8/14/2022

Glen Ivy GC ラウンド記録:ベストスコア更新 (ついにアンダーパー達成)

久しぶりにザ・ゴルフ・クラブ at グレン・アイビーをプレーしまして、今回ベストスコアを更新しました。

このコースは以前にも何回かご紹介しています。
ラウンド記録 (グレンアイビーの3)   - 2013年2月

これ以外にも何回もプレーしていますが、ここ3年くらい足が遠ざかっていました。
(COVID-19需要でゴルフブームになり、グリーンフィーが高騰してしまったので。)

少々コースの状態が良くないため、仮設グリーンが一つあり、フェアウエーは修理地多数、グリーンもかなり遅い状態ですが割引のグリーンフィーでした。


コースには夜明け前に到着。


朝焼けが綺麗です。
ここは場所的に日中は 100°F (38°C) 前後まで気温が上がりますので、早朝からプレーして激暑になる前に退散する算段です。


バックの(フルバックではありません) 青ティーからのプレーで、コースレート/スロープが70.7/129です。
ティーショットを大きく曲げさえしなければ、良いスコアが出せるコースです。


1番ホール 513yのパー5
1番と10番は、真っ直ぐ打ち下ろしていって2打目3打目に左足下がりを打っていくホールです。
ティーショットはフェアウエー左サイド、まずまず良いところかと思いましたが転がり込んで左サイドのフェアウエーバンカーでした。前方は顎が高くありませんでしたので、そこから5Wをクリーンに打っていって、3打目は67yの左足下がりでグリーンは少し受けています。PWでポーンと手前から転がしあげるつもりでしたが、グリーン手前の坂を登りきらずに手前カラーに。11歩の距離を2パットでパー。

2番ホール 393yのパー4
このホールもティーショットは左サイドで、ファーストカットのラフに入ったところ。

朝日の写真を撮りつつ、2打目地点へ向かいます。

ラフから180yで左足上がりの前下がり、5Wがやや下目に入りグリーン手前44yにショート。54°の3/4ショットがピンに当たりカップの右1歩についてくれてパー・セーブ。結構高い砲台グリーンで見えませんでしたが音が聞こえました。

3番ホール 353yのパー4
短いパー4ですが、フェアウエーのDRが行く220-250y辺りの右から中央にかけて丘があってそこから右ドッグレッグしていくホールです。ティーショットはフェアウエー左サイドの好位置。9番で打ってグリーン右サイドに乗せて10歩を2パットでパー。

4番ホール 358yのパー4
このホールのティーショットはDRで真ん中に行きました。2打目はグリーン前の大きなバンカーを避けて1クラブ大きめを選択し、しっかり打てましたが、グリーン奥に12歩の位置。
下りのパットを慎重に打って、2パットのパー。

5番ホール 157yのパー3
この日はピン位置が手前で、150yを打っていきました。 若干距離が足らずにグリーン左手前にバウンドして転がり戻ってしまいました。約8yの寄せは砲台に58°で打っていって1歩について、パー。

6番ホール 358yのパー4
この6番はこのコースで唯一好きになれないホールです。フェアウエー右サイドに大きな木があってホールはゆるく右ドッグ。グリーンの手前にも左右に大きな木があって、どこにセカンドを打ったら良いのか未だに攻略ルートが見つからない厄介なホールです。
DRでのティーショットは、まんまと右の木の左端の枝に当たってしまい、距離も残してこの写真の位置に。ライはウッドチップです。


真っ直ぐ行った方の、写真で中央付近の位置に、グリーン手前の左右の木の間のギャップが見えます。ここからのショットを 4番ハイブリッドで打ちましたところ、あの狭いギャップを抜けてグリーンへ行ってくれました。奇跡的、ラッキーなショット。

こちらがレイアウトです。

ティーショットが木の枝にかからずに抜けてくれていたら、セカンドはショートアイアンでグリーン手前の二本の木の間を高いボールで行ける位置がベストルートですが、しかしそれでも少しでも右か左だと、それぞれの木でスタイミーになります。全然意味わからないレイアウト。右サイドは右に落ちていてクリーク(今はドライ)になっていますので、左から行きたいところではあります。
ラッキーなカップの左奥8歩のパットは入らずに2パットでパー。
このホールでのパーは大満足です。

7番ホール 506yのパー5
このホールはティーショットを打ち下ろしてから右ドッグレッグ。そこから2打目3打目はかなりの傾斜で登っていくホールです。DRは良いショットでしたがドローで戻らず右サイドに行ってしまいフェアウエー右サイドの木が邪魔でした。2打目は木の枝を左にかわしてフェアウエーの左サイドにはみ出さずに打てる距離で4Uを選択して170y打ってレイアップ。3打目はフェアウエー左サイドいっぱいの位置から登りの150yを5番アイアンで打っていって、カップまで14歩の左奥にオン。下りを警戒しながらパットして、2パットのパー。

8番ホール 331yのパー4
ティーショットはフェアウエー・センターで絶好でした。2打目の105yをぴっちり打って寄せたいと思っていましたが、ショートしてグリーン左手前のバンカーに。15yくらいのバンカーショットが上手く打てまして、カップの左 2歩に付き、このパットを入れてサンドセーブでパー。

9番ホール 177yのパー3
このホールはえらい打ち下ろしですが、グリーンの手前から右サイドはぐるーっと池です。
ショートしないよう、ハイブリッドの4番で打っていきまして、グリーンの左奥にオン。さすがにあれだけ打ち下ろしていると大きいです。21歩のラグパットが上手くいきまして、2パットのパー。


前半ショットが安定していまして、またリカバリーも上手く行って全ホールをパー、+/-0で 36 (15)でした。


10番ホール 519yのパー5 (480y)
1番ホール同様、グリーンまでひたすら下っていくパー5です。ただしこちらはグリーンが修復・養生中で、手前のフェアウエーに仮設グリーンが設えてありました。ですから最後のグリーン手前の砲台部分がありません。

写真に写っているグリーンは養生中です。

2打目は左足下がりから236y、3Wを打っていきましたところ、カップの右奥11歩に乗りました。これを2パットでバーディー。(ちょっとイレギュラーですが)

11番ホール 304yのパー4
このパー4は短いホールですが、フェアウエー中央右から左に斜めにクリークが走っていて、グリーン手前から左側は池ですので、ドライバーは打たないレイアウトです。5Wでレイアップしまして、2打目は125yを左に引っ掛けないように注意して打って、グリーンの手前側カップまで10歩にオン。2パットでパー。

12番ホール 356yのパー4
ティーショットは池越えになりますが、距離を出せば問題ないホールです。2打目はグリーンが砲台になっています。110yをやや大きめの9番アイアンで打ちましたらこれがどトップ。低空飛行打球で行ってグリーン手前を転がり上がり、グリーン上もスルスルと行ってカップの左手前1歩にオン。(笑) こんなラッキーで良いのだろうか?このホールはグリーン左右にバンカーがありますが、手前にはバンカーがなかったのが幸いでした。バーディー。

13番ホール 484yのパー5
このホールはかなりの斜面で登りっぱなし、緩く左ドッグレッグになっていまして、数字よりずっと長く感じます。ドライバーはやや狙いより左に出て左サイドのフェアウエーバンカーに入りそうでしたが、当たりが良くはなかったので運良くショートして入らず。そこから無理はせず5Wで打ち上げていきました。3打目にまだ70y残っていまして、登りを入れて85yぐらい打っていくショットだったのですが、大きくなってしまいグリーン左奥24歩にオン。ファーストパットは読んで計算したよりも傾斜が強かったらしく、5歩もオーバーしました。しかし返しが登りの軽いフックラインで、しかも一度通りすぎていましたこともあり、上手く打ててラッキーにも入ってくれました。なんとかパー。

14番ホール 198yのパー3
このホールはティーからグリーンまで大きな池を越えていく美しいパー3です。長いので難しい。3Wを打っていきました。ピン位置がグリーン右端の方で、グリーン中央を狙ったはずだったのですがややヒール気味かピンの左から向かっていって最後はグリーン右に溢れてしまいました。ほんの6yぐらいですがラフからグリーンに打ち上げねばならず、58°で打っていって(syoballさんのSWCというやつ?) 1歩に寄せ、パー・セーブ。

15番ホール 307yのパー4
このホールは短いのですが、フェアウエー右サイドに深めのバンカーが 7つ仕込んであってやや右ドッグレッグになっています。どうしてもフェアウエー左サイドに打っていきたいところ。
ティーショットは絶好の左サイド、ここから85yのセカンドショットをなんとショートしてしまい、右手前のバンカーに。ややピンが遠いバンカーから、思っているよりもクリーン目に入ってミスってしまったバンカーショットはグリーンの奥に18歩にオン。2パットでボギーでした。

16番ホール 416yのパー4
雄大な打ち降ろしのパー4です。セカンドはやや右ドッグレッグして、グリーンの左には池がありますので慎重に右サイド目に打たなければなりません。(ですからティーショットは逆に左目が良いです。)

まずはティーショットで、こちらです。


打ち下ろしているのですが、下を向かないように目線を高く取って打つようにしています。
2打目は6番アイアンで打っていきまして、グリーンちょい手前にショート。12yのチップショットが1歩に寄りまして、これを入れてパー。

17番ホール 187yのパー3
以前に記事にも書いていますが、このホールはグリーンが宙に浮いているように見えて幻想的なホールです。難しい。

こちらがティーショットです。ピンが奥で 195yありましたので 3Wで打っていきました。


これはそろそろスコアが少し気になりだしてプレッシャーのかかる中、比較的上手く打てていると思います。グリーン左サイドのカップの左奥 5歩のバーディーチャンスにつきました。
このパットはカップの左縁を舐めて入らず、パー。

18番ホール 414yのパー4
ここは過去記事でも毎回ご紹介しています、シグニチャーホールで、200フィートの打ち下ろしです。私でも 300yドライブが打てる可能性のある雄大なフィニッシング・ホールです。

ドライバーを打った動画がこちら。


もう全部眼下で、このアングルですと空しか見えませんですね。

レイアウトがこちらです。

ものすごい落差で落ちていって、2打目は池超えになります。私のボールはフェアウエー左サイドのバンカーに転がり込みました。このバンカーはシャローに造られていますので、125yをやや大きめの7番アイアンで大振りせずクリーン目に打ちましてグリーンにオンしました。カップの左奥、8歩の位置です。あわよくば、ということでよく読んでストロークしましたが、山側をすり抜けてカップインならず 2フィートオーバーで、返しを入れてパー。


後半もドライバーが安定していました。 ラッキーなバーディ 2つが効きまして、-1の 35 (15) でした。
36 35 = 71 (パー 72) のスコアで、コースレート/スロープが70.7/129ですから、このラウンドのHDCPディファレンシャルは 0.3でした。ラッキー込みの上出来だったと思います。


めでたくも、ゴルフを始めて38年、初のアンダー・パーでのラウンドとなりました。

次なる目標は、いつか必ずもう一度パーを切ること、そしてできればディファレンシャルの数値で 0を切ること、にします。

(もしそれができたら、その次は一度は60台を出してみたいですが、それははるかに遠いような...パー70とかのコース選べばイケるか?笑)



8/10/2022

エイミング考 (セットアップの仕方) ...4度目?

