この事件、私はよく存じませんでしたが、あちこちのブログで書かれていたものを読みまして、少しだけ関心を持ちました。
おおよそ、「処分が甘すぎる。」「JLPGAは自ら良い機会を潰してしまった。」というご意見が多いのかな、と感じていました。
その矢先に、珍しくもこの件をアメリカのメディアで取り上げられた記事を見ました。
(まぁ、半分ブログみたいな記事なんですが。 でも、良く調べて書かれています。)
こちら。 ↓
Golfer suspends herself for 11 tournaments
(自分で11トーナメント出場停止を課したゴルファー)
(写真をクリックすると、元記事に飛べます。)
ゴルファーって言うのは、大概自分に腹をたてるもので、黙ってメラメラする人も入れば、悪態付く人、クラブにあたる人なんてのも居ますが、11トーナメントへの出場を自粛するなんて話は未だかつて聞いたことがありません。
みなさんご注目下さい、この人です。
日本の、ユーコ・ミツカさんです。
・・・みたいな紹介をされていますね。(笑)
実は私もこの方の写真を初めて見ました。(^^;
(ちょっと とんまるきさん みたいですね。)
で、ひと通り、
スロー・プレーで2ストロークのペナルティを喰らい、腹を立ててクラブを捨てコースを後にした、
っていう風に経緯が説明されていまして、
JLPGAのレコードである2百万円(約2.1万ドル)を科せられたばかりでなく、なんと自ら11トーナメントへの出場自粛をした、
と。
(新人教育を受け直させられる件は書かれてません。(笑))
たしかにスロープレーとかんしゃくは両方ゴルフでは忌み嫌われるのは分かってるけどね、これにはちょっと驚いたし、正直、すごい奇妙だと思うよね。
って感想が述べられてますよ。
JLPGAのhead honcho (総 親分)、ヒサコ・ヒグチの
コメントとして、
"It will have a serious impact on her to miss these tournaments,"
(「いくつかのトーナメントに出場出来ないことは、彼女にとって深刻なインパクトがあるでしょうね。」)
"Let this be a lesson to other golfers."
(「他の選手へのレッスンにしましょう。」)
(No word on whether Higuchi wagged a finger while saying this, but it sure seems like it.)
(ヒグチがこれを言ってる時に人差し指を前後に振っていたかどうかは伝わっていないけど、目にみえるようだね。)
と、書かれています。
いや、そのジェスチャーはしないと思うぞ。(笑)
で、最後になかなか鋭いことが書かれています。
この罰金と処分は、やり過ぎのように見えるけれども、どうやらミツカ自身が、「you-can't-fire-me, I-quit strategy (『あたしを首には出来ないわよ。私辞めるから。』作戦)」の緩やかバージョンを使ったという可能性はあるね。
と。
(なかなか鋭いところを突いていると思います。)
で、こう〆てます。
JLPGAは、2006年にスコアカードの改竄が理由で、あるプレイヤーを10年間出場停止処分にしているからね。 ・・・これ、“年”だからね。 間違いじゃないよ。
どういう処分が下るか、何“年”になるか心配して待つより、傷口に自ら塩塗ってアピールしといた方がいいかも知んないからね。
みなさんは、いかがお感じになりましたでしょうか? (^^)
ご参考:
2006年に10年間の出場停止になった女子プロはこの方です。↓
キョンエ・イ (李慶愛; 日本名: 滝浪 愛) (wikipediaより)
もういっこ。
ご本人のブログです。
12 件のコメント:
やきそばパンZさん
こんばんわ!(おはようございます?)
大変参考になりました。
私の悪い癖で、単純思考で、多角的に考察できないところです。
事が起こったときに、この若い選手にこのマイナスを、将来の
糧に出来るように、処罰すべきではないかと考えています。
いつも、瞬間湯沸かし器で単純思考の失敗に懲りていますから
この頃は、怒りを“ 一夜漬け ”と称して、怒りの言葉を飲み込み
一晩寝かせて、熟成させ、学生を諭すようにしていますが、
今回もいけません!!の いけませんでした!!
