お友達のsyoballさんが、クロさんという方から教わった距離を打ち分けるアプローチショットの方法を、「クロ狙い」と名づけて紹介されていました。
「クロさん方式の狙いかた」
「クロ狙いの仕組み?」
どうやるか?っていう本当のところはリンク先を見ていただきまして、そしてあちらで聞いていただくといたしまして、私なりの解釈で実験してみました。
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写真を撮る時にボールを置くの忘れました。
打ちたいところをクラブで指してから打つと自然とその距離に打てる、という方法論です。
syoballさんのブログの方に、
クロ狙いのメカニズムは、自分の脳、特に小脳と脳下垂体部分にに「あそこへ打つんだよ。」と言い聞かせてビジュアル化することに拠って、振り幅の調整を「意識」ではなくて「無意識(潜在意識)」に任せることで上手くいくのだと思います。
D-Chopが錯覚の上でパットの距離感で打てるのと似た感じかと理解しています。
このようにコメントさせていただいたのですが、芝の抵抗によって転がるスピードの変わるグリーン上のパットとは違って、空中を飛ぶショットの場合は空気抵抗ですから風が強くない限りどこのゴルフ場でも似たような距離が打てると思いますので、完全に感覚に頼ったいわゆる「ゴミ箱方式」の距離感をうまく使えれば成果が出るように思えます。
ゴミを丸めてゴミ箱に投げ入れるとき、練習する人いませんけどだいたい距離感は合うよね、っていうあれです。
クロ狙いの優れていそうなところは、自分の脳にこれからすることを具体的なイメージで言い聞かせることで、潜在意識に仕事をしやすくさせてあげることができる、ということだと思います。
正しい方法が syoballさんのブログの方にも書かれていないのですが、私なりのアレンジで行ってみました。
上の写真を見ていただきますと、いくつか気がつくことがあります。
- クラブで打つところを指すのですが左手だけでクラブを持って目標を指しています。これで良いのかどうかよく分かりません。
- 自然現象ですが、目標をクラブで指すときに下半身ならびに体全体がインパクトのイメージになっています。
- 写真で後から見ますと、本人が記憶しているよりもクラブシャフトが上方を向いているように見えます。
- 右目で見るのと、左目で見るのと、指している位置が違うところに見えます。両目ですと二重に見えますね。目標とクラブヘッドは離れていますので両目で同時にフォーカスすることはできません。
いくつか打ってみましたが、最初からビシビシ決まるという訳ではありませんがなかなか好印象です。
特に、なにも準備のない1球目がまずまず思ったところでした。
クロさん本来の正式のやり方は分かりませんが、私としては...
- まず狙った位置を左手一本で持ったクラブで指す。
- そして、その目標の位置に意識を強く持ちながら打つ時のイメージで素振りを一回。
- ボールにセットして、そのままのイメージで打つ。
- 目標を指してイメージを強めた後、その後の素振り一回を含めたプロセスはマッスルメモリーの消えない 3秒以内に行う。
ということで、レンジでも打ってみました。
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なんで写真で見るとクラブが思っていたより上方を指しているんでしょうねー。
目の位置からクラブの先端を見下ろしているので延長線上が下方へ向くから、目標にクラブヘッドを合わせると、後ろから写真をとった時に上を向いちゃうのかも?
そのそも、シャフトを向けるのか、クラブへッドって言ってもシャフトの付け根のヒール辺りを向けるのか、クラブのトゥ辺りを合わせるのか、ちょっと漠然としたままやりました。
で、まずは距離も測らずに打ってみました。
そこそこ、狙ったところに飛んでくれますねー。(^^)
使ったクラブは 47度の PWです。
弾道はかなり低めでした。目線のイメージで打っていますから低めの弾道が良いのだと思います。
LWや SWですと、出だしで視界の上にボールが消えるほど高く出ますよね?