こちらは Simi Hills Golf Course の2番ホールで雲の向こうの朝日の光が射して綺麗だったので撮った写真です。


ここをラウンドするのも初めてでした。
公営の Rancho Simi Recreation and Park Districtが管理しているコースで、あの Ted Robinson Jr.が設計しているコースとしては、そんなに難しくは造られていません。フルバックの黒ティーでも、6,651y、コースレートとスロープが 71.5/128です。

この日はレギュラーのシルバーからラウンドしました。68.0/119です。


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先日、「ショートアイアンが引っ掛かる理由」っていう記事におきまして 3284プロの「ショートアイアンが引っ掛かる理由」という動画を添付してメモしました。
(お友達のsyoballさんが引用して記事にしていたのですけれども。)

ショートアイアンが引っ掛かる理由、思っているより左に出てしまう理由を3284プロが説明してくれています。


構えた角度から見た時の立体的な飛球線の方向は、視覚イメージとしては全然もっと右方向へ向いて出ていくように見えるものなので、立体的な右へ出ていく飛球線のイメージを3Dで意識すると左へ引っ掛からなくなるよっていうことのようです。

それで、
(しかし空中の目標スパットってどう設定すればいいんだろう??)

っていうところで止まっていまして、いまのところはアバウトに右方向、まで。


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さて、この「目標スパット」に関連しまして、セカンドショットで特にクリティカルですが、DRで打つティーショットでも実は目標スパットの使い方は最重要項目かも知れません。
セットアップの良し悪しがショットの成否を決めるといっても過言ではないですから。


いままでの記事で考えていたことも振り返ってみます。



これは2008年7月。
両踵を結んだスタンスの線と、ボールから目標方向に引いた線は2本の平行線で、そこをちゃんと意識すると気が付かずに右を向いてしまうミスが軽減しますよ、っていう主旨の内容で、デイビッド・トムズの素晴らしい教えです。
ボールの後ろから目標を見てスパットを決めた後に、一歩左へ移動してもう一本の線をイメージします。
これすごく良いんですけど、毎ショットでやるルーチンにするのはちょっと面倒くさいです。



これは2011年2月。
エイミングのラインは目標線よりもほんの少し左を向く方にセットすることが真っ直ぐのショットを打つ条件になってくるというのです。  ショートアイアンほどスタンスをオープンにした方がストレートにボールをヒットしやすいのには理由があったんですよ、という内容で、この時はゴルフレッスン業界がてんやわんやしていた記憶があります。



これは2012年10月。
この時も、長年にわたる左ズレ問題を考察していますが、無理に修正しようとせずに放置する方がベターというこの時点での結論で保留になっています。



これは2015年5月。 
この時に試したのは、ボールの前にスパットを見つけるだけではなくて、ボールの後ろにもスパットを見つけて、ボールと合わせて3点を結ぶことで目標方向に向かう線をより正確に把握しようという試みで、マッシー倉本プロの教えです。
打つ時点では後ろのスパットは忘れないとカットに入るのでドロー系のプレイヤーには合わないような印象でした。



これは2021年の8月。
これはクラブを構えてスタンスを作るためのスパットとは別に、打つ時点での打ち出し方向の目標としてピンとかの最終的な目標物ではなく約 15y先のスパットを作ってそこに打ち出していく方法です。

これは今でも続けていまして、少し修正して15ヤードは私には遠すぎましたので、20フィートぐらい先にスパットを見つけてそこをターゲットに打っていくようにしています。 
構えるときのスパットと兼用も可能ですが、構えるためのスパットはもう少し近くが良いかもしれません。この辺りは今後も試行錯誤していこうと思っています。


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そんな折、冒頭のSimi Hills Golf Courseでのラウンドでこんなゴルファーに出会いました。


独特のセットアップです。
たまたま一緒にラウンドしたMikeっていう人です。

ボールの後ろから目標方向を向いて、手にしていたドライバーを地面にボトッと置きます。
足のスタンスに合わせて置いているようで、この時点ですでに 鉄道線路効果 (Train track effect)を活用した形になっています。
クラブシャフトに合わせてスタンスを決めた後、クラブを拾い上げ、そこから構えていってスイングに入っていました。

理にかなっていると思います。
でもグリップが汚れちゃうし場合によっては濡れちゃうなぁ。
これ、ちゃんと目標を向いて構えるのが苦手な人は試してみる価値あるかも知れません。

ただし練習ラウンドに限ります。
以前のルールではOKだったのですが、2019年のルール改正以降、トーナメントでは2打罰ということになりました。
2019年のルール改正では、ありとあらゆる改正がゆるくなる方向でのルール改変が多い印象なのですけど、この件だけは厳しくなりましたね。


そして、グリーン上。


S7K self Standing Putter っていうやつです。
自立しますので、こうやって目標にフェースを合わせて置いておいて、この状態でグリップしてパットを打ちます。

このパターでトーナメントのラウンド中に自立機能を使うことは、違反になってしまいますが、練習ラウンドで使う分には構いません。(こちらは2019年のルール改正以前からずっと違反です。)
これラウンドでやってる人は初めて見たのですが、間違いなく良い練習になりますねー。

このMikeさんというベテラン・ゴルファーは、正確なアラインメントとエイミング、そしてセットアップの大切さを十二分に理解して実践しているんですね。 



私も、改訂版のボーリング打法 (20フィート先のスパット) を少しずつ改良していって、よりターゲットに向かってしっかり構えられるように工夫していきたいと思います。


8/03/2022

グリーンの硬さ(コンパクション)について

木の中からハイブリッドの4番で低く打って脱出するショット、方向性と距離の確認を練習しておきたいと思いまして。


この打席から、練習用の的になってるサインがちょうどよく手前から25、40、2、4と4枚が並んで見えましたので、このラインを木と木の間のラインと想定して、ビジュアルにイメージして打ってみてます。
だいたい90yぐらい飛んでから転がって120-130yぐらい到達する感じのショットをイメージして何発か打ってみました。ナチュラルに少しフック回転がかかっている打球です。

練習っていっても、スタンスをどうセットアップして、ボールをどのくらい右の方にセットして、腕が9時ぐらいから打ったら方向や球筋としてはどうか、っていう確認をしておけば良いだけで、いざコースではライを含めて色々と条件が変わってきます。
ただ、基本的にはこういう球筋でこういう感じでこのくらいの距離感、っていうのは持っておきたいですから。
まずベースになるやつを練習しておかないとコースで応用できませんので。


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PRO230-ekisaさんのブログでも最近拝見しましたのですが、

「6月ラウンド」by ポンコツ屋のブログ

近頃は、グリーンの硬さをコンパクションの数値で表示しているコースも日本には多い様子ですねー。
ポンコツ屋のブログさんから。画像クリックでリンクしてます。

グリーン面が硬いと、寄せで打ったチップショットがイメージしていたよりも跳ねてしまい、またバウンドした後にもスピンが利きにくいですのでスルスルーっと転がって行ってしまう傾向にあります。

特殊な場合ですと、グリーン面が硬くてボールが弾いてチップショットではすごい速いグリーンに感じるのに、グリーン面の芝はそんなに短く刈っていなくてパットのスピード自体は遅い、なんていうグリーンもたまにあります。こうなるとイメージが全然合わなくてショートゲームがバラバラになってしまいます。

通常は、硬いグリーンは、表面も速い場合が多いです。

そういう訳で、グリーンの硬さはセカンドショットでグリーン面に打ったボールがどのくらいで止まるかも含めて、特にショートゲームに大きく影響しますね。


こちらのブログにとても分かりやすい説明があります。↓ 

表記の仕方は、地面からの抵抗値で示します。〜kg/㎠で表され、プロのトーナメントで12〜14kg/㎠(24〜25mm)、一般営業のゴルフ場で10〜11kg/㎠(23〜23.5mm)で10kg/㎠以下だと、大きなピッチマークがついてしまう柔らかいグリーンとされています。

こういう、コンパクションメーターっていう測定器の、先が尖った円錐形の部分をグリーン面に刺して抵抗を測った数値なんですね。


こちらにも数値の説明があります。↓


プロのトーナメントのTV解説でも、このコンパクションの数値が語られているようです。
単位が kg/cm2になっている方が 10~14 kg/cm2、そして単位が mmになっている方は指数硬度といって 22~25mmぐらいの数字になる、ということのようです。
(指数硬度の方は、地面にめり込んで差し込まれた mm数をそのまま使って表現されているようです。)
24とかだと硬い、23だと普通、22だと柔らかい? ...正直ちょっとピンと来にくいですねー。


この数値、実は米国ではゴルファーの間ではほとんど(というか全くと言っていいほど) 使われていません。

もちろんコンパクションメーターっていうものは存在していまして、インチ単位でとか圧力の psiとかの単位が使われたもので、原則の仕組みは同じです。
これはしかし、グリーンのエアレーションをするときとかに、芝の目の詰まり具合とグリーン面の硬さを確認するために使われていまして、スーパーインテンダント(グリーンキーパー)さんが使う指標です。
ゴルファーのプレーの指標には使われていないんです。
エアレーションするときに、グリーン面に穴をあけて芝に呼吸をさせるっていうイメージでしょうか。ですから尖ったものを指し込んで測定しているわけです。


