10/05/2012

セカンド・ショットの考察 その2


現状、私はラウンドで平均して約8回GIR(パーオン)でグリーンオンします。

既にティーショットなりに大きなミスがあって、ボギー・オン狙いですけれどもグリーンまで60y以上も残す場合のショットも含めますと、大体ラウンドに9-10回は打つショットのことを考えておりまして(パー3のティーショットも含めますし) 、かならずしもセカンド・ショットだけではないのですが、便宜上タイトルはセカンド・ショットの考察といたしました。

いわゆるグリーンに向かって打つアプローチ・ショット(英語で言うapproachで、主にパー4の2打目のことを指します。) を打つ際のテクニカルな問題を自分なりに考えてみました。



当ブログでは何度かこのことを書いておりますのですが、

・・・私のセカンドショットは高確率でピンよりも左に行きます。

・ D-Plane流に真っ直ぐなボールを打つ
・ 第4象限(IV)を有効利用
・ 練習場とコースでのショットの違い
・ セカンド・ショットのクラブ選択


正確には、必ずしもピンを狙って打つ訳ではありませんので、目標よりも左へ行くと言うべきかも知れませんが、まぁなにしろ高確率で左サイドに行くわけです。

D-Planeの記事では、修正する糸口が見つかるか?と思ったりもしましたが、まだ見つかっていません。


よく一緒にラウンドする友人はそんな私のショットをいつも見ていますから、「もう少し右を狙ったらいいんじゃね?」って思いますよね。

何度かそう聞かれたこともあるんですが、「少しだけ右狙うじゃん? で、大きくミスしちゃうんだよねー。(笑)」って答えてます。 まぁ実際そうなんですよ。(^^;

少しだけ右にずらして狙うはずが、気持ちクローズ気味になってしまうためかどうか、かえってフックが大きくなってもっと左に行ったり、そのまんま真っ直ぐ右に逸れてみたり、滅多に打たないスライスで出て行ったりとか。 収拾付きません。

まぁそれでいつも、(自分なりに) 真っ直ぐ構えて真っ直ぐ打って、結果的に左サイドに結果が集中するまんまでラウンドしています。



そんな折、いつも楽しく記事を拝見させていただいていますチチ・ロボリゲスさんの「メタボリックがとまらない ver.2」というブログに、

まっすぐ構えるという事」という記事が書かれまして、「はた!」と思ったのです。

引用いたします。
20年以上前に受けた数学の授業を思い出そうと、Googleで三角関数を調べた。サイン・コサイン・タンジェントである。
何を調べたかったのかというと、ずれた構えが方向性に与える影響なんですが、調べていたらホェーッという感想を持った。


目標から左右10ヤードまでOKとすると、100ヤードの距離だと6度ずれまでならOK。
これが200ヤードだと、半分の3度ずれまでならOK。
ちなみに6度とは、時計の針で1分である。


時計の針で1分のずれなんて、ほぼ真っ直ぐに近いと思う。
練習場で、ボールが右に出たからと言って左を向いたら、確実に今度は左に行き過ぎる。


ボールの位置で修正した方が良さそうだ。

確かに、グリーン上にボールが残ってくれる程度のズレですと、左に3y-15y以内ぐらいのズレなんですから、これを右へ向けようと思ったら、右に約10yの目標修正が必要で、これは時計の針で1分の角度右へ向かなくちゃいけない訳ですね。

iPhoneの電卓でタンジェント6度ってタイプしてみますと、0.10510424......って出ますから、確かに100yの距離で10.5yのズレですね。


1分(角度で6度)って、小さいですよね。
ロボリゲスさんに良いことを再認識させていただきました。

しかも私のスイングは、(マシンの分析によりますと)インパクト時にフェースが5度とかあるいはもっとオープンで、インサイドアウトにクラブフェースがボールにアタックしてきてやや右から出て左へ曲がる回転のボールを打っていたりします。

ショートアイアンですと、かなりまっすぐの弾道のボールには見えますが、その実は左回転が入って飛んでいる様子です。

構えたクラブフェースの角度で考えたら、私にとってはちょっと誤差範囲かも知れません。


この時計で、目標が12時方向だとしますと、秒針が指している角度にずらす訳ですよね。


さすれば・・・、意識して右に目標を修正してとろうと試みると、必要以上に右を向いてしまい、ともするとスタンスのラインはともかく肩のラインが6度以上に右を向いてしまって、結果的に方のラインがクローズのままスイングするのでフックが強くなるとか、さらにスタンスも右を向きすぎていればそのまま狙ったより右に向かって真っ直ぐ飛び出すとか、そういう現象が起きている訳なのか!

とか思ったんです。



しかしですね、ことはもう少し複雑でした。


セカンドショットではなくてティーショットの画像で恐縮ですが、8月のムーアパークでのラウンドの写真に、時計の文字盤っぽいイメージを描き込んでみました。
(少し見にくいですが、是非別タブで画像を開いて拡大してご覧になってみて下さい。)

画像をクリックで拡大します。


このホールは186yのパー3でしたから、6度右を狙いますとグリーン上では約19.5yも右を狙うことになります。

19.5y? ほぼ20yですねぇ。

黄色の線は6度のイメージで引いてみましたが、グリーンの大きさが60y位だという事実から逆算してみて、これですと実のところ3度ぐらいでしょうかね?

時計の文字盤が地面に寝ますと、角度のイメージが大きく違ってきます。

時計の文字盤で1時の方向(分で言いますと5分、角度で30度です。) は、上の写真のこちらを向いている時計の文字盤で見るとグリーンの右端ぐらいに外れるくらいな角度に感じますが、一方、下の写真の地面に寝ている1時方向を見ますと、グリーン右のカート道のさらに右の方向へ外れていることが想像できます。

それもそのはず、タンジェント30度で計算してみますとピンの位置から約107yも右へズレることになっています。

1時の方向、たったの5分で、そんなに右に行っちゃうんでしょうか?

