5/25/2010

D-Chopにおける注意点。


まぁ、これは自分用のreminder (←思い出してねの意)といいますかメモといいますか。

我がブログをふと見ると、極端に記事数の少ないカテゴリーが。
ショートゲーム」か。

・・・そうなんだよね、あんまし上手くないもんねー。


い、いや、それではいけない!
最近ちょっとマシにはなってるじゃないの!
と、自分で自分を鼓舞しつつ、・・・でも書く内容は忘備録程度。(^^;


まぁ、慌てずに行きます。
デーブ・ペレツのショート・ゲーム・バイブルもあるしね!♪



表題でやみくもに、D-Chopって言いましても、最近お越しになったお友達のみなさんには、なんのことやら??だと思います。
(2年も前の記事ですからね。)


そうでなくても、ダニエル・チョプラ・プロのことかな?ってピンと来る方もちょとマニアック。(笑)
(ひゃっぽさん、貴方のことです。(笑) ・・・素敵。♡)


私は、川端太一の「羅綾(らりょう)」じゃないですけど、(ブログを始めてから特に)ショットに(勝手に)名前をつけるようになりまして(元々子供の頃から、そういう「なになに作戦」みたいなの好きでしたしね。(^^;)、

D-Chop」 はレッスン番組のダニエル・チョプラ登場の回を見て導入した転がしのアプローチです。



D-Chop (ディー・チョップ)」の他には、

LH-8 (リトル・フッキー・エイト)」とか、
SLJ (サミュエル・L・ジャクソン)」とかがあります。(笑)
あと、打ち方ではありませんが、「鉄道線路効果 (Train track effect)」とかも。

ここに必殺の「羅綾もどき」(正確なロブショット)を加えたいところなんですが、私にはまだちょっと無理。


で、今回の記事では、新しい技はまだ仕入れていません。(x_x;

先日、ついつい機能的美しさにほだされて購入してしまった609.MBアイアン・セットのPWを試し打っていて、自分でブログに書いていたのに忘れていたことを思い出しまして。

やけに左に行ってしまっていたのでライ角を調整してもらいまして、なかなかいい感じになって来たのですが、なぜかD-ChopでキャリーがX-Tourに比べてやや増えてしまうために少ーしオーバー気味に出てしまうのと、もうひとつ、1歩ぐらいとか右に外れてしまうケースが多発。

キャリーの増加についてはバンスとかの影響もあり、下の芝の種類でも違ってくるかと思いますので、まだ今後の調整が必要です。
まぁ、調整はまず鉛テープで振った感じのバランスを50度や54度のウエッジと並ぶように変えていくことが最初で、バンス角いじったりはしませんが。


で、後者の右へ出てしまう件で、「あ、そだ。」と思い出したことがありまして。


この記事の一番下の写真です。↓



記事中にも説明書きされていますが、スコアラインは左に向いて見えますが、これがスクエアなのです。(短くパターのように持っていて、目の真下にクラブフェースがありますので。)
・・・忘れていました。

方向指示ティーはちゃんとカップ方向を向いています。


たとえば、同じ記事の中のこちらの写真は、(PWではなくてSWですけど)



これでスクエアです。

スコアラインも自分から見て目標に直角で方向指示ティーは目標の右上を向いて見えますが、実は真後ろから見ますとカップの方を向いています。



私はシステムを出来る限り単純化するためと、そして(練習で正確性をあげるのが大変な)ストロークの方はともかく、せめてセットアップを正確にすることで確率を上げて行くように考えています。

ですから、PWでのパター・ストロークによって実行するD-Chopでは、長さをパターと同じになるようにグリップして構え、ボール位置もパターと同じく目線の真下のライン上(通常のウエッジ・ショットよりもシャフトが短い分、自分の方により近い)に置くようにしますので、スコアラインの見え方が全然違ってくるんですよね。

完璧に忘れてました。(x_x)

(注: これは「見え方」だけの問題で、「クラブを被せて構える」と言う意味ではありません。 見え方には、スタンス、ボール位置、構え方、頭の位置などで個人差がでます。 あくまでも私の場合の見え方の問題です。)

