5/15/2010

タイトリスト 690.MB アイアンセット


エリカ・ブラスバーグちゃんの事件、なかなか進展がありません。

↑の記事に、現在分かっている範囲での情報を追記して置きました。
引き続き、進展があり次第、情報をアップデートして行こうと思っています。



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1ヶ月ほど前に、「タイトリスト 690.MB の 2I」という記事を上げました。


それで・・・、これはやばいなー。
「出逢ってしまいましたね、僕たち。」

って感じで、とても状態の良い 690.MBの3番アイアン~PWのセットを見つけてしまったんですねー。(^^;


まぁご存じの方がほとんどだとは思いますが、このモデルはロングランで親しまれている、米国では特にものすごく人気があるクラブでして、必ず
後に名器と呼ばれることになっているクラブです。

現に、なかなか中古市場に出てこないんです。


ショップのスタッフの方から、「これは良いクラブですからねー。 よくこんなの出てたなぁ。絶対満足しますよ。」とか言われるまでもなく、すでにとっくのとうに買う体勢に入ってました。
2番アイアンを既に打ってますから、感触いいのは知ってますし。(^^;

画像をクリックで拡大します。


ドライバーとかウエッジとかパターは、スペアのものをただ絵的に挿してみただけです。(笑)

ちなみにバッグは、うちのゴルフしない奥さん用に?買いました(笑)、OGIOのDIVAってシリーズのスタンドバッグです。反対側に、取り外し可能のポーチが付いてます。
OGIOのバッグ、私けっこう好きなんですよね。)
足にまだビニールついてましたね。(^^;




前の記事にも書きましたが、このクラブは新グルーヴ・ルールにはすでに出た当時のままで適合しています。♡



ちょっと歴史を見てみますと、オリジナルの690MBというモデルが出たのは2002年。↓

Titleist Irons History
http://www.titleist.com/historical_clubs/category.asp?cat=if


その後、680とか670が2005年に出ていて、660はその翌年の2006年デビューです。

690MB自体がよく売れたんですが、ロフトを1度立てライ角をアップライトにする依頼が多かったのと、2005年ごろのトレンドに合わせるのもあって、シャフトを1/8インチ長くして、690.MBとして、680MBと670MBと同じ2005年に、ドットを付けて改訂版を出したんですね。
(この辺りのことをご存じの方には、くどくなっちゃってスミマセン。(^^;)


スペックは、こんな感じです。 ↓




一方、2002年に出た 690MBの方のスペック (←クリック) は、こんな感じです。


クラブにはあまり浮気癖の無い私でも、これだけ条件(てか買う口実(笑))が揃っていたら買わずにはおけませんですね、さすがに。(^^;

画像をクリックで拡大します。


いやー、いいですわー。意欲湧いてきます。(笑)


まぁ、私にとっていいところは、今使っているX-Tourとスペックが非常に近いんですね。
ソールの抜け方とかは少し違うかも知れませんけど。

この際ですから、ロフト角とライ角は全部、X-Tourの数字に合わせてもらうことにしました。
X-Tourをカタログ数値どおりになるように調整してもらったのも同じ工房なので大丈夫でしょう。

グリップは、速攻すぐにお気に入りのヤツに変えてあります。♡


今日現在は、ロフト角ライ角調整に出ていまして、明日帰って来ます。


でも、打ちながら鉛を貼って調節したりしますので、余程のことが無い限りラウンド投入はもう少し先になると思います。
この辺は、バランス計で測って決めるんじゃなく、振りながら感覚的にやるのが良いように思いますですね。


前の持ち主はアイアンカバー付けて丁寧に扱っていたのでしょうか。
すごい数のレンジでの打ち込みとかもそんなにやってなかった風。

今度の持ち主の私も全然練習で打つ量が少ないですから(←さらっと言っちゃうのね。(笑))、(1本1本のカバーは使いませんけど)当分いい状態を保ってくれるんじゃないでしょうか。(^^;


X-Tourにする前はTitleistのDCIブレードのアイアンセットを11年間使っていましたので、実はTitleistロゴのバッグはすでに持ってます。(^^)

偶数番手は全部打ってみましたが、なかなかいい感触です。
まぁ色んなライで打ってみないと分かりませんですけれどね。

8番あたり、ちょっと左に引っかかった打球が多く出ましたので、やはりライ角調整は必要の様です。

ついでにX-Tourにスペックを合わせてもらえますから、
ちょうどいいです。(^^)




なんでいまさらそんな古いクラブを新兵器みたいにわざわざ記事で取り上げてるの?!。 ・・・って気づいてしまった方。鋭いです。

その通りなんですが、気が付かなかった方向でお願いします。:-p



HIROさんのところの写真です。 キレイ。


5/13/2010

ユーコ・ミツカ事件へのアメリカ・メディアの反応(感想?)