行っちゃうんでしょうか?・・・って言ったって、物理法則には逆らえません。



なにやら、実際にやらなければならない修正と、構える際の感覚とのズレとか錯覚みたいなものが存在しているような気がします・・・。


このことを踏まえまして、少し右に狙いを修正する、もしくはグリーンの右サイドを狙う、グリーンの左サイドを狙う、と言った(左にずれちゃう私の問題は抜きにしても) 日常的にラウンド中に発生するエイミングの問題として、もう少し違ったアプローチ(取り組み)の仕方を考えてみたいと思います。


そもそもですね、私の場合はエイミングの時に、まずボールの後方に下がってみて狙いをつけて近くの地面にスパットを見つけ、そこに向かってラインをイメージしてスタンスを決めていますが、

その上で、景色ですとかレイアウト、さらにはウォーターハザードや木や風の存在、そしてさらにはライの傾斜や芝目の方向、ティーマーカーの向きやグラウンドの向いてる方向とか、もうそれはいろんなものに影響されてセット・アップしていますので、

時として、セットアップして構えた後に「なんか体が捻くれているようなしっくりしない状態」みたいな感覚に襲われることがありまして、そういう時には必ずと言っていい程ショットがぶん曲がっちゃったりします。

バック・オフして仕切り直せば、って思いますけど、そのまま打っちゃう時が多いんですよね。
ミスショットして曲がってから思い出すといいますか。(^^;


すなわちですね、もし構えるときに目標とするスパットを変えさえすればその向きにちゃんと向けるぐらいであれば、エイミングに苦労はしていない、ってことになりますよね。

あまりにも感覚の狂う要因が多いわけです。

従いまして、以前記事にしました練習場とコースでのショットの違いみたいなことが、私には重要になって来ます。


しばらくは、自分の中で目標にまっすぐ構えて真っ直ぐ振っているつもりのセットアップで高確率で多少左へズレつつのラウンドを続けざるを得ませんが、この辺りのことを念頭に置きつつ試行錯誤していけば、ひょっとすると微調整が出来る一つ上のテクニックを編み出すことが出来るかも知れません。

(続く・・・かも。)



10/01/2012

バッバとポールターはPGAの歴史を変えるのか?


この記事ねー、私も以前から同じことを思っていまして今回のライダーカップで「うん、うん。」って思っていたんですよ。




私は野球とかフットボールが好きですので、観客を喜ばせる、興奮させる、魅せる、スポーツエンターテイメントとしては、こういう方が好きですねー。


米国の観客が騒がしいのは今に始まった話ではなくて、2月にアリゾナ州ののTPCスコッツデールで行われるフェニックス・オープンではゴルフトーナメントの観客がらんちき騒ぎに近いすごい歓声で盛り上がるのは有名ですけど、このライダーカップもいつにも増してすごい歓声でした。


(もちろん、本来の戦いとしても今回のライダーカップは随所にスーパーショットが見られて迫力満点、大満足でした。 でもこの記事ではその点はさて置きまして。)



今回ちょっと違ったのは、バッバが1番ホールのティーショットを打っている “最中にも” 歓声がずっと続いていたところですね。

バッバが観客に要求しましたので、成り立ったわけなんですけれども。


こちらに動画があります。



カメラのシャッターの音で打てないとか、ものすごくか弱いプロスポーツって感じしますよね。
既成概念を外して考えてみますと。

バッバもなんてことなく打ってますし。

歓声が続いている中で打てば、突然のシャッター音に「ビクっ!」とかなることもなくてかえって良いのではないでしょうか。(^^)


これ、私がTV見ていた限りでは、バッバより先にイアン・ポールターがやったんですよね。
土曜日の対戦で。

(追記:コメントをいただいて判明しましたが、どうやらその前の金曜日にバッバが観客に要求したのが最初で、土曜日にポールターが応戦したそうです。「俺にもやってくれよ。」って感じではなくて、「どうだやってみろ。」的なジャスチャーだったのですけど、ポールターはいっつもそんな感じですもんね。(^^))


応援する観客と言うよりも、野次る観客を煽るような感じで 「(騒音を) 続けたらどうだ?」「ほらどうした、音が小さいぞ?」みたいな感じのジャスチャーして、歓声が続いたまま打ったんですよね。

その直後のバッバが、「あれ?俺んときは歓声やってくんないの?」みたいな感じで続きまして。

最終日のスタート時には、バッバが完全に自分のものにしていました。(笑)



私は個人的にこのノリは好きです。(^^)

(私には歓声送ってくれる人居ませんけど、例えば後ろの組みの人がうるさかったりしても全然気にならずにティーショット打てます。 ですからまぁ、ほとんどのプロはもっとずっと大丈夫なんじゃないかと思うんですよね。)


9/29/2012

ニューポートビーチ (カントリークラブ)


こちらは、チャンピオンズ・ツアーの東芝シニア・クラシックが開催されているプレイベートコースです。

今年の東芝クラシックは50mphはあろうかという暴風雨の日があった中、驚異的なことにトップ集団のプロは-6とか-7のアンダー・パーでプレーでラウンドしていましたことが、記憶に新しいです。
グリーンが柔らかくなっていたこともあったのでしょうか。 凄いですねー。

コースがあることは知っておりましたが、なにしろ立地的には超高級住宅街の只中でしかも海沿いのPacific Coast Highway沿いとありまして、メンバーさんは超お金持ちばかりのプレイベートコースでありまして非常に敷居が高く、近くて遠い存在のコースでした。(^^)


Newport Beach Country Club 
http://www.newportbeachcc.com/


1953年の設立で非常に古い歴史あるコースです。

ロサンゼルス周辺の古いコースに典型的な、William Bell氏の設計で、キクユ芝のファエウエーとラフ、ベントとポアナの混合のグリーンです。

後に、Harry Rainville氏とそれから後にTed Robinson氏によって、何度か改修されているそうです。

メンバーの方に聞いたんですが、最近ベン・クレンショーにも改修を頼んだのだそうですが、直すとこないよ!って言って請け負わなかったそうです。


ラフのキクユ芝の強いところに行きますと、グリーンへたった15yのアプローチも振り切って打たねばならず私にとっては驚異的に難しくなりますね。 逆目だったらもうお手上げです。


コース的には、コースのサイトの写真を見ていただいても分かりますが、スロープの数字も大きくありませんし、フェアウエーも広々として、ハザードも目立って多くはなく、セパレーションの木々も密集したところはあまりありませんで、とてもゆったりとした気持ちのよいコースだと思います。

ただし、噛めば噛むほど的なコースなのでしょうか、すぐ隣りのPelican Hill のようなワクワク感のするデザインではありませんでした。

これだけ海に近くて、どのホールからも海が見えないというのもその辺りのことを象徴していると言いましょうか。



それではいくつか写真をご紹介していきますね。

今回は青と白のコンボ・ティーからのラウンドです。


まずはスタートの1番ホール、青からで339yの短いパー4です。

画像をクリックで拡大します。


写っているのが、今回招待して下さったマイクさんです。

後方にホテルが見えます。 海を背にして打っていく方向で、2打目からは左へドッグレッグしています。フェアウエイ・バンカーのやや左へドローで行っていくとちょうどよいですね。

