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2/29/2024

大藏ゴルフセンターで練習、「本気のリハーサル・ストローク」

先週末は雨続きの天候で、しかも当日もみぞれ模様の冷たい雨と余計に寒く感じる風で体感が氷点下、特に数日間降り続いた雨で地面はべちゃべちゃになっているうえに凍っていると思われますので、入っていたラウンド予定をキャンセルしました。


32°Fが 0°Cですので、Feels like 31°はすごく冷たいです。

そういう訳で雨続きの週末の合間にちょっと晴れた土曜日の午前中に練習場へ。


ーーー


お友だちのさすらいさんブログ記事に練習メニューのことを載せていらっしゃいましたので、自分の練習も振り返ってみました。

場所は、娘の学校へ送り迎えに行ったついでの大蔵ゴルフセンターです。


朝の8時半過ぎ、まだ気温が低い中で練習開始、これはラウンドの1番ティーでのティーショットよろしく、シミュレーションに好都合です。

ある程度体をほぐすように動かした後(柔軟体操ほど丁寧に何かやることはしていません)、とにかく一発ドライバーを打ちます。

そのショットがこちらです。


1.目標方向を見ながらティーアップする位置の手前に立って、3-4回ブンブンと凝り固まった体をほぐす感じで魚突きイメージの「運動」素振りを繰り返し、
(この時は全然ボールのティアップ高さには合わせていませんで、ぶん、ぶんと。。)

2.ボールをティーアップする予定位置の少し手前で、素振りというよりは「ボールなしで本気のリハーサルストローク」を、ワッグルも本番さながらにルーティン通りに行って「打ち」ます。打ってないけど。

3.ティーアップして後方からみてもう一度目標方向とスパットを再確認し、2.で行ったストロークとなるべく同じになるように心がけ、ルーティンとリチュアル(過去記事)を守るようにして、あとはフェースにちゃんと当たることだけ願ってリピート!

という手順でまずは最初の一発を。

この日のショットはたまたまベストに近い出来でした。景色の向きも良かったかと思います。ほぼストレートの強いて言えば若干フェード気味でしたでしょうか? (しかし本人としては軽いドローを打ったつもりでした。)
実際のコースでティーインググラウンドが右を向いていたりしてズレていると上手くいかない要因になりがちです。

それがゆえなのですが、朝イチのドライバーの時はスパットを見て構えたら、スタンスした状態では目標方向は一切見ないまま打つことがほとんどです。
今回もそうしているようです。


ルーティンリチュアルはショットの安定性に置いて非常に重要なのですが、日本ではあまり区別して認識をされていません。


ルーティンというのはショットを行う準備の手順のことでして、これを一定にするとショットの安定に良い影響をしてくれます。

しかしながらルーティンの方は、時としてより入念に行ったり、フィーリングをつかむために回数を増やしたり、減らしたり、草擦りの状態でちょっと位置の修正を入れたり、ある程度の自由度をもって調整しても大丈夫です。

これに対してリチュアルの方は、全く変えない方がベターです。
同じようにストローク前に行う小さい動作ですが、これを一定させることでいつも同じ動きを行うことにつながり、起きてしまうミスを減らすことができます。


私の場合のルーティンは、風向きやティーとフェアウエーの高低差を考慮して、ボールの後ろから狙うべきターゲットを確認し、スパットを見つけ、ターゲット方向を見ながら左から回り込むようにボールに近づき、スパットに対して両足を揃えた状態でスタンス位置のボールからの距離を決め、足位置をやや開いてスタンスを決め、・・・ぐらいのところまでがルーティンになります。主に意識的に行う動作です。

そしてリチュアルは、足位置をやや開いてスタンスを決めつつ、セットアップ位置からクラブを縦ワッグルしてその間に左手のグリップを2度3度と握りなおし、クラブヘッドを右に少し振りつつボールの少し右の位置にヘッド一つ分離してセット、最後に左腰を少しクローズ側に締めて、飛球線方向に真っ直ぐなワッグルを2回、・・・というところまでがストロークに入る前のリチュアルになります。主に無意識に行っている動作がリチュアルに含まれます。


私の場合は(おそらくほかの方もそうですが)ルーティンとリチュアルの間にどちらともいえるような動作が混ざり合っている部分があるようです。

スタンスを決める動作は意識的ですが、その間に2度3度握りなおしている左グリップは無意識です。
ほぼリチュアルに入ったストローク直前の無意識の動作中に、意識的に真っ直ぐ引くワッグルを2度入れています。
以前はオーバーラップした部分がごくわずかで、ルーティンとリチュアルが順番になっているイメージでした。

しばらくは今のコンディションで続けていこうと思っています。


ドライバー1発を打った後、私はたいがい1/2ショットから打ち始めます。


最初にレーザー距離計を取り出して目標までの距離を測ります。
目標方向を意識しながら、ボールの手前で草擦りの素振りをします。練習場でも必ずやるようにしています。回数は2回が多いですが、1回の時も3回以上の時もあります。フィーリングが良い状態でリハーサルを終えます。

実際にボールを打つ段階では、後ろから見てターゲット方向を確認し、スパットを見つけてそこに合わせて構えるようにしています。
スタンスした状態で縦ワッグルをしながらもう一度目標を確認し、草擦りの素振りで得たソールのリアクションの感覚が消えないうちに1/2ショットの決まったテークバックの大きさで打ちます。そのため真っ直ぐ引くためのワッグルは入れません。

実測した距離は30yと書かれた目標のサインまで36yでした。しかし2階席からですのでその分差し引きます。
58°のウエッジで、キャリー27yを打てばちょうどいいかな?と予想しました。

実際に打ってみまして、若干左にズレましたが36yの距離にあるサインの左ピンハイぐらいに着弾しました。思っていたよりキャリーが出たな、という印象の距離感でした。


1球1球、狙って打つ目標を変えて、必要に応じてクラブを変えながらしばらく1/2ショットと3/4ショットを確認練習しました。もちろん草擦りは毎回やります。
リズムとテンポさえ整えば、この二つの種類のショットは練習場のようなライの良いコンディションから大きなミスをすることはそうそうありません。

ごく稀にコースでシャンクが出たりすることはあります。そもそもは傾斜に対処しきれていないケースだと思っていますがもしかすると距離感に気を取られてしまい手が動いてしまうときもあるかも知れません。できるだけ手は使わず、膝で調子を取って打つように心がけています。


そしてフルショットに切り替えます。
私はたいてい9番アイアンか8番アイアンぐらいから始めます。
(このショットが個人的には鬼門で、ショートアイアンで110y-125yくらいの距離を打つだけなのにプレー間隔が空いているとダフったり、引っかけたり、ミスが良く出ます。
テンポが悪くなるのかなと思います。)
ここが個人的には一番の課題です。前傾の姿勢、ボールとの距離をインパクトまでは一定に保つ意識が必要な気がしています。

ラウンド前の練習でしたら、9番を2-3球打つだけですが、練習場では1球ずつ順番にクラブを変えて打っていきます。8,7,6番と上げていくよりはむしろ、3Wや4Uなど織り交ぜながら、全部のクラブを打っていきます。
どのクラブも同じ感覚で打っていますのでスイング的には変わらないのですが、セットアップが少しずつ違いますのでそこの確認になります。あとは練習していない間のゴルフの体の動かし方の感覚を取り戻す感じで打ちます。

個人的に、平らでライの良い状況からは、5Wや3Wは打ちやすいです。


こちらは、6番アイアンのフルショットを打っている動画です。


後ろから見て目標を確認し、ボールの手前に構えて本気のリハーサルストロークで草擦りの素振りをします。
なるべくボールに構えた時と同じストロークができるように心がけます。

この動画では草擦りの素振りの1回目にバランスを崩してフォロースルーで右足が前に出ています。
自分的には悪いことではないような気がしています。本気のリハーサルストロークをしていますので。

ルーティンとリチュアルは、ドライバーを打つ時とほとんど同じに行っています。
実際にボールを打つ前に後ろから目標を確認し、スパットを決めて見失わないようにしてスタンスを取っています。
スタンスをとりつつ縦ワッグルをして左のグリップを2-3回握り直す、この辺りは無意識の動きでして変更が利きません。

DRの時と一点だけ違うのは、ピンに近い目標に向かって打つショットの時はスタンスしてから首を傾けて一応目標方向の確認をしている点があります。


こうしてみますと、私の場合はテークバックの始動以降、つまりスイング中ならびにストロークに関しては、何も注意事項がないことに気がつきました。

最重要は、「本気のリハーサル・ストローク」を欠かさないこと、草擦りでソールからレスポンスをもらうこと、いざボールに向かって要らんことをしないこと、リズムとテンポを保つこと、かなと思っています。



12/30/2023

第百(Dai 100)ゴルフクラブ (練習場)・バンカー練習

年末年始、鎌倉カントリーのすぐ近くの妻の実家に滞在しています。

来年1月2日3日のゴルフに向けて、ちょっと練習したいなー、って思いまして、行ってきました。
...で、かなり感激しました。

第百ゴルフクラブ(練習場)

