6/29/2022

30-100yに関して (今回は60y)

こちらは先日の Santa Barbara GCをプレーした時の、5番ホールパー4、340yです。

写っているのは一緒にラウンドした地元のMichealです。

ティーからはズドーンと40フィートぐらい下がっていってグワーッと登ってくる斜面が見えています。向こう側の平らなところまで打てれば、そこから左ドッグレッグしていって100yぐらいのセカンドショットが残るのでしょうけれども、DRの"キャリー"が250yくらい必要です。
私にはそこまでの飛距離がありませんので、見えている壁のできるだけ上の方へ行くようにお願いしながら打って、着弾したボールが後ろへゴロゴロゴロゴロ戻ってこないように祈るしかありませんでした。
なるべくグリーンに近いFWの左寄りにドローを打っていきまして、残りは多分120-125yぐらいだったのですが、ピンが見えないどころか、その後ろの木さえも目の前の斜面で見えず、しかも強烈に左足上がりのライ。写真ですとそこまでには見えませんが、傾斜きつかったです。
斜面を上の方まで登って行ってピンの方向を確認、傾斜の地面に目印を見ながら後ろ向きにボールまで下がってきて、そして3クラブくらい足して150yくらい打つ換算で打っていきました。上手く打ったと思ったのですが、登り傾斜が急であまりボールが上がったように見えません。方向は良かったのですが、行ってみるとグリーンのちょい左手前にボールが止まっていました。足らないのかー。ワンバウンド目から登り斜面のKIKUYU芝にボールの勢いが止められてしまったに違いありません。
チップショットが1歩に寄ってくれまして、パーセーブできました。


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というわけで題記の件、こちらが「例えば」、ということで考えてみたい状況の一つです。


グリーンまでほぼ平らの軽い上りでグリーンは若干受けています。ピン(白旗)の立っているカップ位置はグリーンの左寄りで、グリーンの手前エッジからは 20yくらいのグリーン真ん中やや後方くらい、カップの手前に緩い段差があって、是非ともピンハイに打っていきたいという状況。

ボールの位置は短く刈られたフェアウエー上で残り60y程度、カップ位置より1.5フィートくらい低い感じです。

グリーンの左側にはバンカーが二つあって要注意です。右側にもバンカーがありますがピンが左寄りのため、そこまでは行かないかなー(場合によってはミスして行くかもしれませんので気を付けないと)、それからグリーンの後ろは傾斜で向こう側に落ちているので、そこまではいかないように注意したい、っていう感じでしょうか。

ライの芝は特に逆目になってはいないけど芝はピチっと短か目。

…このような状況で、どのクラブを持って、どんなショットを打ちますか?


この状況からは、「確実にここから 2打で上がれる」というほどにはやさしくはありませんが、逆に難しい状況でもありませんので、できれば 2打で上がりたいし、悪くてもここから 3打でホールアウトできれば、という場面と捉えることができるかと思います。

意外にも、この状況から4打も5打もかかってしまったり、なんとなく苦手意識を持ってしまっていたり、っていうアベレージ・ゴルファーが少なくない模様です。
これが問題提起です。


特に難しくはないのですけれど、一緒にラウンドしている私の友人界隈で言いますと、このくらいの距離が嫌だっていう人が実に多いです。
まず、本当に 60yなのかどうかが定かでない人が多いです。グリーンが近いとほぼほぼフィーリングで打つため、距離そのものを測らない人がけっこう多いのです。 
で、もしも測って60yピッタリだって分かっても、この 60yを「中途半端な距離」と感じる人が少なくない模様です。

多くのアベレージゴルファーは、例えば 40-70yぐらいを中途半端な距離と捉えているようなのです。

千葉市民ゴルフ場で普通にパープレーでラウンドするマーク金井さんですら、こんなことおっしゃっています。

ちなみにパー5で一番リスクが高いのが40y~60yです。この距離はハーフショットで距離感がつかみづらいですし、案外、ザックリやダフりが出やすい。そしてザックリやダフりが出ると精神的なダメージも大きいです。加えて、ボールがディボット跡やラフに入ると距離感が出しづらく、グリーンオンの確率も下がるのです。グリーンに近づけるとホッとできますが、実は中途半端な距離というのはミスが出やすく、落とし穴も多いのです。これはプロも同じだそうで、2オン狙って失敗して40y~60yを残すと、ボギーを叩くことが多々あるそうです
(アベレージゴルファーにはそういう傾向もあるかなと思いますけど、『プロも同じ』ではないでしょうさすがに。)


それは置いときまして、私の観察では、こういうときに多いのが 何気に56°を持って(人によってはなんと60°を持ちます。)、かなり振ってズバーンって打って、グリーンにはかろうじて乗るけど、ピンには15yぐらいショートします。もしくはグリーン手前の芝に喰われてグリーンの手前でストップしてしまいます。20yぐらいショート。
このパターンをすごく多く見かけます。

グリーンオーバーも絶対したくないし、下りのパットも残したくないし、って思うと、まぁグリーンには乗ったんだから。って自分に言い聞かせて納得してしまうんですよね。
トップしてグリーンをオーバーするようなケースもなかには見かけますが、それ以外はだいたいショート、それも大ショートしています。
しっかり狙い通りに打ってカップをかなりオーバーする、っていうショットはまず見かけません。

上記状況のライからは、56度や60°では実はものすごくショートしやすいんですよね。
あるいは左に引っ掛けやすいです。
ロフトの大きなウエッジは距離を出すときにはあまり扱いやすいクラブではありませんので。

フェースを開いて上手に使うアベレージプレイヤーもいますが、一般的にはスイングが大きくなるとロフトの大きなウエッジはブレやすくなります。
地面の硬さとか芝目の向きとか、その場の傾斜とかいろんな原因でバラつきやすくて。実はダフリやすくもあります。ライによってはトップも出やすい。

ピンの手前に 15yとか20yショートっていう結果って、グリーンには乗っていますが、よく考えたら、打とうとした距離の、下手したら「2/3」しか打っていないのに、満足しちゃっているのです。2パットでボギーは取れますし。少なくともトップして往復ビンタとか、ザックリで2yとかの事態は避けてグリーンに乗ってはいますしね。
(この、『「2/3」しか打っていないのに、満足しちゃう』、っていう表現は以前、『ゴルファーに愛を』というテニスコーチのブログの中のどれかの記事で読んで、「目から鱗、その通りだな。」と思ったことです。 どの記事も面白いブログですので、よろしかったら探してみてください。)


でも難しくはない60yの状況なのに...、このままで満足してると、スコア減りませんよね? 


