7/29/2012

ラウンド記録 (チャンピオンズ・クラブ at リトリートの3)



こちらのコースは昨年の怒涛の8月にプレーしてご紹介しております。

昨年の冬、年末にも2回目をプレーしてラウンド記録をとっています。


(今年も昨年同様、怒涛の8月に突入予定ですが、2日で全部別のコースを4ラウンド72ホールはちょっと無理やり詰め込んだ感がありましたので、今年は少しペースを落とす予定です。(^^;)


比較的新しくてまだ出来て3年くらい、とんでもない山岳コースで、初めての人は大概非常に苦労するハメになるのですが(笑)、友人がまだラウンドしていない友人をハメたい (経験させてあげたい) ということで、みんなで行って来ました。(^^)


Champions Club at The Retreat 
http://www.championsclubretreat.com/index.php


今回も青ティーからプレーしました。
青ティーからでも6,277yしか無いというのにコースレート/スロープは 71.7/139ですから、難しいコースです。 友人たちは3人とも白ティーからでした。
(ちなみに黒ティーからでも 6,765yの短さですが、73.9/145というモンスター・コースで、私には手に負えませんです。)

ジャック・ニクラス特有のエレベイテッド・ポテトチップグリーンに加え、とてつもないアップダウンの山岳コースで狭く落とし所が非常に限られている、と前々回ご紹介致しましたが、今回は前回2回目の寒さと強い風とは全く逆に、100度Fを超える暑さと強いラフが強敵でした。



まずは、ラウンドのスコア記録です。


青色のバックティーから、コースレート/スロープは71.2/134、パーは37・35の変則72です。

1 5 - 0 3A  (30)  
2 4  0 7A  (Sx 目玉)
3 3 △ / 7S-①  (20)
4 5  0     
5 3  / U7B 
6 4 - 0 2-
7 4  0 ①  (12) (70y) 
8 5  0 U27B-② 
9 4 □ 3 ①  (14) (40y) 

10 4 - 0 U12AL-①
11 4 - 0 U5S 
12 4  0 ②  (14)   
13 3 +3 4 UU27A
14 4  0 ②  (18)
15 3 - / ②  (21)
16 5  0 UD18A  (3打目アンプレ) 
17 4  1 3A  (95y)  (2打目 FBからミス)
18 4  0 ③  (14)

41(15)・40(14)= 81(29)


この日はとにかく暑かったです。

LA周辺では、海岸線近くのコースに行くと涼しくプレーできるのですが、ここのようないわゆるインランド(内陸)に入りますととてつもなく暑いです。
湿気のない、日本とは異質の暑さで、風が吹いて日陰に入れれば比較的過ごしやすくなりますが、このコースは木陰があまりなくて風が弱めだったりすると、坂がきつい分バテてしまいます。


コースの方は、評判があんまりなので、20いくつかバンカーを潰して少しは易しくしようとしたらしいです。
私自身、4ヶ月前にいくつか潰す作業中だったものも含めて、「あー、あそこのが無くなってる。」とか気が付きました。


今回もジャック式グリーンは大変でした。

でもラフが粘くタフになっていた分、前回(冬) の「ちょっと的を外すと、アンジュレーションで持っていかれてグリーン外まで転がって。しかも20yは転がり落ちる。」 ってのが無くなって、今度(夏) は「短いのにしっかり打ち抜くアプローチじゃないとグリーンに乗らない」っていう難しさでした。

グリーンは、速さ自体は前回同様 9.5フィート程度の少し速いかなぐらいだったかと思います。
でも今回はパンパンに硬くはありませんでした。 よく水を撒いて暑さに備えたためだろうかと思われます。


トリッキーなコースセッティングも、さすがに3回目ともなりますとレイアウトが分かっていますので、打ちすぎて谷まで届いてしまうとか、フェアウエーが傾いていて思わぬところまで転がり落ちてしまうとかのトラブルは減りました。

しかし今回は (どうやら友人に依りますと) エイミングのミスが何度かありまして、3度ほどハザードに打ち込んでしまいました。


前回、

>いやー、相変わらずものすごい難しいコースでした。
>ここはもう私は90切れて楽しくラウンド出来ればOKです。

って書いたのですが、3回目でコースが分かってくれば青ティーからならそこまでではないものの、やはり難しいコースです。
さらにバンカーがいくつか減っていました。(笑)