我々ゴルファーの方は、グリーン面が硬い柔らかいは足で踏んでジャッジはしています。
だいたい、濡れていて柔らかすぎるグリーン(wet and soft)、柔らかいグリーン(soft)、普通のグリーン(normal)、ちょっと硬いグリーン(firm)、乾いてかなり硬いグリーン(extremely firm)、の 5段階くらいで把握しておいて、打ち方を若干アジャストしてプレーしている感じが普通だと思います。

丸いゴルフボールが地面に落下するときの跳ね方の問題ですし、落下のランディングの角度、グリーンの受け具合とかも効いてきますので、このくらいのアバウトな把握で良いんじゃないかとは思います。


で、具体的には、例えばエアレーションした後の砂が入ったグリーンとかはボールが跳ねませんですね。早朝の水をたっぷり撒いた後のグリーンもあまり跳ねません。
こういう時は、ピンの根元までキャリーで打っていく気持ちで臨むと良い結果に繋がるように思います。

風が強い日に、午後になってくるとグリーン面が乾燥してきてだんだん硬くなってきますね。
一方で芝は伸びてきてグリーン面の速さ自体は少し遅くなってきます。
そうすると、風の影響も加わって、ショートゲームが微妙にズレてきて、パットも厳しいのが増えてきてスコアを崩す原因にもなってきます。


そもそものセッティング自体が硬いグリーンは、総じて難しいです。
こちらにスピンを利かせて止める技術がありませんのでそういうことになってしまうのですが、カップ手前のグリーン面の距離が足りなくなってくるので、対処が難しいです。
基本的にはキャリーの距離を落として、その先の転がりをイメージしてチップショットを打つ、っていうアジャストメントをしていますが、グリーン手前のバウンスが一定ではありませんので、そうするとカップ手前のグリーン面の距離が足りない場合には、寄らない場面が多発してしまいます。

スキルの高いプレイヤーは、スピンをかけて止めにいったり(実はグリーンが硬いとこれも効果があまりありません)、フロップショットで高く上がった勢いの死んだボールを打って上から落とすテクニックを使って攻略できるのかも知れませんが、今のところ私にはその攻略は満足にできません。

私の認識では、硬いグリーンは跳ねますのでスピンも効きにくいです。
できるのであれば、高く上がるいわゆる死に球を打っていった方が効果的かなと想像します。
私はどちらもできませんので、LWよりもむしろAW、PWなどでワンクッション、ツークッションを入れる方向で、と思っていますが、これにはグリーン周りの芝や地面の状態をよく観察してジャッジしないといけませんですね。まだ上手く行っていないと思います。


気が付きにくい注意点としてましては、グリーン表面の転がりの速い・遅いと、グリーンへチップショットして打っていった時の速い・遅いは、似通っていて実は別物な場合がありますので、この辺を意識して区別しておく必要があるかと思います。

チッピングしてグリーンが速いな、って思っても、パッティングではさほど速い訳ではないない、っていうこともちょいちょいあるような印象です。



7/28/2022

ショートアイアンが引っ掛かる理由

お友達のsyoballさんが引用して記事にしていた、3284プロの動画です。
ショートアイアンが引っ掛かる理由、思っているより左に出てしまう理由が説明されています。


こちらがsyoballさんの記事で、



こちらが、3284プロの動画です。


目標方向にスパットを見つけてそこにフェースを合わせて構えるのは良いけど、構えてから見下ろした時には、立体的な飛球線の方向は視覚イメージとしては全然もっと右方向へ向いているように見えるものなので、立体的な右へ出ていく飛球線のイメージを3Dで意識しないと、左へ行ってしまう、っていう説明です。


...ということで、ガレージで実際にやってみて写真を撮ってみました。


これが、構えた状態での目線から見た、ボールが目標方向に真っ直ぐ飛んでいくイメージです。
黄色い棒が(放物線ではなくて真っ直ぐですが)、飛球線が出ていく見え方です。
目の位置にカメラをセットして撮しています。
スタンスの位置、グリップの位置ともに、チップショットを打つときの構えです。


で、この写真は、ボールの後方から撮影しますと、


このように黄色い棒は、まん真っ直ぐにセットして置いてあります。

この感じを意識して3D的な弾道の目標位置を右に取り、地面の上のスパットは今まで通りにセットしてクラブのフェースを合わせる用にだけ使って、方向を合わせる練習をしてみたいと思います。

(しかし空中の目標スパットってどう設定すればいいんだろう??)



7/27/2022

San Vicente Golf Resort ラウンド記録

GreenKeepers.org主催のトーナメント (というかカジュアルなOutingです)に参加しまして、San Vicente Golf Resortをプレーしてきました。

ここは初めてプレーします。
昨年数か月間休場してコースをリノベーションしたそうで、とても楽しみでした。申し込んだのは約2か月前です。


テントで受付をしていて、となりにはBBQグリルがあってハンバーガーのパテを焼いています。白いキャップが主催者のJohnnyです。すごく良い人。


車で2時間ぐらいかかるサンディエゴ近郊の山奥にありまして、友達と乗り合いで遠征してきました。
グリーンがすごく綺麗でアンジュレーションが付けてありまして読みにくい! コースにはアップダウンや綺麗なウォーターハザードもありました。
芝はフェアウエーもグリーンもバミューダ芝でした。

3番ホールのグリーン (と、向こう側は1番ホール)

グリーン上のバミューダ芝は、普通のバミューダよりも葉っぱは柔らかい感じがしました。 そしてグリーン面はパンパンに硬くて、自分のピッチマークは1回も直す機会がなかったくらいでした。
フェアウエーはバミューダ芝をオーバーシードしてありました。ラフとかを見ますと、ここもずっと以前はKIKUYU芝だった様子で、全体に特に端の方にはKIKUYUが残っていました。

8番ホール

綺麗なコースの写真ですねー。
この二つの写真は、コースのウエブサイトのものです。(画像をクリックでリンクしてます。)
グリーンは横や手前や奥など切り落としてある意味での砲台になっていまして、距離もあって、とても難しいコースです。


この日は、黒ティーからプレーしました。6,704y、パー72。
コースレートとスロープが、73.0/133 ですから、難しさがうかがえます。またもや130超えるスロープのコースのラウンドです。


こちらがコースレイアウトです。


コースの周りには大きな邸宅が立ち並んでいました。
周辺環境にはなんにもないこんなところなのに。

オリジナルのデザインがTed Robinson、今回のリノベーションは Andy Staples の設計だそうです。
とても良いコースでした。


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ということで、ラウンド記録です。



1番ホール 540yのパー5
いきなり540yと距離が長目のパー5で、まぁまぁのアゲンスト。
ティーショットは力まないように気を付けて打ちました。私の距離だと左サイドの池には届かないだろうと思いましたが、まともに330y飛ばせる友達のCJはすごい良い当たりで300yぐらい先の位置で池に入れていました。(いつもながらすごい)

2打目地点に向かう途中、ワイルドターキーの群れが。

2打目を3Wで逆風に偶然都合よく低めのボール、3打目をハイブリッドの4番で打ってなんとかグリーンに届き、16歩のパットでしたが練習グリーンよりもかなり速い感触で4歩オーバー。下り傾斜をちゃんと見えていなかったかも。3パットでボギーのスタート。

2番ホール 167yのパー3
右から左のややアゲンストでしたので、4Uで打ちましてグリーン右サイド奥側に乗って12歩の距離。さっき3パットでしたから慎重に読んで軽い下りとジャッジしましてストローク。カップにはかすりもしませんで30㎝はズレていましたが距離が合っていたので2パットでパー。

3番ホール 354yのパー4
短いパー4ですが、右の池を回り込んでグリーンへアプローチするレイアウト、しかもグリーン左から奥には別の池が。冒頭の2枚目の写真の綺麗なグリーンがこのホールです。
ティーショットを左サイドに打っていって、2打目はグリーン左の池がかかる位置から約110y。ここはフォロー気味の風向きになりますが9番アイアンがとても上手く打てて3歩のバーディーチャンスに。このパットは思ったより曲がらずカップ右に3インチも外れて、パー。

写真からご覧いただけますとおり、このホールはちょっと間違うと大叩きしそうなグリーン周りでしたので助かりました。(チャンス逃しは少しもったいなかったですが。)

4番ホール 502yのパー5
パー5がこのくらいの距離でフォローですと助かります。 (件の友達のCJはどえらいドライバーショットを打ってて、2打目は7番アイアンでした。パー5ですよ? 笑)
私はDR、5Wと打って、3打目は50°のコントロールショット。再び3歩のバーディーチャンスに付きまして、下りのフックラインをここは上手く読めてカップインして、バーディー。

5番ホール 420yのパー4
向きが変わってこのホールはすでに長いっていうのに向かい風です。
ドライバーは良い当たりだったのですが、2打目に3Wを良い当たりしてもグリーンにはショート。
やや左サイドからピンまで31yの寄せは、芝に喰われて思った弾道で打てず、カップの右手前9歩にオン。2パットでボギー。

6番ホール 357yのパー4
このホールは長くはないのですが、やや左ドッグレッグでティーショットは登り、セカンドは打って変わってグリーンに打ち降ろしていくホールです。


こちらの写真は、別の友人Tonyのセカンドの位置。
私のボールは右の方に写っている白黒のターゲット杭の先の辺りに行っています。
私のセカンドショットは7番アイアンのコントロールショットで打ったのが若干噛み気味でグリーンギリギリ右手前のカラーに。左サイドのバンカーを警戒して打っていて良かった。
20歩もありましたが慎重に距離を合わせたのが上手く行って2パットでパー。