本で読んだちょっと古い10年くらい前のデータですが、60y前後からのアプローチで、PGAツアー・プロはアベレージで大体カップから平均16フィート(約4.8m)内外に付ける、というデータがあります。 (このカテゴリーの数字が特に良いのはジム・フューリックで、平均でなんと8フィート(2.4m)を切っています。) 

上の写真のような「簡単な状況」に限れば、ツアープロなら16フィートじゃなくてワンクラブ以内に付けてくることでしょう。トーナメントの、ピン位置がギリギリのアンジュレーションのきついグリーンの状況の 60yではありませんから。


グリーンの前もバンカーとかでガードされていなくて、グリーン上もカップまで20yもあって球足が使えるという状況なのに(a lot of green to work withって英語では言います)、SWやLWで行くのはなぜなのでしょう? 
短い距離だからですね。フルショットに近いショットで打っていきたい、っていう一点かと思います。実は利点があまりありません。

例えばですが、LWのフルショットがたまたま65yで、受けグリーンならその場で止まるから、とかの理由だとすれば、アリではあるかな?とは思います。でもロブウェッジってボール側から見るとフェース面がすごく薄く見えて、いかにもトップしそうな気配がします。
使うのが得意な方もいらっしゃいますが、相当な練習量が必要だと思います。(得意って言っても、平均で 16フィート以内につけていますでしょうか?)

私自身は、LWのフルショットとかはミスが出やすいし左にも引っ掛けがちですし、下を抜けて右へショートなんてのもありがちですから、まず使わないことにしています。

さらにこの写真の状況とかですとカップの手前に傾斜があって、カップをショートしたボールは傾斜で戻ってきてしまいかねません。

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私が思うには、60yのショットを身につければ良いと思うわけなんです。

ミスの少ない、大きくないスイングで方向性を重視してラインを出すなら、PWかAWで。
事前に練習をしておいて、50yキャリーとか 55yキャリーの 60yを打てるショット、とか、トータル 60yぐらいのショットがあれば、それで打てばいいだけなので。
転がり分を増やすなら、9番アイアンを使っても良いと思います。

ちょっとだけ高低差があってカップの方が少し高い位置にいるのを計算に入れれば、63-65yぐらいの計算で距離が合いそうなストロークを使って、キャリーで50-55yくらいでしょうか?
そういうショットを、あまり高く上げずにポーンと、ゴミ箱にゴミを放るかのように、シンプルに打てば良いケースです。

この写真のピンまで 60yの状況は、難しくはない状況であるべきだと思います。


100yがちょうど良い距離で打ちやすいと思ってるゴルファーが多いと思うんですけど、...本当に? (←過去の記事)
16フィート(約4.9m)以内に付いてますか? 
あるいは、ちょいズレて 93yとか 107yからだったらどうなんでしょう? 

6/28/2022

Suger G1 Golf ball リビュー

6/20/2022 

こちらのボール、デビューは 2020年の末だったんでしょうか、DTC (Direct to Consumers) スタイルの商品です。

高品質のボールを比較的安価に消費者に直接売り込んでいく、というタイプのボールで、私が好んでいるタイプの商品です。


今までにご紹介しています、

何年も愛用した「MG Golf の Tour C4
鉄のボールコアが入った「On-Core Caliber 
コストコの「Kirkland Signature
今現在 愛用中の 「Cur Gray 
有名どころだと、Snell とか Vice もありますね。けっこう高いですけど。

とかと、同じカテゴリーのボールですね。
それぞれ性能とか構造とかは違いますが。


こちらについ最近ポストされたMyGolf Spy.comのリビューがあります。 ↓ 



高級ボールに使われているウレタンカバーでディンプル数は350。
コンプレッションが 79で、Titleistの Pro V1よりもソフトで TitleistのAVXと同じくらい、と紹介されています。

写真にありますように、立方体型のキューブの箱に3個ずつのスリーブなしで入っていまして、いかにもコストを抑えました、という感じ。
27個入りで、$59.99が小売り希望価格です。

デザインもシンプルで悪くないですね。
ちょっと買って使ってみたいのですが、おそらくお試し用?に用意されて売られている 3個入りの商品は、売り切れです。

友達に興味がある人がいれば分け合って買うんですが、27個はちょっと多すぎるなぁ。


このボールを作っている工場は台湾にあって、MGとか On-Core も作っているところらしいです。
品質的には、Pro V1ほど丁寧ではなくて、検品も緩い設定なのだろうと思われますが、1個1個個別の基本的な性能は Pro V1 や AVX に匹敵するのだろうと思われます。
プロがシビアに使うには耐えないと思われますが、私の普段のプレーには十分な性能だと思います。ヘッドスピード的にコンプレッションも合うと思いますし。



ちょっと割高で売ってる 3個入りを買ってみて、使ってみようと思います。


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...ということで売り切れじゃないのを発見したので早速購入。



3個入り。
簡易包装でスリーブなし。

27個買いじゃなくて 3個買いだと、値段 2倍ぐらいしちゃいますね。


これ、打った感じがものすごく Titleistの Pro V1っぽいです。
グリーン周りでウエッジで打つ分には、私には全く区別がつかないと思います。

ドライバーを打った感じは、コンプレッションが Pro V1より少し柔らかい AVXぐらいの硬さ、って知ってるから、っていうのはありますが、私にはむしろ感触が良く感じるくらいです。
愛用している Cut Grey より少し柔らかい ...かどうかは、私の感性では感じ取れませんでした。気持ちよく打てます。

白の色合いとか、傷の付きやすさ・にくさ、の辺りも、Pro V1 にとても近いです。
(違いはおそらくボール1個1個毎の精度の差とかその辺なんじゃないかな?と想像します。)


このボールは良いと思いますねー。
ロゴの感じもシンプルで単色でけっこう好みです。

思い切って箱ごと買うかなー。父の日ギフトで。(笑)


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Suger Golf の、パフォーマンス・データのページ ↓ 
 




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追記: 6/28/2022

...届きました。
2ダース半 (27個) 入っているのに箱が結構小さく感じます。

スリーブとか無しで、ボールだけ入っていますからねー。





6/24/2022

TaylorMade SIM2 Max の Rescue Hybrid 4 と Driver

先週末、父の日ということでプチ遠征しまして、Santa Barbara Golf Club をプレーしてきました。車で2-3時間の距離。


近頃は、初めてラウンドするコースでプレーするっていう機会が減ってしまったのですが、やっぱりワクワクしますね。どんなコースなんだろう?って。

距離的には短めで、コースレートとかスロープは高い数字ではないのですが、けっこうな高低差があってなかなかにダイナミックで数字ほどやさしくはないかな、って感じる楽しいコースでした。

ラウンドはセカンドの距離が高低差で合わないケース続出でしたが、拾いまくるゴルフになってスクランブルのパーセーブが8回。38 35 = 73 (26) (パー 36 34 = 70) でした。
26パットはここ数年記憶にないかも?