今回も、まだご紹介していないホールの写真を中心に少しだけご紹介しておきますね。


まずは3番ホール、143yの短いパー3です。

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このショットはピン筋に真っ直ぐ ものすごく良いボールが打てたのですが、私の感触に反してちょっと長すぎまして、グリーン左の奥サイドに溢れてしまいました。

ジャック式の、グリーン外の凹んだ地域に転がり落ちまして、そこからピンに寄せるべくクラブフェースを開いてしっかり振りに行きましたが、粘い芝に食われてミスショット。 7歩(約5m) も残してしまいボギーにしました。 いいティーショットだったのになぁ。



次は、前回もご紹介しました4番グリーンを別角度から。

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すごいグリーンですねー。

ここだけすごい訳じゃないんですが、このグリーンは気持ちいいし、印象に残ります。

前回はダボでしたけど、今回はここでバーディーが取れました。(^^)
グリーンに写っているうちで一番近いのが私のボールです。



5番ホールもまだでしたよね。
これも美しいホールです。 141y、パー3。

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私が写真を撮っているのが、青ティーです。

風がアゲインスト(Head wind) で、距離感が難しかったんですが、グリーン中央のスロープぐらいを狙った私のショットは、若干短くてグリーン手前ぎりぎりの、結果的に手前に切ってあるカップのピンハイで7歩の位置に。

ものすごく惜しいパットだったんですが、カップのエッジを舐めて入りませんでした。



以前ティーからの写真をご紹介しております6番ホールの2打目地点の写真も。
友人が撮ってくれました。

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どこにティーショットを打っても、フェアウエーどころかコースの左端崖いっぱいまで転がり落ちてしまうホールです。

右サイドに食い込んでいるマウンドに打って行きましたところ、なんとラフでボールが止まってしまいまして、2打目がものすごいつま先上がりになってしまいました。

あんまり傾斜がすごいので、友人が笑いながら写真を撮ってくれたのです。(笑)

しかし私はこのショット、ものすごく上手く打ちましたよ!(^^)

ライの角度でフックして左へ行き過ぎないように十分注意して、右手を返さないように右の手のひらを上にして振り抜くようにスリークォーターかもう少し小さいスイングで打ちます。

なんとまぐれでカップの左 2歩(約1m半)につけました。
パットは外したんですけどね。(^^;



もうひとつ、15番のパー3もご紹介します。この日は159yでした。
ティーがいくつかあるんですよね。

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気持ちのよい打ち下ろしですが、的当てが難しいです。

ジャックのグリーンは、グリーンが6分割で乗せる位置で全然違いますしね。
もちろん私はグリーンに乗せるだけでも一苦労なんですが、ここは風との兼ね合いと落差と、距離感の読みが難しいです。

私はちょっとクラブが大き過ぎでちょっと左目に出まして、グリーンを左に少し溢しました。

そこからは、フェースを開いてスピン利いて下さいってお願いして打ったCT-30がすごく上手く行ってくれまして、パーセーブできました。
先ずはグリーン面へ上げて2段グリーンの上から下へ打つ感じだったのですが、ちょうど段差の辺りでぎゅぎゅぎゅっとブレーキが掛かってくれて良い感じでした。 旧溝ウエッジのお陰です。(笑)



最後に、以前にもご紹介しております16番ホールの写真を。 542yのパー5。
このホールはレイアウトが美しくて大好きです。

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40y先の白ティーのところに友人たちがいますが、フェアウエーは左へ回っていって、2打目以降は右側の渓谷を回りこむように左から右へ伸びていて、最後はグリーンの右にも池があります。

ドライバーを安全目に左へ運び、2打目を大好きな3Wで気持よく打ちましたが少しだけ思ったより左へよく飛んでしまって、左サイドの小さな木(藪?)に寄り添ってしまい、3打目はアンプレしました。

そこからパーも狙える距離につけようと意気込んで打ったウエッジのアプローチショット(約70m)は、ラフの芝で上手く抜けずにショートして18歩(約12m半) 残してしまいました。

マウンドを登って下るラグ・パットを上手く寄せて、ボギーでした。



ここは難しいですけど、フラットで簡単な良いスコアが出やすいコースよりも楽しいですね。

もうちょっと涼しいといいのですけれども。(笑)




7/24/2012

鎌倉パブリック ゴルフ場


ほんの1週間の日本への一時帰国。

ちょっと時間がないかなー?という日程でしたが、家内の実家から車で3分、ゴルフ友達がトップスタートを予約してくれまして、しかもクラブを貸してくれてピックアップまでしてくれるということで、鎌倉PGオリジナル・プリンで有名な 鎌倉パブリック をラウンドできました。


