1/14/2009

ラ・カニャダ・フリントリッジ


友人がメンバーになっているプライベイト・コースに行って来ました。

ここは、LAのダウンタウンの北の山の上に在って(ドジャースタジアムと同じですね。もうちょと北にあります。)
いつも空いていて、朝1番の組でツーサムで出れば、運転カートに乗って
3時間でラウンド出来るよ。ということで、18ホール回っても家族への負担が小さいということで、非常にありがたいお話です。

ビジターフィーは、$70。友人は、$1万4千ドルのメンバー登録費の他に、月に$415のメンバー・フィーを支払っています。
毎月4-5万円はプライベイト・コースのメンバー・フィーとしては一般的です。
高いんですが、家族であれば月に何回プレーしても追加費用はかかりません。
(奥さんも殆どやらないし、子供はまだ2歳半、本人も月に1-2回しか行かない彼の場合は、ちと高く付いていますね。)

このコースでは、メンバーは朝の11時前まで、ビジターを一人しか連れて行けないことになっているそうです。11時以降は3人まで。


La Canada Flintridge Country Club
http://www.lcfcc.net/


プライベイト・コースなので、あまり詳しい情報がありません。

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ものすごく狭くてトリッキーで難しい山岳コースだとは聞いていたのですが、聞きしに勝るコースでした。

この写真は、たぶんクラブハウスの上とかから撮影された写真で、北側の山々と18番グリーンを望んでいます。


距離はバックティーでも全長5,783yしか無いのですが、とにかくタイトです。
私の知る限りでは、日本でプレーしたどのコースよりも狭かったです。
大秦野GCも狭くてトリッキーだと思いましたけど、遙かに狭いです。


いつも夜明けにゴルフコースに行って、っていうパターンなので、たまには景色もいいコースなことだし、ロサンゼルスのダウンタウンを見下ろす方向(?)に写真を撮ってみました。
(ダウンタウンはもっと右かな?)

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もうあと10分もしたらボール打つのに十分な明るさですね。(^^)


実際のところ、ラウンドは朝10時には終了。
うちからは車で45分ぐらいの距離なので、11時前には帰宅しました。


これは、10番のティーイング・グラウンドからの写真です。

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写真中央のやや左下方にチラッと見えているフェアウエーは18番の向こうの17番のグリーン手前のフェアウエーでして、10番のフェアウエーは実はもっと右方向の遙か15mぐらい下に、左から右へ斜めに横たわる形で配置されています。真ん中の木を挟んで右と左に、約5mぐらい高低差の違うフェアウエーです。

打つべき方向は、写真ですとちょうど太陽の方向です。
友人に説明を受けた私のティーショットは、それより少し右の、少し向こうの2本の木の間のU字になっているあたりに真っ直ぐ出て行くあたりでしたが、これがOBでした。(x_x;

17番のフェアウエーが見えている方向は、全然左にOBです。


この写真は、18番のグリーンを、10番のティーイング・グラウンドから見下ろした写真です。

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18番のティーは、写真でちょうど中央ぐらいの、木の向こう側の下の方にあり、ティーショットは写真の左に見えているフェアウエーに打ち上げてくる格好になります。
稜線より上に届くのは相当の、しかも真っ直ぐに打てる、飛ばし屋さんでしょう。

2打めは池とバンカーでガードされていますが、ものすごく左足上がりのライから打ちますので、3クラブぐらい大きめで打つのを忘れさえしなければ、高い弾道になって問題なく越えてくれると思います。


1/12/2009

英語シリーズ 第5回(ダフる)


お友達の下総の彦十さんのところで、「ダッファー」「ダフる」という言葉の意味が解説されていました。

これにインスパイアされまして、しばらく忘れ去られていた(私が忘れていただけなんですが(^^;)、英語シリーズ第5弾を書いてみようと思います。

(ご参考の過去ログ・リンク)
第1回: Good Drive!!
第2回: いやん、バンカー!
第3回: パットのOKを英語で
第4回: ゴルフ・ジョーク2本

なお、私の学んだ英語は基本的に、西海岸のロサンゼルス中心の南カリフォルニア地域の米語が中心です。


彦十さんのところのコメントに書いたのですが、英語で「ダフる」は、一般的には“got fat”とか、“hit the ground”と言います。 Chunkyって言うこともありますね。

“got fat”が非常に一般的で使用範囲も広いです。

ちなみに“duff”るという表現は、英国のものらしいですね。
ヨーロッパ系の人が多い東海岸では使われているかも知れませんが、西海岸の米語ではまるで耳にしません。

あるいは別の表現では、“dug in front of the ball(ボールの手前を掘った)”とか、“fought with the earth(地球と戦った)”とか(笑)、まぁいろいろと表現はあります。


日本語みたいに便利で短い「“ど”ダフった」みたいな強調表現が無いんですが、“got really fat”とか、“extremely(めちゃめちゃ)”とか“ridiculously(ばかげたほど)”とか、強調表現の単語を挟みます。


それと基本的には、厚みを表す“thick(厚い)/ thin(薄い)”を使って表現されます。

“got fat really thick”と言うと、「すんげぇダフった」ということになります。



では逆にトップする方はどう言うのか?