この事件、私はよく存じませんでしたが、あちこちのブログで書かれていたものを読みまして、少しだけ関心を持ちました。

おおよそ、「処分が甘すぎる。」「JLPGAは自ら良い機会を潰してしまった。」というご意見が多いのかな、と感じていました。


その矢先に、珍しくもこの件をアメリカのメディアで取り上げられた記事を見ました。
(まぁ、半分ブログみたいな記事なんですが。 でも、良く調べて書かれています。)


こちら。 ↓

Golfer suspends herself for 11 tournaments
(自分で11トーナメント出場停止を課したゴルファー)


(写真をクリックすると、元記事に飛べます。)

ゴルファーって言うのは、大概自分に腹をたてるもので、黙ってメラメラする人も入れば、悪態付く人、クラブにあたる人なんてのも居ますが、11トーナメントへの出場を自粛するなんて話は未だかつて聞いたことがありません。

みなさんご注目下さい、この人です。
日本の、ユーコ・ミツカさんです。



・・・みたいな紹介をされていますね。(笑)

実は私もこの方の写真を初めて見ました。(^^;
(ちょっと とんまるきさん みたいですね。)


で、ひと通り、

スロー・プレーで2ストロークのペナルティを喰らい、腹を立ててクラブを捨てコースを後にした

っていう風に経緯が説明されていまして、

JLPGAのレコードである2百万円(約2.1万ドル)を科せられたばかりでなく、なんと自ら11トーナメントへの出場自粛をした

と。

(新人教育を受け直させられる件は書かれてません。(笑))


たしかにスロープレーとかんしゃくは両方ゴルフでは忌み嫌われるのは分かってるけどね、これにはちょっと驚いたし、正直、すごい奇妙だと思うよね。

って感想が述べられてますよ。


JLPGAのhead honcho (総 親分)、ヒサコ・ヒグチの

コメントとして、

"It will have a serious impact on her to miss these tournaments,"
(「いくつかのトーナメントに出場出来ないことは、彼女にとって深刻なインパクトがあるでしょうね。」)

"Let this be a lesson to other golfers."
(「他の選手へのレッスンにしましょう。」)

(No word on whether Higuchi wagged a finger while saying this, but it sure seems like it.)
(ヒグチがこれを言ってる時に人差し指を前後に振っていたかどうかは伝わっていないけど、目にみえるようだね。)

と、書かれています。


いや、そのジェスチャーはしないと思うぞ。(笑)


で、最後になかなか鋭いことが書かれています。

この罰金と処分は、やり過ぎのように見えるけれども、どうやらミツカ自身が、「you-can't-fire-me, I-quit strategy (『あたしを首には出来ないわよ。私辞めるから。』作戦)」の緩やかバージョンを使ったという可能性はあるね。

と。

(なかなか鋭いところを突いていると思います。)


で、こう〆てます。

JLPGAは、2006年にスコアカードの改竄が理由で、あるプレイヤーを10年間出場停止処分にしているからね。 ・・・これ、“年”だからね。 間違いじゃないよ。

どういう処分が下るか、何“年”になるか心配して待つより、傷口に自ら塩塗ってアピールしといた方がいいかも知んないからね。



みなさんは、いかがお感じになりましたでしょうか? (^^)



ご参考:

2006年に10年間の出場停止になった女子プロはこの方です。↓

キョンエ・イ (李慶愛; 日本名: 滝浪 愛) (wikipediaより)



もういっこ。

ご本人のブログです。


エルドラドの15番ホール


先だっての 「エル・ドラドの13番ホール」という記事で、ホール攻略法を考えてみました。 って記事を書いたのですが、その時に、このホールも写真を撮ってきました。(^^)

このホールは、私が苦手にしているこのコース全体をさほど苦にしていない友人が、なぜか大の苦手にしているホールです。
面白いことにこの間の13番とは逆で、このホールは私にとっては相性がよいホールです。
飛距離も同じくらいだし、同じフック系統の持ち球なのに。 ??

