こちらは El Prado GCのChino Creekコース の 4番ホール、178y のパー3です。
旗位置は白でグリーンの真ん中ですが若干のアゲンストでしたので、約185y見て打っていきました。
このコースはChino CreekとButterfield Stageと 2コースありまして、私はいつもこちらのChino Creekでは苦戦する傾向にあります。
けっこういつもコースが荒れているのは両コースとも共通ですが、ちょっと嫌な距離にクリークが横切っているホールがいくつかあってレイアウト的にこちらの方が難しいと思うんですよね。コースレートとスロープが、B.F. S. 71.3/124に対してC.C. 72.5/126ですから、こちらのコースの方が感覚通りに難しいってことになってますね、やっぱり。
このホールはグリーン奥のカラーに付けましてそこから3回パットしてしまいました。セカンドパットの 2歩のラインを読み違えて外しボギーにしました。
しかしながらこの日は全体的にはパッティングと寄せのチップショットが非常に調子良くて、前半後半14、11パットの合計 25パットという今季最少記録 (というかここ数年でも一番少なかったと思います) を達成しました。ウォーターハザードに2回も入れてしまったこともあり、こんなに少ないパット数でもスコアは 74でした。(^^)
それにしても、苦手なコースでこのスコアとパット数、素直に嬉しいです。
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...ということで、このパッティングの良い状態で一度ものすごく久しぶりなパッティングストロークの動画を撮って自分で見ておこうということで練習グリーンへ行って録画してみました。
まずは後方から。
距離的には、18フィート (約5.5m) ぐらいです。
このグリーンはちょっと遅めのスティンプで 8フィートぐらいのグリーンでしたので、10歩のストロークをしています。普段の9.5フィートぐらいの速さのグリーンでしたら約23フィート(約7m)くらい転がるはずの強さのストロークです。
(私の場合は少し変則のパッティング・スタイルを実践しています。)
ボールの位置は、後方から見まして目の真下の位置にはセットしませんでボールとストロークラインは自分からやや遠くになります。ボール1個か2個分ぐらいでしょうか。
いつも 2つのボールを使って練習しますが、同じ場所から同じストロークで打ちますので、ほぼほぼ同じ位置に行くことになります。これはストロークの安定性を確認する意味でとても大切な練習方法です。
基準に使っている歩数ですと、同じストロークをリピートしやすいです。基準の距離は 2個のボールがくっ付いてキスしている状態に打てないといけません。
次に正面からの動画を。
正面から、って思ったのですが、カメラ位置がちょっとズレてましたですね。(^^;
映っていますように、ボールの位置はかなり左寄りに置いています。他のクラブと同じ「左足内側」が基本の位置です。(左脇を中心に考えているためです。)
2つ前の「デジタルパットの利点と不利点を久しぶりに再度整理」にもメリットとデメリットをいろいろと書いていますが、テークバックの大きさでスピードを制御しているので、こうするとテークバックが大きく取れて視界に入りますのでより有効なのです。
左肩からパターヘッドまでを長いパターであるかの様にイメージして左腕とパターを一体化させて、右手は振り子の動きをそーっと緩やかに押して加速を加える感じで使っています。
ボールのある自分の下方を見るのは、セットアップするときに目標方向の目印にパターヘッドを合わせるときと、ストロークの際にテークバックの大きさを視認するときだけにしています。
なるべく長い時間、カップもしくは仮想カップのターゲットの方向とそこへ達するラインをイメージして、ターゲット方向を見る時間をできるだけ取るようにしますと距離感がより一層合いやすくなることを念頭に置いてストロークしていますので、頭の「向き」は良く動いていますが頭の「位置」自体は動かないように意識していますし、下半身はなるべく微動だにしないように動かさないようにしています。
これだけボールが左にセットされていますと、何もしなくても必然的にボールに対してアッパーに入るため、順回転させやすいこともメリットだと思っています。
以前デーブ・ペルツの推奨している「生命線グリップ」に関しても記事を書いていますが、その動画も今回撮ってみました。
左のリストをロックアップして、リストワークを使えないようにするグリップの握り方なのですが、このグリップの肝を動画で実践しています。
左手首を真っすぐにしていますと、リストをパタパタと手のひらの方向に前後に自由に動かすことができます。しかし手首をグッと ↑ の動画のように小指の方向に折り曲げますと、手首がロックされて前後にはほとんど全く動かせなくなります。
で、その状態でグリップを握りますと左のリストワークは全く使えなくなるのです。
リストを使ってしまうとパンチが入って距離が上手くコントロールできなくなってしまいますので、ここは一番といっていいほどに重要です。
私の場合、34インチの長さのパターの方がしっくり握って気持ちよく構えることができるのですが、このためにわざわざ 1インチ長い 35インチのパターにして手首を小指側に目一杯折った形で手首をロックしているのです。
しっくり握って手首を使わないようにすることも可能ではありますが、トライアルを重ねた結果、しっくりこない物理的にロックされたセットアップの方が結果が良かったので、この形を10年以上も継続して実践しています。
左目の真下にボールが来ないデメリットに対応するため、その位置からのパターヘッドの見え方に慣れてしまうという方法をとりました。それもあって、今ではこのデールヘッド形状のピンアンサー型のパターでないと構えにくい、ということになっています。ですからエースパターは変えられません。
そしてここの動画には撮っていませんが、2歩以内のショートパットをストロークする際にも実は、私にとって大きなメリットがあります。そもそも右からボールを覗き込む形で構えていますので、ボールとカップが両方とも同時に視界に入ります。見えているわけですから、パッティング・ストローク時にヘッドアップをする理由がありません。カップを耳で聞く必要がないのです。
ショートパットの安定性において、これは思いの外、意外なくらい良い効果が得られているという実感があります。もちろんショートパットを外すことはありますけれど、ほぼ間違いなくラインまたはスピードの読み違い、つまりはグリーンの読みの間違いの問題であって、引っかけやプッシュで外すっていうことは、まず滅多に起きません。
いつも一緒にプレーする友達たちから、なんでショートパットが良く入るのか聞かれるのですが、「ボールとカップが同時に視界に入っているから」で間違いないと思います。
(競技ゴルフにでてプレーしていないから、っていう理由も大いにあるだろうと思っていますが。)