編。

私のごく個人的な傾斜の把握と分類です。

私の傾斜も傾斜1~傾斜5 の5段階ですが、実質傾斜1~傾斜3 の3段階で9割は用が足ります。


私が基本中の基本にしているのが、傾斜2です。

横のラインに付けちゃうとけっこうかなり曲がるな、っていう傾斜が、傾斜2です。(感覚的表現ですみません。)


傾斜2 の具体的な検証方法がありまして、練習グリーンなどで真っ直ぐ下りのラインを選び、テスト的にパッティングします。
カップまでの距離(歩数)の、半分の出力で打てばちょうどカップまで届く傾斜を傾斜2とします。
カップに入ってしまうと、どれだけ通り過ぎるか距離が分かりませんので、すでに埋まっているカップ跡とか、私の沈まないカップなどを利用してください。

傾斜2 では、下りの出力はちょうど半分 (つまり例えば 14歩の距離を、7歩のストロークで打ってピッタリ)になります。
同じラインを今度は登りで返して打っていきますと、私の出力で約125% (つまり8歩の距離を10歩のストロークでピッタリ) になります。

この度合いの傾斜が、傾斜2です。

下りで半分の出力50%ということは、物理計算的には登りは水平距離の150%となるべきなのですが、私のストロークと経験値ではそうはなりませんで、約 125%です。

この傾斜を、転がし、歩き、目で見て感じ、「これは傾斜2くらいだな」ってジャッジできるように、頭と体に覚え込ませます。

色々試しましたが、傾斜2 が一番分かりやすくてピンと来ます。
(↑のブックレットの黄色の矢印がちょうどこのくらいかと思います。)


次に傾斜1ですが、傾斜1 は傾斜2の約半分くらいの緩い斜度、としています。

傾斜1 は、3/4の強さで打って転がせばカップまで届く下り傾斜です。 12歩の距離を9歩で転がすとちょうど良いくらい。75%の強さですね。
逆向きの傾斜1の登りは、私のストロークで110%ぐらい打てば届きます。
登りの分、subconsciousがしっかり目に打ってしまっているからなのかどうか理由ははっきりしませんが、そういう経験則の数値になっています。(この上りの強さの加減はご自分のストロークで調整なさってください。)


傾斜3 は1/3転がせば届いちゃう傾斜、としています。(実際に3%ではないかも知れません。自分が使う尺度としては関係ないですから、これを傾斜3 としています。)

12歩の下りのパットを、4歩のストロークで打っただけでスルスルとカップまで行って止まる傾斜です。まぁまぁキツい傾斜です。
同じラインの登りは、140-150%くらいを目安にしています。(登りの方は、アバウトでも案外カップからそう遠くない位置に止まります。キツい傾斜ですから。) 同じ12歩が登りなら、16-17歩ぐらいのストロークで。

この傾斜3 は、傾斜4 (1/4のストロークで届いてしまう下り傾斜)との差を見た目でジャッジするのは難しいです。
実際に下りのパットを転がしてみれば一目瞭然になりますが。

この傾斜3でようやく登りのパットを140-150%打つ感じになります。
しかしながら、この斜度がグリーン上にあまり長い距離で存在することはそうそうありません。


傾斜4 は ↑のブックレット赤い矢印の感じ。1/4の強さのストロークで届いてしまう下り傾斜です。
(こうやってあらためて見ますと、私が購入したブックレットの傾斜度の分類、私の体感の分類とかなり近いかもしれません。)

この傾斜4は、ボールを置いても止まるかどうか、ぐらいです。グリーンのスピードがスティンプメーターで11フィート以上の速さだったら、転がってしまってこの傾斜にはボールが置けないと思います。


傾斜5 は当然全然ボールが置けません。


以上のような感じで、傾斜の斜度を分類して意識しておくと、グリーンを読むときにものすごく役にたちます。
傾斜1~傾斜3 までの把握をしておけば、大体賄うことができますね。

くれぐれも、まずは傾斜2をグリーン上で確認しておけば、あとは大体それより緩いか、急か、っていう見方で見ていきますと、把握できるようになってきました。


傾斜4や傾斜5につきましては、読むというよりは、むしろカップとボールの高低差を見て、「位置のエネルギー」の差として捉えた方が感触が掴みやすいと私の場合は思っています。
簡単に言いますと、ローラーコースターの様にうねっている場合、途中は無視してカップとボールを直線で結んだ斜度で置き換えてイメージをして、強さの加減換算をしてストロークします。


...今回の件は、ブログ記事にする以前からずっと実践してきていますので、いつものブログ記事のような「これから実験」という訳ではありません。
実践してきて、このシステムはある程度もう確立してあります。

一回もブログ記事にまとめてみたことなかったな、と思いましたのでまとめてみました。


Aim Point :
私は講習もレッスンも受けたことがありませんので詳しくは知りませんが、Aim Pointのレッスンを受けたゴルファーさんたちは、傾斜の度合いを1%、2%、3%、4%、etc.と何段階かに分けて、それに沿って指を1本だしたり2本出したりして曲がり幅を推量して狙う位置を決めている様ですね。

ストロークする強さ、ボールスピードの方はどうコントロールしているのでしょうかね?