方向指示ティーのような方法か、コーチに後ろからスクエアをチェックしてもらって、自分の目の位置からの見え方をチェックなさることをおすすめします。(^^)



ちなみに、今回の690.MBのPW(右側)では、こんな感じです。



左がX-Tourで、右が690.MBです。

二つのアイアンの形状や大きさは非常に似ています。
トゥの上側の先端の形が若干違うのと、トップブレードの厚みが若干違う以外は、本当によく似ています。
まぁ、逆に言いますと、それが新グルーヴ・ルール適合機種で探した時のポイントだったわけですが。


しかしこの写真を見ますと、けっこう違って見えますね。


そして、両者のロフト角/ライ角は、同じ工房で同じ数値に揃えてあります。
かたやキャビティで、かたやマッスルバックですが、重力でバランスさせた時のフェース 重心アングルもほぼ同じです。hidedonさんからご指摘いただいて修正しました。ありがとうございます。)




ですから、普通にソールして普通に打つときに構えた感じには、ほとんど違いは出ません。




こっちの写真は、左が690.MBで、右がX-Tourです。
いわゆるソックリでしょ?



ははぁーん。
これがもしかすると私が今まであんまりちゃんと理解してこなかった、プル角と言うやつかな? (←違うことが後から判明しました。追記。)

普通に打つとむしろ左へ行きやすいのに、逆にD-Chopを打つと右へ行くのはこれか。


逆に言うと、690.MBの方が弾道が高く上がりやすくてむしろX-Tourよりも掴まりやすいクラブに感じるのも、これかな。(メモメモ)


えーっと、お話がなんか違う方向に向かってしまったので、今回はこのぐらいにしておきます。(^^;

要するに、方向指示ティーの指す方へボールが飛ぶのは厳然たる事実ですからね。


5/24/2010

トニー・ロモ、USオープン最終地区予選に駒を進める


今年(2010年) ペブルビーチで行われるUS Openへの出場に向け、

NFLダラス・カウボーイズのスター・クォーターバック、トニー・ロモが、テキサス州のローカル・クオリファイアーに出場し、-2アンダーの69でまわって、4人によるプレーオフの末、最終地区予選へ駒を進めました。





ついこの間、殿堂入りワイド・レシーバーだったジェリー・ライスがネイションワイド・ツアーに挑戦したものの、ぼろんちょろんに崩れてしまったのをお伝えしましたよね。

上手いプレイヤーとトーナメントで強いプレイヤーは別物だ、っていうお話でした。

関連記事:「ジェリー・ライス、ツアーに挑戦」


しかし、トニー・ロモは少し違ったようです。

この時のコメント欄で、サンディエガンさんから、

>技量的にはトニー・ロモの方が予選通過のチャンスありそうです。

というコメントをいただいていたんですが、やはりサンディエガンさんの目は確かでしたね。


記事には、17番で11m半のバーディーパットを決めたのが大きかった、と本人がコメントしたこととかいろいろ書いてあります。
プレーオフ最後のホールは、もうあたりが真っ暗だったらしいんですが、残った3人で合意して強行したのですね。

それで、表題に ...with late comeback とされています。(^^)



最終予選会のテキサス地区は、6月7日から、Woodlands, TXの
The Club at Carlton Woodsで行われるそうです。


ペブルビーチに出場出来ることになったら、まさに夢の出場ですね。



関連記事2:「USオープン・チャレンジ (’08)」 ←トニー・ロモがプレーしています。




***

結果報告、アップいたしました。

こちら。

トニー・ロモ、最終クオリファイアー完遂できず。


5/22/2010

パット数減にとても効率的なパット練習


今回のはすごいですよ。
パッティング・ストロークの世界観が変わります。

驚かないでね。(笑)


私のブログのパッティング・カテゴリーの記事を読んでくださっている方には重複した内容が多くなって申し訳ありませんが、一応分かりやすくするために「復習しながら」になりますので、ご了承下さい。

そしてお話はいつもそうなのですが、私が学ぶと言う姿勢で進みますので、誰かに教えるとか、私がパッティングが上手いとかでは全然ないということには、くれぐれもご注意下さい。m(__)m



パット数を減らすためになすべきことは、
(ここではショート・アプローチをベタピンに付けるとかのパッティング以外のファクターは一応除外しておきます。)

今、どのくらいのパット数か?
どの辺りのパットを減らすと一番効果的か?(Long/middle/short?)
3パットを減らすには?(4パット以上を絶滅するには?)
1パットを増やすには?

