3/30/2023

El Prado GC, Chino Creek Courseラウンド記録 (アプローチ動画とパッティング動画)

混んでいるはずの日曜日の朝に El Prado GCの Chino Creek Courseをラウンドしましたが、前日にキャンセルが入ったところに当日の朝予約を入れまして、結果的に我々の組は 2人でラウンドすることになり、前に3人の若者の組がプレーしていて、その前後は4人の組がプレーしているという状況になりました。


El Prado Golf Course


前の前、あるいは前の前の前の組は進みが速くなくてまぁまぁ各ホールで待ち待ちのラウンドになりまして。

そういう訳で時間的・場所的な余裕がありましたため、ラウンド中のアプローチショットやパッティングの動画をいくつか撮影することができました。ティーインググラウンドでなら、横に友達がいますのでスマホで動画を撮ってもらうことは比較的容易なのですが、パー5の3打目とか、長いパー4の3打目とか、普段はなかなか撮影は難しいです。

ところで、このコースでは電動のプッシュカートをレンタルしています。 


まだ他のコースではこのサービスを見たことがありません。
人気出るんじゃないでしょうか?


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ということで、撮ってきました動画を貼って行こうと思います。パットが2個、20-150yのアプローチが6個あります。

まずはスコアの方を

ラウンド・スコア記録です。

青ティーのコースレート/スロープは72.5/126、パーは36・36=72です。
(なかなか難し目のコースです。)

1 384  4 - 2
2 377  4 - 2
3 399  4 - 1
4 178  3 - 2
5 552  5 △ 2
6 371  4 - 2
7 180  3 - 2  
8 429  4 △ 1
9 555  5 - 2

10 385  4 - 1
11 398  4 - 1
12 401  4 - 1 
13 520  5 - 1
14 189  3 △ 1  Sx
15 413  4 - 1  
16 175  3 △ 2  Sx
17 512  5 - 2
18 440  4 △ 2

38(16)・ 39(12)= 77(28)

コースコンディションとしましては、このところの雨が多い天気に対策しているらしくフェアウエーが刈りこまれておらず芝が伸びていてまるでファーストカットのラフのような状態で、ところどころ柔らかい地面の状態と合わさってDRのランがほとんど出ないため、私には距離がキツいコンディションでした。セカンドショットはほとんどFWウッドかハイブリッドでした。
(ぼうぼうの芝は動画にも映っています。)

雨量で池が拡大しているホールもありました。
こんな感じ。↓  (池の中に木が立ってしまっています。)

18番ティーの後方の池


スタートから 4ホールは順調にパーを重ねていけまして、5番ホールのパー5でドライバーを右ドックレッグのホールで右側に打ってしまいまして、角度的にキツくなった2打目をハイブリッドで短めに左サイドに刻もうとしたショットがラフの芝と傾斜でズラされて右へ出てしまい木の枝に当てる痛恨のミスから、4オン(ボギーオン)になって寄せた4歩が入らずボギー。


つづく6番ホールのグリーンから撮影をちょこちょこと、タイミングを見ながら撮り始めました。


6番ホールはアゲンストの読みが足らずに 2打目が若干短くて奥のピンに対してグリーン手前にオンでしたので、このパットは約40フィート(13ヤードちょい)ありました。(17歩)

軽い登りのスライスラインと読んで打っていますが、思ったよりも曲がりませんでした。
ボールを見ますと、止まり際に気持ち右に曲がろうしている様子がうかがえます。(笑)
エアレーションのパンチ跡がまだ残っていて、回復しきっていないグリーンでしたので曲がりが少ないのと、パンチ穴の列にボールが乗っかってしまうこともありますから、この日はパッティングに関しては結果に神経質になる必要ないコンディションでした。

かすりもしていませんが、距離がコントロールできていましたので満足なパットでした。


こちらは9番ホールのパー5の3打目です。


パー5なのですけれど、555yと長いですし途中から登っていますので、3打目も128yと結構距離が残っています。右ドッグレッグのホールですので角度的にセカンドをこの左サイドに狙って持ってきています。
このショットは 7番アイアンくらいでコントロール気味、グリーン右脇手前サイドのバンカーに入れないように打っています。いつものようにちょい左ズレでグリーンの左サイド奥目にオン。


11番ホールは右サイドの池を回り込む格好で打っていく長いパー4で難しいホールなのですが、この日はティーが白ティーの位置まで前に設定されていました。


この位置は普段は池越えにはならないのですが、この日は拡張していた池越えに。(笑)

この写真のように、↓ どの辺が池の淵だったのか分からなくなっています。数ヤード右側に池の淵があったはず。



ということで、150yのセカンドショットを6番アイアンのほぼフルスイングな感じのショットで打っていきました。
このホールもグリーン右サイド手前にバンカーがありまして、このショットはグリーン左に少し外れています。この後のチップショットをクロ狙い2.2で1歩に寄せてパーセーブ。


続く12番は撮影していませんが、嬉しいプレーができました。
401yと長いのにセカンドをヒール気味に打ってミスりまして、70yも残してしまったのですがそこからワンピンよりだいぶ長い12フィートにつけまして、このパーパットを入れてセーブしました。こういうのは特に嬉しいです。


ウエッジやアイアンでのアプローチを撮りたいっていうことで、パー5の動画が多くなります。こちらは13番ホールのパー5です。


3打目をグリーン左に外して、この位置に来ました。
ピンまでは23yです。ポンっと打ち下ろすとちょうど良い距離でしたので、クロ狙い2.2ではありますが、距離感よりもむしろライの方に気を付けつつ打っています。なんとかパーセーブ。

後半はここまで結構グリーン周りでしのいでしのいで来ている感じでした。

(次のパー3の14番で左へ引っ掛け気味に打ってしまい、左サイドのバンカーに入れてボギーを打ってしまいますが。しかも出ただけのを必死に寄せて3オン(ダボオン)ワンパットのボギー。)


15番は長いパー4で、この日はDRのランも出ず、2打目が170yでクリーク越えの240yも残っていまして、2打目を頑張って打ってこの位置に。


3打目はピンまで軽い登りの44yでした。
フェアウエーなんですけど、ライとしてはファーストカットのラフみたいな感じ。
このショットは、54°で打ってるっぽいです。

本人としては、もうちょっと低い弾道が頭にイメージされてましたが、登り傾斜とウエッジのバンスでボールが勝手に上がった感じです。音的にもこれはばくっとした音でバンスで打ってますよね。
これがグリーン上でよく転がって奥目まで5歩ぐらい行ってしまったのですが、しぶとく入れてパーセーブしました。

(次の16番のパー3でも、ヒール気味に打ってしまい距離が出ず手前のバンカーに入れて、ボギーを打ってしまいました。後半のパー3が良くありませんでした。)


次もパー5です。17番ホールの3打目。


ここから78yありました。
これはおそらくPWか9番アイアンだったと思います。ここのグリーンは左右の手前にバンカーがあります。(映像で見えている左サイドのバンカー色のものはカート道です。)
分厚い草でクラブが綺麗に抜けにくい雰囲気の音です。でもボールを先に打っているので助かりました。自分で思っているよりも右に出ましたが、右のバンカーまでは行かず右サイドにオン。
バーディパットは12フィートぐらいでしたので入れたかったのですが入りませんでした。


最終18番です。このホールは444yと私には長すぎて、登りっぱなしで、いつも届きません。


この日はティーが前に出ていましたが、ランが全くでないフェアウエーで、結局届きません。セカンドも3Wを良い感じにパーンと打ったのですが、届かずにこの位置。フェアウエーセンターで残り53yの登りです。
このショットも15番と同様に54°で打ってます。平地でキャリー52yのショットを打つつもりで打っていると思います。
ピンに真っ直ぐに、とても良い感じで行ったのですが、ピンの奥のグリーンのカラーまで行ってしまいました。良いショットだったのですけれどねー。

距離的には、12フィートの下りです。


もう一人のチップショットがトップしてしまったボールが通り過ぎてから、ルーティンに入っています。もうこのパーパットはものすごく入れたい気持ちで。下りの若干スライスラインですから、なかなか入らないパットではあるのですが。
惜しかったです。ちょっとだけスピードが足りませんでした。ぴったり目に打っていますので思ったストロークはできていますので満足ですが、入れたかったです。


コースで打っているショットを、フォーム気にしつつ打ってる練習とかではなくて、寄せる気持ちで実践で打っていっているショットをこうして客観的に見る機会っていうのは案外ありませんから、今回はとても良い参考になりました。
いろいろ直したい点とかは見えますけれども、概ね思ったような感じでプレーできているようです。
草擦りのリハーサル素振りも忘れずにやれている様な感じです。

パーオン率が前半と後半で雲泥の差ですが、本人としてはグリーンに乗ってもちょっと外でも打ったショット的には大きな差ではありませんので、特に後半にショットが乱れたとまでは思っていません。
スコア的には、もしパーオンしたホールや、チップインでバーディが取れていたらもっと良かったのですが。運が必要ですからね。

でも、後半のパー3ふたつをカチカチの水が溜まったバンカーに入れたのはちょっといただけません。待ち時間が長い時にリズムをキープする手段をとらないといけなかったと、後から思いました。(ゾンビ立ちをすっかり忘れていました!)


