7/29/2019

世界で6番目に危険なゴルフコース (Compton Par3 GC)


お友だちの y.k. さんのブログはいつも面白いんですけど、ひときわものすごく興味惹かれたエントリーがありました。

こちらです。 ↓

世界でもっとも危険なゴルフコース10選」 by Linkslover



うはー、このアフガニスタンのコースは危なそうだわー。

是非リンク先のブログ記事を読んでいただければ、と思います。(^^)


・・・2番と、6番、10番はラウンドできそうだな、って思いましたが、6番のコンプトンのパー3はうちからとても近くで、昼間ならまぁそれほど危険でもなくラウンドできそうだ!って思いましたので、行ってきました。

全ホール100yヤードちょいの全部パー3のゴルフ場です。日本ではショートコースとかって言いますが、こちらではなぜか Executive Courseって言います。
エグゼクティブ・コース?? キッズ・コースとかじゃなくて? って思いますよね。

忙しいビジネス・エグゼクティブの人々が 9ホールをささっと短時間でプレーする、ってとこからきた名前だそうですが、ほとんどのショートコースはエグゼクティブが来そうな感じは全然しませんですね。 (笑)


それっぽかったのは、こちらのコースでした。 ↓

ジャックさんと、テラネア (ゴルフ・リンクス)へ」 (過去のエントリー)



ここはめちゃくちゃ綺麗です。
まさにエグゼクティブ!って感じです。


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というわけで、どのくらい危ないんでしょうか?
(真面目に危なかったら行きませんけど。(^^;)


コンプトンが全米でも有数の治安が良くない場所だっていうのは本当です。
この辺りでも断トツにアフリカ系アメリカ人が多い地域で、実はすごくおいしい Smoke BBQのお店とか、南部の Creole系の Soul Food のレストランとかありまして、こういう系の食べ物がとても好きな私は、日のある時間帯に買いに行ったり食べに行ったりはよくやっています。


まずコースのクラブハウスはこんな感じです。


まぁ古くてちっちゃい感じです。



駐車場の方から見るとこうです。
カリフォルニアらしいヤシの木が1本そびえてますね。


近隣のお店はコンプトンらしく窓ガラスや入り口のドアに鉄格子が用意されています。
治安のよくない地域のお店や家はここにかぎらず大抵は鉄格子完備です。



で、なぜか大抵こういうお店は韓国系のオーナーがやってます。
以前ロサンゼルスで大規模な暴動があった時、主にヒスパニック系や黒人系の人たちが暴れて韓国系のお店がたくさん被害にあった、ってことがありましたけど、そういうところにお店出してるから必然的にそうなりやすいんですよね。


実はコースのすぐ隣は、小学校です。遊具が写ってますでしょう。




クラブハウスの外でスコアカードを取って、
 (なんか以前はスポンサー付いてたのか、全部カードの一部のページが破り取られてますね。 ・・・ハサミ使おうよ。)



いざコースの方へ。



これが1番ホールです。137Y。


一見、まぁまぁ綺麗そうな写真にはなってますが、ちょっとグリーンを外すと、ごわごわのこんな芝と格闘する羽目に。



グリーンは大きさも小さくてちょっと厄介。
乗せても、グリーン自体が結構ワイルドなポコポコ跳ねるサーフェスで荒々しいです。
傾斜も付けてあったり。


バッグからはウッド類を抜いて持って行ってます。


こちらは無理ゲー気味の 3番ホール。158y。


真っすぐ普通に打つと目の前の枝に当たっちゃうんですけど・・・
低いの打って回避。 でも乗らない。(笑)


5番ホール、109yはコース唯一のバンカーでガードされてます。



そこにカップ切られると意外にむずかしくなるよね。
どうしても右の方に打って乗せるショットになって... 3パッツ。



この日一緒にラウンドしたIsaiahとAlex。
良い人たちで、ギャングメンバーじゃなさそうでした。(笑)
入れ墨すごかったですけど。

このフェンスの後ろは川になってます。 ロサンゼルス川。


左側が川の8番ホール、136y。



ちょっとティーインググラウンドも荒れ気味かな。
さっきの 3人で撮った写真はこのホールの途中のグリーン近くの方です。


そしてこれが最終ホール 9番のグリーン。 このホールが一番長いはずなんですけどこの日は156yです。



この写真は目いっぱい綺麗そうなグリーンに写ってますね。
グリーンから逆向きに写真撮りました。


まぁこんなところなんですけど、日中はそんなに危なくはなさそう。(^^)

でも!
今日日夏時間は夜の 8時ごろまで明るいロサンゼルスなんですけど、このコースは午後 3時半までしかスタートを受け付けていません。
...なにをかいわんや、な感じ。(笑)


コースの Google Mapも貼っておきますね。

画像をクリックでGoogle Mapが開きます。

Los Angeles Riverは洪水時に水を引き入れて災害を防ぐ用水路的でほとんど水が入っていませんですね。
この西側すぐのところに コンプトンの中心地があって、そして南へ車で20~30分くらいでロングビーチ、っていう位置関係です。


日本からいらしてわざわざラウンドお勧めできるコースでもありませんので、少し詳しめにリポートしてみました。

たった $6でラウンドできますので、もしすごい暇だったら是非!