横浜市栄区の本郷台の方にあります。
鎌倉カントリーの会員さんで、ここで練習してからラウンドの人もいるのではないでしょうか。
打ちっぱなしのドライビングレンジですが、会員制になっていまして本会員とアプリ会員とあるようです。

住宅地にありながらもかなり広々とした造りです。


傾斜をうまく利用した安全設計。
打席もとても多いです。

ほぼ全打席にランチモニター(弾道解析)が設置されていまして、追加料金220円で使用できます。


料金は、時間制の打ち放題のみで、土日ですと1時間1,980円です。
90分、120分、180分の料金もあります。

私は打ち放題でパカスカ打つタイプではありませんので、180分の打ち放題とか気が遠くなりそうですが(2,970円)、かなり割安ではあると思います。


そして本日のメインイベント。
こちらのバンカー練習場に感動いたしました。↓


人工芝のグリーンではありますが、まず見た目が綺麗ですし、秘密の練習場感が醸し出されていましてワクワクします。

早速アプリ会員に330円だったかを支払ってIDカードの登録をしまして、1000円の現金チャージをしました。
アプリから打席の予約や、クレジットカードからの再チャージ、支払いなどができるそうです。

このバンカー練習場、よく考えられていまして、たとえホームランのミスショットをしましてもボールが戻ってきます。
ボール拾いの手間が大幅に省けます。
写真でも分かりますが、きれいに掃除されて砂も均してありまして、快適な空間になっています。

砂質は、ちょっと粗目の砂ですが多少の重さも軽さもあります。

使用料金は、驚きの110円/20分。
1時間頼んでもたったの330円。

エリアが手前のAと奥のBに分かれていまして、2人まで練習ができます。

私はBをお願いしまして、練習しました。

こちらの動画は、58°で打っています。(普段は54°が主です。)


1球目は、トラディショナルなエクスプロージョンのバンカーショットで、スタンスをオープンに構え、フェースを開き、アウトサイドインのカット軌道でストロークして打ちました。
砂面に線を引いてから打ちました。

2球目と3球目は、私が今やっているバンカーショットで、スタンスはスクエアに構え、スタンスは広くせず、フェースはほんの気持ちだけ開き、スイングパスも真っ直ぐむしろインサイドアウト気味インサイドインで打っています。

オープンに構えてアウトサイドインに打ちますと、ボールは上がりやすいのですがふり幅が大きくなりますので、ホームランした時に痛手が大きくなりやすい面があります。
対して、スクエアスタンスで打つバンカーショットは比較的振り幅が小さいですので、たとえホームランしてもそこまで飛びませんし、大ダフリとかもしにくい点が利点です。

どちらの場合も、ボールの下にあるティーを(ないけど仮想のティーです)ぶっ飛ばすイメージで左足体重に構えたままで打つようにしたいと思っています。

ほんとに気持ちいいですね、このバンカー練習場。


こちらの動画は、いつもの54°で普通に普段通りバンカーショットをしています。


スタンスはほぼスクエアです。
1球目、2球目と打ちまして、3球目は自分のディボット跡から打ち込み気味に打つバンカーショットにトライしています。

貸し出しボールの籠に取り付けたタイマーをセットしてもらい、時間が来たらバンカー均しを丁寧にしてからボールを返しに行くシステムです。


動画を撮りながら、いろいろとチェックをしながら、ゆっくりと打ちましたが、終わってみれば人工芝グリーン上に砂がこんなに。↓


おそらく箒かエアーブロワーかでまた綺麗にしてくれると思います。
砂の方は、できるだけ丁寧に均してきました。

ここはまたバンカー練習に行きますよ、どうみても。
鎌倉に来た時には手軽に行けますしね。わざわざ来るのは面倒ですが。


7/20/2023

Hidden Valleyの12番ホール

Hidden Valley GC (←過去の紹介記事)を6月終盤の帰国ちょっと前にラウンドしました。

ここも個人的に好きなコースで、岩山の中につくられているイメージのコースです。 
帰る前にもう一度やっておきたいコースの一つで、サンディエゴの友達がもういちどプレーしよう、って声をかけてくれまして、久しぶりに。


こちらはコースに行く途中の到着する直前のワインディング道路です。


ここまで来るとコースが見渡せます。↓


入り口の看板とコース管理の方。↓



クラブハウスにある造成当時の航空写真です。


よくぞここに作りましたねー、っていう感じです。
この写真を見ますと、ここがHidden Valley GCっていう名前になった理由がうかがい知れます。

こちらは2番ホールとその向こうの3番、4番ホールの景色です。
コース内で一番横に広いところじゃないでしょうか?



こちらは見晴らしの良い場所の一つ、5番ティーでしょうか。コースの半分近くが見渡せます。



そしてこちらが青ティーからでも私には十二分に難しい6番ホールのパー5なんですが、友達の一人CJが「黒ティーで打ってくるわ。」って言って、あんなはるか70yぐらい後方からティーショットを打っています。豆粒みたいに小さく写っています。↓


ものすごい打ち上げで、あそこからですとキャリーで260y打たないとフェアウエーに届きません。
2打目以降も左ドッグレッグした上でさらに登りが続いての492yです。
我々の青ティーの455yでも登りがキツ過ぎて全く2オンできません。

しかしCJはこの日はそこを2打で、しかも2打目7番アイアンで2オンさせてきまして、イーグルパットも決めました。おそるべしパワー...


こちらは9番ホールのティーショットです。


このショットは大きく打ち下ろしているのでセットアップが難しく感じます。
そしてこのショットは出だしから左に行って左に曲がるという、普段はあまり出ないミスショットです。

ミスがでかすぎて隣の10番ホールのフェアウエーまで届いてしまいました。

そこからブラインド状態で、川と木を超えるセカンドショットをとても上手くてましてグリーンサイドまで来ました。
しかしグリーン左サイドの斜面、カップに向かってダウンヒルになる部分に来てしまいまして、これがそこからのショットです。


三觜プロが 3284tvで説明をしていた、極端な左足下がりからの打ち方、っていうのをやってみました。
まずまず良好ではないでしょうか。


そして最後に、18番ホールのティーショット。


最後のホールも青ティーから439yのパー4で、ティーショットは打ち下ろしているとはいえ難しいホールです。風が強いと特に。このコースは風を遮るものがあまりありません。

スコアは 38 39 = 77、コースレート/スロープレートが71.4/132ですので、ディファレンシャルが4.8でした。

最初の1番ホールでバーディを取って、あとはショートゲームを粘りに粘って耐えた感じのスコアでした。


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さて、迂闊にも写真を取るのを忘れてしまいましたが、題記の件の12番ホールです。

青ティーからティーショットでキャリーを200y出せば、谷の向こう側のフェアウエーまで届きます。そうしたら321yの短いホールですので、残りは70y-110yぐらいで打てます。
ただし左右のブレはダメです。


谷はティー群の目の前の谷と、200y以上のキャリーで越えていく谷と2つあります。
どちらも深いです。

普通にドライバーが260-280y程度飛んでいる方は谷越で打っていって良いと思います。
左右にはあまり曲げられませんが。
(300y以上飛ぶ人はまた別で、先が狭くなっていて突き抜ける可能性があります。


そういうわけで、私はこのホールでは谷の手前にティーショットを刻みます。↓


黄色の矢印で描いたルートですね。
170y打っていきまして、そのまま持っていって2打目も同じクラブで打ちます。

グリーンの右側の救済バンカー3つの右は崖下に行ってしまいますので、安全なグリーン左サイドに打っていきます。右にキックしてグリーンに乗ることも多いです。

(ピンク色の矢印が余裕を持ってキャリーで210y打って谷越えを打つ人のルートです。)

1打目、2打目と、同じクラブで同じリズムで打っていきますと、なかなか良いリズムで打っていけますので、このホールは毎回レイアップして打っていました。
20年前はドライバーで打っていったのですけれども、リスクに見合うリワードがもらえませんので。

そしてこの最後のラウンドでもレイアップしていきまして、グリーン左から寄せてワンパットでいれてパーを獲得しました。



7/12/2023

鎌倉カントリークラブ(薄暮9ホール) / トラブルショットの動画を数点

帰国して5日、突然予定が変わって平日に時間ができまして、お友達のPING芸人さんに連絡を入れてみたところ、木曜日はすでにラウンド予定とのこと。

しかし、炎天下なのに18ホールプレー後にハーフ9ホールを追加して、お付き合いをしてくださることになりました。(ほんとにありがとうございます!)