設計は手塚誠氏で、距離はずいぶんと短いのですがトリッキーなところは全然なくって、とても気持ちのよいコースです。
かなりの斜度の丘陵地に立っていまして、すぐお隣の鎌倉カントリークラブと何ホールかくっついています。

AグリーンとBグリーンがあって2グリーン制ですから、距離も短いのもあってかグリーンはどれもずいぶんと小さいですね。
この日は、トータルが少しだけ長くなるAグリーンでした。


鎌倉パブリックゴルフ場
http://www.kamakura-pg.com/


クラブは貸してもらう予定だったのですが、当日日曜日の朝は雨模様。
濡らしても悪いなぁ、ということもあり、彼のクラブはシャフトXXとかでスペックがキツいのもありまして、日本に置いてあった自分の15年前まで使っていたクラブを持って行きました。

バッグには、内側の額の位置にメッシュが付いている前時代的なキャップとか、懐かしきスモールボールとか、キャディさん専用のごっついグリーン・フォークとかすごいものが色々入っていました。(笑)

結果的には、雨は全然気にならないほどの霧雨でかえって涼しくていいくらいでした。
気持ちよかったなぁ。

「しまった、雨専用グラブ だけでも用意してくればよかった。」と思いましたが、全然問題無しなくらいの雨でした。


ホール毎の解説と、コースレイアウト図



いつものように写真を何枚かご紹介します。


最初の写真は、3番ホールのパー4、364yです。
このホールだけが、ワングリーンになっています。

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ティー・ボックスが左端に設定されていましたので、ドロー・ボールで打っていくとちょうど良い感じになりますね。
しかし左サイドは、グリーンの後ろまでずーっとOBです。


2打目地点からは、グリーン後方の斜面下方に高い煙突が見えます。

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写っているのは、この日シングルでいらっしゃっていて ご一緒したYさんです。
とても気さくな良い方でした。 「ポイントが溜まって今日は無料でラウンドです。」っておっしゃっていました。

調べていませんので勘ですが、あの煙突は火葬場の煙突じゃないでしょうかね?
(どうやらごみ焼却の煙突だった模様です。墓地だらけではありますが。) 

2打目は約115y、9番アイアンで打って9歩(約6m半) に付けましたがパットはショートして入りませんでした。



4番ホールは、115yの一番短いパー3です。

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ご覧のように、手前は渓谷です。
実際の距離よりも多少遠く見えるような感じがいたします。

私は9番アイアンで打ちまして、奥目の8歩(約5m半) に付けました。
これもショートして入らず。

この日は、1日じゅうパットがショートしてしまって苦しみました。

ショートもショート、1歩とか2歩とか残っちゃうショートが続出しちゃうんですから、大変です。(^^;



次の写真は、9番ホール 469yのパー5です。
ほぼ真っすぐに打ち上げていますね。

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ティーショット、2打目ともまずまずで3打目は残り約40y。

距離を調節するためにフェースを開いて上から落とすように行きましたが、ショート目で手前に14歩(約10m) も残してしまいました。

そしてこのパットもショートして、2パット目の1歩のパットもショート気味に左に外して、3パットのボギーに。



次の写真は、フェアウエー・チャレンジというイベントが行われていた14番、318yのパー4です。

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1000円をプレー・カードに付けて、被災地への寄付にする100円を現金で払いますと、ボールやグローブなどの商品を選んでもらうことが出来まして、さらにティーショットがフェアウエーを捉えますと抽選に挑むことが出来まして、追加の景品をもらうことができます。

私は荷物が増えるのはいただけないということで、3人分の寄付金分300円だけを協力させていただきまして、抽選の景品なしでシューズだけもらって挑戦しました。(^^)


一緒に行った友人はものすごく飛びますので、グリーンが空くまで待って打ちました。
フェアウエーキープでいいんですが、フルショットで強振しての挑戦です。(笑)

私のショットはフェアウエーの右サイドから真ん中に戻ってくる打球でフェアウエーを捉えました。

グリーンまではもう35-40yくらいですが、このアプローチが意外に難しい、・・・というか私はいまいっちょ苦手です。(x_x;

このショットはたまたま上手く打てて、3歩(約2m) に付けることが出来ましたが、これもショートしてひと転がり足りずにカップインならず。 まぁ、パーなら文句ありませんが。