というあたりのことを自分なりに整理し把握しておきますと、よりハッキリとしてきます。


ちなみに私のパット数の平均は現在、
2008 33.53
2009 32.22
2010 32.00 (5/16現在)

といったところになっておりますが、この数字はショート・アプローチの出来が数字に入って来てしまうデータですね。



私の場合ですが、自分の中では明確に、

1. まずは長距離の3パットを極力減らし、
2. 次に中・短距離のダウンヒル・スライダーで叩くのを避け、
3. その次のステップとして(条件の良い)短・中距離の1パットを増やす。

という風に取り組みの段階を整理して考えています。

ズバッとバーディーパットを決めることよりも、とにかく3パット以上を避ける、という作戦で、パット数のトータルを減らすことを優先し、その後に、運良くカップインする数をちょっとずつ増えるように取り組んで行く方針で、
ばんばんバーディーを決めて行くレベルのプレイヤーさんには全く用のない取り組み方だろうと思っています。


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さて、取り組みの本題に入ります。
まずは、

A. スピード >>>> ライン

距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切」という記事に書いた内容が基本になります。

ほとんどのアマチュアがパッティングの練習をする際に、「ライン出し」の練習になんと90%以上の時間を費やしてしまう傾向があり、スピード(距離)のコントロールをする練習はなおざりにされてしまっているという事実は、本当に勿体無いことなのですよね。

4倍大切なことの練習が、わずかに10%だけ。
非効率だと思いませんか?


同じ距離を何度も何度も何度も繰り返してパット練習する練習は、まっすぐに打ち出すライン出しの練習が主になりますでしょうか。
もっとも、その何度も練習した/打った距離に強くなる、という意味では距離の練習をしていると言えなくもありません。

しかし、さっきからずーっと同じ振り幅、同じテンポ、同じスピードでストロークすると言うことは、比較的3-4球目からボールがだんだん揃ってき易いというのも事実でしょう。

だがしかし、ラウンドのパッティングはいつも1発勝負。
その時に、的確なスピード(打つ強さ)でストローク出来るかどうか?



次に思い出していただきたいのは、

B. オプティマム・スピード

デーブ・ペルツが、100,000球以上のパッティング・データを採って導き出した目安の数字で、
速いグリーンであろうが遅いグリーンであろうが、登り傾斜であろうが下り傾斜であろうが、カップにボールが吸い込まれる確率が一番高いのが、カップを17インチ (約43cm) 通り過ぎる強さで打ったボールです。
その打つ強さをペルツは、オプティマム・スピードと呼んでいます。

(スパイク後や足跡自体の作る微妙な段差の影響などで弱いタッチのパットが外れやすいことを考えると強く打った方が受ける影響が少ないわけですが、一方で下りなどでは特にリップオフしてしまったり、カップの上を通り過ぎてしまったり、強いために外れる要因もたくさんあります。

つまり丁度カップに届くスピードが一番入るというわけではないし、1mも2mもオーバーするスピードも確率が高いわけではない。

どのような場合でも、17インチオーバーするスピードが一番カップインする確率が高いというのが、十万をはるかに越えるデータを採って探し出した結論だそうです。)


少しsimplify(単純化)しすぎているところもあるのですが、それはさておき、長い距離のパットでも短い距離のパットでも、カップ周辺まで来たときのカップに入りそうなボールの挙動は、実は全く同じです。
ですから応用範囲はとてつもなく広い無限大です。

