5/03/2022

TaylorMade M5 の 3番ウッド

日曜日、LPGAツアーのPalos Verdes Championship を観戦に行ってきました。

残念なことに渋野日向子プロと笹生優花プロは予選落ちしてしまって応援できなかったのですが、メジャーのダイナ・ショアでも、JTBC Classicでも応援しましたので、また今度で。

で、今回は台湾人の友達と(フィジー人の友達と) 一緒に行ったこともあり、台湾のWei-Ling Hsuとオーガスタ・ナショナル女子アマチュアのトーナメントで優勝した 16歳の Anna Davisの組について 1-18番を観戦、そのあとあちこちに移動してLexiとかLidia Koとか、今回優勝したMarina Alexとかいろいろなプレイヤーを観に行きました。


前の組が遅くて、くつろいでいるAnnaとWei-Ling。
この二人は、LPGAをには珍しく(って言っちゃうとあれですが) プレーが早いです。

今後もこの二人は特に応援したいなー、と思わせてくれるプレー振りでした。


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3Wに関しましては、先月「TaylorMade SIM2 の 3W (3番ウッド)」っていう記事で現行の 3W、SLDRを新しくしてもう少しやさしくならないか試みたのですが、練習場ではすごく良い感じだったけれどもいざコースで使ってみたところ、安定度が現行の SLDRに個人的なフィッティング(好み?)としては劣っているという結果に終わっていました。

まだストアクレジットは残っていたりしまして、基本的にスペックを合わせるのが難しい 3Wだけに、「少しでもやさしくなるなら」っていう気持ちで、探してみたいとは思っています。


...ということで、今回は M5。


こちらの 3Wを購入してみました。


いつものゴルフショップへ行きまして、M4とM5を見繕って並べ、比べ打ちしてみました。



左から、M4 (15°)、M4 Tour (14°)、M5 Rocket (14°)、M5 (15°)、M5 (15°)
打った感じも見た感じも、M4の方がやさしそうなのですが、M4とM6はカチャカチャがないので、シャフトがぴったりのものを探し当てないといけませんから、とりあえずはシャフトが簡単に挿げ替えられるかちゃかちゃ機能付きのM5を選びたいと思います。

ショップで打ち比べてみたのですが、それぞれにシャフトが違うので比較になりません。
そのままで一番打ちやすかったのは、M5 Rocket (14°)でついで M4 (15°)でした。


で、ショップでの試打結果は無視して冒頭の M5 (15°) を選択しました。
この並んだ写真のとは違う個体です。
ソール側はともかく、トップ側のクラウン部に傷が少ないやつを選びました。

シャフトを、今使っている SLDRと差し替えたり、他の手持ちのシャフトを付けたりして打ち比べてみます。


M5は 2019年に出たクラブですので、2012年デビューの SLDRよりは打ちやすくなっているんじゃないかと期待しまして。


ヘッドの大きさは、投影面積的に見て M5の方が若干大きく感じます。
ヘッド単体の重さを測定してみましたが、まったく同じ重さでした。
ただし、私の SLDRはソールの錘を 2g重くしたものです。

この両方に手持ちのシャフトを入れて、打ち比べて比較してみようと思います。


4/30/2022

TaylorMade SIM Driver (9° Loft)

Morongo GC at Tukwet Canyon の Legend Course、18番の Google Mapからのキャプチャー画像です。


いつもの友人たちとラウンドに行ったのですが、最終ホールの 2打目の 3Wを左に曲げてしまいまして。安全サイドは安全サイドなのですが。

左サイドのカート道はかなりの段差で上の方にあるんです。しかもさらにその左の練習グリーン下のなにかよく分からないエリアの斜面に来まして。
ふぅふぅ言いながら登ってパッと見たら、木の右方向110yくらいにグリーンがあったのでそこへ打って行ってナイスオン!...と思いきや、そこはもう一つの Champion Course の18番グリーンでした。(^^;

あれ?って思ったら、ずいぶん下の右の方に我々のグリーンがあるじゃないですか。(笑)
すごい打ち降ろしの 60y弱。

幸いにというか不幸にもというか、我々はトップスタートで 18番まで来ていまして、もう一つの方のコースの 18番ホールにはまだ誰も来ていませんでした。

https://tukwetcanyon.com/

とんでもない間違いをするゴルファーのお話でした。(笑)
 

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2月に TaylorMade SIM2 ドライバーを購入した記事をポストしました。
その時にちょっと書いていたのですが、Maxではない普通の SIMドライバーに興味津々になりまして。
     ↓

> (評判では、SIM2とSTEALTHがかなり似ていて、SIMとSTEALTH+がかなり似ている、しかしSTEALTHの方が曲がりが少ないあるいは飛距離が少し伸びる、ということの模様です。MaxシリーズがSTEALTH HDに進化したということでしょうか。)


...という訳で eBayで探して購入。
近所のお店には全く見つかりませんで、系列店舗の在庫を聞いてもらったのですが入手できませんでした。人気あるんですかね? M4や M6は新品状態のものまで豊富に入手できるのですが。




ヘッドのみを購入しました。
こうしてみますと、スライド式のウエイトの構造の入り方とか、STEALTH+によく似ていますね。

ロフト 9°で、MaxでもMax-Dでもありませんので、かなり低スピン傾向だそうです。
気に入ってエースドライバーになった、SIM2ドライバーの 9°がありますので、同じシャフトで打って比べることができます。(^-^) 

(SIM Max-Dの 10.5°ロフトのドライバーを 1年半も錘やシャフトやいろいろ調整して使いましたが、あの時こっちを買っとけばよかったなー、と思ってしまいました。といっても今さらですが。)