最後の写真は、17番ホール、290yのパー4です。

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後方に写っている山の上の鉄塔は、テレビの電波塔でしょうかね?
この辺りは鎌倉山で、電波を届けるのはなかなか大変そうです。

ここに写っている友人がそのよく飛ぶ友人ですが、グリーンの横に外れてはいましたがティーショットで距離的には届いていました。

すごいですねー。
軽く登ってるでしょ?(笑)


私のティーショットもまぁまぁのショットで 残りは約60y、このホールはかなり上手く打てて2歩(約1m半) の距離に付けましたが、このパットもショートして入らず。(x_x)



自動にゆっくり動く4人乗りカートでのラウンドでした。

前半はトップスタートでとっとことっとこ回って、9時前にはクラブハウスに戻ってきたのですが、「お客さん早すぎますよ。いつもなら45-50分でご案内していますが、今日は1時間45分お待ちください。」ということで、まだ9時なのにお昼を食べることに。

しかも例のプリンは、今日は団体の予約が入っていたので既に限定100個が完売している、と。

むむー。(笑)


後半は、少し待ち待ちの状態でのラウンドでしたが、それほどリズムを崩すこともなく楽しくラウンド出来ました。

家内の実家からこんなに近いというのに、ラウンドは初めてでした。

今度から、帰国のたびに予定に入れようかしら。(^^)



7/14/2012

パッティング: 距離感と打ち分けとスピード


先だってのペリカン・ヒル(サウスコース)の2 という記事のラウンドの時、6番ホールで速い下りの14歩のパットがあったのですが、この時にパットの距離感と傾斜、スピードに付いて考える事象が起きました。

傾斜と海の方向を計算しまして、7歩の強さで打ってみたのですが思いの外スーッと行ってしまいまして3歩近くもオーバー。

幸い返しが真っ直ぐ目の登りのパットで上手くカップインできたため3パットは回避できましたが、ラウンド後にちょっと考えたことを、メモ的に書いてみます。

(この日は2番ホールでグリーンの外に出てしまうパット・ミスをしていますが、棚に上げときます。(^^;
 スピードの読み違え (というより傾斜の見落とし?) なので、まぁそういうこともあります。(笑))


余談といいますかおさらいですが、私の場合はパットの距離感をデジタル処理しておりまして、傾斜とラインを読んで打つ強さを一旦決めたら、その強さのストロークをするという方法をとっています。

   記事 →テークバック相関グラフ


パットの距離とテークバックの相関図

画像をクリックで拡大します。



別な練習ラウンドでも似たようなことがありまして、ちょっと考えてみたんですね。

こういう状況です。


14歩(約9.8m。32フィートぐらいです)の下りごく軽い曲がりのパットで、グリーンのその日のスピードとグリーンの傾斜から鑑みて予測し、8歩の強さで打とうと決めました。

このパットが、約2歩程度オーバーしたのです。 2歩の登りで、返しのパットであればカップインの確率は低くはありませんが、3パット撲滅のためにも2パット目には1歩以内の距離を残したいところです。

この時のパットがカップインしたか外れたかは忘れてしまいましたが(多分外れたかな?)、
ホールアウトした後、元の場所に戻って練習のためにもう一度打ってみました。

今度は7歩の強さで打ってみました。

すると今度は1歩弱くらいのショートでした。
返しにならない、未知のラインを残した下りのパットは、例え1歩以下程度でも嫌なものです。


ちなみにこの時に私が、8歩の強さも、7歩の強さでの打ち直しも ものすごく正確に打てていたかどうかといいますと、これは定かではありません。
自分なりの基準では、そう悪くないストロークではあったと思っています。


もう一度どこかの練習グリーンへ行って、似たようなラインの場所を確保し、繰り返しトライしてみるべきかも知れません。

しかしながら、物理的に考えましても14歩の距離を7歩のストロークで打つような下り傾斜ですから、1歩のストロークの強さの差が2歩~3歩の差になって現れることは不自然ではありません。
完全にグリーン面も平面で傾斜も均一であったなら、物理的にはほぼ2歩の差に出るはずですからね。


そうするとですね、考えることは2つあります。

1.  まず、8歩の強さで行って正解だったのか?はたまた7歩のストロークが正解か?
    (2歩の返しの登りと、1歩の未知の下りのラインの比較とすれば、私は前者を選びます。)

2. セカンドパットがぐっと楽になる(筈の) 7.5歩のストロークを練習するべきか?

