またまたノリさんのコメントへの返答を記事にしてしまって恐縮です。
コメント欄に長すぎるので。(^^;
そもそも私がクリーブランドのウエッジを使うようになったのは、(今となっては)クリーブランドの往年の名機、ツアーアクションReg.588の57度、ノーメッキのサンドウエッジが米PGAツアーで大人気になり、95年にはウエッジの使用クラブ率がPGAツアーで第1位になったことがきっかけで、ものすごく憧れて欲しくなり、96年頃に入手して使うようになりました。
それまでの私にとって、ウエッジはアイアンの延長になっていて、マグレガーのアイアンセットに合わせたウエッジをわざわざ取り揃えて(下手なくせに悦に入って)居ました。(笑)
ミュアフィールドしかり、JNPしかりで、1番アイアンから9番、PWまで綺麗に番号を揃え(当時は、「3から始まるとか、なんかのジョークでしょ?」とか生意気目なことを思ってました。(^^;)、
さらにSWを2本買って、うち1本のロフトを立ててバンス角を結果的に小さくした上にバンスの角を削って落として自前のGWを作り、もう1本はややロフトを寝かせてサンドウエッジ兼ロブウエッジにして使っていました。
ミュアフィールドの例が、以前に記事にしましたこのセットです。
画像をクリックで拡大します。
あらあら、パターまで揃ってますね。(笑)
その後、96年のチョイス7月号に載っていた、クラブ別の95年のPGA使用率No.1クラブの特集(各クラブ 1位~3位)のを見まして、96年ごろから徐々にそのクラブを買い変えつつ揃えて行くことにしましたために(笑)、ブログ最初の記事に書きました、
ドライバー: グレート・ビッグバーサ (2位ウォーバード、3位バーナー・バブル)
アイアン: タイトリスト・DCIプロ (2位ビッグバーサ、3位ピンアイ2+)
サンドウエッジ: クリーブランドTA588 (2位ピンアイ2、3位スネークアイ)
パター: ピン・アンサー (2位キャメロン・ニューポート、3位ピン・アンサー2)
ボール: タイトリスト・ツアーバラタ (2位タイトリスト・プロ、3位マックスフライHT-100)
という、
なんともミーハーな動機にも関わらず(笑)、ジャンボのBSとトミー中島のミズノの全盛期、マルマンの台頭後という時期にあっては、日本ではけっこうマニアックに見えてしまうラインナップを揃えて、またまた自己満足の悦に入る、ということになった訳なんです。(^^;
2007年の3月に今のキャラウエイ X-Tourのアイアンに変えるまでの間、ドライバーをキャロウエイのFusionにアップデートした以外は、約11年間ずーっとこのラインナップでした。
アイアンセットを、キャラウエイ X-Tourに変えた動機は、確か日本から訪ねてきてくれた友人が、キャロウエイのX-20を買って帰ったのがきっかけでたぶん単なる気分転換ですが、すべてのアイアンの番手のロフトがタイトリストDCIと比べてキレイに1度ずつ違いで揃っていたのは、移行する決心に安心を与えてくれました。
で、そこに、588そっくりのX-Tourウエッジの登場ですよ。(笑)
しかも、フィル・ミケルソンが「Mack Daddy!」って叫んだんで名付けられたとかの「MD」って入ったウエッジを含む、私が元来好きだった、“アイアンとお揃い”のウエッジ達。
・・・と、くれば、揃えるっきゃ無いですわね。(笑)
興味がわいた方は、この記事 ↑ を是非クリックしてご覧になってみて下さい。
丸っこいウエッジとか、クリーブランドがヴォーケイに押され気味だったところへのキャロウエイからの参入とか、いろいろ書かれています。
~~~
長くなりましたが、ようやく本題のクリーヴランドさんです。(笑)
大したことない(よく知らないクセにの)ウンチクになりますが(笑)、
ロジャー・クリーヴランドさんは元々今現在私の住んでいるとこから程近い、ハンチントン・ビーチ市で79年に会社を起こし、40年代50年代のレプリカクラブを作って売っていたのです。
その会社が発展してクリーブランド・ゴルフになるんですが、90年にはスキー板で日本でも有名なフランスの会社ロシニョールに自分の会社を売っぱらってしまいます。
ロジャーさんご本人自体は、6年後の96年、キャロウエイにクラブデザインのチーフとして招聘され、X-12とかX-14とかのアイアンの開発に携わるんですが、監修者としての共同作業のような格好だったみたいですね。
2002年にロジャー・クリーヴランド・デザインと銘打ったウエッジも出すんですが、もっと丸っこい形でした。
この時に期待されていた(噂されていた)、588とほぼ同じデザインでキャロウエイから出すウエッジは、2006年になってやっと、X-Tourアイアンのシリーズのウエッジとして出てきたんです。
これは私以外にも、喜んだ人がけっこう多かったのではないでしょうか。
上のロジャーさんの写真をクリックしますと、キャロウエイが書きました X-Tourウエッジを出した頃の、ロジャー・クリーヴランドさんへのインタビュー記事が見られます。
そして15年後の2005年にはフランスのロシニョールもさらに買収されるんですが、買収したのがサーフィングッズのクイックシルバーなんですね。
クイックシルバーは、なんと面白いことにサーフィンのメッカのひとつ、ハンチントン・ビーチ市の会社なんです。
フランスを経て、発祥の地元に帰って来たって訳です。(^^)
しかし2007年には、クリーブランド・ゴルフとネバー・コンプロマイズがまとめてダンロップ(スリクソン)の住友ゴムに買収され、今に至ります。
(気付いていなかったんですが、SRIXONってのは、 Sumitomo Rubber Industries (住友ゴム工業)の頭文字にxを挟んで son(息子)がくっ付いた、なにやら昔のダットサン(現 日産自動車)のネーミングを彷彿とさせる名前だったんですね。)
今地元のハンチントン・ビーチ市には、Roger Cleveland Golf COっていう別会社が2007年に設立されまして、主にゴルフウエアとかを企画販売しているようです。
クイックシルバーの残党とか、ロジャーさんのお嬢さんとか、その辺りが噛んで経営しているんでは無かろうかと想像してます。(←ここんとこは、裏取ってません。すみません。)
裏とらないでも書き殴れるのがブログの良いところ。(笑)