私はティーショット、2打目とも無難に良いショットを打って、ピンハイの9歩(約6m)。グリーン左手前のガードバンカーを避けた感じです。

このパットが入りかけたのですが、少し強すぎてカップから跳ね出てパーの無難なスタートでした。


しかし無難だったのは最初だけ、この後3番4番と連続で池ぽちゃなどもあり、沢山ダブルボギーを打ったのでした。



次の写真は、418yの6番ホール、グリーンから振り返って撮った写真です。

画像をクリックで拡大します。


このホールではドライバーを左に曲げまして、セパレーションの木の後ろから大きなフックでフェアウエーに戻しまして、約65yの3打目勝負でした。

この日は本当にショートパットがことごとく入りませんでしたが、写っているボールの4歩(約3m)のパットは運良く入ってくれまして、1番ホール以来のパーが獲れました。

ホールは広々としていますよね。



こちらの写真は13番ホールのパー3、青ティーからで170yです。

画像をクリックで拡大します。


確かピンが奥目で風がアゲンスト、185yぐらい打つ計算だったと思います。

例の前記事のレスキューの3FWを使ってみましたが、見事にフックしてグリーン左サイドの(写真では木の後ろに写っている) マウンドに造られているバンカーに入りました。

かなり曲げ過ぎです。

バンカーショットはまぁまぁ悪くない感じで出ましたが、寄せきれずにボギー。



そしてこちらは17番ホールの美しいグリーンです。青ティーから185yのパー3。

画像をクリックで拡大します。


ここは、上手く打っても奥のピンにはやや短いかなー、と認識しつつユーティリティーの4番で打ちまして、予定通り? グリーン真ん中やや手前にオン。

池が右サイドでしたのでなんとか池ぽちゃせずにすみました。(^^)

2段グリーンの下から、あわや入りそうになったファーストパットでしたが微妙に外れた後、するすると2歩(約1m半)も離れてしまいます。

この返しのパットを外して3パットのボギーにしてしまいました。



さて、最後にご紹介いたしますのは、18番ホール510yのパー5の3打目地点です。

画像をクリックで拡大します。


本当は3打目地点(かむしろやや後方)なのですが、私はティーショットをまたまたぶん曲げていましたので、こちらが4打目でした。

非常に美しく造ってあるフィニッシング・ホールですね。


ただこの写真も海の方を向いているのですけれども(正面の方と右サイドの方向が海です。)、全く海が見えませんです。 (ゴルフカートで行ったら2-3分で海に出られる位置なのに。)



トーナメント・コースということで、かなり入れ込んで行ったのがスコアには災いしました(?)が、ちょっとそこ居らへんのムニシパル(市営) のコースの管理がちょっとよくされている版、って言う印象を受けたことは正直否めませんでした。


マイクさんがもしまた誘ってくださったらリベンジに行くかも知れませんが、年収が私と30-1000倍は違おうかという方々のプライベートコースですので、居心地良くないのでもう行かないかもです。(^^;


9/16/2012

新加入の道具を3点ほど


このカテゴリーの記事は久しぶりかも?


このところクラブは満足しちゃっているし、ゴルフ屋さんには足を運ぶものの何も買わないなぁ、なんて日が何ヶ月も続いていますが、先日の誕生日にも託つけつつちょっと買い物をしました。

まずはこちら。

画像をクリックで拡大します。


今まで使っていたプッシュ・カートが壊れかけまして、新しいのを買うことにしました。
で、以前から4輪のカートに興味があったのでこちらを購入。

Caddytek CaddyCruiser One Push Cart


他にも、Sun MountainのMicro-Cartとか、Bag BoyのQuadとか候補があったんですが、一番安く買えるしあちこちのreviewを見ても評判良いし、Costco.comで買えるし、ということでこちらにしました。



ついでに買いましたのが、上の写真に箱が写っていますが、ClicgearのSand Bottleです。

画像をクリックで拡大します。


ゲータレードのボトルに砂入れてドリンクホルダーも悪くはなかったんですが、どうも使い易くなくてしっくり来ませんで。

乗用カートですと、こういったサンド・ボトルが2本積んであって使いやすいんですが、プッシュカートだと目土しないケースもけっこう出て来まして(飛ばしたディボットはいつも戻しますが) どうも気が引けていたので、この商品を見かけましたので即購入しました。(^^)

今日使ってみましたけど、すごくいいですね。

ワンタッチで引っ掛けてぶら下げますので、手間がかかりません。

いろんなゴルフ場の芝種を混ぜてもいけませんので、毎回ちゃんと洗うか、もしくは種が入っていないミックスサンドを使っているゴルフ場の砂を入れておいて使うのが良いかも知れません。

途中で補充するのはそのゴルフ場のミックスですから問題ないでしょう。(^^)


スターターのおじさんが、「ミックス詰めてからラウンド行くプッシュカートの人を見たの、ここ6ヶ月で君が二人目だよ。 大歓迎だね。」って言ってました。

気分悪くないすね。(^^)

もうちょっと普及してもらったらいいですねー。



さて、3点目はこちらです。

画像をクリックで拡大します。


本当は、すごく気に入って使っている3W (Callaway; Great Big Bertha II 3+) の5Wがあれば使ってみようかなー?って感じでいたんですけど、これはさすがにモデルが古過ぎてなかなか見つからない。
わざわざeBayで探して買ってしかもリシャフトするほど合うかどうかもわからない、ということで、まぁなくても支障ない範囲で探しているようないないような・・・。(笑)


そんな中で、「お、このハイブリッドともフェアウエーウッドともつかない中間的なフォルムは何だ?」ってことで、手にとってみました。

お店の人によると、発売当時ほんの半年ほど在ったけど売れなくてすぐに消えてしまったクラブだそうでして。

興味本位で買ってみました。

スチールシャフトが入っていて、ロフトもよく判りません。 多分15度?
長さは、42インチくらいですかね?

一般的な3Wと、ユーティリティーの2番の間くらいの長さです。


今日、バック9の練習ラウンドに連れて行ってみました。

全部で4ホールで使いました。

画像をクリックで拡大します。


これは18番ホール、パー5の2打目地点ですが、ボールがラフに2/5ほど沈んでいます。

こんな状況でも、けっこうバズっと打って行けますね。

この程度なら、ユーティリティーの2番でもそこそこ打っていけると思いますけど、このクラブもなかなか悪くなさそうです。


私、元々若いころはフェアウエーウッドが極端に苦手で1番2番アイアンをセットにいつも入れて持っているアイアン星人だったんですが、ハイブリッド(ユーティリティー)のお陰で今では3Wも大好きになりました。

そういう、どうもフェアウエーウッドが苦手だ、みたいな方には、このBetweener(間を取った品)君はすごく使いやすいかも知れません。


飛距離を知る意味でも、しばらく練習ラウンドで使ってみますね。(^^)


追記: ものすごくボールが上がりやすくて3Wとしては非常に打ちやすい部類に入ろうかと思いますが、私のスイングですとラフから打った時に簡単にフックが出やすい様子です。よく上がるのですが。
練習場で上手く打てても、いざというときに使いにくいような気がします。



