ゴム飛ばしの比喩の記事でも少し触れましたが、ジョン・スモルツ投手です。
Yahooスポーツにこんな記事が載っていました。
「John Smoltz has his eyes on a PGA Tour run (ジョン・スモルツがPGAツアーへの参戦を視野に)」
まぁこれは記事って言うよりブログですね。
MLBの野球を見る方はご存知だと思いますが、ジョン・スモルツ投手は、
200勝150セーブを上げた唯一のメジャーリーガーです。
wikipediaのジョン・スモルツ
1996年には24勝8敗、防御率2.94、奪三振はこの年最多の276個の成績でサイヤング賞(日本で言う沢村賞)に選ばれていますし、オールスターにも8回選ばれています。
昨年は通算3,000奪三振も達成しました。
ファストボールは98マイル(約157km/h)出ますし、スライダーは球界1でおまけにスプリット・フィンガー(日本で言うフォークボール)もありますので、打ち崩すのは容易ではありません。ていうか、コントロールがよいので
(3,000個超の三振数に比べてフォアボールはまだ1,000個にも届いていません)、崩れません。
引退後には間違いなく殿堂入りするピッチャーです。
ゴルフは相当の腕前で、タイガーにして「僕が見た限りでは、ジョンはPGAのツアープロ以外で一番上手いゴルファーだ。」ってことなんですが、ハンディは+2だそうです。
(本人は、「ハンディキャップ・システムとか意味ないでしょ。スクラッチかそうじゃないかだけだと思ってる。」って言ってますけど。)
上記ブログの元になったゴルフダイジェストのインタビュー記事がこちらです。
ゴルフダイジェストのインタビュー記事
いろいろ面白いやり取りがなされていますので、ご興味がある方はお読みになってみてください。
一部分だけですけど、内容をご紹介しておきます。
毎年2月の14日ごろにスプリング・トレーニングが始まる前の時期に、タイガーとラウンドするのが恒例になっているんですね。
アトランタのゴルフリゾートに住んでいるんですが、オーガスタでも5, 6回プレーしているそうです。
オーガスタ・ナショナルでのベストスコアは72。
2年前のスプリングトレーニングの最中で、マスターズの2週間前、タイガーと一緒に日曜日にラウンドしたのだそう。
ひどいゴルフで(ショットは調子よくなかったけど)23パットだったから。って言ってますけど、そのコンディションのオーガスタで72ってすごいですよね。
タイガーとラウンドするときは、いつもナッソーをやるんだそうです。
ハンディはフロント9とバック9にそれぞれ2枚ずつ。いつも3枚ずつにしてくれ、って交渉するんだけどくれないから2枚でやるんですって。
ベストスコアは、フロリディアンっていうゲーリー・プレイヤー設計のプライベート・コースのフルバックで2ラウンド、
38-30-32-33 = 133だそうです。
前の日にもラウンドしていて、63。
プライベートのコースで、コースの詳細はよく判らないのですが、レイティング/スロープが、73.5/138ですから、かなりタフなコースですよね。
最近仕上がったばかりらしいんですが、自分家の裏庭に20エーカーのゴルフ練習場を作ってあって、大きなパッティング・グリーンの他に、大き目のグリーンが2つ(片方のグリーンサイドには池もある)に9つのティーがあって、あらゆるショットの練習ができるのだそう。
ひとつのティーからは308yあって、グリーンに狙ってドライバーを打つことができるんですって。
すごいですねー。
ターゲットが無いと上手く練習できないんだ。 ・・・って、ねぇ。(笑)
裏庭の練習場
ラウンドでのホールインワンも5回経験あるそうです。
そのうちのひとつは、ラスベガスのシャドー・クリークの11番、327yのパー4で達成したそうですから、ダブル・イーグル(別名アルバトロス)ってやつですね。
これはすごいわ。
元々、大きなプレッシャーのかかる場面とかにはめっぽう強い現メジャーリーガーですから、引退後のプロゴルファー転向してもやっていけるんじゃないでしょうか。
体力的にも運動的能力的にも、PGAのツアープロの誰にも引けをとらないと思いますし。
むしろメンタル的にも強いかも。
本人は、「現実的にはシニアツアーに参加できるか?ってところだと思うけど、PGAにもできれば挑戦してみたいね。」って言ってます。
日本でも、大洋の金沢投手がプロゴルファーに転向しましたが、大成功までは行きませんでしたでしょうかね。
でもスモルツ投手は、野球の面でもスケールが違いますから、もっと期待していいんじゃないかと思います。
ひそかに楽しみにしていようと思います。(^^)