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練習場で打ち比べてみますと、SIM2 よりも SIMの方が若干ヘッドが重く感じます。
ヘッド重量は同じのはずなのですけれども。

一般に言われていますように、SIM2の方が SIMよりも曲がりにくい印象は確かにあります。
それでいて、SIMの方がロースピンで飛距離が出やすいかというと特にそういう訳でもない印象です。
打感的にはしっかりしているソリッド感はありますが、球が多少散らばる度合いが大きいのかな、っていう練習場での印象はありました。

スライド式の錘がある分、球筋を調整してセットすることができるので色々と試してみるのですが、TaylorMadeのドライバー全般、特にSIMは そもそも左へ曲がりにくく設計されていますので、個人的にはそんなに自由度が高い感じはしませんです。タイガーがSTEALTH+でセットしている真ん中より少しヒール寄りの位置が一番良い感じで打てます。


うちのキッチン秤はそんなに正確ではありませんですが、ヘッド重量を図ってみました。


SIM 9°,   197g

196g と 197gで出ましたが、カタログ値通りだと同じ重さなのだろうと思います。
振り心地で SIMが重く感じるのは、1gとかの差ではなくて、おそらく重心位置とかの関係でスイングした時の重量感が違うのかな、とおもいます。
打ってみた友達も (計3人)、口を揃えて「重く感じるね」っていう感想でした。それぞれ、自分のシャフトに付け替えて打ってみています。


私のあまり正確でない心許ない打った感想よりも、ちゃんとしたクラブ評価をいつもやっている方々の、STEALTH、SIM2、SIM の比較の動画がありますので、ご参照ください。↓


ただしこの方の場合は 300y飛ぶスイングですので、上手く打っても 240y程度の私のスイングとは比較にならないかもしれません。

ドライバーの性能って、こちら側のスイングの問題も含めて、シャフトとの相性の方が影響大きいような気もしますですね。でも 2012年以前のドライバーのヘッドとの比較では、この頃のドライバーの方が許容度が大きくてやさしくなっていると感じます。


4/23/2022

Dylan Frittelli の頭上ショットとルール上のペナルティ、64年を経たサムスニードとの関係 (RBC Heritage 2022)

Sand Canyon CC の Desert Course の 8番ホールのグリーン後ろに、アガベの花がたくさん咲いていたのでホールを振り向いて写真を撮りました。


アガベっていうのはサボテンの一種で、テキーラを作る原料になります。

このコースは、以前 Robinson Ranch GCっていう名前でした。その時にご紹介をしています。
とても綺麗なコースです。ちょっと遠いのですが。


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さて、題記の件ですが、先週の ジョーダン・スピースが優勝した RBC Heritage の最終日に面白い事件が起きていました。


7打差の 4アンダーで来ていた 6番ホール、Dylan Frittelli のティーショットはフェアウエー左サイドの木の上、もしゃもしゃした葉っぱの中に止まってしまいました。


こちらが Golf.comの記事です。
Pro amused, saddened by bizarre penalty: ‘The rules of golf remain undefeated’ (プロもびっくりの奇妙なペナルティ:  やっぱりゴルフルールには敵わない)


木の上の葉っぱの中にひっかっかっていたボールは、頭の位置より少し高いくらいの場所で、ボールの確認はできたようです。

そこで Frettelli はドライバーを持って頭上に掲げ、剣道のお面を打つようにしてパチンとボールを打ち出し、約20-30yくらいでしょうかね、フェアウエーにボールを出しました。

そしてそこからの 3打目はグリーンへすごく良いショットを打って、ワンパットで沈めなんとパーをセーブして切り抜けました。


ご本人のインスタグラムに、その時の様子の動画が上がっています。
   ↓


こちらがキャプチャー画像です。




見事なパーセーブだったのですが、ラウンド終了後にルールオフィシャルから「このプレーは 2打罰になる」と告げられ、3アンダー、56位でのフィニッシュだったはずが 66位に順位を下げてしまいました。(以前は失格扱いでしたからこれでもだいぶマシになりましたが。)


これはルール的にどういうことかといいますと、今から60数年前に遡ります。

タイガーが生涯最多勝利数 82勝で並びかけているゴルフ界のレジェンド、サム・スニードが1960年代にショートパットのイップスにかかってしまい極度のスランプに陥りました。

このときにスニードが編み出したのが、クロケットスタイル、と呼ばれたパッティングスタイルで、体の正面にパターをセットして股の間から前に向かって振り出すようにしてパットしました。


このパッティングスタイルは、ボコボコ入りましたため、68年にはルール上で禁止されてしまいました。

プレーのラインを両足でまたぐことは禁止になり、そこでサム・スニードがまたまた編み出したのが、サイド・サドル・スタイルと呼ばれているパッティング法です。こちら。



現在では、サイド・サドル・スタイルのパッティングをするゴルファーは長尺のパターを使っていることが多いかと思います。

このときにUSGAならびにR&Aは、おそらくグリーンの外からでもクロケット・スタイルでプレーすることを想定していて、パッティングに限定することなく、プレーのラインを両足の間に跨いでプレーすることを原則として禁止しました。


そういう訳で今回、クロケットスタイルとはなんの関係もありませんが、 Dylan Frittelli の上の動画とキャプチャー画像のボールの打ち方は、プレーのラインを跨いでしまっているために違反となってしまったのです。

これはですね、元々のルールの意図としては、かなり理不尽です。
両足を揃え、少し体を横にずらしてプレーのラインから外れておいてボールをはたき落とせばセーフだったのですけれどねー。

今回の件は、ルール上とてもめずらしい案件だと思いましたので取り上げてメモしてみました。