9/09/2012

ザ・クロスビー at ランチョ・サンタフェ


サンディエゴにある、普段は予約の取れないプライベートのゴルフ場に行って来ました。

SCGAのoutingです。


2001年オープンの比較的新しいコースみたいでしたが、ゴルフコースのスタッフの方々やスーパーインテンダントの方々に至るまで、すごく気持ちのよいおもてなしをしてくれる素晴らしいクラブでした。

我々は単なる 1dayメンバーに過ぎないわけですが、「The Crosbyはメンバーさんのためにあります。」というポリシーを胸に、気持よく働いていらっしゃる皆さんでした。


The Crosby at Rancho Santa Fe 
http://www.thecrosbyclub.com/


設計はASCGAのBrian Curley氏とLee E. Schmidt氏によるものだそうです。

ここも粘っこいバミューダ芝が使われています。

夏場はクラブが抜けてくれないのですが、でもラフも短く刈られていてその点では少し楽だったかも知れません。 ただ気をつけないと、短くてボールも浮いていると思いきや、クラブヘッドが取られて思わぬ方向に飛んだりします。


放棄された鉱山の付近に造られていまして、名残の岩がコースの随所に残してあったりします。

ものすごくアップダウンのあるコースで、コースの一番低いところ付近から一番高いところを見上げますと、一山向こうの山の頂上に見えます。

また行ける機会があったらなー、と切に思わされるコースでした。(^^)



それではいくつか写真をご紹介していきますね。

今回は青ティーからのラウンドです。
(一緒に行った友人達は青と白のコンボ・ティーでプレーしました。)


まずはその岩が見える2番ホール、一番短い308yのパー4の2打目地点です。

画像をクリックで拡大します。


私のボールはフェアウエーでしたが、岩が良く写る位置に来て写真を撮りました。

左サイドからの方が、グリーン右のバンカー群が避けやすいので攻めやすいですね。

このホールは7歩(約5m) に付けましたがパットは惜しくも入らずパーでした。(^^)



続く3番ホール、384yのパー4では右サイドのフェアウエーバンカーに入れてしまいました。

画像をクリックで拡大します。


綺麗な砂ですねー。 白いです。

遠方にグリーンをプレーしている前の組の人たちが見えますが、アゴがちょっと高かったのでこのホールはSWでレイアップ(というかバンカーから脱出)を最優先しました。

で、そのショットをミスりまして、もう一度このバンカーから打つ羽目に。(x_x)
(写真を撮ったときは、そんなこと思いもよりませんでした。(^^;)

4打目でグリーンを狙いまして、これも左手前にショートして外してしまいまして、なんとかダボをセーブ。
無理しなかったのになー。緊張感足りなかったかも?


フェアウエーもうねっていて、綺麗なコースですねー。



次の写真は、豪快な豪快な打ち降ろしの5番ホール、381yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


このティーイング・グラウンドが、コース内で一番高い位置にあります。

このホールだけでも、少し右にドッグしながらグリーンまで100フィートぐらいは下がっていっていると思いますが、その先の低い位置まで200フィートは高低差があるそうです。

馬の背のフェアウエーに打つティーショットはちょっと緊張感ありますね。
少し風が(ボールの曲がりが大きくなりやすい)アゲンストでしたので尚更です。

ここのティーショットはかなり良く飛んでくれて、写真で前の組のカートが写っている辺りよりもさらに下の方へ下り斜面を転がり降りて、グリーンまで70-80yしか残りませんでした。
(そのぐらいすごく打ち降ろしている落差ってことですね。)

しかし左足下がりのライから上手く捌ききれず、15歩(約10m半)残しました。

1m弱だった2パット目を外してしまい、3パットしてボギーに。 ぐぬぬ。



コース内にある一番特徴的な大きな岩はこちらです。

7番ホールのパー4、444yです。

画像をクリックで拡大します。


ティーショットは、ここから160-170y付近にある岩越えですね。

フェアウエーは右に傾斜していますが岩の左サイドはブッシュが近いですから、まっすぐ岩越えでうって行ってフェアウエー右サイドにボールが行ってしまうのが安全策です。

花道はグリーンの左手前側に開いているのですけれどね。

2打目は、そう見えないんですが思ったより登っていたっぽくてかなりショート目にグリーンオンしまして、22歩(約15m半) も残ってしまいましたのでラグパットをして、なんとかパーセーブできました。



この日の一番のショットはこちらからでした。(^^)

10番ホール、462yの長いパー4の2打目地点です。

画像をクリックで拡大します。


ティーからこの付近まではフラット目の緩い下り、ここから斜度が急になってグリーンまで下っています。

私のこの位置は、フェアウエーのやや右サイドでつま先上がりの左足下がりのライになります。
写真でも、傾斜がうかがい知れますでしょうか。

残り距離は、まだ220yありました。

3Wで、傾斜からできる範囲のスイングで持ち球のドロー目に打っていったところ、グリーンに乗ってくれてするするとカップによって行き、1歩(約70cm) の距離についてくれました。(^^)

一番バーディの来そうもないホールで、この日唯一だったバーディーが来ました。



続く12番ホールのティーショットは緊張感ありました。

322yの短いパー4なんですが・・・、

画像をクリックで拡大します。


目の前に写っている谷と、その向こうの白ティー、さらにその向こうにもう一つ谷がありまして、
多少打ち降ろしているとはいえ、キャリーで190y確実に打たないと向こう側に届きません。

風は弱いもののアゲンスト気味でした。

この友人のティーショットは良いボールで真っ直ぐでしたが、向こう岸に20yぐらい越えたところに着弾して、受け傾斜で転がり戻って10yぐらい戻っていました。つまりぎりぎり越えたくらいですね。

もう一人の友人のティーショットは届かなかったようです。

で、私は最初に打ったんですが、私のドライバーはボールが低くてキャリーはあまり出ないんですよね。
かなりの緊張感を持って、できるだけ高いボールで今日一の飛距離が出るように強振しました。

そういう時は大抵力んでフックが出たりしてミスるもんなのですが、このホールのティーショットはすごくよく飛んでくれました。(^^)

谷を越えて40-50yぐらいの平らなところまで行ってくれて2打目残りは90yぐらい。

すごく短いホールなのに、ティーショットは全く刻めないデザインっていうのはちょっと他のコースには思いつかないですね。



こちらの13番ホールのパー3も豪快です。 打ち降ろしで、230yありました。

画像をクリックで拡大します。


すごい下の方の遠くの方にグリーンがあります。

アゲンストで、打ち降ろし。

3Wで、ちょっとノックダウンショット気味に打っていったつもりだったのですが、ややドローが思っていたより強めに出てしまって風で増幅、左サイドのバンカーのさらに左、奥に外しました。

