ここは1927年に、マカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)のスター俳優ランドルフ・スコットが投資して造ったカントリー・クラブで、当時はクラーク・ゲーブルやバート・ランカスターなどの有名俳優達がよくプレーしたのだそうです。
そのころはパークリッジ・カントリークラブという名前だったそうで、全米でも古い方のコースに入るらしいですね。
(ちなみに英語では、“Spagetti Western(スパゲッティ・ウエスタン)”と言います。マカロニ・ウエスタンって呼んでいるのは日本だけだそうで、wikipediaに拠りますとどうやら淀川長治さんが改名したらしいです。)
現在は、パブリック・コースになっていまして、フリーウエイの91号線とインターステイトの15号線のインターチェンジに接する形のロケーションにあります。
値段的にも非常にお手ごろ価格になっていて、ロケーションの関係でLAダウンタウンからはやや距離があり、やや内陸に在るため夏は非常に暑く(華氏100度以上とかに)なりますので、土日でも割合に混み合わないので、気持ちよくラウンド出来ます。(^^)
創立が古いコースなせいかどうか、距離はあまりありません。
バックティーでも全長6,065ヤードのパー70です。
その代わり、アップダウンはかなりありまして、狭いホールもありますし、特に出だしの2ホールは、2打めの登り傾斜がきつすぎてグリーン面はおろかピンフラッグさえも見えない為にターゲットとして高い看板が掲げてあってそこに向かって打っていくような仕様になっていたりします。
どちらかと言いますと、日本の山岳コースを思い起こさせるような、そんなゴルフ場です。
前半にはパー5がなくてパー34、全体には短めのホールが多くて極端な打ち上げや打ち下ろしになっているのですが、445y、448yのパー4や、打ち下ろしとはいえ236yもあるのにグリーン右手前にクリークが横切っているようなパー3もありまして、なかなかにタフなホールもあります。
Cresta Verde Golf Course
http://www.golfcrestaverde.com/
気温が上がらない前にラウンドしちゃおう、ってことで、私達は土曜日の朝5時50分のスタートを予約して出かけました。
いつものように写真を何枚かご紹介します。
最初の写真は、2番ホールの320yパー4。
画像をクリックで拡大します。
ちょっと朝日が低くて見えにくいんですが、左右の木の中に行かないように見えるところにティーショットを打って、2打めは直角気味に左に(的に向かって)打ち上げて行きます。
短いからといって200yぐらいにティーショットを刻んだ場合、左寄りに打ってしまうと木が邪魔でグリーンに向かって打てませんし、ドライバーで右寄りに打ってしまうと突き抜けてしまいますし、クラブ選択に気を使います。
私は前者をやらかしてしまいまして、2打めはフックで回してグリーン右に持っていくのがやっと。
(暫定球はドライバーに持ち替えて、すごくいいポジションに打てたのですが後の祭りです。)
グリーンまでの残りは120y程度なのですが、強烈な打ち上げのため、7Iのフックで150yぐらい打つ感覚で行きました。
右のガードバンカー越えの3打めも寄らずピンチでしたが、下りの11歩(約8m)のパットがするするーっと飛び込んでくれてパーセーブしました。
8番ホールは、強烈なうち下ろしの200y、パー3です。
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写真でも伺えますが、8階建て分ぐらいの高低差はありますでしょうかね?
バックティーからですと、下りが急でティーインググラウンド自体が障壁になって、グリーンやその手前の地形が見えませんので、フロント・ティーの前まで行ってこの写真を撮りました。
200yですが、160yぐらい打つ感覚です。
私は、自分ではものすごくいいボールをいい距離感で打ったつもりでしたが、右手前に写っているバンカーに捕まりました。
ピンが右寄りで、バンカーショットがちょっと難しい状況下、バンカーは水浸しでカチカチだったのもありまして、なかなか上手く打ったもののグリーンをオーバー。
グリーン外30cmからのチップショットはもうひとつで5歩(約3m半)を残しましたが、このパットがカップに蹴られて惜しくも入らず。
ダブルボギーでした。
2ついいショット打ったのになぁ。
次の写真は9番の448y、パー4です。
画像をクリックで拡大します。
ティーショットを打ち下ろしの後、大きく左に曲がって緩やかに登って行くパー4です。
写真中央の木よりもさらに左の奥の方へ回りこむレイアウトで、ベストポジションは写っているバンカーの左くらいの位置です。
ここのティーショットは、右側のティーイング・グラウンドに被さるように生えている木が邪魔くさい感じがしますが(笑)幸いに上手く打てまして、2打めの残りは約195yでした。
グリーンは左半分強がCの字に池に囲まれていまして、さらにグリーン右手前15yぐらいはなれたところにもバンカーのような形状の小さめの池が配置してあります。
ティーショットが良かったので、ここは勝負するしかないと思ってグリーン右サイドにユーティリティーで打っていきました。
このショットはあろうことか池越えに飛んで行ってグリーン左端に着地、カラーに止まりました。
あまりにチャレンジャーなルートで飛んでいった自分のショットに、しかし会心のショットではあったことも相まって、笑ってしまいました。
ゴルフってこういうのが楽しいですよね。(^^)
次の写真は、13番ホール、236yのパー3です。
打ち下ろしとは言え、さすがに長いです。
画像をクリックで拡大します。
写真中央に白いフラッグがかすかに写っているのがクリックして拡大してみていただきますとわかるかと思うのですが、グリーン手前には右側からブッシュのようなものが写っていますよね?
