4/04/2025

パットに向かう際のマインドセット(パッティングのメンタル面) / 富士小山ゴルフクラブ

先日、お友達の「シングルへのゴルフ備忘録」のさすらいさんとコメント欄でパッティングに関してやり取りをしていて、自分でもメモしておこうと思ったことがありました。

当ブログはもともとパッティング技術向上のために始めまして、パッティング・カテゴリーの記事が100以上ありますが、そのほとんどは技術的的な面でのやり方や工夫、物理的な原理などの記事になっています。

今回はパッティングに向かう際の気持ちの持ち方を整理しておこう、と思いました。


私の場合は、 

1.SP: ワンクラブ以内 
2.ショートMP: ワンクラブ~ワンピン 
3.ロングMP:ワンピン~32'(約10m) 
4.LP:32フィート以上 

ぐらいを目安に、これから向かうパットを分類しています。

求める結果に対する期待値の違いを整理して認識しておくと、不必要にがっかりしたり全能感持ったりしたりの浮き沈みを避けることができますし、冷静にゴルフのゲームプランをホール毎に締めくくることができると思っています。

上記の分類は単純に距離で分けておりますが、もちろん傾斜やアンジュレーション、グリーンの速さ、読みにくさ、コースの立地、芝の種類などでも条件は変わってきます。たとえ50㎝程度でもものすごく難しいラインもあります。
上記の分類は大体の目安です。


具体的には、これから行うパット別に「気持ちの持ち方」を分類しています。

1.SPは90%入れるマインドセット 
2.ショートMPは最大限入れに行くトライをするマインドセット 
3.ロングMPは確実に2パットに納めるマインドセット 
4.LPは3パットをしないように「寄せ」るマインドセット 

ということで、パッティングに臨む際の心がけを分けています。 


これが何の役に立つかといいますと、パッティングのルーティンに入る前の、準備段階にそれぞれ違いが出てきます。
以前 ルーティンとリチュアルの記事を書きましたが、それより前のラインを読んだりする準備段階の部分に違いが出てきます。

1.SPでは、「90%入れる」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「インパクト時のパターヘッドの向き」です。
ストロークはグラグラしていても構いませんし、横のすごく切れるラインでない限りストロークの強さもあまり気にする必要がありません。
(そういう意味でいうと、良く曲がるラインではたとえば2フィートしかなかったとしても、ショートMPの括りの方に分類を変更します。)

そして可能な限りゆるゆるのグリップ感。揺るがないスタンス。


2.ショートMPでは、「最大限入れに行くトライをする」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「グリーン読みとしての、左右のブレイクの度合い、カップの入り口、カップインする軌道のイメージ、そして自分のパットのスピード、落ち着いたスムーズなストローク」に注意を払います。
若干クローズドのなることが多いですが、動きの出ないスタンス。

グリーンのスピードの距離感と曲がりの読みの両方が合致してこそカップインする、といういわゆるダイレクトにその日のスコアを左右するパッティングが、このショートMPの領域で最も重要です。
その日のラウンドの出来の良し悪しは、すべてここに詰まっているといっても過言ではありません。(次がグリーン周りのチッピングの出来で、その次がドライバーの安定性です。)


3.ロングMPでは、「確実に2パットに納める」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「1に距離感、2に距離感、3,4,がなくて5も距離感」です。
グリーンを読む際に、カップの後ろからやボールの後ろから読む以上に、ラインの横から上り下りを読むことが重要なパットです。
左右には50㎝以上も外れることはそうそうありませんが、前後の縦距離では2m、3m、時には4、5mもオーバーしたりショートしてしまうことも珍しくはありません。

この領域のパットに臨む際に有用なのは、「カップに対して一番低い方向に行き、姿勢を低くしてグリーンの一番低い方向からグリーン全体をカップを中心にして見渡してみる」ことです。ラインが一番よくみえてイメージを作ることができます。

運が良ければ入ることもありますが、5%程度ですから気にすることはありません。
セカンドパットに残る距離をできるだけ短くタップインに距離につけること、残すならできれば上りを残すことを念頭に、ジャストタッチの距離感で打っていくのがこのパットです。


