これは Black Gold GC の6番ホール、500y パー5 のグリーン手前のバンカーです。
---
このパター、9年ぐらい前に発売されてたみたいなのですが、存在を知りませんでした。
で、非常に興味津々です。
Radi-eye Putter
私はティアドロップのTD21というパターを持っていますが、あちらはパターフェース面に縦ロールのバルジが付いていて、ダウンワードに入れてもアッパーに入れてもロフトが0度でボールにコンタクトするというコンセプトです。
で、このパターは全然別なコンセプトで、パターフェース面に横ロールの湾曲が付いています。
・・・芯からズレるとあらぬ方向に行っちゃうんじゃないの?
って思いますよね。私は思いました。
余計に左右に散らばりそうな感じ?
https://radieyeputter.com/ のウエブサイト上の gif動画を見てみます。 ↓
Radi-Eye Putter
ウエブサイト上に、何パターンかありますので、リンク先でご覧になってみてください。
なんか、逆にブレを修正してボールをカップに向かわせてくれる感じ。
自分が完全にストレート・バック、ストレート・フォワードの真っ直ぐに打ち出すストロークをしていて、なおかつボールの打点がフェースのトゥまたはヒール寄りにズレてしまうとすれば、このパターではバラツキの幅が増幅してしまいます。
しかしながら、それだけストレートなストロークをしている人が前後にズレズレでインパクトすることはないでしょうね。
むしろ、パターの芯を外れるとすれば、縦(上下方向)にズレることが多いのと、
それとやっぱり、↑の gif動画のように、ヘッドがぐらぐらしながらストロークしてしまうという「ブレ」が多いのかな、って思います。
...そうすると、このパターはショートパットの救済パターたり得るのでは? って思え、俄然興味が湧きました。
このパター、Amazonにも売ってませんし、radieyeputter.comで細々売っているだけになっていまして、なかなか入手するハードルが高いです。
(以前は鋳造の廉価版が $120ドル 程度で売られていたみたいですが、現在は削り出し仕様のものが $799ドルで売られているのみです。)
追記: -‐> 値引きして $399で売られていましたが、つい先月からさらに $199まで値引きされています。34インチしかないのが気持ちのハードルですが、ちょっと検討してみようかな。
---
取り敢えず感触を確かめてみたい、試してみたい、ということで、無理やりやってみました。(笑)
無理やりにくっ付けまして、カーペットの上で 6フィート (1.8m)ぐらいのパットを打ってみました。
パターのバランスとか、ちょっと浮かせて構えないとヒールが引っ掛かりやすいとか、そういう色々はあったのですけど、その辺りは無視しまして。
出玉の方向が安定するかどうか、そもそもカップに向かうのかどうか。
やってみますとね、「これは意外に良いんじゃないの??」感がひしひしと来ます。
マジです。
私のパッティングストロークは、iPINGを使った診断によりますと弱アーク(Slight Arc)型 です。
インサイドからオープンフェースで来て、インパクト、フォロースルーでフェースがクローズになりながらまたインサイドに戻っていく、インーアウトーインのストロ-クで、フェースは (ブログタイトル通りに) 開いて閉じます。
Closing Angleという、開いて閉じたときの一番開いた時と一番閉じたときの角度の差は、平均値が 6.5° で す。(↑の画像のセッションでは7.0°になってます。)
Strong寄りのSlight Arcの、アーク型ストロークです。
Impact Angleという、実際にボールをインパクトしたときのフェースの角度は、データによりますと 平均値が -0.4° で、0.0° から、-2.5° くらいまでの範囲でばらついている模様。
Lie Angleのブレよりも、Impact Angleのブレの方がばらつく範囲が大きいようですし、カップに向かうか向かわないかでいえば、やはりImpact Angleがどれだけ同じ数値で一定しているか、というファクターがパットが上手いか否かの指標になるのだそうです。
PGAのツアープロでも Impact Angle が 0°という訳ではなく、しかし + にしろ - にしろ、数値がとても安定しているそうです。
ですからですね、結論から申し上げますと、Radi-eye Putterを使えば、このImpact Angleのバラツキを軽減することができます。
0.0° から、-2.5° のバラツキが、平均値の -0.4° ぐらい周辺に“収束”してくれる気配がしますね。
少なくとも、ショートパットにはてきめんに効果を発揮するものと想像します。
なんか記事書いてたら俄然欲しくなってきちゃったな・・・。(笑)
ちなみにこの Radi-eye Putter は、USGAの承認を得ています (USGA conforming)。