9/27/2022

オノマトペの活用、リズムとテンポを保つために積極利用 (とりあえずこれまでのまとめ)

またアンダーパーを出してしまいました。
久しぶりにThe Links at Victoria GC をプレーしたのですが、水不足のせいもあろうかと思いますがコースが荒廃していました。

砂地のベアグラウンドがそこかしこに。グリーンはプレーできる状態に整備されてはいました。

1番ホールの2打目地点。511yのパー5です。(この日は481yのティーに青いマーカーが置かれていました。)


当然ですがボールがよく転がります。
フォローの風が強めに吹いていたこともあって、2つでグリーンに届いてしまいました。
たまたま寄っていた 3歩のパットが入って、実に久々のイーグルは気持ちよかったです。
(昨年(2021)の10/31(ハロウィン)のラウンドの1番ホールで160yちょっとが飛び込んだの以来です。)


こちらは18番ホールのティーです。451yの長いパー4。


斜めに横切っている乾いた川を越えて、2本の椰子の木の右上を行くように打っていきます。
ここはアゲンストの風になりまして、DR、3Wとも良い当たりのショットでしたが届かず。
グリーン手前の19yからの寄せがピッタリ寄ってタップインのパーがセーブできました。


スコアカードです。


パットの距離が歩数で記入してありまして、チップショットの距離の方はだいたいヤードで、たまに歩数で記入しています。

前半は1番のイーグルと 2バーディー、2ボギーで 34(13) 、後半は 1バーディー、1ボギーで36(14)、トータルで 70(27) の−2アンダーというスコアでした。 コースレート/スロープレートが 72.6/127 で、このラウンドのディファレンシャルが、-2.3 となりました。(スコアカードには71.8/123となっていますが古い数字のままのようです。こちらですと、ディファレンシャル -1.6になります。)
コース的に、準正式記録かなーとかは思いますが、ベストスコア更新です。


HDCP Index もベスト更新で 1.8 になりました。どうみても瞬間風速ですぐに増えざるを得ませんが、記念にスクリーンショット。



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今回の記事もあらためてsyoballさんとのやり取りで思い出させていただいた案件です。
もっともっと今まで以上に意識してオノマトペを活用して、ショットの安定化を図りたいと思うにいたりました。


オノマトペってどんなものなの?っていうのは、この辺りのウエブサイトの説明を見ていただければ、と思います。↓


やる気アップ、表現力向上
訴求力が増す
オリジナリティを高める

とか、いろいろ書かれてます。
英語では「onomatopoeia」っていいます。
(アノマノピィーァって聞こえるかと思います。)


一番有名な例は、ちばてつや先生のゴルフ漫画で向太陽くんが打つ時に口ずさむ「チャーシューメン!」でしょうか。


参照:「あした天気になあれ (漫画) 」by wikipedia 

ちなみにこれ、実際に声に出した方が効果的とも言われていますが、頭の中で唱えるだけでも十分に実感して効果があります。

思い返せば 20年以上も前、オーバースイングに悩んでいた私はこの「シュウ」のとこの溜めが良くないよなー、と思い、ひとつ拍子を抜いて「チャー、ハン!」で打とうとしてみたりしていました。(笑)


昔話はさておき、syoballさんとやり取りしたのはこちらです。


「ぽいっ」
「シュピッ」

って頭の中でイメージしながら、打つ時のリズム、そして動作の強弱、さらにはショットの目的も含めて、自分がやろうとしていることのイメージを音にして表現をして、これをベースに毎回同じ動作ができるように、オノマトペを応用します。

コメントでは、

58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません

とか書いていますですね。(いずれもキャリーの距離です。グリーン周り。)


これ、振る速さとか、インパクトの強さ・弱さとか、そういうのを音で上手く表現できると実にハマります。

例えば、ドライバーで力まずに気持ちよくボールを打ち抜けた時に、「スパーン!」っていう感じの音というか感覚が体を駆け抜ける感じ、みなさん経験されているかと思うんです。

「ドカーン」とか、「バキーン」とかだと力がこもった感じ。
「ドッカーン!」って、「っ」をいれて「!」を足すと、溜めていった感じがでます。
「スパーン!」だと軽さとスピードと加速感が表現できている感覚、ご理解いただけ ますでしょうか?