バミューダの粘いラフで下が湿っていたこともありまして、上げて止めるアプローチショットに失敗。

次のチップショットも上手く寄らずに6歩(約4m)、ダボとしてしまいました。 残念。




さて次ですが、こちらの15番ホールが、実は私のスタートしたホールでした。
ショットガン・スタートだったんですよね。

400yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


友人たちは谷の向こうの白ティーからでしたが、私のティーからの景色は写真のような状態でした。

こういうレイアウトは、打った先は割と広いと相場が決まっていると思うのですが、それでもプレッシャーは感じますですね。(^^;

どうしてもドロー系な私は、間違っても真ん中右の木に当てないように十分注意しつつしっかり打ちまして、フェアウエー左サイドの良い位置に打てました。 上出来です。


2打目はグリーンをショートして外しまして、寄せ切れずに ボギー発進でした。



さて、最後にご紹介いたしますのは、16番ホール482yのパー5の2打目地点です。

画像をクリックで拡大します。


池と川を回りこむようにして左ドッグレッグしているホールです。

それにしても背景の山といい、雲といい、美しい景観です。(^^)

ティーショットは、右から左へ斜めに横たわる池を越えて打っていきます。
気持ちが左のグリーンの方に惹かれてしまうと池に入れますね。

右サイドのバンカーにいっぱいぐらいのフェアウエー右サイドに打って行きました。


そして写真の2打目地点。

距離的にはグリーンに届かないこともありませんが、池がグリーンの手前のところで左から正面までかなり食い込んでいますので、無難に右サイドにレイアップして行きました。

3打目を4歩(約3m) に付けたのですが、バーディー・トライは曲がりを読み過ぎで入らず。

しかしこのホールは良い攻めが出来ました。(^^)



とにかくスタッフの皆さん含めまして、非常に気持ちのよいコースでした。

コンディションもとてもよく整備されていますし、コースのどこにいてもダイナミックな景色が楽しめます。  古い鉱山跡が見えるホールもありました。

機会があったら、またラウンドしたいコースです。


9/06/2012

タスティン・ランチ (ゴルフクラブ)


誕生日にグリーンフィーもカートフィーも、レンジボールもランチも全部タダっていうキャンペーンをやっているコースが幾つかありまして、その中でも割合に家から近く、しかも普段週末はメンバーのみの予約となっていてなかなかプレーする機会のない、けれどもとても美しいデザインの整備の良い景色も綺麗な(近くて遠い存在だった) コースに行って来ました。

プレーするのは多分8年振りです。


友人と2サムで朝一番を予約しまして、コストは二人でシェアをして朝早くとっとこラウンドして10時にはオフィスに着こうという算段です。(笑)

会社の方には、「誕生日無料サービスゴルフに行ってきます。 のろい組の後ろに入ったりして時間かかったら半休取りますね。」と事前に申し出ておきました。(^^)


まぁ果たして、9時20分にはラウンドを終え、無事に朝10時には出社できたのでした。

我々の前には、シングルで来た人、その後ろに2サム、そして我々2サム、という並びでしたが、3ホール目で前の組みがパスさせてくれまして、後半にはバック9をプレーしている人にも追いついてあちらの方から申し出てくださってパスさせていただけました。(^^)


Tustin Ranch Golf Club 
http://www.tustinranchgolf.com/


設計はTed Ribinson Sr.で、粘っこいバミューダ芝がラフではかなり厄介な、大きな池と椰子の木が特徴的なリゾートっぽい雰囲気のコースです。

パームスプリングズにあるコースみたいな感じですね、全体にはフラットですし。

都会にドカンとこういうコースが存在しているところが素晴らしいですね。

以前8年前に来た時には90ぐらい打ったような記憶があるような無いような。(笑)



ではいくつか写真をご紹介していきますね。
今回は青ティーからのラウンドです。(一緒に行った友人は白ティー。)


まずはスタート・ホールの1番、388yのパー4です。
画像をクリックで拡大します。


ちょっとまだ朝焼けな感じで写真が少し暗いです。
早朝ラウンドは気持ち良いのですが、特に逆光のホールなんかは写真もうまく写りませんし、ティーショットも眩しくて難しいですね。 それだけは難点です。

スタートホールは無難に2オン。

ファーストパットを打ってみて、このグリーンはなめらかで綺麗だけど朝露(というかスプリンクラーで撒いた水) もありますし少し遅めのスピードだと判りました。

パー発進は良い滑り出しです。(^^)



次の写真は、5番ホールのグリーンです。 318yの短いパー4です。
画像をクリックで拡大します。


ドライバーを打たず、フェアウエー上に220Yぐらいに留めてティーショットを打ちます。
それでも残りは100Y前後ですから、カップに10フィート以内ぐらいにピシっと付けたいところ。

2打目地点からみて、2段グリーンに見えていたのですが、実は写真のようにうねっていて、シンプルな2段グリーンではありませんでした。

グリーンの斜面をヒットしまして、グリーンの右手前サイドに10歩(約7m) ほども残してしまいました。
なかなか思うようには問屋が卸してくれませんですね。



次の写真は、9番ホール519yのパー5です。 写真は3打目地点。池越えになっています。
画像をクリックで拡大します。


2オンするには、キャリーで200y打てなければいけませんし、2打目地点はファーストカットのラフでしたので、この辺りの池の手前にレイアップしました。

グリーンの後ろには椰子の木とクラブハウスが写っています。

ここも10フィート以内にピタっと行きたかったのですが、地面の下が濡れているせいか湿度が低いせいか分かりませんが、この日はどのショットもややショート気味で、このショットも2段グリーンの奥の上の段に持っていけずに12歩(約8m半) を残しました。

しかし細貝さん式の2段グリーンの読み方で、距離感の計算はバッチリでした。(^^)
(詳しくは、パット・エイミング教本 をご購入下さい。)



後半に入りまして、ここのシグニチャー・ホールはこの11番ホールの美しい池越えのパー3、160yです。
画像をクリックで拡大します。


いやー、何度見ても綺麗なホールですねー。
確か以前8年前に来たときは2発池に入れたような・・・。(笑)

私のティーショットは、やや右にプッシュしまして、グリーン右のマウンドのラフ、という感じだったのですが、行ってみますと切れ込んでいる部分があって、ぎりぎりで池に転がり込んでしまっていました。

ドロップしまして、チップショットもあんまり寄らなかったのですが、4歩(約3m半) のパットが入ってくれて、ボギーを拾えました。(^^)



続く12番ホールはやや長目の415yのパー4です。
画像をクリックで拡大します。


コース図を見ていただけますと、このホールで特徴的なのは、飛び石になっているアイランド・ティーイング・グラウンド群ですね。

まぁ、プレーにはほとんど影響ないんですが、なんとなく良い感じです。(^^)

写真が逆光で 綺麗に写らなくって、すみません。(^^;



こちらの写真は、グリーンから振り返って撮ってみました。
15番ホール、542yのパー5です。
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スクっと椰子の木が立っていて、遠方に山の頂が見えて、とても綺麗でしょう?

