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9/22/2024

がらがらの練習場でドライバーショットについて気が付いたこと(仮説)

気付きシリーズ第2弾、って訳でもないですが…
(-> 第1弾)

薄々知っていた様でいて、実験してみてあらためて「おおーっ!」って思いました。


毎週早朝に行く練習場の3階席がたまたま空いててガラガラだったんですけど、まぁ打ちやすい真ん中辺に陣取りますよね。
ど真ん中の打席4つはクラブ置きのプラ番が折れてたりしまして、52番に入りました。


3階は 41番〜60番の20打席です。
それで言いますと、52番は真ん中の少し右寄りになります。

で、ですね、ちょっと動画撮らずに練習始めてしまったのですが、いつもの様に1球目はドライバーショットを1発、って打ったらすごく大きく左へフックしました。OB確実。
普段は1発しか打たないのですが、あんまり酷かったのでもう1球打ちましたところ、今度は無意識の修正動作が入った様で、右の林ぎりぎりか入っちゃうかなー、ぐらいの右にフェード目に。
「あれ?」って思って3球目も行ってみたところまたもかなり左へ、左のラフじゃ済まないかもぐらいのフック。


これはおかしいぞ?って思いまして、9番アイアンを打ってみますと、これも20yぐらい左に。
こういうのは、打席の向きと練習場の景色がズレてるときに起きますね。

...と思って、49番に移動しました。
49番ていうことは、真ん中よりほんのちょっと左寄りです。
そうしたらやっぱりいつもどおりに戻るんですよね。何にもしてないんですけど。


その時の動画ではないですけど、このくらい左の打席だと良い調子に打てます。


もうまるで嘘のように49番打席は打ちやすいです。
これはどうみても、打席のマットのラインとか、目の前のついたて(仕切り)とか、景色の見え方、左右のフェンスのラインとか、そういうのの影響で微妙にスタンスが狂うのでしょうか。


そこで、がらがらなのを良いことにあちこちの打席で打ってみました。笑

右側から行きまして、52番、53番はすごく感触悪いのですけど、55番まで来るとそこまで問題なかったりします。少し違ったターゲットを向いてる感じでしょうか?
60番(一番最初の写真を撮っている打席)はさすがに練習場を斜めに使ってる感じでフェードの打てない私には打ちにくかったです。でも58番ぐらいだと斜め感はあっても52番ほど問題は出ませんでした。

逆側に行って、47番、45番、43番って打ってみても、ほとんど問題が出ませんし違和感も感じません。41番はさすがに端に追いやられた感あって、全部大き目のドローボールになりますけれど練習場なりに曲げて打ってる感じがあって、調子がおかしくなることはないのかな?って思いました。


空いているのを良いことにあちこちから打ってみましたが、総じて真ん中より右側の打席は相性が悪いようです。しかもそこまで端にいかない真ん中付近の少し右サイドはものすごく相性が悪いです。
この練習場の景色と打席の微妙な向きの関係でそうなるのかどうか、ちょっとびっくりするぐらい思うように打てません。
真ん中より左サイドの打席では、わりあいにどの打席でも大丈夫のようでした。


〜〜〜


これを踏まえまして、コースでティーアップするときに応用できないだろうか?と思いました。

現状では、ほとんどのホールでティーボックスの左端に近い方、1歩程度マーカーから下がった位置にティーアップすることが多いのですが、景色やティーボックスの設定された位置によっては、右サイドにティーアップすることもあります。

従いまして、今回のがらがらの練習場で起きた事象を回避できていたホールがまぁまぁ少なくないのではないかと思いますが、各ホールのティーからの見え方によって、構えやすくミスショットが出にくいティーアップ位置があるのではないかと思うのです。

ティーインググラウンドがちょっと右方向とか左方向とかにズレて向いているホールとかでは、明らかに影響されて構えにくいケースがあります。

今までは漠然と、ティーが目標向いていないから構えにくいとか、ティーボックスが端に寄っていて構えにくいとか、その都度に構えにくさを感じるだけで解決しないままティーアップしていたり、例えば「あそこの張り出してる枝にいつもギリギリに行っちゃうんだよなぁ」的な景色の影響というのは意識しつつも気をつけるだけではなくてどう対処すれば良いのかとか、あまり大した対策をしてこなかったように思いました。

このホールのティーショットは右にドッグレッグしていてグリーンが見えないけど右方向にあるのが頭にあって、どうしても右の林にミスショットしやすいから大袈裟めに左サイドにエイミングするとかぐらいは対処していましたが、ちょっと気持ち悪いまま構えていますし、対処し切れているかどうかは甚だ疑問です。

練習場のマットの線とかはコースにはないことが多いわけですけれど、知らない間に右にずれて構えてしまっているとか、逆に左に向きすぎていて結果的にむしろ右にミスするとか、そもそもそういうミスを引き起こしていて、スイングの調子は悪くないのにとあるホールで突然OBを打つ、なんていう経験があるゴルファーが少なくないと思うんです。


今後、景色の見え方や高低差、ティーインググラウンドの微妙な傾きなど、自分のセットアップがティーボックスの向きとかの他に、どんな要因に影響を受けているのかを、できる範囲で意識してパターンを分類し、どういったときにどういったミスが出たか分析していってみたいと思います。
今まであまりに無頓着でした。OBはあまり打たない方ですので真剣さが足りなかったかも知れません。でも、安全方向に打って結果としてラフに行ったり傾斜地に行ったり距離を長く残したりすることはやはり幾分スコアには不利になります。

もしある程度の傾向が分析できれば、もしかするとそこに対処してこういったセットアップをすれば気持ちよく構えられてミスが大幅に減る、とかいう方法論を思いつくことができたら、今後のスコアに貢献してくれるかも知れません。


例によって、まだなにも解決していないブログポストですが、書き残しておいて、後でフォローアップしていきたいと思います。
(10年後とかにフォローアップすることもあるし、フォローがまったくないこともあるので厄介なブログですが。自分自身が続編を期待します。笑)



9/11/2024

最近アイアンショットで気を付けていること


お友達のかわせみ!さんがゴルフシューズのグリップにこだわって、上り9ホールを37でラウンドされていまして、私も足元にちょっと注意を払うことにしました。

こちらのインソールです。


私は20年以上スパイクレスで、そんなに飛ぶわけでもありませんしそれほど足を踏ん張ったことはないのですが、安定すれば良いなと期待しています。

友人で何人かいわゆるPlanter Facilities (足底腱膜炎) で歩けなくて中には手術までした人がいますので、ちょっと気になっている土踏まずのサポートにも期待をしています。私は痛くなったことはまだないのですが、スケート靴とか履くと足の裏とか多少痛くなりますから、気をつけるに越したことはないかと。

もちろんエルニーニョにセットします。


ーーー


さて題記の件、普段の練習で 1/2ショットとか、3/4ショットとかは練習しますが、フルショットをあんまり練習していなくて、アイアンの当たりが薄かったりハーフトップだったりヒール気味だったり、大きなミスはないもののどうもストロークが安定していなくて気持ちが良くないように感じていました。

インパクトでのボール・コンタクトの感触なのですが、今一度基本に立ち返るべきかと考えました。


練習場で、まずは3/4ショットの動画を


こちらは58°で二つあるグリーンのうち目の前の右側のグリーンに向かって打っています。

最初草擦りの素振りでは、いつもは2階席か3階席で打っていますため 1/2ショットくらいのイメージで素振りしていますが(この動画の時は1階席から打ちました。)、
打つ前にグリーンのセンターにあるピンまでの距離をレーザー測定器で測ると48yありましたため、切り替えて同じ58°の 3/4ショットで行くことにした様子が映っています。
あらためて 3/4ショットの素振りをしっかりとしてから、ボールに向かっています。

外観では2レバー入っているように見えるかもしれませんが、自分の内観としては1レバーでコックは使わないイメージです。
インパクト後のフォロースルーも、フェースをまったく返さずに打っていこうとしています。
内観は魚突きドリルのイメージです。


でもこの日の練習の目的は3/4ショットではありませんで、アイアンのフルショットです。

3階に上がりまして、9番、8番、7番も打ちましたが、こちらの動画は6番アイアンです。


わりと良い感じが戻って来ました。
草擦り(っつってもマットですが)を兼ねた本気のリハーサルストロークは、syoballさんのいう腕Gのイメージで左腕が9時半ぐらいになっています。

ボールに向かった時にも同じようにスイングできるようにかなり本気でリハーサルしてるつもりですが、それでもいざ実際にボールに向かうと左腕で10時くらいになっちゃうものなんですね。
こういうのは動画を撮ってみないと分かりません。

フォロースルーは教科書通りではありませんが、魚突きイメージでリストターンはあまりなくて突いておしまいの感じで打っています。
スタンスは一般的な6番アイアンからするとかなり狭目だと思います。つま先は右には向けないようにしてます。フルショットにもかかわらずQF(窮屈フル)で打つ感覚で打とうとしています。

