8/16/2020

ゴルフスイング‐20 腰のカウンター動作

写真は、Moorpark Country ClubのCanyon Ridge 9番ホールです。

コースも非常によく整備されていますし、ちょっと遠いのであまり行かないのですがとても好きなコースです。(COVID-19で道が空いてる間はプレーするチャンスかも?)



すごく気持ちの良い打ち降ろしのティーショットです。フェアウエー右サイドの緑色が濃く見えるエリアを狙って・・・


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さて、前エントリーに引き続きまして、当ブログでは比較的珍しいスイング理論的な内容です。山本道場ゴルフTVのスイングに取り組み始めたことを聞いた友だちが、大変に興味深い動画を教えてくれました。

ローリー・マキロイのスイングの動画です。
まずはご覧ください。


2009年のRBC Heritage、ローリー・マキロイが19歳だった時のものですが、ローリーの腰の動きについて詳しく解説されています。
ダウンスイングにかけてローリーの腰は左へ逆時計回り方向へ開いていきますが、インパクトを迎えるその瞬間に、時計回り方向にブンっとねじ戻る動きを見せています。

動画では、5フィート11インチ、160ポンドの比較的小柄なマキロイが生み出すパワーはこの奇妙な腰の動きにカギがあるのではないか、という解説がされています。

山本道場で、「下半身の動きに呼応するかたちで、上半身はカウンターの動きをする。」といつも説明されています。
ですから、インパクトで腰が時計回りにパンっと戻るカウンターで上半身がボールを打つ、っていうのは理にかなっている動きになります。実は全然奇妙な動きではないのですね。

逆に、テークバックの始動も腕を上げていくのではなく肩の回転で上がっていくのでもなく、下半身が反時計回りにグッとお腹に力が入る反動のカウンターの動きでクラブが上がるのがテークバック、とされています。

体は回さない、腕は振らない、スイングしない、ストロークは回転運動ではない、という説明がすごくヘンテコには聞こえますが、私の頭には「なるほど、なるほど。」ということで、スムーズに入ってきます。(体が体現できるかはまた別の問題。)

このローリー・マキロイのストップモーションの解説付きのスイング動画は、非常に貴重なものではないかと思います。

とてもマキロイのようにはできそうな動きではありませんが、ボールを叩くメカニズムのエッセンスとしては、とてもとてもイメージに役立つ動画だと思います。



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ということで、私の方の(不細工ではありますが)ドリルの実践の方の記録メモを「現時点での理解」として置いておきます。

まずは魚突きドリルのイメージ。

テークバックからダウンスイングにかけて体の正面の魚を銛で突くイメージでクラブを持って動かしています。



このイメージを持って体を動かすと、スイング中の動きになるんですよね。
イメージの中では後ろから前に(打球方向ではなくて、自分の体の向いている方向に)突いているのに、ビデオを撮ってみるとなぜか知らないけど意外に飛球線方向にボールを打っている、的なとても不思議な感じがします。


さらにインパクトのイメージは、


このテークバックの状態では左腰は開いているイメージで、クラブが上がってトップから降りてきます。
トップのイメージは特になし。
下半身の反動で上がったのが戻ってきていてボディーターンの意識もなし。



ちょっとまだすごく良くはできていないので、腕が動きすぎているかもしれませんが、こちらがインパクトのイメージです。(左肘は曲がった状態です。)

腰は時計回りにカウンターしていて、その反動で上半身が左へ動いていますが、右肩は右足かかとの上の位置に残したまま、重心も右足に体重が乗った状態でボールを叩いているインパクトをイメージした動きをしようとしています。
このイメージを保って、バチーンと叩けると良いかと思うのですが、なかなか全体の一連の動きの中で実現するのは練習・鍛錬を必要とする模様です。

いままで 30数年間、自己流にテキトーにスイングして振ってゴルフしてきていましたので、こんな動きをイメージして打ったことは生まれてこの方まったくありませんでした。

この二つのドリルの動きをイメージしつつ、さらにもう一つ、「ボールを下から上へ打っていく」イメージをもって打とうとしています。
まだ少し感じがつかめてきた段階で、元の自分のスイングの影響を受けてなかなかスムーズには行っていません。


ピッチングウエッジ


6番アイアン


ドライバー


こうしてみると普通に打っているように見えますが、本人としては「なんでこんな方向に?」みたいな感じで動いています。
テークバックは腰を左に開いて… たまかいを前に向かって突く!みたいな。
なんでビデオ撮ってみると普通なんでしょうか。(笑)

もっと右に残ったままインパクトまで行かないとですね。
前に行ってしまうので打球が左へズレるのかと思います。カウンター入れようとしているのですが、右に残して体重を乗せてやらないと、左腰は動かせません。
結果として右足が後ろへ滑り気味。(現時点)

もうしばらく練習を続けて、動きに慣れていかないとあちこち全部いっぺんに直せません。(^ー^;;


正直言いますと、通常よく行われるタイプの、こうして撮った動画のスイングの見た目の動きを見て分析しつつ、ビデオに映っている動きの、ある位置での形とか、ポイントとか、クラブの角度や位置とかを修正していくレッスンは、体と脳のコーディネーションが不器用な私には非常に苦痛で不可能に感じていて、それもあって今までレッスンなど受けずに来ました。


しかしながら、実際には動画で見ると起きていない動きなのに、頭の中のイメージでは全然違うイメージで体を動かしているのに結果的にはスイングの動きになっているというような山本道場式の教え方をしてもらえると、体と脳が不器用な私でも、運動の必要な部分の動きが素直に頭に入ってきます。(何を言っているかよくわかりませんかもしれませんですが。)

いわゆる Actual Motionに対するImage Motionっていう方向性でのイメージの伝え方だと思うのですけれども、この教え方ができるコーチはなかなかいない、貴重な存在ではないかなー、と勝手に思っています。

そういう訳でまだ存分にはできていませんが、動きを少しずつ体に馴染ませるべく、練習を続けていこうと思います。



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