topの動詞用法で、“I topped it”とは、実は言うには言うのですが、あまり頻繁には使われません。
トップスピンがかかるような、“hit over the top (of the ball)”と表現されるような、それこそ「どトップしたボール」に使われる表現です。

通常の程度の軽いトップは、“got thin”が一般的です。“got fat”の対ですね。

fat(太った) <--->  thin(細い)
(ちなみに、thick(厚い)の対も、thin(薄い)です。)

他の表現としましては、“sculled (手で漕ぐオールの一種) it”とか“bladed (ブレード(刃)) it”なんていう表現もあります。リーディングエッジで打って、すっ飛んで行っちゃうボールのイメージです。


ですから、「ハーフ・トップ」という言い方はありませんで、“thin”と表現します。



そう書いていて、はて?と思いましたが、

日本で使われるところの、「薄めに入った」、「厚く入った」っていう表現はどうなるんでしょう?

私がたぶんよく把握できていないのですが、「薄めに入った」というのは決して「軽い度合いでトップ」したということではないんですよね?
しっかり球が捕まらなくて、飛距離が落ちたという意味だとすれば、“off of the sweet spot(芯を外した)”という感じになるのでしょうか?

また、「厚く入った」と、「少し噛んだ」というのは同じ意味ですか?(たぶん微妙に違うのかな?)
同じであるとすれば、米語の“thick”とは非常に近い意味になりますね。


なんか日本語って、「右にふける」とか、「こする」とか、微妙なニュアンスの表現が豊富ですよね。(^^)

自分が、“日本語”の「薄い/厚い」という表現を、何となくで聞いていて、厳密にはキチンと把握していなかったことを認識してしまいました。(x_x;


どなたかご親切な方、よろしかったら↑の日本語の意味をコメントで教えていただけますでしょうか?(これはゴルフ歴20数年にしては恥ずかしいかも。(x_x;)

それに基づきまして、

米語で表現はあるのか?
あればどう言うのか?

などのリサーチをして、後々にまた報告してみたいと思います。m(__)m


1/09/2009

バンブル・ビー(裁定集から-1)

裁定集は読んでて面白いですよ、ってことを書いたんですが、自分でも体験した具体例がありましたので、ご紹介します。

これは、先日のTPC バレンシアでのラウンド中に起きました。

ちょうど裁定集を読んで覚えていた事例でしたので、適切に処置が出来ました。(読んでいても覚えていない事項も多かったりしてえらそうなことは言えないのですが。(^^;)

ことが起きたのは、1番ホールです。
でもこの日は8番からのスタートでしたので、12ホール目での出来事だということになります。


このホールのレイアウトは、ヤーデージ・ブックではこうなっています。↓


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青ティーからは389yのパー4で、スタートホールにふさわしく、プレイヤーに不必要なプレッシャーを与えず清清しくスタートできるように考えられた、割合に広々としたフェアウエイへと豪快に打ち下ろしていける、とても見晴らしのいいホールです。

たまたまティーからの写真も撮っていましたので、ご紹介しますね。↓

画像をクリックで拡大します。


左サイドに見えるフェアウエイ・バンカーは青ティーから248yで手前の縁まで届くとヤーデージブックに書いてありますので、大きさを考慮すれば私のドライバーではビンゴで捕まる距離です。

とはいえ、このバンカーの左は写真からも想像に難くない通り自然保護区域に一直線で下ってしまいますので、設計的には救済バンカー的な意味合いも強いかと思います。
あごが浅くてグリーン狙えますしね。


グリーン左手前にはガードバンカーがありますし、ホール全体が左に傾いておりますので、フェアウエイのやや右サイドに打って行きたいところではあります。

私の計画では、右サイドの木(ヤーデージブックにも描かれている木です)の張り出した枝の左端辺りを通過する普段のドローボールで打っていくつもりだったのですが、なかなか計画通りには行きません。(笑)


ヒール気味に打ったボールは予定より左方向のちょうど遠くに見えているガードバンカーぐらいの方向に飛び出しまして、そこからくっくっと微妙にフェードしまして。

狙う予定だった張り出した枝の左端辺りへバウンドしたのですが、木の根元の茶色いウッドチップ・エリアに向かってフェアウエイはすり鉢状に凹んでいまして、フェアウエイにバウンドしたあと、木の根元の結構近くまで吸い寄せられてしまいました。

ヒール寄りでしたので、飛距離も失って打ち下ろしなのに245yぐらいしか出なかったんですね。

計画では、いいショットが打てれば残り110yぐらいの、ヤーデージブックで言いますと、102・ って書いてある地点と ・117って書いている地点の間ぐらいのところに行くつもりでいたんですが。
ま、いつも上手くは行きませんわね、私の実力ですから。(^^;


それでボールの所に行ってみますと、木よりはグリーン寄りの茶色い部分にありまして、木の左側ですし、右打ちの私には、グリーンに打っていくにはさほど支障の無いライにありました。
目の前のすり鉢のマウンドは越えて打たなければならないのですが。