4.LPでは、3パットをしないように「寄せ」に徹します。
そのための最重要項目は、「ラグパット」です。直径2-3mぐらいのパラソルをイメージし、だいたいその下に収まればいいな、くらいの気持ちであまり自分にプレッシャーをかけずにチッピングか転がしのアプローチを寄せる意識でロングパットを打てばよいと個人的には思っています。
我々アベレージプレイヤーのほとんどは、ロングパットを猛練習できる環境にはいませんので。

この距離になりますと、真っ平らで何フィート打つのにどのくらいのストロークが必要かということよりも、むしろ、グリーン上の起伏をボールがどういう軌道で転がっていくか、そして位置のエネルギーとして、ボールの位置とカップの位置のどちらがどのくらい標高が高いのか、ということを把握してイメージして打つことの方が全然大切です。
グリーンのスピードだってラウンドで毎回違います。

この辺りは本当に、グリーン周りからの転がしに近いイマジネーションが必要になります。
ただしパターですから、スピン量とか打ち方とか諸々は考える必要がありません。
昨今PGAツアーでも採用率が上がっていて、以前からSPには強みを発揮するだろうことが想像に難くない、いわゆるトルクバランスのパターを採用しないのは、ひとえにロングパットを打つ時に感触が湧かないからなんです。
フェースバランスのパターも感覚が湧きません。

PING Anser型のパターですと、PWウエッジの転がしと同じような感覚で打っていくことができます。
(個人的な感想です。)


以上のような大まかな区分をベースに、ダウンヒルスライダーとか、横のラインとかの特殊な対処・狙い方の必要な場面も出てきます。


また、私は16フィートを基準の距離にしていまして、例えば15フィート打てば丁度よい場面とかになりますと、距離は精度良く気にせずに決め打てるのでラインに集中することができてカップインする確率が上がるように思います。
得意距離としては28フィートとか32フィートもあります。
そういうとき、結構長いのが入っちゃうかもなー、って思いながら打ちます。笑


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富士小山ゴルフクラブをラウンドいたしました。

コンペで忙しくて写真と動画をほんの少ししか撮りませんでしたので、コースのウエブサイトの写真を貼っておきます。







非常にきれいなコースです。
紹介がないとなかなか予約が取れないのだそうです。





全体的にフェアウエーは広めでした。OB杭はほとんどのホールで気になりません。
アップダウンもあって、距離もありますし、良いコースでした。
特にグリーンが読みにくくて、下りが恐ろしく速くて、なかなか大変なコースでした。



しかも今回は、静岡シニアアマチュアの優勝経験者、静岡でもトップアマの方と同じ組でのラウンドでした。

この方↓


飛距離も出ますし、とても気さくな方で、ご一緒させていただいてありがたかったです。


スコアカードです。
この日のラウンドは、インコースからアウトコースへ。


コンペの第1組でのスタート。
出だしが池越えのパー3で160y、右に逸れて出て行ったボールは大きくドローで戻ってくる前に木の枝に叩き落されて、みなさんが見守る中での池ポチャからのスタートでした。笑

前半はパットが全く入らなくてスコアに苦戦しました。
パッティングは調子悪くないし、読みもそんなには外れていないのですが、惜しいところで全然入らず。カップの縁に止まること4回。

14番ではFW真ん中右寄りにあった木を避けてスライスで回り込むショットを打ったら、まともに幹に当たって真後ろに戻ってきました。
やっぱりああいう時は得意な方の右から回すショットを選ぶべきですねー。


後半の2番ホールは、バンカーからHRしまして反対側のバンカーに。ダボ。

といった感じのスコアでした。


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3/28/2025

高嶺の森ゴルフクラブでパター打ち転がしのチッピングを練習

この頃はどんどん暖かくなってきましたねー。

シーズン到来という感じがしてきました。(まだグリーン周りの芝の状態は難しいですけど)


富士山はかなり雪をかぶっていますが、下界は暖かいです。
もう半袖でゴルフができます。 ← 私の場合は、真冬でもちょっと太陽が出てたら半袖でやってますけどね。


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...というわけで今回は、ライの状態がぺたぺたでボールを上げられないほど悪いライから打つ練習を、チッピングエリアに行って工夫してみました。

