4/20/2010

14本のセットアップ


お友達のひゃっぽさんの、この記事→「新セッティング」 でやり取りさせていただいて、しばし考えました。


私は普段15本バッグに入れて(9ホールとかの)練習ラウンドには行きます。

いざ、トーナメント(←英語のTournamentは、日本式に言うとコンペなんかも含みます。)でラウンドするときはコースに合わせて14本選ぶ、って格好になるんですが、大概の場合は、一番好きなクラブの4番Iを抜きます。

なんだそれ?(笑)



・・・、と自分でも思う。(^^;



で、今ちょっとセッティング変更を考えているんですが、

まず第1候補は、余程のバンカーor池など越えでピンまでが近いから上げて止めたいときなんかの非常事態のみで普段ほとんど使わないし、たまに使うとミス・ショットをしがちな58度のウエッジを抜いちゃおっかな。
っていう案ですね。


次に使わないクラブは・・・、
って、見ていきますと、・・・頻度ならびに重要度が少なく感じるのは、7番アイアン。
次いで5番かな?(さすがに4番抜いてるときは5番欲しいですけど。)

でもねー、7番Iだけ抜けてるの、変ですよね。
日本みたいにキャディさんが付いてくださるラウンドが多いわけではありませんから(「あれ?無くなっちゃった?」って混乱を招くわけでもないですし)、本人が良きゃぁいいんでしょうけど、自分でも抜いたの忘れて捜しちゃうかも知んないし。(笑)


おいおい、長い方の、当たりが良くなけりゃ大して変わんないFWとUTの辺り1本減らせないの?
って言うのが、第3候補ですけど、バックティーでラウンドすることがほとんどなので、この辺のクラブが充実していて欲しいんですよね。


ちなみに7番Iの使用頻度が高くないのは、単純に私が偶数番手が好きだからです。(笑)
迷ったら、6番アイアンを選んでたり、逆に8番アイアンを手にしたり。
ここは7番で打ちたい!って距離はもちろんありますが、6Iの軽めのスイングで打つとか、5Iのノックダウン・ショットで打つとかで代用できちゃいますからね。



ちょっと、大体の距離を書き出してみます。

DR:230-250y
3W:210-230y
2U:200-220y
4U:170-200y
4I:170-180y
5I:160-170y
6I:150-160y
7I:140-150y
8I:130-140y
9I:120-130y
PW:100-120y
50GW:80-100y
54SW:~60-80y
58LW:50-60y



ここで判るのは、ドライバーから4Uまでは、ほぼ20y刻みになっていて、
さらに、PW以下58度のLWまでのところもほぼ20y刻みになっているのに、
4I-PWまでが10y刻みなんですよね。


と、いうことは、4, 6, 8Iと無くても、もしくは5, 7Iが無くて間が飛んでるハーフセットでも、大して困らない、ってことになりますか。(x_x;


とはいえ、この辺りの100y~170yぐらいの距離が、GIR(パーオン)率にとっては重要な距離になって来ますので、クラブを選んだら軽めに打ったり強めに打ったりってことを“考えず”に、「nice & smooth」だけを考えてズバッと打つ、っていうのが私のゴルフ信条です(←いささか大げさです(笑))ので、この辺りのアイアンの充実は助けにこそなれ、邪魔にはなりません。

関連記事→ 「In between clubs (番手と番手の間の距離を打つ。)


逆に、180yから上の距離って言うのは、ちゃんと打てなけりゃ結局大して変わんないじゃん?っていう距離なので、多少クラブを間引いてもグリーン周辺にさえ行っていれば御の字なわけで、1本ぐらい無くってもスコアへの影響は少ないかも知れないのですが、

私ぐらいの飛距離でバックティーが中心ですと、180yから上の距離は、“腕で距離を打ち分けるのは困難”ですから、距離だけでなく、ライや風、傾斜でクラブを選んで、あとはクラブ任せで打って行きたいので、まぁ
3-4本は必要になって来ちゃうんです。

ということは、2Uと4Uを統合して3Uっていうのは、白ティー中心の距離の短いラウンドじゃないと、できません。
偶数のが好きですしね。(笑)



んー、ごちゃごちゃ書いてみましたけど、4Iを戻して、58度のLWを抜くのが良さそうかな。
54のSWを開いて打てば足りますしね。
そもそも58を引っ張り出す時点で、マネージメント失敗のピンチな訳ですしね。(^^;