ということで、このあいだと同じ思考/志向でちょっと考察してみようかな、
という趣向です。

参照: エル・ドラドのラウンド記録の記事



13番よりも少し短い、377yのパー4で、グリーン左に池があり、グリーン手前をクリークが横切っているレイアウトの、実は決して易しくはないホールです。
(ちなみに白ティーからは362yです。)


今回は、先にまずレイアウトを見ていただきましょう。



このホールは、真っ直ぐで攻めることができますが、ティーショットがほんの少し左にカーブ、そこからグリーンまではほんのわずかに右に戻すような感じになっているんですよね。
今回も、カーソルを画面上に当てていただくと、理想的なティーショットでパーを取るルートを示した白線が出るようにしてあります。


ティーから見た景色はこんな感じです。↓

画像をクリックで拡大します。


ここも実は、遠方に見える右サイドの枝が張り出した木がちょっと曲者なんですよね。


ドライバーで打つあたりの距離に向かって木が迫っていてフェアウエーが狭まっているのは、遠近法だけが原因ではありませんで(笑)、レイアウト図の方でも見ていただけますとおり、右サイドから大きめの木が何本か張り出してプレッシャーを掛ける感じで実際にフェアウエーはグッと狭まっています。


私の友人の場合は、気持ち的に苦手意識を持ってしまっている感じで (私の13番みたいですね。(^^;)、普段打たないようなミスショットも飛び出します。

普段は、ドライバーの飛距離は私と殆ど変わらない距離を打てますし、アイアンなんかは逆にいつも私より1クラブ小さいのを選択して打ってるくらいですが、このホールに来るとドライバーは飛ばなくなるし、得意のはずの 3Wも曲がったりしちゃうんです。

ゴルフって、ホントにメンタルゲームですね。


グリーンと、フェアウエー右側の木と、グリーン左の池と、右サイドのフェアウエー・バンカーが見えるように撮った写真がこちらです。

画像をクリックで拡大します。


こう見ますとフック系の人にはなんとも邪魔な感じの木で、ドライバーが
200yぐらいしか飛ばないとえらい邪魔になります。

しかしながら、ベストのドラバーが打てて、あと+40~50y飛べば、上の白線のベスト・ルートのように
大きな木はラクラクと通過して、残りは、100~135yぐらいのアプローチ・ショットですから、さほど難しくはありません。


もう一度、レイアウト図で整理してみます。



緑色の楕円のエリアが、狙うべき“安全ゾーン”です。
対して黄色の楕円は特に注意すべき“フェアウエーでもトラブル”ゾーンです。


黄色線のようなスライスでイケないことも無くはないですが池越え、しかも池とグリーンの間には池の淵に岩とブッシュがあるていどでフェアウエイがありませんので距離の許容範囲がとても少なくて、距離的にも160~180yぐらいの中距離になりますし、たとえスライスが得意であってもとても狙えるショットではありません。

結局、図にマウスのカーソルを乗せると出てくるピンク線のように、クリークの前にレイアップして3オン狙いに切り替えることになってしまいます。


レイアップした場合に見えるグリーンと、左の池と、手前のクリークは、こんな感じです。

画像をクリックで拡大します。


この日のピン・フラッグ(グリーン手前寄り)のちょっと左の、手前寄りのところに赤杭が見えますので、池が少し食い込んできているのがわかりますね。

ウエッジって言うのは、一般的なミスとしては引っかかるミスが出やすい
クラブですから、少しプレッシャーになるかも知れません。



で、実はこのホールの攻略にはちょっとしたコツがあります。

画像をクリックで拡大します。


ここに書き入れました緑色の楕円のスペースを通るように低く打ちますと、あっさり木の向こうへ抜けてくれて、2打目がものすごく楽になるのです。

木の枝の下の空間の高さは、意外に高くって おそらく20数フィート(約7m)ぐらいあるんじゃないかと思います。


ですから、ドライバー・ショットが200y付近から向こうにかけて、弾道が低ければ木の向こうへ抜けていってくれる範囲は、けっこうフェアウエーいっぱいに使えるんですよね。

私の友人のドライバーの弾道はどちらかと言うと普通に高い方なので、右の木が必要以上に邪魔に感じてしまうんですね。

私は弾道が大概の場合は低めなので、狭くなっているフェアウエーとは言え、フェードも必要ないですしストレスなく打てるのが、功を奏することが多い原因のようです。(^^)



・・・とはいえ、実際にはティー・ショットが曲がることも多々あるわけでして、写真を撮ったこの日のラウンドでは、

(マウスのカーソルを画像に乗せて下さい。)


この図のピンク線のようにドライブが左へフックで、セパレーションの木の中へ丘を登りながら転がり込んでしまいました。

そこから木の間を回して8番アイアンで打った低く大きく曲がるバナナ・フックは、クリークを少しだけ越えたところの、グリーン右サイドのフェアウエーが作ってある部分に止まりました。
よく見えなかったのですが、クリークをバウンドで飛び越した可能性もあります。(^^;


グリーン手前から3打目のアプローチは、低く転がしを使うPWのチップ・ショットでカップの右手前1歩へ。
パーが拾えたのでした。


得てして、相性の良いホールって言うのは、こういうラッキーになりがちですよね。


「Golf is 90% mental, and the other 10% is mental.」とは、よく言ったものだと思います。
( ↑あれ?違うかも?(笑))