こちらは、習得にどのくらいの練習を要するか、とか、どの程度精緻したストロークの習得が可能か、といった問題が持ち上がってきます。

すでに7歩とか8歩を打ち分ける段階で、けっこうアバウトなところがありますからね。

先の残り方の原因も、もしかしたら私が8歩を実際には8.2歩ぐらいのストロークをして、7歩を実際には6.8歩ぐらいのストロークをしていたために、2歩ではなく3歩の差となって現れたのかも知れません。

まぁ正直、7.5歩を打つ練習は、余程の練習量を確保できない限り無駄だと思われます。


現段階の私の実力では、1. を選択してラウンドする、というのが最善策になって来ます。

しかしそこで1歩進む事を考え、7歩のストロークと8歩のストロークをベースとして頭に置いておいて、その場限りの7.5歩のストロークを試みてみます。

・・・これがですね、練習グリーンではなかなかに上手い具合に行きそうな手応えになるんですよ。


でも、もう一度よーく考えてみますと、打ってみてグリーンの傾斜がこのくらいだとかなり正確に分かったからこそ7.5歩のストロークが必要だったと判るわけでして、

ラウンドの最中には一発勝負、見た目で傾斜とスピードの判断をして、14歩の距離を7歩で行くか8歩で行くかディベートして決断して打つわけです。
この時点で一体、7.5歩を選択する意味がどのくらいあろうか?

・・・と考えますと、ほとんど意味が無い。 ・・のが現実です。


私がここに活路を見出すとしますと、自分の脳の記憶とsubconsciousを頼ってみる方法論です。
7歩か、8歩かという決断を一旦デジタルに下し、その上でカップまでのラインを視覚的に見ながらいわゆるアナログ的な勘を導入して打ってみるというミックスの方法ぐらいかな?と、考えました。



さて、これがもし登りのラインの場合ですが、こちらはこうなります。

実際に補足した距離は14歩(約9.8m)ですが、ストロークとしては18歩かもしくは17歩くらいになろうか、というジャッジをしますね。 面白いのですが、前記の斜面とほぼ同じ斜度でも、28歩にはなりません。

ここでテークバック相関図グラフに戻りますが、私のデジタルパットは14歩のストロークを超えた強さのストロークは、段々精度が粗くなって落ちてきます。
1歩当たりのテークバックの大きさの差も小さくなって、その分のコントロールのし難さも影響してきますしね。


ただし、上りの場合は18歩で打っても17歩で打っても、結果には1歩より小さい差しか出てきません。当たり前ですが。

そういう訳で、例えば17歩半の打ち分けには、まったくもって必要性を感じないということになります。


この辺はちょっと面白いですね。






ついでですので、上りor下りの話をしますと、


私の場合 7歩(約4.9m。約16フィートぐらいです)以下の距離であれば、圧倒的に登りのパットの方が打ちやすいですね。デリケートなコントロールを要求されませんから。


逆に、14歩を越えるような距離になってきますと、上りの方が大きなストロークをしなければなりませんので、ストロークの制御が難しくなってきます。
下りの方は、傾斜の度合い(や芝目)の読みが外れるときの危険度はましますが、よく読めている条件下ならストロークとしては小さいのでグッと楽になります。


もっと離れて、21歩以上(約14.7m。48フィートぐらい)の距離を残してきますと、どちらも難しいには違いないんですが、まぁこの距離が残るのは登りのケースがほとんどでしょうかね。
残った原因がミスショットでしょうから。






このお話と関連しまして、こちらに、

   「セカンドショットのクラブ選択


という記事があります。



グリーン上、カップの奥に付けることも辞さない攻め方をしてみようという主旨の記事なのですが、私はこのところずっとこれを実行しておりまして、下りのパットを残すケースがやや増えている実態があります。

ここ最近のラウンド記事にも現れていると思いますし、スコアを付けないバック9の練習ラウンドでもその傾向が出ているんです。


アプローチショット(注: 英語で言うapproachです。大まかにはいわゆるセカンドショットのこと。) の距離感、コントロールとしては、私程度の実力のアベレージ・プレイヤーとしては、60y以上100y以内で16フィート内外に、それ以外のグリーンへのアプローチで32フィート前後、というのが現実的な目標です。
(30y以内とかの、グリーン周りのチップショットはまた別ですね。)

そうしますと、この結果として残るファースト・パットの距離が、先ほど考察したような距離で残ることが自然と多くなってくるのですよね。


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