3/27/2023

パッティングやショートゲームの転がしの際の歩測について

サンディエゴにいる友達に呼ばれまして、The Golf Club of California をプレーしてきました。

こちらのコースのサイトに写真があります 7番ホールのパー3には、グリーン内バンカーがあります。

7th hole, 171y par3

ピンの位置によって、狙う場所が変わってきますね。
我々がプレーした日のピンは、バンカーのやや左後方でグリーンの奥の方でした。
私のティーショットは、右奥の後方にグリーンを外したところでした。運よくワンクラブに寄せることが出来ましてパーをセーブしました。
前回はグリーン上のバンカーを挟んだ反対側に乗せてしまってボギーでしたのでこのホールはリベンジしました。(笑)

青ティーからですと、コースレート/スロープレートが 72.0/132 ですので、6,500yではありますが難しいコースです。昨年初めてラウンドしまして、今回が 2度目です。


この日は雨続きの週の土曜日に運よく雨がやんでくれた最中で、写真の様に霧というか霧雨というか、もやーっとした天候でした。
下の地面も柔らかめで、バンカーのいくつかには水が溜まっていました。

こんな状態で始まったにもかかわらずショットは好調で、出だし5ホールはグリーンを捉えてパーオン達成して2パット、6番でパー5なのに3打目をミスってパーオンに失敗、3歩に寄せるも外してボギー、8番の423yと長いホールで3打でボギーオンプランでプレーしているのにチップショットをトップ目にミスしてダボオン・ツーパットのダボにしまして、前半は39。

後半は13番のやはり404yと長めのパー4で、フェアウエーが2つに分かれている一番難しいホールでグリーン右手前のガードバンカーに入れ打ち過ぎてグリーンオーバー、なんとか寄せてボギーにした後の14番パー5で3打目が2歩に付いてくれてバーディ、16番パー3でグリーン外して寄せきれずボギー、続く17番でも408yのパー4でGIRできずに寄せるも4歩のパットが入らず2パットでボギー、ということで、38。トータル77で、ディファレンシャルが 4.3でした。

決してやさしくないコースでしたので、ダボはありましたがショットは調子良い方で満足なラウンドでした。2時間かけて行った甲斐がありました。


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私はパッティングの際に必ず歩測をします。
ということで今回は、歩測についてメモしておこうと思います。


距離を打ち分ける上で、打とうとしている距離を把握しておくことは大切だと思います。
フィーリングだけでプレーしていて、むしろその方が距離感を出せる、というゴルファーもいらっしゃるかもしれませんが、後々へのフィードバックとか改善とかコースごとでのアジャストメントとか考えますと、距離は把握しておいた方が良いと思います。

私が敬愛してやまないデーブ・ペルツ先生は、1歩が1ヤード(約91.4㎝)になるようにトレーニングして歩測に利用しているそうです。

当ブログの先輩、決め打ちパットの使い手のノリさんは、駅と外のタイル(20㎝角、40㎝角)などを利用して80㎝幅で歩く練習をなさったそうです。


ただし、

デーブ・ペルツ先生は190㎝もある大男ですし、例えばパッティングの真っ直ぐなピュアインライン・ストロークとかでも「2万回も練習すれば身に付く」とかにべもなく述べてしまう方ですので、ピッタリ1ヤードで歩けるのだと思います。

ノリさんも180㎝を超える長身の方で、日本人男性としては大柄、ご職業柄外で歩く機会が多い方ですから身に付けることができたのだと思います。

写真はイメージです

もし練習するとしたら、例えば横断歩道の縞々は 90㎝間隔になっていますので、1ヤードの練習にちょうど良いですね。
点字ブロックは (使わない方が良いと思いますが) 30㎝角のものが多いそうです。

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歩幅を一定させる歩行練習自体は「ゴルフのため」ということで行えばそれなりに楽しいかとは思いますけれども、私の場合は練習しない方向で考えました。

先に書きますと、結果的には、私の1歩の歩幅は約70㎝くらいです。
練習は全くせず、普段の自然な歩幅で歩き、10歩の距離を測定して平均する方法を取りました。

10歩歩いた距離の結果が、大体23フィート(7.01m)に集まっていました。
ズレることもありますが、ブレの幅としては大体 23フィート +/-8インチ(約20㎝)以内ぐらいに収まっています。
1歩辺りにしますと、+/-2cm以内のブレですからゴルフのパットにはさほど影響なく使える範疇の誤差です。

自然に歩いているだけですので、練習は全く不要です。

10歩が23フィート。

なにかとても中途半端ですが、日々、変わっていないかどうか床のタイルカーペットなどを利用して確認するにはキリが良いフィートの切れ目でそれなりに都合が良かったです。

これ、自然なリピートできる歩幅であれば、64㎝であろうが86mであろうが、キリが良い数値に修正する練習しなくても良いと思うんですね。


グリーン上ではもう、自分の 1歩をグリーン上での単位としてしまう。
それでその単位に対して、このストロークは 8歩のストローク(基準)、これが4歩のストローク(半分)、16歩のストローク(2倍)、っていう格好でそのまま使えば、自分専用に使うためには換算とか全く要らないと思うのです。

後でブログでラウンド記を書くとかの時に、あれは10歩だったから、86㎝ x 10 = 8.6mか、っていう時に換算するくらいで、普段のラウンド中は、10歩は10歩という単位の距離、として扱えば全然支障ないんですよね。




友達と普段ラウンドしている最中には、ワンクラブが 3フィートぐらい、ワンピンが 8フィート、7歩が 16フィート(5m弱)くらいで、10歩が23フィート(7m)、14歩が 32フィート(10m弱)、くらいが頭に入っていますので、会話するにも困っていません。

日本でプレーなさっているゴルファーは、なぜかグリーン上でだけはメートルで表現される方が多いので、まぁ例えば 1歩が64㎝でしたら10歩が 6.4m、5歩が 3.2mとかの換算は計算ってほどでも無いですしね。

まぁもちろん換算しやすい歩幅が身に付いていれば便利には違いありませんけれど。不可欠ではないと思います。


自分の普段の自然な歩幅を基準にしますと、日が経ってくるとだんだん伸びるとかだんだん縮むとかもありませんし、+/-に前後してブレても、10歩も歩いて20㎝ (1歩辺り2㎝)くらいなものだろうと思います。安定して使えます。


もっと肝心なのは、「左足から右足までの幅で気持ちよくストロークしたら、8歩転がる」とかの基準のストロークの出力が一定して出せる、っていうことの方がパッティングにとっては重要と思います。

こちらも、なるべく自分自身の事前な動きを大切にして、できるだけ一定の結果を出せるようにしたいです。


これからパットするラインの距離を補足する際に、できればカップの向こう側からラインを読んだりする際の歩行を利用して、往復の方向で歩測をすると良いと思います。
やはり人間、上り坂では歩幅が多少狭まったりします。グリーン上は傾斜きつくても3%がいいところなので、ほんの多少ですけどね。往復で歩測すれば、大体間違いないです。


4歩(1/2)、8歩(基準)、16歩(x2)っていう風にストロークの出力が出来れば、グリーン上の歩測の単位は自分だけに特有の「」で用が足ります。



3/22/2023

ショートパットの確度を上げる方法論と取り組み (Green River GCでパープレー)

