3/29/2010

史上最高のパー・プレイ・・かも?


って言う題目で書かれたデーブ・ペルツのブログの記事のご紹介です。


その前に、史上最高のパー・プレイというと、誰の、どのホールでの、どんなパーを思い出すでしょうか?

私が思い起こしますのは、92年のマスターズの最終日の最終18番。
フレッド・カプルスが優勝したときのパーにはとても感動しました。

当時、Boom Boomというニックネームで呼ばれていまして、すば抜けた飛距離を誇っていました。
しかしあの頃はドローボールが持ち球で、たまに大きくフックすることがありました。

マスターズの最終日、前年の全米オープン・全英オープンでも3位に入ったほか2勝を挙げ、この年の序盤にもLAオープンを含む2勝を挙げて世界ランキング1位になっていたフレディは、最終日にはオーストラリアのグレイグ・ペリーを2打差で追う形でのペアリングとなりました。

このマスターズで話題になるのは、やはりどうしても12番パー3のパープレイだと思います。
ややショートして、グリーン前のクリークに向かうガラスの坂を転がり落ちかけたボールが、まるで物理法則に逆らうかのように奇跡的に止まり、パーを拾った、有名なあのプレーです。
この時点では逆転してトップに立っていて、2位に3打差を付けていました。

そして、マスターズでのメジャー初優勝がかかった18番のティーショット。

2打差の2位に居るのは、49歳にしてマスターズで11アンダーで回ってきたフレディの師匠、レイモンド・フロイドです。
実は、89年のライダーカップのチームで、キャプテンだったフロイドに可愛がられたフレディはメンタル面でのアドバイスを受け、大きく実力が開花した経緯があったのです。

最終日、フレディは1番、2番のティーショットを左に曲げ、コントロールにやや苦しんでいました。
解説からも、あの大きな二つのフェアウエイバンカーに届かないクラブで攻める選択肢が、推奨されていましたが、Boom Boomが持ったのはバンカーに届く3Wでした。

(昨年のアンヘル・カブレラが右の林に打ち込んだものの、木に跳ね返ってフェアウエー中央に戻って来るラッキーで勝てたのは記憶に新しいですが、このホールも実によく設計されていますね。)

あのゆったりしたリズムで放たれたボールは、・・・やはりかなり大き目に左へ曲がり、グリーンに遠い方のバンカーの中央へ。

この時に私は、フレディの自分らしいプレーに徹した頑固さ、男気を感じました。

バンカーから7Iでクリーンに打ったボールはグリーンを捉え、2パットのパーで優勝を果たしたのです。

この時の自分のスタイルを貫くパープレイは、私の心に強く刻まれました。


これはまぁ、大場面というシチュエイションとか、どのくらい重要なゲームでのパーか、といった観点での「最高の」パー、という位置付けですが、単純に技術的に(特にリカバリーとかが)素晴らしいパープレイと言う意味合いでの「史上最高?」かもしれないパーを、デーブ・ペルツのブログでは取り上げられています。



そういった観点で私が思い起こしますのは、これまたフレッド・カプルスで恐縮ですが、99年のプレイヤーズ・チャンピオンシップの初日、あの有名なTPCソーグラスの17番パー3、アイランドグリーンで達成した驚異的なパーです。

この↓VTRの、1:45~2:30のところにその様子が映っています。



ティーショットをわずかにショートしてウォーター・ハザードに捕まってしまいますが、フレディはドロップエリアには行かず、ほぼ同じ位置にティーアップして打ち直した3打目が、直接カップイン。

ホール・イン・ワンならぬホール・イン・パーの達成でした。




さて、またしても前置きが思いの他長くなってしまいましたが(笑)、2002年にフィル・ミケルソンがやってのけた驚異的なパーが、こちらです。


舞台は、2002年ベスペイジ・ブラックで行われたUS Openでのお話です。

実はデーブ・ペルツ自身も知らなかったそうですが、昨2009年にベスペイジ・ブラックにUS Openの舞台が戻って来て、フィルの練習ラウンドに付き添ったときにフィルから直接聞いた話しだそうです。

こちらです。↓

Maybe the Best Par Ever?

詳しくは上のリンク先の写真を、順を追って見ていただくとしまして、お話を端折って説明しますと、問題のホールは13番のパー5。

昨年は、605yに延長されていましたが、2002年当時は545yの、フィルなら 2つで届く距離のパー5でした。
2打目を、当然2オン狙いで4Wを打ちましたが、やや右に逸れグリーンから25yぐらいのところへ飛びました。
キャディーと共に、ピンまで40yぐらいのピッチショットを想定してグリーンへ向かったフィルは、とんでもないことが起きていたことを知ります。

ギャラリーの居た軽いラフに落下したボールは、ほとんど止まりかけましたが止まらず、ころころと転がり始めた後、なんとカート道へと転がってしまい、今度はそのアスファルト敷のカート道をどんどんどんどん転がり落ちてしまい、カート道がT字になっているところまで145yも転がり落ち、T字のところの4インチのラフでようやく止まったのです。


転がり落ちたカート道がこれ↓で、




レフティのフィルの代わりにペルツが構えている写真がこれ↓


グリーンまでは187y、6番アイアンで弾道の低いインテンショナル・スライスを打ち、なんとこの穴を通してグリーンのフロントエッジまで持って来たのです。

なんなくアップ&ダウンを決めて、このホール、パー。

信じられない神業です。


リンク先の写真は残りすべてはあちらで見ていただくとしまして、私の方は、ちょっと上空から検証してみます。

ベスページ・ブラックのコース図は、こんな感じです。


13番のグリーン東側のカート道は書いてありませんね。



Google Mapからコピーしてきた航空写真を載せてみます。↓

クリックすると拡大します。


向きは上下(南北)を入れ替えてあります。

2002年当時のティーイング・グラウンドは私が付け加えました。
白線が、1打目と2打目の大体の想定で入れた軌跡です。

そこから、黄色線で転がり落ちる軌跡を入れてみましたが、ギャラリーに踏まれたラフを転がり落ちて行き、カート道に届いた後はカート道沿いに最初カーブしてそこからは延々と転がり落ちて行って、カート道がT字になったところまで行ってようやく止まった、という説明でした。

こんなこと起きるんですねー。
USオープンなのにカメラがカバーしてなかった場所って書いてありましたけど、そりゃぁこれはカメラ無いでしょ。って感じです。

そして3打目、これを6Iの低弾道スライスでくぐり抜けてグリーンサイドまで戻す、っていうショットは本当にすごいですね。

アップ&ダウンを難なく決めてパー。


普通は、アンプレアブルを選択して2打目地点に戻って4打目って対処しかしようがありませんよね。

ペルツのブログには、Phil のこのパー・プレイの何がすごいって、このショットをUSオープンでやってのけてしまうところがすごい。 って書いてありました。

もし途中の枝に引っかかりでもして、さらに林の中、とか、転がり戻って来てまた元の位置、とか、いろいろなシナリオを考えますと、確かにこれを
打ってしまうジャッジがすごいです。
打ってしまってもしも失敗したあかつきには、2打目地点に戻るオプションはもう存在しません。

私はやはり「アンプレアブルを選択して2打目地点に戻って4打目」の方が正解だと思います。
めちゃめちゃうまく行けばパーもありますし、ボギーにするのはそれほど大変ではないでしょう。


フィルはちなみにこの大会トータル・イーブンパーで、優勝したタイガーに
3打差の7位タイでプレイを終えています。




***

追記:

KIAクラシック11番ホールでの、ミシェル・ウィーのクラブがハザード内で地面に触れたペナルティーの件、

本人が延々20分以上にわたって抗議をして、「私にとってフェアじゃない。」「バランスを崩してクラブを助けに使ったケースで、ノーペナルティーだ。」とビデオ室で競技員二人とリプレイを見ながら主張した場面がTVで丸々、長々と放映されました。
優勝も決まった後でしたし、注目されてますし、放送時間も余ってたんでしょうね。

まずは、一見にしかずですから、このビデオを御覧下さい。


以下、私の感想に代えまして、昨日友人とやり取りしたtext messageを。


(友人)
Subject: wie
did u see? or hear? that michelle wie grounded her club and she was
penalized 2 strokes...


(私)
I watched it and had to hear her lengthy does-not-make-sense-at-all
appeal for about 25 minutes.

Her appeal did not have any point.
...and it was painful to hear/watch such whining from Wie.


She lost it and was down from T2 to T6 which cost her about $89,000.



こちらにその、見ちゃいらんない抗議の一部がビデオに収まっています。



3/27/2010

ラウンド記録 (エル・ドラドの3)


午後2時以降スタートのトワイライトで、ムニシパルのパブリックコースを
ラウンドしました。

ここ1年半くらい、早朝9ホールの練習ラウンドではスコア記録を付けないでいろいろ試してみたり、ショットの距離感とか状況毎の対応とか練習に
重点をおいていますが、エル・ドラドに行ったときの練習の平均スコアって、大体45ぐらいになるんじゃないかと思います。

私はここをかなり苦手にしています。


El Dorado Park Golf Course
http://eldoradopark.americangolf.com/


ロングビーチ市に在って、El Dorado Regional Parkの一角にゴルフ場があります。

1番ホールのグリーン


以前エルドラドでのラウンド記録を書いた日などには‘たまたま’いいスコアで回っていますが、苦手な理由としては、

コース内フェアウエーにかかる木などの空中ハザードが少なくないこと。
グリーンが非常に硬く、ボールが止まりにくいこと。
フェアウエーの半分をガードする木が植えてあるホールとか、私がレイアウト的に好きになれない(というか攻略し切れない)ホールがいくつかあること。

・・・なんかを考えたりしますが、本当のところ正しくはどうなのかはよく判って居りません。(x_x;


私はこのエル・ドラドインダストリー・ヒルズの2つを特に苦手にしていますが、共通点はフェアウエーの芝の下の土がとても硬いという点と、バン
カーの砂が入ってたり入ってなくて固い土状態だったりする点には気がつきました。

それだけの理由かどうかは、サンプル数が少なくて確実ではないかも知れませんが。

なにかこう、打ち込むと地面に跳ね返されているような感覚があり、とんでもない右に出たり、なんて言うのが多いような感じもしないでもありません。
まぁ、分かっていれば対策して改善してるだろ?って言う気もしたり。(x_x;

練習グリーン




ラウンド記録です。


青ティーのコースレート/スロープは71.0/127、パーは36・36=72です。

1 4 △ 0 S2AL-①
2 4   2 U18BB-2- (3パット)①
3 3 - / S7B
4 5 - 0
5 4 - 0 7A
6 4 ◯ 0 D④
7 5 ◯ 0 D②
8 4 △ 0
9 3 △ / D5L-②

10 5 △ 2 5B
11 4 △ 2 12B
12 3 △ / 2AL (D21)
13 4 △ 0 9-
14 4 - 2
15 4 - 0 D21B
16 4 △ 1 4A-① (バンカー)
17 3 - / U18S-①
18 5 - 0 D10AL-①

