Golf Channelでは、いろいろなツアープロに4-5ホールのラウンドレッスンをしてもらう番組があります。
大抵は、プロ一人がカメラに向かってショットに向かう心構えとか注意点とか、いくつかのゴルフtipをしゃべりながらリラックスしたラウンドをするのですが、半ズボンとかでリラックスして、普通のゴルフコースをラウンドする時のトップ・ツアープロのゴルフは、それはもう素晴らしいものでして、ほとんどバーディ連発です。
ついこの間も、J.B.ホームズのレッスンがありましたが、もの凄い飛距離のドライブに、もの凄い切れのいいアイアンショット、スコスコ入るパットに呆気にとられはするものの(笑)、へぼの私には盗めるものがあまり多くないといいますか。(笑)
5連続バーディーとかでしたしね。
しかし先日、デイビッド・トムズが俳優のサミュエル・L・ジャクソンにラウンドレッスンする形式の番組を観まして、・・・これはすごく参考になりました。
ひとつにはサミュエル・L・ジャクソンが私と同じような欠点を持っていたからもあるのかも知れませんけど、「おっ、これは!」と思うことがいくつもありました。(^^)
その中で、特に「これはいいかも知んない!」と思ったアプローチショットをご紹介します。
番組の最初の方、サミュエル・L・ジャクソンは短いアプローチショットで右手を使いすぎてしまい、被せて返しすぎてひどいアプローチショットを披露していました。
レッスンを受けながらラウンドする後半、短い(300yを切る)池越えのパー4にやってきます。
ティーショットを池の手前にレイアップしての2打目。
デイビッド・トムズ「これね、5, 60ヤードぐらいかな。ちょっとクラブ貸してみて。」
と言って、ボールのところに立ちます。
D「あー、これ70ヤードくらいかなぁ。こうやってね、ロングパットを打つような気持ちで振るんですよ。」
と、サミュエル・L・ジャクソンにクラブを手渡します。
サミュエル・L・ジャクソン「ここからパターで?」
D「そう。ここからロングパットするとしたら、どんな感じで振ります?」
(私注:右側は地続きですけどね、基本的に池越えなんですよ。すごいアドバイスです。)
S「こんな感じですかね?」
と素振り。
D「そうそう。いいですね、いい、いい。」
確かにね、ヘッドを返さないですーっと抜く感じのいいスイングになってます。
右腕の利きまくっていたさっきのアプローチショットと全然違う。
D「でね、これパターじゃなくてAWですからね、パッティングよりはもう少ーし体のアクションを使います。こんな感じに。」
と、素振りを見せてくれます。
S「距離感はこんな感じで?」
ともう2, 3回素振り。
D「そうですね、いいですよ。」
そんなこんだで54度のウエッジで打ったボールは、いい感じに中弾道で飛んで、ピンの手前根元にとーんっと落ちて、斜面に沿って左に下り、カップから10フィート(約3m)の位置に。
なんというグッド・ショット。(^^)
スピンも掛かってませんけど、奥に転がるわけでもないし、非常に寄せやすい、距離感の出しやすいアプローチのようでした。
これはもう試してみるしかないですよね?(笑)
で、さっそく練習場で試して来ました。