ところがですね、木の幹の下の方に穴が空いておりまして、Bumble Bee(蜂)がたくさんブンブン飛び回っていたんです。


で、まさにこの状況が裁定集に掲載されています。


***

(第3章) 1-4/10 危険な状況;ガラガラヘビや蜂がプレーの妨げとなる

質問: プレーするには危険な状態の所(例えば、ガラガラヘビや蜂の巣の近く)に球が止まった場合、プレーヤーは、①球をあるがままの状態でプレーする、②適用できれば、規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいて処置することの他に、何か選択肢はないか。

回答: ある。そのような危険な状況の所であるがままにプレーすることをプレーヤーに期待することは道理に合わないし、また規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいてプレーヤーに1打の罰を課すことを求めるのもフェアではない。
公正の理念(規則1-4)にしたがって、プレーヤーは追加の選択肢として、危険でない場所で、ホールに近づかず、しかも球の止まっていた箇所に最も近い所に球を罰なしにドロップすることができる。

球がハザード内にあった場合は、できれば同じハザード内に(もしそれが不可能ならば、近くの似たようなハザード内に)ドロップすべきであるが、いずれの場合もホールに近づいてはならない。ハザード内に球をドロップできるそのような場所がない場合、プレーヤーはホールと球のあった箇所とを結んだ線上でそのハザードの後方に、1打の罰のもとに球をドロップすることができる。

その危険な状況以外のものによる障害のためにストロークを行うことが明らかに無理な場合、またはその危険な状況による障害が不必要に異常なスタンスやスイングやプレーの方向をとることによってだけ生じるような場合、プレーヤーは前記の救済を受けることはできないが、適用できる場合に規則26または規則28に基づいて処置することは認められる。

***

(ちなみに、次の1-4/11に書かれていますが、うるしや、さぼてん、いらくさといった植物の茂みで危険な状況には適用されません。)


そういう訳で私は、茶色いエリアの一番左にグリーンに近付かない範囲でドロップする位置を決めてティーでマークをし、(ボールを池から拾う道具で(笑))ボールをピックアップしまして、『罰打無し』でドロップして打ちました。

この時、スタンスは緑色の区域に乗るぐらいまで左に避難したのですが、ボールは茶色い区域です。
蜂は飛び回りますので、どこまで離れれば“危険でない場所”かは、判断の難しいところですが、元のボール位置と同様のライになる茶色い区域の外まで避難する訳には行きませんので、妥当な措置をとったと思います。

150yぐらいで、目の前のマウンドをクリアして打ち下ろしです。
8番アイアンで届きそうな距離ですが、上の枝にかからないよう、6番アイアンでノックダウン・ショット気味に低くハーフショットしました。

結果として、たまたま運良くカップの右手前3歩に付いてくれてバーディーが取れたって訳です。


裁定集はUSGAとR&Aの発行のものの直訳ですので、米国らしく『ガラガラヘビ』が例に出ていて、なんかちょっと可笑しいです。
日本版なら、さしずめマムシですよね。(^^)

この前のドス・ラゴスのコースにも、普通にガラガラヘビ注意の看板が立ってましたからね。(笑)




他にも、こんな裁定があったりしますから、使用ボールを日本でも人気のあるTitlelistのPro V1xあたりにしとこうかなー、なんてムシのいいことも考えちゃったりしますね。(笑)
(行動するまではまだ行かないですけど。)


***

5-1/5 他のプレーヤーから球を借りることはできるか

質問: 正規のラウンド中に手持ちの球を全部使い果たした場合、プレーヤーは他のプレーヤーから球を借りることができるか。

回答: 借りることができる。規則4-4aはプレーヤーがコース上でプレーしている他のプレーヤーからクラブを借りることを禁止しているが、他の用具(例えば、球やタオル、手袋、ティーペッグなど)を他のプレーヤーや局外者から借りることは禁止していない。
付属規則Ⅰのワンボール条件を採用している場合は、プレーヤーはワンボール条件で求められている同じブランド・同じタイプの球を借りなければならない。

***

ねー、ボールがおんなじじゃないと、借りられないでしょ?(笑)


今後も、時々面白い事例に出くわしたらアップして行こうと思います。(^^)



おまけ:

私は普段は英語版を読んでいまして、JGAの翻訳の忠実振りには舌を巻いておりますが、それで気が付いたことがありました。

この翻訳なんか、英語の意味を咀嚼してよく補足解説して訳されています。

16-2/3 Casting Shadow on Ball Overhanging Hole
(16-2/3 ホールのふちからせり出して止まっている球を、自分の影の中に入れてホールインさせようとする)

それでも、続く質問内容と回答(16-2/3)をよく読まないと意味わかんないでしょ?(笑)



ところが気が付きましたのは、

英語版のUSGAの裁定集では、裁定集の発行後に、訂正が行われているんです。13-4/38です。
http://www.usga.org/news/2008/January/decision13.html

JGAの日本語版には、13-4/38の回答の2段落目の訂正の部分が「訂正」されるのではなくて、まるまる削除されていますねぇ。


なんでだろ?