現時点での私のパットの最重要項目は、距離の打ち分けの精度を上げることです。
ラインにストレートに打ち出すストロークよりもなによりもまず、距離のコントロールを第1に位置付けています。
よく言われていることですが、5mのパットで左右に外れるのは余程の大きく曲がるラインでない限り、+/-50cmには収まるけれども、距離が合わなくて縦に外す範囲は+/-50cmに収まらない場合も多々発生します。
10mのパットでも同様に、左右に+/-1m以内には収まるでしょうけれども、縦に+/-1m以内はそうコンスタントにはできません。
まずは距離のコントロールの精度を上げ、むやみに3パットをしてしまうことを防ぐのが目的です。
3パットは、完全には無くならないでしょう。
グリーンのスピードや傾斜への読み自体が合っていないこともありますし、状況によって(バーディーをどうしても狙いたかったとか)アグレッシブに行った結果、長めに残してしまって3パットすることもあるでしょう。
しかし、ただ単に中長距離のパットを3パットにしてしまうのは、できるだけ避けたいところです。
さらに、比較的大きめに曲がるラインの場合、距離感が出せて初めて狙うラインが決まってきます。
距離のコントロール無くしては、ラインに乗せるストロークも意味なし、と言うことになってきます。
まぁ、そんな能書きは私が書くまでも無いかも知れないんですが、距離のコントロールによって3パットが激減するのにもかかわらず、世の中にパットの距離の具体的なコントロールの仕方を解説したレッスンがあまり存在し無いのも事実。
ざっと検索したところでも、この辺り↓のサイトは具体的に何をやればよいか書かれていて大変参考にはなりますが、本やウエブサイトで見つかるほとんどのアドバイスは、2点に集約されます。
ゴルフテクニックQ&Aパッティング編(東建72ゴルフツアー.net)
教えてあげるね 30 パッティング距離感(960 ゴルフ嫌いのプロゴルファーBlog)
(ちなみに上記2サイトで推奨されています、手で転がして距離感をつかむと言う練習は、ゴルフキャリアが浅い人には効果抜群です。パター自体を何年も使い慣れた人にはあまり効果ないかも知れません。)
・練習と経験で距離感を磨く。本来人間のもつ感性に頼る。
・振り子式のストロークをし、リストでパンチを入れない。
しかし、この2つのアドバイスと限られた練習量で距離がコントロールできるようになるのは、まさに個々人の才能に頼るしかありません。
最近お気に入りのチェイニー・ウッズちゃんの写真
なんとかもっと具体的に実践しやすい良い方法はないものかと思っていたところ、golfreak銀さんのブログに行き当たりました。
ここの、パットのヒント・カテゴリーの記事には、距離をコントロールするデジタルパットの極意が惜しげもなく丁寧に解説されています。
そしてさらに、「決め打ち」によるパットの名手ノリさんのブログには、(golfreak銀さんの方法では少しパンチを入れないと届かない)長い距離にも対応しており、しかも、パターヘッドの動きを視認して幅をもっと正確にコントロールするべく、まるでパターを長尺にしてテンポをゆっくりにすることまで可能にした、恐るべきパットの距離のコントロール方法が、3パット撲滅(大)作戦のカテゴリーの記事 に判りやすく丁寧にまとめられています。
これを学ばない手はありません。
(お二人とも、ありがとうございます!!)
どちらもエッセンスは同じです。
第1に、歩測をして距離を正確に把握すること。
パターヘッドの振り幅の大きさによって距離をコントロールします。
スタンス幅を正確にセットして、足とパターヘッドの位置関係を利用して振り幅を管理します。
いつも同じテンポでストロークできることが成功のカギになります。
どんな距離のパットでも、(同じパターで 1ラウンドする以上は)振り子の腕の長さはいつも同じですから、“テンポ”はいつも同じになります。振り幅には関係ありません。
そうでなければ自然の法則に合いません。
ノリさんの「決め打ち(デジタル)パット」の極意は、“トンボが止まっちゃうぐらいゆったりしたストローク”です。
私は、このデジタルパットの方法に心酔して、自分なりのアレンジを入れながら実践し、パッティングの改善に努めています。(^^)
パットの距離感で苦労なさっているアベレージ・ゴルファーの方々は、是非ご参考になさって下さい。
お二方の方法は、練習量の少ないアマチュア・ゴルファーにとっての福音となること請け合いです。(^^)
これで本来は「おしまい」なのですが、次の記事ではちょっとだけ私なりの解釈で、いろいろと掘り下げてみます。(^^;
私自身、書いてまとめていて、意外な発見がありました・・・
(続く)