4Uと4Iってのは、距離がダブっているようで、実は弾道がまるで違います。
ホントは3Iも欲しいんですけど。

あまりにもユーティリティーがフェアウエーバンカーを含めたあらゆるライで打ちやすいので、2番アイアンさん、3番アイアンがラインナップに入ることは今後も当分無いと思われます。


~~~


それはそうと、中身詰めすぎのキャロウエイのスタンド・バッグの一番大きいポケットのファスナーが壊れて閉まらなくなってしまいまして、新しいバッグを購入しました。(^^)

けっこう好きな、OGIOのバッグです。
お気に入りなキャロウエイのFTドライバー配色。(^^)

入り切らないもの少し出しまして、ほんのちょっと軽くなりました。
(でもすでにパンパン。まだ激重ですけど。(笑))





4/18/2010

オーガスタ13番ホール、フィルの第2打


まぁ言わずと知れた、今回のマスターズのベスト・ショットと言われている
フィル・ミケルソンのスーパー・ショットをちょっと振り返ります。



今回のマスターズでのミケルソンのプレー振り、3日目、13-15番でイーグル、イーグル、バーディー(しかもあわや3連続イーグル)という猛チャージを成し遂げ、そのまま押し切った感じの凄い勝利だったと思います。

そして、上の写真の、最終日の13番ホール、パー5でのこのショット。



いやー、すごいです。
あんなところから、カップからわずか4フィート弱に付けていますもんね。



フィルのスーパーショットに付いては、2002年ベスペイジ・ブラック・コースでのUSオープンのときの(知られざる)信じられないスーパーショットのことを、「史上最高のパー・プレイ・・かも?」っていう記事で取り上げました。

やっぱり、こういう人間業とは思えない凄いショットにはゾクゾクきますね。


この記事に、本人の弁が載っています。

(最終日のプレーについて、)
"One of the things I've been saying this week is that I am very relaxed here at Augusta National because you don't have to be perfect," he said. "I've hit a lot of great shots and driven the ball very well, but I made some bad swings on 9, 10 and 11 and was able to salvage par."
(「今週僕がずっと言ってることのひとつに、ここオーガスタ・ナショナルではすべて完璧である必要がないから僕はとてもリラックス出来るんだ。」とミケルソンは言いました。「たくさんのいいショットが打てたし、ボールもよく飛んでたんだけど、9番、10番と11番ではいくつか悪いスイングもやっちゃって、でもパーが拾えた。」)

注: これは、オーガスタにはラフらしいラフが無いので、どこからでもリカバリーショットが打てる、ってことを踏まえて発言しています。


(13番のショットについて、)
"I was going to have to go through that gap if I laid up or went for the green," he said afterward. With that reasoning, he went for it.
(「レイアップするにしても、グリーンを狙うにしても、どの道あの木の間を行かなくちゃならなかったからね、」とミケルソンは後から言いました。
そういう理由があって、グリーンを狙ったのだ、と。


"He said, 'Listen, it's a 6-iron. Just let me execute it,'"
said Jim MacKay, Mickelson's caddie.
(ミケルソンのキャディー、ジム・マッケイによれば、「フィルがね、『いいか、単なる6番アイアンじゃないか。いかせてくれ。』」って言ったんだ。

この時点では、1打差でトップに立っていましたよね。
ジム・マッケイは、レイアップするように強く奨めたんだそうです。

まぁ、そりぁそうですよ。
この2打目をレイアップしても、3打目は9番I以下ウエッジとかの距離ですし、まだ十分にパーもバーディーも狙えます。

結果的には、この4フィートも無いイーグル・パットを外してバーディーにしているんですから、フィルらしいといえばらしいプレーです。


でもレイアップ・ショットじゃぁ、歴史に残るショットになんないですからね。
我々観る方は、チャレンジして欲しいです。




そうなると思い出されるのが、2006年にウイングド・フットで行われた
USオープンです。

前年にPGA(全米プロ)を勝ち、春のマスターズも制して迎えた、フィルにとってはメジャー3連勝のかかったUSオープン。

ゴルフ内容としてはとても好調で、今年よりも充実していたと思うんですよね。



4日目の17番まで終えて+4、先に上がっていたオグリビーに1打差のトップで最終ホールに来ます。
18番は、450yの長いパー4で、登りの左ドッグレッグです。

282y先にあるフェアウエー・バンカーに入れないように、3Wでティーショットを打つプロもたくさん居ましたが、フィルはここでドライバーを選択。
大きく左へ曲げてしまい、テントの屋根に当たってギャラリーに踏み固められたラフに落ちます。

そこからの2打目を、フェアウエーに戻すのではなく、グリーンとの間に立ちはだかる木を大きなスライスで迂回させてグリーンを狙いました。