7番ホール 390yのパー4
ここも割と長いのにアゲンストの風でした。セットアップのせいかドライバーがやや右に逸れて出てドロー、右サイドいっぱいでカート道近くで左にキックして戻り、よく飛んでいました。セカンドは155yの残り距離でしたが目の前の柳風の細い枝が下がった木でスタイミー、グリーンの左サイドのバンカー方向にしか打てません。ここで1DKJを考えましたが、インテンショナルスライスで打っていくオプションを考慮しました。仮に木の枝というか葉っぱにボールが触っても真下か少し先に落ちれば3打目は打てるし、曲がらずに真っすぐ行けば、むしろバンカーの左に。いずれにしても3打目のチャンスはあるので打ってみよう、ということでギャンブルしたショットが見事にはまり、上手く行きすぎてカップから2歩の位置にオン。
このバーディーパットは2歩ですし、本当に入れたかったのですがわずかにフックラインと読んで打ったパットはカップの右淵を少し過ぎたところに止まって惜しくも入らず、パーでした。

8番ホール 200yのパー3
200yですがフォローの風。3Wで打ちまして、ドロー気味に花道に向かいまして、グリーンに転がり上がってカップの右サイド9歩にオン。2パットでパー。
グリーン読むの難しい。
(このホール、近くはなかったのですが一応乗ったのでニアピンに名前連ねましたけど、どうなったかな?多分抜かれてますね。)

9番ホール 393yのパー4
このホールは左から右の斜めにアゲンストになります。
ティーショットの落としどころが狭く見えるホールですが、意外と左側は開けているのでは?と思い、Google Mapで確認して左サイドへ打ちました。(どうも以前あったらしきフェアウエセンターの木は伐採したようでした。)
セカンドは5番アイアンで打って、カップの右手前6歩にオン。バーディーパットは外して、パーでした。

前半は良いリズムでショットが安定してくれていて自分でも驚きの8ホールにGIR(パーオン)しての、+1で 37 (18)でした。(パット数は苦戦しています。)


10番ホール 390yのパー4
10番も左から右のアゲンスト。フェアウエー中ごろからグリーンの左サイドにかけて池があるホールです。私の前に打った二人が右のOBゾーンに打ってしまいました影響かどうか、私のティーショットは左サイドの木に当たりすぐ下に落ちて280y近く残しました。セカンドショットはラフからでしたのでハイブリッドの4Uで打ってレイアップ(1DKJで慎重にフェアウエーへ)、3打目は88yでした。9番アイアンの3/4で打ちましたがやや大きくてグリーン奥のカップまで9歩の位置にオン。このやや下りのパットがスルスルーっといって入ってくれて、パーをセーブ。
これはラッキーでした。

11番ホール 535yのパー5
このパー5も左から右のアゲンストですし長いです。ドライバーはまずまずの良い当たりで、2打目地点がこちらになります。


右から左へブッシュ地帯が斜めに横切っているのが見えます。レンジファインダーで測ってみると向こう側は220y近辺になっていて、おそらくキャリーで185y打っておかないと危ないと思いました。見えている手前側に140-150y程度のレイアップを打って、3打目に170-180y打っていくオプションもありましたが、3Wはこの日は安定していましたし写真のようなフェアウエーの良いライでしたので、向こう側へ打っていきました。
3打目は110yくらいだったのですがセットアップのミスかどうかヒールに当たり大きく右ショート目に外しましてグリーン右サイド手前のバンカーに。ピンまで40yほどの距離の長い難しいバンカーショット、砂を薄くとってチップショット気味に打って飛ばしていきましたが、転がってグリーンオーバー。8yの返しの寄せを1歩に寄せて、なんとかボギーをセーブ。

12番ホール 167yのパー3
長くはないのですが、グリーンまで丸々池越えのパー3です。
左手前には少し陸地がありますのでフェードで打っていけると良いのですが、私は左曲がり系なので、キャリーで必ず池を越えるクラブをチョイス。
6番アイアンでも行けるかなー、と思いつつ5番アイアンで行きました。グリーン右奥にもスペースがありましたし、そこでも池ポチャより良いかな、という選択で。
ところがこれがすっ飛びまして、グリーン奥をガードしているバンカーの右の端のところまで行ってしまいました。下り斜面の難しいバンカーショットになりまして、ダボピンチ。
割と上手く打ったとは思いますが、グリーン上を転がってそのままグリーン向こう側まで転がり出ました。返しの寄せを頑張って1歩に付けて、ここもなんとかワンパットのボギー。

13番ホール 378yのパー4
このホールはティーショットがとても狭く見えました。


写真に写っている友達のCJはアイアンで打っています。
私は380yもあると刻む余裕がありませんのでドライバーで。勘で左サイドの木の向こうは若干広くなっていると踏みまして、やや左サイドへエイミングして打っていきました。
2打目は5Wでドロー気味に打っていってグリーンに転がし上げて手前にオン。カップまでは14歩ありましたが、距離を合わせてパットして無事に2パットで、パーでした。

14番ホール 367yのパー4
このホールはフェアウエー左サイドに池があります。私のドライバーは多分滅多に届きませんので、気楽にフェアウエー中央に接地されている奇妙な2連バンカーをターゲットラインに打っていきました。 左右に向いて背中合わせになっているバンカーで、とても入れたくありませんが、黒ティーからですと280yくらいの位置でしたので気にならず。
グリーン周りにバンカーが5つもあるセカンドショット、グリーン右サイドに外してしまいましたがバンカーには入らず、ピンまで20yの寄せを上手く打てて2歩に付けまして、パーをセーブ。

15番ホール 194yのパー3
縦に長いグリーンのパー3です。ティーからは左右両側手前の2つのバンカーでグリーンの様子は見えませんでした。Google Mapで上方から確認すればよかったかも?
3Wで打って若干右にグリーンを外しました。バンカーには捕まりませんでしたが、24yの寄せは無理目なグリーンまで登りでグリーンはダウンヒルの JC(ローラーコースター)ライでエッジからピンまで近くて無理め。しかも芝は非常にタイトでボールのところのライは逆目ということで、4Uでの4RR-Chipで転がしを選択。しかしこれはグリーン外の芝の抵抗を読み違えました。逆目でもタイトなだけあってススーっとグリーンに乗ってしまいトゥルトゥルーっと下ってしまい18歩の返しの登りのパットを残しました。頑張ってラグパットで寄せて、2パットのボギー。
(失敗はしましたが、ウエッジだと突っかかってざっくりも十分以上にありえました。)

16番ホール 379yのパー4
右ドッグレッグのパー4です。(DRで打ったティーショットの動画を「続きを読む>>」に載せました。)
距離は長くなりますが、右へ攻めていかずに真っ直ぐ打ってフェアウエー左サイドへ行った方が得策と考えて思った通りに打つことができました。
セカンドは158y、5番アイアンで打ってグリーンには乗りましたがカップまで20歩。
なんとか2パットで収めて、パー。

17番ホール 539yのパー5
このコースのパー5、3つが540yくらいで私には長いです。リノベーションでパー4とパー5、距離を伸ばしたホールがいくつかある模様でした。
3打とも良いショットが打ててパーオン、カップまで6歩の好位置にバーディチャンスでしたが、あと1インチ転がりが足らずに入らなくて、パー。

18番ホール 432yのパー4
このホールもちょっと長い。フォローでしたけどね。
池越えのドライバーはフェアウエーセンターに良い当たりで打てました。セカンドはそれでも3Wのフルスイングです。当りとしてはしっかりストロークできましたが少し右に逸れていました。
グリーン右サイドのバンカーに入ったのですが、これがもうダボピンチ。バンカー内のグリーンと反対側の後ろの淵のすぐ近くでピン方向に向かって”普通には”打てません。後ろへ出して1DKJしようか迷いましたが、チャレンジしてみました。54°のウエッジを1時くらいにフェースを開いて、ボールの後ろに鋭角に振り下ろして打ってみました。
グリーン側の淵をギリギリの高さで越えて、グリーン面でかなりのスピンで減速、カップはこの方向から見てグリーンの下の段にあったのですが、スルスルーっと降りていってカップの右6歩に止まってくれました。このショットはもう一回やれって言われても多分10回に1回もできないと思われます。
せっかくなのでこの6歩のパーパットは是が非でも入れたかったのですが、曲がりが読めきれず谷側に外しました。ボギー、惜しい。

後半は打って変わってパーオンに苦労するラウンドで3個だけ、でも頑張ってボギーセーブを重ねて、+4の 40 (14) でした。
37 40 = 77 (パー 72) のスコアで、コースレート/スロープが73.0/133ですから、このラウンドのHDCPディファレンシャルは 3.8でした。出来すぎぐらい上出来だったと思います。


今回のラウンドは初めてのコースでしかも難しいコースでしたが、ショットの調子が良くて良い友達たちと一緒に、とても楽しくラウンドできました。

ラウンド中にギャンブルショットを2回ほど選択しましたが、しかし失敗しても次がある、ダブルボギーくらいには収めることができるだろうと踏んでのギャンブルでしたので、決して悪いマネージメントではなかったと思っています。


7/21/2022

入れてもOKな池、ダメな池

個人的にものすごく気に入っていてスコアの相性もよい、大好きなドス・ラゴスGC の18番ホールのティーショットです。


このコースは、Dos Lagos (スペイン語で Two Lakes) という名前ながら、3つのLakes (池)があります 。この18番ホールの 2打目からグリーン後方までの右サイド全部に横たわる池がそのうちのひとつです。

よく飛ぶ人が右サイドに行きますと池に届いてしまいます。
私は滅多に届きません。
ただし、手前に斜めに横切っていてブッシュが生えている川はしっかりと越えなければなりません。左サイドへフックを打ってしまうとこの川に捕まることもあります。

ホールレイアウトとしては、右サイドの池を回り込むように右にドッグレッグしていまして、池ポチャのショットが出やすいホールにはなっています。

コース全体に半分の 9ホールにはかなりキツめのアップダウンがあって、もう半分の 9ホールはこの18番も含めてフラット、そして木はまばらにしかなく、この辺りには珍しいバミューダ芝のコースで風が強いと遮るものがありませんので難しくなる、っていう特徴のコースです。

  • このホールに関して題記の問題の私個人の結論をいいますと、ティーショットが飛び過ぎて池に入るのは構わないけれども、2打目の地点から池に入れるのは絶対にダメだ、です。3打目は1-17番のスコア次第。 (理由は後述します。)

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題記の件、もちろん池には入れない方が良いに決まってます。