まぁ私の場合はデジタル出力なのですが。



12/05/2022

2歩(5フィート弱)のパットを押し球で直進性良くストロークするトライアル

久しぶりに Shandin Hills Gokf Course をプレーしてきました。

傾斜地でフリーウエイ沿いの細長い立地に造られていまして、ほとんどのグリーンがフィリーウエイ沿いに南へ切れます。
全体に傾斜していて、コースに入ってしまうとなかなか気が付きにくいのですが、見た目よりずっと強く傾斜しています。
Cary Bicklerという人の設計だそうです。

こちらは15番の池超えのパー3です。


このホールのグリーンも、写真で右の方に傾いています。
ティーから見ると平らに見えるんですよね。自分も傾いていて。
グリーンに乗っているのは私のボールですが、このパットは入りませんでした。32フィートありましたがしっかり打っていき、返しが5フィートぐらいになってしまったのですがなんとかセーブしました。

このラウンドは 1番のパー5でいきなり39yのチップショットがカップインしてイーグルでスタート。8番のパー5でもグリーンの5y外からチップインバーディーが入りまして、前半を-2アンダーで通過するラッキーな展開でしたが、もったいないことにこれを活かせず、後半はパーオンが多めで果敢にバーディーパットをショートしないように打っていきましたが入らず、打ちすぎて返しのパットが厳しいこと数回、ついには3パットも発生したりもあって、3ボギーの39。

長い方のクラブのショットが調子良かったのでアグレッシブ目に行ってみたのですが +1オーバーの73でした。
前半が 2つのカップインによるラッキーな出来すぎのスコアでした。
この前のラウンドでは78でしたので、Thanksgiving休暇に 92を打ったラウンドの後また調子が戻ってきてくれた感じがします。


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先日「ネガティブロフトの PISAパターに興味津々 」という記事を書いた時にふと思いついたので、いつものように実験的にトライしてみようという目論見です。


私のパッティング・ストロークのスタイルは少々特殊な変則パッティングなのですが、このようなセットアップでストロークします。


ボール位置は左足踵内側くらいの位置で、左目の真下にはボールをセットしていません。
この位置で左肩というか左脇辺りを中心にして、左手首を完全にロックすることで左腕とパターが一体になった長い1本の長尺パターを使っているかのような感覚で、ゆったりと僅かな加速を静かにかける意識でストロークをします。


そのセットアップを変更し、スタンスの位置をカップ寄りに少々移動、ハンドファーストの度合いが強い位置に構えることでパターのシャフトを傾けて、パターヘッドがマイナスロフトでボールにコンタクトするように構えを作って、マイナスロフトのパターフェースでボールの上の方をヒットして、いわゆる(ビリヤードでいう)押し球を打って、ボールの転がりと直進性を良くしたら、ショートパットのカップイン率を上げることができるのではないだろうか? っていうトライアルです。


この程度にセットアップを変えるだけで、パターヘッドのコンタクト・ロフトに結構な差をつけることができるように思います。

もう一つの利点として、スタンス位置がカップに近付くため、距離がさらに短く感じます。(笑)

ボールに順回転を与えて打った直後に滑らずに転がり始めるストロークができるはずです。
直進性が良く、球足の伸びるパッティングになりますね。


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ただし、当ブログでは何度も何度も言及していますが、「距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切」です。
例えショートパットと言えども、距離のコントロールはライン出しの4倍も大切です。


ですので、今回のトライアルは、

1. 2歩(約5フィート弱。1.5m弱くらい) 以下のショートパットに使用
2. 真っ直ぐ目のラインに適用
3. ショート目になりがちな登りのライン (この場合は、2歩以上であっても使用可)

のような状況に限定と考えています。


曲がるパットや、距離を合わせてく距離のパットなどの場合には適用しない予定です。
意図した距離が転がってくれることの方が遥かに重要です。


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そして、この転がりの良いセットアップの若干の難点がこちらです。

通常の構えのセットアップからみるパターヘッドは (拡大しますと)だいたいこんな感じに見えています。



ところがこれが、今回のセットアップではこんな具合にパターヘッドが被って見えるんですよね。当たり前ですが。


この状態で、パターヘッドを真っ直ぐカップに向ける練習をする必要があるのが1点。

さらに、通常の構えの位置からは、真っ直ぐ目標に向いているパターヘッドを右上から覗き込む形で真っすぐ合わせることには慣れていますが、見え方が変わってしまうとこれが合いにくくなってしまいます。