このショットは曲りが大きすぎ、木に当たって50yも進みませんでした。

3打目も、3番アイアンで大きなスライスを打って木を迂回しグリーンを狙うショットを選択。
このショットも曲がり過ぎて、グリーン左のバンカーに突っ込んでしまいます。

バンカーからも寄らず、2パットのダブル・ボギーにしてしまい、プレーオフの権利さえも失って、手中の勝利を逃してしまった、という顛末はみなさんもご記憶かと思います。


この時の会見で、

"I still am in shock that I did that. I just can't believe I did that.
I am such an idiot."
(「あんなことをしてしまって、いまだにショックだ。あんなことしたなんて信じられないよ。僕はなんて馬鹿なんだろう。」

って、言っていた場面、忘れられませんよね。


で、あの時に、3回も繰り返して言った、「I can't believe I did that.」の
「that」は、

a) ドライバーでティーショットをしたこと
b) 2打目で無理にグリーンを狙いに行ったこと(多分4Wでしょうか?)
c) 3打目もさらにグリーンを狙いに行ったこと(3番I。)
d) かなり目玉気味のバンカーから、サンドセーブを失敗したこと

のうち、一体どれを指しているんだろう?
って言う疑問を、私はずーっと思っていたんです。


a) については、あの日のセットアップではウエッジを4本入れる都合で3Wを入れていなかったため、4Wしか無かった、という説明をしていて、TVの解説のドライバーで行くべきでは無かった、という意見は意に介していないような感じです。

流石に b) かなー?って思ってたんですが、今年のマスターズのこの記事の冒頭のショットを見るに、どうも b) では無さそうだ、という気がしてきました。
本人も、(レフティーのフィルが、)何度も何度も(左曲がりのホールの多い)オーガスタで使う、little bread-and-butter carve slice (打ち慣れてるちょっとしたインテンショナル・スライス)だって言ってるんですよね。

どうやら、b) かc) であれば、むしろ曲げ具合をミスったことを、
若しくはd) を指して、「that」と言ってたんじゃないかと思い始めました。

「I am such an idiot. (僕はなんて馬鹿なんだろう。)」と言うコメントからは、マネージメント面のミスを指しているのであって、技術的な選択した
ショットの成否を言っているのでは無いと思っていたんですが。



2004、2006、2010年と、これで3回マスターズに勝利したフィル・ミケルソン。
2004、2006年のUSオープンは、いずれも2位に終わっています。

成功すれば伝説のスーパー・ショット、失敗してしまうとただの馬鹿。
まさにミケルソンの魅力ですね。

今年もまた、USオープンは誰かに破れてしまう気がしてなりません。(笑)


4/16/2010

ジェリー・ライス、ツアーに挑戦


元NFLサンフランシスコ49ers伝説の名ワイドレシーバー、ジェリー・ライスが今週のネイションワイド・ツアーに、スポンサー招待で挑戦する、という
話題です。



現役時代から、フットボールの練習の日、朝4時起きでゴルフしてから
フットボールの練習、終わった後またゴルフ場へ打ちに行く、って感じで
シーズン中もやっていたそうです。

トーナメントのプロ・アマにも度々出場していました。
プロ・アマでのベストスコアは68だそうです。

NFLには昨年のUSオープンチャレンジに出場したベン・ロスリスバーガーや、一昨年のUSオープンチャレンジに出場したトニー・ロモなど、プロ・アスリートですからゴルフ猛者も少なくありませんが、やはりジェリー・ライスが一番ゴルフ上手いんじゃないでしょうか。


この人は、ABCで人気のDancing with the Stars のシーズン2に出て 2位まで勝ち残ったりしていますし、すごく器用なんですね。



ずば抜けて人柄が良いことでも有名です。

今年、NFLの殿堂入り候補に挙がっているのですが、殿堂入りは120%
間違いありません。


これが記事です。↓

Jerry Rice hopes to catch on in professional golf


出場するのは、サンフランシスコにある、TPC Stonebrae Country Club (パー71、7,188ヤード)で今週行われる、Fresh Express Classicです。


よく言われるんですが、普段のラウンドでアンダー・パーで回るトップアマであっても、プロのトーナメントで良いスコアで回ってくるというのは、全くもって勝手が違うそうですね。

ジェリー・ライスの目標は、2日間で予選通過をすること、だそうです。


一体どうなりますか、注目してみたいと思います。(^^)







***

追記:

今日、1日目を終えた時点で、+12オーバーの153位タイ。
やはり予選通過は、・・・かなり厳しい情勢ですね。

(ちなみにトップは-8アンダーです。)

ツアー・プロって言うのは、やっぱりすごいや。(x_x;


***


2日目は76でラウンドし、151位タイで2日間の予選を終えました。

やはり慣れもあるのでしょうかね?
初日に76でラウンド出来ていたら、もう少しワクワクしたんですが。

次があるかどうか判りませんが、あれば楽しみにしたいと思います。