The Habit Burger Grill 発祥のお店にも立ち寄って、大満足。(^^)



コースからは、10分ぐらいのところです。

1969年創業からですから、マクドナルドより20年近く後ですかね。
とても美味しいと思います。


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記:  6/24/2022

やってしまいましたー。
こういうの揃えぐせ?っていうのでしょうか。 

TaylorMade SIM2 Maxの 3番ウッドと5番ウッド」でいきなりラウンド投入して以来、ずっとFWの調子が良いというか、スペックが打ちやすかったのだと思いますが、あまりに好調なため、Hybridの 4番もSIM2 Maxに揃えることにしました。シャフトは同じVentus Blue 6Rです。



正直このクラブは、TaylorMade SIM Max 4番ハイブリッドと大きさもデザインも機構もそしてシャフトも、なにもかもほとんど変わっていないと思います。
SIM Max Hybrid 4番を返却して、SIM2 Max Hybrid 4番に交換してもらいまして、ほとんどコストがかかっていません。差額$10ぐらい?
(せっかく交換していた +4 グリップ が次のオーナー行きになってしまいましたが。)

打ちやすさとしては、たぶん同じくらいだろうと予想しています。とても打ちやすいはず。

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さらにもう一本。

TaylorMade SIM2 Maxのドライバー(ロフト 9°)です。




打ちやすそうな気配がします。(まだコースで使っていませんが。)

Black & SilverバージョンのMySIM2 Driverをあれほど気に入っているというのに...っては自分でも思います。
でもなんとなく、SIM2 Maxで揃えたいような、そしてさらに若干でも安定してくれるかも?的な邪念もありますことに加え、Grafalloy ProLaunch Blue 45 のシャフトがもう一本ありますので、47インチ合わせにしていたものを45.75インチに短く切って使えますのでね。(これも$5程度でやってもらえました。)

このあいだ、練習場で黒銀 MySIM2のヘッドがぶっ飛んだ経験もありまして、バックアップのドライバーあった方が良いんじゃないか?っていうのは思っていまして。

2本並べて、



SIM2 Maxの方がヘッドが若干大きく見えます。(実際、構えた角度から見た投影面積的には若干広いと思います。)
やっぱり黒い方がヘッドが締まって見えますね。


写真のヘッドにはすでに鉛テープを貼っていますが、重さも大体揃えた方が打ちやすいと思うので、もう打つ前から貼っちゃう。

まずは、黒銀 MySIM2の方を測って(こちらには、打ちながら調整して貼った鉛テープが貼ってあって使ってます)


SIM2 Maxを測ると、5gぐらい軽い模様です。


調整のためにソールに鉛テープを貼りまして、


重さがぴったり合いました。(このキッチン秤では、ですが。)

どうも私は、オリジナルの 194g前後ですとスイングがブレやすいというか振るときのタイミングが取りにくい傾向にあります。
軽い方がスピードが出てくれるのかもしれませんが、打ちやすいヘッド重量っていうのが個人個人にあるような話を聞いたこともありまして、私の場合の現在は、だいたい 200g前後が良さそうだ、というデータです。


コースで打ってみるのが楽しみです。(^^)


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追記:6/26/2022 

コースのラウンドに使用しました。
ドライバー、実に打ちやすいです。飛ぶというわけではありませんが、ブレが小さい。
インテンショナルフックが必要な稀なホールにて、大きいフックも打ちましたが思うように行ってくれました。
上がりやすいので、9°ロフトを 2ポイントLowerの設定です。
MySIM2の方も気に入っていまして、どうするか悩みますが最低でも4~5ラウンドは SIM2 Maxを使っていこうと思います。


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6/16/2022

スコアが改善して安定してきているので、思い当たるところをメモして記録しておく投稿 / 3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)

こちらは Morongo Golf Club at Tukwet Canyonの 12番ホールのティーです。
リンクしました以前のコース紹介では92打ってますね。
今回プレーしました黒/青のコンビネーションティーからは、コースレートとスロープが72.4/133と、とても難しいコースです。


396yのパー4のこのホール、DR、4Uと打って4歩に付けてバーディーチャンスでしたが、右へ切れる横のライン、少し読みが深すぎて入りませんでした。

このところの好調を維持しておりまして、前半+3(14)、後半+2(16)の 77(30)でした。
コースレート/スロープが72.4/133ですから、Differencialで3.9になります。


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昨年から今年にかけまして、自分でも感じる程度にスコアがグッと安定してきました。
このブログを始めた 2008年ごろからすでに時々は80を切るスコアを出せていましたのですが、ここまでの安定はしていませんでした。

でも、3~10回も80を切ったことがあるゴルファーなら、コンスタントに80を切る技量はあるはずですよね。ポテンシャルとして。(1回とか2回とかですと運が良すぎたきらいもありますが。)

(パーを切るとかアンダーを出すっていうスクラッチゴルファーの場合はまた別レベルです。バーディの方がボギーより多いゴルフが展開できないと到達できないはずです。)


私の場合のスコアの安定化、良化に寄与しているファクターはいくつかあります。 

ドライバーがグッと安定してきた、FWが全然打ちやすくなった、チップショットを単純化して、2x4のシステムを構築したのが機能している(3x4もやめて、できることに特化しました。)、テンポを重視して打ち方を一定させてる、30-60yでワンピンからワンクラブに付けることが多くなった、単純化したことでダフリやトップを大幅に減らした、とか、山本道場の魚突きも違和感なくなってきた、いす軸法が有効活用できて助かるとか、グリーン周りの25y以内も良くなってきた、とか、パターの時にとんでもない読み違いっていうのもかなり減ってきたかな、とか。

そういうの全部が積み上がっていって、パーオン率が1.5ホールぐらい良くなって、スクランブルも数%ぐらい良くなって、みたいな感じで、大きなブレークスルーはまるでなし、っていうところで、1ラウンドだけで見るとショットの飛距離とか精度とか大して変わってないんですよね。
ほんのちょっとパーオン数が増えたかな、ほんのちょっと寄せのカップまでの距離が近く張ってるかな、どダフリとかトップで往復ビンタとかは滅多にやらなくなってきたかな、とか程度の違いで。

松山英樹プロが良く練習しているAngeles Nationalとかだとコンパクションが高くてカチカチのグリーンに対応できずに白ティーからでも楽勝で崩れて 90近く打てます。白ティからでも180、200yのアプローチが多いんですけど、FWで打つから止めらんないんです。で、チップショットもスーってオーバーしちゃうので、風が強めに吹くと1発で崩れることができます。笑


でも、今年は80%くらいのラウンドで 80を切れていて、+2~+3オーバーのスコアでのラウンドも何回かありますし、簡単な短いコースでのパープレーとかもあります。

一応、ここ2年くらいに取り組んできたことを自分のために整理しておくことにします。


1.3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)

3x4システムを 2x6システムに再構築したのは、ひとえにミスショットを減らすためで、ウエッジ類は私の場合は1/2ショットと3/4ショットのみにしました。
ウエッジ類のフルショットはひっかけたり下に入って抜けたりしてどうも正確に打てませんので、当面使用禁止。
逆に9番から上は3/4ショットと1/1ショットしか使いません。長いクラブはスピードがないと弾道が出ないので、1/2ショットはミスしてしまいがちなのと転がりが長くなって読みにくいので。
1/1ショット、すなわちフルショットですが、これもマン振りの距離ではなくて、10時半-1時半のイメージの 1/1ショットです。

注: 私の場合の 3/4ショットというのは、一般にいわれているハーフスイングで打つショットに近いものです。9時ー3時のスイングのイメージ。だいたい75%の距離が打てます。

