2/07/2016

PXGアイアン(およびクラブセット) の衝撃


いやー今週のフェニックス・オープン、面白かったですねー。

松山とリッキーのプレイオフで、見事に松山が優勝!
すげー! おめでとう!

(前の記事で候補に挙げていたダニー・リーが4位、J.B.ホームズは6位タイ、フィルは11位タイ、スネデカーは振るわず33位タイでした。で、もちろん松山が優勝。(^^) )

3日目にアテンダンスが20万人を超える新記録を達成。

そして今日のエントリーで取り上げます PXG 勢の活躍も目立ちました。

ライアン・ムーアの11位タイを筆頭に、ザック・ジョンソンが14位タイ、2日目トップで沸かせたジェームズ・ハーンが17位タイと上位争いに顔を出し、チャールズ・ハウエルIIIとビリー・ホーシェルが24位タイ、そしてクリス・カークが37位タイと、全員予選通過しました。


個人的に気になったハイライトはこれです! ↓




水曜日のデモでの、ロボットのLDRIC (エルドリック) のホールインワンです。

一応、Launch Directional Robot Intelligent Circuitry の頭文字ってことにはなってますが、どうみてもタイガーの本名のエルドリックにあやかっているのは間違いありませんね。(^^)

じゃぁ、前置きはこのぐらいで。


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先日のファーマーズの観戦中、9番ホールをプレー中だった2014 FedEx Cup チャンピオンのビリー・ホーシェルが我々のすぐ側に来ました時に、彼のキャディーバッグにPXGのロゴマークが入っていまして。
その時に、「PXGが今すごい勢いなんだ。」ってお友達のSamさんに教えていただきました。

画像をリンクでPXG.comのサイトにリンクしています。


PXG (Persons Xtreme Golf) というのはウエブドメイン・サービスのGoDaddy.comの創始者でビリオネアーのボブ・パーソンズ氏が2014年末に立ち上げたゴルフ道具のブランドで、2015年シーズンの4月以降に次々とPGAのツアープロが契約して旋風を巻き起こしているってことでした。

最初にツアーで使い始めたのがライアン・ムーアで、その後ザック・ジョンソンとか、ビリー・ホーシェル他3名が加わって6名ほどになったようです。
シニアでもロッコ・メディエイトが、そしてLPGAでもクリスティー・カー、アリソン・リー、アンナ・ローソンなど6名が契約しています。

これからもどんどん増えそうな感じがしますね!

そもそもは、ボブ・パーソンズ氏がゴルフにはまり毎年250万ドルほども用具の買い替え・改良に使いまくっていたので、それなら自分の好きなクラブのブランドを立ち上げてしまえ、ってことだったようですね。

PXGを立ち上げる直前は350万ドルは使ったんじゃないか?っておっしゃってます。

それで、元PINGの開発・設計に携わっていた大物二人を雇い(というかむしろ引き抜き)、まずはアイアンを作ってみようかと。
「ブレード型(いわゆる日本で言うマッスルバックのことです)で、かっこ良く見えて、でもすごくforgiving (ミスヒットに許容度が高く)で打ちやすい、そして打った感触が抜群にいいアイアンを作ってもらいたい。」ってところから始まったのだそうです。

引き受けた二人もさすがですねー。  「(要望は)それだけですか?」との返事だったそう。


画像をリンクでPXG.comのサイトにリンクしています。


すでに7つの特許を取得、他に40の特許を申請中とのことです。

引きぬかれた一人、ブラッド・シュワイガート氏はゴルフクラブ関連の特許をその以前に150も取得しているそうでして、その人が『コストはいくら掛かってもいいからとにかく最高のものを作ってくれ。』と頼まれたわけですから、頷けるお話です。

画像をリンクでPXG.comのサイトにリンクしています。


一番目を引くのは、すでにそれがこのブランドの象徴にもなっているバックフェースに並んでいるウエイトですね。

かつてベルンハルト・ランガーなどがマグレガーのアイアンやウエッジでやっていた真鍮のプラグを埋め込んだ改造とか、私も愛用しておりましたアダムズのイデアMB2 アイアンにも通じる、丸くドリルしてそこにウエイトを埋め込んだようなデザインです。

このPXGの場合は、比重が非常に重いタングステン製のネジと比重が軽いチタン製のネジの両方を用意しまして、自在に重量配分が出来るようになっている点が革新的です。
(加工の難しいタングステンとチタンのボルトねじを精密に無数に加工するコストだけでも確かに気が遠くなりそうですね。)

開発段階で、重量配分の自由度を出すために使われたウエイトのデザインをそのまま見せる方向で敢えて残し、それがフラッグシップデザインになった模様です。

さらに本体は実は中空構造になっていまして、フェースは業界最薄の強化鋼が使われており、空洞部分にはエラストマー樹脂が詰められていて打った時の心地良いフィーリングを与えてくれる設計になっているそうです。



ウエッジとアイアンはウエイトが11個配分されていますが、ドライバーは16個です。


画像をリンクでPXG.comのサイトにリンクしています。


アジャスタブル・ホーゼルによるロフト角他の調節とウエイトの配分の調節によって、各ゴルファーに合わせたフィッティングをするように設計されています。

写真で見えます黒い方のボルトがタングステン製、白い方のボルトがチタン製ですね。


ウエッジ、ハイブリッド、フェアウエーウッド、そしてパターも同様のコンセプトのウエイトが入ったデザインでラインナップされています。


コスト度外視で作ったため、「『価格は高いよ?』と忠告してる。」とボブさんはおっしゃっていますが、全部セットで$5,000ぐらいだそうで、アイアンセットだけだと大体$2,400ぐらいみたいですね。

日本人的には、バブル期のアイアンセットは40万円ぐらいするのが普通でしたし、最高級の技術で良い材料が駆使された道具に$5,000ぐらいの価格は払う人が少なくないように思われます。


最初に使い始めたライアン・ムーアの場合も、「とりあえず使ってみて。良かったら言ってきて。」ということで道具提供したのみで、ムーア自身が気に入って1月にツアーで使い始めたそうです。
それから3ヶ月も経ってから、用具契約を結んだのだそうで。
「ザック・ジョンソンとかも、気に入ったから使ってくれているんであって高い契約料で使ってもらっているわけではないので契約料はかえってうちの方が安いぐらいだよ。」みたいなことをインタビューで仰っていますですね。だからタイガーやマキロイにPXGからお願いすることはないのだそうです。


これは私思いますに、米国の一般ゴルファー市場よりも日本の一般ゴルファーの市場の方が火が付きやすいのではないでしょうか?
とはいえ、今のところまだ日本語ではあまり情報が流れていないように見受けます。


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現時点では、サンディエゴのフェアウエー・ゴルフさんがPXGの取り扱い (←クリック) をすでになさっているようです。
キャメロンのサークルTとかの高価格商品を扱っていらっしゃいますから、なるほど流石だなと思いました。

決してお店の宣伝とかではありませんのですが、以前当ブログでも こちらの160万円のキャメロンのパターを扱っているご紹介をさせていただいたことがあります。


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こっそりと。

私個人的には、ちょっとトライボフォビア 的な意味で、正直デザイン的にはぐっと惹かれるところまでいかないのですが、テクノロジー的にはすごく良さそうだし打ってみたいなー、という気持ちが湧きましたです。(^^)


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追記 : PXG Goldも4/01/2016に発表になりました。



2/04/2016

ゴルフトーナメントの向かうべき姿?!フェニックス・オープン in Arizona


今週はフェニックス・オープンですね。
 私 このトーナメントがとても好きです。

昔から思ってるんですけど、ゴルファーはプロアスリートとしてはすごい甘やかされてるといいますか...、ほかのスポーツのアスリートはみんな観客の大歓声の中でプレーして力を発揮してると思うんですよ。

そういう意味では、このトーナメントの16番ホールだけはそういう他のスポーツのような大歓声に包まれてプレーされていてゴルフの中ではとても異質な大会になっているからです。

TPC Scottsdale Stadium Course (PGA.comからのリンクです。)


“The Greatest Show on Grass” と呼ばれているだけのことはあります。
メジャーを含めても、一番盛り上がる大会じゃないでしょうか。

スコアも -28なんてのが出てますし、観客動員数も一番多い大会です。
(2001年のマーク・カルカベッキアと、2013年のフィル・ミケルソンがマークした -28アンダーが最高スコアです。)

アリゾナ大学の学生たちがこのホールに陣取って、悪いショットを打つと激しくブーイングします。
すごいショットの時には、それはそれで大歓声。


盛り上がりすぎてエスカレートしていったのは、1997年にタイガーが大観衆の目前でホールインワンをやってのけた時でしょうか?



飲み物をぶん投げたりすごい騒ぎになってますが、今振り返りますと当時は今より静かだったなーって印象です。
スタンド席も毎年増築増築で今の方が観客数も断然多いですからね。

ジャスティン・レナードがミスって大ブーイングを受けて中指立てたなんて事件もありましたが、余計に盛り上がっちゃったりして。
だいたいこのホールの観客は酔っ払ってる若者が多いです。

ここ数年は、NFLのスーパーボウルと同じ週に開催されていますよね。
それで最終日を見逃しちゃうことも多いんですが、今年はちゃんと録画しようかと思います。(^^;

また、この大会ではダブル・イーグル(a.k.a.アルバトロス) も2回記録されています。


さすがに打つときには観客も鎮まりますが、打った瞬間から大歓声に包まれますので、すぐ隣にある15番ホールのパー5のグリーン付近などは、大騒音の中でプレーすることになってしまいます。

画像をクリックでリンク元のサイトに。


とはいえ、このホールも2オンが可能な上にこのアイランドグリーンですから、こちらはこちらですごい盛り上がりますね。

地元のアリゾナ大出身のミケルソンがプレーすると一段と盛り上がります。
後輩たちが大騒ぎしていますからねー。

2013年のベストスコア(タイ記録)の勝利を含めて3勝していますから、やっぱり観客の大声援は後押しになるんじゃないでしょうか?

もちろん全部のトーナメントがこうなるべきではないかもしれませんが、観客の大声援の中でプレーして大いに盛り上がるのは、プロスポーツの醍醐味じゃないかと思ったりするのです。



日本人ゴルファーとしましても、昨年は松山英樹が1打差の2位タイに、そして2002年にも横尾要がやはり1打差の2位タイに入っています。

今年もヒデキ・マツヤマにはチャンスあるんじゃないでしょうか?

