最近、グリーン周りのショットの一つとして取り組んでいるショットがあります。
それがこの、G-Checkです。
(いやー、例によってまた名前付けちゃってます。(^^;)
ちなみに “check” って言うのは、スピンでボールが止まることを指しています。
ついでに余談ですが、野球で打ちに行ったけど「ボールか?!」と思ってバットを止めようとする動きを「ハーフスイング」とか言いますよね。
あれは、英語では “check swing” って言います。
この場合の “check” は、「試した」と言う意味ではなく、「止めた」という意味なんです。
アンパイアにスイングを取られたときは “check” できなかった、という訳です。
私の友人の一人にグレッグっていう人が居まして、その彼が得意にしている技です。
打ち方も教えてもらいつつ、動画も撮らせてもらって、今は距離感の練習中です。
実のところ、ものすごくシンプルな “chip shot” なんですが、私的にはすごく新鮮でした。
アプローチ・ショット (←和製英語の意味で書いてます。 “approach shot”というのは、英語では通常グリーンに乗せようとして打つショット全てを指します。) を得意となさっている方には、こんなの普通のチップ・ショットでしょ? って言われてしまうかも知れませんですね。(^^;
けっこうスピンが効いたショットなのですが、いわゆるあの「低く出て強烈なスピンでキュッキュッっと止まるブレーキボール」では無くって、どちらかというとポーンと上がる(けれどもロブ・ショットのような高さはない)のですが、ポン、ポン、ポンと3バウンドぐらいした後にほとんど転がらず、「すちゃっ」っとボールが座っちゃうようなイメージのショットなんです。
一方の私は今のところ、
グリーンに近く、グリーン面が十分に使えるときは、47度のPWを使った転がしの「D-Chop」を使います。
グリーンに近いけれども、グリーンまでもう少し距離がありグリーン面も使えるときには、同じく47度のPWを使い50:50ぐらいで空中と転がりが分布する、普通の “chip’n run (チップ・エンド・ラン)”を使います。
そして、グリーンまでもう少し距離があってキャリーが必要なときには、
54度のウエッジを使い上からボールを打つ感じで寄せていました。
グレッグは、上記どのケースであっても同じ打ち方で振り幅を変えてカップを攻めてきます。
結構なスピンが掛かっているけれども打ち込んでは居ませんし、コックも使いませんので、とても安全なショットですし、なかなかに距離感が作りやすそうです。
万が一少しミスをして、ちょっと噛んだりとか、逆に少々薄目に入ったりしても、ベタピンに寄りこそしませんが大きなミスにはなりません。
非常にリラックスした様子でポワーンと打ったショットが、ポン、ポン、ポンと来て、(彼が言うところの) “baby check” が利いて「すちゃっ」と止まります。
スーパースロー動画を撮らせてもらいましたので、アップしてみますね。
まずは後ろから。
3バウンドぐらいはしますが、そこで “ぴとっ” とボールが座ります。
まったく力が入った様子はありません。
コックも使っていません。
距離に比して、テークバックが大きいです。 そしてフォロースルーの方が少し大きい。
(これは緩やかな加速をつけているのでしょう。)
グレッグはこれを、このような花道からでもラフからでもどこからでも打って来ます。
正面から撮った動画がこちらです。
クラブフェースが、まず先にボールにコンタクトします。
スピンを掛けるには必須の条件ですね。
そしてノーコックで、スイング自体はとてもシャローなアークで打っています。
打ち込まないんですね。 ターフも取っていません。
ボールに対してシャローに入って来るのですが、しかし払い打っているわけでもなくダウンワードに打っています。
先日の「クリーブランド CG15」という記事では、これを打とうとして購入を決めてアップしたという訳だったのです。(笑) (^^;
グレッグが、54度のCG15を愛用しているのです。(笑)
以前はCG14でしたが、CG15の方が “forgiving”なんだ、と言ってましたね。
クリーブランドのウエッジは見た目的には非常に好きだったんですが、どうもバランスが軽く出来ていて私には使いづらく、溝の合間に刻んであるミーリング溝みたいなのがすり減りやすいのもあって、実は(予定通り?)すぐに返却してしまいました。(^^;
(道具じゃなくて、お前だろ?
・・・って言うことなのは、分かってますって。(笑) (^^;)
で、結局入れ替えで、キャロウエイのJawsウエッジ(同じく54度)を購入いたしました。
(写真はキャロウエイのサイトのものです。リンクしてます。)
買ったのは、黒い方です。
こいつはすごいアグレッシヴなウエッジですね。
打つたんびにボールのカバーのディンプルの角かな?が削れて、溝の中に白く残ります。
ちなみに当然、新溝ルール適合前のものです。
ここ2ラウンドは、グリーン周りに敢えて大好きなPWを持っていかず、G-Checkを中心に全てを54度のウエッジでまかなってみました。
今までの(すり減った)X-Tourのウエッジと、ライ角やロフト角は合わせてありますから、キャリーの距離感は大体同じですから距離感がまるで変わったりはしませんでした。
最後のところで “check” が入る分、少しだけキャリーを多めにカップまで思い切って突っ込むように運びます。
まだ、思わずコックを入れてしまったりのミスは出たりしますが、概ね上手く行くようです。♡
なかなかいい武器を教えてもらいました。
ついでですからその内に50度も購入、そろそろ在庫が・・・ってなる前には予備のウエッジも購入しておこうと思ったり。
新溝ルール対応ウエッジに切り替えるときにしましても、キャロウエイからはまだジョーズのシリーズしか出ていませんので、この独特のソールの削り方に慣れておく必要もあります。
まぁ、そんな風に思ったりしています。(^^)