そうでなければ一人でお隣の鎌倉パブリックへ行くしかありませんでした。

もう10年来ブログでやり取りし、今までに3度ほどお会いしましてゴルフ談義していますが、ラウンドをご一緒するのはここに限らず初めてです。


さて、初めての鎌倉カントリークラブ

「距離は短いものの、高低差が大きくて左右が狭いホールも少なくなく、小さい砲台グリーンが特徴で、初めてプレーするゴルファーは叩いてしまうことも多い」とかねてから伺っていました。

こちらは9番ホールです。写真では分かりにくいですが、3打目地点からグリーンまでかなりの急傾斜です。

とはいえ美しいコースですねー。


グリーンにいるのはお友達のPING芸人さんたちの組で、9番ホールですが18ホール目のグリーンです。このあと、今終えたばかりのOUTコース9ホールを私とお付き合いしてくださいます。


こちらの写真は練習グリーンから見下ろした3番グリーンです。


このホールもかなりの打ち上げで、打つ時にはグリーン面が見えません。
確かPING芸人さんが1番でクラブを忘れてこのホールで冷静に取り戻したことがありました。すぐ隣の立地だったのですね。


ここの芝は逆目だとかなりヤバそうだな、と思って撮った写真がこちらです。


お椀型の小さなグリーンからボールがちょっとこぼれ落ちたらこういう逆目に、みたいなことになると、寄せようと思ってもザックリする予感しかしません。
これはヤバいねー、って思いながらのスタートでした。


せっかくの念願のご一緒ラウンドですので、1番ホールのティーショットは動画を撮っていただきました。(PING芸人さんのティーショットも動画撮影いたしました。)


これですね、苦手なすごい打ち下ろしで、しかも左右がダメなホールというプレッシャーかかるティーショットです。
動画見ましても、フォロースルーを振り切れていない腕が縮んでしまった感じで、この後8番までドライバーは全然まともに当たらない(けどOBには行かない程度の)不調が続きました。

この1番ホールのパー5は、3打目がグリーン手前のエッジのちょい外、まさに上の写真のような逆目のところに行きまして、パターを使ったテキサスウエッジでなんとかパーセーブ。

2番のティーショットを当たりそこねで右ラフに打ち込み、ラフにボールが高く浮いているライに戸惑いまして、2打目3打目と2回ほど下を潜ってしまい、いきなり4オンの大ピンチ。癖のあるグリーンでファーストパットもOKには寄らずトリプル回避のダボのパットをなんとか入れまして。(ちなみにその2番はPING芸人さんがチップインバーディ!)

確か5番ホールでもテキサスウエッジを使いました。ホールアウト後に58°でチッピングしてみましたがこれはその方が寄りました。

9ホールトータルで、結局42というスコアでした。
「いきなり来て40切るとはさすが」というスコアでもなく、「鎌倉CCの洗礼に苦戦して45」というスコアでもなく、ちょっと中途半端なスコアに終わりましたが、ドライバーの調子悪さから粘ってまぁまぁ頑張ったかなと思います。
パットも中距離が全然入りませんでしたが、3パットはありませんでした。スコアカード付けませんでしたが、16パットだったかな?

とにもかくにも、長年の夢だったご一緒のラウンドが9ホールだけでも実現しまして、とても嬉しかったし、楽しかったです。
本当にありがとうございました!


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題記の件、カリフォルニア時代に戻りましてDad Miller GC 他で撮影されていた、基本的にはトラブルショットといいますか、1DKJ シチュエーションからのショットをいくつかアップロードします。

こういうラウンド中に撮ってもらっていた動画、なかなか貴重だと思います。
ありがとう、友達。(この友達は念願のウインブルドンへ行ってテニスの観戦中です。)
 

Dad Miller GCの6番ホール、ティーショットが左にラフに来まして、この位置から。


目の前の枝に当てないよう、ボールが低く出るようにセットして5Wで打っています。
テークバックでクラブが木の枝に当たらないかよく確認して、もし当たるようならポーズする用意(過去記事)を心づもりしまして。

これは上手くいきました。グリーン手前エッジまで持っていけました。


こちらはSkyLinks GCの13番ホールです。
フェアウエーバンカーに捕まりまして。


ちょっと硬い感じのグリーンでした。顎がちょっと近くて、グリーンまで打てるか微妙な位置でした。
導入しましてから比較的新しい6番ハイブリッドがかなりのロフトを持っていますので、今後の経験のためにも打ってみたいと思い、そして上手く行かなくてもレイアップするくらいの位置には跳ねていってくれるだろうということで、150yくらいを6Uで打っています。

かなり上手く打てまして、このくらいの高さと近さの顎ならクリアできることが分かりました。


こちらはDad Miller GCの5番ホールです。
フェアウエーが左に傾斜していて転がってこの木のあたりに来てしまうことは分かっていながらも来てしまうホール。


思ったよりも左に転がり込みまして、どうせならもう少し左まで転がってくれると打ちやすかったのですが...。
右側に100yのマーカーの赤い棒があります。残り115yぐらいでグリーンへは少し登っていますからハイブリッドの4番で低く打って平地でトータル125yくらいまで転がってくれる打ち方で枝の下をパンチショット気味に行きます。
これはだいたいグリーン周りに行ってくれればOKという感じで打っていきましたが、転がってグリーンに乗った模様です。


こういったトラブルになった状況からは、お友達のsyoballさんに教わりました 1DKJ (一打献上)をしまして、次が打ちやすいところに距離も測った上で真剣にレイアップをすることにしていますが、上記の状況のように最善がグリーン近くに持っていけるショットで
の場合も少なくありません。それを遂行した結果グリーンに乗るということもままあります。

必ずしもグリーンに乗る必要はありませんで、寄せのしやすいところへ打てればOKなわけですが、近ければ近いほど寄る確率も高いという事実がありますのでこういったショットはある程度の確度があればチャレンジすることにしています。

ただし、チャレンジと言っても普段練習場でこういった打ち方を事前に練習しておく必要はあります。
そして特に、仮にクリーンに打てなかったとしても次のショットがプレーできる保険がかかっていれば、この選択肢が一番リーズナブルな選択、ということになってきます。


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こちらはおまけで、Jurupa Hills GCの9番ホールのティーショットです。


かなり左右が狭いホールでして、張り出した木の向こうで少しだけ広くなっている左サイドに打っていきたいティーショットです。
だいたい思ったところに打ったドライバーでしたが、ボールが落下する頃に誰かがカートで木の後ろからフェアウエーにでてくるのが見えまして、慌てて「Fore!」と声をかけています。
「誰だあれ?」ってなっています。
コース内を回っているマーシャルのカートだったのですけれどね。アメリカらしい、といえばらしいかも知れません。



6/26/2023

Adam ScottがAim Pointを説明しているショート動画

古くからのゴルフ友達に呼んでもらえまして、Pelican Hill GC, Ocean North Course (←以前ご紹介した記事のリンクです)をプレーしてきました。

Tom Fasio設計のオーシャンビューで景観も美しく、戦略性が高いレイアウトで本当に素晴らしいコースです。


シグニチャーホールの17番パー5のグリーン。すごいです。


Ocean South Course の方が海に近い方に3ホール配置されていたりとか、1番ティーがクラブハウスから橋を渡って近いところに配置されていたりとか、メインのコースのように扱われていますが、実はオーシャンビューになるホールはOcean North Course (その2)の方が多いですし、この17番と18番はものすごくダイナミックな造りで、個人的にはOcean North Courseの方が好きです。


この友達の息子(写真の向かって一番左)は私のGod sonでもあります。


ジュニアゴルフで大活躍中ですが、アカデミックに頭も良い子なので将来が楽しみです。
飛距離はすでに負けています。
スコアはまだ頑張れてるかな。実のお父さんはスコアも飛距離ももうとっくに負けてます。笑

もうひとり会社休んできてくれた友達はHDCP Index 0.3です。


こちらは、Ocean South Course の1番ホールの風景。



またまたOcean North Courseの17番ホール。


この友達は大きなバンカーに捕まりはしましたが、「今まで見たパー5のホールで一番ゴージャスなホールだ。」って言って感激してました。 初めてここをラウンドしたっていうことでした。


これが18番ホールの私の2打目地点からグリーンを見たところ。


クリフ越えでグリーン手前が崖になってまして緊張が走るセカンドショットです。


その18番ホールのティーショットの動画。


結果的にベスポジに行きましたが、本人はもう少し安全目の左サイドを狙っています。
フェアウエーもちょっと右に傾いていますのでね。


こちらは海に向かって打ち下ろすホールのひとつ、8番ホールの私のティーショットのスナップです。



動画も少し撮れましたので載せておきます。
こちらも海に向かって打ち下ろす3番ホールのティーショット。



そしてこちらは5番ホールです。


大会主催者の職員の方が撮影してくれました。

気持ち良いんですけど、打ち下ろしで目線の高さに目標がないのってちょっと難しいんですよね。


本当に素晴らしいし楽しいコースなのですが、新型コロナウイルスで日米で始まったゴルフブームのため、グリーンフィーが一気に跳ね上がって$450になってしまったために我々は足が遠のき、実に久しぶりのラウンドでした。

SCGAのジュニアサポートのグループのコンペで、週末のこのコースとしては破格の$120でプレーできました。友だちに感謝します。


スコアの方は、40 38 = 78 (Par 36 35 = 71) でした。
青ティーのコースレート/スロープレートが、71.6/132ということで、ディファレンシャルが5.5でした。

ここはスコアは二の次でラウンドをただただ楽しむのが良いです。
心が癒やされます。


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Aim Pointに関しましては、2010年に細貝さんの『パット・エイミング教本』をご紹介した記事で少し触れたことがあります。

私の友達にもAim Pointの講習を受けたゴルファーが何人かいます。
講習を受けますと、内容を他言してはならない誓約にサインするそうですので、あまり詳しい解説を見ることはありません。

私自身は、『パット・エイミング教本』の内容と、Dave Pelzの『パッティング・バイブル』を熟読していますので傾斜と狙い所、グリーンのパッティングラインのスピードと読み方については理解しておりますので(精密に実行できるかどうかはまた別ですが)、Aim Pointの講習を受ける必要性は感じていません。
受けたら受けたで確認にはなると思いますが、なにしろゴルフのレッスンに関してはゴルフを始めてから一度も受けたことがありませんので、せっかくなのでこのまま行きます。


そういう訳で、こういった動画が出ていることを意外に感じました。
Aim Pointも十分以上に普及して、次の段階に移っていっているということでしょうか。


傾斜を重力から足で感じ取り、傾斜の斜度を1%、2%、3%という風に分類してジャッジして、それに合わせて出す指を1本、2本、3本に変えてカップから横への距離で狙うところ(Aim Point)を決めるベーシックの部分だけ、Adam Scottが説明しています。

動画以上の内容は、とりあえず見ていただければということでおいておきまして...


