4/17/2023

パー5 の攻め方 (パトリック・カントレイに習う)

Marshall Canyon GCは、前半も後半もパー5でスタートします。

こちらは1番ホールの3打目地点に向かってフェアウエーを歩きながら、もうすぐ日の出を迎えるところです。


このフェアウエーはティーからグリーンまでずーっと全部右に傾いていまして、ティーショットもセカンドショットも左サイドいっぱいにエイミングして打っていきます。
そしてセカンドショットもサードショットもつま先下がりのライからのショットになります。

距離は決して長くはありませんパー5のホールですが、最初のホールですし、左右の木々にかかってしまうことも少なくなく、ピタッとつけて、っていう具合にはなかなか行かないホールです。


---


という訳で、今回はパー5のホールの攻略法のお話です。(実は私の場合はパー5に限りません。)

Golf Magazine誌のこちらの記事をご紹介します。(クリックしていただくとリンクしています。)




というタイトルになっています。

パトリック・カントレーはPGAツアーの2021-2022年シーズン、パー5のホールの平均スコアが 4.41ストロークで、第1位だったんです。

Golf.comAlan Bastable記者がアリゾナ州フェニックスで行われたWMオープンのときにパトリック・カントレー本人にインタビューしてパー5 攻略の秘訣を聞いたところ、返ってきた返事が記事タイトルになったようです。


ところでこの記事は2月のあの大騒ぎするWMオープンの時でしたが…、今やマスターズの最終日の後、パトリック・カントレーは今やスロープレイの代名詞と化しています。


これはマスターズではなくてPGAチャンピオンシップの時。ちょっと見てられないぐらいスローです。
イップスがらみでしょうか?グリーンでも激遅でしたが。
Patrick Cantplayとか揶揄されています。
でもマスターズといい、先週のRBCといい、調子が良さそうで活躍していますね。


この辺りのPGAのトッププロになりますと、ほとんどのパー5のホールは飛距離的には 2つで届いてしまいますので、2オンしてイーグルパットからのタップイン・バーディーっていうケースも多いことでしょう。
かつてはフィル・ミケルソンがこの部門のデータでは第1人者でした。

今回この記事中で語られていますのは、2つで届かないパー5でのレイアップについてです。

従来は、2つで届かないパー5では、気持よく自信を持ってウエッジをフルショットで打てる距離に刻むのが良いとされていました。例えば、75y、あるいは90y、もしくは110yといった距離を残すレイアップです。

昨今は、ShotLinkのストローク・ゲインド(他のプレイヤー全員のフィールドに対してどれだけ少ないスコアを獲得することができたか)のデータの統計の数字が明らかになり、この伝統的な攻略法が疑問視されるようになってきました。


これを裏付けるように、パトリック・カントレーは、「今まで全然、特定の距離を残すようにレイアップしたことはないね。John Cookに教えてもらって以来ずっと。」と証言しています。
「例え2打目が届かない場合でも、できるだけグリーンに近づくように打っていくんだ。ホールロケーションに対して適切なアングルが残るように注意して。近ければ近いほど次のショットが寄せやすいから。」
「練習ラウンドの時に、4日間のホールロケーションを想定して、どのアングルからが寄せやすくてアップ&ダウン(寄せワン)を決められるか見ておくんだ。」
「 Shot Trackerが取ったストローク・ゲインドのデータが出て来てから、みんな驚いたんじゃないかな? 近ければ近いほどスコアが良いんだよね。」

パー5 攻略がナンバー1だったパトリック・カントレーがそう言っているのですから間違いありません。


この件に関連しましては、以前当ブログでもこういう記事をメモして書いています。


この記事にはこういうデータが上がっています。↓

60−80yから打ったときのアマチュアのハンディキャップ別にカップまでの残り距離のアベレージをとったものと、100−120yから打ったときの比較のデータです。

クリックで元サイト(MyGolfSpy)の大きい画像にリンクしています。


この記事の結論は、簡単に言いますと「できるだけ近づいたほうがいいんじゃないの?」ってなってます。
HDCPが 0から20以上まで、どのレベルのゴルファーの場合であっても、100-120yからより、60-80yからの方がアベレージの残り距離がカップに近い、っていうデータになってまして。


今回、お題目は「パー5の攻め方」ということで取り上げましたが、私の場合ですとむしろ長くて2つで届かなかったパー4とか、ティーショットをミスってセカンドの距離を長く残してしまったホールでのレイアップとかで大いに応用できそうです。