でも、入ってもOKなハザードと、絶対に入れないようにすべきな池と、自分のなかでハッキリと区別をつけておくことは、ラウンドのコースマネジメントとして大切だし有効だっていうことに気が付きました (たぶん) 。


ウォーターハザードって聞いて、私が真っ先に思いつくホールがこちらです。


フロリダの TPC ソーグラスの 17番ホール、パー3。
私はプレーしたこともないのに、このホールが思い浮かびます。

PGAの Players Chanmpionshipの舞台として、何度もTVで目にしているかと思います。
ピート・ダイの設計の代表作として有名ですが、元々はあまりゴルフしない奥さんのアイディアだったそうです。
風の計算が合いにくいのと、馬の背になった硬くて速いグリーンはボールを止めにくいようです。Players Chanmpionshipでの距離は137yくらいだそうです。


では、過去記事からいくつか池のあるホールを取り上げて振り返り、分類してみたいと思います。


パームスプリングスにあります、同じピート・ダイの設計の PGA WestのTPCスタジアム・コースにもアイランドグリーンがありまして、緊張のティーショットが体験できます。
同じ17番ホール (Alcatraz) です。


こちらの場合はティーが持ち上がっていて少し打ち下ろしなのと、グリーンの護岸が板じゃなくて岩で囲まれて演出されてます。


この時は青ティーから 146yでした。グリーンが小さく見えました。

記事中に書いていますが、このケースはもう緊張でズボンたくし上げながら無心で打ち、かたずをのんで ボールの行方を追うしかありません。

ドロップ・エリアとなるティーインググラウンドは、ホール図を見ていただけますように、右の方のどんどんグリーン近づいて行ったところに接地されているのですが、50-80yの短い距離が苦手なゴルファーも少なくありませんから、ちょっとキビシイのですが、グリーンが右サイドに向けて多少受けグリーンにしてあります。

これは入れても仕方がない池です。


次の池は同じ PGA WestのTPCスタジアム・コースの 5番ホール (Double Trouble) 、496yのパー5です。


一つ目の左サイドの池も、2つ目の右サイドの池も、フェアウエーの際まで来ていてとても難しいホールです。そして美しい。

ピート・ダイの池って、こういう板でピシッと仕切ってフェアウエーギリギリに護岸が切ってある池が多いのですが、美しく厳しいと同時に、アベレージのアマチュアにはある意味では親切な造りになっていると思います。

池に入れないよう、フェアウエーの幅にボールをコントロールするようにプレーしますが、ちょっとミスしたらボールが池に転がり込みますね。
でもですね、ワンペナ払ってポイントオブリリーフの位置からワンクラブレングズ内にドロップしてプレーするときに、まずだいたいフェアウエーからの良いライになりますし、ルール上でいうストロークと距離のペナルティーという意味では、距離の方はあまり痛手になりません。

ですから、水におびえることなく若干安全目に攻めていけばよく、たとえ池ポチャしたとしても、「1ストローク」増えた、と割り切ってプレーすれば、大叩きにはなりにくいはずなのです。

これは入れても OKな池です。



次の池は、タスティン・ランチ GC のシグニチャー・ホール、11番の美しい池越えのパー3、160yです。


すごく綺麗なホールですけどねー。
風があると、ハイブリッドで行かないとってなりますからやさしい距離ではありません。

パー3の池は、だいたいどれも入れてはいけない池に分類されます。というのも、リカバリーが利かないんですよね。1打付加では大抵収まらず、ダボ以上、トリプル、クワドループルになりやすいからです。
このホールに関して言えば、もうどこでもいいから向こう岸のどこかに着弾して、跳ねて結局は池でも良いから、とにかく向こう岸にドロップできる状況を作ることが望ましいです。

もちろん、グリーンに近い 50-70yのくらいの位置にドロップエリア(特設ティー)は設けてありますが、またもや池越えです。
もしドロップエリアの距離(50-70y)が苦手でしたら、その目の前のティーインググラウンドの前の方にドロップして打つ (もしくはもう一度同じティーからの打ち直しで打つ) ことになり、これはもろにストロークと距離のペナルティーで 2打分を喰らいます。

これはすごく入れたくない池です。



次の池は、日本の三重県の方のあるコースのパー4で、私はプレーしたことはありません。


11番ホールの一見なんともないティーショットがキーになるパー4 と説明されていました。 レギュラーが348y、フロントが328y、レディースティーは280yだそうです。

この右サイドの池にはティーショットが右に曲がってしまった時に入りますが、よく見ていただきますと、池の淵がラフになっていて、池に向かってうねった傾斜になっています。
赤杭も打たれていませんから、池の淵を横切った地点を基点にしたウォーターハザードからの救済はワンクラブ以内でドロップをしなければならず、この傾斜地のラフにドロップになるでしょう。
その上、池の周りとグリーンへ向けての方向に、木が植えられています。ドロップ後にグリーンへ打っていくには、この木々をかわして打っていかなければなりません。

こんな池には絶対に入れては駄目な池です。

池からの救済を受けたにもかかわらず、さらに真横に出すだけショットを必要とするかもしれません。OBと同等かむしろより酷い扱いになります。

念には念を入れて、フェアウエーの左半分のさらに左寄りに打つべきでしょう。
フェアウエーが丁寧に右に傾いていてボールは右へとキックして転がるのでしょう。
ちょっと設計意図を疑いますね。
本当にグレッグ・ノーマンの設計なんだろうか?
バックティー(402y)からだとこの右の池、ブラインドになってて見えないみたいですし。

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ということでいくつかの池の個人勝手な分類をしてきましたが、ついでにいくつか私が過去にラウンドした中で、面白いな、と思った池を紹介いたします。


シー・クリフCCの18番ホールは、このコースで唯一特徴的で印象に残る、写真に撮ってもとても美しいホールでした。左ドッグレッグのパー5、481yです。
グリーンの手前が池で阻まれていて、飛ばす人は 2オンを狙って行けますがチャレンジになります。私はもちろんレイアップ。


この写真は、第2打目地点から撮影したものです。
ここからの見た目ですと、左の池を避けて右サイドにレイアップしたくなりますよね。
でも、目の錯覚なんです。

リンク先の本文に書いていますが、上空から見ますとグリーン手前の、池の手前の横に細い帯の様に見えるフェアウエー、写真で真ん中正面辺りのこちらの方向に打つ方がずっとやさしいし、グリーンに安全に近づけます。ちょっと写真の角度からは想像できにくいのですけれども。

Google Mapで上空から見てみますと、


白い矢印の方へ打った方がやさしいことが分かります。
赤い矢印の方向は、広くないですし、練習場が右サイドにあって、小さい木も植わっていますし、得策ではないんです。

上の写真からは、ちょっとビックリなくらいイメージが違いますね。



そしてこちらのレッドホークGCには、ユニークなパー3が二つあります。

こちらの 8番ホールはグリーンが水に囲まれ、

8番ホール

こちらの 12番ホールはグリーンが砂に囲まれています。

 12番ホール

なんとなく水の 8番の方がプレッシャーかかりますし、それを反映するかのように 12番の方が若干距離が長く設定されています。

どっちがスコア的に厳しいかというと、ピン位置とかにもよるのですけれども、12番の方かなー、って思ったり。幸運にも14年前の記事の時のラウンドでは両方でパー取れた模様ですが。


7/20/2022

0時半(2.5秒)開いたハーフ(1/2)ショット・チッピングのキャリー距離の微調整

Black Gold GC、元シェルの原油採掘場所だったアップダウンのきつい立地に造られた難しいコースです。


こちらは18番ホール、518yのパー5のティーです。
平らな頂点まではバックティーからだとなかなか届きません。写真のこの位置は白ティーで、480yです。白ティーからなら上手く当たればフェアウエー右サイドのバンカーに届くかな。
そこからは若干打ち降ろしていって、グリーンの右手前には大きな池があります。飛ぶ人が2オンを狙っていくには、この池越えがチャレンジになりますね。

私は池の左のフェアウエーに5Wを打っていって3打目勝負。
PWの3/4で打ってピンの左4歩にビシッと打てたのですが、バーディーパットは入りませんでした。残念。

ちなみにですが、元シェルの原油(Black Gold)採掘跡地なので、Black Gold GCです。


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今回はちょっと思い付きで、トライアル的にラウンドで試用をしてみています。

3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)」という距離の打ち分けシステムを使っていますが、クラブごとに打てるキャリーには特有の距離が設定されています。
打ち方のコントロールを変えたくありませんので、少し強くとか、少し弱くとかはほぼやらない方向性で運用をしています。
上手く行った時に得られる結果以上に、距離の打ち分けのメリハリが薄れることを懸念します。(これはあくまでも個人的な見解です。)
ですから、長いなら長い、短いなら短いのを承知で打っていく、っていうマネージメントをしています。結果読み違いとかライの抵抗の関係などで、そうならないこともありますから。

それが前提で、ちょっとキャリーの距離を調整してみたいな、という気持ちはあります。

一般的な方法としては、

1.振り幅の調整
(これは現在時計盤システムを使用していませんので適用できにくいです。) 

2.感覚を利用したストロークあるいはインパクトの強さの調整
(これは一番やりたくない方法です。距離の階段のメリハリが薄れかねない。)

3.チョークダウンして短く持って飛距離を調整
(これは可能性としては大いにあり。実効の効果も折り紙付き。ただテンポを変えたくないので今はちょっと躊躇してます。テンポは振り子の腕の長さに依存するので。)

4.ボール位置を左右にずらし弾道を変える
(これはかなり躊躇します。そもそもダフリ・トップを防ぎたいのが第一で。)

5.フェースを開いて使う
(あまりにも距離のコントロールが安定せず、フェースでボールを捉えにくくなるイメージ。)

という訳で、5番の「フェースを開いて使う」という方法論を改めて見直してみることに。


以前、フェースを開いた時には、フェース面の仰角はとんでもなく上を向いていることを記事にしました。


58°のフェースを約20°開いてセットしたとき

たとえばですが、この写真のロフト相当の仰角、なんと70°です。
70°のウエッジだとしたら、ボールを安定してコンタクトすることがものすごく精密なコントロールになって、私の技量ではダフリやトップが発生しやすくなってしまうのは当たり前。

テイラーメードによると、60°のウエッジを時計盤でいう 1時半(つまり45°) 開くと、フェースはほぼ 90°、真上を向くそうです。これはやってみますと分かります。
ちょっとびっくりしますね?