この件に関しましては、私の場合は特殊な構えからパターを真っ直ぐに合わせた状態でボールとパターヘッドを見て合わせることに慣れていますので、パターが変わって見え方が変わるとあまり上手く目標に合わせられなくなってしまう事情があります。
パターを全く変えないのには、こうした理由もあったりします。

まだ数球しか試していませんが、被せる形のセットアップをしたときにはちょいちょい少し左にズレて合わせてしまっているような感じがしました。

あと、ボールに対して上からダウンブローに入ってしまう傾向になります。

ただ、確かに直進性は良さそうな転がりをしていました。
(なにしろ対象の距離が短いパットを想定していますので、直進性の確認とか比較がなかなか難しいところです。)


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イメージとしてはジャックニクラスのパッティングの、このイメージです。


特に左側の写真のように、パターがボールに向かってロフトを被せるような雰囲気で降りてくるストロークで直進性の良い転がりのスムーズなボールを打つイメージ。


上の写真に写っていますカップは、カップインしない手作りカップです。こちら。↓


ボールがカップをどのくらい過ぎて止まったか、が大切ですのでこのカップは本当に練習に最適です。


ネガティブロフトの PISAパターに興味津々 」という記事でアップロードしました動画をもう一度。

1球目が私の普段の打ち方、
2球目はボールを真ん中やや右足寄りにしたセットアップで、パターヘッドを被せてネガティブ・ロフトでボールにコンタクトする打ち方。

距離は21フィート(約6.3m) です。

4フィートくらいですと挙動の違いが分かりませんでしたので、距離を伸ばして打ってみた実験です。

カップ手前からグググーっと曲がっている 1球目と、パターヘッドを被せて打った方の2球目は、明らかに曲がり方が違います。
何回やっても、同じ傾向の結果になりました。

それ用のストロークを再構築しませんと距離のコントロールが難しいですから、2球目の打ち方は多用するわけには行きませんが、あまり曲げて狙いたくない場面で有効に使うことができるかも?

ただ、ものすごく硬くて速いグリーンとかでない限り、この動画でも映っていますように被せてネガティブロフトにしてストロークする打ち方だと、ボールが出だしで跳ねています。
1球目の方が見た目はボールがよりスムーズに出て行っています。
しかしながら、終盤カップ付近での曲がりは押し球にした方が圧倒的に直進性が高いことが分かりました。


この中距離パットでの実験結果を踏まえますと、2歩(約5フィート弱) 以下の曲がりの少ないショートパットや、登りの場合の短・中距離のパットなどに、押し球ストロークを利用することは有効かもしれません。

実践のラウンドで試してみたいと思います。
(ただしショートパットではデータの差には出にくいかと思います。まずはフィーリングと運用の簡単さのチェックから。)


諸々を考え併せますと、ネガティブロフトのパターを入手(あるいは製作)して、ショートパットのみに使用すれば、構えを変更することなく、出だしにボールが跳ねる現象も軽減して、良い結果が出せそうには思いますが、 ...パター2本体制は躊躇するなぁ。


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追記: 1/05/2023

この取り組みは駄目でした。
いかんせんセットアップに無理がありすぎましたし、ボールもポアナ・グリーンでは出だしで跳ねすぎてしまって安定しません。
距離感が合わせにくいのは5フィート以下限定だから良いとしても、曲がりにくいボールを打ったはずが目標からズレてしまってはなんの意味もありません。
(ただし逆ロフトのパター、PISAを入手すれば事情は変わるかも知れません。でもこのアイディアにそこまでの熱意はありません。)



11/07/2022

バックスイングが木の枝に当たってしまう時の対処法 (知らなかったわー!)

Cailyn Hendersonという人のインスタ、とても好きでフォローしています。

このプレイヤー、DRが280yぐらい飛んで(フォローで300y打ってました)、フィジカルも強いしとっても上手なんですよね。

で、その中のリールの一つにすごい有効なアドバイスが。

こちらです。↓  (画像かリンクをクリック)


『お父さんからのゴルフに関するアドバイス1,159個のうち、実際に聞いて役立ててるのはこれ1個だけ。  ...ごめんね、父さん。』

とか言っててすごい可笑しいんですが、このテクニックはマジで目から鱗です。


こういうシチュエーションではバックスイングが枝に当たった時に焦ってしまって、ガーッて振りおろしてしまいがちなんですが、それだと大抵ミスショットになります。
タイミングもズレズレ。

