4/30/2022

TaylorMade SIM Driver (9° Loft)

Morongo GC at Tukwet Canyon の Legend Course、18番の Google Mapからのキャプチャー画像です。


いつもの友人たちとラウンドに行ったのですが、最終ホールの 2打目の 3Wを左に曲げてしまいまして。安全サイドは安全サイドなのですが。

左サイドのカート道はかなりの段差で上の方にあるんです。しかもさらにその左の練習グリーン下のなにかよく分からないエリアの斜面に来まして。
ふぅふぅ言いながら登ってパッと見たら、木の右方向110yくらいにグリーンがあったのでそこへ打って行ってナイスオン!...と思いきや、そこはもう一つの Champion Course の18番グリーンでした。(^^;

あれ?って思ったら、ずいぶん下の右の方に我々のグリーンがあるじゃないですか。(笑)
すごい打ち降ろしの 60y弱。

幸いにというか不幸にもというか、我々はトップスタートで 18番まで来ていまして、もう一つの方のコースの 18番ホールにはまだ誰も来ていませんでした。

https://tukwetcanyon.com/

とんでもない間違いをするゴルファーのお話でした。(笑)
 

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2月に TaylorMade SIM2 ドライバーを購入した記事をポストしました。
その時にちょっと書いていたのですが、Maxではない普通の SIMドライバーに興味津々になりまして。
     ↓

> (評判では、SIM2とSTEALTHがかなり似ていて、SIMとSTEALTH+がかなり似ている、しかしSTEALTHの方が曲がりが少ないあるいは飛距離が少し伸びる、ということの模様です。MaxシリーズがSTEALTH HDに進化したということでしょうか。)


...という訳で eBayで探して購入。
近所のお店には全く見つかりませんで、系列店舗の在庫を聞いてもらったのですが入手できませんでした。人気あるんですかね? M4や M6は新品状態のものまで豊富に入手できるのですが。




ヘッドのみを購入しました。
こうしてみますと、スライド式のウエイトの構造の入り方とか、STEALTH+によく似ていますね。

ロフト 9°で、MaxでもMax-Dでもありませんので、かなり低スピン傾向だそうです。
気に入ってエースドライバーになった、SIM2ドライバーの 9°がありますので、同じシャフトで打って比べることができます。(^-^) 

(SIM Max-Dの 10.5°ロフトのドライバーを 1年半も錘やシャフトやいろいろ調整して使いましたが、あの時こっちを買っとけばよかったなー、と思ってしまいました。といっても今さらですが。)

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練習場で打ち比べてみますと、SIM2 よりも SIMの方が若干ヘッドが重く感じます。
ヘッド重量は同じのはずなのですけれども。

一般に言われていますように、SIM2の方が SIMよりも曲がりにくい印象は確かにあります。
それでいて、SIMの方がロースピンで飛距離が出やすいかというと特にそういう訳でもない印象です。
打感的にはしっかりしているソリッド感はありますが、球が多少散らばる度合いが大きいのかな、っていう練習場での印象はありました。

スライド式の錘がある分、球筋を調整してセットすることができるので色々と試してみるのですが、TaylorMadeのドライバー全般、特にSIMは そもそも左へ曲がりにくく設計されていますので、個人的にはそんなに自由度が高い感じはしませんです。タイガーがSTEALTH+でセットしている真ん中より少しヒール寄りの位置が一番良い感じで打てます。


うちのキッチン秤はそんなに正確ではありませんですが、ヘッド重量を図ってみました。


SIM 9°,   197g

196g と 197gで出ましたが、カタログ値通りだと同じ重さなのだろうと思います。
振り心地で SIMが重く感じるのは、1gとかの差ではなくて、おそらく重心位置とかの関係でスイングした時の重量感が違うのかな、とおもいます。
打ってみた友達も (計3人)、口を揃えて「重く感じるね」っていう感想でした。それぞれ、自分のシャフトに付け替えて打ってみています。


私のあまり正確でない心許ない打った感想よりも、ちゃんとしたクラブ評価をいつもやっている方々の、STEALTH、SIM2、SIM の比較の動画がありますので、ご参照ください。↓


ただしこの方の場合は 300y飛ぶスイングですので、上手く打っても 240y程度の私のスイングとは比較にならないかもしれません。

ドライバーの性能って、こちら側のスイングの問題も含めて、シャフトとの相性の方が影響大きいような気もしますですね。でも 2012年以前のドライバーのヘッドとの比較では、この頃のドライバーの方が許容度が大きくてやさしくなっていると感じます。


4/23/2022

Dylan Frittelli の頭上ショットとルール上のペナルティ、64年を経たサムスニードとの関係 (RBC Heritage 2022)

Sand Canyon CC の Desert Course の 8番ホールのグリーン後ろに、アガベの花がたくさん咲いていたのでホールを振り向いて写真を撮りました。


アガベっていうのはサボテンの一種で、テキーラを作る原料になります。

このコースは、以前 Robinson Ranch GCっていう名前でした。その時にご紹介をしています。
とても綺麗なコースです。ちょっと遠いのですが。


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さて、題記の件ですが、先週の ジョーダン・スピースが優勝した RBC Heritage の最終日に面白い事件が起きていました。