テークバックの9時半とか10時とかの大きさは外観でのお話でして、内観では全く意識していません。リズムとテンポだけを考えています。
強いて言えばテークバックの始動だけ50cmぐらい真っ直ぐ引くように気をつけています。
腕とシャフトが作る120°ぐらいの角度をスイング中ずっとキープしている感覚です。主導的コックは入れず、受動的コックにとどめる、任せる内観です。

結果的にはちょっと前のスイングよりももっとテークバックしないイメージです。何を言ってるのかよく分かりませんが、内観ではそんな感じでずいぶん掴まりが良くなった感触がありました。

理由は分かりませんが、左肩がより動かずに済む動きでスイングスピードはさほどないなりにボールとのコンタクトがマシになったのではないかと思います。
このフルスイングですと、コースでも色々な傾斜やライに対応しやすいと思います。


こちらの動画はどうでも良いのですが、いつものように練習場に着いたらまず最初に打つのがDR1発。


体ほぐしの素振りを3度ほどやって、草擦りは無し。
ちょっと弾道が低いボールですが、想定しているスタートホールのティーショットとしてはまずまずかと思います。


普段あまり「開眼」とかしないのですが、今回の打ち方はちょっとアイアンショットの安定に一定の効果が見込めそうに思います。
しばらくこれでコースでもやってみたいと思います。


ーーー


早速週末にコースで試してきました。


ラウンド中、動画をこれしか撮りませんでした。
16番ホールのセカンドショットで、145yくらいで若干のアゲンストの風、フェアウエー右サイドからで右サイドのせり出した木が邪魔です。

気持ちは木の枝をかわしてフェードを打つスイングです。
フェードが出るように念じて打ちました。後でこうして動画で見ても、フォロースルーで左肘を抜くように動いていて、気持ちは出ていたのだなーとは思いますが、実際にはボールはほとんど真っ直ぐにしか行っていません。笑

本当、左に曲げるのは比較的簡単に打てたりもするのに、右に意図的に曲げるのはなかなか難しいです。(ゴルファーによっては逆もありますよね。)

こういったインテンショナルショットでさえも、腕Gで打つことは有効でした。(フェードはかかっていませんけど、打感は良かったので。)
今後はこのショットを徹底して定着していきたいと思います。


週末のスコアです。


一番の効能は、ダブルボギーを防げたことだと思います。
ワンパットのボギーだったホールが2ホールありますので危なかったのですが、全体的にやはり酷いレベルのミスショットが出にくくなったように感じます。

もちろんラウンド一回ではまだ分かりませんけれども、実感、体感として安定するようだ、という感触があります。
これがそのまま続いてくれると良いのですけれども、ゴルフってそうそう簡単に定着しないんだよなー、っていうことは分かっているつもりです。


12/15/2023

突然に駅前のタイルで、スタンスの再確認

新横浜の駅前なんですけどね、タイルを見てたらちょっとやってみたくなりまして。
素振りとかはしてないですよ。(傘とか持っても振ったりはしません、絶対に。)


この辺り、人の流れの動線的にあまり通る人がいない感じになるんです。
斜めになっている分、遠回りになりますのでね。変な少ない階段ありますし。
左側のガラスの向こうのエスカレーターの方は大勢の人の流れがありますし、写真の右の方も修学旅行生とかが集まってごった返しています。


調べてみたところ、タイルサイズは9cm、タイル周りの溝の幅5mmでした。そこを含めますと10cm角になります。

ゴルフボールの直径が4.27cmですから、だいたい白い丸の内側の薄い線くらいの大きさでしょうか。
この白い丸は、夜になると付く歩行用のライト?のようです。


まずは1/2ショットで使うセットアップから。


イメージしているのは、58°のウエッジです。
こちらの記事で書いていますセットアップです。
  ↓

この記事の頃にはいろいろ打とうとしていましたが、その後このスタンスと構えから無理なく打てる最大を1/2ショットと定義づけて、58°から54°、50°、PW、9番アイアンくらいまでこのショットを使うことがあります。

両足を揃えて立ち、ボール位置は真ん中に置きます。
そこからつま先だけを約45°左方向へ向けます。そうするとテークバックが窮屈になって、あまり大きく振れません。スタンスも両足がくっ付いていますから大きく振ることはできません。
足踏みをするかのように膝で調子を取っておいて、左、右と膝を使って打っていく感じです。

このスタンスにして以降、ダフリやトップが格段に減りました。
(それまでは体重移動してしまって軸がブレブレだったということかと思います。)


次に3/4ショットと定義しています打ち方のスタンスです。


これは雰囲気で54°を持って、52yキャリーを打つイメージです。
ものすごく右にボールを置いているように見えますが、ひとつ前の写真と右足かかとの位置はほぼほぼ同じで動いていません。

先ほど同様、両足を揃えて立ち、ボール位置は真ん中に置きます。
そこから左足の位置をステップして左に、つま先は左20°程度、右はほんの気持ち左方向へ向けます。この構えから、テークバックはあまり気にせず膝と左腰を動かして打っていきます。腕の意識はほとんどありません。

50°でキャリー64yぐらい、PWでキャリー76yぐらい、っていう感じで、あらゆるクラブをこれで打ちます。

次の写真を見ていただくと判りますが、ボール位置に関してはかなり悩みつつ検討しましたが、この位置が一番ダフリやトップになりにくいと「経験則」で判断しました。(平地を仮定しています。)
私の場合は、小さいショットは右サイドで捌いて打っているということかも知れません。よく分かりません。


3つ目の写真は、フルショットのスタンスになります。


イメージ的には、9番アイアンを想定しています。
気持ちオープンスタンスです。引っ掛かりにくいような気がします。でも、傾斜とかいろいろで草擦りしますからこの辺りはフレキシブル(というか適当)に構えています。クローズだったりオープンだったりいろいろします。
3/4ショットよりはスタンス幅広くしますが、思ったよりほんの少しだけのようです。

ここから魚突きのイメージで、ずんっ!と。笑
頭の中ではインパクト時に腰が右へ回る感覚なのですが、突くときにお腹に力がこもるような気がします。(逆な感じしますが右です)


ドライバーを打つ時のスタンスもとってみました。


ドライバーのシャフトが長い分ボールからの距離が遠くなります。タイルで2枚弱でしょうか。そうすると18cm(7インチ)ぐらい離れているということかな。
スタンス幅は(靴のどこで見るかによりますが)肩幅より少し広いくらいな感じでしょうか?
左右の位置としては、左足かかとの内側の延長線上かもう少し内側くらい。左脇の位置っていうのが本人的な脳内の感覚です。

もっと左サイドに置いてウエートシフトして...とかも思いますが、そうすると魚突きのイメージがしにくくなってしまうんです。

こうやって写真に撮ってみると、自分で思っていたよりもスタンス幅広いなー、とか再認識しますね。


ボールに対するスタンスの取り方って、ゴルファーによって個人差がすごくありそうな気がします。


8/19/2022

プル角についてと、その他日本ゴルフ界に独特の表現

写真が斜めっていますが、ゴルフ場のカート道の脇で撮った写真です。


これは確かFullerton GCの12番ホール、パー5のグリーンに近い方のロケーションです。
実際こういう穴はいろんなコースのありとあらゆるところ、場合によってはフェアウエーにもあいていまして。

ゴルフルール上は、「穴掘り動物の穴」っていう分類がされるのですが、動物もいろいろです。

Gopher (堀ねずみ)が代表的ですが、他にもウサギやヘビ、モグラ、オポッサム、ラクーン、イタチ、キツネなど、大きさも様々です。
ゴルフボールくらいなら転がり込んじゃう大きさのものが多いので、ボールをロストしないように気を付けないと、です。気を付けようがないとも言いますが。

ちなみにこの穴はリスの巣です。
誰の穴か分からないときも多いのですが、今回は目撃しました。(笑)


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このブログにいくつかあるんですが、やけにウエブ検索にかかるらしい古い記事があります。

そのうちの一つがこちら。


プル角の概念自体は、一部のクラフトの方々を除いてクラブメーカー側ではすでに廃れてしまいまして、クラブ設計には使われていません。ほぼ死語になっていますので、耳にした方が「なんだろう?」って思って検索をしますと、上記の記事が候補に挙がってくるのかな、と想像します。

アイアンを構えた時に、シャフトが左から入って見えるのですが、この時の角度を「プル角」と呼んでいました。

プル角の付いたアイアン


シャフトの直線から、白く塗られている一番下のスコアラインの直線にネックのところで逆「く」の字に曲がって見えまして、ネック付近に懐があって包み込むイメージがあります。
ただ、このプル角が付いていると、左へ引っ掛けやすいんですね。
ショートアイアンほどプル角が強いので、左に引っかかりやすい傾向があります。
それで、プロの中にはショートアイアンやウエッジを打つ時にオープンスタンスを取るプレイヤーも少なくありません。

...的なことが 30-40年前の当時には語られていたりしました。


でもこれは多分に写真の取り方も影響していまして、

真っ直ぐにセット

こういう風にほぼ真っ直ぐに撮しても写真上はクラブフェースの見た目の形はほぼ変わって見えませんが、懐(ふところ)部分の見え方の雰囲気は少し変わって見えます。

実際にショットを打つ時には、やや左からシャフトが入って見える角度で構えることが多いです。

ちょっとハンドレイトの位置

こうやって撮りますと、シャンクが出ることはあっても左への引っ掛けは出なさそうなクラブに見えるかも?