3-wayで使うのはPWぐらいになります。PWの1/1ショットも実はほとんど使いません。8鉄の3/4ショットと距離で言えば被りますし、弾道の高さのちょっとの差ですので、ワンバウンドめの状況で考慮する程度です。結果的に変速の2x4システムといいますか、2x6システムぐらいな感じになっています。

思い返せば、何年も前からレンジファインダー持っていたのですけれど、この3年くらい100y以内、特に50y以内で使うようにして来ていまして、これが大きかったという実感があります。

なにしろ、測って、イメージして、打って、結果見てフィードバック、が出来ますから、ラウンド毎に精度が分かってきます。

しかもどのクラブでも打ち方を変えませんし、スイングのテンポも同じままなので、データを取るだけで、それぞれの距離は大して「練習」をしなくても経験値が積み上がっていきます。

2016年に入手したレンジファインダー(レーザー距離計)によるスコア改善への効果は絶大だったと思います。

ただですね、30y-100yで使うこのシステムですが、毎回のラウンドで30-100yが残るのは、大体 3-4回くらいでしょうか? 上手く行ったパー5の 3打目とか、少し失敗した長いパー4の3打目とか。
ですから、この部分の距離のコントロールがすごい上手く行ったとしてワンピンとかワンクラブに付けて、そのうちの 1/4でもワンパット出来たら御の字なわけです。
貢献打数としては、ラウンドでたかだか1打くらいのセーブになります。

(逆に言うと、この普通にやれば大して寄らなくてロングパットを残してもボギーには収められる可能性が高いこの30-100yの状況ですが、そこからむざむざバンカーに入れるとか、往復ビンタ喰らうとか、2打も3打も増やす要因を防いでいる観点から見れば、1打分以上の貢献をしている面もあるかも知れません。)


2.FWの安定化

私は SLDRの 3Wが好きで、スペックが合っていたのかM3やM5などの 3Wも試したもののSLDRを超えることはなく、っていう変遷で来ました。
SLDRの 3W、3U、5Uの 3本を、170-210yからグリーンへのアプローチに活用してきました。
この辺りの距離からグリーンへ乗せていくことは、私のDRの飛距離でバックティーからのラウンドをするには必要不可欠になります。

そういう訳でこの辺りの距離を打つクラブのスペックを自分にぴったり合わせることは、アイアンセットやドライバーよりもずっとずっと重要になってきます。

いろいろやって、かなり使いやすいクラブスペックになっていたと思いましたが、最近使い始めました、SIM2 Maxの 3W、5Wはべらぼうにうちやすいです。
どノーマルの売ってるまんま、Ventus Blueの5Rのシャフトです。私のスイングスピード、そして打ち方で、そんなに特別なスペックが必要な訳もなく。比較的新しいやさしめのスペックのクラブを選べば良かったのね、と今にして回想する次第です。(笑)

さてスコアへの貢献度ですが、3Wはそもそも難しいですから多少のミスショットも含めて使っていますので、以前の3Wと3Uと比較してどのくらいスコアに出てるかというとラウンドで0.5打とかそれ以下になると思いますが、心理的・気分的な差は私の中では大きく、格段に差があります。

不安なく、狙うつもりでFWを振っていける、というのは、精神的に「無理にDRを飛ばさなくても良い」っていう方向でもプレッシャーを減らしていまして、打数以上に貢献があります。


3.30y以内のグリーン周り (シンプル化)

ハイバンス角を持つ Edelのウエッジの導入がとても大きな助けになりました。
これこそスコア直結っていう訳でもなく数字で見るのは難しいですけど、自分の中ではかなりの差で助かってると思います。
大ダフりやトップしてすっ飛ばすミスの激減。

どんなライからでもある程度ソールが抜けていってくれること、地面にほぼ「刺さらない」こと、突っかかったとしてもある程度ボールを運んではくれること。

そして自分の中で大きかったのは、技(打ち方)の引き出しを「減らした」ことです。

シンプルなチップショットだけを打つことにして、スイングのテンポを一定にすることを最優先、持つ長さも余程の傾斜の斜面でない限り短くも長くも持たない、振り子の腕の長さはテンポを決めるのでなるべく変えない。
ボールにピシっとクラブが入ることを最優先。

上げる、抑えて低く転がしめに行く、潰して打つ、トゥで勢い殺して打つ、フックめに入れる、カットに打って止めに行く、 …今は全部「やらない」です。

ウエッジは、58°、54°、50°、45°のPW、を持ち替えたりはしますが、基本的にライ角も長さも同じですので、チップショットの打ち方は一つだけにしてます。
(グリーンにすごく近い転がしの寄せは、また別です。)

私の場合は、最低限の練習で余分なスコアを減らすだけの方向性です。そもそもデジタルパット自体がその発想でしたし。
スクラッチやトップアマ、プロを目指して、バーディラッシュを目指す人の方法論ではないです。手痛い凡ミスを減らすことを最優先。

30y以内からの寄せで、スクランブルが決まった率はあいにくデータを取っていません(ボギーオンは一括り)でスコアへの貢献度が分かりませんのですが、この部分では大叩きを激減していると思います。
ぴったりくっついてパーセーブの数も増えてはいると思いますが、ラウンドで1打も変わらないでしょう。ラウンドでダボが一つは減るイメージで、全体として約1打の改善を見積もっても良いかも。


4.ダボへの王道を避ける -1  (バンカー越えのバンカー入り)

この取り組みは、地味に大きいと思っています。
1.の内容にも繋がりますが、しっかりと「キャリー」の距離を把握すること。もうこれに尽きると思います。

例えばですが、ハイブリッドでグリーンを狙ったショットが左へ巻いてしまって外れ、ガードバンカーの左に。そこからバンカー越えで約30yの打ち上げのアプローチショット、っていう場面。
あるいは、1打目か 2打目に多少のミスがあって 2打でグリーンに乗らず、フェアウエーのグリーン手前からバンカー越えのアプローチショット、っていう場面。

「一番やってはいけない」ことは、このバンカー越えの状況からむざむざバンカーに入れることです。
多少大きくてもグリーンにさえ乗せておけばボギーには収まる可能性が高いのに。

でも、実際には多いんですよ。
とても良いショットで、ピンに絡むぞ!っていう打球でギリギリバンカーの顎を越えずに捕まり、「あれ?!」ってなってダボピンチ。

ピンまでの距離を測る人はまだ良いですが、グリーン周りの50y以内は距離さえ測らないゴルファーが多いです。
そもそも35yなのか40yなのかも分からない。で、「フィーリング」で寄せを狙います。
で、バンカーに捕まる。軽くダフってしまって距離が落ちて捕まる。綺麗に打ててもギリギリ捕まる。なぜでしょう? 
バンカーの顎はグリーン面よりけっこう高くなっています。30-40yのショットはほぼ放物線に近いんです。カップの上からは降って来ません。という訳でなぜかバンカーの顎に捕まります。