私にはわりと長めになるこのホールは、ティーショット、2打目の3Wとも良い具合に打てたのですが、3打目で左手前にグリーンをショートしてのアプローチ。

1個目のCT-30を失敗しまして、グリーンのエッジ近くからもう一度チップショット。
本当にこのコースではグリーン外からのパターが使えない場面が多いです。 (花道ならパター使えますけどね。)



最後にご紹介いたしますのは、フィニッシング・ホールの18番、362yのパー4です。
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こちらも2打目は、池越えにグリーンを狙うことになります。
距離を残すと難しくなりますね。 レイアップも考慮すべきでしょう。


青ティーからは、写真のような景色になります。

手前の右の木と左の椰子、そしてドライバーで打ったボールがちょうど行くくらいの位置のフェアウエーの左右に木があってゲートのようになっています。
ちょっと狭まって見えますね。

私のティーショットはやや左に出まして、左サイドの木の辺りへ行きました。

運良く、木の左側をすり抜けてくれて、ラフからですがグリーンを狙えます。
でもラフでランが稼げず、まだ180y残っていました。

木に近くて 芝が少し薄くなっている場所だったのを良いことに、U2で思い切って打って行きました。

このショットは、今日一番いいショットだったかも知れません。(^^)

ピンハイの、カップの左 3歩(約2m) の位置にナイスオン。


しかしこの日はパットがことごとく入らない日でした。(x_x)

ラストチャンスも外して、バースディ・バーディーはお預けとなりました。 がっくり。


しかし非常に気持ちのよいラウンドでした。
いつかご紹介しなくちゃ、と思っていたコースでしたから記事にできて良かったと思います。(^^)


8/27/2012

スタッツに見る、タイガーの意外?な苦戦ぶり


まぁ苦戦していること自体は意外ではないのですが。

ベーブ・ペルツの「パッティング・バイブル」を読んだ時点から私がずーっと思っていることなのですが、タイガーが以前ほどの凄み&強さを発揮できなくなった一番の理由に、「ショートパットの出来」が挙げられると思うんですね。



思えば、逆転優勝したアーニー・エルスに4打足りずに勝てなかった全英オープンでも、ショートパットを外して天を仰ぐ姿を何度も見ました。

ずば抜けて強かった頃のタイガーには見られない光景だったと思うんです。




今季のPGAは4つのメジャーも全て終わり、FedExカップのプレーオフのトーナメントが始まっています。

先週のザ・バークレイズでも、68, 69 と2日めまで好位に付けていたタイガーは、3日め4日めで失速してしまいました。


そして、こちらに興味深い分析の記事が出ておりますので、ご紹介いたします。




画像をクリックで記事にリンクしています。


例によってちょっと内容を抜粋してみますね。

木金の2日間で首位と3打差の好位置につけていたタイガーは、土日の2日間で 72, 76 と崩れてしまった訳ですが、この2日間のパット数がなんと61パットでした。

記事には、「ベスページ・ブラックにNYCの工事現場のおっちゃんを連れてってラウンドさせても、パット数は61も要らないんじゃね?」なんてふざけて書いてますが、・・・それはないでしょ。(笑)

しかしながら、最終日にはフェアウエーヒットが43%、GIR(パーオン)が33%と、パット数が少なく出る筈のプレーぶりでしたから、確かにファーストパットの距離も短かろうことを加味して考えますと、パット数だけ見ればおっちゃんでももう少し少ないかも? という気もして来ます。


土曜日のラウンドでは、3パットが4回もあったそうです。


昨年始まった最新の、パッティングを評価するのに優れた指標 strokes gained putting ( ←過去の記事をご参照方。) でもタイガーは現在 41位。 これでも一昨年・昨年の 109位・45位よりは改善していますが、強かった2009年には42ストロークもパッティングで稼いでいたのと比べると、09年との比較で 30.6ストロークは失っているという計算だそうです。


昨今は、ドライバーなどのショットが格段に安定してきているタイガーに (事実トータル・ドライビングでは今季5位です。) 、もし2009年のパッティングがあったとしたら、トーナメント当たりにして約3.5ストロークのgainがあるそうで、そうなると今季の3勝に加えて、ホンダクラシックを含めた4つのトーナメントとメジャーひとつを勝っていたはずだ、という算用になるのだそうです。



そんな訳で、強かった頃に書いていた過去の記事を振り返ってみます。


・ 10 feet以下なんだなぁ。(ウッズの強さの秘密)

この記事には、タイガーが驚異的な確率で10フィート(約3m5cm) 以下のパットをカップに沈めていることが書かれています。


そしてこちらの記事には、

・ パッティングの距離感(続き2)

3フィート(約91.5cm) のパットを、2002年-2008年の間に、とても人間離れしている脅威の99.6%の確率で沈めたというデータのことを書いていました。

この数字は、「パット・エイミング教本」の著者、細貝隆志さんが物理計算で導いた、人間がなし得る限界値にほぼ等しい驚異的な数値です。(ご参考記事: 「パッティング成功率: 人間の限界値 )

※ これはパットの各残り距離別のランクトップのプロのデータとPGAトップ100位のプロのデータとを抽出して最適化した上で導き出された限界値の参考数値です。


ちなみに、PGAのプロの3フィートからのパットのカップイン成功率の平均値は約90%です。(もちろんトーナメント中のみの数値です。)



単純計算で言いますと、4日間のトーナメントの間に約3フィートの距離のパットが例えば30回あったとして、トーナメントで3ストロークは優位に立てるのですから、たかが3フィートと言っても大きな差になって来ます。



ところで、「3フィート(約91.5cm) のパットをいかに確実に決めるか」 ということは、私が思いますに、これはもう技術論ではなくて精神論的な部分が占める割合が大きいと思います。


デーブ・ペルツの「パッティング・バイブル」には、完全なペンデュラム式のストロークはプレッシャーにも強く、ここという場面でショートパットを外さない強みをもたらしてくれると書かれていますが、

一方で、「アーノルド・パーマーしかり、ジャック・ニクラスしかり、そして(最強に強かった頃の) タイガーも含めて、パッティング・ストロークのメカニズムはかなり複雑な方に分類される」と書かれてもおります。


ですからタイガーの不調に関しましては、ほんの少しでもパッティングが狂ってしまったら元に戻すのは至難の業であろうと、容易に想像が付く訳です。


フォーリーを新しいコーチに 昨今は復調の兆しを垣間見せているタイガーですが、再び驚異的な強さを見せてメジャー・トーナメントに勝つような日々が来るには、

・・・実はショートパットの改善が必要だという、あまり注目・認知されていない事実が横たわっています。


本当の復活は、まだまだまだまだまだ遠いように思えてなりません。




8/20/2012

サンクレメンテ・ムニシパル (ゴルフコース)