39(15)・41(17)= 80(32)


DAPからも伺えますが、相変わらず木がらみでやられているホールが
ティーショットだけで4ホールありますね。
(11番はフェアウエーバンカーのあご近くでレイアップせざるを得なかったんですが。)

2打目でフェアウエー内のやや右サイドにそびえ立つ大きな木に阻まれることになる13番ホールとかも含めますと、いつも通りかなり木に苦戦しています。


出だしの1番で2歩(1m半)を外してパーを拾い損ねていますが、2歩としてはよく切れる難しい横のスライスラインでした。
Aに外せただけでも、進歩かな、と思っています。
(ほんとは2打目のアプローチで10歩(約7m)内外には付けておきたいところですが、池越えの約110yでグリーン右に外したんですよね。)


2番ホールのファーストパットは、2打目が木から脱出のボギーオンなのに、18歩(約12m半)の登りが残っていました。
これを、21歩の強さで打ちまして距離感的にはOKだったんですがラインが全然違ってまして、ピンハイの右に大きくそれて2歩(1m半)も残してしまいました。

U18BB-2- (3パット)って書いてあるのはその表現です。(^^;
セカンドパットの2歩は、カップの左縁をくるっと右に回って外れました。
言うなればちょっとBL気味だったでしょうか。


あと、連続バーディーはけっこう久しぶりだったかも。7番が496yと短いパー5でしたので、2打目をグリーン右に外したところからのチップショットで、ホントは久々のイーグルが欲しくて狙ってみたんですが、右に外しました。

世の中そんなに甘くない、と。(笑)



3/25/2010

世界で一番長いコース?


もう一昨年の10月のお話になるんですが、お友達の“ゴルフバカ”ことhallyさんの記事を見まして、私の感性的に「うほーっ!」って興奮しましたのが、世界最北端のゴルフ場と白夜ゴルフとアイスゴルフ」という記事でした。

読めないノルウエー語で書いてあるホームページを探し当て、地球の北の果てにある6ホールのゴルフ場を見つけたhallyさん、すごいです。(^^)

グーグル・アースで見てみると、ノルウエーとカナダが緯度的には僅差の争いで、9ホールのコース、本格18ホールのコースでそれぞれに主張があり(笑)、結局9ホールのカナダのUlukhaktokに軍配が上がりました。(緯度にして1度にも満たない18分の差でした。)

アイスランドにもいくつかゴルフ場があって、その北のグリーンランドにもゴルフ場があったり、そういうのすごくワクワクしますね。
氷の上でやるアイスゴルフじゃないですよ。夏だけオープンするちゃんとしたグリーンのゴルフ場です。(www.nuukgolf.gl


いかにもリンクス・デザインの海越えホールのあるノルウエーのゴルフ場www.lofoten-golf.no)とか、すごく行ってみたいですし。




(ところで、hallyさんのブログは、写真が容量いっぱいで入りきれなくなっちゃって、

旧ブログ (http://blog.golfdigest.co.jp/user/hetaregolf/)から、
新ブログ (http://golf-bk.com/blog/)に、お引越しなさっています。)



hallyさんのほかの記事はこんなラインナップです。

世界一、海抜の低いゴルフ場と悪魔のゴルフ場
世界最南端のゴルフ場
世界一、標高の高いゴルフ場



そんな中、昨年11月、アディダスに一部先を越されてしまいました。

この記事がそれです。↓

アディダス夢の企画

海抜の最も低いデスバレーのゴルフ場、最も海抜の高いボリビアのゴルフ場、南アメリカ大陸南端とアフリカ大陸南端のゴルフ場、それと最も暑いと言われるオーストラリアのゴルフ場を一気に旅してラウンドする、という企画です。

北半球が冬でしたから、南半球に集中していますね。

夏にもこの企画を大企業のお金でやられたら、北半球も先を越されてしまいます。(笑)
(ってか、一般人な私が先に達成する可能性は限りなく低いですが。(^^;)


---


さて、前置きがべらぼうに長くなってしまいましたが (^_-;、

表題の、世界一長いゴルフ場です。


まぁ正直昨年の10月にオーストラリアにオープンしたこのコースが主張している表現には大きな誤りがありまして、私的にはあまり惹かれませんですが、面白いには面白いのでご紹介します。


コースのサイトはこちらです。↓

Nullarbor Links Golf Course
http://www.nullarborlinks.com/


いきなりトップページで、World’s Longest Golf Course, Australia と主張していますね。


実はこのコース、18ホールが、てんでんばらばらに所在していて、ホール間のインターバルがとてつもなく長いんですね。

ですから正しくは、世界で一番分散している、“ホール間のインターバルが”世界一長いコースです。


全長は、計算してみますと合計で 5,962m (= 6,520y)ですから、実はそれほど長いわけではありません。
前半にパー5が3つで後半にはパー5が無い、パー71(37・34=71)です。

上記コースのサイトの「About us」ならびにwikipediaには、全長が1,365kmでパー72のゴルフコースだと書いてありますが、各コース図を合計してみますとどう見ても、少なくとも男性にとってはパー71です。
オーストラリア人は、足し算もちゃんと出来ないんでしょうか。(笑)
つか、大雑把なんでしょうね、たぶん。

値段は、$50(オーストラリア・ドル)で、通常4日間ぐらいかけてプレーするのだそうです。

何しろインターバルを入れた全長は、1,365kmということですから、だいたい東京から京都を往復するぐらいの距離ですね。


昨年(2009年)の10月オープンですが、すでにホールインワンを達成した方がいらっしゃるようです。

コースレコードは、78でラウンドしたお二人。
http://www.kalgoorlie.com/nullarborlinks/records.asp


ギャラリーにいろいろな写真が載っています。
http://www.kalgoorlie.com/nullarborlinks/gallery.asp




ところで、このコースを歩きでラウンドしようという、とんでもないカップルが現れたそうです。

このおふたりです。↓





追記:(Nov. 2010) 残念ながら、お二人のサイトが無くなってしまったようです。↑↓



こちらが、そのウエブサイト。↓

http://nullywalk.com/index.html


今日現在は、現在進行形でたぶん9番ホールぐらいに居る予定になっています。
あと2週間はかかるらしいです。(笑)

http://nullywalk.com/progress.html (←日程)

よく、担ごうとか歩こうとか言いますけど、ここまで歩くこたぁ無いよなぁ、いくらなんでも。(笑)



CindyとBrianのお二人の勇姿は、今やここで小さい写真が見られるだけになってしまいました。↓




同様に、(Nov. 2010に) 追記してます。



このコースはですねー、ラウンドしたくないなぁ。
ワクワクしません。(笑)


もしもこれが、1,365km(1,492,782y)で、18ホールパー16,560とかだったら、ラウンドしてみたいかも?
(だいたい普通のコースの230倍ぐらいです。)

いや、やっぱりそれはないな。(笑)


3/23/2010

たまには雑談をup


・・・っていうか、いつも雑談なんですけどね。(x_x;



その1。

この間ゴルフ場のプロショップ脇のロビーで、遼くんが表紙になった雑誌を発見しました。



んんん~!? なんだこれ?

Golf Championって聞いたことない雑誌だなー。


・・・って、思って中を見ると。↓

www.golfchampionmagazine.com


韓国の雑誌でしたか。
そう言えば以前にも、スンドゥブのお店でちらっと見たことあったような無かったような。

英語とハングルで半々に書いてあって、「日本にはこういう雑誌無いなー。」って思ったりしました。
まぁ、あまり2か国語で雑誌出す必要は無さそうだな、とは思いますけれども。
厚さが倍になりますしね。


それにしても、遼くん、日本では大人気でその人柄の良さからも持ち上げられることすらあれ貶されることは少ないと思われますが、古き良き時代のゴルフっぽいかも知れないけどどうみてもちょとダサいファッションセンス&色彩感覚はいただけないなぁ、と思っても、こうやって書いちゃうのは私だけでしょうか?

ちなみにゴルフに全く興味無くてプレー振りも殆んど見たことないうちの奥さんから見ても、遼くんは可愛くていい感じだけど服がダサい。という評価です。


ファンのみなさんごめんなさい。
正直すぎる感想で。




その2。

アーバインに‘この3月’に出来た新しい日本のラーメン屋さんです。

mizuki (Japanese Cuisine & Noodles)



日本の12店の繁盛名店が監修。

「支那そばや」店主 佐野実氏技術指導
その他「くじら軒」、「武蔵」、「ぜんや」、「大喜」、「中島家」、「吉村家」、「きら星」、「班鳩」、「秋津屋」、「なんでんかんでん」、「雷文」

・・・と、書いてあります。


うーん、この手のいろいろありコンセプトって、・・・大概大失敗するんだよなぁー。
なぜ「支那そばや」だけ、あるいは「なんでんかんでん」だけ、とかにできなかったんだろうか・・・?

と、言う訳で、日曜日に子供達の面倒を見ながらお昼に3人でラーメン屋さんに行く時間がありながらも、外からお店見たらまだオープンして2週間なのにガラガラだったので様子見しつつ、ネット検索。


www.mizukirestaurant.com

・・・は、まだウエブサイトが準備できてないみたいです。


日本人の食べてきたよブログ報告も見当たらない?

で、まぁこれくらい発見。↓
http://www.ramenramenramen.net/2010/03/13/ramen-rating-mizuki-irvine-ca/
exilekiss.blogspot.comのレポート

これはヤバイ。
全く期待できそうにありません。 ボラれそうだし。




その3。

日曜日にタイガーの記者会見。


チームタイガー側は、今回は配慮してトーナメントが終わった2時間ぐらい後に放送するように段どっていたのに、間が悪い時は間が悪いもので、肝心のTransitions Championshipの方が天候悪くて押しに押してしまい、結局、優勝したジム・フューリックが18番をプレー中に放送されることに。

タイガーは悪くなかったけど、タイガーが悪いみたいになりますわね。
3年ぶりの優勝を決めたフューリックもかわいそう。


マスターズでのぶっつけ本番復帰にはちょと驚きましたが、考えてみれば、あれだけ規制/統制されている観客も無いですから(なにしろ何年もウエイティング・リストで待っててやっとこさ入れる人しか観に来てない)、まぁ一番やり易いといえばやり易いのかも知れません。

でもね、経済の悪い昨今、オーガスタの観戦チケットがeBayに出ていたりするらしいので、心ない観客も出ないとは限りませんよ!!(笑)


そんな中、何人目だか知りませんけどタイガーの浮気相手の一人、元ポルノ女優のジョスリン・ジェームズって人が、タイガーからのテキストメッセージ(日本でいう携帯メール)1,000通以上を大公開するウエブサイトを立ち上げました。

ご利用は自己責任でお願いします。

http://www.sextingjoslynjames.com/

しかし、1,000通以上って。

携帯メールが一体何通保存しておけるのかよく存じませんが、当初から何かに使うために専用のgmailのアカウントを作ってそこに転送するなりして整理してファイルしていたとしか思えませんね。
ま、もちろんマイクロSDカードでも16ギガとかの凄いのがありますから、携帯自体に保存して置けるのかも知れませんけど。


こちらのサイトにも、いくつかのメールがピックアップされています。


ちょっとコピーしてみますか?