だけど、ウエッジを開いて使う人って、まぁまぁ30°から45°ぐらいフェースを開いて使うじゃないですか。ロフトで言うとすごいことになってるんですけど、セットしたそのままで使ってないってことですよね。そのままの状態で打てたとしたら結構右へ飛ぶしすごく上に抜けてしまうはず。

リンクした記事中にも書きましたが、我々ゴルファーはフェースを開いて使った時に、ダウンスイングでクラブが下りてくるときに開いているフェースを幾分戻してクローズしながら包み込むように下ろしてきて打っているようです。

自分で実験もしてみましたが、開いた角度をそのまま使う意識でストロークしても、不思議とクローズしながら下りてきてしまうようでした。


それはそれとしまして。

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という訳で今回は、時計の針で約 0時半(あるいは 2.5秒)だけフェースを開いて打つというショットを、距離の調整に試してみた次第です。

0時半、あるいは 2.5秒というのは、約15°フェースを開くことになります。
1時に開くのが 30°オープンですから、半分の 15°ですね。


このウエッジは54°ですが、写真で見ていただくとお分かりになるかと思いますが、ほとんど開いている感じがしません。それでもロフト相当の仰角としては、60°強くらいになるんじゃないかと思います。


構えた感じで言いますと、こうなります。


ボール位置は両足の中心、左足(と右足)かかとの内側です。 
両足のつま先が左を向いていますので、かなりのオープンスタンスですごい右側にボールを置いているように見えますが、これが真ん中です。

このセットアップの構えから、なにも変えずにいつもの 2x6システムの 1/2ショットを打ちますと、約4−5y程度キャリーの飛距離を落とすことが出来るようです。

理屈上は、ロフトで言いますと例えば私の使っています58°と54°の間の56°で打つとちょうど4−5yくらい変わる計算ですので、ロフトが 2°だけ増えるように開けば事足りるはずなのですが、それなら時計の針で1秒(6°)も開けば十分なのですが、実際問題 1秒開いていても対して変わらないと言いますか。
この辺のメカニズムは非常に興味深いのですが、結果をもとに検証してみましたところ、2.5秒くらいフェースを開くと有効だったということなんです。
やはり多少なりともフェースを開きますと、自然とダウンスイングで閉じながら降りてくるものなのでしょう、おそらく。

この方法ですと、クラブを握る長さも同じで良いですからテンポも変わらずに済みます。
打ち方も(実際はともかく)イメージの中では全く同じです。

まだ58°と54°のウエッジでしか検証していませんが、50°でも確認してみようと思います。
まぁとりあえず、4yの調整が気になるのは、58°と54°のウエッジの1/2の距離くらいだけで当面の用は足りるような気はします。50°はやらなくてもいいかもな。


以前実は、「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」の解決の糸口っていう記事で、2秒(12°)フェースをオープンしてショートアイアンやウエッジを打つセットアップについて書いたのですが、あれは別物です。
グリップの握りは変えずにスクエア、ちょっとハンドファーストにして10°程度フェースを開いた構えから打つ、っていう内容でしたので。

今回の 2.5秒(15°)は、フェースを開いた状態でグリップを握り直します。


...と書いていたら、タイミングよくわっほーさんのこの動画がアップロードされました。( この部分は追記してます。)


そうなんですよね、ほぼ無意識なんですけど体が(というかsubconsciousが) 自然に戻してきて打っているんですよね。そうじゃなかったら辻褄が合いませんものね。


ちょっとまだトライアル運用中ですが、特に悪影響的なものもなさそうですし、微調整が必要なのかどうか、理屈で言えばロフト調整上は本来であるはずの1秒(6°)オープンだと効果が期待できないのか否か、いろいろと確認していきたいと思います。


7/17/2022

ラウンド記: Cross Creek Golf Club (と、滅多にない右腰痛)

サンディエゴの友達に誘われまして、11年ぶりに Cross Creek Golf Clubをプレーしてきました。

車で1時間20分ぐらいの山奥にありまして、アップダウンが結構あって、芝ももこもこして粘っこい厄介なRye Grass、グリーンは横や手前や奥など切り落として砲台(厳密には放題ではありませんが。)になっていますし、ティーによっては距離もあって、とても難しいコースです。

入り口のゲート

山奥すぎて、ここから先はスマホの電波がアンテナ0本になってしまいます。


本当、こういうことは日常にはありませんので、ちょっと新鮮かも。
でも繋がらないと実際には結構不便ですねー。


この日は、黒ティーと青ティーのコンビネーション・ティーの、プレイヤーズ・ティーからプレーしました。
コースレートとスロープが、71.9/136 です。パーは36・35の71ですから、この数字は相当に難しいことを表しています。130超えるスロープは近隣のコースではあまり見ませんから。


例えばこの2番ホール。


左から右に斜めに川が横切っていますが、川の手前側には各ティーインググラウンドが並んでいます。
黒ティーからですと、キャリーで210yきっちり打たないと向こう側のフェアウエーに届きません。この日のティーは青でしたから、175yをきっちりキャリーすれば左サイド側は大丈夫ですが(右サイドは遠くなっててヤバいです。)、風がアゲンストでしたのでやや緊張しました。


私は普段、腰痛とか膝痛とか幸いなことにほぼ無縁で生活していますが、背中を寝違えたりとか、いきなりぎっくり腰になったりとかがごく稀にありまして、この日は朝起きたら右側の腰に痛みがあったんです。
クラブを振れなかったらキャンセルさせてもらおうと思いつつ、車の冷房は全開に入れつつこの暑いのにシートヒーターをONにして温めながらコースへ向かいました。

結局スタート前に練習場で5球くらい打ってみて、なんとかイケそうでしたのでプレーしました。

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ということで、ラウンド記録です。



1番ホール 370yのパー4
朝一のやや不安なティーショットは低い当たりでややドローがきつめ、左サイドのラフに。セカンドは165yを4Uで打ちましたがトップに入って大きくショート。3打目は50yから50°で。
5歩に乗せましたがパーパットは入らずボギー。

2番ホール 365yのパー4
上の写真のティーからですが、DRはまずまずの当たりでフェアウエー左サイド。2打目は135yでしたが登りと風の影響を考えて6番アイアンでうってグリーン右に外し、3打目は22y。ラフからグリーンに打ち上げるチップショットは Rye芝に喰われてショート、7歩のパットを残してこれも入らずボギー。

3番ホール 171yのパー3
やや打ち下ろしですがいつもアゲンストの風でショートしがちだといぇーでーじブックに書いてあります。大きめということで5Wで打っていきましたが、左にちょっと巻いてグリーン左の斜面下に。38yを54°で打ち上げていって、これは上手く打てたのですがカップ右に4歩残していて、このパットが惜しくも入らず、ボギー。

4番ホール 331yのパー4
短いパー4ですが、FW左サイドの隠れバンカーを避けつつ、2打目はかなりの打ち上げでグリーンに止めます。ちょい手前やちょい奥はグリーンを転がり落ちます。
2打目は91yだったのですが、9番アイアンのコントロールで打ってグリーン左サイドにオン。
12歩のパットを無事に2パットでパー。

しかしここのグリーンはどっちに傾いているのか本当に読みにくい。
アンジュレーションとグリーンそのものの傾きとで、どっちが効いてるのかホントに見えませんでした。

5番ホール 502yのパー5
左ドッグレッグで、2打目を打つ時に川が横切っていて手前に刻むか向こうのグリーン側に打つか選択するホールです。
DRはフェースのトゥ側に当たって打って低く右に出てフックして左サイドのラフに。
2打目には 5Wを選んで川の手前側でできるだけ川に近くまで行くようにレイアップ。
3打目は125yですが川越えの打ち上げ、これはまぁまぁ上手く打てまして、カップの右手前8歩にオン。これも 2パットで、パー。

6番ホール 390yのパー4
このホールも長いです。DRはまずまずの当たり、2打目は175y残していました。風と傾斜を考えて3Wで195y目安で打っていきました。少しショートでグリーン花道の右手前。ピンまで18yのチップショットは54°で低めに打っていきまして、カップをすぎて2歩につきました。このパットを入れて、パー。

7番ホール 537yのパー5
このホールのドライバーもミスりましてフェースの下目に当たって低いボールで芝に喰われてあまり転がらず、180yにとどまりまして。2打目は3Wで行きたいところですがライがあまり良くなかったので5Wで行ったのですが、ほぼシャンクでど右に飛んでカート道右のべアグラウンドに。もう一度5Wで今度は枯れブッシュに阻まれながらもナイスショット。それでも距離が全然足りず、3打目に今度はフェアウエーから3Wで目一杯打っていきましたが、ちょっと左へ行ってグリーン手前のこの位置。↓


ここから24yくらいでしたが、この半分Rye芝に埋まっているチップショットをトップしまして、グリーンの向こう側に。すでに2打目でトラブっているのに状況を悪くしてしまっています...。写真では何でもなさそうに見えますが、Rye芝慣れ、をしていないとなかなかに厄介です。
戻しの18yのチップショットは頑張りまして1歩に寄りまして、なんとかダボを確保。

8番ホール 201yのパー3
グリーンの右側に池が配置されているホールで、3Wで打っていきましたがフック回転のボールで右から左の風にも煽られてグリーン左の傾斜を転がり落ちて29yのちょい打ち上げのアプローチ。これも頑張りまして、2歩につけたので、このパットを入れてパー。

9番ホール 422yのパー4
DRはまずまずの当たりでフェアウエー左サイド。グリーン左サイドには池があります。
左に行かないように注意しつつ 2打目を3Wで打ったのですが、ややヒール気味に当たり、グリーンの手前40-60yくらいの位置にある入れたくないFWバンカーにつかまりました。
バンカーからピンまで50y、50°のチップショットを打っていきましてこれは結構上手く打てました。それでもカップまでは8歩のパットが残っていまして、惜しいパットでしたが入らず、ボギー。