以前の記事をあらためて踏襲しましてできるだけグリーンへの残り距離が短くなるようにレイアップしたいと思います。
「ただし...」という但し書きが付きます。


今回パトリック・カントレーがジョン・クックに習ったことをアドバイスしていますように、残り距離だけではなくて「このホールのグリーンのピンポジションには、どのアングルからアプローチするのが適当か?」ということをできる限り取り入れて考慮するようにする、というところが肝心のようです。

そしてこのことは、クロ狙い2.2 や 2x6システムの決め打ちを実践していまして、より実感するようになりました。
距離の長い短いで言えば短い方が寄りやすいです(近い方がより結果に対する期待値が高いので難しさで言えば短ければやさしく感じると言うわけではありません)が、 ...むしろカップに向かって打つアングルと、ボールが落ちてからカップに向かうグリーンやグリーン手前の状況が
、これから打つアプローチショットの難易度を大きく左右します。
(わかり易い例で言いますと、グリーン奥から登って下るジェットコースター・ライからではカップに寄せるのは絶望的に難しい。)

どのアングルからアプローチするかという観点でルートを考えつつ、なるべくグリーンに近い位置まで持っていく、というマネージメントを心掛けようと思います。




4/11/2023

Integra SuperLite shaft #1 Japan 50G ドライバーのシャフトを購入

今年に入ってグリーンの切れがすごくなり、ラウンドでパット数が4打は増えてしまうという Marshall Canyon GCでの動画、4番ホールです。


普段、後ろから撮って弾道が入った動画ばかりでしたので、正面からの動画を撮ってみました。自分では見慣れていないアングルからで、参考になります。
こういうところ直したいなぁっていう点とかも見えてきますがその前に、自分で見ても「魚突きドリル (<--二つ目の動画)」をやっているようには見えません。...でも脳内イメージでは「魚付き」をしています。そう見えませんけど、「正面の魚を突いて」います。笑

取組んでいます、セットアップとか、テークバックの始動とかは思っていたような動きになっているようでした。
(打った時は気が付いていませんでしたが ティーが右前方、撮影しているスマホの方に飛んでいますね。飛ばずにその場に立っている時の方が多いです。魚突きとは関係ないと思いますが...)  

そしてとりあえずこちらは新しいシャフトを試してみているところです。


こちらは同じラウンド中にシャフトをエースシャフトに戻した後の12番ホールです。


殆ど同じ動きで打っています。
こっちのシャフトの方が軽そうに振っているようです。

動画のショットは両方ともドロー系のボールでした。


---


Amazon.comで見かけた題記のシャフト、ちょっと興味が湧きまして購入してみました。
素性がよく分かりません。


INTEGRA SUPERLITE #1 Japan 50 Gram High Moi PGA 
Distance Wood Shaft - L A R S X

とか書いてあります。 シャフトだけで High MOI ってのはどうなんだろう?
とか思いつつ、50gならスペック的に合いそう、って思いまして。


こちらです。


現行のエースシャフトの隣に並べて、ロゴを中心に写真を撮りました。


このサイトに少しスペックが書かれています。

Amazonで$45だったんですが、ここだともっと安いですね。

重さが50g、ティップが .335、トルクが 3.5、キックポイントがMID-LOW、
東レのグラファイトカーボンに、フィラメントが巻かれているということは分かりました。

CPMバランスとか、High MOI に関しては、技術的なことがよく分かりませんでした。


とりあえずすごく安いのでレギュラーフレックスを購入しまして、スリーブとグリップをセット。 
先端のチップを1インチカットしてもらいました。


色的には、黒一色っていう感じで好みです。


興味を持った理由がこちらでして、Amazon.co.jp では、¥56,948もの価格で売られています。


レディースにいたっては、¥64,200、Stiffが ¥20,050とか、すごい乱暴な値付けです。(笑)


一方で、Amazon.comではたったの $45で売られています。


あと15本って書かれてますけど、実際にはもっとありそう。(笑)

値段が逆でしたら遠慮しておきますが、$45なら失敗でもまぁいいか、ということで興味津々で購入。

グラファイトカーボンにフィラメントを巻いたシャフト自体は、AeroTechのSteelFiber Shaft で好感を持っていますので、それも興味をそそられた理由のひとつです。


今のエースシャフト、Grafalloy ProLaunch Blue 45 には、大いに満足しているのですが、「多少なりとも打球が低くなったら、重宝するのかなー」という目論見でとりあえず試してみます。