***

追記: タイガーが3/22月曜日にオーガスタで練習していたそうです。
Tavistock Cupも、パーマーのBay Hillも、Shell Houston Openも、ぶっちしてオーガスタに備えれば、逆境の中ちょっと優位に立てるかも知れませんね。(^^)




では、「続きを見る」の追記で。
(直訳を付けてみます。)


3/22/2010

アップランド・ヒルズ (カントリー・クラブ)


久しぶりにラウンドしてきました。

最近ディスカウントのサイトに出てきたので家族に半日もらえたということで早速行ってみたのですが、以前はプライベートのコースだったらしく、今はパブリックに開放されているようです。
先日ご紹介しました、マイル・スクエア (ゴルフクラブ)と同じ、SCGA所属の設計家、David Rainville氏の設計です。


Upland Hills Country Club
http://golfuhcc.com/


距離はかなり短めで、癒し系コースになりましょうか。 パー70です。
なかなかに綺麗なコースで、クカマンガ・ピークを含めた頂上付近に雪を被った壮大な山々が、いくつかのホールから見えます。 気持ちいいですね。

いかにもカントリー・クラブだったという雰囲気が伺えますのは、各ホールが家に囲まれているところ。
どの家もかなり近いです。 ガラスはちょっと気になりますか。(笑)

ホールとホールの間のカート・パスも家の間を通っていたりしますしね。

画像をクリックで拡大します。
こんな感じです。 (ここは3番と4番の間。)


コースレイアウトとしては、かなりやさしいのですが、グリーンはけっこう厳しかったです。
硬く締まっていてボールが止まりにくく、下りのパットはすごく速くて場所によっては止まりません。
よく切れるラインが多くて、近頃研究していた(←大げさ。(^^;)パッティングの良い実践場になりますね。
(あとで出てきますスコア記録にも、サイド・ラインを表すSが沢山入りまして、ダウンヒルと組み合わさるDSなんてラインが多発しまして、ものすごくやり甲斐がありました。(^^))



クラブハウス前の駐車場と1番ホールのティー、練習グリーンの辺りはこんな感じです。

画像をクリックで拡大します。


写真の左方向から入って来ますが、ゲートの名残がありまして、以前は住人しかゲート内に入れなかったようです。



1番ホールは短めの352yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。 写真は2打目地点。


よく知らないのにフェアウエーが右から左へかなり傾斜していましたので自然に右方向を狙ってドライバーを打ったのですが、ここは本来は3WかU2で打たないとダメですね。
左に写っています、グリーン左手前の池に届いてしまいます。

もしティーから見てフェアウエーど真ん中にドローボールなんか打ったら、傾斜でバウンドが左へ持っていかれて池ポチャ確実でした。

残りは80y程度でしたが、カップの右横ぐらいにバウンドしたと思ったボールがすーっと転がっていって、奥のカラーまで行ってしまいました。
最初ですから下り14歩(約10m)のパットを、オーバーしないぴったりで打つつもりで9歩ぐらいでパットしましたが、思ってもみない幅で右にスライスして行きまして(まぁ池がありますから多少そっちへ曲がるだろうとは思っていたのですが)、なかなか辛い1mぐらいが残りました。
返しじゃなかったら、1mでも外していたかも。



3番ホールのティーからは、壮大な山脈が見えます。 登ってはいますが、距離は短い326yしかありません。

画像をクリックで拡大します。


ティーイング・グラウンドの左の方へ行くと、ぴゅっと尖ったクカマンガ・ピークが見えます。

気持ち左ドッグレッグしていましたから、ここもドライバーを持って気持ちよく振ってドローボールで打ちました。
スライサーの方は、家が近いから打ちにくいかもですね。
まぁ、ドライバー打つ必要は全く無いのですが。(^^)

2打目は90yぐらいで、かなり上手く打てたのですが、やっぱり思ったより止まらず、下りの7歩(約5m)。
見た目には、軽いフック・ラインにすら見えたのですが、実はかなり曲がるスライス・ラインでした。
マウンテン効果って呼んでいるんですが、すべからく山脈から離れる方向へ向かう形で、見えない傾斜がかかっていると考えた方が良さそうです。

毎週来ていると言う地元のプレイヤー2人と一緒にラウンドしたのですが、「へぇー、初めてなのによくそっちに曲がるって読んだねぇ。」って言ってもらえました。

でもですね、7歩しか無いのに、思ったよりスーっと行っちゃって、2歩(約1m半)も残してしまいました。
マウンテン効果を考慮するにはしたのですが、イメージが付いて生き切れていないと申しますか。
でも、このくらいのミスならカバー出来ることも少なくないので助かります。



この写真は、やはり短い5番ホール331yのパー4の2打目地点です。

間にある4番ホールは414yあるのですけどね。
(4番は、2打目3Wで強振しまして、グリーン手前のバンカーの上端に当たったボールがグリーン左寄り手前のカラーに止まりました。)

画像をクリックで拡大します。


この辺りまで来ますと、地元プレイヤーともいろいろ会話しつつラウンドしていまして、グリーン右手前に池があってフェアウエーも右に傾斜しているから、真ん中より右に打つと池に入っちゃうよ。ってアドバイスを貰っていたにも関わらず、3Wで打ったにも関わらず、軽い右ドッグレッグのグリーンに吸い寄せられるように真ん中やや右へ飛んでいって、傾斜で転がりギリギリで池ぽちゃしてしまいました。(x_x;

すぐ近くに、白鷺みたいなのが居ますね。



7番ホールは159yのパー3です。

画像をクリックで拡大します。


まわりの家の感じが、いかにも元カントリー・クラブって感じしますよね。

6番アイアンと5番アイアンで迷った末、風なども考慮して6番を選択しました。
ティーマーカーにもたれかけてあるのは、使わなかった方の5番アイアンです。(笑)

手前のバンカーに入れたくないけど、ピンは真ん中、グリーンは右に傾斜していそうだから、持ち玉のドロー気味でしっかり打とう、なんて余計なこと考えてるから、まんまと当たりが薄くなって、手前のバンカーに突入。(T_T) (笑)

こういう時は、長い目のクラブで軽く打つのも手なんですが、加減する気持ちが出てしまうとかえってショートして手前のバンカーに入ったりするんですよねー。(笑)
英語ですと、「I babied that shot.」 とか言ったりします。

深いヤなバンカーでしたが、砂もたくさん入っていてボール位置は気持ち登りの斜面に目玉にならずに居てくれました。
滅多に無いサンド・セーブが拾えて、ラッキー!



最後になりますが、是非にご覧頂きたい写真は、15番ホールの182y、
パー3です。

画像をクリックで拡大します。


後ろの山が綺麗でしょう?
右端のちょいと尖んがっているのが、クカマンガ・ピークです。
写真じゃなくて現地で観ますと、すごく壮大な感じするんですけどねー。
朝の空気は気持がいいですし。

写っている二人は、この日一緒にラウンドさせてもらったボブ&フランクです。
彼らは、白ティーからプレーしてました。

で、私の青ティーのところに猫ちゃんが座ってまして。
ゴルファーが来ても平然として動かないんですよ。(笑)

すご横で打たせてもらったんですが、この猫ちゃんなにやら鼻で笑っているかのよう。(笑)
右手前にショートしました。
(ピンも赤フラッグで右手前寄りだったんですけどね。)


やっぱりゴルフは気持ちいいし、楽しいですねー。(^^)


3/17/2010

ツアー・ロック・プロ・ウエイト (カウンターウエイト 100g)


タイガーがマスターズから再始動するそうですね。
日本語で一番早く伝えたのは、
このブログの記事だったのではないでしょうか?(笑)

ちゃんと調べてませんが、Yahooスポーツ.co.jpとかより早かったんじゃなかろうかと推測します。(笑)


今日はセントパトリック・デーです。


ちょっとブログ更新が滞ってましたが、ちょと忙しくしてました。
1月に3回ラウンドしたものの、それ以降3月中旬現在ラウンド無し。
今度の土曜日に、上手く行ったら午前中の時間がもらえてラウンド出来そうです。


***


前回の記事に、スペアのパターにも100gのカウンターウエイトを挿入した、と書いたんですが、実はひゃっぽさんも40gを愛用なさっているというGolfSmith.comツアー・ロック・プロ・ウエイトというものを購入したのです。


プライマリのパターの方には、「ドロップ・イン・ウエイト」という商品の110gが入れてあります。

(なんか2つ前の記事の弾丸と薬莢みたいな写真ですね。)


どちらも本来の装着法は、グリップのエンド部分にシャフトの内径に近いサイズの穴を開け、差し込んで固定する様に出来ていて、実は元は同じ会社で開発された商品だったりするのですが、気に入ったウエイトが決まってしまえば、内部に装着してグリップを被せてしまった方が、スッキリします。


で、そうやって装着してもらったはいいんですが、どうやら今回は中でコキコキ動いちゃうんですよ。

上の写真を見ていただきますと、100gの物はなにしろ長いので黒いゴム部分がシャフト内部で膨らんで固定されても、片側しか止まっていない格好になっちゃうんですね。

本来の付け方をすれば、グリップエンド部分のゴムで出来た穴でもう片方側も固定されますから問題ないのだろうと思われますが、中に入れちゃったもんですからね、遊び代分でカタカタ動いちゃった訳なんです。

ひゃっぽさんの場合は、まずツアー・ロック・プロ・ウエイトの40gですから短いと言うのがひとつ。
それと、パターを短くなさっているのでシャフトエンドが細い(ので遊びが少ない)というのがひとつ理由としてありまして、こういった問題は出なかったようです。
記事では、女性用はグリップ自体もちょっと細いからか、グリップエンドにフランジ部分の膨らみが出てしまったそうでしたが、短く持つので問題ないとのこと。

(追記: ひゃぽさんは、後にグリップ・エンドに穴を開けて装着する本来の装着法に変更していらっしゃいます。)


私のものは一つ前の記事を書いた時の状態では、グリップ内にすっぽり入り、グリップエンドが膨れると言うことも無かったのですが、いかんせんカタカタとwiggleしてしまうのでは困ったものです。


ということで、日曜日のうちの息子くんの卒園式が終わった後にエクストリーム店に再度お邪魔しまして、直す相談をしました。


で、出た結論は、重さを取り替える気がないので、エポキシ樹脂で固定してしまったらどうか?という提案。
さらには、加工してしまうと保証はできなくなるが、フランジ部分をサンダーで削りとってしまえばスッキリ、今後グリップ交換が必要なときにも問題なく作業出来るではないか。
ということで、もうそのまんま綺麗に作業していただけました。(^^)

エポキシの乾く時間も入れてものの30分。

見事な加工の途中で写真撮らせてもらえば良かったんですが、忘れちゃいました。(^^;

グリップもまだ日が浅いので再利用してくれて、すごくきれいに出来上がりまして大満足です。

しかもこれだけの作業全部ただでした。

予定していました、こっちのパターでグリップの感触を確認するラウンドが無事にできましたら、プライマリのパターの方もグリップ交換する‘かも’知れません。(^^)


3/10/2010

USオープン2010 キャップ 購入


この記事で購入したと言っていました新グルーヴ・ルール適合のウエッジ、やはりバンスが小さすぎたのと、新ルール適合アイアンをどうするかも含めて検討の余地あり過ぎましたので、結局というか予想通りと言いますか、返却いたしました。(^^;


で、返しついでにこんなキャップが目に入りましたので、即購入。(^^)



110回USオープンのキャップです。
今年はペブルビーチでの開催ですからね。

なかなかいいでしょう?