そういう時に!
落ち着いて「PAUSE (ポーズ: 一旦停止)」をするんです。
そこから打つ。

...っていうことで、素晴らしいボールを打ってます。


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私自身は、バックスイングが当たることを確認した上で、できるだけ心頭滅却して、当たること覚悟で無視して打つようにしていましたが、やはりタイミングがおかしくなってしまいがちでした。
要するにあまり上手く行っていませんでした。上手くいくこともあったのですが。


こちらは別の人のインスタです。
Kristin Trueloveっていうハンドル名の方。


練習場での、松かさがたくさん落ちている状況とか、色んな状況を想定しての練習を見せているリールですが、その中に木の枝をバックスイングが当たる位置に持っていてもらってクラブが当たっても動じることなく打てる練習をしています。

私もこちらの発想で対処しようとしていました。
でも、素振りと実際のストロークの位置が若干異なりタイミングが同じでないことがひとつ。素振りがまさにボールを打たんばかりの本気のスイングでできると良いのですが状況的に枝を折る可能性もあったりしますしライを変えてしまう可能性も含めて、本気のフル素振りができません。

練習しておくということは、ぶっつけ本番よりはマシですけどね。


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...そういうことで、実際にこのポーズ(一旦停止) テクニックを試してみましたところ、驚くほど上手くいくではないですか!

いやー、良いこと教わったなー。


9/27/2022

オノマトペの活用、リズムとテンポを保つために積極利用 (とりあえずこれまでのまとめ)

またアンダーパーを出してしまいました。
久しぶりにThe Links at Victoria GC をプレーしたのですが、水不足のせいもあろうかと思いますがコースが荒廃していました。

砂地のベアグラウンドがそこかしこに。グリーンはプレーできる状態に整備されてはいました。

1番ホールの2打目地点。511yのパー5です。(この日は481yのティーに青いマーカーが置かれていました。)


当然ですがボールがよく転がります。
フォローの風が強めに吹いていたこともあって、2つでグリーンに届いてしまいました。
たまたま寄っていた 3歩のパットが入って、実に久々のイーグルは気持ちよかったです。
(昨年(2021)の10/31(ハロウィン)のラウンドの1番ホールで160yちょっとが飛び込んだの以来です。)


こちらは18番ホールのティーです。451yの長いパー4。


斜めに横切っている乾いた川を越えて、2本の椰子の木の右上を行くように打っていきます。
ここはアゲンストの風になりまして、DR、3Wとも良い当たりのショットでしたが届かず。
グリーン手前の19yからの寄せがピッタリ寄ってタップインのパーがセーブできました。


スコアカードです。


パットの距離が歩数で記入してありまして、チップショットの距離の方はだいたいヤードで、たまに歩数で記入しています。

前半は1番のイーグルと 2バーディー、2ボギーで 34(13) 、後半は 1バーディー、1ボギーで36(14)、トータルで 70(27) の−2アンダーというスコアでした。 コースレート/スロープレートが 72.6/127 で、このラウンドのディファレンシャルが、-2.3 となりました。(スコアカードには71.8/123となっていますが古い数字のままのようです。こちらですと、ディファレンシャル -1.6になります。)
コース的に、準正式記録かなーとかは思いますが、ベストスコア更新です。


HDCP Index もベスト更新で 1.8 になりました。どうみても瞬間風速ですぐに増えざるを得ませんが、記念にスクリーンショット。



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今回の記事もあらためてsyoballさんとのやり取りで思い出させていただいた案件です。
もっともっと今まで以上に意識してオノマトペを活用して、ショットの安定化を図りたいと思うにいたりました。


オノマトペってどんなものなの?っていうのは、この辺りのウエブサイトの説明を見ていただければ、と思います。↓


やる気アップ、表現力向上
訴求力が増す
オリジナリティを高める

とか、いろいろ書かれてます。
英語では「onomatopoeia」っていいます。
(アノマノピィーァって聞こえるかと思います。)


一番有名な例は、ちばてつや先生のゴルフ漫画で向太陽くんが打つ時に口ずさむ「チャーシューメン!」でしょうか。


参照:「あした天気になあれ (漫画) 」by wikipedia 

ちなみにこれ、実際に声に出した方が効果的とも言われていますが、頭の中で唱えるだけでも十分に実感して効果があります。

思い返せば 20年以上も前、オーバースイングに悩んでいた私はこの「シュウ」のとこの溜めが良くないよなー、と思い、ひとつ拍子を抜いて「チャー、ハン!」で打とうとしてみたりしていました。(笑)