ところで、Adam Scottが手にしているパターは、L.A.B GolfのMEZZ.1というパターですね。
以前は前身のDirected Forceパターを使っていましたので、ライ角バランス機能を気に入っているということだと思います。

こちらのリンク先の動画を見ていただきますと、とても興味深いライ角バランスという機能が伺え知れます。↓



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私のブログでは傾斜に関しまして、何度か取り上げています。
グリーンを読むのに、傾斜の把握がものすごく有効ですし、ボールのグリーン上での挙動はほぼ物理法則に則って転がります。(一部芝目の影響や風の影響、ランピードーナッツから受ける影響などの他因子もありますが、基本になりますのはやはり傾斜とスピードです。)


   これは今年ちょっとこれまでのまとめ的な感じで書きました。








13年前にDave Pelzの『パッティング・バイブル』を読んだ時点では理論的には理解したつもりでしたが、実際にどの傾斜が1%かとか、足の裏で感じることをどう測量につなげるのかとか、ではその傾斜に対してどこを狙うのが正しいのかとか、そういうところは具体的に自分で噛み砕いていく必要があるのですよね。

それらすべてを、経験と感覚、フィーリングで感じ取ってしかもそれに合わせて出力もできてしまう人が、センスのあるゴルファーということかと思います。

一方、私の方はあまりセンスがありませんので地道に工夫して分析して、自分なりの方法を見つけて、傾斜1、傾斜2、傾斜3という指標を作り、出力につなげるようにしています。
ある程度、一定の成果をあげているようには思います。


実際のグリーン上でのプレーとしましては、傾斜の読みの正確さと、ボールの挙動、そしてなによりも重量なボールのスピード(ストロークの強さ)が基本になった上に、自分が取っているスタンス位置の傾きと重力の影響もありますし、風が強いとストロークにもボール軌道にも影響が出たりします。

しかもイメージとして、横からのラインでは最後カップ付近では最大傾斜線に乗せるイメージとか、5cm手前に止めるイメージとか、ダウンヒル・スライダー では50cmくらいカップの真上で止めるイメージとか、経験則的に有効なプレーの上でのゴルファー特有のテクニック的な要素もすごく有用で、基本の上にこのイメージ要素が加わってきます。


やっぱりゴルフのスコアの基本はパッティングだと思いますし、スコアに直結する要因でありますし、パッティングを楽しめるとゴルフの楽しみはいっそう深まると思っています。


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こちらは、ショートパットがキレキレに切れることが多く、アンジュレーションが大きく、斜面に造成されたコース全体の傾斜が各グリーンに大きく影響して、ときにはボールが坂を登って転がっていく錯覚を感じることもあるグリーンが難しいコースの、練習グリーンです。


まだスタート前の夜明け時間で、これから太陽が上ってくるところです。
そんなにきつい傾斜に見えないのですが、このパットはほんの少しタップしただけでスルスルスルスルーっと約35フィート(約10.6m)も転がり落ちてきてしまいます。

1球目は下りの速さを見ようと、ほんの触るだけの感じでタップしています。
それに対して、2球目は今度はほぼ横を向くような格好で向きを変えて打ち出していますが、何しろ打ち出しがほんのちょっとのタップですので、ほとんど同じような位置に帰着しています。

こういう切れ方というか流れ方をするグリーンって、富士山周辺の御殿場あたりのコースにもあるんですよね。
下り傾斜が富士山を背にしていると、それほど急傾斜に見えないにも関わらず、ススーっと行ってしまうんですよねー。



5/20/2023

ハザードのダメージ打数換算

すごく久しぶりに、San Clemente Muni GCをプレーした時の写真です。

こちらはティーショットを乗せた後に獣道を降りていくところ。


左のバンカーより左に外しますと、どんどん転がり落ちていって...


こんなところからの大変に距離感が難しい打ち上げのアプローチが残ってしまいます。しかもグリーン手前のバンカー超え。
(前前回はここに来ました。笑)

オーシャンビューで、ものすごく楽しいコースです。真夏でもいつでも涼しい恵まれたムニシパル(市営)のコースです。


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お友達のブログを拝見していて、ハザードに関して取り上げられていたものが大変参考になりまして、ちょっと簡単に私なりの考えを整理しておきたいと思いました。


* さすらいさんのブログ「シングルへの忘備録」の記事、『傾斜の動画』

こちらのコメント欄でさすらいさんは、「(急斜面に行ってしまった場合は) ハザードと認識します!」と。


* syoballさんのブログ「しょぼ」の記事、『HZDをきっちり避けていけば崩れない』

こちらの記事でsyoballさんは「HZDを避けていくことが、太田滝を回避することだけでなく、ゲームそのものの楽しみの本質なんだろうな。」と仰っていまして。


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そこで私が思いましたことは、ハザードの危険度、ダメージ度を、打数換算で認識し、ラウンドのゲームプラン、マネージメントに活かしていってはどうだろうか?ということです。
(なんでも数値化したいゴルファーですみません。)


例えばですが、右サイドがOBで左サイドに池があるホールに来たとします。
右サイドのOB区域は打数にして2打のダメージ。
左サイドの池は打数にして1打のダメージ。

どうせ打つなら左サイド寄りに打ちますね。

いっそ池まで届かせないハイブリッドとか5番アイアンでレイアップするとしましょう。短いホールなら良いですが、380y〜400y程度あるホールで私がこれをやりますと、セカンドショットにたとえば190-230yも残ってしまって、今度は距離がハザードになり+0.5打のダメージ。

この辺りの数値をベースに、狙う場所を吟味します。


フェアウエー・バンカーに打ってしまった場合は、パーセーブ率から鑑みて、+0.75打程度のダメージと評価。


別の例で言いますと、セカンドショットがまともに打てないほどの右サイド(もしくは左サイド)の急斜面に打ってしまい、セカンドでFWに戻すショットを打たざるを得ないという、さすらいさんの仰ってるケースでは、+1打のダメージ。


林の中に打ち込んでしまい、フェアウエーに出すだけ、のショットも簡単ではないような状況では+1.5打のダメージ。

といった具合です。


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もう少し掘り下げてみます。

先日たまたま見た動画で石川遼くんプロが言っていたのですが、TPCソーグラスの18番ホールで、タイガーは4日間ともティーショットを大きなフックを打って徹底して保険をかけて打っていたことに感心をした、というお話でした。

こんなレイアウトのホールです。↓


このホール、各プロの飛距離に合わせてティーショットを運ぶ位置を選んで打っていくわけですが、それだけではないんですね。

フェードヒッターのプロが自信を持ってフェードボールで自分の飛距離の位置に打っていく攻め方もアリではありますが、その場合万が一風などの影響で池ポチャしてしまった場合にティーインググラウンドのすぐそこにドロップしなければならないわけです。距離と打数のペナルティーでほぼほぼ+2打のダメージになります。
ところがこのティーショットを大きく右からフックで回して打って池に入れてしまった場合は、最後に池を横切った地点ということで、1打のペナルティーは付きますが距離的にはずっと先の方で3打目が打てますから、+1打のダメージで済むわけです。
これを称して、「保険をかけて打つ」と言っている訳ですね。


私は日頃のラウンドで友達にも常々話していて、時々呆れられているのですが、例えばこういうホールに来たときに考えることがあります。

こちらはJurupa Hillsの15番ホールかな?