AHEADっていうところの、オールド・カットで出来ている“昔風”ベースボール・キャップです。

ラティーフ・グーセンやブリタニー・リンシコム、ニクラス、パーマー、ヒューリックなどがAHEADのキャップをご愛用中です。(^^)


以前ご紹介いたしましたミリタリー・スタイルのキャップにも飽きてきたところでしたので。(笑)

このキャップを被ってプレーしているおっさんが居ましたらZさんかも知れませんので、お声をかけてみて下さいね。(笑)



あともうひとつ、こんなものにも化けました。



これは、タイトリストのパター用ラバー・グリップです。

滑り止めの模様が筆記体の「T」の字でできてまして、スタイルは今使っているwinn AVSとほぼ一緒のいわゆるピストル型です。

キャメロンの王冠が白抜きされていたんですが、すでに黒く塗りつぶしました。(^^;


まずは、スペアのピン・アンサーに装着しまして。
ついでに100gのカウンターウエイトも挿入。

しばらく使用してみて不都合がなければ、Redwoodのグリップが挿さってているエース・パターのピン・アンサーも取り替えるつもりです。


懸念はしていたのですが、濡れると滑るんですよねー、winnグリップ。
もう、ぬるんぬるんに。

ザーザー振ってびしょびしょになるような状態なら、雨専用レイン・グリップ・グローブを使えば滑らないですし、晴れていれば全然問題なく、素晴らしく良い感触なのですが、ちょっと中途半端な状態でグリップが濡れているとき、どうしようも無いくらいに滑りますので、ゴム素材への変更を考慮していました。


ただこのグリップも、古くなるとテカって硬くなるようなので、全面的に満足って訳でもないんですが。
値段もバカに高いですしね。


で、まだ残金が残ったりしてます。(笑)

何買おうかしらん?(笑)


3/07/2010

44 マグナム弾


日本から訪ねてきた友人がぜひ体験してみたいと言いだしまして、射撃練習場に行って来ました。

私も銃を撃った体験は初めてです。
あんまり興味ありませんでしたからね。



どうせやるなら、ということで38口径の銃に加えて、本来は対グリズリー(巨大熊)などの用途に実用化された、44口径サイズのリボルバーを体験しました。

スミス&ウェッソン製の銃だったでしょうか。


ライフルとかで使う44口径のマグナム弾を「短銃で撃つ」って言うのは、ちょっとありえないぐらいの衝撃がありますねー。

私が子供の頃、「ドーベルマン刑事」って漫画が人気あったんですが、これが44マグナムをぶっ放す刑事でして(笑)、「どごぉー!」って表現されていたんですが、ホントにすごい衝撃でした。
ヘッドフォンみたいな耳カバーを付けていても轟音はひしひしと感じました。

ちゃんとしっかり構えないと肩をはずすことがあるとか、発射の衝撃で銃身が跳ね上がるのであらかじめやや下方に照準していた方が当たりやすいとか、あたらずとも遠からずな的外れの下知識を持っていましたが、ほぼ何にも知らない状態でいきなり挑戦。(笑)

「これ、安全装置とか無いの?」とか、とぼけた質問をかましつつ、おっかなびっくりトリガーを引くと・・・

「・・・ううぅ!い、今何が起きたの?」みたいな感じでしたねー。

あっけないくらい軽いトリガーで、ものすごい衝撃で弾が出ます。


冒頭の写真を見ていただくと分かりますとおり、「的」と言うよりかろうじて「紙」には当たってるよ、ってな感じですね。(^_-;

射撃場の内部は、こんな感じのところです。


一緒に行った友人は、「快感。」って言ってましたが、

・・・私はもうたくさんです。 お腹いっぱい。(^^;


3/01/2010

ルーティーン と リチュアル (パッティング動画-6)


ショットやパットをいつも安定して実行するために、ショット前のルーティーンを一定にしていつも同じ動作、同じリズムで行うようにすることが肝要だと言われています。
特にプレッシャーのかかった場面などで、いつものリズムを維持し、いいショットを打つためにも有効ですし、集中力を高める効果も在るそうですね。


私のルーティーンをご紹介しても参考になりませんので(笑)、こちらにプリショット・ルーティーンの解説を、3つほどリンクしておきます。 (日本語)

http://www.mamejiten.com/dojo/lesson/05.htm
http://www.hm-golf.com/lesson/basic/preshot_routine.htm
http://blog.livedoor.jp/ka2oilriver/archives/50119618.html



さて、表題にもうひとつ出てきてます、「リチュアル」っていうのは、なんでしょう?


日本では、ごっちゃにといいますか、一緒くたにされてしまっていてインターネットで検索をかけても解説されていないようですが、

米国では、ルーティーンとリチュアルは二つの別の事象として分けて捉えられています。

その一例。 -> Master Golf: 「The Ritual」


ルーティーンは、これから行うストロークの前に、状況の情報を整理し、ラインをイメージし、ストロークの強さを決め、素振りをし、ショットに対してリラックスして、気持ちよくストロークする準備をするためのものです。

これに対して、リチュアルというのは、これから行うストロークのリズムを形成し、調子を整え、始動のきっかけを作り、バックスイングからフォロースルーへのリズムを整えるために行う動作を指します。

体や頭に、オートマチックな(subconsciousに支配された)モードで動かすための準備をさせるという役割がありまして、これをいつも一定にしますと、ストロークを安定させてくれるのです。


リチュアルを行う間、(上のリンクにも近いことが少し書かれていますが)  細かい筋肉の部分、例えば指であるとか、足先であるとか、腕、手といった部分を小刻みに動かしておいて、動きを止めない方が良いとされています。

そして、リチュアルは素振りで得たマッスル・メモリーを活かすためにも、5秒以内、できればもう少し短い時間で行うべきだということらしいです。

グリップを握り直しているところ。


大まかにまとめますと、

ボールの後ろからラインを見て目標を定めたり、4歩歩いてボールの位置まで行くとか、素振りを入れたり、左足からスタンスを決めたり、ボールに構えるところまでの動作をルーティーンと表現します。

ボールに構えをセットした後、例えば、ワッグルをすることの他にも、ちょっとグリップを握り直すとか、顔を回して目標をチラッとみるとか、ボールに目線を落とす、ニクラスのようにチンバックして膝を入れ、スイングを始動するとか、こういった動作をリチュアルと言いまして、これをいつも一定にすることの方が、ストロークの安定には遥かに重要なのです。

そしてこれらの動作は、バックスイングからフォローにかけての「チャー・シュー・メン!」とかのリズムと、基本的に同じリズムで刻まれているべきなのだそうですね。
(ただしリチュアルは、「チャー・シュー・メン!」のリズムのことではありません。)

こうした、ほぼ無意識で行っている動作を一定にするには、レンジで打つ時からいつも同じ動作を心がけるようにしてたくさん練習したり、リチュアルの前の意識して出来るルーティーンの方をもいつも同じにすることで、ストロークまでのプロセスを一定にするように練習したり、といった練習が必要だと思われます。


スイングのリズムは、その人その人で違っているものですが、ほぼ例外なく歩くテンポになっていて、それが一番その人にとって自然なリズムになっているものなんだそうです。


ジャンボ尾崎がスイングを始動する時に、右足のカカトを「とんっ」って踏んでからバックスイングに入るのをご存知でしょうか?

ああいったスイングのきっかけになる動きをトリガーにしてストロークを開始するっていう方法は、スイング安定化に非常に役に立っているという訳ですね。(^^)



ルーティーンの方は、素振りをしなかったり、2回だったり、3回だったりその都度少しバリエーションが在っても大丈夫ですが、リチュアルの方は上級のプレイヤーは大抵いつも完全に同じになっているものなのだそうですね。

ペルツ先生のルーティーンでも、パッティングの素振りは最低3回、6回までの間で、しっくり来るまで行うと良い、って言ってます。


自分で動画を撮って比べてみましたが、やはりリチュアルが完全に同じにはなっていないようですねー。(x_x;
手順はほぼ同じですが、かかっている時間が、4秒、4.5秒と微妙に違っていました。

無意識で動いていますから、意識して一定した同じ動作にしようと意識するとかえってぎこちなくなってしまい、ストロークが乱れてしまいます。

思ったよりも難しい。


動画を載せてみます。  (到底、お手本にはなりませんが。(^^;)

まずは素振り無しの方。


14歩 (約10m) の下りのフックラインです。

スタンスをとったと同時に (主に左手の) グリップを握り直しつつ、足先をもこもこ動かしていますね。
この間、目線はずっとカップの方を向いていますが、手足の動きが止まると同時に一瞬ボールの方へ目線を落としてます。
そしてまたカップの方を見て、すぐにまたボールを見てテークバックが開始しています。
この間、約4秒。
打つと同時にまた目線はカップの方ですね。



今度は、素振りを入れた方です。


同じく、14歩 (約10m) の下りのフックラインです。

ルーティーンは変えたことになりますが、下りのデリケートなパットの場合、ボールのすぐ横での素振りを実際に打つときの振り幅で振って、強さを自分のsubconsciousと確認しておいた方がいいような感じがしてます。
スパットを見失うのも嫌なので、普段はボール横での素振りはしないことが多いのですが。
(ペルツ先生は、3回から6回やれ、とおっしゃってます。)

手順としては、はからずもほぼ同じで打っていますが、約4.5秒かかっています。


ちなみにルーティーンの初めの方で、ボールの後方からラインを見ながら2回パターを振っているのはリラックスする目的でして、振り幅には特にこだわっていません。

フィニッシュを止めているのは、この記事に書いたことを、私なりに実践しています。(^^)



今回の動画はパターのストロークを載せましたが、こういったルーティーンとリチュアルは、他のクラブのショットでも同様に、いつも一定して行うことが大切なようですね。
(ちなみにパッティングのリチュアルと同じである必要は無いそうです。)



2/26/2010

雪のオーガスタ


Great, beautiful, and illusional pictures at “A TRUE GOLFER” blog.
These pictures are all fed directly from one of his blog entries, 「Augusta National In The Snow」
What a wonderful pictures!