このところ良くラウンドしているコースの一つ、Green River GC にて、2023年初のパープレーが達成できました。

今年は1月に +1オーバーがありましたが、パープレーは素直に嬉しいです。

7番ホール パー5のティーショット


スコアカードです。
今回のバーディー3つはどれもかなり長いパットが入ってくれたもので、まぐれを活かせた格好です。


コースレート/スロープレートは、青ティーからで 71.7/125ですので、この日のラウンドのディファレンシャルが 0.3になります。(スコアカードはまだ古い数字のものを使って消化しているようです。)


1番ホールのティーショットです。かなりの打ち降ろし。


ちょっと雨が降っていますが気にならない程度、終始曇天でした。

意図していたよりも少しドローが強くかかり、2打目はフェアウエー左の木に枝に少し阻まれてグリーン左いっぱいのバンカー上に立っていたピンは狙えない状況に。(打ち出し方向に真っ直ぐならベストでした。)
そこから約145y、6番アイアンでフックに打ってグリーン右端から運よくグリーンに転がし上げました。(元々狙えるピン位置ではなかったです。)
パットはグリーン上の尾根を越えて36フィート(約11m)もあったのですが、まぐれのカップインでおはようバーディ。

7番のパットも12番のパットも20-30フィートはありました。
そうそうあることではありませんので、運が良かったと思います。

今度またアップロードいたしますが、この日は試しに購入しました新しいドライバーシャフトを持ち込んでいまして、幸先の良いスコアでしたのでまずまずではあるようです。写真を見ますと、まぁまぁな程度にトゥダウン的な挙動をしている模様です。(特によく飛んだとかという訳ではなかったと思います。)


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さて、ショートパットについて、です。

パッティング技術の向上を目指して15年前に立ち上げた当ブログですが、当初 10年くらいはショートゲームのカテゴリーの記事があまりなかったのですが、このところはだいぶ増えてきました。

一方、依然としてパッティングに関する項目には情熱的な温度感を常に高く保っています。


ショートパットに関して、データには取っていないので説得力的にはどうかなっていうところではありますが、個人的にはこのところかなりしぶとく入れるショートパットの確率が上がって安定している感がありまして、気が付いたことをメモしておいて取り組みに繋げようと思います。




今までにショートパットについても何度かブログ記事に書いています。

最近書いたものがこちらの二つで、



この時に、

これはちょっとした発見かもしれません。 
体の重心の安定という観点で、傾斜からのロングパットとかも含めて検証していってみたいと思います。 
ひょっとするとひょっとするなぁ、これ。

って書いていたのですが、体の重心を安定させたストロークっていうのは間違いなく
ショートパットの確度を上げる一つの鍵になると実感しました。


次にこちらの二つの記事 ↓ は、タイガーがものすごく強かった時期にずば抜けていたのが、圧倒的な飛距離とかマジックのようなグリーン周りのショートゲームという印象がありながら、実は桁違いに他のツアープロとの差を開いていたのがショートパットだったという記事です。



こちらの二つの記事 ↓ は、よそからアイディアをもらってきてトライアルしましたが、失敗に終わりました。



そして、データ的な基本は、以下の二つの記事に書かれています。

 (1.8m~2.1mのパットにおいて、PGAツアー1位のプロと100位のプロですごい差が付いているデータが載っています。)


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今回の焦点は、ショートパットの確度をあげるとは言っても、競技とかのラウンド内でのショートパットを、ここっていうクラッチな場面でビシッと確実に決めて外さない、とかそういう主旨ではありません。


むしろ、ラインを読んで思ったスパットに思ったスピードで打ち出して、自分的に満足な出来のストロークをして、結果的に統計的な意味でショートパットが年間通して良く入っていた、っていうショートパットの確度を上げる方法を考えています。


横道にそれますが、これとは別に年間のトータル的なパット数を減らすという意味では、というよりもゴルフするときはいつでも、ってことになってきますが、こと「パット数を減らす」という観点からしますと、堀川未来夢プロがこのショート動画で語っていることに尽きます。

これがもう究極です。


内容的には、『朝のパッティング練習でとにかく時間を費やした方が良いのは、ロングパット。 2.5mぐらいの距離では世界で一番上手い人でも53%、下手なプロでも47%で大きく差はでない。1m以内であれば 98%はカップインする。この2.5mと1mの差の約50%はものすごく大きいので、とにかくこの1m以内に入れるかどうかに尽きる。』っていうことで、これがもう究極で間違いありません。

ファーストパットでもチップショットでも同じことで、当ブログではこの「約ワンピン(2.4m)とワンクラブ(90㎝)の差をハッスルゾーン」と呼んで重要視しています。 


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もうひとつ前置きがあります。

「この勝負パットを絶対に決める!」的なパッティングは、ツアーで戦うプロには4日目に必要になってくる場面はあろうかとは思いますし、ツアープロのメンタルとしては常にバーディーを獲りに行く、どのパットも入れる、っていう姿勢が必要なのだろうと思いますけれども、

...そうしますと、こういうことが起きてしまいます。↓

セルヒオ・ガルシアの6パット


ダニー・リーの6パット


もう最悪で、見ていられません。

どちらも短いパーパットを「決めに」行っているために事故が起きています。
普通は 3パットまでには収まっていることがほとんどでしょうけれども、このお二人の場合は雑さが出てしまっていいる感は否めません...でも、プロの場合は次のパットを短く残すとかは頭になくて、必ず入れに行くから、っていう要因が少なからずあろうかと思います。
(こういう極端な例は、過去にイップスで苦しんだ経験があるとかの要因も影響しているのかもしれません。)


一方、私のレベルのゴルフの場合は、パットに限らず、

・いかに大叩きの事故を起こさないか。
・往復ビンタをどう避けるか。
・連続OBをしないためには、同じ位置から同じクラブで打たない。

...といった項目を重要視すればよいと思っています。 

スコア的に、アグレッシブに決めに行く必要がないからです。
ゴルフをプレーする目的が違うんですよね。できるだけ少ないスコアでラウンドしたいというところだけが僅かに共通してはいますが。お金は賭けていませんし。
たとえ競技に出たとしても、私はプレースタイルを変えないと思います。(プレッシャーとかでミスは増えると思います。でもマネージメントとかショットの選択とかは変えないと思います。)


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さて今回の、「ショートパットの確度を上げる方法論」ですが、考えていますのは、3フィート(約90㎝)から 4フィート(約1.2m)までの是非ともカップインしたい範囲(私が本来ショートパットと思っている範囲)、そして 5フィート(約1.5m)から 8フィート(約2.4m)までの入れごろ外しごろの範囲(短くないけど条件によってはショートパットと言ってもよいかな、の範囲)をほぼ共通に扱った取り組みになる予定です。

これに関しましては、たとえ 2フィート(約60㎝)であっても横の曲がるラインでとても厳しいパットの場合もありますし、例えば12~14フィート(約3.6~4.2m)もあっても通り過ぎたラインを見ていた返しの登りで高確率でカップインできるパットになるケースもあったりはします。


上記の長い前置きに書きました前提の通り、ショートパットでも次のパットの入れやすさを考えたパッティングをしていく。というのが骨子になります。グリーンの傾斜の真横のラインから往復ビンタを避けるパッティングと同じ要領です。


何度も何度も持ち出してきますが、


この考え方が私のパッティングにおきましては絶対です。
必ず次のパットのことを考えます。(案外入ったりもします。)

例えば、1mも通り過ぎる強気のしっかり打ったパットはツアープロが使うものであって、私は真似をしないことにしています。
(もちろん普段のラウンドで、読み違えてて、とかミスして、1m以上通り過ぎることもままあります。)


練習をするときに、自分がストロークして転がした距離を最後まで確認したいので、入らないカップがとても有用です。
カップに入ってしまいますと、どのくらいの強さでストロークしていたか結果の判別が分からなくなってしまいますので。


私のパッティングスタンスはやや変則でボール位置は左足踵内側くらいの位置、左目の真下にはボールをセットしていません。
右から覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方視界に入っています。見えていますので、ヘッドアップをしなくてすみます。

カップの上を通過した後、どこまで転がるかをしっかり確認します。
理想的なのはオプティマムスピードで、カップを17インチ(約42cm)通り過ぎて止まるスピードで打てれば、カップインの確率を最大化できます。
 
17インチ(約42cm)って実際にはすごい短くて、いわゆるジャストタッチでカップにやっと届く感覚に近いです。「カップを通りすぎる」意識を持ちますと、大抵オーバーしてしまいます。