インフレ気味の大量アンダーを出したプレイヤーが優勝しますので、2015ナンバー1のジョーダン・スピースとかよりもむしろ...、大人気の3勝上げているフィルの他、爆発力のあるプレイヤー、例えばブラント・スネデカーとか、ダニー・リーとかにも大いにチャンスありそうですし、2度勝っているJ.B.ホームズなんかも爆発力が期待できますよね。


今年も大いに盛り上がりそうです。(^^)



1/31/2016

ジョナタン・ベガス (Jhonattan Vegas) の技ありパワー・ショット

昨年に引き続き、PGAのファーマーズ・インシュランス・オープンを観に行ってきました。

日本の誇る松山、石川、両プロが予選落ちしてしまう厳しい大会にあって、今年からPGAのメンバーとなったヒロシ・イワタが堂々の上位争いを繰り広げていましたのでしばらくついて回って応援することに。

ウエブ・ドットコム・ツアーでPGAの出場権を得ているだけあって米国での戦い方のコツを得ていたりするのかも?
(私のようなアベレージの遊びゴルファーには知る由もありませんですが。)

画像をクリックで拡大します。


激しい雨と風による中断の後、再開間近の1番ホール・グリーン。
短いけど予断を許さないパットを残しているジョナタン・ベガスとベン・クレーンとは別にこのホールは既にホールアウトしていたため少しだけリラックス・ムード?の素振り。 この後ぐっと気合が入ります。


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さて、この写真の奥の方に写っている黒い出で立ちが同組でプレーしていたジョナタン・ベガスです。
PGAでも屈指の飛距離を誇るいかにも怪力を思わせるゴルファーですねー。


で、今回取り上げますのは、観戦中に間近で見た口あんぐりのすごいショットです。
とはいえ、PGAのプロとしては当たり前のショットかもしれません。

とにかく私としては「すげーっ!」と思いましたので記念に。

画像をクリックで拡大します。


こちらは一緒に行きましたお友達のSamさんが撮った足元のラフの芝の写真です。
とても極め細かくてふかふか、ボールがスポッと入って沈んでしまったら私なんぞにはウエッジで出すだけでもひと苦労です。


かなり強いアゲンストの風が吹き雨が吹き付ける中、462yのパー4、7番ホールの2打目地点です。

画像をクリックで拡大します。
(白い矢印のところに打った後のディボット跡)


ティーショットをホールの左サイド、カート道よりさらに左の木の下のラフに打ち、この写真の位置に来ました。
写真に白い矢印を入れていますが、ディボット跡が確認できます。

目の前にある木を左から回避し低いボールでスライスをかけて遠方に左端の部分が写っているグリーンに見事にオンさせました。ちょうど木の真後ろ方向です。

何より驚きなのが、この深くて粘くて出ないラフから5番ウッドを打ち抜いて行ったこと、しかも強風の中で完璧に計算されたスライスを209y先のグリーンに。

・・・凄すぎます。

技と怪力の組み合わせでこそなし得る信じ難いスーパー・ショットでした。



コースのレイアウトを、ファーマーズ・インシュランス・オープンのサイトから引用してきました。

画像をクリックでリンク元に。


7番ホールは真ん中右寄りの、ZTEのブースが描かれているところにあります。
というか、ジョナタンのボールはまさにその青丸の付近に来ていました。

7番にズームイン
画像をクリックでリンク元に。


Gって書いてある青丸のところ付近です。

ジョナタン・ベガスというプレイヤーはバッグの中にハイブリッドのクラブを入れておりませんで、ここ数年は DR、3W 、5W、3I 、...というラインナップになっています。

ですからこのショットは、5Wですね。


因みにですが、我々が応援していたヒロシ・イワタは風の中を行く軽いドローの完璧なティーショットでフェアウエーにいまして、残り約235yの2打目を3W で綺麗なピン筋のボールを打ち、しかし強風に戻されて惜しくも右手前のバンカーでした。 そして見事なサンドセーブでこのホール、パー。(^^)

4日目のこの日はティーが少し前で約450yでしたが、PGAのプロが打って2打目に210-240yも残るのですから、この日の強風と悪コンディションぶりが伺えようかと思います。


いやー、ものすごいショットでした。
(でも、3パットしてボギーにしてしまったのがとてももったいなかったです。逆にいいますと、それが故にTVなどのメディアにこのショットが取り上げられることはないでしょう。)


雨と強風と寒さとでとても大変な観戦でしたが、この他にも色々となぜかとても楽しい体験でした。(^^)


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この悪天候でサスペンドされた4日目、ただ一人 -3アンダーという驚異的なスコアでラウンドしたブラント・スネデカーって人は一体どうなってるのか?

確かに早い時間のスタートで4日目のサスペンドの前にホールアウトしましたが、早朝夜明け前から既に悪天候だったのですけれどね...。

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さらにトーナメント終了後に追記:

結局、5日めも雨は上がったものの冷たい風が吹き付けていた様子で、サスペンド再開後のプレーが月曜日になって行われましたがどのプレイヤーもスコアを落とし、最終的に昨日酷い悪条件の下で馬鹿げているほど驚異的な良いスコアを出したスネデカーが逆転逃げ切り優勝を果たした模様です。 すげー。


1/24/2016

トーリー・パインズ (Torrey Pines) の攻略法?!


ごめんなさい、つい勢いで偽りの題名書きました。m(__)m
まだトーリー・パインズは憧れでしてプレーしたことすらありません。

今週はファーマーズ・インシュランス・オープンがトーリー・パインズで開催されます。
昨年もお友達のSamさんとトーナメントを観に行きましたが、今年も観に行く予定です。(^^)



本当は、私が好きなサンクレメンテ・ムニ・ゴルフコースの厄介なグリーンの攻略法のヒントを、先日とある常連プレイヤーとのラウンドから学びまして、そのことをメモしておきたいなと思ったのです。


言い訳がてらに説明致しますと、この2つのコースは南カリフォルニアの太平洋岸の似たような気候・立地にありましてどちらも市が所有するパブリックコースです。1950年代に同じコース設計家ウイリアム・ベルの手によってデザインされ同じキクユ芝で養生されたコースです。

ただしトーリーパインズの方は、ご存じの方も多いかと思いますがUSオープンが開催されたこともありファーマーズ・インシュランス・オープンもホストしているトーナメントコースです。

36ホールあります。ゴルフ場になる前は米軍キャンプ内に造られたグランプリレースのサーキット・コースでした。

画像をクリックで拡大します。


サンクレメンテ・ムニの方は1930年に9ホールのゴルフ場としてスタートし、20数年後 トーリーパインズ開場とほとんど同時期に今の18ホールのゴルフ場になりました。

画像をクリックで拡大します。


ロサンゼルスとサンディエゴの間の海岸線にあるこの2つのコースは46マイルしか離れていません。
真夏の暑い時期に行っても、寒流からくる海風が吹き込んできますので、涼しくラウンドできます。


サンクレメンテ・ムニはコースの距離は比較的に短いし、OBも少なくて一見難しくなさそうなコースなのですが、グリーンがキレっキレによく切れまして1mのパットも全然油断ならないため、非常に攻略が難しくて私は何回もラウンドしていますがまだ80を一度も切れていません。

グリーン自体はそれほど速いわけではないのですが、ラインに拠って下り傾斜並びに芝目が入ると一気に速くなります。どのグリーンも当然に海の方へ向かって速いのですが、見た目にはそれほど切れる傾斜に見えないのです。

このグリーンとか、それほど切れそうに見えませんでしょう?

画像をクリックで拡大します。


しかしこのグリーンも、画面右手に向かってシャシャーっとボールが流れます。
左じゃないです、右です。

もう本当に、ラインによってはボールが坂を高い方へ転がって登って行ってるんじゃないかと錯覚します。
すごく厄介で、グリーン自体はそう速くなくて普通のスピードかむしろやや遅いぐらいの日でも、とにかく海に向かってだけはツッーっと。傾斜も向かっていると見たこと無いくらい速くてグリーンを出ちゃいます。

以前このブログにもラウンド記を書いています。 ⇢「サンクレメンテのラウンド記

この、初めてラウンドした時のスコア81が今までで一番良かったりしますが、今にして記録を読んで振り返ってみますとショートパットが馬鹿によく入っていたみたいです。
2歩と3歩を6回も外さずに入れていた様です。古いL字を持ち出して。
しかも記録の限りでは(どうみてもたまたまの偶然の様子ですが)上りのパットばかりだったみたいですね。Uってのがいっぱい並んでてDが1個しか無い。
残念ながらあの時はクラッシックな道具でプレーしたことがメインでしたので自分ではよく覚えていません。

(逆に言いますと、パットがそれだけ入れられさえすればドライバーなんぞ飛ばなくても良いスコアが出せるコースだったりもします。)

それとおそらく知らず知らず鍵になっていたのが、グリーン周りはすごい古いマグレガー・ミュアフィールドの9番アイアンで転がしののチップショットをしていたこと。
昔のアイアンセットはPWのロフトが50度もあって、9番が46度でした。今のPWのロフトと同じです。
私はキクユ芝の短いチップショットが苦手なので、今では極力パターを使って転がしています。


今年1月2日にSamさんとご一緒しまして、久しぶりにサンクレメンテ・ムニへ行きまして、その時にご一緒した上の写真の右の方に写っていらっしゃるMikeさんという方が、それはもう徹底したこの厄介なグリーンの攻略法を見せてくださったのです。
まさにコースを熟知していらっしゃる感じでした。


私の場合は、その前にSamさんとご一緒した時には大スランプ中だったことを除けて考えても、それ以上にグリーン周りに翻弄され、ワーストスコアを叩いたのでした。

画像をクリックで拡大します。

この写真の時がそうですね。
キクユ芝の逆目からのチップと、ショートパットに翻弄されました。 + ドライバーがあっちこっち。


とても綺麗なホールでしょう? あの丘の上のグリーンからは、太平洋が広々と見渡せます。写真で左側にあたる方角に海が広がっています。

今回は、39・43=82とスランプ脱出中の私としてはまずまずのスコアで凌げましたが、まだグリーン周りを攻略しているとはいえません。後半のOBひとつも痛かったなー。
次回行く時にはMikeさんの攻め方を踏襲してプレーできるよう心に刻むつもりでこのポストを書いています。