昔話はさておき、syoballさんとやり取りしたのはこちらです。


「ぽいっ」
「シュピッ」

って頭の中でイメージしながら、打つ時のリズム、そして動作の強弱、さらにはショットの目的も含めて、自分がやろうとしていることのイメージを音にして表現をして、これをベースに毎回同じ動作ができるように、オノマトペを応用します。

コメントでは、

58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません

とか書いていますですね。(いずれもキャリーの距離です。グリーン周り。)


これ、振る速さとか、インパクトの強さ・弱さとか、そういうのを音で上手く表現できると実にハマります。

例えば、ドライバーで力まずに気持ちよくボールを打ち抜けた時に、「スパーン!」っていう感じの音というか感覚が体を駆け抜ける感じ、みなさん経験されているかと思うんです。

「ドカーン」とか、「バキーン」とかだと力がこもった感じ。
「ドッカーン!」って、「っ」をいれて「!」を足すと、溜めていった感じがでます。
「スパーン!」だと軽さとスピードと加速感が表現できている感覚、ご理解いただけ ますでしょうか?


PING芸人さんのところでも、「ほーちょーやー!」とかどうだろうとかいうやり取りをコメント欄でさせていただきました。

上手くハマるフレーズが作れたら、すごく安定して成果出せると思うんですよねー。
何しろスイングリズムが早くなったりとか、打ち急ぎとか、そういうの防げますしね。


~~~


いままでのブログ記事で、自分がどんなのやっていたかが書かれているものを振り返ってみます。

「足だけ意識して、スターン!」 っていうのが出て来てます。これは今でもときどき使ってます。 ただ、これテークアウエイの部分が欠如してるんですよね。
4. テンポとリズムを一定させ、「Nice and smooth」のオノマトペでストローク 
っていうのが出てますね。 これは100y以内だけでなく基本的にすべてのショットで使っているフレーズです。もっと毎回徹底して頭の中で唱えてイメージしようと思います。 
表題から書いてますが、「えんやーとっと」ですね。これは今は使ってません。7時半のテークバックだと小さいのでどうしてもリズムが早くなってミスヒットしてしまうので、当時打ち急ぎを防ぐべくわざわざ考えて作ったオノマトペですが、今は1/2ショットの打ち方が全然違うので使っていません。


基本的には、「Nice-'n-smooth」のリズムが、ドライバーからFW、アイアンショット、グリーン周りのチップショットにいたるまで、力が抜けてそれでいてインパクトからフォローにかけての加速感も感じられて、フィニッシュまでちゃんと取れる感じで応用範囲が広くて、私にとってはとても良いオノマトペになっています。 
ここは大事だぞ、っていう場面で草擦りの本気素振りの段階から、「Nice‐'n-smooth」を唱えます。
力む感じが全くなくてすごく良いフレーズなのですけど、日本語ではありませんのでちょっとお薦めはしにくいかも。

最初の方にも書きましたが、私個人的には「チャーシューメーン!」だと溜めの部分が大きすぎてリズムが合いません。あくまでも頭の中のイメージで、タイミングが合わないのですけれども。(外から私のスイングを見たらタイミング合いそうじゃん?って見えるかも知れませんが。)


自分で思い返しまして、3/4ショット (つまり一般に言うハーフスイング)で打つ時に、もうちょっとテークバックが短い感じのオノマトペが欲しい気がしています。

やってみないと合うかどうか。そして良い結果につながるかどうか分かりませんが、今仮使用しているのは「Set-'n-turn」です。 ターンというフレーズを入れることによって、左にターンしていくイメージも加えられます。
「Nice‐'n-smooth」よりも前後ともに少し音が短い感じのフレーズになります。

日本語でいいのが見つかったら採用したいんですよねー。
「ハッとしてグー」みたいなやつ。(笑)



9/15/2022

クロ狙い2.2 の実験動画 (グリーン周りの58°のアプローチの距離感のコントロール)

Meadowlark GCっていう距離が短くて5,500y程度しかない箱庭的なコースですが、この写真の12番ホールのグリーンのような、


典型的なSaddle back (馬の背)とかTurtls Shell (亀の甲羅)って言われる、サイズがちっちゃくてお椀を伏せたような形状の砲台グリーンがいくつかあったりして、うっかりするとやさしくないコースです。

こういうグリーンは難しいですねー。そもそも2打目で打ってくる段階でほぼほぼグリーンから溢れてしまいます。
いったいどこならグリーン上にボールが座ってくれるのよ?的な感じ。(笑)

そこからの寄せも、ショートして戻ってこないよう、行き過ぎて向こう側に転がり落ちないよう、すごく神経を使います。慎重にしすぎるとかえって寄りませんし。
それこそカップに寄せるっていうよりは、頂上に止まって転がり落ちてこない場所を目標に打っていくとか、独特の対処が必要です。

小さいサイズの亀の甲グリーン、攻略が難しいなぁ。