こんな写真、初めて見ました。
ジョージア州のブロガーさんが掲載している写真です。


今年は米国各地で雪が多いからでしょうか?

マスターズまで、わずか後40日程度ですが、鮮やかな緑に戻るのでしょうねー。
スーパーインテンダントのみなさん、大変です。




アーメン・コーナー




クラブハウスの裏




15番グランドスタンド裏




ホーガン・ブリッジ




2番と7番のグリーン




4番ティーから




11番グリーン




12番ホール


16番ホール



写真は全部、「Augusta National In The Snow」という記事に掲載されているものを、元リンクからそのままフィードしています。
(クリックすると大きくなりますよ。)


すみません、ただの転載で。
でも、元記事もこの写真はみんなにシェアしなくては。っていう主旨でしたので。(^^)

いやー、なんか 「うわーっ!」って言ってしまう写真ですねー。


2/24/2010

ジョン・デイリー、下着のモデルに


以前 この記事で、ジョン・デイリーが胃の上方にチューブを巻くラップ・バンド手術ってのをやって痩せたけどすっかりゴルフの調子がおかしくなっちゃったお話をしたんですが、


今回はそのデイリーが、
Slixという、4ヶ月前に始まった新しい下着メーカーの専属モデルに決定したというニュースです。



写真をクリックすると、Slixの公式ホームページに飛びます。

ちなみにブリーフ(Briefs)はパンツ(Pants)やスラックス(Slacks)と同じで、必ず「s」が付いて複数扱いです。
ほんとはブリーフス。(^^)


ニュースに出ていた記事を読んでみましょう。


Golf Champ John Daly Turns Underwear Model
http://www.prnewswire.com/news-releases/golf-champ-john-daly-turns-underwear-model-84947422.html


デイリーは、

「スリックスのボクサー・タイプのブリーフは、冗談みたいに気持ちいい下着だね。」
「スリックス穿いたらもうバッチリさ。」
「いままでいろいろ着たり穿いたりしたけどね、この下着は脱ぎたくなくなっちゃうね。」

と、さっそくなかなかの専属モデルっぷりです。(^^)



デイリーのTwitterにそのボクサー・ブリーフを穿いた写真が載っています。↓



ずいぶん見違えて痩せましたねー。

今シーズンは、予選落ち3つでしたが、先週メキシコのマヤコバ・オープンでは68, 69で予選を通過しました。
決勝では、69, 81と、最終日に失速してしまいましたが、これでなにかきっかけを掴めるといいですね。

平均305ヤードと、たとえ痩せても飛距離は落ちていないようです。(^^)


なにやらゴルフチャンネルでデイリーの新番組も始まるらしいですけど、ツアーの方で復活して元気なところを見せて欲しいです。


2/20/2010

4 Yards More Golf Tee


コルレオーネXさんがブログでご紹介なさっていたティーを、近所のゴルフショップで見かけましたので、早速購入してみました。

4 Yards More™ Golf Tee
http://www.4yardsmore.com/




+4ヤード飛ぶ、っていうのは如何にもデータを採って実証した数字と言う感じで、非常に好感を持たせるネーミングですね。(笑)
実際に効果が在ったとしてもそのくらいしか無いだろう。 しかも私にとっては誤差範囲で分かりませんわ。ってところですけれども。


しかしパワーヒッターのコルレオーネXさんが数年間も愛用なさっていて、折れない、無くならない、っておっしゃってますから、試してみる価値はあります(^^)
コルレオーネXさんは、青い 3 1/4インチの“Driver Tee”ですが、私は黄色い 2 3/4インチの、“Standard Tee”を購入しました。


私自身は現在は、Zero Friction Teesっていうのを愛用しているのですが、こちらも滅多に折れません。
でもたまに、ティーイング・グラウンドが硬かったりしてポキっと行くこともありますし、ドライバーがfatに入ってすっ飛んで無くなることもしばしば。
気持ちよく打ったときには、ティーがその場にたったままになっていることも多くって、無くならないのですけれどね。

それなりに本数が入って売っていますので用は足りているのですが、土に還る素材ではありませんからちょっとした考慮はしようかな、って気持ちも無くはありません。


なかなか無くならないですしなかなか折れませんので、木のティーよりも回収率が高くゴルフ場に優しいと見て、気に入っていたのですが、4 yards more golf teeの方は、ボールを支える六つ叉の羽の部分が柔らかくなっていて、ティーがそのまま立っている確率が高そうです。
抵抗も小さいから飛ぶのでしょう。

HPを見ますと、ロボットが10球ずつ打って、平均で+3.90ヤード、木のティーよりも飛んでいます。
データ数が如何にも少ないですけれど、ある程度信頼を置いてもいいデータでしょう。



やや問題になるのが、冒頭の写真のようにボールと一緒に持って、ティーアップしようとした時です。

六つ叉部分の柔らかさ故に、写真のように持ってボールでティーをグッと押して地面に差し込む、っていう技が使えません。(笑)


コンセプトは同じ、打つときに非常に抵抗の小さいというBRUSH-Tを持っていながらラウンドで使わないのは、やはりティーを刺すときに田植えをするかのような感じになってしまってカッコよくないからでして(^^;、
こちらはマットではなく芝から打てるドライビング・レンジでドライバーをかなりの回数打つときのみ、という、私としては滅多に無いシチュエーションでのみの使用になっています。
ティーを挿し直さないでボール乗っけて打てますから、便利なんですよね。



で、もってラウンドに使ってみました。
夕暮れTwilightのラウンドで、13ホールしか終われませんでしたので、スコアをポストしませんが、使用感としては上々です。(^^)


下に記入されていますDAPスコアのポイントを見ていただけますと、わずかに1ポイントで済んでいます。(^^)
いつもは1ラウンドで8ポイントほど稼ぐ(笑)のが私のスタンダードですから、非常に良い結果になっています。

これはさすがにティーの影響ばかりじゃなくって、ドライバーが調子良かったのだろうと思いますし、そうそうタイトなコースではありませんし(2番ホールはすごいタイトですが)、そもそも1回のラウンド(にも満たない13ホールではなおさら)ですから、まだ正しい評価はできませんが、非常に良い結果だったし、使用感はとても良かったと言って差し支えないと思います。

同じコースでベストスコア(ベスト・ディファレンシャルと言う意味です)出した時のDAPが9ポイントでしたから、昨日はドライブだけは桁外れに良かったと言うことに。(^^)


最初の3ホールまでは、上の写真のように持ち、人差し指と中指の背で必死に押して(笑) 刺しましたが、4ホール目からは諦め、ボールを手のひらのまま人差し指と親指で持ってグリーンフォークを刺すような要領で刺しました。
ちょと刺しにくいですけど、高さは一定していいかも。


羽部分がかなり柔らかいので、ティーも飛びにくいようです。
1回だけ地面から抜けてましたが、それ以外はその場に刺さっていましたので、確かに無くなりにくそうです。

これはいいものを教えていただきました。
コルレオーネXさん、どうもありがとうございます。


2/18/2010

Navy ゴルフコース (クルーザー・コース)


ここは、以前ご紹介しました、 Navy ゴルフコース (デストロイヤー・コース) の隣に所在します、9ホールのパー3コースです。

1,902yで、パー31。 9ホール中、パー4が4つあります。


Navy GC:  the Cruiser Course
http://www.navygc.com/golf_course/cruiser_course_map.html


ちなみにクルーザーと言うのは、ここでは豪華ヨットのことではなくって、「巡洋艦」という意味です。
Navy(米海軍)のコースですので。
18ホールのデストロイヤーの方は、「駆逐艦」。

妹分コースですね。


ここがちょっと有名な(んだけど、意外に知られていない)事実としては、こういう話があります。

タイガーが3歳児の時にパー3のコースをプレーして、48で回った、っていう話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
すでにあの頃、天才ちびっ子としてTVに出たりしていましたからね。

私は、タイガーが小さいときによく練習したって聞いていましたし、お父さんのアールさんが無くなったときにもTV中継があったりして、近隣のパー3 ばかりの18ホールのコース、ハートウエル・ゴルフ・コースでのことだとばっかり思っていたのですが、実は、このクルーザー・コースでのスコアだったんです。

まぁ、アールさんは軍人でしたから、4年前までまだ一般開放されていなかったこの米海軍のコースにタイガーを連れて来ていた訳ですね。


ハートウエルの方は、100y、90y、120y、って感じのパー3コースですが、ここクルーザー・コースは、200y級のパー3もありますし、パー4も4つありますし、3歳児が48でラウンドしたって事実には、ますます凄みが増します。
まさに驚異的。 (笑)

普段100以上打つ方ですと、天才3歳児に負けてしまう可能性も十分にあり得ます。



どんなコースかちょっと見ていただきましょう。


軍のコースですから、軍用空港のすぐ隣りにあり、全体にフラットです。

以前の記事でご覧いただきましたが、練習グリーン横には星条旗や記念碑、ミサイルなどがあしらって在って、いかにもな雰囲気。

画像をクリックで拡大します。

でもね、なかなかいいと思います。 こういう演出。


コースが短いですから、私は前記事でもお見せしました、ずいぶん前のパーシモン・ドライバーとマグレガーのミュアフィールドのアイアン・ウエッジ・セットを持って行きました。(^^)


1番ホールは247yの短いパー4です。

画像をクリックで拡大します。


写っているのは、たまたま滞在していて一緒にラウンドに行った、私の父です。

左側は飛行場です。
大きなスライスで右の木の中へでも突っ込まない限り、ごく簡単なスタートホールです。

私は約35yのセカンドショットを、トップしてしまい、寄せ直した3歩も外してボギー・スタート。



次の写真は、飛行場を左手に、大きく回り込んでやってくる3番ホール、207yのパー3です。

画像をクリックで拡大します。


左側は空港で何もありませんが、遮るものがありませんので風が来ます。
右には林がしつらえてあり、グリーンの左手前と右手前はバンカーにガードされていて、なかなかに難しいホールです。

私は、2番アイアンを持ち出して、いい感じにドローで攻めたもののグリーン手前10yにショート。
「くぅ!昔みたいに飛ばないざんす。」 (T_T)
でもって、ギャップウエッジでベタピンに付けようと思ったらトップして、グリーン向こうのひどい場所に。
寄せ切れず、7歩のパットも外し、ダブルボギー。
こんな筈では・・・(笑)。



4番もなかなかタフな、213y、右に池があるパー3です。

画像をクリックで拡大します。


グリーン手前右側には大きなバンカーもあります。
このコースに来るビギナー・クラスのスライサーの人たちには右の池は大いに脅威になります。
距離が長いですからね。
前のグループでも2人が池にハマっていました。