さて、Mikeさんのプレーぶりを見ていて私的には首を傾げる場面がいくつかありました。

この厄介なグリーンを熟知し、どっちに速いかあるいは遅いのか、どのくらい切れるか、非常によい距離感でパットをストロークして絶妙にスピードをコントロールなさっていたのですが、時折15-20フィートぐらいの上りのパットで4-5フィートもショートなさるのです。
で、その厳しい残りのパットを入れる。

ラウンド後になってから思い当たったのですが、どう間違えても下りのパットを残したくないというマネージメントだった様子なのです。
ここのグリーンは、たとえ3フィートしか残っていなくても、下りや横のラインを残しますと全くもって油断できません。下手すると2フィートでもヤバいかも。


グリーン外からのチップショットも、ことごとくカップの下に付けていました。
もう本当に徹底して。

そう思いだして見てみますと、2つ上のMikeさんが写っている写真でもちゃーんと右サイドに写っていらっしゃるのです。これからパットしようとなさってる方。

これは確か10番ホールの何でもない平らに見えるグリーンで、この日のカップは右の方に切ってありますよね。
普通ならグリーンの真ん中を狙って打つのがセオリーです。


どこまで徹底できるか分かりませんが、次回プレーするときは頭に叩き込んでおきたいと思っています。


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6年半前のこのエントリー、「下りのスライスラインはゴルファーの悪夢」をリンクいたします。


http://www.golf.com/golf/instruction/article/0,28136,1887166-0,00.html


・登りのパットは下りよりも易しい。(いつもカップの下に残るように打とう。) 

・右から左へのパット(いわゆる日本語で言うフックラインですね)は、ストレートのラインよりも易しい。(と、いうことは、受けグリーンではカップの右へ、奥へ下るグリーンではカップの左へ狙っておくのはいい考えだ。)



・ストレートのパットは完璧に真っ直ぐ打たないといけない。例えば右から左のライン(フックライン)では、膨らましすぎても、弱く打ったりして入ることもある。強く真っ直ぐ目に打って入れることも可能だ。



・ The worst combination is downhill and left-to-right; human beings don't make those.

さて、これが表題に持ってきた文章ですが、直訳しますと、

「最悪のコンビネーションはダウンヒルの左から右へ曲がるラインだ。

・・人類には、これをカップインすることは出来ない。」となります。

海に面している緩やかな丘陵に造成されているこれらのゴルフ場では、本当にこのマネージメントを頭に入れておかないと、と思った次第です。

わずか2フィート(60cmぐらい)のパットがススーっと流れて7-8フィート(2m-2.5m)もカップから離れていってしまう悲惨なパット、サンクレメンテ・ムニGCをラウンドされたことある方なら必ず経験されているはずかと思います。ご自分か、もしくは同じ組のどなたかか。 ...まさに悪夢。


きっといつか近いうちにトーリー・パインズもラウンドしてみたいと思っているのですが、その時もこれを徹底して頭に入れておきたいと思います。

そして、今週末ファーマーズ・インシュランス・オープンを観に行ったらグリーンの切れ方にも大注目して観てみたいなと思っています。(^^)



1/12/2016

スコッティ・キャメロン "ニューポート" Black Mist Finish


キャメロンのパター、パッティングが上手くないと恥ずかしいような気がして意識的に避けてきましたが、今回ちょっと訳あって購入することにいたしました。

Scotty Cameron Studio Select "Newport" black Mist finishというパターです。


なんということはないのですが、現行のエースパター (っていうかずっとオールドピンパターの1種類でエースもなにもありません) が1967年製のビンテージ・パターでして、昨今はかなりお金を出すつもりでもなかなか程度の良い物は入手できなくなってきました。
(実際のところキャメロンのセレクトよりずっと高くなっちゃいました。) 

そんな中、昨年の8月のラウンドでいつの間にかカートから飛び出してしまい無くなる事態が発生しまして。幸いにもドリンクカートの女の子が見つけて届けてくれまして、お礼をして飲み物を買い$10のチップを渡して事なきを得たのですが、これは今後無くしたり壊したら困るなーと思ったのです。
シャフトが折れたり曲がったりとかしても、オールドピンパターは中から鉄球で圧着してありますのでリシャフトもしたくありませんし。

20年以上前からオールドピンパターひと筋で来まして2008年から現行の1967年製になったのですが、これに一番近いコピーであって精巧にできているのがキャメロンのニューポートなのと、ヘッドの重さが調節できるウエイトが付いている機能に惹かれまして決めました。

ロフト角:4度、ライ角:71°です。

これまで何度もショップで試打をして構えやすさ、私のへぼストロークと出球の転がりの方向を確認してきましたので安心です。

こちら ↘

(画像をクリックでリンク元に。直フィードです。)
Scotty Cameron Studio Select "Newport" black Mist finish

さて、これを今度は現行のエースパターと同じフィーリングで使えるようにセットアップします。

とりあえず並べた状態で写真を。

まずは上から。

写真をクリックで拡大します。


それからフェース側。

写真をクリックで拡大します。


2つ同時にカメラに収めますとアングルが微妙に違ってしまいますが、じつによく似て出来ています。ほぼ違和感なし。


そして現行のエースパター同様に、このパターにも必殺の宇宙兵器(笑)、カウンター・ウエイトを装着いたします。本来の付け方ではなくグリップの中に固定してグリップを被せますので、外からは見えません。

キャメロンのグリップ、ちょっとだけ長いのね。


カウンターウエイト、中には眉唾に思う方もいらっしゃるかとは思いますが、実に良いですよー。
昨今流行っているSuper Strokeなどのデカグリップや、アンカーリングはしないけど38-45インチも長さのあるパターなどはカウンターウエイトの効果もあってそれが良いフィーリングに大きく影響しているのであろうと考えます。


さてカウンターウエイトを装着いたしましたら、今度はヘッド側のウエイトです。

オリジナルでは35インチのパターには10gのウエイトが2つ装備されています。
(以前はキャメロンのウエブサイトにScotty's Custom Shopというのがあって色々カスタム・オーダーできたのですが今はなくなり、タイトリストが販売したパターをアレンジしてくれるサービスだけになっているようです。)

写真をクリックで拡大します。


一応正確に重さを量ってメモしました。
ひとつひとつ全部ゴム製のOリングがセットされています。


表側はこうなっています。

写真をクリックで拡大します。


一番左がオリジナルのウエイト10gです。
25gのものと30gのものは買い足したもので、せっかくなのでスーパーマンのロゴのものにしました。(なにがせっかくなのかよく分かりませんが。(笑))
それぞれニューヨークと香港から購入したものです。

おそらく非公式の品物と思われます。が、お値段はただの錘にしてはかなり高いです。 
しかし米国では公式のキャメロンサイトで左端のオリジナルのウエイトのバリエーションが売られているでもなく、同様の購入方法でむしろ安く入手できます。(よく分かりません、すみません。)


こちらが装着したところ。

写真をクリックで拡大します。


左側のオールドピンパターのソールには実は鉛のテープがびっしりと8枚重ねぐらいで付いています。

速いグリーンでよりオートマチック感を出したいため、もうちょっと重くしたいなー、と思っていましたので、このウエイトを交換できるシステムが試したくてキャメロンのセレクトにしたというのが本当のところです。

写真には30gを入れていますが、当面は25gで自分を慣らして行こうかなと思っています。


写真をクリックで拡大します。




1/02/2016

2015年の成績と、2016年の数値目標


今年も初日の出はゴルフコースで。 (^^)


3ホール目のフェアウエー右サイドから。


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毎年恒例の、2015年の成績の振り返りと、2016年の目標を更新します。

昨年の記事はこちらです。 → 「2014年の成績と、2015年の数値目標

昨年、「今年は2年間のスランプから脱出するぞ・・・」と書いていたのですが、2015年終盤になってようやくスランプから脱出しつつありまして、2015年は久々に成績が上向きました。



昨年の記事に沿って、数字を並べてみます。
青字が加わった昨年のデータです。

2008年 (5月-12月)
Score Average:   +9.2
Putts per Round:  33.53
Putts per GIR:     2.029
(パーオン率は9.1/18ホールくらいで、平均18.4パットぐらいでした。)

2009年
Score Average:   +9.4
Putts per Round:  32.23
Putts per GIR:     1.967
(パーオン率はぴったり8.00/18ホールで、平均15.738パットでした。)

2010年
Score Average:    +9.1
Putts per Round:  32.18
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は8.11/18ホールで、平均15.786パットでした。)

2011年
Score Average:    +8.7
Putts per Round:  31.83
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は7.81/18ホールで、平均15.195パットでした。)

2012年
Score Average:    +8.5
Putts per Round:  31.08
Putts per GIR:     1.990
(パーオン率は7.83/18ホールで、平均15.575パットでした。)

2013年
Score Average:    +12.9
Putts per Round:  31.65
Putts per GIR:     2.016
(パーオン率は6.00/18ホールで、平均12.097パットでした。)

2014年
Score Average:    +11.7
Putts per Round:  30.44
Putts per GIR:     2.027
(パーオン率は4.80/18ホールで、平均9.730パットでした。)



2015年
Score Average:    +9.9
Putts per Round:  31.57
Putts per GIR:     2.051
(パーオン率は7.03/18ホールで、平均14.42パットでした。)



2015年は特に後半、ようやく2年半に及ぶ酷いスランプから脱出しつつありましてショットの程度が改善してくれました。
顕著に現れたのがGIR(パーオン率)の低下改善で、ラウンドで3ホール分戻した勘定です。
特に後半はおそらくさらに1ホール分もどしています。(8/18に届いているんじゃないでしょうか。)


2013年にスイングを壊してしまったため、2015年はもう何年振りか久しぶりにスイング改造に臨みまして、スイングのタイミング自体を変えました。

結果として、クラブを約1年かけて全とっかえすることになりました。
球筋もこれまでのドロー・フック系のボールはほとんど出せなくなりまして、真っ直ぐ目のフェードかドロー、どちらかというと芯で打つと真っ直ぐかフェード気味が持ち球に変わりました。

そういう意味では、昨年年初の目標であったスイングの修正が達成出来つつある実感があります。

平均スコアもギリギリでしたがひと桁台に復帰いたしました。 (^^)