これが実は幅50cmぐらいの、底に石が敷き詰められたクリークなんです。薄く1列にブッシュも生えています。
つまり、グリーンに打つには上げて止めなくてはなりません。
この日の距離は、少し前に出ていて約226yでした。
ブッシュが横切っていないグリーンの左手前部分にレイアップして行くことも選択肢に入れて考えなくてはなりません。左の木の影が落ちている辺りですね。
私のこの日のショットは調子悪くありませんでしたので、ユーティリティーの2番で思い切ってグリーン中央狙いで打って行きました。
この日はグリーンも湿っていて、よく止まるグリーンでしたし。
(グリーン中央狙いなのに意に反し)真っ直ぐピンに向かった(笑) ボールはピンのやや左、奥の9歩(約6m)にオンしてくれました。(^^)
最後の写真は、14番右に大きくドッグレッグの500yパー5です。
画像をクリックで拡大します。
見えている範囲のフェアウエーに打っていき、そこからは80度ぐらい右の方へぐぐーっと登っていくレイアウトのホールです。
ここでのティーショットは、唯一ダグフックを打ってしまいましたが、幸いにも左側はびっくりするほど開けていてセーフ、助かりました。
暫定球は写真中央の方向にいいボールでしたが、最後小さくフックがかかり、突き抜けてOBする一歩手前でした。
左側ラフのグリーンがえらく遠くなる位置からの2打めはなかなかいいボールでレイアップでき、うまくリカバリーできました。
全体としまして、傾斜からのショット、高低差を考慮したクラブ選択が必要な、日本の山岳コースっぽいコースだったということに集約できそうなコースでした。
***
いつものラウンド・スコア記録です。
青ティーのコースレート/スロープは69.0/123、パーは34・36=70。
フロント9はパー34、パー5がありません。バック9は、パー5と4と3がそれぞれ3つずつのパー36です。
1 4 - 0 ③
2 4 - 2 D⑪
3 4 △ 0 6A
4 4 - 0 15S-②
5 3 - / ④
6 4 △ 0 5S
7 4 - 0 7BS
8 3 □ / 5-
9 4 - 0 8S-②
10 5 △ 0 2-
11 4 - 0 5-
12 3 - / ①
13 3 - / 9AL-①
14 5 - 0 6A
15 3 - / 5B
16 4 +3 4 ② (OB)
17 4 △ 2 6A
18 5 - 0 ①
38(15)・41(15)= 79(30)
この日は、グリーンがよく水を含んでいて柔らかめ、パットのスピードも遅めでした。
グリーンのアンジュレーション自体はコース全体のアップダウンに比べそれほど激しくありませんので、幸い3パットはしないで済みました。
先日のウッド・ランチ・ゴルフクラブと違い、ラフの芝は捕まると厄介ではあるものの、あそこまで粘っこくはありませんで、なんとか対処できるレベルでした。
6番ホールのユーティリティーでの2打めはラフにクラブを取られてボールが右にすっぽ抜けてしまいましたけどね。
ここは、以前ラウンドしたときにもひとつもバーディーを獲れませんでした。
今回も惜しいホールはいくつかありましたが、バーディーなし。(T_T)
バーディーが無いと、やっぱりスコア作るのは難しいですね。ボギーやダボはどうしても出ますので。
16番ホールで右の土手の上フェンスのあたりに打ち込みロスト、OB扱いにしましたが、記録を見ますと前回も土手の下のブッシュに打ち込んでアンプレアブルになったことを思い出しました。
ラウンドしている最中には、思い出しませんでしたが。
このホールは374yで、それほどタイトで狭いホールって訳ではないのですが、レイアウトの影響でしょうか?