昨年手術をして、今年移籍したレッドソックスでもうすぐ復帰登板する予定(来月頭ぐらい?)なんですが、20年以上もブレーブスで投げた投手でしたので、もうレッドソックスなんかで投げないで、早くゴルフの方のトレーニングに入ったほうがいいと思うんですけど。
てか、そうしてください。(と、レッドソックスを目の上のたんこぶに感じる私は、思っていたりします。(笑))
***
追記: 5/11/2010
ジョン・スモルツ投手、2010年のUS Open qualiifierに出場していた模様です。
+6の76で、次のステップにコマを進めるには6打及ばず。
パットがイマイチの調子だったみたいですね。
2-footer(約60cm)のパットを外したのだとか。
今後もこういったチャンレンジは続けるつもりだそうですが、具体的にどれに出るかは言及していません。
6 件のコメント:
毎度お邪魔します。
やっぱりすぐ連想したのが、チャールズバークレー氏ですね。運動能力が桁外れだからといって、必ずしもゴルフが上手いという分けではないんだって反証みたいですけど・・・
やはり投手だからかな~?とも思いますが、江川卓氏の例もあるので、運動能力より優先するゴルフ上達のコツ?手順?・・があるとしか思えませんね。石川遼君のゴルフ歴だって、10年ですもんね。
もう一つビックリが20エーカーのマイ練習場ですよ。仕事柄日本の超豪邸工事なんかも経験してますけど、文字通り桁外れですね。ある大地主さんのご自宅は、コースにあるような本グリーンが2面ありました。確かに、間違いなく豪邸ですけど、3000坪はなかったな~、2000坪くらいだったかしら。
それが20エーカーと言えば、約24500坪宮崎のフェニックスに行ったことがありますが、トムワトソンコースとの間に立派な練習場がありますよ。アプローチから、バンカー・・レンジはPAR4のホールほどあります。大雑把ですけど20000坪まであるかしら?400mx150mで18000坪くらいですもん。
夢物語のようなことが、現実にあるんですね~
Posted by:ノリさん at 2009年05月23日(土) 04:24
ノリさん、コメントありがとうございます!
スモルツ投手は、大学でバスケットボールでもスーパースターでしたし、運動神経抜群系のアスリートです。
私の知る限り、メジャーリーガーの中でもずば抜けて上手いです。
スクラッチ(に近い)プレイヤーも多々知ってますけど。
で、スモルツ投手でもうひとつすごいのは、一度もレッスン受けたこと無いんだそうです。
2000坪で本グリーンが庭に二つある豪邸に住む日本の地主さん、って言うのもすごいお話ですね。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年05月23日(土) 04:35
う~ん、興味深いお話ですね~
日本だと、「セレブですね~」で済ましてしまう
話ですが、要するにお金も必要ですが、本気で物事
取り組んでいるスケールの大きさが凄いです!
Posted by:char at 2009年05月23日(土) 18:41
charさん、コメントありがとうございます。
私、スモルツ投手の大ファンなんです。
インタビュー記事にありますが、アニカ・ソレンスタムにも勝ったことあるそうです。
なんでも、タイガーとラウンドするのが初めてだったアニカは少々緊張していた様子だった、とか。
全員同じティーから打ったそうですけど。
その後、またアニカとラウンドしたときはやっつけられたけどね。って言ってます。
早めにツアーに挑戦してみて欲しいなぁ。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年05月24日(日) 02:55
またお邪魔します。
「一度も習った事がない!」って、これは凄いですね。類い希な運動能力を発揮してるという最高の例ですね。
シニアツアーではアレンドイル選手がアイスホッケープレーヤーだったと聞きましたが、結構上位にいます。
スモルツ投手はかなり期待出来そう!
Posted by:ノリさん at 2009年05月24日(日) 03:23
ノリさん、私もすごい期待してます!
でも、今年はレッドソックスでワールドチャンピオンを狙う予定なのです。
(ブレーブス時代は14年も連続でプレーオフに進みながら、ワールドシリーズの優勝はまだなかったのです。)
しかし、今年は我がエンジェルズが阻止します!(笑)
(いつもレッドソックスにやられてますが。)
Posted by:やきそばパンZ at 2009年05月24日(日) 03:28
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