スコアの方は、こんな風になってます。

2007:    +5.1 +4.7 = +9.7
2008:    +4.6 +4.6 = +9.2
2009:    +5.3 +4.1 = +9.4
2010:    +4.6 +4.5 = +9.1
2011:    +4.1 +4.7 = +8.7
2012:    +4.5 +4.0 = +8.5
2013:    +7.3 +5.6 = +12.9
2014:    +6.5 +5.2 = +11.7
2015:    +5.3 +4.7 = +9.9

2007年のデータは、11コースだけ。 プレーは近所の市民コースばかりです。
2008年の5月にブログをスタート、08年は延約39ラウンドしました。
2009年は、約40ラウンドでした。
2010年は約30ラウンドです。 (諸事情でラウンド数やや減少)
2011年は約41ラウンドです。
2012年は約40ラウンドです。
2013年は約30ラウンドです。 (肘痛発生)
2014年は約39ラウンドです。 (スランプ継続)
2015年は約72ラウンドです。 (以前バック9だった多くを18ホールでプレー)


随分とラウンド数が増えましたが、子どもたちが土曜日の補習校に通っている時間を利用しまして、早朝のバック9の練習ラウンドを午前中に終える18ホールのラウンドに切り替えたため+夏休みに家族が日本に帰っていて居なかった期間が長かったためです。
ラウンドのペースとしては実はあまり変わっていません。

スコア的には、(学校待ちの時間でプレーしていますので) 近所の比較的簡単なコースのデータが数多く入る形になっているので良さげに出ている傾向は否めません。

2016年は2012年レベルまで復帰することが目標ですね。


2013年の謎の肘痛が原因でスイング改造をするはめになりましたが、これが良い方向に向かうと信じています。
と、いいますのも、スイングに多少自分なりに無理がなくなって来たと感じるからです。
2012年以前は安定して左曲がり系のボールでしたが、インパクトからフォロースルーでグリップを雑巾を絞るようにスクイーズしていた感覚がなくなり、今は手のひらにも指にもまったく負担のかからない感覚になっています。


昨年のベスト・ラウンド、ワースト・ラウンドも久しぶりにチェックしてみました。

昨年のベストスコアは7月のモレノ・バレーの77でした。
スコアならMeadowlarkで75というのがありましたが、ディファレンシャル的にはこちらの方が良かったです。
いつも家族が日本に居る数週間の単身生活中のラウンドですね。(^^;

友人のNishiと行った10月のEmpire Lakesの79も良かったです。ディファレンシャルが5.9。
このコースは2016年にクローズすることが決まっているようです。アーノルド・パーマー設計の景観が素晴らしいコースだったのですが...。 (ちなみにここのslope rate 130は今となっては高過ぎると思います。以前はラフがボール無くなっちゃうほど厳しかったからです。)

ワースト・スコアの方は、3月のCanyon Crestでの97でした。ディファレンシャルが21.9。
そしていつものように5月のエル・カバイェロでも91と、やられました。 DF 17.0。

ホール・レイアウトは難しく見えないコースですが、グリーンとグリーン周りがとてつもなく難しいんです。 今年はリベンジで80台前半を出せたら、と希望しています。(笑)


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バーディー数も集計してみました。

2007:  23個 (22ラウンド)
2008:  42個 (39ラウンド)
2009:  42個 (40ラウンド)
2010:  34個 (30ラウンド)
2011:  44個 (41ラウンド)
2012:  37個 (40ラウンド)
2013:  22個 (30ラウンド)
2014:  21個 (39ラウンド)
2015:  60個 (72ラウンド)

バーディー数は昨年よりは多少改善しましたが、まだ肘痛前の2012年のレベルまでは改善していません。
視力の老化も影響していると思われますが、GIRの改善が見られている2015年後半以降2016年はこれも戻ってきてくれることを期待したいところです。

やはり出来ればラウンドあたり1個以上のペースに持って行きたいです。

2015年もイーグルが一つありました。 どんな格好であれ嬉しいですよね。


昨年の後半からデーブ・ペルツの3x4システムを精査しなおして練習していました。
その成果は確実に現れ始めています。

30y-90yの間の距離をある程度打てるようになって来ますと、コースの攻め方も少し変わってきますね。
スコアに直結するところまで持っていくのは簡単ではありませんが、ゴルフに幅が出てより楽しくなって来ました。(^^)
  

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さて昨年も一番に力を入れようと目論んでいた、Z版「がんばり率」の結果です。

(データのピックアップをシンプルにするためにダブルボギー以上にしてしまったホールは除きまして、ボギー・オンしたホールで 2パット以上なら失敗、1パットでパーなら成功としてデータを抽出したデータです。)


2015年も特に目標は掲げませんでしたが、基本的には「Z版がんばり率 50%達成」を掲げて目指しております。

2008:  2/6 = 33% (1ラウンド)
2009:  95/291 = 32.6% (40ラウンド)
2010:  68/205 = 33.2% (30ラウンド)
2011:  129/328 = 39.3% (41ラウンド)
2012:  142/303 = 46.9% (40ラウンド)
2013:  94/237 = 39.7% (30ラウンド)
2014:  160/360 = 44.4% (39ラウンド)
2015:  237/560 = 42.3% (73ラウンド)


2014年より頑張り率が低下しているようにも見えますが、パーオン率が大幅に改善した影響が出ていて、ほぼ同等のレベルのチップショットが出来ており、特に後半に良化していると分析します。
2015年年末にTaylormadeのATVカット・ソールのウエッジを導入いたしましたので、2016年はこの優秀なウエッジによっても向上が図れるかなと期待しています。(^^)


ボギー・オン数もショットの改善に伴い少し戻せました。
アベレージで10年7.36回から、11年は8.00回、12年は7.58回、13年は7.64回、14年9.27回、15年7.78回になっています。 (14年が多いのはひとえにパーオンが極端に少ないためです。)

2016年は、Z版「がんばり率」とボギーオン率の組み合わせで、拾うゴルフをひとつ上のレベルに乗せたいところです。



11/11/2015

ATV GRIND の Taylormade TOUR PREFERRED WEDGE (54°)


ドライバーからアイアンセットまでSLDRで揃えちゃった手前、ウエッジもTaylormadeを試してみることにしました。


これまでは、non-conforming(ルール適合前)のgroove(溝)で激スピンの CallawayのJaws Wedge を愛用していました。
2024年まで使おうかと思ってストックまで買って用意して置いたのですけれどね。

このジョーズ・ウエッジはバウンス角が16度もありまして、普段は良いのですが私はKIKUYU芝のコースでのグリーン周りのチップショットを苦手にしていました。芝に引っかかりやすいんですよね。
お友達のSamさんからローバウンス角のウエッジを使うとマシになることを教えていただけたこともありまして、TaylormadeのRAC Wedgeを試したりもしていたんです。
KIKUYU芝のコースにはロフトが同じ54度のウエッジを2本持ち込む始末・・・。


そして、表題のTOUR PREFERRED ATV GRINDのウエッジがこちらです。




すみません、鉛を貼っちゃってまして。
写真を撮るのも上手くありませんし。

と、いうことで、ショップのウエブサイトの画像をリンクいたします。




ATV GRINDって刻印されています。
All Terrain Versatile (あらゆる地形に対応できる)の頭文字をとって、ATV。
この削り(Grind)が本当によく出来ているんです。

まだ使い始めて10ラウンドくらいですが、開いて使うもよし、色んな傾斜、色んな芝の種類、色んな芝の下の土の状態、名前のとおりに上手く出来ている削りだと思います。


なんとも言えない台形の削り形状をしています。

ちょっと削りが目立つように撮ってみた写真がこちらです。



と言ってもこちらも写真が下手なので、ショップのウエブサイトの画像をリンクしてみましょう。




こちらは56度ですけれども。

ヒール側の落とし方が絶妙です。
(あんまりショートゲーム上手くないくせに生意気言いますが。)


バンカーからは、バウンス角を使うためにもあまりフェースを大きく開かずに打って行く方が吉かもしれません。(実はLuis Woostheizen式のあまりフェースを大きく開かないバンカーショットに凝ってまして、調度良いのです。)
逆に砂を薄くとってクリーン目に打つときにはフェースを開いて。

グリーン前の花道の薄いタイトな芝の部分からのチップショットでも、少しフェースを開くようにしてバンスを薄く使うと良いかもしれません。
フェースを開かずにまっすぐ構えてチップショットしてもそれほど引っかかる感じはしません。

フェース側の非常にきめ細かいミリングのマイクロラインは正直あまり機能に寄与している感じはありません。


このウエッジは、どうやら私にはとても合っています。


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ツアー・プリファードのウエッジには、ATVグラインドの他に普通のソールのものも用意されています。
軟鉄鍛造製だそうです。


一方、ATVグラインドのウエッジとしましては、廉価版にあたるステンレス製のATV WEDGEと、上級機種にあたるコバルトニッケルの表面処理が施されたTOUR PREFERRED EF WEDGEと、私が購入して使っているツアー・プリファードのウエッジと、3機種が用意されています。





9/06/2015

Taylormade SLDR Irons (アイアンも変えました。)

誕生日になにかゴルフモノとか欲しい物無いか?って聞かれまして。

特に無いなぁと思っていたのですが、ドライバー、3W、ユーティリティー2本が全部TaylormadeのSLDRになっていましたこともあり、思い切ってアイアンセットもSLDRにしてしまいました。
家族のみんな、ありがとう。(^^)


あまり道具を変える方でもないと自分では思うのですが(距離感覚えるの大変ですしね)、今年は過去2年の肘痛に起因してズタボロになったスイングを修正しスランプを脱するべくスイングのタイミングを大きく変えることにしましたので、結果的に道具を一新することになりました。

画像をクリックで拡大します。


経緯としましては、一番深刻だったDRのとっちらかりを何とかしようと模索しまして、まず最初に3W相当のmini-Driverというクラブに行き当たりました。
昔あったドライバーならぬブラッシー(2番ウッド)のようなイメージで、多少の飛距離を落とす代わりに安定性を求める使い方が出来ないか?と思って試しに打ってみたのがきっかけです。
(なぜか(私基準で、ですが)よい感じに打てるのでとても気に入りまして、今では3W代わりでバッグに入っています。)