私が努めてやっているのは、ピンまでの距離を測ること。例えば 30yだったとします。
忘れてはならないのが、バンカーの顎の頂上までの距離をレンジファインダーで測ること。大抵、21yとか18yとか出てきます。
バンカー手前のグリーンより低いところから見ると、バンカーの淵からピンまで近く見えるんですよ。すぐ後ろにあるようにしか見えません。
でも大体 8-12yの余裕がある場合が多いです。
これを測ります。余裕があればグリーン面を見に行きます。そして立体的に 3Dでイメージします。
顎のこちら側までが測って 21yでしたら、高さ分も入れて最低でも25yキャリーしておけばバンカーは越えて避けられるでしょう。

上手い人はロブショットで距離を打ち分けられるでしょうが、私は距離感を練習していませんので、やりません。
1.に書きました、2x6システムにLWで 1/2ショットが 27yキャリーとなっていますので、これで行きます。普通のチップショット。弾道はさほど高くありません。27yもキャリーしますと、おそらくカップをオーバーします。運が良いと寄ります。バンカーの顎をクリアした向こう側の下り斜面にワンバウンド目が落ちるとボールがキックして 4-5yもカップをオーバーします。でもそれで良いと思っています。とにかくバンカーには極力入れない。

打ち方は変えませんので、特に練習は要らないです。
スコアへの貢献度は、ラウンドで 0.2打くらいでしょうか?


5.ダボへの王道を避ける -2  (ボギーオンの 3パット)

いわゆる「素ダボ」に付きものが 3パットです。
ダボではなくても、せっかくのパーオンをボギーにしてしまうケースもあります。

これをできるだけ避ける取り組みをしています。

3パットは、中長距離のパットが残っている場面から、が多いですね。
私の場合、グリーンが読めていない、というのが大きな原因になっています。
あまりきちんとグリーンを読めていなくても、ある程度の年数プレーしているゴルファーでしたら、カップから左右へのズレっていうのはだいたい 2フィート(約60㎝)以内には収まるものです。悪くても 3フィート(約91㎝)でしょう。
しかし前後には、6フィートも10フィート(1.8m、3m)も ズレてしまうことが多々あり、これが容易に 3パットに繋がってしまいます。

そこで、考えました。
パッティングのラインを読む際には、どれだけ曲がるかということよりも、登っているのか下っているのか、目の錯覚は起きていないか、景色に惑わされていないか、どの程度の傾斜なのか、これを読むことに注力します。
ラインを横から見る、最大傾斜の一番低い方側から見る、そしてできればグリーンの外からグリーン全体の傾斜も確認する。
これをやるように気を付けますと、前後のミスの幅がぐっと縮まります。
それでも、自分のストロークの方でその読んだラインの傾斜に合わせた強さをきちんと出力できるかどうか、という問題がまだ残りますが、私の場合は 20歩以内であればデジタルに強さをコントロールできます。

極端なことを言いますと、最悪左右の曲がりが分からない場合は真っ直ぐに狙っておけば、前後のスピードがあっている限り 2パットには問題ないのです。セカンドパットには、「必ず登りが残り」ます。

ボールの後ろから、そしてカップの後ろに回り込んで丁寧にラインを読むゴルファーはたくさんいます。大半のゴルファーがそうしていると思います。
でも、それ以上に手間をかけて「ラインを横から読んで」いるアベレージ・ゴルファーはあまり見かけません。
ここにもっと手間をかけ気を使うと、3パットが激減してきます。
スコアが80台くらいのゴルファーにとって、ラウンドで1打くらいのセーブにはなるかと思います。


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私の場合は道具の影響も大きくて、例えばハイバンスのウエッジでゴルフが格段に楽になりました。

それと、FW類もスペックが合うやさしいクラブを使うとものすごく安定します。
自分に合うスペックをフィッティングしないで見つけるのはかなりムズかしいのですが、そこが趣味だったりしますので遠回りしますね。

もっというと、スコアだって本当はレッスンに通うのが一番早く減らせる方法だと、真剣に思います。
...でもそこが趣味なので自分でやりたいといいますか。




6/14/2022

ドライバー イズ ショー、パット イズ マネー??!

ひどい、この和製英語は酷すぎる...。


昨日のマーク金井さんのこのブログ記事に出てきたフレーズなのですが、


・ドライバー・イズ・ショー  
・パット・イズ・マネー


試しに「ドライバー イズ ショー、パット イズ マネー」で Google検索してみますと、どうやらマーク金井さんのせいではなく、日本中で間違われている様子...


出てくる、出てくる、検索トップから順番に、↓ 







全部のウエブサイトで間違っています。

文法もおかしいですし、肝心の「韻」も踏めていません。
ドライバーの対比はパターでしょう。品詞すら合っていません。
英文として成り立っていません。


このフレーズ、元々は往年の南アフリカの名プレイヤーで全英オープンに4回も勝っているボビー・ロック(Bobby Locke) が言った言葉でして、『You drive for show and putt for dough』っていうのが正しいと言うか、元の英語です。

drive は「ドライバーでボールを打つ」っていう動詞です。
putt は「パットをストロークする」っていう動詞です。
show はショータイムのショー、
dough はパン生地の練ったやつで、暗にお金を指します。
for は 〜のため、っていうニュアンスを出してる前置詞です。

魅せるためにドライバーを打つけど、お金を稼ぐのはパットだよ。』っていうフレーズです。
(ひどい和製英語をこしらえてはしまったけど、言ってることの意味は間違って解釈はしていない様です。)

show と dough の発音が /shō/ と /dō/ で、韻を踏んでいるわけです。
だからちょっと洒落たフレーズになってます。


正しく覚えて、正しい英語で伝えていって欲しいと思います。


6/12/2022

4RR-Chip (ハイブリッドの4番でバンプ&ラン)

こちらは River View GCという河川敷のコースです。
市街地にあって距離が短くて、一見東京の赤羽GCみたいな感じですが、実はほぼ干上がっている川床と堤防上側の土地との高低差が 7-8mもあって、その高低差をラウンド中に24回も降りたり登ったりするレイアウトで、山岳コースよりもアップダウン的にはキツいです。(笑)


このホールは、15番のパー5かな。
右下へ打ち降ろしていって川床へ降り、2打目を川床を川沿いに進んでいって、グリーンはまたティーと同じ高さに打ち上げながら今度は左へ戻ってくる、みたいなレイアウトです。
結果的に、グリーン面が見えない打ち上げのグリーンに打って行くホールが半分ぐらいあって、表面上コース的には簡単なコースだという評価になっていますが...、私は正直ちょっと苦手にしています。


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チッピングエリアに行きまして、どんな具合か転がしてみました。
もちろん、前記事に貼っておきましたいくつかの動画を見て、使う状況とか、打ち方とか、セットアップとか、そういうのを参考にしました。

何本か撮ったのですが、アングル失敗してピンも転がっていくボールも自分の体に隠れちゃったりしていてボツ。 とりあえず残したのは、この動画だけ。↓


状況としては、芝が短くてタイトな花道タイプの位置から軽い登りのライで、グリーンの外が10歩、グリーンの淵からカップまでが 16歩、トータル 26歩の距離の寄せです。