例えば登りのラインで、カップまで丁度のスピードで打つ強さと、カップを17インチ通り過ぎる強さの差は、下りのラインでカップまで丁度のスピードで打つ強さと、カップを17インチ通り過ぎる強さの差よりもその分大きいわけですが、結果的に17インチの差で打てばいい訳で、上り下りに関係なくオプティマム・スピードが決まります。


曲がるラインには、カップインするラインが打ち方によって複数あることはよく知られていますが、オプティマム・スピードで打ってど真ん中に入るラインは1本しかありません。

このラインを読みの中心に据えることが、次の項目にも効いてきます。



C. パター・フェースのセット >>>> ストロークの正確性

このお話は、「ペンデュラム+アームマッスルのミックス・ストロ-ク」という記事にちょっと書いてあります。

パター・フェースをキチンとオプティマム・スピードのエイミング・ラインに合わせることができれば、あとはストロークが多少インサイド・アウトであろうがアウトサイド・インであろうが、最大起きるブレは17%程度です。

これに対して、パターのフェース面の角度が狂った時にボールの出て行く方向に与える影響は83%もズレが生じる結果になります。

つまり、キチンとターゲットに構えることができれば、あとはスピードを適正に打つだけでかなりの確率で良いパットを打つことが出来ると言うことです。


ところが、大半のアマチュアはA.のところでも書きましたように、パットが外れた原因を、目に見えやすい「Pullした」「Pushした」というところに求める傾向にあり、実はそうではなくてスピードが合っていなかったのだ、ということになかなか気が付かないのだそうです。



D. 「subconscious」 v.s. 「conscious」

このお話は、「ダウンヒル・スライダー その1」と、「ダウンヒル・スライダー その2」という記事の中で触れております。

なるべく、「subconscious」と「conscious」がぶつかり合って戦わなくて良いように、「subconscious」と「conscious」が協力しあって補正しあえるようにするために、本当のエイミング・ラインに近いラインを意識して構える、ということがとても重要になります。

手酷いミスにつながりにくくなるんですね。

3パットはともかく、4パットが起きてしまう裏には、必ずこの「手酷いミス」が原因になって来ます。




さて、上記A.-D.を踏まえ、肝心のスピード(打つ強さ)をコントロールする方法論としましては、
ノリさんgolfreak銀さんと、、それとコルレオーネXさん、そしてGGさんの場合、デジタル・パットという方法に取り組んでいるわけです。

この、「テークバック相関グラフ」という記事に、その辺のノウハウがまとめてありますし、このブログのサイドバー・メニューの右上の方、ノリさん
golfreak銀さんのブログへのリンクを辿っていただけますと、テクニックの真髄が惜しみなく書かれております。(^^)



さて、以上の事実を踏まえまして、今回用意しましたのが、上の二つの写真に写っております、パッティング練習用の小道具です。


グリーン上に、仮想カップじゃないけど、勝手に置いちゃうんですね。
平ぺったいので、カップ・インしません。
(両方とも、旗が立っていない領域に置いています。)


これを使うと何が良いかと言いますと、カップのど真ん中を通過したボールがどこまで遠ざかるかを知ることが出来るんです。

そう、重要なのはスピードのコントロールです。

そして、どこで止まるか?を見るために、ボールを最後止まるまで見据えることになります。
(ここの→ 「フィニッシュの重要性」という記事に、その辺の効能が書いてあります。)

コロン!って音が聞けないのは寂しいですけど、ボールを拾い上げる必要ないですしね。
外れたパットと入った(と思われる)パットで、カップ後のボール軌道がどう違うかも見えます。


まぁ、あとは、練習グリーンで空いてるカップがなかなか無いような時でも、自分専用空間を作れる、って利便性もあったりします。



とにかくラインにパター・フェースをしっかり構え、スピードをコントロールする練習に主眼をおいて、パッティング・ストロークを練習します。
ボールの止まるところまでよく見る。

subconsciousとも会話している気持ちになって、一回、一回、 丁寧にルーティンとリチュアル、少なくともリチュアルを行うようにすると良いです。(←これは経験談。)