ついで、SLDRのドライバーを入手。
430ccのヘッドのものを選びましたが、このヘッドの大きさがとてもしっくり来ました。
2004年ごろからシャフトをいろいろ試しつつもヘッドはいつも同じキャロウエイのFT-3ドライバー (2003年製モデル)を使い続けて他のドライバーが打てなかったのですが(重心距離がここまで短いヘッドが他にはほとんど存在しなかったためです)、ついに2014年発売のクラブにリニューアル出来そうです。

そのままの流れで、これまでスチールシャフトの古い古いモデルだったユーティリティー2本(2番4番)も、SLDRのユーティリティー3番5番に置き換えました。(飛距離で合わせました。)


て、ことでこの際アイアンも全部2014 SLDRで揃えちゃおうかと。(^^)

写真が下手なので、ショップのウエブサイトから画像をリンクします。



かっこ良いですなー。

細部の造形も作りこまれていて美しいです。

是非クリックして向こうのサイトで拡大してみてください。


スペックは以下の様な感じです。

Taylormadeのwebsite (Taylormadeのサイトにリンクしています。)



シャフトがこれまで使っていましたAdams IDEA MB2 アイアンセットと同じKBS Tourのsteel stiffのものなので最初からとても打ちやすいです。

6I~PWのロフト角も1度違うのがある程度でほとんど同じですね。
バランスとか長さとかもほとんど同じです。


実際にラウンドで使ってみた感想としましては、「ものすごくミスヒットに強い(forgiving)!」と思いました。

なんとも心強い味方です。




5/23/2015

エイミングのスパットの使い方、再考

ブログの更新頻度が非常に下がっておりますけれども、これからも気が付いたことは自分の為に書き留めておくつもりです。


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今回はエイミングについてです。

ことのきっかけは、

なぜか構えにくいホールや、なぜかいつも決まってボールが変な方へ曲がってしまうティーインググラウンドがある、

あるいは、コースの練習場でラウンドの直前まで調子よく打っているのにいざラウンドに入るととんでもないボールが出てしまう。(でも次のホールでは普通にティーショット出来ていて、とてもさっきのホールだけスイングが狂ったとは思いがたい。)

というようなケースについて、ちょっと考えてみようと思ったのです。

もちろんいつもの通り、これから実験・実践していきますのでまだ結論は出ていませんし解決していません。


自分で明らかにスイングがおかしかった時にはわかりますよね。
その原因もエイミングもしくはセットアップが狂っていたことだったりもいたしますが。



以前にもいくつか練習や実践の工夫を記事にしています。


鉄道線路効果 (Train track effect)」= こちらは、ボールの後ろから目標を見るときに一歩左へステップを踏んでみる方法です。
2本のレールをビジュアライズします。

どちらかというと、グリーンへのアプローチショット(日本で言う2打目パーオンを狙うショットのことです。)のときに有効です。


D-Plane流に真っ直ぐなボールを打つ」= こちらは、スイングメカニズムのイメージの問題です。
かたくなに左曲がり系のボールを持ち球にしていましたので、この記事を書きました。
その分を見込んで少ーし右目を狙うといいのに、って思いきや、それをやると返ってフックが大きくなって左に外したり、意図せず真っ直ぐ出て右に外れたり、余計なことはしない方がいい、って言う状態だった時に、修正の糸口になりそうな気がしたものです。


セカンド・ショットの考察 その2」= こちらは、上に書きました問題の修正は、数学的な角度の観点から言いますとそれはもう非常に微妙で、構える向きで調整するには無理があるのだという結論に至って書いたものです。


現在は、約8ヶ月の肘痛その後のスイングの狂いを原因にした2年間にわたるスランプの後に、若干のスイング改造をした関係で、以前ほどかたくなな左曲がりではなくなりまして事情は変わってしまっています。

一方で、左右にミスが出ることもありまして、エイミングに迷うケースが多く出てきたことで、今回のアイディアにいたりました。 上手く行くといいんですけど。(^^;



鉄道線路効果 (Train track effect)のときに書いたのですが、私は普段ボールの後ろから目標方向を見まして、ボールの先50-80cmくらいのところに目印を見つけてそこに合わせて構えています。
しかし、目標決めにもう少し気を使う感じのホールでは、ボールの後方40-50cmのところにも目印をつけてボールとの3点で直線をイメージするようにしています。(マッシー倉本がレッスン番組で言っていた方法です。)

画像をクリックで拡大します。


画像では、便宜的にボールの前後にティーを刺して写真を撮っています。


目印はもちろんこのアングルからではなく、ボールの後方から目標方向を見て、地面の上のなにかを見付けるようにしています。

画像をクリックで拡大します。


ボールの直径は4cmほどもありますから、角度にして6度(時計の1秒)にも満たない微妙な調整は到底無理ですが、マッシーの3点法にすると大幅に改善しますですね。



で、ここからなのですが、
せっかく3点あるのに活かしきれていないことに気が付きました。

3点をつないだ線をイメージしまして、そこに平行にスタンスを取ります。
ところが、実際にスタンスを取る際には私の場合はちょっと散漫になりがちです。実際の目印はもっと判りにくい場合が多いですから見失いますしね。


そこで、スタンスを取る際には後ろの目印を使って立つことにしました。

画像をクリックで拡大します。


ボールは左足の前ですし、後ろの目印は平行地点の右足に近い位置にあります。
ボールと目印に合わせやすいんですよね。

ただ、このまま直線をイメージして打ちますと、私の場合若干カットに入る傾向が出ることが判りました。
後ろの目印を意識したままにしていますと、無意識にクラブヘッドがその上を通ろうとしてしまうような気がするんですね。必ずしもそうなるとは限りませんけれども、練習場で何球も打ってみますとそんな傾向が出るような気がしました。


この点を解消するため、スタンスを決めた後はボールの先方に見つけておいた目印に向けての直線を意識してスイングすることにしました。
このとき、後ろの目印は忘れることにします。 もうスタンスは取りましたのでね。

画像をクリックで拡大します。


ちょっと面倒くさそうな感じはしますが、手順としてはそれほど変わりません。
目印は見失わないようにしないといけないのですけどね。

しかしながら、ティーインググラウンドの方向がどうも打つ方向とずれていて構えにくいホールや、左右の張り出した木やウォーターハザードの位置などの影響でエイミングに非常に気を使うホールなどにおきまして、この方法を試してみるつもりです。

何に差し置いてもファストプレーが信条ですので。(^^)


検証結果はまた改めまして、追記なりに書いてみたいと思います。



1/02/2015

2014年の成績と、2015年の数値目標


今年の打ち初めは簡単なコースで肩慣らしの9ホールから。


今年は2年間のスランプから脱出するぞ・・・


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一応毎年恒例の、2014年の成績の振り返りと、2015年の目標を更新します。

昨年の記事はこちらです。 → 「2013年の成績と、2014年の数値目標



昨年の記事に沿って、数字を並べてみます。
青字が加わった昨年のデータです。

2008年 (5月-12月)
Score Average:   +9.2
Putts per Round:  33.53
Putts per GIR:     2.029
(パーオン率は9.1/18ホールくらいで、平均18.4パットぐらいでした。)

2009年
Score Average:   +9.4
Putts per Round:  32.23
Putts per GIR:     1.967
(パーオン率はぴったり8.00/18ホールで、平均15.738パットでした。)

2010年
Score Average:    +9.1
Putts per Round:  32.18
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は8.11/18ホールで、平均15.786パットでした。)

2011年
Score Average:    +8.7
Putts per Round:  31.83
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は7.81/18ホールで、平均15.195パットでした。)

2012年
Score Average:    +8.5
Putts per Round:  31.08
Putts per GIR:     1.990
(パーオン率は7.83/18ホールで、平均15.575パットでした。)

2013年
Score Average:    +12.9
Putts per Round:  31.65
Putts per GIR:     2.016
(パーオン率は6.00/18ホールで、平均12.097パットでした。)


2014年
Score Average:    +11.7
Putts per Round:  30.44
Putts per GIR:     2.027
(パーオン率は4.80/18ホールで、平均9.730パットでした。)


 
一見、2013年よりも若干改善しているように見えますが昨年はショットが酷いスランプに陥りました。
GIR(パーオン率)の低下が顕著でして、一気に3ホール分も悪化。
これは主に、ドライバーをはじめとする長物のクラブのショットが酷くバラついたためです。

2013年にスイングを壊してしまった影響が色濃く残って出てしまいました。

パーオンで乗りませんため、ボギーオンとそれ以上が増えてしまい、その結果、グリーン上に乗った時には短めのパットが残るという算段で、上記のような数字になっています。

こうなって来ますと、ちょっとデータ整理の仕方を変えるとかしませんと、パットの実情が見えにくくなってしまいますですね。

2015年は、ドライバーのストロークをはじめ、3W、ユーティリティー、ロング-ミドル・アイアンのショットを基本に立ち返って修正していく年にしなければならぬ、と感じています。


スコアの方は、こんな風になってます。

2007:    +5.1 +4.7 = +9.7
2008:    +4.6 +4.6 = +9.2
2009:    +5.3 +4.1 = +9.4
2010:    +4.6 +4.5 = +9.1
2011:    +4.1 +4.7 = +8.7
2012:    +4.5 +4.0 = +8.5
2013:    +7.3 +5.6 = +12.9
2014:    +6.5 +5.2 = +11.7

2007年のデータは、11コースだけ。 近所のムニシパル・コースばかりです。
2008年の5月にブログをスタート、08年は延約39ラウンドしました。
2009年は、約40ラウンドでした。
2010年は約30ラウンドです。 (諸事情でラウンド数やや減少)
2011年は約41ラウンドです。
2012年は約40ラウンドです。
2013年は約30ラウンドです。 (肘痛発生)
2014年は約39ラウンドです。 (スランプ継続)


平均スコアはかろうじて2013年よりも少しだけ向上していますが、グリーン周りのアプローチショットが少しだけ改善したことに拠るもので、GIRは肘痛のあった2013よりも悪化しています。
我ながらずいぶんスイングを崩してしまったものだと思いました。(x_x)

昨年は80を切るラウンドが3ラウンドしかありませんでしたのも、この辺りが原因です。


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バーディー数も昨年は減っています。(パーオン数も減っていますので。)