こちらがホームコースのチッピングエリアです。


フロントに行って、練習場使わせてくださーい!って伝えて名前を書いたら、あとは自由に使わせていただけます。
ほんとこの日なんかは、ラウンドする予定も全く入っていませんでした。

この写真の日は前日というか当日の朝にも雨が降りましたので、悪ライを練習するにはもってこいの状態です。
写真からも十分に伝わるかと思います。

ここでいろいろな打ち方・構え方など試行錯誤してある程度ミスが出にくそうな打ち方を見つけるべくあれやこれやと試しまして、

...最終的に、ロングパット感覚で打つ転がし感覚でありながらある程度キャリーの出る、コースで有用っぽいアプローチをひとつ作りました。
LP-R (Long Putt Roller)と仮名を付けておきます。

3本ともキャリーの距離はほとんど変わらず13-14歩前後でした。
(その後の転がりには等間隔くらいで差がありますが、グリーンのようには短く刈っていませんので、あくまでも雰囲気で想像する感じになってしまいます。)


それを今度は、翌日に練習場の1階に行きまして、その打ち方で練習をしました。


動画は、54°、58°、そして50°の順に打っています。
こうしてみますと、キャリーにはどれも差がありません。
練習場ですのでキャリー後の転がりが分かりませんが、弾道から見てそれぞれの転がる量には差がある模様でした。


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ここまで来たら、今度は実際にグリーンへ向かってアプローチして転がしてみたいですね。


...ということで、偶然にもとても良い機会を得られまして、練習をしてきました。


というショートコースです。

コースのウエブサイトの写真

2,512y Par 56 ですから、まぁまぁの長さがあるホールが多くてショートコースとしては規模が大きいです。



こちらが145yの打ち上げになっている1番ホールです。


必要数のクラブを入れて担ぎで回ります。
目土袋も借りました。

私はパターを含めて9本入れまして、回ってみた後に思いましたが、もう1本入れたいです。もしくは間のクラブを間引くか。普通のショートコースはクラブ3-4本で回れてしまうところもありますが、ここはもうちょっといろいろな距離を打てます。


こちらは169yの4番ホール、アゲンストで175y見当で打ちました。


このホールは左右の幅が狭いうえに、グリーン前が川越になっていまして、なかなかに厳しいホールでした。


こちらが175yの7番ホールです。
このホールは広かったのですが、アゲンストでちょっと4Uでは届かないかなー、という距離でしたのでティーアップを高めにして強振しました。笑


富士山を背にグリーン方向は、こんなに良い景色になっています。↓


で、さらに良いのが、この日は近くで教習を受けていた娘の仮免試験を待っている間の練習で一人だったのと、前後に全く人がいなかった上に、このホールで前を回っていた3人4人のグループの人たちに追いついてしまったので時間つぶしが必要でした。 

私がスタートしたのは午前11時前くらいで、皆さんは朝から来ていてひと波が終わり、私が30分ほど離れた最後尾だった模様です。
後ろから来る組は、私のさらに(おそらく)60分程度後ろでした。(私がこの7番に来た時にようやく1番ホールに来たくらい。)


この好条件を利用しまして、このホールで転がしの練習をしました。
(コースの方には、前が詰まって後ろがいない状況で練習していただいて構いませんとの許可を得ています。)


この動画も、冒頭の動画と同じで 54°、58°、そして50°の順に打っています。
打ち方は全く同じですが、練習場のマットの上からの方がキャリーが出ました。ボールの反応が全然違います。

キャリーに関しては、3本ともそれほど変わらずに13-14歩程度のところにファーストバウンスして行きます。
そこからグリーン上を転がっていきますが、転がりの距離は各クラブで差が出ました。

動画に映っていますがボールはそれぞれ、20歩、24歩、28歩のところにありました。
何回打っても、ミスらない限り似たような距離感で転がってくれます。

そして動画で見えますようにグリーン手前がほんの軽い上りで、グリーン上はほとんど平らか受けているくらいの状況ですので、データ取りには持って来いでした。
この打ち方(LP-R)は結構コースで使えるアプローチになりそうです。