この状況は、普段でしたらD-Chopで打って行くケースと思います。
もう少し芝が長めなら、54°か 58°で10歩を越えていって、グリーン内にワンバウンド目を入れるチップショットも検討します。10+16 なら、グリーン上の部分が十分に余裕ありますので。

でも、この状況は芝がタイトに薄くバンスが弾かれる可能性もあるライですし、もしウエッジをリーディングエッジから入れたなら刺さってしまう可能性も大の状況です。簡単そうに見えてパーセーブしなければならない状況にも思えてしまいますが、「ダフリやトップを避けること」が第一目標のショット選択をするべき状況とという想定です。
(実際このライは、冬芝ではありませんから58°で打てないことはありません。タイトではあります。)


動画を見ていただきますと分かりますが、この場合はもうほとんど最初から転がっていくイメージです。ハイブリッドの 4番はロフトも立っていて22°ですし。
パターで打つテキサスウエッジは、グリーンの外が 2-3歩ぐらいじゃないと距離感出すのキビシいかな?っていう、このグリーンの外側10歩の状況からの「ハイブリッドの4番でバンプ&ラン」は有効なような感じがいたします。カップを脅かす、っていうほどには、いきなりですし精度が出ませんので、もうちょっと練習が必要ですが。 今の感じで、まぁ上手く行って 1クラブ以内か、大体 1ピン以内に安全に持っていける感じではあります。(1ピン(約2.4m)は簡単に入るパットではありませんが、十分に入れるチャンスもあります。)

基本的に、転がっていくボールっていうのはピンに当たって入ったりする確率もありますし、振り幅が小さいということは大事故や大怪我が起きにくいということですので、ディフェンシブなプレーとしてかなり有能だということは念頭に置いておきたいと思います。

今回の動画のような「PWのD-Chopでいくかなー」という状況ではなく、もっと斜面がきついとか、芝がめちゃくちゃ薄いとか、ウエッジ類や 8鉄転がしでは寄せにくいような状況の時に、このUTの転がしアプローチ、4RR-Chip を使いたいと思っています。



6/09/2022

Costa Mesa CCの9番ホール と Mile Square GCのラウンド記録

このホールは、Costa Mesa CC の Los Lagosコースの 9番ホールです。

下の Google Mapの写真で、一番北に位置しているのが 9番ホールで、348yの短いパー4です。
飛ぶ人は、ドライバー・ショットで右の 8番ホールの池に届く可能性があります。キャリーで 240yくらいかな?


ホールの真ん中、9番と8番のフェアウエーを横ぎり、7番のティーの目の前の真下と6番のグリーン前のフェアウエーを横切る形で斜めに走っている排水用のドレーンが写っていると思いますが、その辺りがぐぐーっと低くなっていて、ティーからは下がっていって打ち下ろしますが、ドローンを越えたところからグリーンまではググーっと登っていきます。

8番ホールのフェアウエーは両サイドの木々のラインに挟まれて狭いですが、9番ホールのフェアウエーは割合に広めです。ドライバーがしっかり打てればチャンスホールです。


...赤い線が写真に入っていますので、何が起きたかはうかがい知れますが、このラウンドで唯一、ドライバーがシャンクしました。(シャンクというかトゥの外側の角で打って右45°にどわーっと。)

低くなっている 8番のフェアウェーの方へ落ちていきまして、8番フェアウエーのさらに向こう側、低いところを横切ってる排水溝ラインをちょっと越えたところのラフまで行きました。 
で、そこからは登っていまして、9番グリーンは全然見えませんし、頭より高い位置にある池を越えたところに 9番グリーンがありました。
排水溝沿いに真横、やや戻り気味に 9番ホールに戻すルートもありましたが、よく見ますとグリーン方向が空いてて、池を向こうに越えたところの木は背が低かったので、グリーンへの方向を確認しに登って行って目印を決め、3Wで打っていきました。 
地図の右端に赤丸で囲んだ携帯電話の中継塔が立っていて、グリーン方向へのちょうど良い目標になりまして。距離はだいたい200yぐらいだろうな、と。

1DKJ (一打献上) の精神で打つラインとしてはかなりアグレッシブでしたが、木を越えるには一番楽なルートです。そしてライとしても左足上がり。(もし横向きに戻すルートに打つにはつま先上がりの傾斜からでやさしくはなく、落としどころは 9番の排水溝の手前の斜面に打つけど傾いてるし広くはなく、さらに次の3打目のショットも左足下がりで難しくなります。)
ここは、KKIT (乾坤一擲)入念にゾンビ立ちをして 3Wを打って行きました。

左足上がりのライでちょっとドローがかかり過ぎたんですけれど、グリーンの左手前5yぐらいに持って行けました。打った後、どの辺にボールが行っているのか見てみないと分からない状況でワクワクドキドキ(ある程度良い予感)しながら登って行ったのですけれども。

 この2打目のショットは自分でもびっくりするほど上手くいきました。1打目も逆の意味で自分でもびっくりだったんですが。笑

3打目はカップまで36歩でグリーンの外に5歩の位置、絶好の 27yキャリーの58°の1/2でピッタリ打てる位置だったのですが、ちょっとグリーン手前の芝が思ったより深かったんですね、花道より左で。ウエッジフェースのやや上側寄りでボールを打って、ショートしまして6歩残してしまいました。2歩ぐらいに付けたかったのですが。
このパットは軽い登りのフックラインで、基準の7歩のストロークで打てば距離もピッタリですから本気で狙っていきましたが、惜しくも入らず。
結果的にはボギーに終わりましたが頑張ったホールだったと思います。


アクシデント的だったティーショットはともかく、そこからのリカバリーとしては最善のルートのショット選択だったのではないかな、と思い返しています。
(ちなみにこの他のティーショットは大きなトラブルはありませんでした。) 


6/05/2022

WITB - 2022年のクラブセットアップ (改訂版) — 追記2

追記2: 10/08/2022

7番アイアンが 1本、 PXG 0211 COR2 Irons (2019) から PXG 0211 ST Blades (2021) に入れ替わっただけなのですが、アップデートしておきたいと思います。


バッグの写真、取り直しました。



ウッド類も入れて撮ったもの。



各クラブのスペックのまとめ


2022年10月08日現在

ドライバー: Taylormade SIM2 Max 460cc  
                    ロフト 9.0度 ライ 59-62°  長さ 45 3/4インチ
           シャフト Grafalloy ProLaunch Blue 45, Stiff-flex,
                        Weight 48g   Torque 5.0

3W:        Taylormade SIM2 Max 3W (190cc)
                    ロフト 15度 ライ 59°  長さ 43 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 5 R
                        Weight 58.5g  Torque 3.7

5W:         Taylormade SIM2 Max 5W (160cc)
                    ロフト 18度 ライ 59.5°  長さ 42 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 5 R
                        Weight 58.5g (+鉛3g)  Torque 3.7