PING芸人さんのところでも、「ほーちょーやー!」とかどうだろうとかいうやり取りをコメント欄でさせていただきました。

上手くハマるフレーズが作れたら、すごく安定して成果出せると思うんですよねー。
何しろスイングリズムが早くなったりとか、打ち急ぎとか、そういうの防げますしね。


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いままでのブログ記事で、自分がどんなのやっていたかが書かれているものを振り返ってみます。

「足だけ意識して、スターン!」 っていうのが出て来てます。これは今でもときどき使ってます。 ただ、これテークアウエイの部分が欠如してるんですよね。
4. テンポとリズムを一定させ、「Nice and smooth」のオノマトペでストローク 
っていうのが出てますね。 これは100y以内だけでなく基本的にすべてのショットで使っているフレーズです。もっと毎回徹底して頭の中で唱えてイメージしようと思います。 
表題から書いてますが、「えんやーとっと」ですね。これは今は使ってません。7時半のテークバックだと小さいのでどうしてもリズムが早くなってミスヒットしてしまうので、当時打ち急ぎを防ぐべくわざわざ考えて作ったオノマトペですが、今は1/2ショットの打ち方が全然違うので使っていません。


基本的には、「Nice-'n-smooth」のリズムが、ドライバーからFW、アイアンショット、グリーン周りのチップショットにいたるまで、力が抜けてそれでいてインパクトからフォローにかけての加速感も感じられて、フィニッシュまでちゃんと取れる感じで応用範囲が広くて、私にとってはとても良いオノマトペになっています。 
ここは大事だぞ、っていう場面で草擦りの本気素振りの段階から、「Nice‐'n-smooth」を唱えます。
力む感じが全くなくてすごく良いフレーズなのですけど、日本語ではありませんのでちょっとお薦めはしにくいかも。

最初の方にも書きましたが、私個人的には「チャーシューメーン!」だと溜めの部分が大きすぎてリズムが合いません。あくまでも頭の中のイメージで、タイミングが合わないのですけれども。(外から私のスイングを見たらタイミング合いそうじゃん?って見えるかも知れませんが。)


自分で思い返しまして、3/4ショット (つまり一般に言うハーフスイング)で打つ時に、もうちょっとテークバックが短い感じのオノマトペが欲しい気がしています。

やってみないと合うかどうか。そして良い結果につながるかどうか分かりませんが、今仮使用しているのは「Set-'n-turn」です。 ターンというフレーズを入れることによって、左にターンしていくイメージも加えられます。
「Nice‐'n-smooth」よりも前後ともに少し音が短い感じのフレーズになります。

日本語でいいのが見つかったら採用したいんですよねー。
「ハッとしてグー」みたいなやつ。(笑)



9/21/2022

ゴルフゲームの本質はロングパットなのかもしれない、という仮説

先だってPalm Springsに遠征に行ったときの写真です。

こちらはCoral Mountain GC (旧 Trilogy at La Quinta) のコースのエントランス道で、ちょうどHarvest Moon (ハーベストムーン、中秋の満月)と、そのすぐ上のJupitor (木星)が煌々と光っていてとてもきれいでした。到着直後の夜明け前の西の空です。



こっち側が東の空で、朝焼けが綺麗です。


程なく明るくなってきますね。

ここへ来るには車で約2時間かかりますから、3時半に起きて4時ちょい前に出発、もうすぐ朝の6時になろうかという空の写真です。すごく綺麗でした。


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タイトルには「仮説」と書きましたが、私自身の現レベル時点でのゴルフゲーム、ラウンド時のゲームマネージメントに限定で言えば、ほぼ 90%これが本質だと確信しています。 ロングパット。

ゴルフ歴 38年になりますが、その大半の期間、一番肝心な『距離感』というものについて、疑心暗鬼でした。例えば「毎日のようにゴルフ場で練習をしないと身につかないものなのではないか?」あるいは「子供のころからゴルフに慣れ親しんだ人だけが授かる特別な感覚なのではないか?」と疑念を持っていました。

なにか雲を掴むような、というよりぜんぜん掴めないような、どうすればピンにぴったりのショットが打てるのか??