あれだと、距離のイメージが上手く出ないんじゃないかと思います。
低めに打とうとしていないのに低い弾道で出たのは潜在意識がそうしたかったからだと思うのです。
打ち方とかもまるで考えずに素振りしてそのままのイメージでボールをセットする位置もなにも考えずに打ってみたんです。
打った距離をレンジファインダーで測ってみますと、目標まで 72yでした。
70y前後は、普段は 54度の SWで 10時半の 76yとか、50度の AWで 9時の 69yとかを使って打っています。
私のPWは、7時半 54y、9時 81y、10時半 108yの目安で使っておりますので、普段は 72yには使いません。
しかしその割にはだいたい良い距離で行くものだなぁ、と感心いたしました。
まだマスターしていないのに言いますが、この『クロ狙い』という方法は、非常に優れた方法論だと思いました。
いわゆる Visual Recognition というやつで、人間の脳にとっては具現化された視覚的なイメージというのは的確に情報処理しやすい素材なんですよね。
距離が判明した後、何球か打ってみましたが、傾向としては目標位置がキャリーで最初にバウンドする位置になるような感じです。
何回も打つと、ズレるときはオーバー目にズレる確率が多そう。
クラブで指している位置が後ろから撮った写真で見るとやや上方を向いていることや、私自身はランも入れたトータルの距離で目標までの距離感を考えることが多いことも鑑みまして、クラブのトゥの辺りで目標を指すのがよいかもしれないな、と思いました。
それと、私は利き目が左目なのですが下方修正する方向で考えますと、『クロ狙い』に関しては、右目で合わせた方が結果的な距離が合いそうな気がします。
左右へのズレも含めまして、セットアップに関しては今後も色々と検証してみてアレンジ・微修正していってみたいと思います。
関連記事 :
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「「えんやーとっと」のハーフショット 7時半」
9 件のコメント:
この方法は、私も前から狙っていました。
って、APイップスを長いこと患ってたので、取り組めませんでした。
今後「クロ狙い」と呼びますね。
で、私のイメージとしては、クラブはアプローチのフォローで(というかフィニッシュ)でヘッドが目と結ぶ延長上にあるように考えています。
イップスの経緯があり、今はクラブのふり幅は3-9時を原則にしていて、クラブの長さ(グリップ位置を変える)で対応してますが、そのイメージにも会いますから、、、(笑)。
因みに56°のウェッジでは最短にグリップすると20yds、中央で30yds、最長に握ると40ydsです。ふり幅を増やして60ydsまではAPとして使います。
AWでは同様に、30、40、50ydsで最大80yds。フルショットで90ydsとしています。
Green Keeperさん、こんにちは。
これを教えてくれたSyoballさんも、チョークダウン式で距離の調整をなさっています。
私の場合は、短く握るとテンポが微妙にずれ、ただでさえ安定感を欠いた小さいスイングが余計にブレるのを恐れ、握る長さは変えません。短くグリップして距離が変わるなら良い考えだと思うのですけどねー。
パターも短く持つと同じ振り幅で転がる距離が変わりますですか?
それはさておき、私はご存知のようにテークバックの大きさを時計式で管理して距離の打ち分けをしていますが、「クロ狙い」の場合はこのシステムを外れて、勘だけに依存する(勘と言っても経験則に基づいて脳がビジュアルに処理して無意識がコントロールしてくれるわけですが)という方法論での取り組みですので、ちょっと新鮮で楽しみです。
高さを高く上げず視界から外さないとか、スタンスもボールのセット位置もテークバックも全部、自分の脳の「潜在意識」に任せてしまおうと言う、ある意味横着な作戦ですが(笑)、
このポーズを実際にとることで明確に狙っている場所をビジュアルに脳に認識してもらうという点で、とても有効と感じました。
明日ラウンドで試してみます。
う~ん、絶句。直接ならった私より、研究を深めておられる!すばらしいです。
さっそく、クロさんに報告します!(W)
近々、クロさんに実地で再度教えてもらえることになりました。
何か質問することありますか?
syoballさん、ありがとうございます。
まずはクロさんにお礼を伝えて下さい。
そして、「クロ狙い」(敬称略)にお詫びを。
どちらの手で、そして目で合わせていらっしゃるか、キャリーのファースト・バウンスの位置を狙っていらっしゃるか、転がった後のトータルの位置を狙っていらっしゃるか、そして基本的にはどのクラブを使っていらっしゃるか、オリジナルのテクニックを聞いてくださると幸いです。(^^)
質問しかと承りました。
今週土曜日に、直接アプ場で習いますので、質問してみます。
私も知りたい項目です!
syoballさん、ありがとうございます!
クロさんに新たに習い直して、”クロ狙いの真相”、という記事をUPしました。ご参照くださいませ。
#題して”マクロ狙い”(笑)
そちらの方にコメントを入れさせていただいております。(^^)
両手で持って正対して指すのですね。
想像と違ったなぁ。
それだと、ただの目標設定に近いような・・・。 (もうやってるかも・・・。)
とりあえずまた実験してみます。
ありがとうございます。
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