1978年頃に、それまで100円ライターで知られていたマルマンが 『SPSS理論』っていうのを引っ提げてゴルフ界に進出しまして、さらに 1989年にアイアンのソールに4方向に丸みを帯びた『マルマンソール』っていうのを出して大ヒットさせたんですが、それ以前のアイアンのソールは、大体真っ直ぐフラットなソールが多かったんですよね。

ですから、アイアンのソールを地面に構えた時に、座りの良い位置っていうのが当時のクラブにはありました。
そのアイアンソールの「座り」を基準にプル角を測って、調整を入れたりしていたんです。

ネックを曲げて調整しますので、どうしてもロフト角やライ角に影響が出ます。
ただこの当時は、ロフト角やライ角のそもそもの販売時点での精度が、一般売りの製品ではあまり良いとは言えない出来で売られていました。

ほとんどのアイアンクラブが鍛造(フォージド)の軟鉄製でしたから、出来上がりの精度は +/-2~3°は当たり前のようにズレていましたが、一方で後からの調整は利きました。
ですからチェックして調整を入れれば、むしろ良いチューンナップになっていましたし、その辺りのきめの細かさが日本的で良かったと思います。


一方、ウエッジの場合は、当時からソール形状は様々なものがありました。
ソールの座りを基準にプル角を測り、懐の見え具合をゴルファーの感性に合わせ、打ちやすいウエッジに仕上げる、というクラフトマンの仕事は多くのゴルファーの助けになっていたと思います。


当時のアイアンやウエッジもマグレガーのやつをいまだに持ってはいますが、今回の写真にはちょっと前の2010年のグルーブ溝規制以前のウエッジを持ってきました。

Callawayの Jaws Wedge 54°

バンス角はハイバンスの16°が付いていまして、ソールは C形状に削られています。
フェースを開いて使いやすいように設計された、ものすごく良くスピンのかかるウエッジでした。

同じように構えてみますと、

通常のややハンドファーストの構え

バンカーショットなどややハンドレートの見た目


このウエッジの、わりと硬い地面でのソールの座りが良い位置を確認してみますと、こんな風になります。↓

ソールの座りが良い位置にクラブを置いた時

自然と 20°くらいフェースを開いて使うように設計されて作られているウエッジだな、っていう感じがします。

こうやって構えた時のボールの打点位置でのフェースの向き(ティーの指している方向)と、フェース上のスコアライン(溝)に垂直な向きの方向が、クラブを構えた角度からでは必ずしも一致して見えない、っていうことは意識に置いておいた方が良いかもなー、と思います。


また、アイアンやウエッジには グースネック(フェースプログレッションが大きくつけてある)にデザインされているものも多くあります。

グースネックになっていますと、クラブの重心角が大きくなるように作れるため、つかまりが良くなる性能を持たせることができます。またフェースがシャフトにやや遅れてボールに入るため、ダウンブローの強い打ち方の人にはグースネックが合うとされています。

グースネックのアイアンは、わずかではありますがウッド類のクラブでいうところのフックフェースになっているクラブとして使うことも可能です。
グリップの入れ方を少し変えると効果的です。



ところで、プル角について英語版の Goole検索を使いまして検索してみます。

"pull angle", golf  
 あるいは
"hook face", irons, golf  

などのキーワードで検索をかけてみますと、Golf CrushというゲームのPull Angleっていうショットのファクターがあるらしいのですが、それしか出てきません。
英語圏のゴルフ用語には、アイアンの「Pull Angle」は実のところ 存在していません。

元々、日本にしかなかった概念のようです。


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他にも日本に独特のゴルフ用語の表現があります。

例えばこちら ↓

「ボディターン」

この表現も米国では耳にしません。  

こちらも試しに英語版の Goole検索を使いまして、検索してみます。

"body turn", golf swing

この検索ワードで出てくるのは...、


Tabata Tornado Stick Swing Trainer」by Amazon.co.jp 

Marcus Edblad Powergolf - Facebook」by Marcus Edblad 

こんなところです。

最初のリンクは、Tom Fieldingsっていう日本でゴルフレッスンをしているオーストラリアのプロのウエブサイトです。日本で教えていてボディターンっていう表現を日本で学んだのでしょう。

2つ目と3つ目のリンクは、トレーニング器具です。両方ともAmazon.comではなくて、Amazon.co.jpのサイトです。リンク先は英語表記ですが、両方とも日本の商品です。

4つ目のリンクは、スウェーデンのプロのFaceBookページです。
私はスウェーデン語は読めませんが、英語でアップロードされている動画では、「真っ直ぐに打とうとするとスライスしていってしまうが、インサイドアウトに振っていくと不思議なことに真っ直ぐに打てる。」的な説明がされていました。ボディターンという言葉がどのポストで使われているのかよく分かりませんでした。

こちらのケースでも、英語圏のゴルフ用語には、スイングの「Body Turn」は存在していないと言って良いかと思います。
「体幹を回転」させる意識は「ない」のではないでしょうか?


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もうひとつ、これは英語で検索できませんが「切り返し」。
このニュアンスの英語は使われていません。

「switch back」とかゴルフスイングでは使いませんし、強いていうなら「turn」という表現になりましょうか。

テークバックが「take away」、トップは「top (of the swing)」で、「down swing」、「impact」、「follow through」っていう風に、ゴルフスイングを分解して表現する、解説する、っていうことは米国でも行われています。

しかしながら、「take away」と「down swing」の間には、「top」がありますが、「切り返し」っていうものが語られることは私の知る限りまず全然ないのです。これも日本に独特のゴルフ用語の一例かな、って思います。



2/20/2022

「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」の解決の糸口

今日、PGAツアーの Genesis Invitational 最終日の観戦に行ってきました。 


朝到着して、10番スタートだった松山英樹プロの組について後半の 10−18番ホールを観戦して歩き、この写真の18番まで。(グリーンで松山プロがラインを読んでます。)


その後は、10番ホールのティーに陣取って、最終組から 6組前までのプレイヤーのティーショットをずーっと観戦しまして。(写真はローリー・マキロイです。)

最終組が 10番のティーショットを終えたあと、まだ見ていないアウトコースのホールのプレーを観に行きまして。で、その途中の横にある 16番 17番のジャスティン・トーマスやコリン・モリカワのいるトップグループのプレーも挟みまして、とても充実した観戦ができました。

いやー、よく歩いたなー。

会場入りの際、ワクチン接種の証明の確認が行われます。
シャトルバスはマスク着用、屋外はマスクは必要ありません。


−−−


今回のメモは、個人的にはものすごく画期的かもしれない仮説で、ちょっと大興奮ものの発見かも知れないのですが、ゴルファーの友人の中でもこの問題を共通の懸案事項として持っている人は一人しかいませんので、当てはまるケースは極々限られているかも知れません。

で、その問題というのが題記の「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」でして、この件に関しましては、過去にも何度か記事に書き込んでいます。

第4象限(IV)を有効利用」                  2009年 8月


当時のフレーズを抜書きしてみますと、

・・・私のセカンドショットは高確率でピンよりも左に行きます。 

もうひとつ、不思議な現象があるのですが、 コースでグリーン上の旗を狙って打つ時に、私は総じてややピンより左にズレる傾向はあるんです。 
友人が、「もうちょっと右狙えばいいじゃん?」って言うんですが、でもですね、ピンの右に狙いをつけますと、不思議なことにこれが大きく右に逸れたり逆にフックが強くかかってもっと左に外れたりするんです。

私自身の場合は、すべてのショットを軽いドロー気味に打っていますが、そう言えばミスショットは右にでることもありますが、しっかり打てたボールがピンより左に行くケースが少なくないんですよね。 
かと言って、少ーし右にエイミングするとなにやらバランスが狂うらしくてミスが出やすくなるので、かたくなにまっすぐ構え、結果としてやや左にズレる結果は容認して打っている事情がありました。


もうかれこれこの現象に気がついてから十数年も経過しているわけですが、一向に解決していません。(笑)

(この問題は、『ショートアイアンやウエッジのフルショットが左へ引っかかりやすい』とかの問題とは関係が近いかも知れないけど、私にとっては別のお話です。そういう明らかなミスとは解釈しづらいのです。)

でも解決していない理由もありまして、この現象は自分の中ではミスではなくて、気持ちよく打ったときにいい感じでピン(あるいは狙っていった位置) にボールが向かうような良いショットのときの話をしていまして、そのときに数ヤードから大きいと10ヤードくらい左へズレちゃうんですね。

ですから、そんなに悪くは捉えていませんし、狙いを右へその分ズラしてアジャストしようとするとこれが要らぬミスショットにつながってしまうので敢えて直そうとはせずに何年も経ちました。