こういったホールで私が強く意識するのは、「絶対に右サイドの木には当てたくない」ということなんです。
最近はまっすぐ系の球筋でドライバーを打っていますが、生来がドロー系ヒッターですので、この右の手前の方に張り出している木が常に気になります。
このときに頭の中で考えていますのは、「200y先の左サイドの木であれば当たっても構わないが、右サイドの近い木だけは絶対に駄目だ。」ということです。

先程の池のケースに共通しますが、右サイドの木に当ててしまいますと、距離がものすごく長くなります。+1.5打くらいのダメージになってしまいます。
左サイドの、例えば180y-200y先の木に当てたのであれば、+0.5打程度のダメージで済みます。下手すると0打のダメージで済むかも。

ですから、普段も左サイドにティーアップすることが多い私ですが、このような状況では、目一杯左側にティーアップしまして、自分のスタンスはティーボックスの外もいいところ、っていう位置にセットアップして右サイドの木からできるだけ離れます。

ちょっとトゥ側に当たってフックで戻るボールとか打つと、意外に気が付かずにこの近くにある木に当たっちゃうものなんですよ。ゴルファーなら経験あるんじゃないかと思います。
左サイドが近いっていうケースでもあり得ます。

この件は私はいつも本当に気をつけています。

友達に聞くと、「全然、目にも入ってなかったわ。」っていう返事が返ってくることが多いです。
イメージした弾道上に木の枝が入ってこないと、人間の脳は無視をして視界に入れない能力を持っています。


例えばこういう場面 ↓


同じですね。
左右の近い木々は当然ですが、100yぐらい先にある左サイドの木にも絶対当てないように、と考えます。その先が左ドッグレッグしていますから、もうラフでもいいから右サイドに持っていきたい場面です。

自ずと選択するショットが決まってきますね。
つま先上がりの左足下がりなのに、セットアップはFWのフェード打ちです。


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それともうひとつ。
ピンがグリーンの端の方に立っていたときにピン方向を狙い、少しズレてグリーンを外したとします。そうするとニアサイドの(大概の場合において) 難しいアプローチが残るんですね。

例えばですけど、グリーンの片側にバンカーがありますと私はバンカーを避ける方向に目標を取ります。でも...


こちらの写真は、レッド・ホークGCの14番ホールです。
このホールの場合はピンの位置がそこまで右端ではないかも知れませんが、例えば左のバンカーを避けたためにグリーン右サイドの深いラフに外したとしますと、ニアサイドの寄せが残ってしまいまして、ぴったり寄せるというのは、やさしくなくなります。

一般的に、グリーンのピンに対してニアサイドに外したときは、+0.5打のダメージになると言われています。
(このグリーンの場合はこの話の例としては良くはなくって、手前に外した場合も大きな傾斜の2段グリーンと対処しなければなりませんので、右に外すくらいなら手前の方が方が良い、まで言い切れない部分があります。)

しかしながら、ラウンドのマネージメントをする上で、グリーンのピンのニアサイドに外すのはヤバいよ、+0.5打のダメージよ。ということは頭に入れておいた方が良いと思います。
我々はプロではありませんから下手したら+0.75打くらいかも。(たいてい+1打増えちゃうイメージ。)


私の場合は、例えばグリーン周りのガードバンカーの場合は、サンドセーブ率が25%くらいであまり高くないことから考えても、+1打以上のダメージを喰らうケースもあることを考えても、+1.2打のダメージ、くらいの評価にしています。


かくかくしかじか、はっきりとしたハザード以外にも、ちょっと気が付きにくいハザードや、ハザードとまでは言わないハザードも含めまして、「ダメージ打数」という評価軸を使って、ラウンドのマネージメントに活かす手法はとても有用なのではないだろうか?というのが、今回の記事の主旨です。


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追記: 

ホールの広さや距離、傾斜、左右の木の張り出し具合などにもよりますが、一般論としてたとえば右ドッグレッグのパー4の場合、私はフェアウエー左サイドを狙います。

飛ぶプレイヤーはコースなりに曲がるフェードで打つのもありかもしれませんが、初見のコースの場合など時に、ティーから見えているコーナー辺りの距離に打つと思うんですね。

ラフではなくフェアウエーであっても、右ドッグレッグのホールで右サイドへ行きますと、2打目が右側の木の枝などでスタイミーになって、大きくスライスで打っていかなければならない、なんていうことにしばしば陥ってしまいます。
これも+0.5打くらいのダメージになります。

ドロー系ヒッターはたとえセカンドが長くなってもかならず角度的には打ちやすくなる左サイドへ打っていき、仮に多少ミスをしてもっと左に行ったとしても、低いドローを打つことには苦労しませんので、ティーショットでコースなりのフェードボールを打つ必要は全くありません。



5/01/2023

各ホールごとのスコアにこだわらないコース・マネージメント

私にとっても非常にショッキングなニュースがありました。

まだお若いです。
とても厳しい状況と理解いたしますが、なんとか回復して元気な姿を見せて欲しいと祈ります…。


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あまり得意にしていないUpland Hills CCの18番ホールです。
(リンク先の2010年にプレーしたころは、このホールは9番ホールでした。)


以前から距離が短くて箱庭的な良いスコアの出やすいコースですが、2016年ごろに生き残りを賭けてか、10番と18番ホールを宅地用に売却しまして、さらに短くなりました。

歩きやすいし良いコースですが、良いスコアが出てもコース/スロープ・レートが低いのでディファレンシャルは良い数字が出にくいです。
短ければ良いパフォーマンスができるって訳でもありませんからね。

この18番ホール(旧9番ホール)は、距離も短くてそれほど難しくないはずのホールですが、左手前が池で、右へ逃げるとグリーン右のバンカーに捕まり、そのバンカーからはほぼ下り傾斜のバンカーショットをグリーンの後ろが池の状態で打たねばならないという罠が
ありまして、思ったより難しいのです。

この2打目地点の位置は、ここ数年で一番飛んでいたので 2打目をグリーンに打てました。
もしティーショットを左サイドにミスしていると難しいホールになってしまいます。



新型コロナ以降のゴルフブームで、経営的には危機を脱したのではないでしょうか。

癒し系のコースでこの日は +2オーバーの72 (パー70)でしたが (ディファレンシャルは4.7でハンディキャップ計算に入りません...)、以前グリーンがパンパンのカチカチに仕上がっていた日にここで92を打ったこともあったりします。


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普段色々なコースでプレーする中で、18ホール中に 2-3ホールくらい420-460yぐらいの長いパー4のホールがあったりします。
私の飛距離ですと、まずまず良いティーショットをドライバーで打ってフェアウエーから3Wをクリアヒットしても、風や傾斜も含めて、それでもグリーンまで届かないケースもでてきます。

そういうホールは最初から3ショット(でパーオンする)ホールだな、という気持ちで臨んでいます。
自分の中では、このホールのパーは4じゃなくて5だな。的なイメージで。
実際に、ホール・ハンディキャップが、1とか2とかになっている場合が多いですね。

逆に、500yを切るようなパー5とかは、5.4ではなくて4.5狙いのプランでホールを攻めていくときもあります。(ただし短めのパー5には、グリーン周りなどが難しくしてあったり、グリーンが小さく作られていてやさしくないホールも少なくありません。)

コースの総距離が短いコースもありますし、ハザードとかがあまりなくても距離が長いだけで既に難しいコースもあります。 私は青ティーでプレーすることが今のところ多くてしかも飛ぶ方ではありませんのでなおさらです。


米国のコースの場合、コース・レートの他に、コースの難易度の指標になるスロープ・レートというものが各コース評価されて設定されています。
各ラウンドのスコアは、GHINというハンディキャップを管理する機関にポスティングしますと、この二つのレーティングを使って、ディファレンシャルという評価数値になって計算されまして、それがハンディキャップ・インデックスを決めるという仕組みになっています。

計算法は決まっていますので、私は自分でもExcelシートに入力して自分で計算した数字を管理しています。(GHINのデータは、近々20ラウンドのスコアに暫時更新されますので。3年分ぐらいは過去のデータもストックされてはいるようです。)


過去に何度かブログ記事にしているので添付してみます。


イメージ的に言いますと、コースレートの方はスクラッチプレイヤーにとってそのコースの長さとか難しさを評価してあって、ティー別にパーをアジャストしてある数値、という感じです。
コースのパーに対して、+/‐ 1.0~2.0打しか違わないことが多いです。

これに対しまして、スロープ・レートの方は、平均でボギーペースくらいのアベレージゴルファーにとってのそのコースの長さとか難しさを評価した感じの数値指標になっています。

111-119ぐらいのコースはすごく易しい癒し系コース。 
120-124ぐらいは隣のホールもセーフなムニシパルの箱庭系コース。 
125-135ぐらいに大半のコースは入りまして、
128を超えるコースはなかなかタフな難しめ、 
130台のコースというのは、難関コース。 
140を超えるとなると、超難コース。

と当時書いていますが、大体こんなイメージです。

日本のコースにもスロー・プレートを導入するという話が数年前にありましたけど、あんまり捗っていない様子ですね。導入されているコースもあるようです。広く普及して欲しいです。
実際にプレーしてキチンとした評価をする専門のゴルファーが必要ですので、日本で幅広く実施するのがまだ難しいのかも知れません。



こちらの記事では、

・・・で、気が付いた驚くべき事実。 今までは、昨年のクリスマスの日にパームスプリングスでラウンドした時の74がベストスコアだと思っていたんです。
それと今年、ダッド・ミラーで(比較的簡単なコースとはいえ)出した73(パー71)がベストスコアだと、そう思っていた訳ですよ。

ところが、昨年の8月にロス・セラノスというゴルフ場のサウス・コースで回った時の、
81 というスコアが、実はハンディ換算ではベストスコアだったという事が判明しました。(自己ベスト・パフォーマンスと呼ぶべきか?)