強化月間の最終戦です。(^^)

テメキュラ・クリーク・イン といい ドス・ラゴスの3 といい ちょっとこのところあまりに暑いので、今回は涼しい海風が吹くところという条件で、こちらのサンクレメンテ・ムニシパルを選択しました。

沿岸には太平洋の寒流が来ていますので、気温は10-15度Fくらい低いですし 涼しい海風が吹いて来てくれますから体感温度としては20度Fも違ってきます。 (^^)

昨年も強化月間にラウンドしております すぐ隣にある タレガ・ゴルフクラブ に行こうかとも思ったのですが、取れるスタート時間の都合が合わなかったのと、まだこちらのコースを一度もラウンドしていないということでこちらにしました。


ロサンゼルスからサンディエゴへ電車に乗っていると、途中でイルカがジャンプしていたりクジラが潮を吹いていたりするのが見える地域があるのですが、それがちょうどこのサンクレメンテの辺りです。

こちらがサンクレメンテの駅です。


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写真で見て 線路の左側はすぐにビーチ。ホームの右側は改札もへったくれもなくてすぐに道路です。
小さな小さなホームと販売機だけのかわいい無人駅です。



San Clemente Municipal Golf Course
http://sanclementegc.com/


ムニシパル(市営)のパブリック・コースですが、半分近くのホールから海を望める素晴らしいロケーションでコースの状態もまぁまぁでした。
フェアウエーは傷んでいる部分もありましたが、グリーンは比較的綺麗に整備されていました。

ムニシパルのコースの多くは、料金の安さや敷居の低さから(来る場合が多いと思うのですが)、下手をするとラウンドに6時間以上かかるなんてことがザラにありますので、ちょっと敬遠していたんですよね。

名門のランチョパーク もそうですし、私の好きなリオ・ホンドも土日はそうなります。
非常に人気の高い ロス・バルデス なんかは、スルーで6時間半はかかろうかといった苦行になります。(パロス・バルデス半島に位置していて海が見えますから、すごい人気なんですよね。)

まぁ、家族が居ない期間にラウンドする訳だし時間かかってもいい今だからこそ「行ってみようか?」 ということで、独身の友人と一緒に行ってみました。



今回はもうひとつ、パーシモンのドライバー (ホンマ・エクストラ90) とマグレガー・ミュアフィールドのアイアンセットならびに同じくミュアフィールドのL字パターを持ってラウンドいたしました。


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左側の、古いマグレガーのバッグが私のです。

使っていませんので、ドライバー以外はグリップもものすごい古いまんまなんですが、ダニー・エドワーズのロイヤルグリップだからそのまんまで大丈夫でしょう。

実際にはちゃんと当たると43インチ半のスチールシャフトのパーシモン・ドライバーも良く飛ぶのですが、今回は白ティーからのラウンドにしました。

パー5の2打目は、ドライバーで打つつもりです。

この友人はレフティーなので、打たせてあげられないのが残念でした。(^^)



2番ホールのティーインググラウンド脇に面白いもの発見。

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Mailbox (郵便受け) です。(^^)

もちろんこんなところに郵便屋さんが来るはずもなく。
これには、スコアカードと鉛筆が入っているんですよね。

古いタイプのムニシパルのコースでは、こうやって2番ホールのティー脇にスコアカードが置いてあることが多いんですよね。

1番じゃなくて2番なのは、そこへ来るのはゴルファーだけだからだと思われます。



さて、こちらは3番ホール313yのパー4のティーです。

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ここのコースの中では一番短いパー4です。

グリーンは少しだけ左サイドにあってしかも花道が左側に向いていますので、左側のこんもりした木の右上を抜いて左サイドに打っていくのが良い攻め方だとジャッジしまして打って行きました。

パーシモンのドライバーも、ナチュラルにドロー系のボールが出ます。

2打目を僅かにショートしまして、カップまで9歩(約6m半) のチップショット。

このコースのグリーンは、どれも小さいです。
設立が古いからでしょうね。

1928年の設立で、設計はウイリアム・ベル。 ファエウエーとラフはキクユ芝です。
典型的なロサンゼルス周辺の古いコースという趣ですね。

キクユ芝は粘くないしボールも沈みにくいのですが、根が太くて強いので、逆目になったときは大変です。
特にこういう小さいチップショットの時は要注意で、もしラフからなら尚更です。



こちらは8番ホール。 413yのパー4です。 ここでは一番長いパー4になります。

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グリーンの遙か後方に、海が見えます。素晴らしいです。

右から左アゲンスト気味に 気持よく海風が吹いて、暑さを和らげてくれます。

このホールのティーショットは、フェースのトゥ側で打ってしまいダグフック気味に左のセパレーションの木の辺りに。
2打目は4番アイアンでフックで回して打とうとしましたが、これを木の枝に当ててしまいました。(x_x)

3打目もグリーン右に外して乗らず、ボギー・セーブがやっと。



次の写真は、13番ホールのパー3です。
180yの打ち上げしかもバンカー越えになっていて、ちょっと難しいです。

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195yぐらい打つ感じでしたので、どえらい久しぶりの2番アイアンを打ちました。(2010年2月のこのとき以来。)

ところが、この1球目はなぜか スライスが出ましてあえなくOB。
木の向こう側のメンテナンス用の小屋の柵の中に打ち込んでしまいました。(^^;

打ち直しは上手く打てたのですが、グリーンの奥のやや右に外しました。 これを2歩(約1m半)に寄せましたが、パットを外してトリプル・ボギーになってしまいました。



後半の14番以降、かなりのアップダウンで高台の方へコースが配置されてきます。

15番のグリーンから見える景色が最高で、スコアカードの表紙になっています。
(コースのサイトの写真はスライドショーになっていますが、3枚目に出てくるのが15番のグリーンから撮られた写真ですね。)

15番は、谷越えの172y、パー3です。

画像をクリックで拡大します。


海は写真で言うと左側の下の方に広がっています。

私が15番グリーンから海の方向を撮った写真は、残念ながら時間帯が悪く逆光でして上手く撮れていません。

コースのサイトの3番目の写真をご覧になって下さい。↓  m(__)m

画像をクリックでサイトの大き目な写真にリンクしてます。




さて、最後にご紹介いたします写真は、最終 18番ホールのティーです。
383yのパー4。 ちょうど250y-340yぐらいのグリーン手前の位置が深くU字型に掘れて凹んでいます。

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パーシモンのドライバーを持って、エイミングしているところです。 右から左の風でややアゲンスト。