もうひとつ、「第4象限(IV)を有効利用」 っていう記事の内容を見ていただきますと、逆にそこを踏まえてラウンドのマネージメントに応用してプレーできますので必死に取り組む課題でもない、むしろそれ以前のレベルのミスショットをなんとかすべき、っていう優先順位がありまして。

しかし最近は、「3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 ( 2x4システム)」によって 100y以内の距離の打ち分けの精度がぐっと上がってきまして、より一層ピンに近く打っていきたい場面がありまして、たとえば 60y以内のショットの際にも依然として左ズレの問題を抱えたままでいた訳なんですね。


そんな折、「58°のウエッジのフェースを開いて使った時の距離感の考察 (リビュー2)」っていう記事を書いた際に、ウエッジのフェースを開くって言っても開いた状態で握り直すのではなく、ウエッジのフェース面をまっすぐ目標に構えて、グリップはそのままに少しハンドファーストに構えることによってソールのバンスを使う打ち方、っていうのを学びました。
あれはフェースを 20°ぐらい開く想定での話でした。これはこれでちょっと別のお話です。


...で、この間 練習場のマットでウエッジを打っている最中に、ふと「時計の針で2秒くらい開いたらリーディングエッジからすぐ後ろのバンスの入り方が良くなるかな?とか思いまして、ほんのちょっと、この間の20°の半分の 10°か 12° くらい (つまり時計の針で1秒半か2秒ぐらい) ですから、ほんの気持ちだけ開くようにして打ってみたらですね、ハイバンスのマットだとつっかかりやすいウエッジがボールの下に気持ちよく入ったばかりか、飛んでいく方向が全く左へずれなかったんですよね。

フェースはセットするときには開いていませんで、打つ前にちょっとフォワードプレスをする感じでちょっとグリップを左へプレスするときにフェースが僅かに 10°くらい開くようにプレスしてからテークバックに入る、という動きをします。

「これは!」ってことで、スリークォーターショットで、ウエッジ4本全部、9番、8番、7番と、同じ動きを入れて打っていってみたところ、ことごとく真っ直ぐに出ます。ドロー具合も少なめ。今のPXG 0211アイアンは、アイアンとしてはやや大きめのバンス角が付いています。

感覚としては、ちょっとフォワードプレスをするだけ。な感じです。


まだマットで打ってみただけの段階ですので、ラウンドでいろいろな芝の状態の場所から打ってみて検証していかなくてはなりませんが、これはちょっと解決の糸口を掴んだかも知れないぞ、ということで個人的に大興奮しております。(笑)




2/10/2022

ゴルフスイング -37 引き続きセットアップとテークアウェイ(真っ直ぐに)の練習


すごく好きなコースです。
有名な設計家のピート・ダイの甥っ子さんのマット・ダイ設計のコースで、とても戦略的です。


ちょっと芝が傷んでいますが、黄色く枯れたバミューダの冬柴です。
下の地面がカチカチでよく転がりますが、アイアンショットにはコツが要ります。

HDCPの半分以上はここのスコアだったりするくらい。
どこに打ったらどこに転がるかよく知っていまして。(笑)

上のリンク先に詳細を記事にしていますが、このホールはコース中でも特に難しいホールのひとつです。


---


今回のスイング動画も練習テーマは同じ、こちらの記事の続きになります。


最初の記事から約 4か月が経ちます。
だいぶ違和感は解消されてきたかもしれません。(うねり打法まで行くにはまだ時期尚早というか、テンフィンガーのストロンググリップのままそこまで行くのは難しいのかもしれません。)

余談ですが、今回の記事の題名は英語式に「セットアップとテークアウェイ」と書きましたが、日本でいうところの「アドレスとテークバック」です。
カタカナ和製英語、なんで微妙に変えるんですかね?(笑)


前回のスイング動画はコースでのラウンド中の動きを確認しました。
フォームはともかく、なかなか良いショットが打てていました。 
いつも良いボールが打てたらどんなにか良いのですが、安定させていかなければなりません。テークバックも自然に真っ直ぐに出来るのが理想です。

なにしろ、アドレスがピシッと決まれば、このショットはすでに 80%成功したも同然です。

今回の動画はクラブを少し変えましたので、そこでどう変わったか変わっていないか見たかったので確認してみました。


まずはドライバー。


この動画の時点では、SIM Max-Dに入れていたシャフト (Project X Hand Crafted Loading Zone (LZ) Shaft) に、以前使っていた テーラーメイド M1 430cc のヘッドを付けたドライバーを打っています。

実は手持ちのアイアンセットを何セットか断捨離した際に、SIM Max-DM4も一緒に断舎離しました。あれやこれやと調整を繰り返していましたが、要するに私には合っていなかった、ってことなのかな、と悟りまして。

いくら調整してもボールが高すぎるので、以前とても気に入っていた M1 430ccを試してみたら、全然感触が良いんですよ。
今回の動画は、その感触が良かったときの練習中です。

ですが M1は、TwistedFaceにはなっていませんし、やはり小ぶりヘッドでスイートスポット・エリアは若干小さいですしちょっと古いので、断捨離によってストアクレジットとしてギフトカードにまとまった金額が入ったこともあり、SIM2 ドライバーを購入しました。
 

そして 2つ目は、PXG 0211 COR2 (2019) の 6番アイアンです。


ミスには強いですね。
少々トゥ寄りのヒットでもあまり距離落ちませんし。ヒール寄りでも同様です。

シャフトも若干軽くなり、力まずに打つのにちょうどいい感じ。
打ち込む感じにも使えますし、あるいは払う打ち方でも、おそらくどちらでもレスポンス良く打てそうな感じがします。
私の場合は、基本が魚突きドリルなのですが。

特にフェアウエーの芝に沈んでいるような洋芝特有の状態からでも、バンスが利いてソールが抜けてくれてボールを上げてくれそうな雰囲気がします。


今までのアイアンと比べるとヘッドがやや大きいのですが、この大きさに慣れれば、許容度の大きさは段違いだと思いますので心強いです。



12/14/2021

ゴルフスイング -36 (コース編) Insideに引いているテークバックを少しずつ修正

この写真は Jurupa Hills CC の 9番ホールのグリーンをティー方向に振り向いて撮った写真です。このホールには、変な電柱がグリーン前のフェアウエーに立っていますね。邪魔なんですよ、結構。(笑)
(当たった場合は人工物ですので、無打罰で打ち直しができます。)



このコースは比較的平坦で歩きやすく、距離も 6,124yと短くて(とはいえパー70ですので数字よりは長く感じます)、しかもコースレートとスロープレートもバックの青ティーで 69.1/122 と、比較的易しいコースという位置づけです。(スロープレートについてはリンク先をご参考ください。)

しかしながら、私だけでなく友達もなぜかこのコースを割合に苦手にしています。

狭いホールは狭くて木が迫り出してるしなー、とは思っていたのと、写真でも見て取れますが微妙にコース全体が傾いていて、グリーンが平たく見えるのに意外に思ったよりも切れたりすることも一因だと思っていますが、今回ちょっと気が付きまして。

過去のデータを調べてみたら、苦手意識を裏付けるように毎回パーオン率がやたら低かったんです。
例えば先日良いスコアが出せた Dos Lagos GC だと10/18ぐらい行くのが、Jurupaだと3~4/18になってしまうんです。 ちなみに昨日は少し良かったので 6/18でした。(個人的にグリーンエッジのボールもGIRのデータに含めています。)

で、ラウンドしながらグリーンに注目してみたところ、ここは形状の輪郭にひょうたん的な凹みがつけてあるグリーンが多くて、しかもカップ位置も端っこの設定が多いんですね。実効のグリーンの大きさがちっちゃくなってるときが多い。
この写真の 9番グリーンも実質小さくなってこちら側半分になってます。
ひょうたん型とかフィジェットスピナーみたいな形っぽいグリーンが多いですから、長いパッティングで、間のライン上にラフが食い込む場面がけっこうあったりするのもここのグリーンの特徴です。

この日は、写真でグリーンの左端 (向こうからプレーしてくるとグリーン右端) に写っているボール、バーディーチャンスに付けました。6歩でしたが外しました。(笑) 
スコアの 77はこのコースでは今までのベストスコアだったと思います。

しかもピン位置がグリーンの端っこだから傾斜も比較的きつくなりがち、カップ周りで思ったよりも切れたり、すすーって行っちゃうケースも多くて今いっちょタップインの距離に寄り切らないっていう現象も出てしまいがち。端っこですとグリーンオーバーもしたくないから寄せで突っ込みにくいですし。

スピンコントロールが適当な私には攻略が難しいわけだわ、と気が付きました。

写真ではのどかで簡単そうなコースに見えるのですけれどねー。


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今回もまたまたスイング動画ですが、こちらの記事の続きになります。


記事から約 2か月が経ちますが、自己診断ではこの時よりもだいぶ修正されてきていると思います。

今回はむしろ(2ヶ月前との比較ではなく)、練習場でスイングやドリルを練習していても、いざコースでのラウンド中には全然違う動きをやっていたりするので、ということを念頭において、同伴の友達に撮ってもらった動画です。