無事に世界で 6番目に危ないコースのラウンドを完遂いたしました。(笑)



7/25/2019

フェースバランスのパターの意外な活用法 ?


先週末、友だちとMountain Meadows GCというコースをラウンドしてきました。

ここは友人にとっては初めてプレーするコースで、私自身も7-8年前にプレーしたっきりで2回目、だったと思います。

非常によく整備されていて、ちょっと驚きました。
これからここをセミ・レギュラー的にプレーするかもしれません。(^^)


画像をクリックで拡大します。


この写真は384y登りのパー4、4番ホールです。 前半では、次の5番一番難しい438yのパー4に続いて難しいホールハンディキャップ3のホールです。

後方の山々もとてもきれいです。
いつものように朝焼けの時間帯です。

フェアウエーが左に傾いていてちょっと狭いですね。
左のカート道の左側もプレーは可能ですが、さらに大きく左に傾いていてしかもラフになってしまいますので 2打目はレイアップになってしまうと思います。

この日は二人ともティーショットは上手くフェアウエーに運べたのですが、2打目のグリーンへ打ち上げていくショットはグリーンを外してちょい手前、寄せきれずにボギーにしました。

すぐ横に、レース場や飛行場があって、なかなかに周辺がユニークなゴルフ場です。


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さて、このラウンド中にちょっと面白いことを友人が思いつきまして、これはメモしておきたいな、と思ったので書き記してみます。


こちらが 13番ホールの長いパー3です。213y。
ちょうど友だちの パトリックがティーショットを打ったところ。

画像をクリックで拡大します。


谷越えになっていて、かなり難しいホールです。
ホールハンディキャップは 2ですから、後半で一番難しいホールですね。

斜めに狙いますから方向にもよりますが、大体 165yキャリーしておけば谷は越えられます。斜めに狙うこと自体が難しいですよね。


コース図もリンクしておきますね。

クリックで、Bluegolf.comの当該ページにリンクしています。
(13番ホールのボタンをクリックしてください。)


ここで、「これってグリーンの方が高いかな? こっち(ティー)の方が高いかな?」ってなりまして。
二人ともレンジファインダーは持っているのですが、高低差を測るスロープ測定機能は付いてないやつを持っていまして。

このコースは友だちは初めてですし、私も覚えていませんでした。

上の写真で見た印象ではどうでしょうか?

私は向こうのグリーンの方が少し高いかな?って感じていましたが、友だちは向こうが少し低いんじゃない?って言ってました。


すると新しいパターを買って持ってきた友だちが面白いことを言い出しました。

『俺のパター、フェースバランスだからこれで見てみよう!』


友だちの新しいパターはこんなやつです。 ↓

画像をクリックでOdysseyのウエブサイトにリンクしています。


まぁパターはフェースバランスのパターならどれでも良いのですが、パター・フェースの水平面を利用して、高低差をチェックしてみようという訳です。

写真に撮ってみました。
撮ってはみましたが、焦点の合わせ方が人間の目ではありませんので上手く補正してくれません。 ということで 2枚撮ってみました。




言わんとしているところは表現できているかなと思います。

しゃがんでなるべく目線を低くして、パター・フェースの水平面に目の位置を合わせて、向こうのグリーン上のピンフラッグに向かって水平線を合わせてみます。

友だちの測定によると、『しゃがんだ目の高さが向こうのピンフラッグの真ん中の辺りに合う』ってことでしたので、そうするとこれはほぼフラットで同じ高さってことか。っていう結論になりました。


後付けになりますけど、Google Mapの地図で等高線も確認してみました。↓

画像をクリックで拡大します。


赤く x印をつけた位置が、13番ホールのティーとグリーンの位置です。
ほぼ同じ高さってことで良さそうです。


これ、意外と正確かもしれませんよ。
私はフェースバランスのパターを持っていませんので、活用できませんですが。(笑)



7/11/2019

ルー・リッキオ (Dr. Lucius Riccio) の法則


この間参加しました、スクランブル・トーナメントのイベントで登場したボール発射マシン。



こういったイベントでエンターテインするのが目的の会社がやっていて、エアーを注入したキャノン砲でボールを打ち上げます。

私たちのグループは、420y先のグリーンに 3発中 2発着弾。 (笑)


しかしこれですね、写真の右手前に私が持っていますように、ゴルフボールに直進性を確保するための羽根が付いてます。
これがないと相当 (左右に40-60yブレる模様です) 曲がるんだそうでして。

