6/05/2010

プル角のヒント?


久津間さんチューンのクラブをお使いのhidedonさんのところで、この間のプル角談義の続きをやらせていただきました。

この記事です。

プル角の話


hidedonさんは、プル角と言うのはドライバーで言うフェース・アングルのことだろうとおっしゃっています。

ドライバーにあってアイアンに無い方がおかしい、と。


それで、ちょっと考えてみました。

先だっての箸と名刺のモデルは、ちょっと単純化しすぎていました。
大筋はあれでいいとは思いますが。


で、またまた机上の空論、単純化モデル炸裂。(笑)
こちらです。↓


今回は、ロフト角とかライ角とかを無視することで単純化してみました。
丸いのがシャフト断面で、ちゃんと太さがあるものとして認識。
黒い棒がアイアン・ヘッド(フェース)です。
(一番下のスコアラインまたはリーディングエッジだと思って下さい。)

12時にある棒が元の完全スクエアなアイアン・フェースで、これを矢印のように、シャフトの中心を軸に回しますと、見かけ上大きくフックフェースになりますが、台座の紙自体を回転させてやれば、元のシャフトとアイアン・フェースの位置関係は依然として変わりません。

しかしながら、青い線の位置や、赤い線の位置に、シャフトの太さ分、あるいはシャフトとアイアン・フェースと繋げるネック部分で起点の距離をシャフトから離したり出来る自由度を利用すれば、フェース・アングルのフック・フェースが出来上がります。
アイアンにおける、フック・フェース。


ただし、この場合にも、台座の紙を回して青や赤の線が12時の位置を指すように合わせることはできます。
そしてその時のイメージは、いわゆるグースネック(フェース・プログレッションがプラスに付いている状態)になります。
(これが原因でフェース・アングルとは呼べず、プル角を持ち出すことになるのではないでしょうか?)


絵が単純化されすぎていて分かりにくいですかね?


これをフックフェースのままにしようと思ったら、台座を回転させない、つまりグリップの装着位置を固定してしまう必要があります。--> バックラインを入れる

もしくは別の基準点を決める方法、例えば地面にソールさせる、というファクターが入って来ざるを得ません。


・・・と言うようなことを考えてみました。

まとめ無しの状態でとりあえず投下しておきます。(^^;


6/04/2010

スコアメイクの鍵


実は最近お越しいただきましたmayumiさんという方にご質問をいただきまして、久しぶりの英語シリーズ 第9弾です。(^^;



ご質問は、スコアメイク (score make)という英語は間違っているのではないか?
と言うことでした。

おっしゃるとおり、これは和製英語です。

・・・で終わるわけには行きませんので(笑)、ちょっと蛇足の解説をしてみます。(^^)



まず、文法的には、あり得るとしても動詞の後ろに目的語が来ますから、 make scoreの順になるべきです。

しかし、ゴルフのscoreに使われる動詞は通常、makeではなく、keep [(スコアを)付ける]とか、shoot (shot) [(スコアを)出す]とか、count [(スコアを)数える]という動詞が使われます。

また、score自体が、[得点する]という動詞としても使われます。



では、日本語でいうスコアメイクは英語ではどのような表現をされるのでしょうか?


いくつか挙げてみますね。

Improve (lower) your score
[スコアを良く(少なく)しよう]

How to Manage Your Game and Play Smart
[ゲームをマネージして賢くプレーする方法]

Better course management can lower your golf score
[もっと良いコース・マネージメントでゴルフ・スコアは良くなります]

Manage your game, score better
[ゲームをマネージして、良いスコアを出そう]

こんなところになってきますでしょうか。


和製英語の「スコアメイク」には、練習していいショットを打てる確率を上げて上手くなってスコアを良くすると言う意味合いではなく、「工夫してプレーすることでスコアを良くする」というニュアンスがある、という観点で選んだフレーズです。

マネージメントという単語が一番フィットする表現ということになりますでしょうか。
ここでさらに注意していただきたいのは、manage your score という言い方もしない、という点ですね。

manageできるのは、yourself と your gameです。



一方、golf において、makeするのは、「birdie」とか、「putt」です。
made birdie [バーディーを取った]、made the putt [パットを決めた]とか。
(外したは、missed the putt になります。)

おそらく、この辺りから誤解されてしまって日本で make を score に使われたものかと想像しますが、なぜにスコア・メイクの順にひっくり返っているのかは・・・?



もうひとつおまけに、スコアアップという和製英語もありますが、もしも英語でいうなら、down your scoreです。
アップではなくて、ダウン。
(先ほどもありましたように lower your score です。)

なぜにアップになってしまったのか、はたまたスコア・アップの順にひっくり返っているのか・・・?