前者二つのスコアのディファレンシャルはそれぞれ、5.5、4.3だったのに対し、ロス・セラノスのサウスコース(パー74、黒ティー)のディファレンシャルが 3.9だったんですね。
(ちなみに当時のロス・セラノスのサウスコース(黒ティー)は、コースレート/スロープレートが、76.3/135になっていますが、現在はさらに難しいという評価で76.8/137に改定されています。)


この、その日のラウンドのディファレンシャルというのは、トータルスコアをコースレート/スロープレートでアジャストして計算されます。 ですから、何打打ったか、とコースレート/スロープレートが必要で、そのコースのパーがいくつか、は実はハンディキャップ・インデックスの計算に全く関わってきません。

この事実を逆手に取りますと、というか素直に受け取りますと、各ホールでパーだったとかボギーだったとかは、あんまり関係ない、っていうことになってきます。

ラウンドを通じて18ホールで何打ストロークしたのか、っていう観点で考えてこのホールの自分なりのパーは6だな、とか、そういうマネージメントでプレーすることもできるわけです。
普段の私のラウンドではスコアをパーに対する+/-で記録していますが、トーナメントなどでは3とか4とか5とか6とか書き込むのであって、そこにはパット数すら必要ない訳です。


余談ですが、では本来の各ホールのパー設定は何のためにあるのか?ハンディキャップは何なのか?
っていう点で言いますと、米国の場合は各自がUSGA傘下の各地区の機関、南カリフォルニアでしたらSCGAに登録した上でGHINが管理するシステムで各自の HDCP Indexを持っています。 
あなたの今日現在のハンディキャップは、というのはハンディキャップ・インデックスのことを指します。

その上で、HDCPの実力が違うゴルファーが、ハンディキャップ戦でスコアを争って競う場合には、そのコースでプレーするスコア・ハンディキャップが、持っているハンディキャップ・インデックスをベースに計算されます。
ハンディキャップ・インデックスには、小数点以下一桁が付いていますが、その日プレーするスコア・ハンディキャップは整数です。
そして、両者のスコア・ハンディキャップの差に基づいて、どのホールにハンディキャップを付加するか、がホール・ハンディキャップの高い順に選択されて決まります。
...という使い方になっています。


話がだいぶ逸れましたが、今回のエントリーで考えましたことは、各ホールで自分なりのスコアを想定して、その「個人的パー」をベースにプレーするマネージメントもありなんじゃないか?っていうことなんです。

少なくとも、その日のパフォーマンスを評価しているディファレンシャル、そして今日現在のゴルフのレベルを評価しているハンディキャップ・インデックスでは、各ホールのパーの数字やコース全体のパーの数字は計算には使われていない、っていうことなんです。(日本では意外に聞こえるかもしれませんが。)


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今回のブログ記事から考えましたことは、難しいパー4ですとか、長いパー4 (私には長くて難しいパー4)とか、スコア的には厳しいホールですけれども、これを逆に発想しまして。

もう自分にとっては短いパー5みたいなもんだ、って思うことで「このホールを 3打で乗せよう。」って思って攻略ルートを考えたら、それはもういろんなルートが考えられます。

2つで乗せてパーを取ろうとしたらルートも限られてきて難しいですけど、ボギー狙いでしたなら攻略の自由度も高くなって、コースで一番攻略を考えるのが楽しいホールになります。
3打目が上手く近くに付けばパーも取れたりしますし。

一旦こういったパー4の難ホールを短いパー5だと思ってしまえば、「あれ?このホール楽しいぞ!?」って感じになってきます。

そもそもそのホールのパーがいくつなのか、ということはその日のパフォーマンスを評価するそのラウンドのディファレンシャルには関係ない訳ですので、上がったスコアを5とか4とか書くだけなんですね。
HDCP Indexに反映されるのも、ディファレンシャルですので。



4/17/2023

パー5 の攻め方 (パトリック・カントレイに習う)

Marshall Canyon GCは、前半も後半もパー5でスタートします。

こちらは1番ホールの3打目地点に向かってフェアウエーを歩きながら、もうすぐ日の出を迎えるところです。


このフェアウエーはティーからグリーンまでずーっと全部右に傾いていまして、ティーショットもセカンドショットも左サイドいっぱいにエイミングして打っていきます。
そしてセカンドショットもサードショットもつま先下がりのライからのショットになります。

距離は決して長くはありませんパー5のホールですが、最初のホールですし、左右の木々にかかってしまうことも少なくなく、ピタッとつけて、っていう具合にはなかなか行かないホールです。


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という訳で、今回はパー5のホールの攻略法のお話です。(実は私の場合はパー5に限りません。)

Golf Magazine誌のこちらの記事をご紹介します。(クリックしていただくとリンクしています。)




というタイトルになっています。

パトリック・カントレーはPGAツアーの2021-2022年シーズン、パー5のホールの平均スコアが 4.41ストロークで、第1位だったんです。

Golf.comAlan Bastable記者がアリゾナ州フェニックスで行われたWMオープンのときにパトリック・カントレー本人にインタビューしてパー5 攻略の秘訣を聞いたところ、返ってきた返事が記事タイトルになったようです。


ところでこの記事は2月のあの大騒ぎするWMオープンの時でしたが…、今やマスターズの最終日の後、パトリック・カントレーは今やスロープレイの代名詞と化しています。


これはマスターズではなくてPGAチャンピオンシップの時。ちょっと見てられないぐらいスローです。
イップスがらみでしょうか?グリーンでも激遅でしたが。
Patrick Cantplayとか揶揄されています。
でもマスターズといい、先週のRBCといい、調子が良さそうで活躍していますね。


この辺りのPGAのトッププロになりますと、ほとんどのパー5のホールは飛距離的には 2つで届いてしまいますので、2オンしてイーグルパットからのタップイン・バーディーっていうケースも多いことでしょう。
かつてはフィル・ミケルソンがこの部門のデータでは第1人者でした。

今回この記事中で語られていますのは、2つで届かないパー5でのレイアップについてです。

従来は、2つで届かないパー5では、気持よく自信を持ってウエッジをフルショットで打てる距離に刻むのが良いとされていました。例えば、75y、あるいは90y、もしくは110yといった距離を残すレイアップです。

昨今は、ShotLinkのストローク・ゲインド(他のプレイヤー全員のフィールドに対してどれだけ少ないスコアを獲得することができたか)のデータの統計の数字が明らかになり、この伝統的な攻略法が疑問視されるようになってきました。


これを裏付けるように、パトリック・カントレーは、「今まで全然、特定の距離を残すようにレイアップしたことはないね。John Cookに教えてもらって以来ずっと。」と証言しています。
「例え2打目が届かない場合でも、できるだけグリーンに近づくように打っていくんだ。ホールロケーションに対して適切なアングルが残るように注意して。近ければ近いほど次のショットが寄せやすいから。」
「練習ラウンドの時に、4日間のホールロケーションを想定して、どのアングルからが寄せやすくてアップ&ダウン(寄せワン)を決められるか見ておくんだ。」
「 Shot Trackerが取ったストローク・ゲインドのデータが出て来てから、みんな驚いたんじゃないかな? 近ければ近いほどスコアが良いんだよね。」

パー5 攻略がナンバー1だったパトリック・カントレーがそう言っているのですから間違いありません。


この件に関連しましては、以前当ブログでもこういう記事をメモして書いています。


この記事にはこういうデータが上がっています。↓

60−80yから打ったときのアマチュアのハンディキャップ別にカップまでの残り距離のアベレージをとったものと、100−120yから打ったときの比較のデータです。

クリックで元サイト(MyGolfSpy)の大きい画像にリンクしています。


この記事の結論は、簡単に言いますと「できるだけ近づいたほうがいいんじゃないの?」ってなってます。
HDCPが 0から20以上まで、どのレベルのゴルファーの場合であっても、100-120yからより、60-80yからの方がアベレージの残り距離がカップに近い、っていうデータになってまして。


今回、お題目は「パー5の攻め方」ということで取り上げましたが、私の場合ですとむしろ長くて2つで届かなかったパー4とか、ティーショットをミスってセカンドの距離を長く残してしまったホールでのレイアップとかで大いに応用できそうです。

以前の記事をあらためて踏襲しましてできるだけグリーンへの残り距離が短くなるようにレイアップしたいと思います。
「ただし...」という但し書きが付きます。


今回パトリック・カントレーがジョン・クックに習ったことをアドバイスしていますように、残り距離だけではなくて「このホールのグリーンのピンポジションには、どのアングルからアプローチするのが適当か?」ということをできる限り取り入れて考慮するようにする、というところが肝心のようです。

そしてこのことは、クロ狙い2.2 や 2x6システムの決め打ちを実践していまして、より実感するようになりました。
距離の長い短いで言えば短い方が寄りやすいです(近い方がより結果に対する期待値が高いので難しさで言えば短ければやさしく感じると言うわけではありません)が、 ...むしろカップに向かって打つアングルと、ボールが落ちてからカップに向かうグリーンやグリーン手前の状況が
、これから打つアプローチショットの難易度を大きく左右します。
(わかり易い例で言いますと、グリーン奥から登って下るジェットコースター・ライからではカップに寄せるのは絶望的に難しい。)