7打差の 4アンダーで来ていた 6番ホール、Dylan Frittelli のティーショットはフェアウエー左サイドの木の上、もしゃもしゃした葉っぱの中に止まってしまいました。


こちらが Golf.comの記事です。
Pro amused, saddened by bizarre penalty: ‘The rules of golf remain undefeated’ (プロもびっくりの奇妙なペナルティ:  やっぱりゴルフルールには敵わない)


木の上の葉っぱの中にひっかっかっていたボールは、頭の位置より少し高いくらいの場所で、ボールの確認はできたようです。

そこで Frettelli はドライバーを持って頭上に掲げ、剣道のお面を打つようにしてパチンとボールを打ち出し、約20-30yくらいでしょうかね、フェアウエーにボールを出しました。

そしてそこからの 3打目はグリーンへすごく良いショットを打って、ワンパットで沈めなんとパーをセーブして切り抜けました。


ご本人のインスタグラムに、その時の様子の動画が上がっています。
   ↓


こちらがキャプチャー画像です。




見事なパーセーブだったのですが、ラウンド終了後にルールオフィシャルから「このプレーは 2打罰になる」と告げられ、3アンダー、56位でのフィニッシュだったはずが 66位に順位を下げてしまいました。(以前は失格扱いでしたからこれでもだいぶマシになりましたが。)


これはルール的にどういうことかといいますと、今から60数年前に遡ります。

タイガーが生涯最多勝利数 82勝で並びかけているゴルフ界のレジェンド、サム・スニードが1960年代にショートパットのイップスにかかってしまい極度のスランプに陥りました。

このときにスニードが編み出したのが、クロケットスタイル、と呼ばれたパッティングスタイルで、体の正面にパターをセットして股の間から前に向かって振り出すようにしてパットしました。


このパッティングスタイルは、ボコボコ入りましたため、68年にはルール上で禁止されてしまいました。

プレーのラインを両足でまたぐことは禁止になり、そこでサム・スニードがまたまた編み出したのが、サイド・サドル・スタイルと呼ばれているパッティング法です。こちら。



現在では、サイド・サドル・スタイルのパッティングをするゴルファーは長尺のパターを使っていることが多いかと思います。

このときにUSGAならびにR&Aは、おそらくグリーンの外からでもクロケット・スタイルでプレーすることを想定していて、パッティングに限定することなく、プレーのラインを両足の間に跨いでプレーすることを原則として禁止しました。


そういう訳で今回、クロケットスタイルとはなんの関係もありませんが、 Dylan Frittelli の上の動画とキャプチャー画像のボールの打ち方は、プレーのラインを跨いでしまっているために違反となってしまったのです。

これはですね、元々のルールの意図としては、かなり理不尽です。
両足を揃え、少し体を横にずらしてプレーのラインから外れておいてボールをはたき落とせばセーフだったのですけれどねー。

今回の件は、ルール上とてもめずらしい案件だと思いましたので取り上げてメモしてみました。



4/19/2022

PINGの Anser他のパターがスコッティ・キャメロン化してカッコいい

友達と、テメキュラ・クリーク・イン (ゴルフ・リゾート) を久しぶりにプレーしました。
この日は 27ホールあるうちの Creek、Stonehouse コースの 18ホールのプレーです。


この写真は Stonehouseコースの 1番ティーから Oaksコースの 9番グリーンを見たところでしょうか。
よく整備された綺麗なコースです。

Creekと Oakは比較的平らで歩いてラウンドしやすいですが、Stonehouseはアップダウンがあってトリッキーなレイアウトもあって他の2つとは異色です。


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2月にリビエラCCにジェネシス・インビテーショナルを見に行った後に、優勝したホアキン・ニーマンがトーナメントで使っているのを見て「おおー!」って思ったのですが、このパター、すごくカッコよくて好みです。



PINGのウエブサイトからリンクしてます

PINGのウエブサイトからリンクしてます

PINGのウエブサイトからリンクしてます


特にフェースの粗いミリングがちょっと前のキャメロンっぽいですよね。
すごく弱くストロークする下りの速いラインとかで、ディンプルの角で方向が狂ってしまう現象を軽減する効果があるっていう、あのミリング跡です。

ヘッドもシャフトも黒で仕上げてあって、締まった印象ですごく好みです。
サテン仕上げのカラーもあるみたいでしょうか。


PLDっていうのは、Putting Lab Design (PLD) Limited の頭文字だそうです。
PINGのワークスチームは以前から有名ですけど、ラボ・デザインのチームが立ち上がっていたのですね。

お値段的には結構します。

PLD Milledが、$485、

PLD Limitedが、$790 で、現在は金色のブロンズ・バージョンが出ていますが、これから約3か月おきに色々な限定版が発売される予定のようです。

PLD Customが、$1290。 フィッティングをしてカスタムしてくれる総費用なのかな?



今年マスターズで優勝した、スコッティー・シェフラーも Titleist キャメロンの PING Anser2 型のパターを使っていますが、強いツアープレイヤーはみんな、Anser型かあるいはSpiderのどちらかを使っているような印象を受けます。 (個人の感想です。)


いつも見てます、Rick Shieldsのリビュー動画を貼っておきますね。



いやー、本当にかっこいいし良さそうですわー。