私は1番アイアンで行こうかと思いましたが、前の3番ホールで2番Iを使い207yをショートしていましたから、ドライバーを3/4 のスイングで打とうと画策。
小細工はいけませんね。(笑)
手加減しすぎて、バンカーに。

でも、上手く2歩に付いてくれてサンドセーブ。



次は6番ホール、353yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


左へ大きくドッグレッグしています。
右のこんもりした大きな木の後ろは池です。

パーシモン・ドライバーでドローを打って、フェアウエー・センターに。
残り100yでしたが旗が青(グリーン奥)でしたので、9番Iでフルショット。
これがだいぶ左奥に行ってしまいましたが、かろうじてオンしました。



最後の写真は、渓谷(川?)越えのパー4、280yです。

画像をクリックで拡大します。


ここに写っているのは、私です。
打った後、大きくのけぞって明治の大砲に。
・・・と言うわけではなくって、1番アイアンを持ってボール後方から右の方へ狙いを定めているところです。

ここまで1番アイアンを打っていないことに気付き、ここは1番アイアンでティーショットすることにしました。
しかし、身長の3倍ぐらいあるとても深い川までは左の方だと200yしかありません。
フェアウエーセンタだと、届いてしまう可能性も。
そこで、遠くなっている右方向に、ラフでもいいつもりで構えています。

残りは90yのラフでした。
ちょっとね、ティーショットは当たりが薄かったですね。 久しぶりに 1番 I 打ちましたし。
まぁそれが幸いして谷底に落ちなくて済みましたが。(笑)



・・・どうですか?

3歳児に手に負えるコースには見えないでしょう?
うちの息子とか、娘とかで考えますと、・・・とてつもないです。(笑)
真面目に、少なくとも5年は早いヨ。


2/13/2010

ロジャー・クリーヴランド


またまたノリさんのコメントへの返答を記事にしてしまって恐縮です。


コメント欄に長すぎるので。(^^;



そもそも私がクリーブランドのウエッジを使うようになったのは、(今となっては)クリーブランドの往年の名機、ツアーアクションReg.588の57度、ノーメッキのサンドウエッジが米PGAツアーで大人気になり、95年にはウエッジの使用クラブ率がPGAツアーで第1位になったことがきっかけで、ものすごく憧れて欲しくなり、96年頃に入手して使うようになりました。


それまでの私にとって、ウエッジはアイアンの延長になっていて、マグレガーのアイアンセットに合わせたウエッジをわざわざ取り揃えて(下手なくせに悦に入って)居ました。(笑)

ミュアフィールドしかり、JNPしかりで、1番アイアンから9番、PWまで綺麗に番号を揃え(当時は、「3から始まるとか、なんかのジョークでしょ?」とか生意気目なことを思ってました。(^^;)、

さらにSWを2本買って、うち1本のロフトを立ててバンス角を結果的に小さくした上にバンスの角を削って落として自前のGWを作り、もう1本はややロフトを寝かせてサンドウエッジ兼ロブウエッジにして使っていました。

ミュアフィールドの例が、以前に記事にしましたこのセットです。

画像をクリックで拡大します。


あらあら、パターまで揃ってますね。(笑)


その後、96年のチョイス7月号に載っていた、クラブ別の95年のPGA使用率No.1クラブの特集(各クラブ 1位~3位)のを見まして、96年ごろから徐々にそのクラブを買い変えつつ揃えて行くことにしましたために(笑)、ブログ最初の記事に書きました

ドライバー: グレート・ビッグバーサ   (2位ウォーバード、3位バーナー・バブル)
アイアン: タイトリスト・DCIプロ  (2位ビッグバーサ、3位ピンアイ2+)
サンドウエッジ: クリーブランドTA588  (2位ピンアイ2、3位スネークアイ)
パター:  ピン・アンサー   (2位キャメロン・ニューポート、3位ピン・アンサー2)
ボール:  タイトリスト・ツアーバラタ  (2位タイトリスト・プロ、3位マックスフライHT-100)


という、

なんともミーハーな動機にも関わらず(笑)、ジャンボのBSとトミー中島のミズノの全盛期、マルマンの台頭後という時期にあっては、日本ではけっこうマニアックに見えてしまうラインナップを揃えて、またまた自己満足の悦に入る、ということになった訳なんです。(^^;


2007年の3月に今のキャラウエイ X-Tourのアイアンに変えるまでの間、ドライバーをキャロウエイのFusionにアップデートした以外は、約11年間ずーっとこのラインナップでした。



アイアンセットを、キャラウエイ X-Tourに変えた動機は、確か日本から訪ねてきてくれた友人が、キャロウエイのX-20を買って帰ったのがきっかけでたぶん単なる気分転換ですが、すべてのアイアンの番手のロフトがタイトリストDCIと比べてキレイに1度ずつ違いで揃っていたのは、移行する決心に安心を与えてくれました。

で、そこに、588そっくりのX-Tourウエッジの登場ですよ。(笑)

しかも、フィル・ミケルソンが「Mack Daddy!」って叫んだんで名付けられたとかの「MD」って入ったウエッジを含む、私が元来好きだった、“アイアンとお揃い”のウエッジ達。

・・・と、くれば、揃えるっきゃ無いですわね。(笑)