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前々回「クロ狙いのトライアル」2016年7月の時には、47°のPWで試しましたせいだと思いますが、イメージよりも飛び過ぎてしまいあまり上手く行きませんでした。
その時に比較的上手く行ったのは 70y程度の距離で、これなら50°のAWでSLJで打てばいいよね、っていう感じに、大きく勘違いをしていました。

そしてその後最近になって、クロ狙いは 58°のSWでグリーン周りの寄せの時に、ボールの落としどころを明確に意識してボールをコントロールするためのやり方だったということが分かりまして、再挑戦している次第です。

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事で、間違いをある程度修正をしまして6年ぶりに試みました。

今回はその続編です。

前回は、前々回に間違っていた点を修正しまして、58°でグリーン周りの数ヵ所から打ってみた動画をアップロードしました。
そのトライアル中に、「ボールの後方に目標方向を向いて正対しターゲットを指す」という動作から打つまでがどうしてもかなり時間が開いてしまう(といっても10-20秒くらいではありますが、マッスルメモリーでいうと長くても8秒以内にしたいんです...) ということで、スタンスを取った後に左手で持ったクラブで目標を指す、前々回に想像でやっていた方法に変えてみました。

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そして今回「クロ狙い2.2」ということでの変更点ですが、スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式に変えてみました。


まずは、約15y (20歩)の距離で、軽い登りの花道を想定した位置からのチップショットです。


まぁまぁよくある感じの位置ですよね。
クロ狙いの主旨から、打って動画を撮った時にはぶっつけ本番、歩測もせずに見た目の距離で打っています。距離は打った後で歩測をしました。

この方式にしますと、イメージを焼き付けてから数秒の内に打つことができます。
左手の片手で持って指し示すよりも、実際の打つ時のイメージに近いですし、周りの人から見て目立ちません。(←意外に大事。(笑))

後から動画を見ますと、クラブで指し示すというよりも、目線からクラブヘッドを目標位置に合わせる感じになっています。オリジナルのクロ狙いとはだいぶ変わってしまっているように思いますが、自己アレンジでやりやすいようにすればよいと思うので、まぁいいかなと思います。

この動画、ピンも傾いていますしカメラ位置が低いためか手前の地面の映り方が右傾斜に見えてしまうのですが、実はグリーン面でバウンドしているボールは左へキックしています。拡大したら見えるかな?

2球とも、良い感じでバウンドし、左へキックしながらカップの左 2フィートくらいのところに寄って行ってくれました。これはとても良い感じです。

そしてこの距離はいままでの「ぽいーっ」とか「シュピッ」で打った時の距離ではありませんで、言わば合間の距離ですので、この結果には大満足です。

入念な草摺りの素振りをしていますが、クロ狙い2.2を行うことにより、より丁寧な素振りと、そして落としどころを含めたこれから行うチップショットのイメージを思い描いてリハーサルしています。

草摺りを忘れないためだけでも、すでに大いに役立つと思いました。


個人的な事情ですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用して、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。

そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。


前回まとめていた内訳をもう一度持ってきました。
15-30yの、あいまいな部分をこのクロ狙い2.2を適用して精度を上げていけたら、と思っています。


ではもう一つ、約23y (30歩)の距離で、バンカー越えの位置からのチップショットです。


こちらはバンカー越えで、よりプレッシャーはかかりますし、心理的には大きめに打ち過ぎてしまいがちな位置になるかと思います。
こちらも同様に、打った後にアバウトな歩測をしています。(バンカーを回り込んでいますので。)

実際にチップショットを打つ時もですが、草摺りの素振りの時にも若干の土煙があがるような、芝の薄い状態でした。
夏なのにちょっと冬っぽい地面でしたけど、乾いていて硬い感じです。

薄い芝に硬い地面、それなのにバンカー越えですので、ちょっとボールを上げて安全に大きめに打ちたくなる場面ですが(しかもウエッジはハイバウンス)、敢えてクロ狙い2.2でイメージ作り。

弾道も入れてみました。(距離が短いのでちょっと実際のボールとはタイムミングが微妙にズレてしまっていますが、後入れです。)

これも 2球とも良い感じでした。 1球目がカップの右を過ぎて奥側に 1クラブぐらい、2球目は(たまたまですが)カップインしそうな感じでピッタリに寄りました。

これはいけるんじゃないでしょうか?


ライがラフだったりとか、逆目のKIKUYU芝だったりとか、スタンス位置の傾斜がキツ目だったりとか、あるいはグリーンが下りだったりとか、上手く行きにくい場面もあろうかと思います。