毎ホール撮るという訳にもいきませんが、ラウンド中のちょっと余裕のあるホールで、とか、お互いに撮影をしあったりしています。(^^)


こちらの動画は 15番ホール 520yのパー5 のティーショット、ドライバーです。


ちょっと見えにくいかもしれませんが、打ち降ろしてその先が左ドッグレッグになっています。ちょっと日本のコースを彷彿とさせるような、右側も左側も短めの芝のラフのスロープになっていてすり鉢状といいますか、フェアウエーは狭いのですが打ってみると案外狭くないホールです。

2か月前と比べますと、より真っ直ぐにテークバックを引けるようになってきてはいるかな、と思いました。(他の直したい部分は、今はまだ置いておきます。)

効能としては、左右へのブレの幅がだいぶ小さくなりました。
インサイドに引いてテークバックしてインサイドから降りてきますと、プッシュアウトしたり、逆に大サソリ、あるいは詰まって天ぷら気味とか、色んなミスが出やすいですが、そういう大きなミスが格段に減っています。
まだトゥ寄りに当たってフック目が強くなったりとか、コースではエイミングとセットアップのズレかどうか、どヒールに当たってしまってローフェードになるとかのミスはたまに出たりはしますが、大幅に安定してきています。

もう一つは、インサイドに引く動きで引き起こされるトップでのシャフトクロスも計らずして解消されて収まってきているようです。この部分はスイング中には全く意識していませんでした。
とにかくテークバックだけ。
このホールは 3打目を 6歩に付けてバーディー狙いましたが入らずパーでした。


次の動画は 11番ホール 446yの長いパー4 の大きく左ドッグしているホールのティーショット、ドライバーです。


左サイドの木は気になります (...かといって右サイドの木もせり出していてもっと当てたくありません。) が、長いパー4ですからできればドロー目に打って行って、2オンを狙いたいところです。

このティーショットも、テークバックを真っすぐ引くこととオーバースイングしてシャフトクロスしないことにおいてもスイング的にはそう悪くなかったと思うのですが、かなりトゥ寄りのヒットになりまして、思ったよりも多めに左に曲がってしまいまして、見えている左サイドの高い木はクリアしていったのですが、落下地点近くの木にカキッと当たってしまいました。音が入っていると思います。(笑)

すこし長く残してしまった 2打目は3Wでグリーンの手前 30yぐらいまで持っていけまして、3打目を2歩に付けて、このホールは必死のパー・セーブでした。

カップにぴったり行った感触のいい感じだと思った寄せが、カップをかすめた後にスルスルーっと2歩ぐらい斜め横に行ってしまう、っていう場面がこのコースでは多いのです。

なぜかいつもこのコースで苦戦する理由が判ってきました。


テークバックを真っ直ぐ引くこと以外では、手を自分から動かさないように意識すること、そしてインパクトに向けては 2020年の 8月から続けている「魚突きドリル」の動きを念頭にスイングしています。

スイング動画の3334 と比べますと、スイング中の注意事項の項目数がだいぶ減ったと思います。(笑)
やっぱりスイング中の注意事項は 1つくらいにして「Nice and Smooth」のリズムのストロークを心掛けたいものです。



10/03/2021

ゴルフスイング -33 トレビューシェのイメージ

こちらは Lakewood CC (CA)の 11番ホールのグリーンから夕暮れ時に撮った写真です。



夕日と雲の具合がすごく綺麗だったのが、写真に上手く撮ることができました
赤く写っている太陽は沈む寸前の高さになってますね。時間的にはここから 40分ほどで暗くなってプレーできなくなってしまいますが、半額以下で13-14ホールをラウンドできるのは良いシステムだと思います。


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タイトルのナンバーリングは雰囲気です。正確に数えるのが難しくなっていますので。

今回のスイングの動画は単にスイング改良中の経過を撮ったもので、特に何かを意図していませんけれども、良くなったところと、まだ全然改良されずに手付かずになっているところと、とりあえずの現状把握が目的です。

実践しているのは「飛距離の把握はキャリーで (バンカー越えなど) & 「ボーリング打法」」の記事に書いたときに加えた改良です。

  1. スタンスを狭目にして、ハンドアップした状態でなるべく構えを高くセットアップする。
  2. テークバックの始動でインサイドに引きすぎる癖を修正してできるだけ真っ直ぐにあげる。
  3. フルスイングでも腕が 10時半ぐらいまでで十分なのでそこから切り返す。
  4. 打ち出す目標に対して 10-15yくらい先にスパットを見つけ、そこに対してセットアップしてそのままスパットを通すイメージでストロークする。
  5. 右足太ももの内側に力を溜めて、右に逃げないようにする。
  6. 切り返しの前に左に突っ込む悪い癖が軽減されるように修正する。
以上が外目には見えにくいですが自分の中での変更点です。


満席なのでちょっと斜めにはなってしまいますが、正面からのアングルを撮ろうとしてみました。この角度の動画って練習場でもコースでも撮りにくいですよね。

こちらは 、5番アイアンです。


少し斜め後方(の前の打席の人の少し向こう)にスマホをセットして、足元には練習用のロッドを置いて右コーナーに向けてエイミングしている格好です。それでも角度的には正面よりも少し右の方(後方)から撮っている角度です。 

今までと比べるとだいぶスタンス幅も狭めてハンドダウンしないように気を付けて構えています。もっとやっても良さそうかなー。

こうやって動画撮りますと、いまだに「こんな打ち方してたのかー!?」って思いますね。


同じ 5番アイアンで後方から撮ったものが、こちらです。


弾道線を入れました。
同時に撮ってはおりませんで別々に 1台のスマホで撮りましたので、こちらの後ろからのアングルでは右コーナーは狙っていません。大体飛んでいる方向のちょっと右、ボールの打ち出し方向ぐらいの方向を向いています。(ナイスショットをすると若干左にズレて着弾するのは今までとずっと同じです。なんでか分かっていないのですが。)

5番アイアンを、まるで 9番アイアンくらいのショートアイアンを打っているかのようなイメージのスイングで打てているところは良くなっているかな、と思いました。

以前から比べると、だいぶオーバースイングも減ってきましたしシャフトクロスも軽減しまして、ショットの安定にはつながってきています。
もう少し飛距離を出すためにはハンドファーストで打っていける必要があると思いますが、そこはとりあえずいまのところ次のステップにしておきます。
ラウンド自体は調子が良いですし、安定性が改善してきたところですので。


スイング始動の時点から今までの自分の動きと違いますので、かなり振りにくいっていうぐらい振りにくい感じがしますのですが、打ったボールはそれまでよりも良い感じで出てくれますし、方向性も良くなってきましたし、安定性も増すように感じます。


本当にまだまだ直したいところも多いスイングですが、少しずつ根気よくやっていきたいと思います。



せっかくなので録画した別のクラブで打っている動画も、「続きを読む>>」の方へアップロードしておこうと思います。


7/29/2021

オーバースイングの修正ドリル (DR編)

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7/29/2021

こちらの 2枚は、Supertwilightという夕暮れプレーでの Lakewood CCの写真です。
いつも 12-16 ホールぐらいプレーして日没になります。18ホール回れない時間帯はグリーンフィーが半額以下になります。(^^)

11番ホールのフェアウエー脇の池


14番ホールのもうすぐ日没


18ホール追われませんし、スコアも付けませんので、練習のつもりでいろいろ打ちます。
新しい夕暮れプレー友達もできました。
このラウンドがいちばんリラックスしますので、かなり好きかも知れません。(^^)

夕暮れプレーとはまた別の、早朝 9ホールのプレーというのもありまして、これもグリーンフィーはだいたいどこのコースも半額になります。


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さて題記の件ですが、早朝の 9ホールのプレーで Lakewood CCのクラチャンの Markに会って知り合いまして、何度か一緒にプレーするうちにいろいろとアドバイスをもらいました。

「だいたいみんなテークバックが大き過ぎるし体が右に流れちゃってるんだよね。」
「トップ作ってみ?」って言われまして、トップで止めたところでグリップをグイって引っ張られますと、よろよろよろ~っとよろけてしまいます。

「コンパクトにトップを作って右の太ももの内側に力込めてみ?」っていうことでやってみますと、グリップを後ろから引っ張られてもよろけません。

その時はちょっとしたアドバイスでしたが、トップをコンパクトにするにはものにするにはどうやればできるようになるんだろう? って思いまして、練習場であの時の感覚を再現するべくいろいろと試してみました。


テークバックの手の位置に意識が行ってしまいますと、「コンパクトに止める」という方向性になってしまって本末転倒でパワーが出せません。
(ちなみに英語では Short Swingっていう表現をします。)

むしろ、「右足の太ももの内側に力を込める」という部分だけに意識を集中してみては?と思いました。
それでとりくんでいますのが、こちらのドリルです。 ↓


 
見たまんまですけれども、野球のバットスイングのテークバックのイメージで右足の太ももの内側に力を込め、そこからアウトサイド低めのボールを打つかのようにアタックしていっています。