興味がわいた方は、この記事 ↑ を是非クリックしてご覧になってみて下さい。

丸っこいウエッジとか、クリーブランドがヴォーケイに押され気味だったところへのキャロウエイからの参入とか、いろいろ書かれています。


~~~


長くなりましたが、ようやく本題のクリーヴランドさんです。(笑)



大したことない(よく知らないクセにの)ウンチクになりますが(笑)、


ロジャー・クリーヴランドさんは元々今現在私の住んでいるとこから程近い、ハンチントン・ビーチ市で79年に会社を起こし、40年代50年代のレプリカクラブを作って売っていたのです。

その会社が発展してクリーブランド・ゴルフになるんですが、90年にはスキー板で日本でも有名なフランスの会社ロシニョールに自分の会社を売っぱらってしまいます。


ロジャーさんご本人自体は、6年後の96年、キャロウエイにクラブデザインのチーフとして招聘され、X-12とかX-14とかのアイアンの開発に携わるんですが、監修者としての共同作業のような格好だったみたいですね。

2002年にロジャー・クリーヴランド・デザインと銘打ったウエッジも出すんですが、もっと丸っこい形でした。

この時に期待されていた(噂されていた)、588とほぼ同じデザインでキャロウエイから出すウエッジは、2006年になってやっと、X-Tourアイアンのシリーズのウエッジとして出てきたんです。
これは私以外にも、喜んだ人がけっこう多かったのではないでしょうか。

上のロジャーさんの写真をクリックしますと、キャロウエイが書きました X-Tourウエッジを出した頃の、ロジャー・クリーヴランドさんへのインタビュー記事が見られます。


そして15年後の2005年にはフランスのロシニョールもさらに買収されるんですが、買収したのがサーフィングッズのクイックシルバーなんですね。

クイックシルバーは、なんと面白いことにサーフィンのメッカのひとつ、ハンチントン・ビーチ市の会社なんです。
フランスを経て、発祥の地元に帰って来たって訳です。(^^)


しかし2007年には、クリーブランド・ゴルフとネバー・コンプロマイズがまとめてダンロップ(スリクソン)の住友ゴムに買収され、今に至ります。
(気付いていなかったんですが、SRIXONってのは、 Sumitomo Rubber Industries (住友ゴム工業)の頭文字にxを挟んで son(息子)がくっ付いた、なにやら昔のダットサン(現 日産自動車)のネーミングを彷彿とさせる名前だったんですね。)


今地元のハンチントン・ビーチ市には、Roger Cleveland Golf COっていう別会社が2007年に設立されまして、主にゴルフウエアとかを企画販売しているようです。

クイックシルバーの残党とか、ロジャーさんのお嬢さんとか、その辺りが噛んで経営しているんでは無かろうかと想像してます。(←ここんとこは、裏取ってません。すみません。)


裏とらないでも書き殴れるのがブログの良いところ。(笑)



2/09/2010

2010グルーヴ適合ウエッジ


Titleist のVokey Designのウエッジ、Spin Milled C-C というヤツを購入してみました。

http://www.titleist.com/golfclubs/wedges/vokeyspinmilled.asp


私は中古品ですでに出ていたものを新品の25%offぐらいで購入してみたのですが、もうすでに買って使ってみて、しかも手放しちゃう人が居るんですねー。
早業ですね。
(もっとも私も90日以内に手放すことになる可能盛大ですが。(^^;)



なかなかカッコイイですね。
って言っても、見た目にはほとんど変わっていませんですが。

バックフェースのところのSpin Milledの赤い歯車模様が、金色の歯車になっているのと、ネック部分に「C-C」っていう刻印が入っているくらいの違いです。
従来のWedgeとその場で比較してみましたが、肝心のグルーブの違いは肉眼では確認しにくいです。

C-Cっていうのは、「Condition of Competition」の略らしいですね。
Conform with Cなんとか とか、Comply with Cなんとか かと思ってたんですが。


サテン仕上げは、あんまり私の趣味ではないんですが、新グルーヴの
C-Cウエッジにはまだ黒クローム仕上げとかオイルカン仕上げのバリエーションがありません。
(お店の人によると、Vokeyのオイルカン仕上げは薄い色が乗ってるだけであんまり良くないよ、ってお話でしたが、私はいまだかつてVokeyを使ったことが無いので全く判りません。)


目的は、「新グルーブ・ルール適合のウエッジってどんな感じか?」っていう興味だけで、近々公式競技に出ようとか、来年の競技に備えて自分の
ベストマッチを探しておこうとか、そういった高尚な考えではありませんのでちょっと恐縮です。(^^;



今までは、(以前にも書きましたが)、マグレガーのウエッジ(JNP、ミュア
フィールド)、クリーブランドのTour Action Reg. 588、そして現行のX-Tour と移行してきましたが、ほとんど違和感なく使ってきましたし、元々私はウエッジの上手い使い手では無かったりしますので、グルーブの違いをどの程度感じるかは、ちょと疑問です。


構えた感じは、いいですね。
文句ありません。



(・・・てか単に私がよく分かっていないのですが。)

今回は、比較的ローバウンス寄りのSWですね。
これはただ単に56°のウエッジの中古がこれだけだったからで、意図して選んだわけではありません。
このお店は実は、たとえ新品を購入しても90日以内なら買値で払戻してくれるのですが、私の良心がそこまで横柄では無いんじゃない?って言ってますので、中古品から選びました。
そうすれば、私が使って試してから返しても中古は中古なので、また同じ値段で店頭に出せますからね。

私が今使っているX-Tour ウエッジのバウンス角は13°ありますから、
本当は56・14という14°のモデルを買って比べた方が良いのですが。


冒頭にリンクしましたTitleistのサイトによれば、どうもこのモデルはスピンで止まらない分、弾道が高く出る設計になっているということらしいです。(単にスピンが減ってるだけ、って話の可能性も。)

まぁとりあえず、買ったままで打ってみようと思いますが、私のSWとの比較は難しいかも知れません。
バウンス角が結構違いますので。

またそのうちに、14°のモデルを見かけたら、交換してみたいと思っています。


まだ打ってみてもいませんので、インプレッションとかありません。(^^;

アイアン・セットも、TitleistのAP2とかちょっとショップのケージで試打してみたりしてみてますが、まぁ、キャロウエイから適合機種が出るのを待ってもいいですし(もっと言えばそれの中古が出回るまで待ってもいいですし。)、慌てることはないか、と思ってます。

ですけど、新グルーブのウエッジ、早くちょっと試してみたいなー。
慣れるのに時間かかるなら、今のうちから感触を体験しといてもいいよなー、ぐらいの考えです。


2/05/2010

クロスハンディド・グリップ


そういうわけで、半年以上忘れてしまっていた(^^;、英語シリーズ第7弾8弾です。(^^)


このところ話題にしていた、ストレート・ペンデュラム式のストロークに持って来いだと言われているクロスハンド・グリップですが、
英語では「cross handed grip」 と言います。
英文法的には、“ed”が付きますね。

「cross hand grip」 という綴りも無くはありません。
略称は短い方が良いですしね。
Googleのhit数で比べると3倍ぐらいの差で、“ed”が付く方がポピュラーです。


クロスハンディド・グリップがよいと言われる理由は主に2つです。

・ 右肩が下がること無く、肩のラインが水平になる
(levels the shoulders)。

・ リストをロックして(locks the wrist hinge)使うことがやりやすいので、
こねない (takes the wrists out of the stroke)。
方向性が安定する (face angle gets stable)。



デーブ・ペルツが面白いことを書いていまして、

ところでこのグリップは、「left hand low grip」 と呼ぶのが正しい。
もっと言うと、本来は「lead hand low grip」 と呼ぶべきだ。
(↑左利きのプレイヤーも居るので。)
なぜか「cross handed grip」って言い方はよく使われているようだけれども、正確には「crossed handed grip」 って言ったら、こんな風になっちゃって打てないでしょ? ↓



わはは。 挿絵の写真を自分で実演してみました。
とても打てません。


Left-Hand-Low gripを略して、「LHL grip」 という呼び方もかなりポピュラーになって来ました。
この呼び方なら、Lead-Hand-Lowも含まれますし、短いですし、この携帯メール(Text Message)時代にあって、一番いいネーミングのような気がしますね。


「LHL grip」には、トム・カイトやジム・フューリックのようなオーソドックスなLHLスタイルや、ベルンハルト・ランガーの右手でグリップごと左腕を掴むスタイルもありますし、かなりのバリエーションがありますが、なぜか「Cross Handed」か「Left-Hand-Low」しかバリエーションの呼び方が無いみたいです。


一方、順手グリップのバリエーションのネーミングとしては、

Reverse-Overlap: ポール・エンジンガー
Finger-down-the-Shaft: ナンシー・ロペス
Push Hand: ジャック・ニクラス
Equal Hand: アンディ・ノース
Split Hand: マーク・ウィービー
Opposed Palm: コーリー・ペイビン
Claw Grip: クリス・デマルコ

などなど、けっこう細かく違いを表現した英語表現があります。

ちなみに私はエイジンガーと同じリバース・オーバーラップ・グリップで握っています。
そして、Life Line (生命線) Gripですね。(笑)



私の息子が1歳8ヶ月で練習グリーンに遊びに行ったときにも、娘が2歳なったばかりの頃に練習グリーンに遊びに行ったときにも、ふたりとも、クロスハンド・グリップでパターを握っていました。
それも、少しスプリット・ハンドでしたね。

ちっちゃい子用の短い軽いパターですので、重くって、と言うことだけが理由ではないと思われました。

実はかなり自然なグリップなのではなかろうか?
と、感じた次第です。(^^)


クロスハンド・グリップは、パッティングではかなりポピュラーになりましたが、他のクラブをクロスハンドで打つ人はなかなか見ませんですね。

私は、以前(ゴルフ版リアリティー番組の)The Big Break(VIでしたかね?)で一人見たのと、今Nationwide Tourでプレーしている、Josh Broadwayと、2人しか見たことがありません。




Josh Broadway

(写真をクリックすると、NBCのLate Night with Jimmy Fallonのページに飛びます。)



動画も少し、ここ↓で見られます。
去年のですけどね。 #4で出てくるショットがそうです。
サンドウエッジであわやイーグル。




米国人にいろんな場面でたまに思わされるんですけど、「どうやったらここまで上手くなるまでに誰グリップを直させようと思わなかったのか?」って、思います。
ある意味、すごいことだと思うんですよね。


なんかね、芸術的とも言うべきか。
どうなってんだろ?って思っちゃいます。



それで思い出した余談ですが、私の好きな英語表現のひとつに、
「rocket science」っていう言い回しがあります。

TVの通販とかで、「この良さを判るのに難しい知識は必要ありません。(誰でも分かります。)」なんて言うフレーズを言うとして、そういう時に、
「You don’t have to be a rocket scientist to understand this.」とかって言うんですよね。

「そんなにむずかしくないよ。」って言うときに、「It’s not rocket science.」って言ったりとか。

可愛いってか、なかなか英語らしい、いい表現だと思ってます。


去年、ヒューストン旅行に行ったときにNASAのスペースセンターでお土産にうちの息子にTシャツを買ったんですが、その背中にはこの慣用表現を逆手にとって、
「It’s not rocket science. ...Oh, wait! Yes, it is.」って書いてあります。(笑)



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(英語シリーズの過去ログ・リンク)

第1回: Good Drive!!
第2回: いやん、バンカー!
第3回: パットのOKを英語で
第4回: ゴルフ・ジョーク2本
第5回: ダフる
第6回: フック、ドロー、フェード、スライス
(番外): タイガーのインタビュー(at&tでの優勝スピーチ)
第7回: 大叩き 
(番外2): ホーガンとジンジャーエール
※なお、私の学んだ英語は基本的に、西海岸のロサンゼルス中心の南カリフォルニア地域の米語が中心です。


2/01/2010

ノリさんの、誠に鋭いご質問への回答


記事の予定を変更しまして、ノリさんへのお返事を先にします。(^^;

前記事: 「ダウンヒル・スライダー その2



ノリさんから誠に鋭いご質問をいただきました。

一言で「◯◯歩です。」と答えても意味がありませんので、キチンとお答えするため、

・・・というよりもむしろ、私の回答が正しいのか間違っているのかも含めまして、いろいろと追加で考える機会としてもとても有用だと感じました。
・・・ので、記事に書くことにします。
(これだから、ただの自分のゴルフノートじゃなくて「ブログ」を書くって言うのは貴重です。 ノリさんいつもありがとうございます。m(__)m)


まぁ我々デジタルパット派なら当然の質問とも言えるかもしれません。(^^)
いったい何歩で打つべきなのでしょう?
無意識も込み?なるべく排除?

物理的な条件はどうでしょう?

本当にでだしは軽く登っているのか?
左への斜度はどのくらいなんだ?
お前の歩測は上り下りで影響ないのか?
ボールからカップへ真っ直ぐ歩くのか、ライン沿いに歩くのか?

画像をクリックで拡大します。


この写真の傾斜はですね、ボールからカップへ直線で真っ直ぐの方向には、緩やかに下がり途中から左へ斜度を増す感じです。

True Breakの目印のティーの方向へは、最初気持ち登る感じになります。

つまり、取るラインで距離的な感覚も変わって来ちゃうんですよね。




ここでまたまた、理科系おやじの机上の空論的な推察を炸裂させます。