例えば 200y先のグリーンに乗せようとして打つ時、タンジェント6°が1/10ですから、たったの 6°方向性がズレただけで200y先では 20yも (200 x 1/10 = 20y) 目標からズレてしまいます。
通常のグリーンの幅が40yぐらいですから、グリーンを外れてしまいますね。
で、6°っていうのは時計の針で言うと、1時(30°)、じゃなくて、1秒です。たったの1秒!
しかも縦の距離も合わせなくちゃならない。

なんかもうゴルフのナイスショットって、根本的に無理ゲーなんじゃないかと。(笑)


特に私は勘が鈍い方でして、運動神経的にもそういう感覚がついてこない感じがあります。
ハンドアイコーディネーションとかに優れた、運動神経の良いスポーツアスリート系のゴルファーには、もしかしたらこういった悩みは少ないのかも知れません。(私には分かりません。)


このところ、ゴルフのゲームマネージメントのありとあらゆる部分をほんの少しずつ改善してきまして、スコアが改善して安定してきています中で、自分なりの距離感というものがなんとなくおぼろげに構築されて来つつあります。

ですので、この段階でのまとめをしておいて、今後の更なる改善と安定化につなげていけたら、と思いメモして残しておく主旨の記事です。


私のゴルフゲームマネージメントとしては、以下のようなおおよその距離別にショットに向かうアプローチ(取り組み)を細分化しましました。

①  グリーン上: デジタルパット 
②  15y以内: テキサスウエッジ、D-Chop を中心とした転がし 
③  10-30y: クロ狙い2.2 を主体にしたチップショットとピッチショット
④  30-90y: 2x6システムSLJ を使ったコントロールショット
⑤  100-150y: 各アイアンのフル(1/1)と 3/4ショットやノックダウン
⑦  ドライバー: 魚突きドリル

こんな感じで距離別に分けてのグリーンへのアプローチを考え、それぞれで距離のコントロール方法を考えて実行しています。

(別項としては、1DJK(一打献上)状況になりますがラフの深さとか傾斜具合とか鑑みてのショット選択、 ...そしてもう一つ大き目な課題に残っているのが、砂からSS(サンドセーブ)をいかに取るか?です。)


ひとつひとつの項目の、実際にプレーする上での方法論の詳細を書き留めておきます。


①  グリーン上のパッティング

大前提として、グリーン上のパッティングの距離を歩測します。その上でグリーンのスピードを確認し、傾斜を読み、芝目を読み、コース全体の傾斜やグリーンの硬さ、風の影響や傾斜の心理的な影響などにも注意を払いますが、いずれにしても私の場合は出力の強さを決め、登りであろうが下りであろうが、横に曲がるラインであろうが、スパットを定めたら打つ強さも決めて、決め打ちをします。
この際、3パットを防ぐ肝としては、パッティングラインの横からとグリーン外からのライン読みが非常に重要で、(通常ゴルファーの間でポピュラーに行われている)ボールの後方からやカップの後方からの曲がりの読みの 4倍は重要です。

*ここで作り上げたデジタルの 9.5フィートの速さのグリーンが前提のパットの距離感、が私の基本のベースデータになります。


②  15y以内

テキサスウエッジ、D-Chop (たまに4RR-Chip) を中心とした転がしになります。
テキサスウエッジはグリーンの外部分を1.5倍の距離として換算した数値を足すのがガイドラインです。傾斜や芝目、そして特に芝の種類によってアレンジが必要です。