素振りを数回繰り返し、イメージが消えないように普通に構えてドライバーを打ってみました。

トップのオーバースイングが多少コンパクトに収まると同時に、一番の悪癖だったトップで左に突っ込む癖が軽減しているように思います。
もうちょっと直したいなぁ。 

このドリルを続けて行ってスイングの改良、コンパクト化をもっと進めていきたいと思っています。



このドリルのスイングと、ひとつ前の記事のドライバーがものすごく具合いが良いので調子に乗りまして、Driver off the deck (直ドラ) を練習してみました。
なかなかボールは上がりにくいですが、思ったよりも打てるように思いました。

パーシモンのウッドのドライバーや、そのあとの GBB (グレートビッグバーサ) くらいまでは高重心設計のヘッドでしたので、普通に直ドラを打ってはいましたが、それ以降のドライバーはどれも低重心設計でフェースの下の方でボールを拾ってバックスピンで上げるようには出来ていませんので試しもしませんでしたが、スペックが合っているドライバーと、たぶん TaylormadeのSpeed Pocketのおかげできちんと当たれば結構飛んでくれるようです。

先日コースでも試してみましたが、私の 3Wではどう頑張っても届かない 236yの軽いアゲンストからグリーン奥に乗せるショットが打てました。

今度いつかできたら動画を撮ってポストしてみたいと思います。


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追記: 8/11/2021

最後のところに、「今度いつかできたら動画を撮ってポストしてみたいと思います。」と書いていましたが、意外に早く撮影する機会に恵まれました。
友達が面白がりまして、Marshall Canyon GCを一緒にラウンドした際にスマホで録画して送ってくれました。



けっこう良い音でバチーンと打てたところが撮れて嬉しい限りです。(スイングはまぁいろいろ直したいところが見えるのはいつものことなので。(笑))

5番ホールかな。結果的には、グリーンの右に外してバンカー越えの約 26yのラフからのチップショットが残りましたが上手く寄ってくれましてパーが取れました。
チャレンジして打って行った甲斐があったと思います。

...手前20-30yに刻んだ方が優しいチップショットが残るんじゃないの? っていうのは確かにそうなんですが、方向が上手く合えばグリーンオンもあったかもしれないショットですので、特に手前が池とか条件が悪くなくて、ボールのライが良ければ積極的に打っていくマネージメントも悪くないと思います。(^^)



5/23/2021

ゴルフスイング ‐31 スケーティングのイメージの足の動き …と3W

Fullerton Golf Course の 2番ホール、パー5。



南カリフォルニアらしからぬ厚い雲が多い天候の中、太陽光が雲の切れ目から差し込んで良い感じだったので写真を撮りました。

このパー5 は奥にスーッと狭まっていて最後グリーン前で左ドッグレッグしていて砲台、なかなかに難しいホールです。


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スイング動画関係カテゴリーでは、「ゴルフスイング ‐29 on the Course (ラウンド中、グリーン周り編)」、そして「ゴルフスイング ‐30 on the Course (パーオン狙いのショット編)」と、コース上でのショットを撮ったもののポストが続いていましたが、今回は練習場で。



山本道場ゴルフTVのレッスン動画にある内容ですので、検索してそちらを参考にしていただくと致しまして。

私がちゃんと出来ているかどうかは別にしまして、イメージとしてはアクリル板の上でスピードスケートの様に左右に足を振り滑りながら、自分は前へ進むイメージで足を使います。
この動きを基本に、いざボールに構えた際にも右足が左足の後ろへ滑り込むかのようなイメージを持って足を動かします。

左肩は構えた位置から全く動かないイメージ。
右手はトップで右かかと上方の位置に来たら、そこに置いておいたまんまにする気持ちで決して手で打ちにいかない。という、山本道場レッスンに慣れていない人にはなかなかピンと来にくいかもしれない内容ですが、この足の動きのイメージをベースに昨年から取組んでいる魚突きドリルをするイメージで練習していきます。



ここから遠いので地理的に難しく、直接レッスンを受けてもいませんし、お墨付きもいただいておりませんので、あくまでも私が勝手にレッスンビデオから動きのイメージのインスピレーションを受けて自分なりに消化してやってみた、という動画です。

自分なりにやってみて練習したものを記録しておいて、どういった進化ができるのか自分で確認するため、という目的で自分用にブログに残していく主旨です。

道場の動画は本当に楽しい動画ですし、動きのイメージが湧くレッスンで、山本師範は貴重な存在だと思います。

普通なゴルフレッスンにおいての、ビデオなり実際のスイングを「ここをこうした方が良い」「ここの動きを直しましょう」って言われても運動神経が付いてこないのでどうやったらそう動くか判らない、私の様な者にとっては、
...どういうイメージで動けば、結果的に外から見てそういう風に動けるのか理解できるという、これはもう福音になるレッスンです。



スケーティングイメージで、9番アイアン。


スイング前の私のやっている動きは、山本道場のレッスン動画にはありません。
(レッスンの動画ではアクリル板の上で靴下になって、実際に左右に滑っていました。 魚突きドリルの動画も別の動画です。)

私なりの理解で、足の動きと、前方に突く動きを合わせて、そして左肩、右肩の位置を、回さない、できるだけ動かさない、のイメージを作ってからスイングに向かっています。

ボールを突いた後は、クラブフェースは返さずリストターンとかはせずに、真っすぐ出していくイメージで打っています。これで 9番アイアンのフルスイングです。



スケーティングイメージで、ドライバー。


こちらのスイングも、動きのイメージは 9番アイアンと全く同じです。
スケーティングのイメージで動きを確認した後、こちらは長いクラブですので、さらに左腰のカウンターの動きを意識した動きを加えてスイング準備をしています。あまり上手くはできないのですが、ダウンスイングから来てインパクト直前に左腰が上から見て時計回り(つまりバックスイングの方向)に戻ってくる、その反動で上半身と腕が反対の反時計方向に出ていく、というイメージの動きです。ですから振り切った位置が小さくクラブが立った位置で止まっています。体が硬くそれ以上は行けないので。で、振り戻る。

実際に構えてから打ちに行った場面で、右足を後ろに引いてしまっていますが、この動きは小さい方が結果が良いショットになっている傾向です。方向的には右足が後ろへ向かうのは間違ってはいない方向ながら、動くと力が逃げてしまいます。
このスイングでは出球が若干のスライス気味に行っていまして、右足が滑らずに力を伝えていればダウンスイングももう少しだけインサイドから降りてきて、若干のドローボールになって出ていきます。
でもまぁまぁ、真っすぐ狙った方向にボールが行ってくれていますので、今の時点ではこのくらいな感じでコンスタントに打てれば御の字と思います。


コースで打つと、また違ってきてしまうのがゴルフスイングですので、もう少し振り込んで動きに慣れて行って、そしてまた修正して、改善して、という形で進められたら良いなー、と思っています。

しかしまぁあれですね、マスクしてゴルフの練習ってのも...早くどうにか解消して欲しいですねー。 ワクチンは接種したのですけど。


12/01/2020

ゴルフスイング‐25 山本道場 途中経過



 写真は、「ドス・ラゴス (ゴルフコース)の3 ~夏ver.~でもご紹介しました 私の好きなコースの一つドス・ラゴスGCの 12番ホールです。

いつもの友達たちと歩きでラウンド 


本文中にもティーからの写真と共に書いていますが、私が知る限り、世界で一番広いティーショットなんじゃないかと思ったりしています。
なにしろ、右に2ホール分の広いフェアウエー、左にもさらに2ホール分の広いフェアウエーがありまして、合わせて 5ホール分の広さ丸々どこへ打ってもOKなティーショット、そうそうなかろうかと思います。
ご覧の通り、セパレーションもちょっとだけ木がある程度ですので、もう全然OKです。

...かといってこのホールが簡単かというとそれは別の話で、平らで打ちおろしていませんから結構長いホールですし、グリーン手前にはがくーんと下がったエリアがあって、転がり乗せるわけにいきません。

この日は3打目を右に外してバンカーに入り、これを打ち過ぎてしまってダブルボギーにしました。(ラウンド全体ではスコア良かったのですが。)


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さて、ほぼパッティング技術中心に展開してきました当ブログですが、本人が30数年のゴルフ歴で初めてスイング理論的なことに興味を持ってスイングの練習に取り組んでおりまして、毛色が変化つつありますが、ゴルフやりつつ興味持ったことを実験していっているだけですので、気にせずこのままいきます。


8月に「ゴルフスイング-19 (山本道場のスイングに取り組む。じっくりやります。)」というポストをしまして、それ以降熱心に新しいスイングに取り組んでいまして、ようやくラウンドでも旧スイングに戻らずに打っていけるようになってきました。