どのアングルからアプローチするかという観点でルートを考えつつ、なるべくグリーンに近い位置まで持っていく、というマネージメントを心掛けようと思います。




3/22/2023

ショートパットの確度を上げる方法論と取り組み (Green River GCでパープレー)

このところ良くラウンドしているコースの一つ、Green River GC にて、2023年初のパープレーが達成できました。

今年は1月に +1オーバーがありましたが、パープレーは素直に嬉しいです。

7番ホール パー5のティーショット


スコアカードです。
今回のバーディー3つはどれもかなり長いパットが入ってくれたもので、まぐれを活かせた格好です。


コースレート/スロープレートは、青ティーからで 71.7/125ですので、この日のラウンドのディファレンシャルが 0.3になります。(スコアカードはまだ古い数字のものを使って消化しているようです。)


1番ホールのティーショットです。かなりの打ち降ろし。


ちょっと雨が降っていますが気にならない程度、終始曇天でした。

意図していたよりも少しドローが強くかかり、2打目はフェアウエー左の木に枝に少し阻まれてグリーン左いっぱいのバンカー上に立っていたピンは狙えない状況に。(打ち出し方向に真っ直ぐならベストでした。)
そこから約145y、6番アイアンでフックに打ってグリーン右端から運よくグリーンに転がし上げました。(元々狙えるピン位置ではなかったです。)
パットはグリーン上の尾根を越えて36フィート(約11m)もあったのですが、まぐれのカップインでおはようバーディ。

7番のパットも12番のパットも20-30フィートはありました。
そうそうあることではありませんので、運が良かったと思います。

今度またアップロードいたしますが、この日は試しに購入しました新しいドライバーシャフトを持ち込んでいまして、幸先の良いスコアでしたのでまずまずではあるようです。写真を見ますと、まぁまぁな程度にトゥダウン的な挙動をしている模様です。(特によく飛んだとかという訳ではなかったと思います。)


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さて、ショートパットについて、です。

パッティング技術の向上を目指して15年前に立ち上げた当ブログですが、当初 10年くらいはショートゲームのカテゴリーの記事があまりなかったのですが、このところはだいぶ増えてきました。

一方、依然としてパッティングに関する項目には情熱的な温度感を常に高く保っています。


ショートパットに関して、データには取っていないので説得力的にはどうかなっていうところではありますが、個人的にはこのところかなりしぶとく入れるショートパットの確率が上がって安定している感がありまして、気が付いたことをメモしておいて取り組みに繋げようと思います。




今までにショートパットについても何度かブログ記事に書いています。

最近書いたものがこちらの二つで、



この時に、

これはちょっとした発見かもしれません。 
体の重心の安定という観点で、傾斜からのロングパットとかも含めて検証していってみたいと思います。 
ひょっとするとひょっとするなぁ、これ。

って書いていたのですが、体の重心を安定させたストロークっていうのは間違いなく
ショートパットの確度を上げる一つの鍵になると実感しました。


次にこちらの二つの記事 ↓ は、タイガーがものすごく強かった時期にずば抜けていたのが、圧倒的な飛距離とかマジックのようなグリーン周りのショートゲームという印象がありながら、実は桁違いに他のツアープロとの差を開いていたのがショートパットだったという記事です。



こちらの二つの記事 ↓ は、よそからアイディアをもらってきてトライアルしましたが、失敗に終わりました。



そして、データ的な基本は、以下の二つの記事に書かれています。

 (1.8m~2.1mのパットにおいて、PGAツアー1位のプロと100位のプロですごい差が付いているデータが載っています。)


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今回の焦点は、ショートパットの確度をあげるとは言っても、競技とかのラウンド内でのショートパットを、ここっていうクラッチな場面でビシッと確実に決めて外さない、とかそういう主旨ではありません。


むしろ、ラインを読んで思ったスパットに思ったスピードで打ち出して、自分的に満足な出来のストロークをして、結果的に統計的な意味でショートパットが年間通して良く入っていた、っていうショートパットの確度を上げる方法を考えています。


横道にそれますが、これとは別に年間のトータル的なパット数を減らすという意味では、というよりもゴルフするときはいつでも、ってことになってきますが、こと「パット数を減らす」という観点からしますと、堀川未来夢プロがこのショート動画で語っていることに尽きます。

これがもう究極です。


内容的には、『朝のパッティング練習でとにかく時間を費やした方が良いのは、ロングパット。 2.5mぐらいの距離では世界で一番上手い人でも53%、下手なプロでも47%で大きく差はでない。1m以内であれば 98%はカップインする。この2.5mと1mの差の約50%はものすごく大きいので、とにかくこの1m以内に入れるかどうかに尽きる。』っていうことで、これがもう究極で間違いありません。

ファーストパットでもチップショットでも同じことで、当ブログではこの「約ワンピン(2.4m)とワンクラブ(90㎝)の差をハッスルゾーン」と呼んで重要視しています。 


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もうひとつ前置きがあります。

「この勝負パットを絶対に決める!」的なパッティングは、ツアーで戦うプロには4日目に必要になってくる場面はあろうかとは思いますし、ツアープロのメンタルとしては常にバーディーを獲りに行く、どのパットも入れる、っていう姿勢が必要なのだろうと思いますけれども、

...そうしますと、こういうことが起きてしまいます。↓

セルヒオ・ガルシアの6パット


ダニー・リーの6パット


もう最悪で、見ていられません。

どちらも短いパーパットを「決めに」行っているために事故が起きています。
普通は 3パットまでには収まっていることがほとんどでしょうけれども、このお二人の場合は雑さが出てしまっていいる感は否めません...でも、プロの場合は次のパットを短く残すとかは頭になくて、必ず入れに行くから、っていう要因が少なからずあろうかと思います。
(こういう極端な例は、過去にイップスで苦しんだ経験があるとかの要因も影響しているのかもしれません。)


一方、私のレベルのゴルフの場合は、パットに限らず、

・いかに大叩きの事故を起こさないか。
・往復ビンタをどう避けるか。
・連続OBをしないためには、同じ位置から同じクラブで打たない。

...といった項目を重要視すればよいと思っています。 

スコア的に、アグレッシブに決めに行く必要がないからです。
ゴルフをプレーする目的が違うんですよね。できるだけ少ないスコアでラウンドしたいというところだけが僅かに共通してはいますが。お金は賭けていませんし。
たとえ競技に出たとしても、私はプレースタイルを変えないと思います。(プレッシャーとかでミスは増えると思います。でもマネージメントとかショットの選択とかは変えないと思います。)


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さて今回の、「ショートパットの確度を上げる方法論」ですが、考えていますのは、3フィート(約90㎝)から 4フィート(約1.2m)までの是非ともカップインしたい範囲(私が本来ショートパットと思っている範囲)、そして 5フィート(約1.5m)から 8フィート(約2.4m)までの入れごろ外しごろの範囲(短くないけど条件によってはショートパットと言ってもよいかな、の範囲)をほぼ共通に扱った取り組みになる予定です。

これに関しましては、たとえ 2フィート(約60㎝)であっても横の曲がるラインでとても厳しいパットの場合もありますし、例えば12~14フィート(約3.6~4.2m)もあっても通り過ぎたラインを見ていた返しの登りで高確率でカップインできるパットになるケースもあったりはします。


上記の長い前置きに書きました前提の通り、ショートパットでも次のパットの入れやすさを考えたパッティングをしていく。というのが骨子になります。グリーンの傾斜の真横のラインから往復ビンタを避けるパッティングと同じ要領です。


何度も何度も持ち出してきますが、


この考え方が私のパッティングにおきましては絶対です。
必ず次のパットのことを考えます。(案外入ったりもします。)

例えば、1mも通り過ぎる強気のしっかり打ったパットはツアープロが使うものであって、私は真似をしないことにしています。
(もちろん普段のラウンドで、読み違えてて、とかミスして、1m以上通り過ぎることもままあります。)


練習をするときに、自分がストロークして転がした距離を最後まで確認したいので、入らないカップがとても有用です。
カップに入ってしまいますと、どのくらいの強さでストロークしていたか結果の判別が分からなくなってしまいますので。


私のパッティングスタンスはやや変則でボール位置は左足踵内側くらいの位置、左目の真下にはボールをセットしていません。
右から覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方視界に入っています。見えていますので、ヘッドアップをしなくてすみます。

カップの上を通過した後、どこまで転がるかをしっかり確認します。
理想的なのはオプティマムスピードで、カップを17インチ(約42cm)通り過ぎて止まるスピードで打てれば、カップインの確率を最大化できます。
 
17インチ(約42cm)って実際にはすごい短くて、いわゆるジャストタッチでカップにやっと届く感覚に近いです。「カップを通りすぎる」意識を持ちますと、大抵オーバーしてしまいます。


先日記事にしました横からの曲がるラインのパットの場合ダウンヒルスライダーの場合はは例外で、さらにジャストタッチでカップ上に止まる距離感でパットをできることが成功のカギになります。(理由はリンク先をご参照ください。)