4/08/2023

RZN MS-Tour ゴルフボール

4//08/2023 追記しました。↓ の方

---

4:/05/2023 記

マスターズウイークですねー。
LIV勢も出場する様です。スコティー・シェフラーの連覇なるか?(ジャックとファルドとタイガーしか連覇してなかったかと思います。)

先月Green River GC のラウンドでパープレーした時の 9番ホールのティーショットです。長いパー4。実はドライバーのシャフトを試しています。


419yでフラット、パラつく程度の雨模様でフェアウエーがあまり刈られていなくて芝が長め、地面も若干柔らかめでランが出ない、そして若干のアゲンストのホールは私には長いですから、ちょっと無意識に振りに行ってしまった感じでしょうか(それで飛ぶわけでもないのに)、少々バランスを崩しています。

ショットの結果の方はまぁなんとかドロー気味のボールでフェアウエーのセンター少し左寄りに。


---


ひぐけんプロのこの紹介動画を見まして、即買いしました。(1週間休息中だそうですね。)


ちょっと案件動画っていう感じではありますが、なかなか良い説明で、このうち一つのグレードが私が普段ボールを購入するガイドラインにしています「ウレタンカバー、3ピース構造、コンプレッション85前後」の条件にドンピシャでしたので、早速入手。

昨年12月に、「One Under Golf Balls を使ってみる」というブログ記事を書きましてあれ以来このボールを使ってプレーしています。
One Under Ballsも良い性能です。

さらに半年前の昨年6月に「Suger G1 Golf ball」っていうボールをレビューしましたが、性能的には同等でしたがボールの汚れやすさがすごく早くて継続はやめました。

One Under Ballsは、Suger G1 よりは耐久性がかなりマシでしたが、やはりちょっとボールのカバー部分がTitleistのPro V1とかと比べてしまいますと汚れたり傷んだりしやすい印象です。
コストが安いので取り換えればよいのですが、まだ使えるなぁと思うとぐいぐい拭きながら使い続けてしまいます。まだ半分以上残っています。


が、しかし、好奇心が勝ってしまいますので購入しました。

Amazonのページにリンクしてます。↓


この写真にありますように、ディンプル内部にマイクロ・ディンプルが作られているそうです。空気の巻き込みを減らす効果があるそうですので、多少なりとも風に影響されにくいと嬉しいですね。

ひぐけんプロが動画内で説明していますが、アンチスリップ・ウレタンカバーというウレタンカバーの一種で表面を触った時にタッキーな(滑らない)感触があるようです。
(そういわれてしまいますと、ちょっと汚れが残りやすいかどうか気になりますね。)

ひぐけんプロはヘッドスピードが速い人用の、RZN Pro (コンプレッション105) の方を気に入っているそうです。


最近のボールに流行りのというか必須になってきている感もある、あらかじめ引かれたサイトラインがサイド側に入っているようです。

ショートゲームでは『スピン量としては、もうぎゅんぎゅんかかります。』『めちゃくちゃ止まる』ということでした。アンチスリップ・ウレタンカバーのなせる性能でしょうね。
『ねっとりした打ち心地』まで言ってますね。


---


そういう訳でアマゾンにて購入、もう届きました。


触った感触は、アンチスリップ・ウレタンカバーであたかもペタペタしている錯覚まで感じる表面のタッキーな感じで、結構好きです。
これでスピンかからなかったらどのボールでかかるのよ?...ぐらいなイメージが湧きます。

老眼が始まってる私の眼には、ディンプル内部のマイクロ・ディンプルはほぼほぼ見えません。拡大してよーく見ると入っているのは確認できます。


ひぐけんプロのレビューがありますから私が何か言う必要はないとは思いますが、ラウンドで使ってみて何か気が付くことがありましたら、こちらに追記していってみたいと思います。

期待感は大です!


---

追記 :  4//08/2023 

RZN MS-Tour ボール、2ラウンドほど使用しまして、...ものすごく良いです。

一番関心を持っていました耐久性ですが、2つのボールを2ラウンド使用しました段階で、2つとも特に大きなキズもなく汚れによる変色もなく、ウレタンカバーとしてはものすごく良いレベルで長持ちしてます。

グリーン周りでのスピンですが、私の打ち方で Pro V1よりもスピンがかかっている感じがいたします。(データは取っていません。わずかに短く止まる感じ。)

ドライバーで打ったときの飛距離は(私のスイングに正確性が足りませんので)よくわかりませんが、遜色なく飛んでいるのは確かです。

とても気に入ってしまいました。
長持ちしそうですのでしばらく先だと思いますが、次回ボールを買うときもこのボールを購入すると思います。