ちょっとさらに掘り下げて実験していってみたいと思います。



9/03/2022

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ

こないだと同じ Glen Ivy GCをまたプレーしてきました。

この写真は、5番ホール 178yのパー3で撮りました。


後ろのSantiago Peak付近の山々の一部にだけ陽が射して不思議な感じでとても綺麗です。
空が厚い雲で覆われていた明け方は暑くなくて助かりました。
このホールはグリーンぎりぎり手前に届かず、10yくらいのチップを1歩に寄せてパーでした。


15番グリーン左サイドのラフにガラガラヘビ。


尻尾にガラガラが付いてますねー。近づいたら危ないです。
ガラガラヘビはたくさんいますので、ちょいちょいゴルフコースで見かけはしますが、藪とかじゃなくって今回みたいにグリーンのすぐ脇っていうのは珍しいです。

修正中で使えなかった10番グリーンは直っていましたが、コースはまだあちこち修正中。
今回は2歩2回と3歩1回パットが入らなかったことも含め、40 38 = 78でした。
調子は良かったと思います。


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9/03/2022 記

タイトルでは クロ狙い2.0 とか嘯いてしまっていますが、クロ狙い1.0 は情報不足で私の解釈が正しくなかったため、そして技量不足もありましたため、平坦の70y前後は良いものの、短い距離についてはことごとく大きく打ってオーバーしてしまい不発に終わっていました。

前回 6年前にお友達の syoballさんのお師匠のクロさんのショートゲームの技を教えていただいた時に書いた記事がこちらです。

クロ狙いのトライアル」 2016年7月

トライアルして試すときに記事を書いて、その後のフォローアップが放ったらかしになる現象がこのブログではしばしば起こります。
で、機会があるとこうして数年後にフォローアップすることになったりします。


syoballさんのブログ記事から。


私が6年前当時に間違えていた点の修正内容としましては、

クロ狙い2.0

1. スタンス位置で左手でクラブを持ち、目標を指していた。
(これは狙うイメージを持ったままスイングに入れるのでこうしたのですが、正しくは目標に正対して両手でグリップしたクラブをターゲットに合わせ、その時にグリップのヒンジを使って角度を決めておく、という大事なプロセスが入っていませんでした。)

2. 使うのはグリーン周りで、70yを打つための技ではなかった。
この点は正直今でも不明ですが、私としては今回はおそらく10y-40yくらいの範囲のグリーン周りで使いたいと思っています。

3. グリーン周りで使う狙い方のテクニックで、ウエッジはロフトの多い58°を使うのだが、当時は54°までしか持っていなかった。
ということで、今回はこの 2年くらいグリーン周りでは使う回数が一番多くなっている 58°のウエッジでやってみます。


個人的な事情なのですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用していまして、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。


そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。

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とりあえずチッピング練習エリアに行きまして、クロ狙い2.0がどんなものか、どの程度距離感に反映するか、またまた手持ちの情報だけで自己流のアレンジですができるだけ正しく修正するようにやってみました。


クラブでターゲットを指します。右サイドに写っている白いピンフラッグがターゲットです。
ボールの真後ろに立ち(どのくらい後ろが適切なのか、情報が欠如しています)、正対した状態で両手でグリップして構えます。


ということでいくつか動画を。

まずはよくあるまぁまぁフラットでグリーンはやや受けている状態の19y。

クロ狙い2.0、 フラットの 19y 

ボールの真後ろに立ち正対した状態で両手でグリップして構え、このときの腕とシャフトの角度を維持するように使うことを念頭に意識します。
草摺りの素振りもやらないといけません。ここはゴワゴワのKIKUYU芝のクラブが喰われやすいラフですし。
振りの大きさのイメージも、ボール後方で正対した状態でイメージしてみます。

これで 3球ほど打ってみました。ぴったり寄ったボールもありましたが、一番遠いのはワンピンちょっとありましたでしょうか。


今度はグリーン横の丘の上から、15yの打ち下ろしのチップショットもトライしました。


クラブシャフトの指す角度がかなり下向きになります。
でも腕とシャフトの関係性はそれほど変わらないのかな、と思いました。
正対して見た方が、高低差の現実味が感じられるのかも?

クロ狙い2.0、 打ち下ろしの 15y

グリーン面はさほど下りではありません。15yですが、10yも打てば寄ってくれそうな状況でした。
これもクロ狙い2.0でトライしてみます。まぁまぁ寄ってくれています。