決して悪いショットではなかったのですけどねー。
弓形に全体が左にカーブしているホールで、コースなりのドローが打てるといいのですが、真っ直ぐ真ん中を狙ったものの、やや右に出てドローし切らずに右に突き抜け、てな感じでした。
こういうのを忘れずに覚えておかないといけないんですよね。(x_x;
朝10時過ぎ、気温が上がる前には、ラウンド終了。
次ここに来ることがあれば、バーディーを獲ること、16番のティーショットを上手く打つこと、を目標にプレーしたいと思います。(^^)
6 件のコメント:
なかなか平らに見えないコースですね。左右もそうですが、距離の打ち分けも考えさせられそうです。
昔あるコースで、1Wのティーショットが届きそうなところに斜めにクリークが切ってあって、左に打てば220y、右に打てば260y飛ばさないとクリークを越えない造りになっていて、左を狙ったもののあえなく右のクリークへ・・・・っていうコースもありました。そのあたり地形をうまく利用して戦略的に作ってあって、好きでしたね。
Posted by:Uすけ at 2009年07月10日(金) 21:47
Uスケさん、こんにちは。
ここは平坦なところがほとんどありませんでしたよ。9番のフェアウエーが割りに平らだった以外、(まるで使わなかった)16番のフェアウエーぐらいかなぁ。
ホント、日本の山岳コースを思い出しました。
でも、すり鉢状になってるホールはありませんでしたけどね。
それって、アローヨ・トラブコでしたっけ?
行こう行こうと思ってて、実はまだラウンドしたことありません。
ちょっと安くなるトワイライトでって思うんですけど、夕方って奥さんが忙しい時間帯で・・・。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月11日(土) 00:20
そうかな?と思ってコースのホームページから地図サイトでコースを見てみましたが、わかりませんでした。
途中の池越え200yオーバーのショートや、左がずっと池の18番は思い出しました。このコースは運良く何回かプレイしたので、特徴的なホールは憶えているんですが、横切るクリークのホールは1回しかプレイした記憶がありません。どこだっただろう?
今ふと、その日の同伴者の記憶がよみがえってきて、その方とはあまりプレーしていないので、それを手がかりにすると、どうやらRed Hawk (http://www.redhawkgolfcourse.com/golf/proto/redhawkgolfcourse/index.htm)の18番のようです。クリークの手前にレイアップすると次も池の手前にレイアップしなければならず、攻めるならクリーク越え、だったと思います。
Posted by:Uすけ at 2009年07月12日(日) 00:47
レッドホークでしたか。
私も去年プレーしました。
あそこはどのホールも特徴的に設計してあって、考えてありますよね。
私も好きでした。
18番はパー5で、左から右に斜めに細いクリークが横切っているんですよね。
ヤーデージブックで、真ん中で256yでクリークに届くってなっていたので、私は真ん中より右寄りを狙ってクリークの手前にドライバーを打ったらこういうときに限ってよく飛んで、ぎりぎり入るところでした。(笑)
左足下がりになって、とても2オン狙うライじゃなかったんですが、この日はスコアもすでに少し崩してましたし、思い切って打ちました。
グリーンの左から手前にも葦の生えた池が配置してあるんですよね。
で、案の定池に入れまして。(笑)
ドロップして打った4打めがビシーっと行ってくれて3歩(約2m)に付いてくれまして、パットも入れてパーで切り抜けました。
あそこのティーショットで左を狙ってしまうとクリークを超えたとしても左の木が邪魔で左ドッグレッグ気味になっているグリーンに2オン狙えなかったような記憶なんですが、違ってますかね?(私は1回しか行っていませんので、自信はないです。)
少なくとも、左からだと2打めがまともに池越えになりますよね。ドロップしても4打めが遠いぞ、みたいな。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月12日(日) 12:33
そうです。当時から左には行きにくい(この日本用語はスライスという)持ち玉でしたので、左を狙って、キャリーで越えて右に転がれば・・・・との算段でした。
池越えをビシっと1パット圏内に打てるアプローチがあれば、狙ってもリスクは少ないですね、うらやましい。
Posted by:Uすけ at 2009年07月12日(日) 23:20
そうですねー。
でも私の場合はたまたまです。
ボギーでもよし、って思って、池越えのグリーンは届けば狙っていきます。
レイアップして次で池に入れちゃうくらいなら、2打めで入れた方がベターですからね。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月13日(月) 01:04
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