楽しく反復練習しながら、データを取りながら、動画など取りながらのラウンドをしまして、14番までで先も詰まっているし時間も来たので、ということで帰りました。


帰りには娘と二人で御殿場プレミアムアウトレットに立ち寄りました。
そこからの夕日の写真です。


富士山の上の方は雲に隠れています。
夕日がちょうど沈むタイミングです。


行った時間がちょうど良くて、なかなか良い練習ができた日でした。


3/13/2025

コースレート/スロープレートをコース毎に検索できる、J-SYSのウエブサイトのリンク

早朝の御殿場が濃霧に包まれた中、練習場で出社前の練習をしました。

ボールの弾道があんまり見えませんから、こういう時はウエッジの練習に重点を置いて練習しますが、まず1球目はドライバーです。


数回素振りをして凝り固まった体を無理矢理動かして、大振りしないようにしかし振り切るように気をつけて、良くスタートする(そして狭くて易しくない) 御殿場東名CCの10番ホールを思い浮かべながら打ちます。
(いろいろなコースへ行きたい性質ですのでホームコースでまだ10ラウンドもしていなくてハンディキャップがもらえていないのですが、そこは置いときまして)


ーーー


題記の件、コースレート/スロープレートをコース毎に検索できる、J-SYSのウエブサイトにようやく気が付きました。

ということでメモしておきます。

J-SYS

こちらにコース名の一部を入れますと、日本ゴルフ協会に登録しているコースはそれぞれのティー、それぞれのグリーンのコースレートとスロープレートが表示されます。


米国ではスロープレートがあるのが普通で、逆に言うとこれがないとその日のスコアのディファレンシャルが出ませんので、ハンディキャップ・インデックスの計算ができません。

ディファレンシャルの話を書いた過去のブログ記事 ↓

コース・レイティング by SCGA


日本でもスロープレートが普及して来ているという話を聞いていましたが、実際にはスコアカードとかコースのホームページにも書いていないことが多くて「?」って思っていました。

今後はここでできる限り調べてデータ整理したいと思います。


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大学の先輩ご家族と大秦野カントリークラブをプレーしてきました。
ちょうど1年ぶり、去年の今頃にプレーして以来です。

今回は写真を撮りませんでしたが、スコアカードを。



インスタートでした。

10番はワンピンくらいに寄せましたがパットを外してパーセーブできずボギー。

15番のダブルボギーは強烈な登りでした。
セカンドを上手く打って乗せたと思ったのですが、下から見えていなくてグリーン手前にもう一つ段があって、ピンが思い切り手前で、おそらくカラーくらいまで行ったと思うのですが、40yは転がり戻ってきたと思います。
ここは覚えていないとやらかしてしまいますね。

前半最後の18番が初のパー5、上手く運べて3打目を4歩につけてバーディが取れました。


後半のアウトコースは無難に1番2番パーでスタートしまして、落としてもボギーで良いリズムで進んでいたのですが、6番のパー3でおそらくセットアップがズレてしまったのかどうか、どダフりしまして谷に落としてしまいました。グリーン脇のローカルルールの前3からボギーセーブ。

最終9番ホールは登りっぱなしの390yで2つで届かないホールでした。
ドライバーはまずまず、2打目が185yの登りでしたので3Wでパーオン狙っていきましたが当たりが良くてグリーンを奥にこぼれました。
グリーンに打ち上げてグリーン面は下りという、いわゆるJC(ジェットコースター) ライで、かなり上手く打ったのですが5歩オーバー。このパットはものすごく気合い入れました。
自分としては気持ちの良いパーセーブでホールアウト。

39(16) 39(14)= 78(30)となりました。(パー71)

コースレート/スロープレートが、67.1/119ですので、ディファレンシャルが 10.4となります。
距離が短いコースですのでスロープレートが低い数字ですが、アップダウンを考えると数字より難しいと思います。


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鎌倉CCの練習場で。


7番アイアンでのフルショットです。
あまりフルショットの練習は多くやりませんが、この間のパー3でのミスを鑑みてもう少しフルショットも練習しとこう!っていうことで、付け焼き刃。