2007:  23個 (22ラウンド)
2008:  42個 (39ラウンド)
2009:  42個 (40ラウンド)
2010:  34個 (30ラウンド)
2011:  44個 (41ラウンド)
2012:  37個 (40ラウンド)
2013:  22個 (30ラウンド)
2014:  21個 (39ラウンド)

パーオン率が下がっただけあって、バーディー数も半減近く減ってしまいました。
まぁこれは、GIRの低下(つまりバーディーパットのトライ数が減ったということ)が原因ですので、致し方のないところです。

ちょっとよかったことは、昨年2014年はこのうち2つがイーグルだったことです。
短めのパー4とパー5で1回ずつ、80-100y前後のショットがカップインしました。

今年の後半はデーブ・ペルツの3x4システムを精査しなおして練習していましたので、その成果もあるかもしれないと思う次第です。
  

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さて昨年も一番に力を入れようと目論んでいた、Z版「がんばり率」の結果です。

(データのピックアップをシンプルにするためにダブルボギー以上にしてしまったホールは除きまして、ボギー・オンしたホールで 2パット以上なら失敗、1パットでパーなら成功としてデータを抽出したデータです。)


特に2014年の目標には掲げませんでしたが、基本的には「Z版がんばり率 50%達成」を掲げて頑張っているつもりです。


2008:  2/6 = 33% (1ラウンド)
2009:  95/291 = 32.6% (40ラウンド)
2010:  68/205 = 33.2% (30ラウンド)
2011:  129/328 = 39.3% (41ラウンド)
2012:  142/303 = 46.9% (40ラウンド)
2013:  94/237 = 39.7% (30ラウンド)
2014:  160/360 = 44.4% (39ラウンド)


ここでも顕著に判りますのは、頑張り率の数字の以前に360回もパーセーブ・トライの機会があったことです。
率としてはもうちょっと頑張りたいですね。

10月にお友達のSamさんに、ロー・バウンスのウエッジの効能を教えていただきまして、ずっと苦手だったKIKUYU芝の対策用にウエッジを用意しましたので、2015年はこちらも駆使してデータの向上に努めたいと考えております。(^^)


昨年はラウンドあたりのパー・オン数が減った分もありまして、ボギー・オン数がグッと増えました。パーオン数を回復しつつ、ボギーオン数も維持できたら理想的ですが、この辺は兼ね合いになりそうです。
アベレージで10年7.36回から、11年は8.00回、12年は7.58回、13年は7.64回、14年9.27回になっています。

2015年も、Z版「がんばり率」とボギーオン率の組み合わせで、拾うゴルフを向上させたいところです。


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昨年に引き続きまして、わたしのスイングが具体的な数値を設定するレベルにありません。

基本に立ち返り、ドライビングレンジでボールを打つ機会をできるだけ設けるようにして、もう少し力強いショットを打てるように練習していけば、結果はおのずか回復してくると信じて取り組む気持ちでいます。




12/29/2014

15インチの「でかカップ」はゴルフを救うのか?


突然ですが、日本でも米国でもゴルフ人口は年々減少の途を辿っているそうです。

そこで、ゴルフをもっと簡単に、もっと楽しく、そしてプレー時間を短縮して、手軽に出来るかも?
さらには、パット技術よりもショットの技術優先のもっとアスレチックな競技になるかも?

・・・的な考えで、どでかサイズの15インチカップなるものが、一部のゴルフ関係者の間で推奨されています。


本当にゴルフを救えることになるのかどうかは別としまして、私にも15インチカップを試す機会がありましたので、体験記をメモして残しておくことにします。


ナイター証明のグリーンなので写真はかなり画質がナンではありますが、そのどでかカップがこちらです。



直径が15インチですから、40cm弱(38.1cm)の大きさがあります。

バレーボールが4つすっぽり入るかな、ぐらいで、かなり大きいですね。
バスケットボールのゴールリング(45cm)よりも少し小さいくらいです。


現在のゴルフのカップの大きさは 4 1/4インチですから、直径にして約3.5倍、面積ですと12.5倍あります。



とりあえず私は、32フィート(約10m弱)の位置にセットをしましてパット練習をしてみました。
16フィート(約5m弱)からですと、明らかに入り易かったからです。



写真では判りにくいのですが、このラインはフラットから後半やや下りになり、右に切れていくラインです。
距離をピッタリかオプティマム・スピードで打って、カップ3個分左 ...ぐらいが狙い目になる感じ。


通常のカップかの様に考えてパッティングしてみますと、そもそも入りにくい下りのスライス・ラインということもありましてか、これが(私のパッティング技術では)なかなか入らなかったんですね。
あくまでもカップの真ん中に入れるイメージで、旗を狙って。 普通のカップみたいに。

正直、ちょっと意外なくらい外しました。


・・・それで、ムキになって入れようとしますね。(笑)
「あんなデカいんだから!」って思うわけです。

入れに行きますと、真っ直ぐ目に狙って、かなり強めに打っちゃうとけっこう入ってくれたりします。 かなりの範囲でリップオフしませんからね。
ドスンと落ちたらけっこうスピードがあっても向こう側の壁に当たってカップ内に収まります。

んー、これは「新ゴルフ」体験にはなっても、決して「旧ゴルフ(というか本来のゴルフ)」のパットの練習にはあまり役に立ちません・・・。



通常のラウンドで32フィートがカップインすることは、私の技術ではそうそう起きない確率です。
実際のところ、2-3%でしょうかね? データ取るのは難しいのですが。
プロでも5%程度ですので 4 1/4インチの大きさのカップでは、まぁそんなところでしょう。


「パットってどのくらい入るもんなの?」という記事に使ったグラフをまたまたこちらに引用いたしましょう。

(参考グラフ)


以前からの繰り返しで恐縮ですが、6フィートの距離を中心に、2フィートから10フィートの距離の辺りがスコアを決めるクリティカルな領域になります。(→「ザ・ゴールデン・8」


つまり、32フィートのパットなんていうのは、私レベルですと特に(2-3%しか一発では入んないわけですから)、2パット目にどれだけ短いやさしいパットを残すか、という打ち方をしてしかるべきなので、「強めに真っ直ぐ目にぶっ放す」15インチカップ型の新ゴルフ式でパットするべきではないのですよね。

そうしますと曲がるラインでは、あのでかい丸になかなか嵌んないってことが起きてきちゃうんです。
ちょっと新発見な感じ。


統計を取ったものを見ておりませんのではっきりとは判りませんが、理屈から言いますとクリティカルゾーンは21フィートの距離を中心に、7フィートから35フィートの距離の辺りが勝負の決め手、ということになってくる計算になりますので・・・、強めに打って外しても12フィートぐらいまでなら返しが大抵入るよ、っていう強さで打てば良いわけですね。

私が試した32フィートのパットは、通常の4 1/4の大きさのカップではちょうど9フィートのパットぐらいな難しさですから、ラインが判っていなくて読まなくちゃなんない条件下ではプロで30%、アベレージで10%ぐらいのカップイン率ですから、私の場合で8割方は外しちゃうパットだったんですね。
(ラインが判っていても、32フィート程度の(ラインの曲がる下りのラインでは特に)パットではスピードのコントロールが正確でなくてはいけませんから、思ったより入らなかった訳が記事にまとめてみてよく判りました。)



で、素直な気持ち的な感想ですが、ポコンってカップインしたときの「おおーっ!」っていう嬉しさ感がけっこう低いです。 32フィートも離れているのに低い。

それでもって、32フィートのパットが(下って曲がったりするときのラインでは特に)、2パット確実圏内に寄ってくれたときの安堵感・達成感的なものが、無い。 全然無い。


これは新しく始める人とってはともかく、今まで何年もゴルフをしてきた人たちにとっては受け入れられにくいなー、と思いました。


逆に言いますと、グリーン上のカップから約30フィート圏内、つまり10y圏内にショットが打てる人はバーディー量産が出来る、新感覚のショット・メイキング・ゲーム的なゴルフになろうことは想像出来ますですね。(^^)



4/26/2014

コントロールショットの練習動画


久しぶりのスイング動画です。(^^)

前記事、「えんやーとっと」のハーフショット 7時半と、スリークォーターショット9時と、フルショット10時半のスイングの練習動画です。



一番安定してうち易いのが9時のテークバックで打つ 3/4(スリークォーター)ショットだと言うことでしたので、まずはそれから練習。



打ち始めてまず思いましたのは、私の場合すぐにオーバーシュートしてしまうこと。
9時のつもりが、ついつい9時半、10時のテークバックになってしまいがちでした。

無理に9時で止めてもリズムが狂いますので、安定したショットになりません。
とりあえず無理の無い範囲でやや大きめに振り、やや大きめの距離を打ちつつリズムがよくなってきたら振り幅を小さくするようにしていきました。

やってみての感想ですが、最終的にはフルショットの3/4の距離に狙いを明確にして(この場合はPWでしたので私の場合は75yの目標に集中して)、テークバックは目尻で見てるような見てないようなぐらいで意識するにとどめて、リズムとテンポを感じることに専念すると、だんだん綺麗に収まって来ました。

このスイングを自然に出来るように練習すればよいのか。・・・と思いつつ、これは日数をかけて習慣化しないとだなー。と思いました。

デジタルパットでは、7歩の距離をたとえ毎週ではなくとも定期的に繰り返し練習することで唯一絶対の自分のテンポの調整をしますが、それとちょうど同じような基準のスイングにしたいショットであるなあと、しみじみ感じます。

そして、なるほどちゃんと慣れてきた後であれば9時半とかの「3/4よりもちょっと大きめ」なんていう距離も打てそうだな、っていう気がしてきます。


* 私は普段の練習では、1球 1球ていねいにルーティーン と リチュアルを守って、ボールの後ろから目標を見るところからやって打ちますが、リズムとテンポを練習するときは、その場でポンポンと続けて打った方が感じが掴みやすいと思いました。



さて次に一番難しいとされる、7時半のテークバックで打つ 1/2(ハーフ)ショットの練習です。



最初はどうしても大きく振ってしまいますね。
ボールも60y、65y、下手すると70yも飛んでしまいます。

デーブ・ペレツの言うように、両手のグリップが右太ももの右へ出たくらいの位置で切り返しになりますですね。
思ったよりパタースイングに近いかも。

ここで「えんやーとっと」のリズムを思い出し、リズムとテンポにだけ集中するように修正して出球を気にせずに繰り返してみました。

なんかもうハーフスイングっていうよりも全然振っていないイメージでしたが、だんだんと腕の力を入れずにヘッドだけ走らせてスパーンとボールにコンタクトする感覚が掴めて来ます。