これも綺麗なホールですねー。
グリーンの向こうとホールの右手とに海が見えます。

私の飛距離的には、ちょうどU字溝の手前の平らなところまでで止まってくれますから好都合でした。

2打目には150yぐらい残りまして、グリーン右手前の深いバンカーに入れないようにグリーンの左サイドを狙って打って行きましたが、これはグリーン左に外しました。

海の方向へ向かって打つチップショットは、ボールが止まってくれませんので難しいのですが、なんとか3歩(約2m) に寄せました。

このパットは思ったより曲がってくれず外れてボギーでした。



狙い通り、比較的涼しくラウンド出来ました。

そして何よりもうれしい誤算だったのは、プレーの進行状況がそれほど遅くなくて、4時間半で18ホール回って帰ってこられたことです。

最後のアップダウンがきつくなる辺りの4-5ホールは、歩きのグループのスピードが極端に落ちまして すごく待たされましたが、全体的には良いペースで進んでくれました。


これだったら、また土日に来ても楽しくラウンドできるなぁ、と思いましたです。

こんど朝早めのスタートを予約して、また来てみようかしらん。(^^)




8/19/2012

ドス・ラゴス (ゴルフコース)の3 ~夏ver.~


こちらのコースは、以前 2度ほどご紹介しております。

ドス・ラゴス (ゴルフコース)
ドス・ラゴス (ゴルフコース)の2

どちらも 1月にラウンドしていまして、コースの写真が冬の黄色い枯れ芝みたいな部分が多くなっていました。

今回は、夏編!ということで、緑が濃くなっている写真をご紹介いたします。
(ただし、ホールの周りは茶色で岩場でコントラストも綺麗に見えます。 いかにも乾いて暑い禿山に作った感じのコースです。)


Dos Lagos Golf Course
http://www.doslagosgolf.com/


クラブハウスは相変わらず質素なプレハブ調。

もうすでに作りなおす気はない様子です。(笑)

会員制のクラブ・ゴルフ場ではありませんから、立派なクラブハウスは必要ありませんけどね。
私なんかは、これでグリーンフィーがお安い方が良いです。



それでは、以前ご紹介していないホールを中心にいくつか写真をご紹介いたしますね。


最初は、非常にティーショットが窮屈に感じる 3番ホールのパー3、188yです。

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手前は渓谷といいますか実は川で、グリーンの右側までずっと伸びています。
左側の木の裏側は開けていなくて、そのまんまブッシュです。

距離の方も188yでしかもグリーンの方がかなり高くなっていますから、200yは打つ感じですのでとても難しいホールです。

私は幸いにもクラブ選択もぴったりで 5歩(3m半)に付けたのですが、このパットは入らず。



次の写真は、548yのパー5、12番ホールです。

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このホールのティーショットはですね、私が知るかぎりではこれ以上ないんじゃないか?って言うくらいに wide open な(広々とした) ホールじゃないかと思います。

右サイドも左サイドも隣りのホールに隣接していて、セパレーションの木もちいちゃくてすごいまばら。

しかもパー5ですから、少々曲げてもリカバリーが利きます。

もうどこへ打っても大丈夫ってやつですね。
景色だってスカーッとして開放感ありますよね。

もしここより伸び伸びできるティーショットのホールがあったら、お目にかかりたいです。(笑)



こちらの写真も綺麗ですよ。
続く13番ホール、やや長い目の 428y のパー4です。

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大きな池を回りこむように右ドッグレッグになっているホールです。

ティーショットでは池までは届きませんことをGPSで確認はしましたが、本当はもっと左にあるフェアウエーに打つつもりでした。

右にミスしてしまったため、多少のショートカットにはなりますが残り200yのまともにグリーンまでずーっとお水がある池越えが残ってしまいました。(^^;

風もアゲンストでしたが ライは良かったので、3Wで強振して打って行きました。

とても良いボールが打てまして無事に池をクリアしましたが、ピンは手前なのに私のボールはグリーンの一番奥まで転がってしまいました。

ちょっと登ってからカップまでずーっと下っている25歩(17m半) もあるパットでしたが、なんとか上手くラグ・パットを決めて、パーを拾えました。(^^)



もう一つホール番号が続いてしまいますが、こちらは私にとっては信じがたいほど難しい14番ホールの写真です。 614y もある パー5。

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距離的には私のドライバーの落ちどころは、先の方に見えています右サイドの池と、左サイドの茶色い岩場の間の、すごく狭くなっている地域です。 幅20yぐらいですかね?

まずはあんなに狭いところに、風が吹き抜ける中で ボールをコントロールしなければなりません。

池にギリギリ届かない3Wで打つのが正解かもしれないのですが、何しろ618yも有って長い上に、見えている先から今度は左の方へ曲がってかなりの斜度がある急傾斜で登っていくのです。

距離は欲しいんですよね。 刻む余裕は無いといいますか。


私は幸い、ドライバーはその狭いところに持って行けて、2打目の3Wもドロー気味に一番いいボールが打てました。(^^)

ふたつ良いショットを打てて、来たポジションがこちらです。

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フェアウエーのほぼ真ん中です。

上りがきつくて距離感が計算しにくいのですが、GPSでは残り約160yです。

斜度と、ライが左足上がりになるのでロフトが寝る分と、右から左ややフォロー気味の風と、色々計算合わせまして、4Uで打って行きました。

というかですね、すでにこれだけ難しいのに、グリーン正面の手前にあるガードバンカー、ホントに必要ですか??(笑)

私の3打目は、気持ち長すぎましてグリーンの奥に少し溢れて居ました。

グリーン面に上げてから下っていくデリケートなチップショットは上手く打って2歩(1m半)に寄せたんですが、このパットはカップに蹴られて外れてしまいました。


このホールがHDCP2って言うのは、一体どういうことなんでしょう?



さて、最後にご紹介しますのは、またまた続く15番ホールです。 181yのパー3。

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左側は段差になっていて、下にあるのはさっきプレーした14番のフェアウエーですね。
左へ落としたら、ボールが回収できないくらい段差になっていてプレーできません。

風を遮る山もありませんので、吹かれ放題ですね。

このホールで難しいのは風です。

この日は右から左にアゲンスト気味に吹いていました。

ここもやっぱり190yぐらい打つ計算で、あえて右からドローを計算して4Uで回して打ちました。
うまくピンの右側 6歩(約4m)に付いてくれたのですが、このパットも入らず。



風はビュービュー吹いてくれるんですが、なんか暖ったかい風なんですよね。(^^;

いやー、ものすごく暑かったです。 内陸ですので 100度F超えてて、この日は湿度も70%ぐらいありましたかね?

500mlボトル相当で 4本飲み干しました。


・・・どうりで今まで冬しか来なかった訳か・・・。(笑)