4U:         Taylormade SIM Max Rescue 116cc
                    ロフト 22度 ライ 60.5°  長さ 40 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 6 R
                        Weight 65g (+鉛3g)  Torque 3.5


5番アイアン:    Callaway X-Forged UT iron 24°
           シャフト UST Mamiya Recoil ES 780 Graphite F4 (Stiff) 87g (+鉛2g)

6番アイアン:    PXG 0211 COR2 Irons (2019)
                     ロフト 27°
           シャフト Mitssubishi OTi 85 - Stiff flex   93g

7番アイアン:     PXG 0211 ST Blades (2021)
                     ロフト 31° 
           シャフト TrueTemper Elevate 95 - Stiff flex   94g (+1/2")

8番、9番、PW:    PXG 0211 ST Blades (2021)
                     ロフト 35°、40°、45°
           シャフト TrueTemper Elevate 95 - Stiff flex   94g 


ウェッジ 50°:     Edel Wedges Driver Grind (V-Grind)
                     ロフト 50° ライ 64°  バンス 15°               
           シャフト Aerotech Golf Steelfiber i110cw 110g

ウェッジ 54°:     Edel Wedges Driver Grind (V-Grind)
                     ロフト 54° ライ 64°  バンス 17°                  
           シャフト KBS Tour,  Wedge Flex 110g

ウェッジ 58°:     Edel Wedges Digger Grind (D-Grind)
                     ロフト 58° ライ 64°  バンス 25°                  
           シャフト KBS Tour,  Wedge Flex 110g
 (58°はEdel Wedges Driver Grind (V-Grind)バージョンも。バンス20°)


パター:       Titleist Scotty Cameron Select Silver Newport
                     ロフト 3.5度 ライ 70.5° 長さ 35 インチ


注:ドライバー セッティング (2ポイント Lower (1.0°))



業務連絡:

コメントいただいてますみなさん、コメントがすぐには反映されないケースがあります。
GoogleのAIがスパムかどうは判定に時間がかかる場合があるためです。ちゃんと反映されますので!
ご面倒をおかけしてしまい、すみません。


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記: 6/05/2022

いやー先週、すげーのに会いました。
こちらは二人で予約しまして、当日に知らない二人と組んでのラウンドだったのですが、そのうちの一人の Jebとかいう人がとんだくせ者で。 

こちらは一緒に行った友達です。

1番ホールで酷いティーショット打って即座にマリガンで二球目を出してきて続けて打ったのは普通なアメリカ人ゴルファーですからまぁいいとして(笑)、その人が2打目地点でボールを打とうと「準備」してる時だったんですけど、(遥か後方に置き去りにされた1球目のボールを拾ってきてあげたのでもう一人の相棒の人に渡してあげようと歩み寄っていたのですが)、ガバッと振り向きまして『俺のスイング中に後ろで動かないでくれ!』って言ってきたんですよ。5mぐらい後ろの背面方向死角側にいたのに? その人のスイング始まってもないのに? 会ったばっかりの1番ホールですよ?
仕方ないので持って来たボールを相棒ではなくてむしろ振り向いた本人に「これあなたの1球目」って渡してあげました。どうせスイングの準備を中断したんだからいいだろう。

2番ホールではグリーン上、その人が1番遠くに乗っていまして、パットする時のルーティンらしき動作をやおらストップして僕の友達に『そのボールマークしてくれないか』って言ってきまして。
あなた、ボールはカップの「後ろ」5フィートぐらいですよ? 邪魔になってないけど?そんなにオーバーすんの? 

3番ホールのパー3では、打ったのが低いフックボールでまぐれっぽくグリーンに乗ってカップの方にそこそこ寄って行ったんですが、自分の相棒に向かって得意げに『何番で打ったかは言えない。イリーガルだから!』とかほざいてまして。あんたのっけからマリガンしてたじゃん? あんな当たりじゃ番手の参考になんないじゃん? 
もうね、そもそもプレーがクッソ遅いし。打つ準備くらい自分の番が来る前にやっとけよ。
自分の番が来てからもいちいち中断してなんか言ってるし。
当然ですが、バーディパットは外してなんか文句言ってました。

4番ホールでティーショットを右ブッシュに打ち込み、かなり長いことボール探しをしてたんで、僕らは彼らの前方だったけどもうとっくに 2打目を打ち終わってグリーンに乗ってましたから、「俺ら先行くわ!」って言ってその場で置き去りにしてやりました。 
2人乗りの乗用カートだったので幸いでした。
あいつ、こちらがグリーンでパットアウトしてもまだボール探してましたよ。3分制限のルール分かってないんじゃね? (たしか1番ホールでは 1球目を探しもせず次のボール出して打ってたけどね? 意味わからんわ。)

よく一緒に来る友達がいたもんだ。


−−−

記: 6/05/2022


先月、2022年のクラブセットがほぼ固まったとおもってWITB記事を上げていたのですが、
> 3W、3U、5Uの 3本は変わらず SLDRです。

って書いていた部分、やはり 10年前のモデルではちょっと古いよなー、と気になっていました。
で、その後、「[TaylorMade SIM2 Maxの 3番ウッドと5番ウッド と ゾンビ立ちラウンドリポート」と、「TaylorMade SIM Max 4番ハイブリッド」っていう記事を上げてまして、この3本も入れ替わることになりました。

さすがに(比較的)新しいモデル、打ちやすいです。


ということでもう一度、2022年の改訂版です。


ハイブリッドの 3番が、5番ウッドに入れ替わりました。

ハイブリッドの 4番もSIM2 Maxで揃えたかったのですが。(そのうち見つけたら入れ替えるかも?)

今回のセット、プレー歴はすごく浅いんですが なかなか気に入っていまして、こうやって眺めてもウキウキです。

アイアンは、以前の記事に載せました、コンボ・セットにしたアイアンです。



ちょっとアングル変えた写真も。


アイアンは、順番に沿って入れ替えて写真撮りました。
普段使うときには右サイドのポケットに 5番 6番と9番を入れていて、違う順番で入ってます。(6と9の間違い対策です。(笑))


カバーは、SIM2用のカバーも持っているのですが、M1のやつを気に入っていまして、黒々した感じになっています。


3WのカバーはM4のもの。M1のものも持っていますが、5Wと同じだと間違うので今のところM4のをつけておこうかと。

地味めに、締まった感じでいきたいと思います。
ダースベイダーのドライバーヘッドカバーとかも持っているのですが、そっち使ってもいいかなー。(笑)


前回の記事同様、2022年のセットアップとかの題名ですが、クラブは2021年以前発売のばっかりです、すみません。(でもこれで、2012年モデルはなくなりました。)


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各クラブのスペックのまとめ


2022年5月21日現在

ドライバー: Taylormade MY SIM2 460cc  
                    ロフト 9.0度 ライ 59-62°  長さ 45 3/4インチ
           シャフト Grafalloy ProLaunch Blue 45, Stiff-flex,
                        Weight 48g   Torque 5.0