このシリーズでは、過去にもなんどか書いておりますけれど、和製英語と言うのは英語ではなく英単語を元に作られた日本語です。 むしろ英製和語と呼ぶべきもののような気がします。

ですから、私の見解としては、和製英語は日本語と心得て使えば何の問題もない。と思っています。(^^)


ただし、よく出来ている(笑)ものというのは、ついつい英語圏でも使ってしまいがちですので、英語をしゃべるときには厄介ですから注意が必要です。

アゲンスト/フォロー・ウインドとか、ワン・オンとか、スライス/フック・ラインとか、そういうヤツですね。
つい、使いそうになっちゃうんですよ。(笑)






他に日本ですごい間違われている例としては、

グリーン上のディボット(divot)」なんていうのがありますね。
グリーンにボールが落ちて出来るのは、ピッチマークです。

ちなみに、divotと言うのは「クラブヘッドで削り取られた芝片」のこと(飛んでいく方)でして、フェアウエーの地面の土が出てしまった凹みの方は、
divot と呼ぶのが正しいです。

あとは、「オーバー・ドライブ」とか。
overdrive は自動車用語でして、1:1のギア比よりも動力側の歯車が小さい状態を指しますよね。

相手が自分のボールを超えて飛ばしてきたときには、outdrive (アウト・ドライブ)された、と言います。



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(英語シリーズの過去ログ・リンク)

第1回: Good Drive!!
第2回: いやん、バンカー!
第3回: パットのOKを英語で
第4回: ゴルフ・ジョーク2本
第5回: ダフる
第6回: フック、ドロー、フェード、スライス
(番外): タイガーのインタビュー(at&tでの優勝スピーチ)
第7回: 大叩き 
(番外2): ホーガンとジンジャーエール
第8回: クロハンディド・グリップ
(番外3): タイガー、ナイキの新CMが物議

※なお、私の学んだ英語は基本的に、西海岸のロサンゼルス中心の南カリフォルニア地域の米語が中心です。


6/03/2010

貴重(レア)な映像


鳩山首相、よりによってTwitterで辞意を表明しちゃったらしいですね。

以前から、かなり疑問に思っていたのですが、Twitterが日本版ではなぜに「つぶやき」と翻訳されてしまっているのでしょうか?


その方が、基本的にシャイな日本人のユーザーのみなさんが気楽に「tweet」してくれるだろうという、電通かどこかの読み・思惑でもあったのでしょうかね?

非常に疑問です。


「tweet, tweet.」って、小鳥のさえずりでしょう?

そうなんです。 「tweet」は、「tweeter」に変化するのではなくって、
「twitter」に変化するのです。
小鳥のさえずりからの連想で、「ぺちゃぺちゃおしゃべりする」という意味があります。


インターネットで、全世界に向けて自分のおしゃべりを発信するわけですから、断じて「つぶやき(wisper)」などでは無い! ・・・と私は思うのですが。


私のGDOのブログお友達関係でも、masan72pt。さんや、ファルコン松原さんが、Twitterをご利用になっていらっしゃるようです。


こちら米国では主に、芸能人やマスコミ関係、政治家など、あるいはスポーツ・コメンテイターとか、いわゆるメディアの第2第3の形的な意味でずいぶん使われている様子で、この間もローリー・サバティーニの奥さんが一般人がtweetした夫の悪口に脊髄反射的なtweetを返したりして話題になってましたですね。


ちなみにですが、「Tweeter」は「Woofer」の対語で(商標?)、高音用の小さいスピーカのことです。(マメ情報)


~~~


今回は、珍しい映像が取れましたので、みなさんにもお見せしようかと。


これはですね、酔っぱらいのパトカーです。↓


















・・・というのは冗談で、米国ではよく見かける光景です。
(ちょっと画面が揺れてて、酔っちゃいましたですか?ごめんなさい。)

ですから、出来事自体は珍しくはないのですけれどね。


フリーウエイに、なにか物が落っこちていたりとか、理由は色々ですが、パトカーが後続の車を止めるために、ハザードランプをつけながらこうしたジグザク運転をして行って、徐々にスピードを落とし、最終的に全車線(この場合は片側4車線)の車を止めるんです。


これが突然始まりますと、たとえ急いでいてもすり抜けて追い抜くわけには行きません。(笑)



よく見る光景なのですが、珍しかったのは、私が後続の先頭車両の1台だったこと。

カメラが間に合ったこと。(笑)

それと、段々現場に近づいてきて、止まりかけそうなスピードに落ちてきた辺りで、先行のパトカーが既に処理していたことに気が付き、パトカーから降りてきて後続の車を完全に停止させる必要がなくなり、ハザードランプを消し、直進していった(つまり結果的に何もしなかった)というのが、この映像を“珍しい”とした理由です。


全国のPolice Officers(おまわりさん)、ご苦労様です!