先日記事にしました横からの曲がるラインのパットの場合ダウンヒルスライダーの場合はは例外で、さらにジャストタッチでカップ上に止まる距離感でパットをできることが成功のカギになります。(理由はリンク先をご参照ください。)


総合的には、距離感がどれだけ出せるか?ということと同時に、カップ周りの傾斜をどれだけ正確に読むことができるか?ということがポイントになってきます。

カップを過ぎた後に、どんなラインでどこまで転がるか、をよく観察しておくことを練習します。次のパットに役立つ情報であると同時に、今打ったパットの将来に向けての改善のデータになります。
次のパットを必ず頭に入れておくようにしています。


縦位置の、登りか下りか、どの程度の傾斜か、という読みは、ラインを横から見ることによってある程度読むことができます。


ショートパットといえども、スピードの管理は非常に重要です。真っ直ぐ目な平らとか登り傾斜とかではガツンと打っても入りますが(ちょうど室内用のパッティングマットの持ち上がったカップの様に)、曲がるラインや、横のライン、などでは、ボールのスピードによってカップイン可能なラインが全然変わってきてしまいます。
ラインの曲がり幅と、ボールのスピードが、両方揃って初めてカップインします。

ショートパットを外してしまう原因の85%は、引っ掛けとかプッシュといったストロークが原因ではなく、ボールスピードが合っていないまたは傾斜が読めていないことが原因である、とDave PelzがPutting Bibleの中で述べています。

毎日パターマットで真っ直ぐ打って2mを繰り返しカップに入れる練習は15%の部分の改善にはなっているけれども、85%の部分の改善には全く寄与していない訳です。


ショートパットにおいても、極力スピードのコントロールに気を付ける。
パッティングの練習グリーンで横の曲がるラインを再度練習してみまして、自分がいかに荒っぽくいい加減だったか実感いたしました。

私の場合は、1歩(約70㎝)、2歩(1.4m)、3歩(2.1m)という打ち分けはある程度練習していますが、曲がるショートパットに対処するためにはもう少し細かくコントロールしたいなと思いました。


繰り返し練習というよりは、小さな距離を打つ時のストロークのスピード感をもう一度よく見直してみる取り組みを考えています。

これは、家のパターマットとかでも効率的に練習できます。

持ち上がったカップは使わず、カップには入れずに、2フィート(60㎝)、3フィート(90㎝)、4フィート(1.2m)、5フィート(1.5m)、6フィート(1.8m)のところに印をつけて、そこへ止める練習をすれば良いですから。
(この練習、ちゃんとできるかどうか取り組んでやってみます。)

この練習やってるゴルファー、私も含めてあんまりいないんじゃないかと思いますが、相当効果が出ると目論めるかも?と思っています。


3/18/2023

ハイブリッドの6番 SIM2 Max Hybrid #6 (GDの記事『5番アイアンちゃんと打ててる?』)

Hemet GCの 7番ホール、202yのパー3です。


風がアゲンストになることが多いですかね。
このホールは割合に相性が良い感じです。3Wで打つことになって、方向性がよいショットが出ていないと厳しいですが、でも割とセットアップして構えやすいといいますか。

このコース、全体的にすごく好きです。
ベントグリーンなのが特に良い!と思います。


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こちらの大変に「辛辣な」というか、むしろ「親切な」というか、かなり驚きのデータに基づくGolf Digest 誌からの提言記事を見まして、私としては個人的に納得せざる得ないな、という感想を持ちました。

ご紹介します。


New study reveals the harsh truth about 5-irons
(新しい研究調査によって 5番アイアンに関する残酷な真実が明らかになった)
https://www.golfdigest.com/story/7-iron-longer-than-5-iron


という、こちらの記事です。

Golf Digest 誌のウエブには、Hot-List っていう出たばかりの新商品をテストしてみました...的なコーナーがありまして、様々な実力レベルのパネラー(試打する人たち)を揃えていて、その都度打ってみたリビューや採ったデータなどをもとに各メーカーの新商品を紹介しています。

その Hot-Listで採ったデータをもとに、今回の記事では、「君たち 5番アイアンまともに打ててる?」っていう内容です。


データ入りの部分を抜き出して訳してみます。

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Using data from the Rapsodo MLM2Pro at this year’s Hot List testing summit, we looked at five of our Hot List panelists with driver swing speeds just slightly under 90 miles per hour. The average distance between the 7-iron and 5-iron for that group was just five yards, and none of them showed an adequate distance gap between the 5- and 7-iron. Two actually carried the 7-iron farther than the 5-iron. Only one in the group recorded a yardage gap between the 7- and 5-iron in double-digits, but even then the 16-yard gap would not be nearly enough to accommodate three clubs (5-, 6- and 7-iron).

今年の Hot-Listのテスト集会で Rapsodo MLM2Pro (弾道測定器)のデータを使って、ドライバーのスイングスピードが 90mph (40.2m/s)を少し下回るパネリスト5人のデータを見てみました。7番アイアンと5番アイアンの平均の飛距離の差は僅かに5yで、誰一人として十分な番手間のギャップを持っていませんでした。このうち 2人は実のところ7番アイアンのキャリーの方が5番アイアンよりも飛んでいたのです。5人の内でたった 1人だけ、7番アイアンと5番アイアンの平均の飛距離の差が二桁を記録しました。しかしながら16yの差は、3本のクラブ(5番、6番、そして7番アイアン)の間の距離の差としては全くもって十分とは言えません。

(中略)
*注: ここで昨今のアイアンはストロングロフトが進んでいて、上がりにくくなっている(キャリーが出にくくなっている)という解説が挟まります。


In fact, research from Mizuno showed that at 7-iron swing speeds between 70-80 miles per hour (LPGA level and better), a slightly higher lofted 7-iron (like 31 degrees) is going to carry farther than a lower-lofted 7-iron (28 degrees)

事実、ミズノが行ったリサーチによっても、7番アイアンのスイングスピードが 70-80mph (31.3-35.8m/s。これはLPGAレベルかそれ以上)であっても、ロフト角の立った 28°の7番アイアンよりも、すこしロフト角の大きい 31°とかの7番アイアン の方が距離が出るという結果を示しています。

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私は7番アイアンのヘッドスピードは把握していませんが、ドライバーでのヘッドスピードがだいたい 88-92mph(39.3-41.1m/s)ぐらいで、ほぼほぼこの記事のスピードに当てはまります。
ものすごく上手く行った時でやっとこ94mph(42m/s)が出る程度です。(かつては振れば99mph(44.3m/s)ぐらい出せたのですが...)


そうかー、ヘッドスピードが楽々90mph越えていないと 5番アイアンは厳しいかー。っていうのはすでに自ら感じていまして、私の 5番アイアンはクロスオーバーのアイアン型UTです。

このCallaway X-Forged UT Iron 24° (2018)は旧型の方ですが、トップブレードも薄く作ってあってほとんど(今どきの中空構造の)アイアンにしか見えません。


今のところまぁまぁ打ててはいるとは思いますが、最近の動画だとこちらの記事のショットがこのクラブで打ったショットです。↓


16番は景色がすごいので、セカンドショットも動画を撮りました。


見えにくいかもしれませんが、よく見ますとグリーン前にクリークが横切っています。
友達の一人は気付かずに入れていました。(結果的には水はありませんでしたので、友達はクリーク内からチップアップしました。)

このショットはとても上手く打てました。
キャリーを150yぐらい見て、クリークを越えてグリーンちょい手前にバウンス、カップまで6歩のバーディーチャンスに付きました。外してパーでした。


お友だちの Dr. Golf のさすらいさんにアイアン型UTのクロスオーバーの良さを教えていただきまして購入、昨年の 3月から愛用しています。
残りのアイアンはPXGでこれだけがキャラウエイのクラブです。

打てていない訳ではないと思いたいのですが...