わはは。(笑)
画像をクリックで拡大します。


もしグリーンが、この絵のような板状の「一定の斜面」だったとしたら、どのくらいの強さで打てば良いのでしょう?

ボールからカップまでは、ちょうど7歩、そして完全な横のラインだったとしますね。

白い方の線のようなボールの軌道を想像してしまいますが、それだとAのボール地点での打ち出しの初速と、Cのカップ地点での終速が同じ、つまり速いスピードでカップに到達しますので、カップの上は通るものの、とても入りそうにありません。
(まぁ、この白い方の線は忘れて下さい。(^^;)
青い線のような軌道を取り、段々にボールのスピードが緩くなってカップインするイメージです。
カーブの頂点Bの位置から、下りの触るだけのパットをするようなイメージですよね。

つまり、完全な横のラインって言うのは、言わば、「登って、下る」距離感の難しいラインに他ならない訳です。
打ち出しのX軸方向成分にはカップに届く程度の初速を与えられ、Y軸方向には、初め登っていって位置のエネルギーがあがり、頂点Bを過ぎると今度は高さの位置のエネルギーで加速しておりてくるのと、芝との転がり摩擦の兼ね合いで降りてくる、そんな感じに考えてみます。


それでいてちょっとトリッキーなのは、打ち出しの角度が右へずれればずれるほど登りの斜度はよりきつくなる訳ですよね。
左へずれれば、斜度が緩くなりますから打ち出しが同じ強さを保ったとすると、強すぎてしまいます。


「真っ直ぐ登って、尾根を越えたら真っ直ぐ下るライン」も難しいですが、だいたい尾根をちょうど越え切るまでの強さで打つことができれば、・・・って目安が付くのでデジタルパットで対処出来ないこともありません。

しかしこの完全横の傾斜の場合は、頂点に向かっていく角度によって、尾根の位置が変わってくるって言うことになりますから、距離だけでなく、打ち出しの方向性も精度が無いと対処が難しくなってきます。

ボールが通る軌跡の距離は明らかに直線の7歩より長いですし、それと、ボールの移動中は常に芝からの転がり抵抗摩擦がかかりますから、登って最後下るとは言え、7歩より強いスピードで打たないといけないでしょう。


で、結局、元の写真のラインに戻りますが、何回も打ってみて実感してみるしかありません。


ターゲットのティーに合わせてパターを構え、ボール軌道の頂点位置をイメージしてストロークしてみます。
とりあえずは、7歩の強さで。

これだと強すぎるみたいです。


6歩はどうだろう?
・・・これはちょっと弱いか。


などとトライするうちに、(笑わないで下さいね)一度なんかは、目標のティーに集中するあまり、subconsciousが勝手に補正かけまして、ボールがティーをヒットしてしまったりしました。(笑)
ずいぶん右に出てしまったもんです。


あくまでもこのラインの場合ですが、カップ周辺の斜度がなかなかにきついため、写真の位置にボールを止めるのは至難の業でした。

どうしても、かなり上手く打ったなと思ったボールも、後ろに置いた棒に触ってしまいます。
カップインしちゃったりとかも。

7歩ではどうしても若干強く、6歩では明らかに短くなってしまう感じでした。
どこまでsubconsciousが働いてしまっているかも含めて、かなりの練習と慣れが必要です。

読みは足らなくないはずなので、強く打ってしまう必要はないんですが、
subconsciousがちゃんと認識してくれるかどうか?と言う意味で、ちゃんと7歩の距離を正確に出せていたかどうかもやや自信がありません。

敢えて表現するなら、6.75歩ぐらい(←ホントか?(^^;)のやつが、あそこへ止まったと思いますが、意識してビシッとデジタルに打つには、こういうラインは難しい。 ということが判りました。

まぁ、デジタルであろうが無かろうが、ダウンヒル・スライダーは難しいには違いないのですが。


ちょっと思ったのですが、Bのやや内側にティーを立てて、そのティーを回り込んでカップに向かうように練習する方法も良いかも知れませんね。
Subconsciousにむしろ頼ってしまって、サンディエガンさんにアドバイスをいただいた、上50cmぐらいに止めるイメージで打ってみる。

目標を、True Breakに合わせて構えますと、確かにことごとくA側に外しますねー。
このAiming lineは違ってるんじゃないか? って思ってしまうのも、気持ちが分かります。


もちろんラインにもよる訳ですが、曲がりの頂点Bまでの距離を打つ計算をして、その距離を見極めて打てるようにすることも、ライン取りの修正以上に大切だと、あらためて思いました次第です。





1/29/2010

ダウンヒル・スライダー その2


前回の記事、「ダウンヒル・スライダー その1」の続きです。


まずはまた写真に線を引いたものからご覧下さい。

画像をクリックで拡大


本当のAiming lineに打ったボールの軌道(ライン)は、黄色い線のようになっていました。
カップインするボールも、大体この辺りを通ります。

線が重なって見えにくくなることを避けるため、ボールのところの線の起点を少しだけずらして記入してありますが、本当のAiming lineの白矢印と、実際に打ったボールの打ち出し接戦(図中の紺色の矢印の線)は、最初のラインの読みが1/3しか読んでいなかったにも関わらず、それほどかけ離れた角度にはなっていません。


ここまでは、前回の記事で説明されたとおりになっています。


ツアープロでさえ、こうした補正が入ってパッティングしているのだそうです。
経験から、補正を強めにかける術を身に付けているのでしょう。


ちょっとすんなり飲み込んで信じるのが難しい仮説だと思ってしまいますね。
(私自身がこうして写真入りで正しいと確認しているにも関わらず、そう感じてしまいます。)

デーブ・ペルツ本人も、発見当時はまったく信じ難かったが、これは仮説などではなく、単に数重ねたリサーチの結果の事実である、と。
人間のsubconscious(潜在意識)のすごいところなのだそうです。


おいおい、完全ペンデュラム式の真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストロークはどこ行っちゃたのさ?

実際に生徒さん達も、いくら説明されても信じることができず、また、頭で理解したとしても、「ではトゥルー・ローラーで割り出した本当のAiming lineに構えて、潜在意識に引きずられること無くラインに沿って打ち出すパットの打ち方を練習しなさい」ということで練習を重ねても、結局は心からの理解が出来ずに疑いを持ち始め、スクールを辞めてしまう人が続出したそうです。


ちなみに、本当のAiming lineに対して正しく構えさせた上でパットをさせると、みんなことごとくA側に外し始めるんだそうです。

なぜに、こういった事実をデーブ・ペレツ以外の誰も気が付かずに来ているのでしょうか?

subconscious(潜在意識)は、誰にも、本人にさえ気が付かせること無く、考えて意識した動きを凌駕してこうした補正を入れて体の動きを支配しているのです。

それが証拠に、スイングの動画を撮影して本人に見せると、誰もが「自分の頭でイメージしていたスイングとぜんぜん違う!」と言って驚くのだから、意識していないsubconsciousに支配されて体が動くということは、全く不思議ではない、ということなんだそうです。

本を読まずに私の短い説明だけで納得しろと言う方が無理かも知れませんが、ペルツ先生が行ってきた色々なリサーチの内容を読み、実際にグリーンで実践してみて、私は本心から「これは凄い。」と納得するに至りました。

以前パッティング動画を撮影してみた記事でも、無意識に行っていたスタンスの補正や、ストロークの補正が映って捉えられていました。


中には、「なんだよ、どうせsubconscious(潜在意識)からの補正が入るんなら、それで良いじゃん。」と考える生徒さんも出てきます。

これは私も思いました。
ツアープロみたいに究極に上手い人も、subconscious(潜在意識)からの補正込みで打っていてあそこまで上手いのだから、それはそれでいいんじゃないか?

別のお話ですが、長い距離のパットを寄せる「Lag putt」の打ち方に、subconsciousを大いに活用して距離感を作らせるという、ペレツ先生のsubconscious積極利用姿勢からしても、それで良いじゃん。という意見はもっともな部分もあります。

(またまた余談ですが、このラグ・パットの記事書いたときにも、「意外に9歩以下で3パットしてる、それもDSのラインがほとんどだ」とか書いてますね。
ご多分に漏れず、グリーンのスピードの読みの間違いだ、と勘違いな分析をしています。 ←これもペルツ先生の指摘通りの間違いです。)





本来のAiming lineに対して、breakの読みが大きく足りない1/3程のラインに構えますと、subconscious(潜在意識)は、ここままでは全くカップインしないことを無意識に知っていますので、補正を入れてきます。
ひとつには、パター・フェースのセットする角度を右にずらす。
ついで、ストロークを無意識な範囲でインサイドアウトに出してなんとかカップに近づけようとします。


実はもうひとつ、subconscious(潜在意識)がやってしまう動きがあります。
より膨らみの薄いラインでカップインさせようとするため、ボールのスピードを上げてしまうんです。

かくして、ボールは大きくカップを通り過ぎて行く結果になります。


20数年もゴルフをやってきて、ラインの読みは上手くは無いなりにも、大きく曲がるラインは下って行くって良く知っていますし、かなり速い下りのラインでもほぼ真っ直ぐならば距離を合わせて打つこともできるって言うのに、その割には、

・・・なんでこんなに打っちゃうんだろう?って不思議だったんですが、subconscious(潜在意識)がやっていたのですね。

なんか、すごく納得です。



ツアープロでさえ、読みが1/3程に浅くなってしまう理由ですが、この図を見て下さい。↓

写真をクリックで拡大します。


図中の「a」が、「true break」です。
これに対して、ボールの転がるラインの最も膨らんだ部分の幅「b」を、
「visible break」と呼びます。

本来ならば、「c」が「visible break」ですが、「フィニッシュの重要性」という記事で書きました、8秒間の人間のフィーリングの短期記憶を上手く利用してフィードバックをかけていない場合は、時間をかけて読んだ方の「b」に近いものが「visible break」になって来ます。

フィニッシュを止めてボールの軌跡を姿勢を変えずによく見て目に焼付け、繰り返しフィードバックをかけて行くと、段々「b」から「c」の方に近づいてきてくれると思って期待しています。


この現象、じつは以前、この記事を書いたときに、ここまでキチンとではありませんが、おぼろげに感じていました。
この時の青線を、もっとカーブの接戦にぴしっと引いて本来の打ち出し線としたならば、あの時の度合いもまた1/3程度になっています。
当時は1/2ぐらいで線を引いてましたが、引き方が間違ってます。
(↑これも、subconscious(潜在意識)によるイタズラのせいでしょう。(笑))



そして、subconscious(潜在意識)による補正は、その大きさが小さければ小さいほど、正確になって来ます。
補正する度合いが大きいと、subconscious(潜在意識)も、より強く働きかけて、その人のconscious(意識)をねじ曲げて、必死に戦わなければなりません。

真っ直ぐに近いラインほど打ちやすいのは、補正する量が小さくて済むからなんですね。



さて、ここまで来て判ったのは、本当のAiming lineに向けて打って練習した方が、ずっと楽に補正出来てよりカップインに近づけるということです。


でも、無意識にずれて打っているのに、どうやって直して行ったら良いのでしょう?

最初に、目標として刺したティーに向かって打っていくと、ことごとく右側のA側に外れ始めます。

ここで練習すべきは、breakのあるラインであっても、目標のAiming lineに沿って真っ直ぐに打ち出せるような練習です。
・・・が、そうは簡単に行きません。


A(bove)側に外すには、いくつか方法があります。
Aiming lineのティーに向かってスピードを強めに打ち出せば、A側に外れますね。
しかしこれは、カップインしなければやはり大きくカップを過ぎて離れて行ってしまいます。

ジャストのオプティマム・スピードで打ち出すことも、大きく曲がるラインでは難しい。
subconscious(潜在意識)がまだ慣れていないからですね。


そこで、A側の、しかもボールとカップを結んだ線より右側にボールを残せるように打つ練習をします。
刺してある目標のティーに向かって構え、例えカップを過ぎたとしても、置いてあります棒までは行かない距離でボールが止まる強さで打ちます。

打ったボールのラインは直後に重力で白い直線から外れてきますから、ティーに当ることはありませんね。
ストロークで右に打ち出してしまわない限り。



実際にやってみますと、カップの後ろの棒に当たらない強さでパットを打つことは、カップインさせるよりも難しいことが分かります。

この練習、実際にはラインとかグリーン上には見えませんから、この写真みたいな状態での練習になりますね。↓

写真をクリックで拡大します。


傍目には、大きく曲がるラインの練習には見えても、入れること自体よりも棒に当てないように、ラインに真っ直ぐ出せるように、subconscious(潜在意識)になるべく少ししか補正させないように自分の脳の無意識をコントロールしている部分をトレーニングしている練習、という風には見えないことでしょう。(^^)


ラウンド記録を振り返ってみても、どうも5-9歩とかの距離で3パットしている事例が結構あるな、と感じていましたが、どうやらこのダウンヒル・スライダーでやらかしていたようです。

もうひとつ、ペルツの本には書かれていませんが、自分で自信のあるフックラインの方に、自信の無いスライスラインの時よりも短い距離からの3パットの発生する率が多いということも判りました。

このことはちょっと結論付けるにはデータ数のサンプル数が少な過ぎはするのですが、subconscious(潜在意識)がボールを入れに行って強くなる、という理屈から考えれば、大いに頷けるデータです。


この脳のトレーニングでは、こういったことを全部把握した上でパットしても、相変わらず棒に当てずにA側にパットすることはなかなか難しいですから、脳の「無意識」の修正/調整にはかなり時間がかかることだろうと思います。

願わくば、DS7BL-U3B-① (Downhill, Sideline, 7steps, Below, Long)などと記入しているパット記録が、DS7A-①という風に変わって来てくれれば、と思っています。

将来的には、DS⑦なんていう確率も、少し出てくれたら嬉しいことこの上ないのですけどねー ♡。