今回もこの癖が出たようです。
願わくば、昨年のペナルティーの時に指導すべきで、また、
反省もなく、次の試合に出て良いショットを見せて行きたい
と記者会見でコメントした後に本意でない2ヶ月の辞退を
申し入れたことを、場当たり的にJLPGAが受け入れた事に
三塚プロを人間的に大きく育てるチャンスを失ったと残念に
日本的思考で思っています。
Posted by:ゴルフマスター at 2010年05月13日(木) 18:20
塾長どの、こんにちは。
ご一読いただき、ありがとうございます。
こういったアメリカでの受け取られ方もまた、一様ではないと思います。
でも、わざわざ取り上げて意見を述べられる記事も他に出ないだろうと思いますし、日本語で紹介されこともなかろうと感じまして、取り上げてみた次第です。
(私のブログで1日2個も記事上げることはまず殆ど無いんですが。)
私の日本人的率直な感想は、塾長どののご判断に近いと感じています。
ただ1点、樋口会長は厳しいなぁ、とは感じます。
李慶愛選手の件でも、永久停止にするべきと思ったが26歳という年齢を考えて10年にしたとおっしゃっているそうです。
男子ツアーで同様(まったく同じでは無いかも知れませんが)の事件で5年間の出場停止処分です。
ありがとうございました。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月13日(木) 23:56
女ジョン・デーリーですね。
何かしらの処分は仕方ない行為です。
Posted by:サンディエガン at 2010年05月14日(金) 00:46
サンディエガンさん、こんにちは。
デイリーはずいぶん何回も処分受けてますよねー。
でもジョンの方は、プレーはスーパー速いですけどね。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月14日(金) 00:50
こんばんわ。
私は三塚選手のことは
『飛ぶけど、メンタルが弱い選手だなぁ』と思って
いましたが、メンタルの弱さがこういう形で
出るとは思ってませんでした。個人的な考えで申し上げれば、子供がダダをこねてるみたいで、お世辞にも
肩を持ってあげたいとは思いません。こんなことは他の大部分の人が歩む人生では日常茶飯事のような気が
してしまうのは、私があまりにも不遇だからでしょうか?
実はそれほど不遇でもないんですけど・・・
プロスポーツ選手だからとチヤホヤされるのが良くない
のかどうかはわかりませんが、この程度の状況で
冷静な判断力を失うようでは、社会を生き抜いて行くの
は難しそうな気がします。
Posted by:コルレオーネX at 2010年05月14日(金) 00:54
ユーコ・ミツカ事件は、男女を問わず、ジュニアーゴルファー出身の精神的幼さ?が現れてしまったように感じています。「どうして私だけなの?」・・・
それに馬場ゆかりプロのマーカーとしての役目も一時放棄してしまったとありました。
スポンサーがあってのプロ、ファンがあってのプロという意識の低さが露呈したという面もあると思います。
女子の開幕戦ダイキンオーキッドのプロアマで、ある大物女子プロが、同伴のアマチュアそっちのけで会話も交わさずほったらかしたということでスポンサーから抗議があったという事件?がありました。それが誰なのかメディアは証していません。こういったメディアの姿勢も社会性の欠如した若者を育てるどころか図に乗らせる結果になっているように思います。名前を公表すれば、取材拒否ということになることを恐れての行為なんだということらしい。
特に大事な人格形成が成される中学高校時代にゴルフ三昧の日々、ゴルフを通じて人格形成などという親は殆どいなくって、ゴルフの成績だけを親子で追求していく・・・
その大物女子プロはルールに抵触しないからお咎めナシなのか?なんて勘ぐってしまいます。
こんな状態だから、石川遼プロの受け答えがより新鮮に感じてしまうんでしょうね。
プロにしようとお子さんにゴルフ三昧をさせている親御さんがいらしたら少しは考えて頂きたいことですね~、お子さんのために。
Posted by:ノリさん at 2010年05月14日(金) 05:30
Xさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
この人、けっこう飛ぶそうですね。
記事上げてからちょろっと検索してみたところ、女デーブ大久保って感じしましたです。
発言とか、水戸とか、いろいろ。(笑)
米LPGAに行きたいって言っていらっしゃるみたいですし、その方が合うタイプの方かも知れませんね。
英語はまったくできないし、覚える気もない、っておっしゃってるそうですが。 (笑)
↓
http://blog.golfdigest.co.jp/user/nanchan/daily/200910/01 (←約半年前。)