ボールの上がりやすさ、グリーンを狙って捉えようとするときのスイングのリラックス度、ファーストカットのラフなどの対応、FWバンカー、ミスの出る確率など、いろいろと状況を考えますに、個人的にはこの一つ上の距離を打つのに使っている Hybridの 4番 SIM2 Maxの方がむしろ打ちやすいと感じているかも知れないな、と思い当たります...。


Hybridの 4番もSIM2 Maxに揃えることにしました。シャフトは同じVentus Blue 6Rです。


...ということなどを色々踏まえまして、SIM2 Max Hybridの 6番を導入することにいたしました。(中古品を購入)
Callaway X-Forged UT Iron 24° (2018)を抜いて入れ替える格好です。


6番ハイブリッドもシャフトは4番ハイブリッドと同じVentus Blue 6Rです。
シャフトの重さのフローを合わせるために、シャフトに 3g程度の鉛を貼って調節しました。


これで、SIM2 Maxのドライバー3番ウッド5番ウッド4番ハイブリッド、そしてこの6番ハイブリッドと、ウッド類 5本は全部 SIM2 Maxで揃えた格好になります。

SIM2 Maxはどれもものすごい打ちやすくて、とても好きです。


しばらくは両方のクラブを確保しておいて、どちらが使い勝手が良いのか実際のラウンドでいろいろな場面で使いつつ、14本のラインナップを調整していってみたいと思っています。


* すでに 2ラウンドほどこのSIM2 Max Hybridの 6番を使ってみましたが、並行して使って確認するまでもなく、これはもう入れ替え確定です。すぐ上の3行、撤回します。(笑)
平たく言うと、5番アイアンちゃんと打ててないじゃん?ってことになるかも...

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3/13/2023

砲台の登り坂斜面からの各種アプローチ比較、状況によるプラス点とマイナス点


今回は、題記の「砲台の登り斜面からのアプローチ比較」です。
...といっても大層なことはしていませんで、一か所から動画を撮ってみただけですけれども。


ラウンド前にチッピングエリアで練習しつつ動画を撮ってみました。

1. 6番アイアンのころがし
2. D-Chop (8番アイアン使用)
3. クロ狙い2.2 (58°)

の順番に3ショットです。

ちょっとカメラのセットが低くてグリーン面が見えていません。
(このケースでは、砲台ですが打ってる本人にはグリーン面が見えています。)


砲台の上り坂の斜面から、ピンまで15yくらいの距離でした。
ほんの少し雨がパラついているのが映っています。お天気雨。

状況としては、傾斜がかなりキツめの砲台グリーンの花道の想定。
登っていますがグリーン上はほぼ平らです。
ボールは砲台の下まで降り切らず、途中なのでライも傾斜している。
芝は冬芝でペタペタの状態。
このコースのフェアウエーはバミューダ芝です。暑さには強いけど寒さにはあまり強く無い芝で、まだ黄色く枯れていてペタペタの状態でした。下の地面は見た目通りにやや硬めです。

(画面では短く見えますが) グリーンの外が登りでまだエッジまであと 7歩(約5m)ぐらいもあって、パターで行けないことはないけど距離感的に、芝目が順目ではないですし登り切った後の勢いを予測でコントロールするのはちょっと難しいかな、っていう状況です。(パターでも同じところから2回目を転がせば寄るでしょうけど。)
ちなみに砲台の傾斜は芝目が上から下っていうところが多いです。芝目が上へ向かうことはほとんどありません。

これはですねー、一長一短あって、4.テキサスウエッジ も含めてどれで行くか私の場合はちょっと悩む状況です。


動画を見ていただきますと、それぞれのショットで上がるボールの高さとか、ボールが出ていく勢いとか、 (グリーン面での転がりが見ていただけないのは残念ですが)、雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。



動画から、それぞれの画像をキャプチャーしました。

まずは、1. 6番アイアンのころがし です。


ふり幅小さく、コツっとストロークをして転がしています。
この時に気を付けているのは、(実はどのショットでも同じですが)フェース面が開いたり閉じたりせず、そのまま上がってそのまま降りてくるイメージです。

こういった傾斜がキツいライでは重心がズレてダフったりしやすいですから、体の重心を動かさないように注意しています。おまけにペタペタのライですから。
ふり幅が小さいことがこの場面では有利に働きます。


フィニッシュの形のまま、ボールの転がりの行方を最後までしっかり見ます。
よく観察して、返しのパットの準備をすでにここでしている訳ですので、ここは特に大切です。

ボールの弾道は、6番アイアンでしかも地面がアップヒルですから地面すれすれで低いです。どこまでキャリーしたかもほとんど意識になく、でも距離に影響する抵抗が大きい部分は滑ってスキップして通り過ぎている感じで、テキサスウエッジよりも距離感が出しやすいのかな、と思います。
ただ振り幅がとても小さいですから、力感によってばらつきの範疇でちょっと強すぎたりっていうのが出やすい傾向はあるかな、と思いました。

この動画のショットも、カップに良い感じで転がって行って、カップを過ぎてから傾斜でスーッと左の方へ 2クラブぐらいオーバーしてしまいました。ワンピン以内には入っていますので、まずまずです。
一番安全な怪我の少ないショットではあると思います。



次のショットが、2. D-Chop (8番アイアン使用) です。


これは、私が15y以内ぐらいで多用しているショットで、今回は結構登っているので 8番アイアンですが、場合によってはPWも使います。
今回は登りの15yですから、このショットには長さ的にぎりぎりキツいかな、というところです。

キャプチャーしました写真を見比べていただきますと、明らかに肘の曲がり方がもっと曲がっていまして、D-Chopの方は完全にパターの握り方でパターの感覚でストロークします。
少し吊り気味に持ってヒールが若干浮く感じ、そしてフェース面を打ち出す方向に向けるために上から見ますとフェースは被り気味に見える格好で構えます。(真っ直ぐ向いています。)

スタンスもパターと同様な感じで、↑の6番アイアンの転がしより少し広い足幅です。


パター感覚の距離感で、約20歩のパットのイメージでストロークしています。
登り傾斜から打っているということもあって、思ったよりキャリー部分が上がって飛んでいます。
パター感覚なのでグリップはゆるゆるです。
間違えてしっかり握りますと、ボールはもっと上がって、距離感がない強めのストロークになってしまいます。

このショットもグリーン上をカップに向かって転がりますから、フィニッシュの位置でボールの転がりを最後まできっちりとよく観察します。

この動画のショットは、グリーンで真っ直ぐにバウンドしてカップに良い感じで転がって行ったのですが、ワンクラブくらいショートしました。思ったよりキャリー部分でボールが上がった分、少し短くなったのかと思います。(私の振り幅がそもそも足りなかったのかも知れません。)

このショットの場合は、少しふり幅が大きくなりますし、スタンス幅を拳一個分ぐらい開けてとっていますため、重心移動しないように特に気を付けなければなりません。
傾斜地ではパターでもダフってしまう時のような現象が出るリスクを把握しておくべきと思います。
このショットも気を付ける必要はありますが、比較的安全です。たとえトップしてもほとんど遠くに飛びません。
もう少しトータルの距離が短い方が距離感が出しやすいです。(これは私のデジタルのパッティングストロークが約15yまで構築されているためです。)



最後3つ目のショットは、3. クロ狙い2.2 (58°) です。


このショットは、ソールのバンスが上手く使えればピシッと距離が寄りやすい利点があります。
ただし、ペタペタのライから登り傾斜でのショットですから「刺さらない」ように草摺りの素振りをしてチェックをし、入念に注意を払って気を付ける必要があります。

このキャプチャー画像の段階ではフェース面の向きに気を付けておきます。


15yですが、登り傾斜にいますし振り幅はある程度大きいです。
このキャプチャー画像がトップの位置。
とはいえ私はクロ狙い2.2を行っていまして、テークバックの大きさが腰の高さとか、肘の高さとか、そういうのは全く意識にはありません。
こうして動画を撮ってみますと、あーこのくらい振ってるのかー。という感じ。


こちらのキャプチャー画像がフォロースルーで、ボールが一番高く上がったところにちょうど写っています。15yなのに思ったより高いです。登り傾斜から打っているからでしょう。

ひとつ良いことがありまして、ペタペタのライはボールの下にクラブを入れにくいと思うのですけれども、登り傾斜では少しはボールの下にウエッジを入れやすいと思います。
そして私のウエッジはハイバンスですので、地面とバンスが勝手にボールを上げてくれます。


こういったピッチショット系の場合も、フィニッシュの位置でボールの行方をよく観察します。
今回の場合は、10-12yぐらいキャリーで飛んで行って、良い感じのスピンが利いた3バウンドぐらいポンポンっといってからほんの少しの転がりで、カップの右1フィート(30㎝)ぐらいに付きました。