D-Chop はリンク先とそのリンク先を参照いただけますが、「あたかもグリーン上であるかのような錯覚」を適用した距離感をもってストロークします。
8鉄とかPWを使います。


③  10-30y

クロ狙い2.2 を主体にしたチップショットとピッチショットを使います。 58°のウエッジで打ちます。
この時の距離感も、ロングパットの距離感がベースです。私の場合は普段あまり意識にない「ボールの落としどころ(OD)」を強く意識してそこにロングパットの距離感を適用していきます。打ち方は特に工夫せず、リピートしやすいストローク。これもイメージとしてはロングパットと同じです。


④  30-90y

2x6システムの方は、2種類のスイングを使います。セットアップするスタンスから若干変えていまして、二つを明確に変えています。そのスタンスでの (言わば)フルショットに作り替えたスイングを目的としています。便宜上、1/2 (ハーフ)スイング、3/4 (スリー・クォーター)スイングと呼んでいます。スイングは 2種類だけで、距離の打ち分けにはクラブの方を持ち替えます。

 SLJ を使ったコントロールショットの方は、AW(50°)を使い、あたかもパターで打つかのようなイメージを持ち、そのイメージを適用したパッティング・ストロークのイメージのスイングで 30y-60yの距離を打ち分けます。60yのパットは実際には打ったことがありませんが、あくまでも錯覚を応用したイメージの距離感です。でも異常によく距離が合います。

詳しくは省きますが、2.5秒ほどフェースを開くと 5y程度距離を落とせます。


⑤  100-150y

この距離は基本的にはアイアンのフルショットで距離が合いますね。ほとんどのゴルファーはこの距離に苦労はしていないと思います。キャディーバッグの中のクラブセットで、一番間が詰まって本数が充実している距離だったりします。
3/4ショットやノックダウンショットが打てると、風に対応したスピンの少ない低い弾道が打てたりして距離のコントロールに便利です。 


⑥  160-220y

この距離は、5番アイアン、4番ハイブリッド、スペックの合った打ちやすい5Wと3Wで、マン振りではないフルショットを打つことを基本にしています。
プレッシャーがかかったり、待ち時間が長かったり、リズムが崩れそうなときはショット前にイス軸法 (ゾンビ立ち)をすると、ある程度効果的に防ぐことができます。


⑦  ドライバー

私の場合は不器用ですので、ドライバーで距離のコントロールを考えることはほとんどありません。...というか全くありません。
狭いホールほど、敢えて振り切るように気を付けています。 
バンカーとか木とかの障害物に届かせたくないような場合は、加減して打つとかせず、クラブを変えます。


...ここまで距離の打ち分けの内容の詳細を書いてきましで、気が付くことがあります。
私が距離を打ち分ける場合のベースとなっているのが、ことごとくロングパットの距離感なのです。

錯覚の感覚を適用するにせよ、人によっては振り幅でコントロールするにせよ、あるいはインパクトの強さ感覚でコントロールするにせよ、とにもかくにもベースになる距離感というものがあって、 距離を打ち分けるわけですけれども、私の場合はほぼすべてのコントロールショットでロングパットの距離感がベースになっていて、ここを意識しだしてから①-⑤全部のケースで距離感が安定してコントロールできるようになってきたのです。

ゴルフ歴38年とは言いましたが、昨今レンジファインダーで距離を測って確認しつつ打ってデータをフィードバックできるようになったのがすごく大きいですね。ここ数年で私のゴルフがグッと変わってきました。


そう考えてみますと、日本人のゴルファーには特に多いのではないかと思うのですけれども、一番やらないのがロングパットの練習、っていう人がものすごく多いような気がします。

ドライバーばっかり振り回して打つ人が多いのはそれ自体を楽しんでいるわけですから分からないでもありませんが、熱心にチップショットを繰り返し練習するスコア重視でプレーしたいゴルファーでさえも、ロングパットの練習はあんまりしないなぁ、っていう人が多いのではないでしょうか?