飛距離アップとしては、まだまだこのスイングに体が慣れて考えて気を付けなくてもこのスイングで打てるようになりつつさらに悪いところを削っていって、インパクトでの「受動的な」力の入れ具合、を実践できるようにならないと伸びてこないように思います。
しかしながら、現時点で少しは落ちていた飛距離を戻してラウンドしやすくなってきています。

全体的には、割と真っすぐは打っているけど力が入った時にスライスが出るとかの症状は激減しまして、ボールの弾道が少し高くなり、質の違うボールを打つようになってきました。


ということで、不細工は承知で現在のスイングの状態をメモっておく動画です。


まずはこちらは、ドライバー。



ショット前の動作などは、意識してやっている動きと、撮影時に無意識にやっている動作と両方が観察されます。

腰のカウンター動作を特に意識してスイングをする毎回の練習ですが、ボールを打つ時の一連の動きの中ではスイングの中に見えるほどの大きい動きにはならない模様です。
頭の中では、左腰をバーンと戻してくるイメージなのですが。

一番良かったのは、方向性がとても安定して来ていることです。
まだまだ突っ込んでしまうことも多いですが、以前の自己流に打っていた時の突っ込み量からすると、ずいぶん改善した感触があります。
いわゆる「詰まって鋭角にヘッドを入れて」しまうミスが大きく減ったと思います。


そしていまだに、頭の中の動きでは「正面に向かって魚突き」をしているのに、体の左方向の目標方向に飛んで行ってくれるのが不思議な感覚です。
右側のフェンスにぶち込んでその向こうの18番にボールを打ちこむような感覚で打っていますが、実際のボールは正面のこんもりした木の辺りの目標に向かいます。

この練習場は北東に向かって打っていく方向に向いていますが、反対側の夕日が空に反射して下の方がピンク色になっています。


次のこちらのスイング動画は、ピッチングウエッジです。



なんと南カリフォルニアには全く珍しい大雨の中、しかもこの日は驚きの雹まで振った最中に、「魚突き2020ドリル」を敢行。(笑)

しかもフロートボールを池に打ち込む練習場! 
屋根は付いているように見えますが日よけなので、網です! (笑)
実はけっこうこう見えてもこの後もっとずぶ濡れ。
ちょうどインパクトの瞬間くらいに雷の音がゴロゴロゴローって聞こえているという...。(笑)


頭の中のイメージの動きは、魚突き2020の動作で、テークバックで左肩をなるべく回さない様に、あごの下に入らないように置いといて、目の前の斜め前方のたまかいを突くように、下から上にダウンスイング、インパクトでは左腰がカウンターで戻ってくる動きでバシッとやると腕が反動で前へ出る、その時に右足は左足の後ろへアイススケートの様に入っていく、という動きをやっています。

スイングになると、全っ然、そう見えません。(笑)
なんなの?ってくらい。

腰の動きが一番見えやすいといわれている角度でカメラをセットして撮影してみました。
(こういうね、悪天候とかいろいろ良い条件でないと、隣の席まで占領して撮影できませんのでね。こういう時こそ!)

この大雨の中のショットは少ーし右に出てドローする感じの高いボールになってくれていまして、なかなかに満足です。

8月に始めたころは、魚突き始めてから300発くらいはシャンク、トップ打ちまして、意味わかんなかったのですが、ようやくどういうことかは分かってきたように思います。今で 4か月弱ですか。
それでもまだ、ちゃんとできてるかどうかよく分かりませんし、考えなくてもこの動き(もしくはもっとちゃんと直した動き)ができるように持っていきたいです。


練習を続けてみます。


10/25/2020

ゴルフスイング-24 左打ちドリル

こちらは、10年前に一度ご紹介しております Hidden Valley GC の 2番ホールをグリーンからティーに向かって振り向いた写真です。
ティーからずーっと上って打ち上げてこなければならない私にはなかなか 2オンできないホールですが、ティーショットはワイドオープンで、すごい好きなホールです。

この日はDRも2打目も上手く打てて乗ってくれました。

すごい綺麗なホールです。 難しいですけど。

この写真は明け方の早い時間で、ホールには影が落ちていて涼しげですが、この辺りは日中は40度近くに気温が上がります。

右側に写っていますグリーン左のガードバンカーは実は意外に深くて入れてしまうと厄介です。 狙いはグリーン右サイドの傾斜面。上手くいけば乗せてくれます。
...が! 2打目はいつもアップアップで打ってますから、たびたび左バンカーに捕まってしまいます。(笑)


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さて、今回は左打ちドリルです。
8月の初め頃以降ずっと取り組んでおります 山本道場ゴルフTVのレッスンで、出てきました。

ゲスト出演したすし石垣プロが (体のバランスのため?に) 左打ちを練習しているとかでシリーズで動画がアップされていました。

主旨としては、とてもやりにくい左でのスイングを行って、直後に右で打つと「なんて打ちやすいんだろう。」ってなる効果と、「左でのスイングは自然体で無理をしないので案外スムーズ」っていう効果とを狙ったドリルになる模様でした。


個人的に期待していますのは、ほとんど練習とかしたことない左打ちで今取り組んでいる魚突きドリル主体のスイングをやると、右打ちの悪癖が入らないサラの状態からスイングの動きを学べるのではないか?という点に期待して、左でボールがまともに打てるようになれば右のスイングにもフィードバックをかけられるのでは? という考えもありましてのトライです。


まずは練習場で撮ってみました。



これは 8番アイアンで打っています。
初めてにしては馬鹿に上手くいってしまって驚きました。(笑)
(1-2球目は体の陰に隠れてしまって弾道が見えにくいですね。 3球目のボールは若干左へ出て少し戻ってくる一番良いボールでした。)

この動画を撮る前に PWを何球か打ったのですが、短い方が腰をかがむ分量が大きいので合わせにくいですね。ボールは曲がりにくいし上がりやすいですが。

実際、ゴルフ初心者のときに勧められる 7番アイアンとか 8番アイアンくらいの長さの方が打ちやすいのだろうと思われます。

この時に思いましたのは、ボールのところに構えてセットして、そして動きが止まった状態からだと、ものすごくスイングの始動がスタートしにくいっていうことです。

それで自然発生的に、打つ前にボールの前方に 30-60cmくらいクラブヘッドを出してから、そこから飛球線に真っすぐテークバックして来て、そして切り返しからダウンスイングでは(ボールに向かわないで正面を向いたまま) インサイドアウトにクラブを左腰の方から斜め前の方向に「下から上」の魚突きドリルのイメージでの素振りをしています。

ボールに向かわないとインサイドから斜めに左の方に振り出している動きの魚突きスイングが、腰を折って傾けてボールに向かうと飛球線方向の動きになる、っていうイメージです。

いざボールにセットして動きを止めてしまうと左右が混乱して体が動かせなくなってしまいますので(笑)、縦ワッグルなどしつつ、動きを止めないようにしてスイング始動しています。
最初から軽いドローで打ててしまいますね。ちょっと驚きました。
もちろん 2球目の様にミスショットもたくさん出ますが。


この素振りがとても自分のイメージにフィットしましたので、右打ちでボールを打つ前の素振りにそのまま取り入れることにしました。

こちらの動画は左打ちから 1週間後ですが、右打ちでも例の素振りを取り入れてみました。

同じ 8番アイアンの右打ち。



動かしにくい左打ちで、なんとかスムーズに動くための動きを右側にも取り入れたので、結果的に悪癖を減らしてよりスムーズに打てるようになってくるような感じがしました。

こうしてみますと、直したいところは見えてきますのですが、打っていた時の本人の感覚としては、かなり左打ちのスイングに影響された感覚がありました。

「打つ前にボールの前方に 30-60cmくらいクラブヘッドを出してから、そこから飛球線に真っすぐテークバックして来て、そして切り返しからダウンスイングではインサイドアウトにクラブを右腰の方から斜め前の方向に「下から上」の魚突きドリルのイメージ」で素振り。

この調子で練習していって、打ち慣れてくると良くなってきそうな感じがします。
良い練習法のように思います。



10/12/2020

ゴルフスイング-23 切り返しとダウンスイング

MISSION HILLS NORTH GARY PLAYER SIGNATURE COURSE に行ってきました。



こちらは朝焼けのドライビングレンジです。

とても良いコースですねー。

サウスコースの方はピート・ダイの設計ですが、こちらノースはゲーリー・プレーヤーによる1992年の設計だそうです。

粘くて深いラフと小さめのアンジュレーションの効いたグリーン周りにやられて87のスコアでした。
まだ完全なリ・オープンではないそうで、アルコールの販売とかいろいろ準備中。
フェアウエーも何ホールかはエアレーション中でした。


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ダウンスイングで、アウトサイド・イン (俗に言う首切り、だそうです。) に振ってしまわないよう、肩から肘の間をシャフトが横切って降りてくるように意識してスイングしようと取り組んでみました。
基本的には、魚突きをやっていけば大丈夫なのだろうかな、と思っています。