このショットで打っていった場合のリスクは、ライの状態によってダフリやトップが出る危険性が高くなること、そして前後に距離がズレて寄り切らなかった場合に、観察できるボールの転がりにはある程度スピンが効いてしまっていること、が挙げられると思います。
逆に利点としては、ライが良かったりすればキャリーが大きい分、グリーンのスピードや傾斜の影響少なく距離感が出しやすいところです。

今回のペタペタのライでは、ものすごく気を使います。
でも、ハイバンスのウエッジで登り傾斜に刺さないように草摺りをリハーサルすれば、下の地面が柔くないこともあって、割とコンスタントなキャリーが打てます。
寄りやすいショットのひとつであることは間違いないです。

* ちなみにグリーン上でうろうろしているのは友達台湾系のおっさん(医療関係者)です。


あくまでも私のショートゲームの範疇においてですが、今回のこのシチュエーションは、4.テキサスウエッジ も含めて4種類のショットのどれで行くか、実は非常に微妙な位置・距離・状況にあります。
草摺りのリハーサルをした後で、感触で気が変わりクラブを変える、っていうことまであると思います。

ひとつ言えるのは、迷いながら打ってしまって、他のオプションが頭によぎるのは絶対にダメですので、決めてクラブを握ったら100%そのショットにコミットしなくてはいけません。
ゾンビ立ちを挟んで気持ちを整えるのも良いかもしれません。自分の番がくる前の準備段階でできます。


ここはバミューダ芝ですが仮に逆目だったりしたら、しかもこの辺りの多くのコースの様にキクユ芝の逆目だったりしたら、3つとも選択肢から抜けて、4.テキサスウエッジ か、もしくは、5.  ユーティリティーで転がし の 2択に変更、ということになると思います。


3/07/2023

グリーンの傾斜の読み方、傾斜の斜度の分類を利用した把握と利用法


パッティングについて今まで色々と考察して綴ってきたブログですが、今までは グリーンの傾斜の読み方について、そしてジャッジした傾斜に合わせてストロークをアジャストする部分について、整理してブログ記事にしたことがありませんでした。

この件に関して、はっきりと把握しているゴルファーは、ゴルフ友達の中を見渡してもほぼいないような気がしています。おそらく友達はみんな”フィーリング”を駆使して調整してストロークしているのかな、と思います。

しかし私の場合はデジタルに出力をしてパットしていまして、そのための方法論を自分用に構築する必要がありました。
その私の個人的なシステムを、整理してメモしておきたいと思います。
傾斜したグリーンのパットが苦手な方にはご参考になるかも知れません。


ついこの間、真横の曲がるラインで往復ビンタ喰らわないための工夫の記事を上げましたが、その際にも傾斜の度合いをしっかりと読むことが曲がりの度合いを予想するのにとても重要になります。


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グリーンの傾斜については昨年のこちらの記事で、上り下りの傾斜を重要視する考え方に触れています。

私の場合ですが、横からの読みを強化することで 3パットの発生を相当数削減することができて、いわゆる素ダボの減少を図ることが出来て来ています。↓


フックラインか、スライスラインか、どのくらい大きく曲がるのか、というラインの読みを、ボールの後ろからカップ方向を見て、そして今度は反対側からカップの後方に回り込んでランをよく読むアマチュアゴルファーは多いのですが...、

それよりもむしろ、グリーンの外からそしてラインの横から傾斜を読んで、このパットがどの程度の下りなのか登りなのか?という読みを重視してみると縦の距離が合ってきて、セカンドパットの残り距離が相対的に短くなってきたのです。

そもそもロングパットやミドルパットで、左右に2フィート(約60㎝)以上離れてミスすることは稀ですが、前後方向には簡単に6フィート(約1.8m)以上もミスしてしまいますし、下手したら10フィート(約3m)も14フィート(約4m)もオーバーしたりすることも決して少なくはありません。(少なくとも私は長年そういうミスをしてきました。)


そしてこのことは、もう13年も前から記事にして認識していたにも関わらず、です。↓



ちょっとくどいくらいに繰り返していますが、これは実感して本当です。
ようやく改善しつつあります。


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...ということで、現時点でどういうシステムで傾斜をジャッジしてパッティングやチッピングの際の読みに反映させているのか、出力はどう調整しているのか、メモしていきたいと思います。


グリーンの傾斜、アンジュレーションをイメージして真っ先に思い出しましたのが、昨年の秋に遠征してプレーしてきました、アリスタ・マッケンジー設計のパサティエンポGCのグリーンです。
本当にすごかった。

北カリフォルア遠征ラウンド記 #3 - Pasatiempo」(←こちらがラウンド記です。)


写真を貼ります。

こちらは12番グリーンを11番のティーの近くからの方向に撮った写真です。


特徴的なバンカーに囲まれていて難しいです。速いし、曲がるのなんの。
12番ホールはこの写真でいうと、右奥の方角の木々の間からこのグリーンへ打ってくる感じになります。


こちらの写真は、5番ホールのパー3のグリーンです。


写真ではあまりそういう風に見えないかもしれませんが、このグリーンは場所によっては60度ぐらい曲がるパットになって、カップを抜けてスルスルスルーっと転がって行ってしまう傾斜でした。こちらのグリーンも速いし、曲がるのなんの。


そうなんです。
そこなんですよ。
パット見ではそんなに曲がるように見えないのに、ものすごく曲がるっていうのは、実は傾斜がしっかり見えていないことが多いんですよね。

芝目の方向で切れて行ってしまいやすいグリーンとかもありますけど、まずは傾斜の読みです。


つい先日の記事で、私の友達が実践している傾斜を計測する一つの方法をご紹介しました。


この記事の中で、私なりの傾斜の度合いの独自分類に軽く触れています。
あくまでも私の個人的な独断の分類です。

傾斜のチャート (あくまでも個人的な) 体感の傾斜

1%勾配 0.6° 1.4mの登りとかならカップ外さないで打つかな、くらい
2%勾配 1.2° これは曲がるね、下りだと半分も打てば届く、くらい
3%勾配 1.7° 下りだとタップするだけでカップまで行くね、くらい
4%勾配 2.3° 11フィートの速いグリーンだとボール置けないね、くらい
5%勾配 2.9° あんまり見ない

これよりきつい傾斜は、2段グリーンの間とかでしかほとんど存在してないと思います、グリーン上では。

ただしこの指標は、グリーンの実際の斜度とか測ったことない私が個人的に経験値にしているものですので、正しい%とか、角度(°)とかは、少々怪しいかも知れません。

むしろ、傾斜1、傾斜2、傾斜3、傾斜4、傾斜5、ってことにしておいていただくと良いかも?

この時に書いていますが、実際のところゴルフ場に水準器を持ち込んで測ったりはしていませんので、本当のところ何%の傾斜かははっきり判っていません。(スマホのアプリに水準器機能がありましてインストールしているのですが、使っていません。)

ですので、前記事に書きましたようにここからは傾斜1~傾斜5 ということで進めていきます。


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ところで世の中には便利なアプリが出回っていまして、こちらのスクリーンショットはUSGAのHDCPを管理しているGHINというシステムに有料で付属しているグリーンの傾斜マップです。


こちらはサンプル画像でして、私はこのシステムに課金をしていませんので詳細が分かりません。

高低差がヒートマップの様に色分けされていて、グリーン上には等高線が引いてあり、方向は矢印で示している、という感じになっているようです。
傾斜の度合いは等高線の幅と色合いの分布でジャッジしてね、という仕組みのようです。


もう一つご紹介します。
こちらは私が10コース分ほどお金を払って購入しましたコース別のグリーンマップです。

オンラインではなく、ブックレットになっています。


こちらは参考サンプルですが、このマップの場合は、等高線が3インチ(約7.6㎝)刻みで引かれています。(高低差が3インチです。)
緑色の濃い方がグリーン面の高い方、緑色が薄い方がグリーン面の低い方を表しています。

矢印は色分けがされていまして、傾斜がキツい方からそれぞれ、紫、赤、橙、黄、青の5段階になっていまして、矢印の大きさ・長さもそのことを表現しています。

こちらのマッピングの方がずっと分かりやすくて親切なシステムになっていると思います。
(だからこそお金を出して10コースも購入したのですが。でもほとんど使っていません。よくラウンドするコースのを買っていないので活用する場面があまりなくて。(笑))