前半は3連続ボギーで始まり7番のダボもあり、+6の 42 (15)でした。


10番ホール 336yのパー4
短いホールですが、左のフェアウエーバンカーに入れないようにティーショットを打ちます。
この日はアゲンストがかなり吹いていたのでDRで、FWBの手前に。そこから113yでしたがけっこう打ち上げていまして、8番アイアンで打ってグリーンの奥に。カップまで15歩のくだりのパットを慎重に打って2パットで、パー。

11番ホール 387yパー4
DRはフェアウエー左サイド。2打目は150yくらいを5番アイアンで打ちましてちょい右手前に外しまして、ピンまで15y。ここから58°でチップショットを打ってピッタリOKに打ててパー。

12番ホール 156yのパー3
長くはないのですが、打ち下ろしているので距離のジャッジが難しいホールです。左から右の横風でややアゲンスト。
5番アイアンで打って、グリーン左手前に2つある深いバンカーを避けるように右側の花道にちょいショート。ピンまで12yをPWの転がしで打って、これもOKにつけて、パー。

13番ホール 409yパー4
このホールは長いですけど打ち下ろしていて、右ドッグレッグ。ティーショットも230yピンポイントで打って、セカンドも谷越えでピンポイントで打たなければならない、パー3を2回プレーするような感じのホールで、しかも長い。
DRはすごく良い感じで打てたのですが、FW右側の斜面で右にキックしてしまったらしく右サイドのウエイストエリア(バンカー風)に。そこから谷越えで小さな木の右を抜いて狙っていきましたが、5Wの良い当たりが木の枝に当たってしまい角度が変わって左サイドのWHエリアに飛び込んでしまいました。1ペナでドロップしまして、ピンまで38yの打ち上げのチップショットをグリーンで止めるべく58°で少し開いて打っていきまして、非常に上手く行ってグリーンに乗りましたが、カップまではまだ8歩ありました。これを2パットで、ダボ。

14番ホール 501yパー5
このパー5はティーショットもフェアウエー、2打目も5Wで打ってフェアウエー、3打目にお膳立てしたのですが、打ち上げの100yを9番アイアンで打った3打目が左に巻き風に押されてグリーン左の斜面を落ちてピンまで28y。これを58°で打ってカップまで2歩につけ、パットが入って、パー。
やけにグリーンに打ち上げのホールが多いような印象。

15番ホール 398yのパー4
ここも長いです。だらだらとグリーンまでずっと登るホールです。
DRをしっかり打ちまして、それでも私には3Wの距離が残っています。思い切って振り切りましたが、グリーン左に外しました。
グリーンへの傾斜を打ち上げる41y、これをフェースを2.5秒開くショットを使って打ちまして、カップまで3歩。このパットをしっかり入れまして、パー。

このコースは普通のコースと作りが逆で、傾斜を利用したレイアウトは登りのホールが多くてグリーン終わったら下っていってまた打ち上げる、みたいなのが多いような気がする。

16番ホール 365yのパー4
DRを打って残り135yのセカンドは川越えでミスヒットしないように注意して打ちました。ここもティーショットはやや打ち下ろしですがグリーンへは打ち上げです。
このグリーンは広くなっている方のグリーン右へ外しました。29yは得意距離のはずでしたが、58°で打ったもののRye芝に取られてショート。13歩も残しました。このパットはちょっと入れに行ったかどうか読みがあっていませんで、通り過ぎて左へ流れ3歩もオーバー。この返しをカップの縁に外して、3パットの素ダボ。

17番ホール 168yのパー3
グリーンの手前に左から右奥に川が流れていまして、確実にキャリーで運びたいパー3です。
打ち下ろしているのですが、距離のジャッジも難しいですし、真っ直ぐ狙うのがやりにくいレイアウト。(ヤーデージブックには打ち下ろしだけど距離どおり打った方が良い、って書いてあります。)
全員が、安全なグリーン左サイドのカラー付近に。17yの転がしの寄せだったのですが、グリーンの下りがカップをすぎてから速くて、6歩もオーバー。返しを外して、ボギー。

18番ホール 417yのパー4
右ドッグレッグで、ティーショットは150yの杭を狙って打ち下ろして打つホール。右サイドへ打ってしまうとグリーンへは木々でブラインドになってしまいます。2打目は川のある谷越えでグリーンにやや打ち上げていきます。
ティーショットはFW左サイドへ狙い通り。2打目を3Wで打っていきましたが、グリーンの右サイドにわずかにこぼれました。20yのチップショットはちょっと盛り上がった丘の上からで、まずまず上手く打ったのですがカップまで4歩に。このパットが惜しくもひと転がり足りずに入らず、ボギー。

後半もダボが2つありまして、+6の 41 (15) でした。
42 41 = 83 (パー 36 35 = 71) のスコアで、コースレート/スロープが71.9/136ですから、このラウンドのHDCPディファレンシャルは 9.4でした。


今回のラウンドはダブルボギーが3つ、むしろダボでよく凌いだ感があるのが2ホールですから、やはりスロープレートが136と高いコースは、スコア的には厳しいです。
ねっとり絡むというよりは、なにかこう、モフッとウエッジを掴んでくる感じのRye芝のラフは、Kikuyu芝とはまた違った厄介さがありました。

しかもこのコース、ずっと以前はKikuyu芝で、Rye芝を長年かけてオーバーシードしてきていて、なにか他の種類の芝の部分も見かけますし、そのへんをよく観察してチップショット打たないと、わずか 6インチ横にズレただけで打ちやすさがぜんぜん違うライだったりします。

あとやはり、上の方にちょっと書きましたがやけにグリーンへの打ち上げが多いんです。
グリーン面を見て打てるホールがずいぶん少なく感じて、この辺りも結構負担でした。

ここはリベンジに行っても、良いスコアが出せそうな気がしません。
技術力あるいは飛距離不足というべきか...。



7/08/2022

打ち上げ・打ち降ろしの、高低差の計算

Jurupa Hills CC の17番ホール、 375yのパー4で右ドッグレッグになっているホールです。

まずはティーインググラウンドからの景色を。


このホールのティーショットはいつもちょっとプレッシャーです。
右ドッグレッグがどこから曲がって行くか分かりにくいですよね? これ何よ、どこ行けばいいの?的な。笑
右側の木の中は一応セーフですが割と木が密集していますので、出せる方向を見つけて出すしかなくなります。
左サイドの木々は少しまばらに見えますが、この左はドライビングレンジになっていまして、OB扱いになります。(それと、よく飛ばす人のレンジボールがこのホールにはたくさん散乱してきますので、いつもこのホールでだけカラーボールを持ち出してプレーするようにしたりしています。)

右側にせり出している木の枝に引っかかってしまうと右ドッグの曲がり角にも届きませんし距離的にも260y以上残って厄介ですので、どうしてもやや左サイドを狙うことになります。
...が、左サイドも広くはありませんから打ちづらいティーショットになりますねー。近くの左サイドに迫り出してる木には当てたくありませんし。
狭いからといって、3Wで打っていくとすると曲がり角まで届くかどうか微妙ですし、残りも190-200y程度残すことになって、2打目の緩やかに登りのショットがキツくなります。

で、結局グリーンが遠くはなるんですが左サイドいっぱいの辺りに打っていきます。


こちらが2打目地点の写真です。


このホールのもう一つの特徴、フェアウエー中央に忽然と立っているように見える奇妙な電柱がみえます。

ピンの位置はこの謎の電柱の少し左のずーっと後方に写っています。青い旗ですから、グリーンの奥目。ここから178yの登りっていう感じでしょうか。

打ったボールが電柱や電線に当たった場合は打ち直しが出来ますので気にする必要はないのですが、これだけ目線っていうかもしくはプレーのラインに入ってくると、邪魔ですねー。笑
(フェアウエー上に電信柱、かなり珍しいかと思います。)

ティーショットを左サイドに打つと、この謎の電柱が真ん中に来ちゃうんですよね。

私の2打目は5Wで打っていって、電柱の右から少し回り込んでグリーン右サイドのガードバンカーの左をぎりぎり交わしてグリーン後方の右奥のカラーでした。ピン位置が奥でしたのでOKです。カラーから、2パットでパー確保。

このホールも、ティーショットは毎回同じような場所に行ってしまいます。
左ギリギリです。トータル距離として右ドッグレッグを遠回りする格好になりますねー。
ライは写真では平らに見えますけど、まぁまぁの登り傾斜です。

長くはないですが難易度が高いホールだと思います。


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( ↑のホールみたいな緩やかな傾斜ではなくて)、極端な打ち降ろしや打ち上げのホール、いったいぜんたい、何年もゴルフやっててどうしてこうもピッタリ距離を合わせるのが難しいのか??