3W:        Taylormade SIM2 Max 3W (190cc)
                    ロフト 15度 ライ 59°  長さ 43 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 5 R
                        Weight 58.5g  Torque 3.7

5W:         Taylormade SIM2 Max 5W (160cc)
                    ロフト 18度 ライ 59.5°  長さ 42 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 5 R
                        Weight 58.5g (+鉛3g)  Torque 3.7

4U:         Taylormade SIM Max Rescue 116cc
                    ロフト 22度 ライ 60.5°  長さ 40 1/4インチ
           シャフト Fujikura Ventus Blue 6 R
                        Weight 65g (+鉛3g)  Torque 3.5


5番アイアン:    Callaway X-Forged UT iron 24°
           シャフト UST Mamiya Recoil ES 780 Graphite F4 (Stiff) 87g (+鉛2g)

6、7番アイアン:    PXG 0211 COR2 Irons (2019)
                     ロフト 27°、31°
           シャフト Mitssubishi OTi 85 - Stiff flex   93g

8番、9番、PW:    PXG 0211 ST Blades (2021)
                     ロフト 35°、40°、45°
           シャフト TrueTemper Elevate 95 - Stiff flex   94g 


ウェッジ 50°:     Edel Wedges Driver Grind (V-Grind)
                     ロフト 50° ライ 64°  バンス 15°               
           シャフト Aerotech Golf Steelfiber i110cw 110g

ウェッジ 54°:     Edel Wedges Driver Grind (V-Grind)
                     ロフト 54° ライ 64°  バンス 17°                  
           シャフト KBS Tour,  Wedge Flex 110g

ウェッジ 58°:     Edel Wedges Digger Grind (D-Grind)
                     ロフト 58° ライ 64°  バンス 25°                  
           シャフト KBS Tour,  Wedge Flex 110g
 (58°はEdel Wedges Driver Grind (V-Grind)バージョンも。バンス20°)


パター:       Titleist Scotty Cameron Select Silver Newport
                     ロフト 3.5度 ライ 70.5° 長さ 35 インチ


注:ドライバー セッティング (2ポイント Lower (1.0°))


6/01/2022

LIV Golfのショックウエーブ // ハイブリッドの 4番でバンプ & ランをこれから練習

サウジアラビアの LIV Golf がいよいよ来週(6/09-11)のロンドンを皮切りに始まります。

ホワイトシャークことグレッグ・ノーマンをヘッドに、プレイヤーをハンティングしていて、PGAツアー側は全面的に争う姿勢でペナルティー設定したりしてごたごたしています。

誰が出る噂とか、俺は行かない宣言とか、ミケルソンがPGA批判してLIVに参加意向だとか、いろいろ話題でしたが、いよいよ出場選手が発表になりました。

ツイッターで流れてきた画像がこちらです。↓



大体伝えられていた通りの顔ぶれですが、ダスティン・ジョンソンにはちょっと驚きました。


こちらに Golf.comの記事があります。

『 5 biggest surprises from the LIV Golf field list (including Dustin Johnson?!)

まずダスティン・ジョンソンの出場がびっくりだと。
2020年マスターズチャンピオンで世界ランキング13位ですからね。 
今37歳でしばらく活躍していませんので下り坂にはかかってきている感じですが、$125MM(160億円ぐらい)をオファーされてるそうですので、まぁそういう選択もあるかな、っていう感じはします。
別のニュースで、スポンサーだったひとつRBC (Royal Bank of Canada) は酷くがっかりで契約を終了する、とかも報じられていました。

Talor GoochはPGAで初勝利を挙げてこれから、っていうところだったのでびっくりだ、と書いてあります。

今回は噂に上がっていた、アダム・スコットブライソン・ディシャンボウ、そしてフィル・ミケルソンが入ってなかった、と書いてあります。

* 追記 : 6/06/2022 
結局、今日のニュースでフィル・ミケルソンは LIV Golf のツアーに参戦することになったそうです。PGAツアーからは引退、今年の残りのメジャーだけ出場するとか。
Kevin NaもPGAツアーから撤退だそうです。(ほとんど誰も触れませんけど。)


USアマチュアのチャンピオンとか、アマチュアの若者たちも取り込んでいる、と。

あとはヨーロッピアン・ツアーのプレイヤーたち。すでに話には上がっていました。
Sergio Garcia
Martin Kaymer
Graeme McDowell
Ian Poulter
Lee Westwood 

ライダーカップのキャプテン候補がずらりだけど、どうなるんでしょうか?と。

最後に、チェイス・ケプカ。 ブルックス・ケプカの弟ですが、ランキング 1,543でPGAには活躍の場がないので、って書かれています。


さぁ、どうなるんでしょうか? 
(...と、記事もそう〆て終わってます。)


ちなみにですけど、LIV Golf の LIVっていうのはローマ数字で「54」って意味でして、48人のプレイヤーが出場して 54ホールで競って予選落ちとかは無しのゴルフイベント、ってことだそうです。72ホールやんないんですね。もし72だったら LXXII Golf か。 


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さて今回は、ハイブリッドの 4番でバンプ & ランをこれから練習してみることにします、という内容で、まだやっていません。

まずはレッスン動画を見て、打ち方とか、むしろもっと大事なのはどういう場面で有効なのかの見極めとか、でしょうか。

ざっと見てみました。






なんか、思ってたよりもバンプ & ランって感じじゃなくって、最初から転がってる感じ?
パターで打つよりも、手前のグリーンじゃない部分をスキップして通過しやすいってことだろうかと思います。

みんなすごく短く持っていますから、こないだの +4っていうグリップを付けといたのは良かったな、って思いました。

各動画の説明を聞くと、芝が薄くてウエッジだとダフってチョロったりカツっとトップしてオーバーしたりしやすいライからやさしく打てるよ、っていうことのようです。
どの動画もグリーンの外の部分がけっこう長くあるんですけど、飛び越えてワンバウンド目がグリーンって訳じゃないんですね。ポンポンポンーっと手前の花道部分も跳ねてっているようです。


これらの動画の状況ですと、短いやつも長いやつも、今まではPWを持ってD-Chopで打っている状況です。LWで上げていったりはしませんのでそんなにザックリの心配はしていませんが、グリーンの傾斜、アンジュレーションはまだ良いのですが、グリーンのコンパクションの影響で結果がちょいショートだったりちょいオーバーだったりで 3-5歩になっちゃうとアップ & ダウンをミスってしまうので、

...このハイブリッドの 4番を使ってバンプ & ランの転がしで行く分にはパター感覚でグリーンのアンジュレーションを読んで打って行けばワンクラブぐらいに入れられるのかなー?そうだと良いな。っていうところがこのショットの成功の目標になりますね。


それと、薄い芝で下に砂地が入っていてリーディングエッジが刺さりやすいライの状況に有効な模様です。
あとは 芝が薄い状況で芝目が逆目だった時とか。 
これはどんなクラブで打ってもザックリの可能性があります。 


今後、自分なりに色々な場面を試してみて、ハイブリッドの 4番でバンプ & ランの経験値を積もうと思います。