長年ゴルフやってて、こういう時って右に行っちゃいやすいんだよなー、とか、こういう場面ではダフりやすいんだよね、とかっていう経験則は積み上がってきているんだけど、いまいちスコアが減ってこない、っていう場合も多いんじゃないかと思ったりします。
私がまさに38年もやっててスコアあんまり減らないじゃん?って自分で思っていました。

で、ここに来て急に私自身のラウンドのスコアが目に見えて減って来たことで、はた!と思った訳です。(つい最近、長年の念願だったアンダーパーも出せました。)
「これ、そもそもロングパットの距離感を持ってなかったら、他のショットに応用できないんじゃ?」って思ったのです。


ロングパットに関しては、距離感のみならず、ショットの基本動作としてもゴルフの基本になっていると思います。
初心者が初めて打つ時に、パッティングストローク・ドリルでPWや7番アイアンを打つところから始めるレッスンがあります。

チップショットを打つ時にもロングパットのイメージを持って打つと、インサイドやアウトサイドにテークバックを引くことも置きにくいですし、インパクトでフェースがボールにシャローに入って適度なスピンがかかる安定したチップショットが打てます。


例えばですけど、あくまで想像ですが、スコットランドでゴルフの原型のゲームが始まった時、きっとパッティングから始まってると思うんですよね。
あの全英オープンのような、50yも100yも先から転がしてくるようなコンディションで始まって。
最初の頃は、他の人のボールを飛び越えて打つスタイミーっていうルールがあったらしいですし、その辺りでボールを持ち上げて打てる二ブリックっていうクラブが出来て。バンカーも飛び越えて。
これ空中飛ぶと距離出るじゃん、もっと飛ぶの作ろうってなってマッシーっていうクラブが出来て。ドライビングアイアンが出来て。その後にもっと飛ばすウッドクラブが出来てきて。

そうしますとね、ベースとしてはパターを打つように打てる感じで色んなクラブが出来て発達して来てると思うんです。
そもそもはどのクラブも、パターの様に打つように作られて出来たんじゃないか、っていう。しかもアイアンなんか 100年以上前から基本的な形状は変わってませんからね。


興味がある方は、「ロングパットの練習」という部分を見直してみると、良いスコアに繋がってくるかもしれません。(一個人の主観によるメモです。)


9/15/2022

クロ狙い2.2 の実験動画 (グリーン周りの58°のアプローチの距離感のコントロール)

Meadowlark GCっていう距離が短くて5,500y程度しかない箱庭的なコースですが、この写真の12番ホールのグリーンのような、


典型的なSaddle back (馬の背)とかTurtls Shell (亀の甲羅)って言われる、サイズがちっちゃくてお椀を伏せたような形状の砲台グリーンがいくつかあったりして、うっかりするとやさしくないコースです。

こういうグリーンは難しいですねー。そもそも2打目で打ってくる段階でほぼほぼグリーンから溢れてしまいます。
いったいどこならグリーン上にボールが座ってくれるのよ?的な感じ。(笑)

そこからの寄せも、ショートして戻ってこないよう、行き過ぎて向こう側に転がり落ちないよう、すごく神経を使います。慎重にしすぎるとかえって寄りませんし。
それこそカップに寄せるっていうよりは、頂上に止まって転がり落ちてこない場所を目標に打っていくとか、独特の対処が必要です。

小さいサイズの亀の甲グリーン、攻略が難しいなぁ。


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前々回「クロ狙いのトライアル」2016年7月の時には、47°のPWで試しましたせいだと思いますが、イメージよりも飛び過ぎてしまいあまり上手く行きませんでした。
その時に比較的上手く行ったのは 70y程度の距離で、これなら50°のAWでSLJで打てばいいよね、っていう感じに、大きく勘違いをしていました。

そしてその後最近になって、クロ狙いは 58°のSWでグリーン周りの寄せの時に、ボールの落としどころを明確に意識してボールをコントロールするためのやり方だったということが分かりまして、再挑戦している次第です。

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事で、間違いをある程度修正をしまして6年ぶりに試みました。