ゴルフボールを真っすぐに飛ばすのって、難しい訳なんですね! (笑)


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先日ゴルフ仲間のお友達から、「スコア = 95 - パーオン数 x 2 」 なる公式を教わりました。

存じませんでしたが、これ、リッキオ博士の法則というそうですね。

High HDCP、Low HDCPのアマチュアからスクラッチプレイヤー、プロに至るまで、大体この公式に +/- 2打の範囲に収まるそうです。

なんかすごいな。



この方がルッキオ先生です。

写真はUSGAのサイトから。クリックでリンクしてます。


USGAのサイトに、「Lou Riccio’s Golf Laboratory」っていうコーナーを持っていらっしゃって、スロープレー撲滅のための研究成果などをレクチャーなさっています。


米国式には、

(Score) = 95 - GIR x2 となりましょうか。 GIR (Greens in Regulation)

ラウンドごとにほぼ +/- 2打の範囲に収まるそうですが、ここは統計的に、私自身の過去10年間の年間平均データを確認してみました。

西暦年     Ruccio値     スコア          差         補正値
2008         76.8         81.2         +4.4        +2.4
2009         79.0         81.4         +2.4        +0.4
2010         78.8         81.1         +2.3        +0.3
2011         79.4         80.7         +1.3        - 0.7
2012         79.3         80.5         +1.2        - 0.8
2013         83.0         84.9         +1.9        - 0.1
2014         85.4         83.7         - 1.7        - 3.7
2015         80.9         81.9         +1.0        - 2.0
2016         81.0         82.4         +1.4        - 0.6
2017         83.1         83.6         +0.5        - 1.5
2018         83.5         83.2         - 0.3        - 2.3

2008年はラウンドのデータ数が少ないのでちょっとパーオン数と実スコア平均がかけ離れていますが、概ね法則に当てはまっています。

また、私の個人的なデータ管理の特殊事情として、今まで全部グリーンにほぼ近いパターで寄せる位置のボールは便宜上パーオンとしてカウントして整理していましたことから、ルッキオ先生のデータに使うべきパーオン率よりもパーオン数が若干高めに出てしまう傾向にあります。
大体ラウンドに1回ある程度ですので、パーオン数からは 1を引く (つまり Riccio値からは 2 を引く) くらいの数値に補正できるかと思います。 とてもアバウトですが。


2012年と2013年の間に大きくギャップがありますが、これは 2013年に両肘を謎の故障(四十肩の一種でしょうか?椅子が原因と思っています。)をしまして、無理にゴルフを続けてスイングを壊してしまったことにあります。

2014年はショートゲームが良かったというよりも、あまりにパーオンしなくなったために寄せやすい場面が多かったのかなと思われます。



・・・で、思うことはですね、この公式が非常に良く当てはまっているということは、「ゴルフのスコアはショートゲームだ」あるいは「Putt for dough drive for show」というみんなが思っているセオリーはあまり正しくなく、「パーオンすることこそがゴルフスコアの決め手である」ってことになりますね。

ちょっと身も蓋もない感じがいたしますけど、明らかにデータ的には真実です。
うーん、考え直さないとなー・・・。


(Score) = 95 - GIR x2 の公式が表現していることを手短に解釈しますと、「パーオンすると2打スコアが良くなるよ。」ってことですもんね。


差が +2を上回る場合は、ショートゲームが良くなかったかもしくは大叩きホールがあった場合などで、差がマイナスだった場合は逆にショートゲームが運よくすごい良いのが多くてパットも良く入った、っていうケースが想定できますが、あくまでもラウンド毎のブレの範疇であって、年間平均にすればこういうケースは均されてくるものと思います。


私自身の感覚では、10年前はオーバースイングで振り回して飛んでいたけどスコアはけっこう崩すことも多くゴルフが粗かった。という感じなのですけれど、
・・・実はよく飛んだ分パーオン数も多かった。ってことになります。


意外に喜ばしい点としましては・・・、
数字の推移を見ますと、ショートゲームはおおむね微々たるものではありますが少しずつ上達してきている様子です。(^^)

パーオン数は少しだけ持ち直しつつありますが、ドライバーの飛距離とともに落ちてしまった感があります。
(そろそろ青のバックティーからのラウンドを、白のレギュラーティーにする時期かもしれませんですね。まぁそれはそれとして。)


・・・とうことはですよ、いかに方向性を犠牲にせずにドライバーの飛距離を伸ばすか、ってところが課題になってきますね。

ショートゲームをすごい頑張って引き出し増やしてスクランブルの成功率を向上させたところで、平均スコアであと 1打良くなれば御の字ってことです。

パーオンをラウンドで 1個増やせれば、2打減りますからね。


ゴルフは如何に飛ぶかだろ? (ただしペナルティーは打たないように。)
っていうのは、PGAのプロに限ったお話ではないようです。