で、ですね、このブックレットの場合、それぞれの矢印が何%の傾斜に相当しているのか書かれていないんですよ。勝手に、1~5%に相当するんじゃないか、って思っていたのですが、よく考えたら調べたことありませんでした。


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さて、異常に前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。(笑)
情報だけではなくて肝心の応用編。

私のごく個人的な傾斜の把握と分類です。

私の傾斜も傾斜1~傾斜5 の5段階ですが、実質傾斜1~傾斜3 の3段階で9割は用が足ります。


私が基本中の基本にしているのが、傾斜2です。

横のラインに付けちゃうとけっこうかなり曲がるな、っていう傾斜が、傾斜2です。(感覚的表現ですみません。)


傾斜2 の具体的な検証方法がありまして、練習グリーンなどで真っ直ぐ下りのラインを選び、テスト的にパッティングします。
カップまでの距離(歩数)の、半分の出力で打てばちょうどカップまで届く傾斜を傾斜2とします。
カップに入ってしまうと、どれだけ通り過ぎるか距離が分かりませんので、すでに埋まっているカップ跡とか、私の沈まないカップなどを利用してください。

傾斜2 では、下りの出力はちょうど半分 (つまり例えば 14歩の距離を、7歩のストロークで打ってピッタリ)になります。
同じラインを今度は登りで返して打っていきますと、私の出力で約125% (つまり8歩の距離を10歩のストロークでピッタリ) になります。

この度合いの傾斜が、傾斜2です。

下りで半分の出力50%ということは、物理計算的には登りは水平距離の150%となるべきなのですが、私のストロークと経験値ではそうはなりませんで、約 125%です。

この傾斜を、転がし、歩き、目で見て感じ、「これは傾斜2くらいだな」ってジャッジできるように、頭と体に覚え込ませます。

色々試しましたが、傾斜2 が一番分かりやすくてピンと来ます。
(↑のブックレットの黄色の矢印がちょうどこのくらいかと思います。)


次に傾斜1ですが、傾斜1 は傾斜2の約半分くらいの緩い斜度、としています。

傾斜1 は、3/4の強さで打って転がせばカップまで届く下り傾斜です。 12歩の距離を9歩で転がすとちょうど良いくらい。75%の強さですね。
逆向きの傾斜1の登りは、私のストロークで110%ぐらい打てば届きます。
登りの分、subconsciousがしっかり目に打ってしまっているからなのかどうか理由ははっきりしませんが、そういう経験則の数値になっています。(この上りの強さの加減はご自分のストロークで調整なさってください。)


傾斜3 は1/3転がせば届いちゃう傾斜、としています。(実際に3%ではないかも知れません。自分が使う尺度としては関係ないですから、これを傾斜3 としています。)

12歩の下りのパットを、4歩のストロークで打っただけでスルスルとカップまで行って止まる傾斜です。まぁまぁキツい傾斜です。
同じラインの登りは、140-150%くらいを目安にしています。(登りの方は、アバウトでも案外カップからそう遠くない位置に止まります。キツい傾斜ですから。) 同じ12歩が登りなら、16-17歩ぐらいのストロークで。

この傾斜3 は、傾斜4 (1/4のストロークで届いてしまう下り傾斜)との差を見た目でジャッジするのは難しいです。
実際に下りのパットを転がしてみれば一目瞭然になりますが。

この傾斜3でようやく登りのパットを140-150%打つ感じになります。
しかしながら、この斜度がグリーン上にあまり長い距離で存在することはそうそうありません。


傾斜4 は ↑のブックレット赤い矢印の感じ。1/4の強さのストロークで届いてしまう下り傾斜です。
(こうやってあらためて見ますと、私が購入したブックレットの傾斜度の分類、私の体感の分類とかなり近いかもしれません。)

この傾斜4は、ボールを置いても止まるかどうか、ぐらいです。グリーンのスピードがスティンプメーターで11フィート以上の速さだったら、転がってしまってこの傾斜にはボールが置けないと思います。


傾斜5 は当然全然ボールが置けません。


以上のような感じで、傾斜の斜度を分類して意識しておくと、グリーンを読むときにものすごく役にたちます。
傾斜1~傾斜3 までの把握をしておけば、大体賄うことができますね。

くれぐれも、まずは傾斜2をグリーン上で確認しておけば、あとは大体それより緩いか、急か、っていう見方で見ていきますと、把握できるようになってきました。


傾斜4や傾斜5につきましては、読むというよりは、むしろカップとボールの高低差を見て、「位置のエネルギー」の差として捉えた方が感触が掴みやすいと私の場合は思っています。
簡単に言いますと、ローラーコースターの様にうねっている場合、途中は無視してカップとボールを直線で結んだ斜度で置き換えてイメージをして、強さの加減換算をしてストロークします。


...今回の件は、ブログ記事にする以前からずっと実践してきていますので、いつものブログ記事のような「これから実験」という訳ではありません。
実践してきて、このシステムはある程度もう確立してあります。

一回もブログ記事にまとめてみたことなかったな、と思いましたのでまとめてみました。


Aim Point :
私は講習もレッスンも受けたことがありませんので詳しくは知りませんが、Aim Pointのレッスンを受けたゴルファーさんたちは、傾斜の度合いを1%、2%、3%、4%、etc.と何段階かに分けて、それに沿って指を1本だしたり2本出したりして曲がり幅を推量して狙う位置を決めている様ですね。

ストロークする強さ、ボールスピードの方はどうコントロールしているのでしょうかね?

まぁ私の場合はデジタル出力なのですが。



3/03/2023

ロー・ハンディキャッパーがやっていてハイ・ハンディキャッパーがやっていないこと6つ

こちらの動画は、Jurupa Hills CCの9番ホールのティーショットです。


画像で見てもどこに打っていくのか見えにくいかと思いますが、左右の木が近くてこのホールのティーショットはすごく狭いんです。木々の中はOBではありませんので林の中から打つことができますが、確実に少なくとも 1打落とすことになりますので、ティーショットの成否が重要です。
3Wで打って、ということも何度か試していますが、距離もある程度打っておきたいんです。2打目の残り距離もさることながら、左サイドに張り出している木の向こう側に行っておきたい、ということもあります。
フェードで置きに行くルートも取りずらいです。

このホールでは、DRでも3Wでも振り切ることを心掛けています。(そんな作戦(笑))


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表題の記事が Golf.comから配信されまして、面白かったので、簡単に要約した内容と、私が読んで感じた感想をそれぞれ色分けして書いていってみたいと思います。


6 things low-handicappers do that high-handicappers don’t
(ロー・ハンディキャッパーがやっていてハイ・ハンディキャッパーがやっていないこと6つ)
BY: MIKE MCGETRICK, GOLF HALL OF FAME TEACHER (殿堂入りコーチのマイク・マッゲットリック)

https://golf.com/instruction/six-things-great-golfers-do-mike-mcgetrick/



1. Have a pep talk (自分をポジティブに励まそう)

打つ前にネガティブなことをあれこれと考えるのではなく、良いイメージを持ってショットに臨もうと書いてあります。

これに関しては、ある程度の出やすいミスは想定して保険をかけ、選択するショットや、エイミングを考慮をして起こりうるミスへの準備はするけど、...いざボールを打つ段階ではこのアドバイスの通り、良い弾道を思い描いてポジティブな思考でストロークした方が上手く行く、という感じはします。


2. Train … then go play (練習し ...それからプレーしよう)

ゴルファーは誰しも、ほとんどいつもなにがしかのスイングの技術的な部分で取り組んでいる課題があったりします。それはそれでよいのですが、いったんコースに出たらスイングの改善のことは忘れましょう。
ラウンド中に思い出してスイングのメカニックを確認するとしても、半分のスピードで動きを確認するくらいにとどめ、いざコースに踏み出したらやってきた練習を自信に繋げて、プレーに専念しましょう。

まったくその通りだと思います。
ミスショットが出てしまうと、自分のスイングに疑いが出て、例えば今出たスライスを直そう、次のホールでは出ない様にしよう、とかやってしまいがちですが、ほとんどのミスショットはコースの見え方でセットアップがズレたり傾斜に影響されていたり、スイングの乱れではないのに出てしまうことが多いと感じます。例えば2連続OBとかしたとしても、次のホールでは全然大丈夫、みたいなことが多いです。