力強さを全く感じないのですが、ちゃーんと半分の50yぐらい飛ぶんですよね。
なるほどこれが本当のハーフショットだったのか、という感じ。


これはかなりの日数続けて素振りしないと身に付きませんですね。
先は長いですが、ちょっと心がけて練習してみたいと思っています。



最後に、10時半のテークバックで打つ 1/1(フル)ショットの練習です。



これは私がこないだまでスリークォーター・ショットと勘違いしていたショットですが、ウエッジ類(PW、GW、SW)は勘違いのフルショット(実は110%ショットだった)を使うことを避けるようにはして来ていましたので、まぁまぁクラブのMAXに近い距離を打つ感じです。

本来のフルショットだった訳ですから当たり前と言えば当たり前。(^^;


3つのショットを動画に撮って (これには実はうちの息子くんが協力してくれました。私のiPhoneで動画を撮ってくれたんです。) それを見まして、自分でちょっと驚いたことがあります。


自分では全くの無意識で、でも考えてみれば自然な反応で起きている現象ですが、・・・それはフィニッシュの大きさなんです。

打っている最中は、テークバックの大きさ・文字盤の位置(←時計の)に意識が集中していましたし、もう一つはリズムとテンポだけを考えていました。

で、撮れた動画を見ますと、フォロースルーの大きさが見事に3種類に分かれていました。
フルショットなんか、無意識にクラブをクルクル回して戻しちゃったりしています。(笑)

腕をリラックスさせるようにしていただけなのですが、上手く打てたときはこんな感じになるんだ。ということをイメージに描いて練習していきたいと思っています。
(私のスイング自体は、あまりかっこよくない形態のものではありますが、自分なりにイメージをしっかりはっきりと持つことは大事かなと思いまして。)

(ただし、デーブ・ペルツはどのショットもフォロースルーの大きさは同じにすると書いています。 ご注意ください。)


日々の練習は、例によってイメージをしながら スイング・ウエイト・トレーナーを振ることだけ、にならざるを得ません。

でもボール打たない方が練習になるかも。



ずいぶん慣れてきましたら、ルーティーンとリチュアルをちゃんとやって、しかもぶっつけ一発勝負でもリズム良く打てるようにしたいですね。



4/12/2014

「えんやーとっと」のハーフショット 7時半


私、二十数年もゴルフをしてきて長い間誤解をしておりました。

ハーフショットは左腕が時計の文字盤で9時の位置のテークバックで打つものだとばかり・・・  勘違いしておりました。


*ちなみに、時計の文字盤を使った表現は「デジタル(digital)パット? アナログ(analog)?」という記事に使ったものをこちらに引用いたしますが、こうなっています。

打つ人の正面から見まして、テークバック方向が9時の方向、フォロースルーが3時の方向です。



ちなみにですが、英語では時計の針は「needle(針)」ではなく、「hand(手)」とか「arm(腕)」と表現されます。
ゴルフスイングで、腕の位置を3時とか10時とかで表現するのは、この辺りから考えても非常に英語として自然なことだったという訳ですね。(^^)


以前、「3x4システム by デーブ・ペルツ」という記事をご紹介いたしました。
100y以下の距離の打ち分けシステムです。


その名も「3x4システム」と言いまして、3種類の振り幅で、4本のウエッジを使って距離を打ち分ける方法です。
30yから110yまでをカバーしていますね。 
49°のPW
55°のSW
60°のLW
64°のXW 
の4本を使って、腕が 
10:30
09:00
07:30 
の3つのポジションのそれぞれで飛ぶ距離を把握し、3x4=12種類の距離を打ち分けるというシステムです。 
でも、図の数字を見ますと、ダブっているところがあって、ほぼ10種類の距離の打ち分けになっていますね。 
図をよく見ますと、55°のサンド・ウエッジだけがハイ・バウンスになっています。
64°のXWってウエッジも、なかなか使いこなしているアマチュアは少ないかな?って思います。


私はこれを、記事の中でこんな風に間違って認識していました。
私はこのシステムを、自分用にちょっとアレンジした形で実践しています。
ちょっと表にしてみました。

デーブ・ペルツの生徒さんたちのような正確なスイングを私の場合はしていませんので、68y、83yといった数字は出てきません。
10y刻みで、すごいアバウトな把握です。ダブってる数字もいくつもありますし。

現在の私はもう2年以上もロフトが58度のウエッジは使っておりません。


で、間違いと言いますのは1/1、3/4、1/2、1/4の割り振りです。

1/1がMaxのフルショット、というのは合っていますが、3/4(スリークォーター)ショットだと思っていたのが実はパワー100%のコントロールショットで、1/2(ハーフ)ショットだと思っていたのが実は3/4(スリークォーター)ショット、そして1/4(クォーター)ショット思っていたのが実は1/2(ハーフ)ショットだったのです。


正しく書き直しますと、こうなります。 ↓



距離は、現在のウエッジのアバウトの距離に直してありまして、そして私の1/2(ハーフ)ショットは正確ではありません。 練習が必要です。

デーブ・ペルツの、「Short Game Bible」という本にも書かれていますが、この1/2ハーフショットというのは、7時半のテークバックで打つショットで、生徒さんたちも、そしてプロでさえも、3種類の大きさのスイングの中で一番難しいのがこのショットだそうです。

特に男性はこのショットがあまり得意ではないと言うのは説明が難しい面白い現象だ、と書かれています。


中でも一番安定して決まった距離を打ちやすいのが、9時のテークバックで打つ 3/4(スリークォーター)ショットだそうです。

どのショットにも共通した安定した自分固有のリズムで、出来るだけ腕の力を使わず、リズムミカルに振ることで、距離の打ち分けが正確になっていくのだそうです。

9時のテークバックのショットは、プロなどは特に気持ちよく安定してコントロールするそうで、応用としてちょっと大き目の9時15分、とかも打てるようになって来るらしいです。


100%のフルショットが 10時半のテークバックのショットで、コイルアップしてフルパワーで打てる距離より約10yぐらい落とした距離になるのが通常だそうです。
私はこれを3/4だと勘違いしていまして、なんか90%ぐらいの距離出ちゃうんだよなー。って思ってました。(^^;
なんのこたぁない、これがフルショットだったのか!

これからは、心して10時半のテークバックを意識しまして、これをフルショットの距離とするように改めて練習して行こうと思っています。



そして、一番難しいという 7時半のテークバックで打つ 1/2(ハーフ)のショットを上手に打つコツがペルツの助言にあります。

とにかくリズムを大切にして、打ち急ぎ過ぎないようにリズミカルに打つように、腕の力を使わないように自分のタイミングを作って、たくさん打って体に覚えさせると良い。
スイングエイドなどを使って、とにかく毎日10回でもいいからこのスイングを練習するようにすると良い。
それからペルツは、生徒さんたちには、「Saaaawish,-Swish」というリズムで打つように指導しているそうです。
7時半の小さいテークバックで腕で打ちに行かずにリズミカルに打つコツのリズムです。


「Saaaawish」でテークバックまでを行って、「Swish」で打つんですが、これを日本語式にしますと、

「えんやぁー」でテークバックまでを行って、「とっと」で打つとちょうど良いことに気が付きました。(笑)


そういう訳で、「えんやーとっと」のハーフショットを出来るだけ 7時半っぽいテークバックで打つ練習をこれから取り入れて精進しようかと思う次第です。(^^)



1/25/2014

『実は難しい?』グリーンが広く使えて手前に何も障害が無いアプローチ


久しぶりですが、私のようなアベレージのアマチュアにとって思いのほか難しいショットだなと思った状況について考察してみました。


大怪我はしないのですが、意外に(というか当たり前のように)アップ&ダウンが決められず、ボギーに終わってしまうことが多いような気がしてならないのが、こちらのショットです。

(写真をクリックで拡大します。)


状況的には、何の変哲も有りません。

グリーンをショートして外し(これまたよくあるのですがセカンドショットを軽くダフったかもしくは薄く当たって芯を外し・・・とかの理由でとにかくミスれば大抵ショートしますね)、グリーンエッジまで15ヤードぐらいで、ここはピンが青旗なのでカップは奥に切ってあってエッジから25-30ヤードくらいありますね。
トータルで40-45ヤードぐらいでしょうか。
典型的な受けグリーンで、カップまではだらだらと登っています。

プロやトップアマの方々は、こういったショットを実に安全にしかも安定してピタっと寄せてきます。

こういう状況ですと、私の場合はなんだか知らないけどショートしますね。
4-6歩残してしまうのはザラで、下手すると7-10歩も残ることもあったりします。

取り合えず乗っておけば2パットでボギーでは済みますので大叩きはしにくいかもしれませんが、うっかり3パットをしようものなら素ダボの刑です。 80切りを目指しているくらいの実力の場合、この素ダボが致命傷の死活問題になります。

私は、54度のウエッジでG-Checkを打つ代わりに50度のウエッジに持ち替えて、あたかも54度のような要領で打ってなるべくカップに向かって意識外で(結果的に)突っ込めるようなインチキショットを使ったりもしています。(^^;



以前のこの記事を思い出してみます。

セカンド・ショットのクラブ選択

ここに、
誰が教えたのか、オーヴァーはいけない、手前から攻めろ、と。 たかだが残り60ヤードをサンドウェッジで狙ってグリーンにはオンするが、ピンまで20メートルも残っている。 つまり狙った距離の半分ちょっとまで打って当たり前の顔をしている。冗談ではない。 みんなそうなんだ。気付かないんだ。

と、ちょっと目から鱗のなにげにすごいことが書かれています。テニスコーチの方からの我々アベレージにとっての至言です。


ショートしがちな理由がいくつか思い当たります。

・ スタンスしているところがゆるくでも登りになっているため、ロフトが寝ている。
・ ピンが奥だとグリーンを向こう側にこぼしたくない。
・ 下りのパットを残したくない。
・ ウエッジで打つと、ワンバウンド目も受けていて転がりにくいというのに計算に入っていない。
・ 登り坂のせいか何なのか、ダフり気味に入りやすい?