総合的には、距離感がどれだけ出せるか?ということと同時に、カップ周りの傾斜をどれだけ正確に読むことができるか?ということがポイントになってきます。

カップを過ぎた後に、どんなラインでどこまで転がるか、をよく観察しておくことを練習します。次のパットに役立つ情報であると同時に、今打ったパットの将来に向けての改善のデータになります。
次のパットを必ず頭に入れておくようにしています。


縦位置の、登りか下りか、どの程度の傾斜か、という読みは、ラインを横から見ることによってある程度読むことができます。


ショートパットといえども、スピードの管理は非常に重要です。真っ直ぐ目な平らとか登り傾斜とかではガツンと打っても入りますが(ちょうど室内用のパッティングマットの持ち上がったカップの様に)、曲がるラインや、横のライン、などでは、ボールのスピードによってカップイン可能なラインが全然変わってきてしまいます。
ラインの曲がり幅と、ボールのスピードが、両方揃って初めてカップインします。

ショートパットを外してしまう原因の85%は、引っ掛けとかプッシュといったストロークが原因ではなく、ボールスピードが合っていないまたは傾斜が読めていないことが原因である、とDave PelzがPutting Bibleの中で述べています。

毎日パターマットで真っ直ぐ打って2mを繰り返しカップに入れる練習は15%の部分の改善にはなっているけれども、85%の部分の改善には全く寄与していない訳です。


ショートパットにおいても、極力スピードのコントロールに気を付ける。
パッティングの練習グリーンで横の曲がるラインを再度練習してみまして、自分がいかに荒っぽくいい加減だったか実感いたしました。

私の場合は、1歩(約70㎝)、2歩(1.4m)、3歩(2.1m)という打ち分けはある程度練習していますが、曲がるショートパットに対処するためにはもう少し細かくコントロールしたいなと思いました。


繰り返し練習というよりは、小さな距離を打つ時のストロークのスピード感をもう一度よく見直してみる取り組みを考えています。

これは、家のパターマットとかでも効率的に練習できます。

持ち上がったカップは使わず、カップには入れずに、2フィート(60㎝)、3フィート(90㎝)、4フィート(1.2m)、5フィート(1.5m)、6フィート(1.8m)のところに印をつけて、そこへ止める練習をすれば良いですから。
(この練習、ちゃんとできるかどうか取り組んでやってみます。)

この練習やってるゴルファー、私も含めてあんまりいないんじゃないかと思いますが、相当効果が出ると目論めるかも?と思っています。


3/18/2023

ハイブリッドの6番 SIM2 Max Hybrid #6 (GDの記事『5番アイアンちゃんと打ててる?』)

Hemet GCの 7番ホール、202yのパー3です。


風がアゲンストになることが多いですかね。
このホールは割合に相性が良い感じです。3Wで打つことになって、方向性がよいショットが出ていないと厳しいですが、でも割とセットアップして構えやすいといいますか。

このコース、全体的にすごく好きです。
ベントグリーンなのが特に良い!と思います。


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こちらの大変に「辛辣な」というか、むしろ「親切な」というか、かなり驚きのデータに基づくGolf Digest 誌からの提言記事を見まして、私としては個人的に納得せざる得ないな、という感想を持ちました。

ご紹介します。


New study reveals the harsh truth about 5-irons
(新しい研究調査によって 5番アイアンに関する残酷な真実が明らかになった)
https://www.golfdigest.com/story/7-iron-longer-than-5-iron


という、こちらの記事です。

Golf Digest 誌のウエブには、Hot-List っていう出たばかりの新商品をテストしてみました...的なコーナーがありまして、様々な実力レベルのパネラー(試打する人たち)を揃えていて、その都度打ってみたリビューや採ったデータなどをもとに各メーカーの新商品を紹介しています。

その Hot-Listで採ったデータをもとに、今回の記事では、「君たち 5番アイアンまともに打ててる?」っていう内容です。


データ入りの部分を抜き出して訳してみます。

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Using data from the Rapsodo MLM2Pro at this year’s Hot List testing summit, we looked at five of our Hot List panelists with driver swing speeds just slightly under 90 miles per hour. The average distance between the 7-iron and 5-iron for that group was just five yards, and none of them showed an adequate distance gap between the 5- and 7-iron. Two actually carried the 7-iron farther than the 5-iron. Only one in the group recorded a yardage gap between the 7- and 5-iron in double-digits, but even then the 16-yard gap would not be nearly enough to accommodate three clubs (5-, 6- and 7-iron).

今年の Hot-Listのテスト集会で Rapsodo MLM2Pro (弾道測定器)のデータを使って、ドライバーのスイングスピードが 90mph (40.2m/s)を少し下回るパネリスト5人のデータを見てみました。7番アイアンと5番アイアンの平均の飛距離の差は僅かに5yで、誰一人として十分な番手間のギャップを持っていませんでした。このうち 2人は実のところ7番アイアンのキャリーの方が5番アイアンよりも飛んでいたのです。5人の内でたった 1人だけ、7番アイアンと5番アイアンの平均の飛距離の差が二桁を記録しました。しかしながら16yの差は、3本のクラブ(5番、6番、そして7番アイアン)の間の距離の差としては全くもって十分とは言えません。

(中略)
*注: ここで昨今のアイアンはストロングロフトが進んでいて、上がりにくくなっている(キャリーが出にくくなっている)という解説が挟まります。


In fact, research from Mizuno showed that at 7-iron swing speeds between 70-80 miles per hour (LPGA level and better), a slightly higher lofted 7-iron (like 31 degrees) is going to carry farther than a lower-lofted 7-iron (28 degrees)

事実、ミズノが行ったリサーチによっても、7番アイアンのスイングスピードが 70-80mph (31.3-35.8m/s。これはLPGAレベルかそれ以上)であっても、ロフト角の立った 28°の7番アイアンよりも、すこしロフト角の大きい 31°とかの7番アイアン の方が距離が出るという結果を示しています。

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私は7番アイアンのヘッドスピードは把握していませんが、ドライバーでのヘッドスピードがだいたい 88-92mph(39.3-41.1m/s)ぐらいで、ほぼほぼこの記事のスピードに当てはまります。
ものすごく上手く行った時でやっとこ94mph(42m/s)が出る程度です。(かつては振れば99mph(44.3m/s)ぐらい出せたのですが...)


そうかー、ヘッドスピードが楽々90mph越えていないと 5番アイアンは厳しいかー。っていうのはすでに自ら感じていまして、私の 5番アイアンはクロスオーバーのアイアン型UTです。

このCallaway X-Forged UT Iron 24° (2018)は旧型の方ですが、トップブレードも薄く作ってあってほとんど(今どきの中空構造の)アイアンにしか見えません。


今のところまぁまぁ打ててはいるとは思いますが、最近の動画だとこちらの記事のショットがこのクラブで打ったショットです。↓


16番は景色がすごいので、セカンドショットも動画を撮りました。


見えにくいかもしれませんが、よく見ますとグリーン前にクリークが横切っています。
友達の一人は気付かずに入れていました。(結果的には水はありませんでしたので、友達はクリーク内からチップアップしました。)

このショットはとても上手く打てました。
キャリーを150yぐらい見て、クリークを越えてグリーンちょい手前にバウンス、カップまで6歩のバーディーチャンスに付きました。外してパーでした。


お友だちの Dr. Golf のさすらいさんにアイアン型UTのクロスオーバーの良さを教えていただきまして購入、昨年の 3月から愛用しています。
残りのアイアンはPXGでこれだけがキャラウエイのクラブです。

打てていない訳ではないと思いたいのですが...

ボールの上がりやすさ、グリーンを狙って捉えようとするときのスイングのリラックス度、ファーストカットのラフなどの対応、FWバンカー、ミスの出る確率など、いろいろと状況を考えますに、個人的にはこの一つ上の距離を打つのに使っている Hybridの 4番 SIM2 Maxの方がむしろ打ちやすいと感じているかも知れないな、と思い当たります...。


Hybridの 4番もSIM2 Maxに揃えることにしました。シャフトは同じVentus Blue 6Rです。


...ということなどを色々踏まえまして、SIM2 Max Hybridの 6番を導入することにいたしました。(中古品を購入)
Callaway X-Forged UT Iron 24° (2018)を抜いて入れ替える格好です。


6番ハイブリッドもシャフトは4番ハイブリッドと同じVentus Blue 6Rです。
シャフトの重さのフローを合わせるために、シャフトに 3g程度の鉛を貼って調節しました。


これで、SIM2 Maxのドライバー3番ウッド5番ウッド4番ハイブリッド、そしてこの6番ハイブリッドと、ウッド類 5本は全部 SIM2 Maxで揃えた格好になります。

SIM2 Maxはどれもものすごい打ちやすくて、とても好きです。


しばらくは両方のクラブを確保しておいて、どちらが使い勝手が良いのか実際のラウンドでいろいろな場面で使いつつ、14本のラインナップを調整していってみたいと思っています。


* すでに 2ラウンドほどこのSIM2 Max Hybridの 6番を使ってみましたが、並行して使って確認するまでもなく、これはもう入れ替え確定です。すぐ上の3行、撤回します。(笑)
平たく言うと、5番アイアンちゃんと打ててないじゃん?ってことになるかも...