でも、この場面のような状況では距離感よりも草擦りの方が5倍は重要なような気がします。
(この位置は諸事情で3球全部が写っていません。)


こんどはグリーンの反対側から、グリーン面は大きく使える状況で距離はさっきの2箇所よりも長めの21y、ややアップヒルなのでしっかり打ちたい状況です。

クロ狙い2.0、 ややアップヒルの 21y

58°ですとけっこう飛ばさないと寄ってくれない状況です。
普段でしたらグリーンが広く使えますからクラブを持ち替えて転がる量が多いもう少し立ったロフトのクラブで打ちます。
とにかくここもクロ狙い2.0で58°を打ってみました。
かなり高く上がって、まぁまぁ良い距離感で行ってくれています。1球目はやや低かったですが、その分スピンも効いてさほどオーバーしていません。
これも、ピッタリに寄ったボールもひとつはあったけど、まぁまぁ3つともワンピン以内ぐらいには寄ってくれました。


ただ、やってみていて、後ろから正対してクラブでターゲットを指してから打つまでの間が長すぎると感じました。

後ろから正対してクラブでターゲットを指したあと、素振りで距離感のイメージ作ったり、草摺りの素振りを入れたり、どうもマッスルメモリがボケやすい、腕とシャフトの角度も維持する感じが出ない、という観点から、クロ狙い1.0のときに勝手にやっていた、左手で持ったシャフトでターゲットを指す方式に変えて、これも試してみました。


バージョン#を変えまして、クロ狙い2.1とします。
素振りをし、距離のイメージを作ります。
草摺りの素振りをし、その後左手で持ったクラブでターゲットを指して弾道のイメージを焼き付けて、イメージの残った状態でストロークに入ります。

6年前の記事にも書いていましたが、目標をクラブで指すときに下半身ならびに体全体が自然にインパクトのイメージになっています。


クロ狙い2.0の 1つ目の動画と同じ位置から打ってみました。

クロ狙い2.1、フラットの19y

この方式でも、3球ともワンピン以内には入ってくれています。 とくに3球目は良い感じのイメージ通りにピタッと寄っています。
このアレンジの段取りなら、イメージが残った状態でストロークに入れます。
良い感じで取り入れられそうな気がします。(本来のクロ狙いの効果が得られているかどうかはクエスチョンマーク(?)です。)

まだちょっとショットルーティーンは固まらない段階ですが、効き目あり、使える!っていうことになれば毎回同じ手順になってくるかと思います。

ラウンドの実践で、肝心要の「1球目」がピシッと寄ってくれるのかどうか、というところにかかってきますでしょうか。(この動画の1球目はちょっと手前から入ってる感じ。)


ちなみに、残り距離がちょうどよく2x6システムの基準の距離で打てる位置から、普段の 2x6のうちの58°の1/2ショットで打った動画も撮りました。

2x6システム、26y やや受けグリーン

この場合は、たまたま得意距離にボールが来ていたっていう状況の再現です。
余り考えることなく、距離感も考える必要すらなく、安定したリズムで1/2ショットのストロークをスムーズに緩やかな加速で打つことだけを考えて、シンプルに実行します。
草擦りだけは必須です。KIKUYU芝の向きと抵抗は侮れません。

これですと、上の4つの動画よりもさらにピンから距離が離れていて58°ではピンにデッドにやや突っ込んで飛ばさなければならない状況にも関わらず、3球ともワンクラブ以内に付いてくれています。
ちょっと残り距離が違う場合にはズレてきますが、ちょうど良い距離に残ったときに 2x6システムの強みが発揮されます。

だからこそ今回、システムにない距離を打ち分けるテクニックとして、クロ狙い2.1のトライアルをしている訳なのです。

これは少し実践も交えて時間をかけて確認していこうと思います。


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追記: 9/10/2022

クロ狙い2.1、段々に感じが掴めてきました。
この方法は、ボールの落とし所を明確にイメージするためのセットアップで、打つ前に十分に弾道のイメージを作りワンバウンド目を落とす所に意識を集中して打つためのもののようです。

落とし所をあまり明確にイメージしないタイプの私は、やってみますと落とし所や弾道の高さはややばらつきますが、概ねカップには寄りやすくなるようです。これをやるときは、58°で打っています。
普段チップショットをしていてピンに意識が行きますと、傾向としてはオーバーしがちですので、ピンの手前のボールの落とし所をクロ狙い2.1を実行することによって明確に手前にバウンスするように意識をすることでカップに寄せやすくするイメージが出てきました。
(今日のラウンドは 38 37 = 75 で、寄せてワンパットが 6つ。寄り切らず2パットが3つ。Yucaipa Valley GC)

普段ならD-Chopで打つ 15-16歩とか10
歩とかの距離も58°のクロ狙い2.1で打ちました。
ホールアウト後の練習チップをする時間がたっぷりあったのも利用しました。

グリーンが受けていて登りがキツいときなどはショートしがちですので、54°に持ち替えても良いかもしれません。(テストして要確認。)

もう少し実戦経験を積んでみます。