今回はその続編です。

前回は、前々回に間違っていた点を修正しまして、58°でグリーン周りの数ヵ所から打ってみた動画をアップロードしました。
そのトライアル中に、「ボールの後方に目標方向を向いて正対しターゲットを指す」という動作から打つまでがどうしてもかなり時間が開いてしまう(といっても10-20秒くらいではありますが、マッスルメモリーでいうと長くても8秒以内にしたいんです...) ということで、スタンスを取った後に左手で持ったクラブで目標を指す、前々回に想像でやっていた方法に変えてみました。

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そして今回「クロ狙い2.2」ということでの変更点ですが、スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式に変えてみました。


まずは、約15y (20歩)の距離で、軽い登りの花道を想定した位置からのチップショットです。


まぁまぁよくある感じの位置ですよね。
クロ狙いの主旨から、打って動画を撮った時にはぶっつけ本番、歩測もせずに見た目の距離で打っています。距離は打った後で歩測をしました。

この方式にしますと、イメージを焼き付けてから数秒の内に打つことができます。
左手の片手で持って指し示すよりも、実際の打つ時のイメージに近いですし、周りの人から見て目立ちません。(←意外に大事。(笑))

後から動画を見ますと、クラブで指し示すというよりも、目線からクラブヘッドを目標位置に合わせる感じになっています。オリジナルのクロ狙いとはだいぶ変わってしまっているように思いますが、自己アレンジでやりやすいようにすればよいと思うので、まぁいいかなと思います。

この動画、ピンも傾いていますしカメラ位置が低いためか手前の地面の映り方が右傾斜に見えてしまうのですが、実はグリーン面でバウンドしているボールは左へキックしています。拡大したら見えるかな?

2球とも、良い感じでバウンドし、左へキックしながらカップの左 2フィートくらいのところに寄って行ってくれました。これはとても良い感じです。

そしてこの距離はいままでの「ぽいーっ」とか「シュピッ」で打った時の距離ではありませんで、言わば合間の距離ですので、この結果には大満足です。

入念な草摺りの素振りをしていますが、クロ狙い2.2を行うことにより、より丁寧な素振りと、そして落としどころを含めたこれから行うチップショットのイメージを思い描いてリハーサルしています。

草摺りを忘れないためだけでも、すでに大いに役立つと思いました。


個人的な事情ですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用して、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。

そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。


前回まとめていた内訳をもう一度持ってきました。
15-30yの、あいまいな部分をこのクロ狙い2.2を適用して精度を上げていけたら、と思っています。


ではもう一つ、約23y (30歩)の距離で、バンカー越えの位置からのチップショットです。


こちらはバンカー越えで、よりプレッシャーはかかりますし、心理的には大きめに打ち過ぎてしまいがちな位置になるかと思います。
こちらも同様に、打った後にアバウトな歩測をしています。(バンカーを回り込んでいますので。)

実際にチップショットを打つ時もですが、草摺りの素振りの時にも若干の土煙があがるような、芝の薄い状態でした。
夏なのにちょっと冬っぽい地面でしたけど、乾いていて硬い感じです。

薄い芝に硬い地面、それなのにバンカー越えですので、ちょっとボールを上げて安全に大きめに打ちたくなる場面ですが(しかもウエッジはハイバウンス)、敢えてクロ狙い2.2でイメージ作り。

弾道も入れてみました。(距離が短いのでちょっと実際のボールとはタイムミングが微妙にズレてしまっていますが、後入れです。)

これも 2球とも良い感じでした。 1球目がカップの右を過ぎて奥側に 1クラブぐらい、2球目は(たまたまですが)カップインしそうな感じでピッタリに寄りました。

これはいけるんじゃないでしょうか?


ライがラフだったりとか、逆目のKIKUYU芝だったりとか、スタンス位置の傾斜がキツ目だったりとか、あるいはグリーンが下りだったりとか、上手く行きにくい場面もあろうかと思います。

ちょっとさらに掘り下げて実験していってみたいと思います。