トップの切り返しで、上がっていって戻って降りてくるのではなく、上がっていったクラブが後ろに少し倒れつつループして戻ってくるイメージで。




ちょっと公園行って素振りしてみました。ボール打たないとなんとかそれっぽく出来ます。
ボールを前にするとちゃんといかないかもと思いますが、あんまり極端にやらなくても、少なくとも今迄からの改善にはなるんじゃないかと思ったりしてます。


イメージはできましたので、これで素振りを繰り返しておいて、練習場へ行ってボールを打ちに行きました。
横から入って、さらに下から上に突くイメージでやってみました。


こちらは7番アイアンです



動画を撮る角度がこの角度でいいのかどうかもよく分からないのですが。
トップの位置はどことかを特に意識していませんが、コンパクト目に収まってくれているような感じはします。


こちらはドライバー。



なんか自分で見てもよく分かりません。
いままで、スイング理論とかフォームとか、あんまり考えずにやってきましたので、どこがどうなると良いのか悪いのか、今いっちょ自分では分からないのが難点ですねー。

それでも、撮らないよりはビデオに撮って自分で見てみた方が良いと思うので、続けてみます。

一応今回の目標の、シャフトが少し寝て肩と肘の間の二の腕の辺りから降りてくる、っていう部分を動画からキャプチャーしてみました。


7番アイアン



ドライバー


ちょっと前までは、もっと肩口の方から降りていたような気がします。

昨日までよりは多少はインパクト直前に力が込められる気はしてきました。この感じで打つのが普通に習慣になって、その上で力の入れどころが掴めてきたら、もうちょっとパワー込めたりできるんじゃないかと期待していますが、いまのところこの辺で手一杯な感じです。

ここ最近の中では、多少インパクトが力強くなってきたかもしれません。


飛距離とか弾道とか打球音とか、なんかそういうのに劇的な変化は今のところ特にないような、まぁまぁ良いボールは出ているような、そんな感じです。
もうちょっと自然なドローが出るようになると少し距離も伸びるかなー?

こんなんでやってて大丈夫なんだろうか…? (^-^)



9/26/2020

ゴルフスイング-22 腰のカウンター動作その2 (背面撃ちドリル)

 このホールは 441yしかない短い打ち降ろしのパー5 なのですけど、写真で受ける印象通りに 

 ...すごく厄介です。



Shorecliffs GCの16番ホールです。

ドライバーが真っすぐ行ってる日は打っても良いかもしれませんけど、グーっと狭くなって落としどころが 15-20y の幅しかありません。
フェアウエーの幅が、じゃなくてホールの幅がそれしかありません。

3Wでティーショットしてもこの幅にはまりますかどうか。

2打目以降もまーっ直ぐ打ち下ろしていきます。

私はこの日、無理せずに刻み気味にいって 3打目を 90yぐらいで進めたのですが、その3打目を左足下がりのライからやや左へ引っ張ってグリーン奥に外し寄せきれず 4歩のパットも読み切れず外してボギーでした。

このコースはなんホールか崩れたらしくて、改装中です。
1番ホールが、1a と 1b に分かれていたり5番ホールがなかったりしています。
改装完了後も楽しみです。


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ゴルフスイング‐20 : 腰のカウンター動作」っていうエントリーを上げましたが、その続きです。

山本道場ゴルフTVで紹介されています、背面打ちドリルというのに取り組んでみました。


ローリー・マキロイのスイングの、腰のカウンター逆回転現象が解説されている動画を今一度添付しておきます。



ここまでハッキリと、外から見て分かるほどの動きをすることは到底無理ですが、これが理想形です。

撮った動画上では見えにくい動きであっても、自分の体では今までと違った動きを実感として感じている自覚が出来れば十分に効果的だと思います。
インパクトのときに腰がプリッとカウンターの動きをして、上半身はこれに反作用してグッと反応する感じ。


まずは6番アイアンで、極端なクローズドスタンスにしてボールを自分の背中の方向に打つ練習です。



自然に低いドローボールが出ます。
左肩をなるべく動かさないようにスタンスの位置のままにテークバックして (あごの下とかに左肩は絶対に持ってこない)、ダウンスイングでは右肩を動かさないように右かかとの真上くらいの位置にできるだけキープしたまま、魚突きドリルの要領で打つ、という教えをできるだけ守るように努力...。

(インパクトの時に、もう少し右肩を残して右足で踏ん張ってボールを押し返すイメージが出せると良いのですけれど。...違うか。これだけクローズだと右には乗れないかな? ...とりあえず引き続き練習します。)

こうすると私でも、インパクトの瞬間に左腰が飛球線とは逆方向にカウンターで入ってくるのを感じることができます。

テークバックも左腕が10時の位置ぐらいまでしか上がっていませんが、普段のフルスイングくらいの飛距離が出ていて驚きました。
(普段無駄な動きが多い状態で打ってるってことですわね。)

この練習、ちょっと気持ちいいなぁ。
この打ち方でラウンドしてみても良いかも?ってまで思ってしまいます。(笑)


クラブが長くなるとちょっと勝手が違うかなー、と思いつつ、今度はドライバーで。



思ったよりも、6番アイアンの時と同じような感覚で練習できました。
グッとボールがつかまる感じはアイアンの方が実感が強いように思いました。

両方とももっと極端にクローズして構えて、ホントに背中の方に向かって打った方がいいかな?とかも思ったのですが、やってみたらこのくらいの大きさのクローズドの度合いがカウンターの腰の動きと自分の上半身の関係性が強く感じられたので、このくらいのクローズ度合いで良いかな、と思いました。

インパクトで左腰がプリンっとカウンターで左脇がグッとねじれる感じ。
(動画でみますとせいぜいインパクトで旋回が一旦止まる程度に微かにしか見えませんが、体感する動きとしてはカウンターを感じます。)


ということで、この感覚を維持した状態を保つように心がけて、DRを普通に構えて打ってみました。



ちょっとテークバックをインに引いちゃってますね、こうやって後で見ますと。
もう少しアウトから上がってしっかり魚突きできるようにしないと。

でも、腰のリバース・カウンターは感じました。
これをイメージに入れて練習していきたいと思います。
ドラインビング・レンジに行ったら、毎回この背面打ちをやってから練習しようかな。


8/30/2020

ゴルフスイング -21 テークバック修正

こちらの写真は、Soboba Springs Golf CourseSoboba Springs Golf Course, Casino & Resort の 8番ホール Par3です。



友達が綺麗なフォームで打っていますねー。
一つ前のエントリーで書きましたミズノのMP-4を使っているのがこの友人です。
私もここはグリーンオンできて 2パットでした。

普段行くにはちょっと遠いんですが、値段もそれほど高くなくてコースが非常によく整備されていますので、出かける価値ありのコースです。
カジノが経営していて、景観が美しく、典型的なリゾートタイプのコースになっています。
(でも我々は宿泊にもスロットにもビュッフェにも目もくれずゴルフして帰ります。(笑))

半額以下でリプレーも可能なのですが、この時期は朝の10時以降ぐんぐん暑くなって40度Cを超えてしまいますので、早朝スタートで 18ホールプレーして終了しました。


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さて、前前々エントリーに引き続きまして、当ブログでは珍しかったスイングメカニズム的な内容で、山本道場ゴルフTVのスイングへの個人的な取り組みシリーズが続きます。


前回の動画で腰のカウンターの動きを練習しようとしていたのですが、テークバックは手で上げない、腕で上げない、下半身の動きの反動で、というイメージでやっていたのですが、インに入りすぎていることに気が付きました。

今回はそれを修正してみようという取り組みです。


一般的にもこういう説明がされています。

画像をクリックでHONDAの公式サイトにリンクしてます。

こちらの図は、自動車とバイクのあのホンダの公式サイトからリンクしてきました。
HONDA GOLFというサイトが存在していた模様です。ちょっと驚きました。

まぁインサイドから上がっても、インサイドから降りてくる分には良いんじゃないかとは思うのですが、真っ直ぐかむしろアウロサイド気味に上がっていく方が、ダウンスイングのときにインサイドから降りて来やすいのが物理現象ということで、やはり修正すべきと思いました。

しかし問題が。題記には「テークバック修正」と書きましたが、山本道場ゴルフTV式のスイングには、特にトップの位置も指定されていませんし、バックスイングも主に下半身の動きの反動で上がるもので、腕や手で上げるものではありませんので、手で持っていって修正する訳に行きません。

そこで自分なりにひと工夫してみまして、右足のつま先を少し内側にほぼ真っすぐ方向に気持ち閉じてみました。
この状態で左腰を時計を反対方向の左方向に少し開く動きをしつつ膝を若干沈める気持ちで動いてみるとテークバックがインサイドに入らずに外に上がって行くイメージになりました。

スイングの途中から修正しようとしても、スイングの最初の始動の部分で間違っていると途中では修正できないとの山本師範の教えなので、出だしに注意して手であげないよう、なるべく自然に勝手に上がっていく感覚でバックスイングできるように、という意識でやってみました。

先々週の動画のあと、上記のようなスイングイメージをもって、クラブは持たずにスイング練習の棒を毎日10回ずつくらい振って素振りを繰り返しておいて、いざ週末になってから練習場で打ってみました。