いずれにしても、歯で打ってトップしてしまったりしない限り、この場面では結構ショートする人がとても多いような印象を受けるのは事実です。

このケースでは、せっかくグリーンエッジまで15ヤードぐらいしかありませんから、PWや8I、7Iなどで球足を使って転がして打つショットもすごく有効です。(でも実際はウエッジで打つ方々の方が多いですね。)



これが少し遠くなりますと、こんな感じになります。

(写真をクリックで拡大します。)


グリーンエッジまで35-40ヤード程度あります。
そこからカップまで25-30ヤードぐらいあるとしますと、トータルで60-70ヤードぐらい。

こうなると、7番アイアンで転がすっていう雰囲気は無くなって来ますね。

私自身で考えましても、アベレージのアマチュアゴルファーとしては、このショットをけっこう苦手にしている方も多いのではないでしょうか。

私の場合ですと、SLJで行くか、G-Checkの振り幅を増やすか、気持ちが固まらないうちに適当になっちゃって失敗する、なんていうケースも多いような気がします。

写真の写りの関係で青旗のピンが見えるかどうか? と思いますが、この写真の状況をご覧になってちょっと嫌な距離が残ったなって感じる方も多かったりしませんか?

例えばシャンクに悩んだりなさっている方にとっては、一番シャンクが出やすいのもこの状況だったりするんじゃないかと思ったり。
そうなると、ボギーじゃすまないかもしれませんですね。

しばらくは、「この状況ではSLJでいく」と決めておいて迷い無く攻めてみようかと思います。



ではさらに もうちょっと遠ざかってみます。

(写真をクリックで拡大します。)


グリーン中央までが80ヤードぐらい。
ピンまでは、90-95ヤードぐらいになるのでしょうか。

ここまで離れますと、ここから3打でボギーでもやむなし、って感じで開き直る距離でしょうか。
そもそも3打目にこんなに距離が残るっていう時は、ティーショットかセカンドショットでやや大き目のミスをやらかした後ですしね。
でも出来ればワンパットが狙える5歩以内ぐらいに突っ込んでパーセーブを狙ってみたいです。


セカンド・ショットのクラブ選択」の記事でも書きましたが、80yのアプローチショットを、ピンに25yもショートするって言う場面は、確かによく見ますし、よく体験します。

これですと目標の70%も飛ばしていない計算になりますが、ほとんど全部ミスショットだったりするのでしょうか?

100ヤード打つクラブで、70ヤードしか飛ばなかったら酷いミスですよね。

・・・なのに、こんなに頻発するということは、状況から受ける心理的な影響がショットに出ていると考えるべきのような気がします。


プロのプレー振りを見てみますと、カップの後ろに打ってバックスピンで戻すような感じでカップに対して突っ込んで打って攻めているような、そうでもないような。

私などは、そういった強烈なバックスピンのショットは持ち合わせておりませんので、subconscious(自分の無意識)からの影響を最小限化するにはどうするか、ちょっと方法論を考えてみたいと思います。

まずは90-95ヤードを確実に打つことだけを念頭において、結果を恐れず、大き目に行ってしまうことを容認する気持ちで思い切って攻めてみようかな。

しばらく実践してみて、結果を見てみることにします。


この状況、パー5で1打目2打目が結構いい感じに打てた時にも出くわしますので、あるパーセンテージで克服できたら、パー5でバーディーにつなげることが出来るってことですね。(また皮算用(笑))



1/04/2014

2013年の成績と、2014年の数値目標


今年の元旦も初日の出は雲の向こうでした。

初日の出は雲の後ろ・・・


でも、おぼろげにでも拝めてしあわせ。


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一応毎年恒例の、2013年の成績の振り返りと、2014年の目標を更新します。

昨年の記事はこちらです。 → 「2012年の成績と、2013年の数値目標



昨年の記事に沿って、数字を並べてみます。
青字が加わった昨年のデータです。

2008年 (5月-12月)
Score Average:   +9.2
Putts per Round:  33.53
Putts per GIR:     2.029
(パーオン率は9.1/18ホールくらいで、平均18.4パットぐらいでした。)

2009年
Score Average:   +9.4
Putts per Round:  32.23
Putts per GIR:     1.967
(パーオン率はぴったり8.00/18ホールで、平均15.738パットでした。)

2010年
Score Average:    +9.1
Putts per Round:  32.18
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は8.11/18ホールで、平均15.786パットでした。)

2011年
Score Average:    +8.7
Putts per Round:  31.83
Putts per GIR:     1.947
(パーオン率は7.81/18ホールで、平均15.195パットでした。)

2012年
Score Average:    +8.5
Putts per Round:  31.08
Putts per GIR:     1.990
(パーオン率は7.83/18ホールで、平均15.575パットでした。)


2013年
Score Average:    +12.9
Putts per Round:  31.65
Putts per GIR:     2.016
(パーオン率は6.00/18ホールで、平均12.097パットでした。)



今年は全てのデータが悪化してしまいました。

3月末に原因不明の肘痛を発生しまして、ゴルフにならない日々が7ヶ月ほど続き、その間のラウンドはひどいものでした。 特に5月6月はスコアどころかスイングにもなりませんでした。


こちら ↓ が昨年設定した目標でした。

2013目標
Score Average:    +8.5
Putts per Round:  31.00
Putts per GIR:     1.950
Z版がんばり率    50%


ラウンド数もここ数年よりも大幅に落ちまして、目標は遥かかなたに遠ざかってしまいました。

特に8月の集中ラウンド時期に、肘から前腕への痛みで満足に振れない状態だったのが厳しかったです。

医者に診てもらいましたあと、カイロプラクティックに6ヶ月通い、なんとかゴルフは痛み無く出切る程度まで回復いたしました。
どうやら神経性の痛みだそうです。 五十肩の一種(五十肘?)でしょうか?

まだスイングが安定せずショットのバラけ方が大きくて苦戦しておりますが、また仕切りなおして気楽に行ってみようと思っています。

昨年、「今後のゴルフライフは、アジャストしていくことが必要になってくるような気がしています。」と書いていたところでしたし。


スコアの方は、こんな風になってます。

2007:    +5.1 +4.7 = +9.7
2008:    +4.6 +4.6 = +9.2
2009:    +5.3 +4.1 = +9.4
2010:    +4.6 +4.5 = +9.1
2011:    +4.1 +4.7 = +8.7
2012:    +4.5 +4.0 = +8.5
2013:    +7.3 +5.6 = +12.9

2007年のデータは、11コースだけ。 近所のムニシパル・コースばかりです。
2008年の5月にブログをスタート、08年は延約39ラウンドしました。
2009年は、約40ラウンドでした。
2010年は約30ラウンドです。 (諸事情でラウンド数やや減少)
2011年は約41ラウンドです。
2012年は約40ラウンドです。
2013年は約30ラウンドです。 (肘痛発生)


平均スコア、実はあともう少し悪いはずなのです。 6月にスコアをつける余裕も無くてラウンドした日もありましたので。(^^;
仕方がありませんので、

昨年のベスト・ラウンド、ワースト・ラウンドにつきましても、ブログにラウンド記事を書いておりませんので今年は省略いたします。

今年は散々に苦戦したラウンドでしたが、trimetalさん、Jackさんに呼んでいただいて7月にNYのコロニアルとベスページ・ブラックコースをラウンド出来たのが一番のよい思い出です。(^^)
スコアは100に近かったラウンドでしたが、とても記念になりました。 二つとも、もし仮に私が万全のコンディションで行ったとしてもスコア的にはたくさん打ってしまうであろう難しいコースでした。


11月に業界のトーナメントでラスベガスに行って バリ・ハイGCでプレーしまして本当に久しぶりに満足なラウンドで78が出せたのがとても嬉しかったです。
まだ多分に運が良かった面の方が大きいと思いますので、半年以上痛みがあって出来なかった素振りの復活が不可欠と考えています。


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バーディー数も昨年は減っています。(パーオン数も減っていますので。)

2007:  23個 (22ラウンド)
2008:  42個 (39ラウンド)
2009:  42個 (40ラウンド)
2010:  34個 (30ラウンド)
2011:  44個 (41ラウンド)
2012:  37個 (40ラウンド)
2013:  22個 (30ラウンド)

肘の痛みはパットにもかなり影響していました。
本人的には、パターには影響が小さいかと思っていましたが、数字には如実に現れていました。


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さて昨年一番に力を入れようと目論んでいた、Z版「がんばり率」の結果です。

(データのピックアップをシンプルにするためにダブルボギー以上にしてしまったホールは除きまして、ボギー・オンしたホールで 2パット以上なら失敗、1パットでパーなら成功としてデータを抽出したデータです。)


2013年の目標としては、「Z版がんばり率 50%達成」を掲げていました。


2008:  2/6 = 33% (1ラウンド)
2009:  95/291 = 32.6% (40ラウンド)
2010:  68/205 = 33.2% (30ラウンド)
2011:  129/328 = 39.3% (41ラウンド)
2012:  142/303 = 46.9% (40ラウンド)
2013:  94/237 = 39.7% (30ラウンド)


肘の痛みが一番影響したのは、実はこの部分のデータでした。
小さなショットほど、右肘・右腕を使っていることが、身にしみて判りました。

痛みが無いときには右腕と左腕の使っている比率とか、ショットによって使う部位の違いとか、意識に入ってこなかったのですが、両肘に痛みがありましたために、どのショットでどの部分を使っているのかいやでも意識させられまして、

これは「転んでも何か掴みたいな」と言う意味では収穫でした。


今後年齢的には飛距離の増加はなかなか望めない分、この分野での改良を重ねていくことが今後の私のゴルフには大変に重要になって来る、と考えていただけに、ここをこれ以上一歩後退するわけにはいきませんです。


一昨年はラウンドあたりのボギー・オン数がグッと増えていましたが、今年は少々減りました。
アベレージで10年7.36回から、11年は8.00回、12年は7.58回、13年7.64回になっています。

パーオン率が減り、ボギーオン率は維持された格好です。
ティーショットや2打目の、各ショットの制度が落ちた結果ですね。

Z版「がんばり率」とボギーオン率の組み合わせで、拾うゴルフを向上させたいところです。


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さて、例年であれば今年の目標設定をしたいところですが、昨年全てのデータが悪化してしまいましたので、

今年はどこまで回復できるのか、取り合えず具体的目標は無しでデータを取り、来年に繋げていってまたあらたに目標設定したいと思います。