Shuさんのブログへのコメントで書かせていただいたんですが、次の日にすぐ泣いて謝る辺りも、まるで我侭な子供ですね。
おっしゃるとおりだと思います。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月14日(金) 09:35
ノリさん、こんにちは。
詳しいご説明をありがとうございます。
馬場ゆかりプロのマーカーの件は、放棄してプレーやめて帰るのにマーカーだけやりますなんてのはまぁ現実味がありませんので、役目を一時放棄というよりは、そこまでの馬場選手のスコアカードも持って帰っちゃった、ってことだろうと推測いたします。
プロゴルファーって、いい意味にも悪い意味にも、昔の慣習と言いますか、お偉いさん方々を喜ばすための芸者的役割はありますよね。
女子プロなんて、特にそういうところが根強いと思います。
善い悪いは置いときまして、歴史的事実として。
ミケルソンが、良いお父さん像を演じながら実は、プロアマ戦とかを毛嫌いして欠席したり、なかなかにプロ仲間からも評判の悪い面があることは報道されないし、あんまり知られていませんよね。
私は、理想的にはこれからのプロはアスリートであることの方が重要で、芸者仕事は重要度が減っていってしかるべきだと思いますが、プロスポーツは結局ファンあっての興業の中にいますので、難しい問題ではありますね。
例えばスポンサー会社の社長がゴルフに行くのに、エンターテインする仕事はどうしても出てくるでしょう。
・・・てか、まぁ、今回の三塚プロの件とは話がだいぶそれてしまいましたが。
この年齢で「優子」ってのも、ちょっとなー、40代の名前じゃね?感もありますし、悪い意味での田舎気質の子なんだろうなぁ、と思います。
(田舎批判ではありません。 全国の優子さん批判でもありません。)
字で書くのって難しいですね。 先に謝っておきます。 ごめんなさい。
---
エリカ事件の方、少し追記しました。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月14日(金) 09:40
どこかのブログにコメントした時、「永久追放とは言いませんが、一年くらいの出場停止も妥当ではないか」と書きました。その考えは今も変わっていません。
彼女は、スロープレーのペナルティを受けた後も、真剣にプレーしていたら時間が掛かると言う様なコメントも有ったと聞くが、色々言い訳もあるでしょう。でも、問題は、興奮してか、冷静かは別にして途中棄権した事です。
もし抗議するならホールアウト後に行えば良いわけで、仮に2打罰を受けたとしても、残りを良いプレーをすれば十分に挽回できると思うのです。
少なくとも、彼女のプレーを見たいと思っているファン、あるいは優勝争いを期待しているファンを裏切った時点でプロとして存在価値が無いわけで、永久追放されても仕方がない事かと思います。
しかし、人間として未熟な人を、その未熟さ故に永久追放する事は、人間としての可能性をなくしてしまうので、反省の意味で一定期間の謹慎が妥当と思う次第です。
これは一種の少年法の精神に近いものと私は考えます。(25歳で少年法は少々過保護ですが)
Posted by:trimetal@CT at 2010年05月15日(土) 11:42
trimetalさん、こんにちは。
最初お話を聞いたとき、
「子供かよ?」って思いましたです。
本当に報道の通りなの?って。
次の日に泣いて謝るあたりが特に。
一番気になるところは・・・、
反省したら、プレーって速くなるんでしょうか?
無理じゃないかなー。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月15日(土) 13:31
Zさん、
仰るように、反省してもプレーは速くならないでしょうね。
もう一度、同じようなスロープレーをするでしょう。(既に2回目なんですね)
そうすると、又ペナルティ受けてぶち切れる。今度は簡単には許してもらえない。プロを辞めるか、本当に改心するかでしょうね。
私は辞めると思います。でも、もう一度くらいチャンスあっても良いかなと思います。(私には覚せい剤常習者と同じように見えます)
Posted by:trimetal@CT at 2010年05月20日(木) 03:44
trimetalさん、
これ、面白いですよ。↓
http://www.golf.com/golf/gallery/article/0,28242,1811711-8,00.html
挙がってるのは8人だけですが。
けっこうビッグネームも入ってますね。(笑)
Posted by:やきそばパンZ at 2010年05月20日(木) 11:35
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