どんどんスイングがおかしくなっていくときは、むしろ直そうとしてスイングが余計に狂ってしまってズレが大きくなって悪いスパイラルに入ってしまうから、と思っておいた方が良い、と個人的には思っています。


3. Find a swing you can score with (スコアを出せるスイングを見つけよう)

英語では、Go to swingって言ったりしますが、いざという時に頼れるスイングを用意しておく、っていう戦略を奨めています。

今日はどうもショットが悪くて調子悪い、っていう日に、スイングをその場で直そうとしてもどんどん悪化することはあっても上手く直ることはほとんどありません。
こういう時に使えるショットを見つけておきましょう。

個人的には、紹介されているショットは二つとも打てはしますけど、Go to shotにはしていませんです。私の Go to shotは 8割の力感を意識して振り切るショットです。大き目のクラブに持ち替えてロングパットの気持ちで打ちます。


A knockdown iron (アイアンをノックダウン)

フルショットに問題が出たら、ノックダウンショットを使いましょう。
1インチか2インチ短く持って、スタンスを狭め、スピードを落としたスムーズなスイングを心掛け、フィニッシュを肩の高さまでに抑えます。距離が落ちてもせいぜい半クラブ分、驚くなかれ格段に方向性の良い低い弾道のボールが、もっと簡単にコントロールして打てます。

私は風が強い時にノックダウンショットを使います。
2クラブ長いクラブを持ち、1インチ短く持って、9時3時くらいの振り幅で低い弾道のスピン量が少ないボールを打っていきます。距離は2クラブ落とすのですが。このショットは確かに方向性がすごく良いのでノックダウンの名前で呼ばれています。
Go to shotとして使うのは確かにありかもしれません。レパートリーに入れておきたいと思います。


A low-fade tee ball (ティーを低くしてローフェード)

調子が悪い日でも、多少距離を落としてでもフェアウエーに打っていければスコアは作れます。
グリップを下げて構え、ティーを低くセットしてボールがクラウンより低くなる様にティーアップします。このセットアップから打つと、サイドスピンを管理しやすくて、低いフェードでボールを打つことができますので、それに合わせてエイミングしましょう。

このショットは使ったことありません。練習場で打ってみたことぐらいしかありません。
普通の人と違うこと言いますが、右に行くの嫌なんですよね。
左へのミスなら次が大きくフックとか打っていけますので。低いインテンショナルスライスを打つの苦手なので、右には行きたくない。
いわゆる置きに行くドライバーって、こうやって打つのでしょうか?
そもそも大して飛びませんからね、このローフェードをやってみる価値があるかどうか。


4. Learn your wedge carries (自分のウエッジのキャリーを把握しよう)

昔から、ウエッジで勝て (“win with your wedges.” )と言われています。それぞれのウエッジがフルショットでどれだけキャリーするか、チャートにしておきましょう。
2番目にすることはスコア直結のウエッジのフルショットからヤーデージを少し減らす方法を作っておくことです。そうしないとせっかくピンをアタックするチャンスに、
いつも番手間の中途半端な距離だなー、って感じることになってしまいます。
上手く行く鍵は、85yフルショットのサンドウエッジを65yに左右の振り幅を狭めて距離を落とす方法を身に着けること。
それぞれのウエッジ全部でこれを作れば、すべてのスイングでテンポをゆっくりすることにも慣れてくるし、いろんな距離を打ち分けることもできてくるし、良いことばかりです。

各ウエッジのキャリーを把握することは、もちろんものすごく重要だと思いますが、個々の項目の説明には個人的には疑問符が多いです。
ウエッジのフルショットって、安定した距離を打つの難しいと思うのです。引っ掛かりやすいですし。個人的にはウエッジでのフルショットはまず使いません。
もう一つ疑問なのは、85yを65yに落とすと、ロフトが4°寝た次のウエッジと距離が被ると思うのです。大体フルショットで20yぐらい差があるはず。間の距離を埋めてないと思います。
そもそも距離の落とし方が曖昧なので、これは運動神経も良くてすでに上手い人の考え方では?

まぁでも、どの大きさのスイングであれ、ウエッジのキャリーを把握することは、スコアにとって絶対的に重要だっていうことには賛同します。


5. Aim smart (スマートにエイミングしよう(賢く狙おう))

例えばコース整備の人がピンフラッグを立てるの忘れた状態のホールに来たら、どうしますか? おそらく全員が、グリーンのセンターを狙うでしょう。いつでもピンを狙って打つのは大きな間違いです。

私の生徒さんたちでいうと、狙いに対してツアーレベルの子たちで約5~7%、普通の生徒さんたちで約10%かそれ以上のブレがあります。
例えば150yの距離でグリーンを狙うと、15yもズレることになります。ピンがグリーンの端のハザードから 5yの位置に立っていたら?
確実にグリーンに乗せて2パットでホールアウトするエイミングをしましょう。

例えばパー3のティーショットなどでは、常にグリーンセンターが狙い目になるのはゴルファー誰しも知っていることだと思いますが、…この頃ですとレーザー計測器で距離を測って打つプレイヤーが多くなって、うっかりするとピンまでの距離で打ってしまっていることも少なくないかと思います。おまけにレーザー距離計の窓を覗き込んでピンを見てますので、そのままピンにエイミングしてしまうこともちょいちょい起きているかも?

書かれているようにパー4であっても、パー5であっても、グリーンセンター狙いは有効だと思います。でも、パー4やパー5は、グリーンへの入り口、花道的なものが設けてあることも多いですので、エイミングならびに打とうとする距離の選択は、その花道や、そして危ないハザードを徹底して避ける、というファクターを考慮してエイミングを決めるべきだな、と思う次第です。


6. Chip to a landing spot (落としどころにチッピングショットを打とう)

チッピングをカップに寄せるには、色々なことを考慮する必要があります。ライの状態や、距離、グリーンの傾斜、クラブ選択、などなど。多くのアマチュアが認識を間違ってしまうミスに、落としどころではなくてトータルの距離で打ってしまう、という間違いがあります。実のところ、もっとずっと短いのです。
チッピングの上手いプレイヤーは、距離を3つのパートに分けて考えます。例えば30フィートのチッピングで、キャリーで打つ10フィートとそこから転がす20フィート。この場合のターゲット距離は10フィートです。ここで重要なのはカップまでの距離ではなく、落としどころまでの距離だと認識してください。

殿堂入りしているコーチの方ですから突っ込むと怒られそうですが、3つのパートに分けるって言いながら2つにしか分けてなくて読んでるこちらは混乱しました。(笑)
それと、例に出されているのが30フィート、つまりたったの10yで、落としどころが3.3y、転がるのが6.7yっていう、「俺ならパターで行くんじゃね?」的な状況で、いやー、3.3yに正確に落とすとか無理っす。って思ってしまいました。下手ですみません。

この件に関しましては、個人的につい最近気が付いたことがあります。
前々から、私は落としどころを強く意識するとあまり結果が良くなくて、トータルの距離を意識して打ち、落としどころは弾道と転がりのイメージを意識して打つ中で、出なりの場所でアバウトにして置いた方が距離感が出やすいことが分かっていました。

で、気がついたらっていうのが、トーナメント中ならルール違反ですしマナー違反かも知れませんが、この間ラウンド中に前の組を2組も待つ時間があった時に、コース脇でディボットを取らない打ち方で10y程度のチッピングを暇つぶしに打っていた時です。
8yぐらい先の落ち葉とかにイメージをして、そこへワンバウンド目をキャリーしてみよう、ってやって打つと、何故かちょいショート気味に行って手前でバウンドしてツーバンぐらいで落ち葉のすぐ近くにボールが止まるんですよ。もちろん打ってる先もグリーンじゃなくてラフですからものすごく短く止まってます。1yぐらいですかね。
距離を少し変えても、登り傾斜でも平らでも、同じような結果になりました。

この時に、私の場合は落としどころを意識するよりも、飛んで行ったボールがこういってああ転がって、っていうのを全体にイメージして、そのイメージのままにチッピングしていった方が距離感が出やすいっていうことなのかな。と思いました。
落とし所を狙ってもそこに落ちないんですもん。

やっぱり人によってそういうタイプが違うっていうことがあったりするのかな、って思いました。


気の利いたまとめは思い付きませんので、私からは以上です。