当ブログはもともとパッティング技術向上のために始めまして、パッティング・カテゴリーの記事が100以上ありますが、そのほとんどは技術的的な面でのやり方や工夫、物理的な原理などの記事になっています。
今回はパッティングに向かう際の気持ちの持ち方を整理しておこう、と思いました。
私の場合は、
今回はパッティングに向かう際の気持ちの持ち方を整理しておこう、と思いました。
私の場合は、
1.SP: ワンクラブ以内
2.ショートMP: ワンクラブ~ワンピン
3.ロングMP:ワンピン~32'(約10m)
4.LP:32フィート以上
ぐらいを目安に、これから向かうパットを分類しています。
求める結果に対する期待値の違いを整理して認識しておくと、不必要にがっかりしたり全能感持ったりしたりの浮き沈みを避けることができますし、冷静にゴルフのゲームプランをホール毎に締めくくることができると思っています。
上記の分類は単純に距離で分けておりますが、もちろん傾斜やアンジュレーション、グリーンの速さ、読みにくさ、コースの立地、芝の種類などでも条件は変わってきます。たとえ50㎝程度でもものすごく難しいラインもあります。
上記の分類は大体の目安です。
具体的には、これから行うパット別に「気持ちの持ち方」を分類しています。
1.SPは90%入れるマインドセット
2.ショートMPは最大限入れに行くトライをするマインドセット
3.ロングMPは確実に2パットに納めるマインドセット
4.LPは3パットをしないように「寄せ」るマインドセット
ということで、パッティングに臨む際の心がけを分けています。
これが何の役に立つかといいますと、パッティングのルーティンに入る前の、準備段階にそれぞれ違いが出てきます。
以前 ルーティンとリチュアルの記事を書きましたが、それより前のラインを読んだりする準備段階の部分に違いが出てきます。
1.SPでは、「90%入れる」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「インパクト時のパターヘッドの向き」です。
ストロークはグラグラしていても構いませんし、横のすごく切れるラインでない限りストロークの強さもあまり気にする必要がありません。
(そういう意味でいうと、良く曲がるラインではたとえば2フィートしかなかったとしても、ショートMPの括りの方に分類を変更します。)
そして可能な限りゆるゆるのグリップ感。揺るがないスタンス。
2.ショートMPでは、「最大限入れに行くトライをする」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「グリーン読みとしての、左右のブレイクの度合い、カップの入り口、カップインする軌道のイメージ、そして自分のパットのスピード、落ち着いたスムーズなストローク」に注意を払います。
若干クローズドのなることが多いですが、動きの出ないスタンス。
グリーンのスピードの距離感と曲がりの読みの両方が合致してこそカップインする、といういわゆるダイレクトにその日のスコアを左右するパッティングが、このショートMPの領域で最も重要です。
その日のラウンドの出来の良し悪しは、すべてここに詰まっているといっても過言ではありません。(次がグリーン周りのチッピングの出来で、その次がドライバーの安定性です。)
3.ロングMPでは、「確実に2パットに納める」ことを考えていまして、そのための最重要項目は、「1に距離感、2に距離感、3,4,がなくて5も距離感」です。
グリーンを読む際に、カップの後ろからやボールの後ろから読む以上に、ラインの横から上り下りを読むことが重要なパットです。
左右には50㎝以上も外れることはそうそうありませんが、前後の縦距離では2m、3m、時には4、5mもオーバーしたりショートしてしまうことも珍しくはありません。
この領域のパットに臨む際に有用なのは、「カップに対して一番低い方向に行き、姿勢を低くしてグリーンの一番低い方向からグリーン全体をカップを中心にして見渡してみる」ことです。ラインが一番よくみえてイメージを作ることができます。
運が良ければ入ることもありますが、5%程度ですから気にすることはありません。
セカンドパットに残る距離をできるだけ短くタップインに距離につけること、残すならできれば上りを残すことを念頭に、ジャストタッチの距離感で打っていくのがこのパットです。
4.LPでは、3パットをしないように「寄せ」に徹します。
そのための最重要項目は、「ラグパット」です。直径2-3mぐらいのパラソルをイメージし、だいたいその下に収まればいいな、くらいの気持ちであまり自分にプレッシャーをかけずにチッピングか転がしのアプローチを寄せる意識でロングパットを打てばよいと個人的には思っています。
我々アベレージプレイヤーのほとんどは、ロングパットを猛練習できる環境にはいませんので。
この距離になりますと、真っ平らで何フィート打つのにどのくらいのストロークが必要かということよりも、むしろ、グリーン上の起伏をボールがどういう軌道で転がっていくか、そして位置のエネルギーとして、ボールの位置とカップの位置のどちらがどのくらい標高が高いのか、ということを把握してイメージして打つことの方が全然大切です。
グリーンのスピードだってラウンドで毎回違います。
この辺りは本当に、グリーン周りからの転がしに近いイマジネーションが必要になります。
ただしパターですから、スピン量とか打ち方とか諸々は考える必要がありません。
昨今PGAツアーでも採用率が上がっていて、以前からSPには強みを発揮するだろうことが想像に難くない、いわゆるトルクバランスのパターを採用しないのは、ひとえにロングパットを打つ時に感触が湧かないからなんです。
フェースバランスのパターも感覚が湧きません。
PING Anser型のパターですと、PWウエッジの転がしと同じような感覚で打っていくことができます。
(個人的な感想です。)
以上のような大まかな区分をベースに、ダウンヒルスライダーとか、横のラインとかの特殊な対処・狙い方の必要な場面も出てきます。
また、私は16フィートを基準の距離にしていまして、例えば15フィート打てば丁度よい場面とかになりますと、距離は精度良く気にせずに決め打てるのでラインに集中することができてカップインする確率が上がるように思います。
得意距離としては28フィートとか32フィートもあります。
そういうとき、結構長いのが入っちゃうかもなー、って思いながら打ちます。笑
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富士小山ゴルフクラブをラウンドいたしました。
コンペで忙しくて写真と動画をほんの少ししか撮りませんでしたので、コースのウエブサイトの写真を貼っておきます。
非常にきれいなコースです。
紹介がないとなかなか予約が取れないのだそうです。
全体的にフェアウエーは広めでした。OB杭はほとんどのホールで気になりません。
アップダウンもあって、距離もありますし、良いコースでした。
特にグリーンが読みにくくて、下りが恐ろしく速くて、なかなか大変なコースでした。
しかも今回は、静岡シニアアマチュアの優勝経験者、静岡でもトップアマの方と同じ組でのラウンドでした。
この方↓
飛距離も出ますし、とても気さくな方で、ご一緒させていただいてありがたかったです。
スコアカードです。
この日のラウンドは、インコースからアウトコースへ。
コンペの第1組でのスタート。
出だしが池越えのパー3で160y、右に逸れて出て行ったボールは大きくドローで戻ってくる前に木の枝に叩き落されて、みなさんが見守る中での池ポチャからのスタートでした。笑
前半はパットが全く入らなくてスコアに苦戦しました。
パッティングは調子悪くないし、読みもそんなには外れていないのですが、惜しいところで全然入らず。カップの縁に止まること4回。
14番ではFW真ん中右寄りにあった木を避けてスライスで回り込むショットを打ったら、まともに幹に当たって真後ろに戻ってきました。
やっぱりああいう時は得意な方の右から回すショットを選ぶべきですねー。
後半の2番ホールは、バンカーからHRしまして反対側のバンカーに。ダボ。
といった感じのスコアでした。
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