打ち降ろしや打ち上げのホールでは、グリーンまでの距離を足し引きして考えてクラブ選択して打つわけですが、自分のショットの精度の問題もあったり、風の影響もあったり、ライの影響もあったり、空気の気温や湿度の影響もあったり、要因が多くていつまでたっても判然としない原因にはなっていると思いますが、それにしても距離を合わせるのが難しいことが多いです。

いつも一緒にラウンドしている友達とかには意見を求められる程度には、ある程度合わせられている方のゴルファーではあるかな、とは思いますが、アバウトな勘だけで打つのではなく、ちょっとしたガイドラインというか、自分の中でのもう少し確かな換算の指針があるといいなぁ、と以前から思っています。


こちらに、12年前の記事なのですが、30-40yも打ち下ろしている 140yちょいのパー3のホールの珍しい現象のことを書いています。


まだレンジファインダーが一般的ではなかった頃に書いたのですが、こんなにすごい打ち降ろしているのに打つ人打つ人がことごとくショートしてしまう不思議なホールでした。

川の手前にショートする人までいました。ダフリとかじゃなく。
おそらくですが、140yだけど 120y打てば届くかなと考えてPWなりで打っていって、ティーアップしていてしかも見下ろしてから構えるのでスイングがスティープに入りボールがフェースの上の方に当たるなりしてクラブ選択以上にショートしたのかな、とか想像しますが、考えられないくらいみんなショートします。

何度もラウンドしますとね、何番で打ったら確率が良いかが分かってきますけどね。


こちらにも、3打目がかなりキツい登り傾斜になっているパー5と、ものすごい打ち降ろしのパー3があるコースのホールをピックアップして記事にしたものがあります。これは6年前。


何度かプレーしますと、経験値が積み重なって、どのクラブで打ったときに上手く行って、その時の風がどうで、とかでクラブとショットの選択がまぁまぁ合うようにはなってきます。

でも初めてのコースだってありますし、たまにしかプレーしないコースだと覚えていませんので、ジャッジが難しい。


最近では、レンジファインダー(レーザー距離計測器)の多くの機種にスロープっていいまして、高低差の補正をかけた打つべき距離を教えてくれる機能が付いています。
しかしながら、私の個人的な感想としては、あまり私の実感する数字と合致していません。
もっと、DRを平均で280yぐらい打つゴルファーの弾道をベースに計算している(のかどうか分かりませんが)ような気配がします。

そもそも、ボールのところのスタンス取るライがどのくらいの傾斜か、とかは計算に入っていないはず。

ライの状態とかもですが、そういうファクターがあまりないパー3のティーからでも、スロープで示される数字は私には合っていないと感じます。



ここでちょっとおさらいとして、一般的にはどういう高低差の換算がされているのか見てみます。

【高低差】打ち下ろし10ヤード=マイナス10ヤードはウソだった! 打ち上げ 打ち下ろし番手選びの方程式」  鳥海博文プロ - Golf Digest


Uphill & Downhill Yardage Adjustments」   Probable Golf Instruction

How to Calculate Elevation Change in Golf」  Lyle Stefanavich - SportsRec

Adjust Yardage, Trust Golf Swing to Deal With Elevation Changes」  Pete Styles PGA Pro Instructor - Golf Info Guide


ここに貼った以外ののサイトも含め、日本では一般的には、+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離で埋め合わせする計算をベースにしているようです。
(...でもこれでは合わないと思います。みなさんも結果が良くないのでは?)


最初のリンク、鳥海博文プロのアドバイスはきめが細かいですし、実際にご自分でやっていらっしゃる感じがいたします。
PWの弾道の場合と、6番アイアンの場合の弾道を分けて想定し、それぞれに、5y刻みで影響を解説していて実践的です。5y刻みが多少荒っぽいと感じますが、風など他の要因や、クラブの飛距離自体がぴったり10y間隔ではありませんし、十分な目安なのでしょう。


2番目のリンク、みんゴルの解説は補正距離がもう少し大幅です。
10ヤードの打ち上げの場合は1.5~2番手、20ヤードの打ち上げの場合は3~4番手上げる必要がある。と書かれています。
一般に言われている「+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離で」よりも、1.5~2倍を推奨しています。 
個人的には、最低でもこのくらい足さないと足りないな、と思っています。
ただ、記事中にライの傾斜にも言及はしていますが、特にその場合の補正換算は書かれていません。


3つ目のリンク、ゴルフ豆辞典の場合は極めて数学的な分析がなされています。
弾道別の違いについてや、落ちてからの転がりについても解説がされていますが、具体的に何番手増やすとか何ヤード増やすとかは言及されておりませんで、逆に弾道の高・低を打ち分けるような高度な対策に言及されていて、私には手に負えません。


英文の1番目のリンク、Probable Golf Instructionには、弾道のシミュレーション曲線が描かれています。
6番アイアンの弾道で、平地だと162yに着弾する弾道では、20y高い位置では141yで 21y短く着弾、20y低い位置では180yで 18y長い位置で着弾する、と計算されています。
鳥海博文プロと同じく登りの方が打ち下ろしよりも影響は大きい傾向を裏付けていますが、ほんの 3y程度の違いで、そこは鳥海博文プロとは違います。


英文の2番目のリンク、SportsRecでは、15フィート高さが変わるごとに 1クラブずらすことがアドバイスされています。
15フィートっていうのは、5ヤードです。クラブ間の飛距離差が10yぐらいを想定しいてるとすれば、やはり「+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離での 2倍の換算になりますね。
クラブ間距離が15yぐらいある飛ばし屋ゴルファーだとしますと、3倍の換算になります。 


英文の3番目のリンク、Pete Styles PGA Pro Instructorは、「+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離で」をそのまま推奨。 イギリス人なのに高低差をヤードで表現するって珍しいな。普通は高低の表現にはフィートを使いますからね。
しかしこのプロは実際にはこの換算使ってないと思うなぁ。合うはずないし。男子プロはクラブ間のギャップが15-20yぐらいあるのが普通ですし。そもそもフィート使ってないのが怪しい。


サイトではなくてフォーラムなのですが、こういう意見もあります。↓

Uphill/Downhill driving percieved distance.」  Rough rule of thumb for some designers has been 3 to 1 for elevations 10% or less. For example, 10 ft rise/fall over 300 feet would add/subtract 30 feet (3x10) to/from the 300 feet.

10%以内の(それほど極端でない)エレベーションで、例えば 300フィートを打つ時の 10フィートの高低は、30フィートの距離の足し引きで調整する。

分かりにくいですか? ヤードにしてみます。
例えば 150yを打つ時の 3.3ヤードの高低は、10yの距離の足し引きで調整する。
この例ですと、「+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離での約 3倍ですね。


まぁこうやって、ざっと検索してみて見たところで、けっこうみんなバラバラですね。
私が毎回、距離の換算が合わなくても当たり前だったな、と思いました。


私としてはもう少し掘り下げたい意向です。

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さて、そもそもレンジファインダー(レーザー距離計測器)の多くの機種に付いている、高低差の補正をかけた打つべき距離を教えてくれるスロープ機能はどうやって計算されているんだろう? って疑問に思いますよね。

ググってみました。...が、説明されているサイトが見つからずハッキリとは分かりません。

こちらに、とあるレーザーアキュラシーというレーザー距離計測器のウエブサイトに載っていた図があります。


 20y高い位置にあるグリーン上のピンまで水平距離で166yあるとき、仰角は7度程度で直線距離は168yになり、そのままで打っては手前のバンカーに捕まります。
補正したスロープ距離としては、186yを推奨します。

...という図になっています。

このケースでは、ボールを打つライは傾斜していない想定なんですね。
20y高い位置にある166yを186y換算で打てってことですから、たまたまかもですが「+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離でに合致した数字に帰着しています。

レンジファインダー(レーザー距離計測器)のスロープの数字が合わないなー、って感じるのはこれが原因かな。
打ち上げは足んないんですよ、大体。
打ち降ろしも、数値が引かれ過ぎてて逆にまた足りないケースが多いんです。

あくまでも個人的な意見ですが。


もう一つ、分かりやすい図を見つけたのですが(これもウエブサイトではなくてフォーラムで)、弾道が高いプレイヤーAと、弾道が高いプレイヤーBではこんなに結果が違うっていう図です。↓ 



水平で、2人とも同じ150yをキャリーするショットを打っていますが、打ち上げではプレイヤーBがグリーン面に届かずショート、そして打ち下ろしの場合はプレイヤーBが今度はグリーン面をオーバーしてしまうという図です。
これを見ますと、弾道が高いショットの方が高低差には対応しやすい、っていうことになりましょうか。

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ざっと調べてみて思いましたことは、やっぱりキャリーの飛距離をきちんと把握した上で、トータルではなくてキャリーの距離を管理して換算しないとだな、ってことでしょうか。

各クラブのトータルの飛距離でクラブを選ぶと、ことごとくショートする結果になる、っていうことは容易に見てとれます。
だから、+/-10yの1倍、1.5倍、2倍、3倍みたいな話になってくるのでしょうね。


こういってしまうと身も蓋もありませんが、そもそも論として、自分の位置と、グリーン面の高低差の把握の仕方をちゃんと分かってやってる人はどのくらいいるのでしょうか?
「ん-、これは向こうが15フィート(5ヤード)高いな。」とか。
そこが正確ではないから、1.5倍、2倍、3倍みたいなありえないほど大きな認識の差が出ているのでは?

レンジファインダー(レーザー距離計測器)を使う時、ボール側は目の高さから測り、ピン側はちょっと上の旗の付いてる位置で測定するんだろうな、っていう前提で内臓のプログラムは作られているんだろうと想像しますが。
仰角が表示される機種もありますね。

漠然と 2クラブアップ、1クラブダウン、とかではなくて、今後はキャリーがいくつだから何番のこのショットで打とう、的な考え方に変えてみたいと思っています。
その上で、結果はどうだったのかをフィードバックしていきたい。
でもそもそもの高低差の数値を把握する術が簡単ではないですね。

個人的な経験としては、極端な打ち上げのホールで 2クラブどころか 3-4クラブも大きいはずのクラブで打ってみて上手く行った経験が何度もあります。そして普通な程度の傾斜で 2クラブ上げて打ったはずなのにショートだった経験も数知れずあります。
ということで、一般的には登りはアンダーエスティメイトし過ぎ、下りはオーバーエスティメイトし過ぎでは?って思ったりしてます。


今のところの感覚としては、
「10%以内の(それほど極端でない)エレベーションで、例えば 300フィートを打つ時の 10フィートの高低は、30フィートの距離の足し引きで調整する。(= 例えば 150yを打つ時の 3.3ヤードの高低は、10yの距離の足し引きで調整する。)
っていうやつが、トータルの飛距離を使った際には的確かも知れません。
ただし登りの場合だけに限ります。

打ち降ろしの方は、冒頭にも書きましたように、こちらは逆に距離計測器のスロープの数字を使うと引き過ぎていてショートすると思っています。
+/-10yの高低差を、+/-10yの飛距離で」どころか、その半分か1/3で良い実感です。


友達とのラウンド中のやり取りも、「今のはね、150yのクラブでフルで打っていった。」「160yのクラブで軽めに打った。」とかの会話が交わされます。(競技の時はこういう会話できませんですね。)
『キャリーで145yをきっちり打ってみたよ。』ってプロみたいな表現を使う人はそんなにいないんですけど、きっとそういう視点で考えないと距離合わないんだろうなぁ。

今日以降、キャリーの距離に注目して自分の弾道にあった換算を、意識して構築していってみたいと思っています。