こちらはMarshall Canyon GCの 2番ホールのティー付近かな?いつもコース上に鹿のファミリーがいて、癒されます。マウンテンライオンもいますし。幸いまだ出会ったことありませんが、熊もいるそうです。
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お友だちの
syoballさんがジガーを大変に気に入ってアプリケーションの対象をなんとフルショットまで広げてあらゆる場面で活用する展開をされています。
- JGのF:ユピで140:芝のレンジにて、肉眼的にもそれくらい、低め弾道の繋ぎ専用でGは狙えない
- JG:F140、上上120、肩肩100、腰腰80、膝膝60?(中50、MJ40?):低め弾道の繋ぎ専用でGは狙えない
ジガーをこれだけ活用するのは珍しいとは思いますが、経験値的な意味でいろいろ試すことは技の入った引き出しを増やすと思いますので注目しています。
私は普段のラウンドでは、100y以内のアプローチ
(本来の、グリーンへ打つショットという意味でのアプローチ) には「
2x4 システム」を多用しています。
決まったクラブで決まった打ち方をして、決まった距離のキャリーを打つことでグリーンに打って行くシステムで、見た目の距離感やフィーリングを使わない、とまでは言いませんが、むしろ機械的にレンジファインダーで計測した距離と、ボールのライと、バウンドする位置の地面の硬さや傾きの状況を考慮して打って行きます。
状況によっては、霧や雨などでレンジファインダーでピンフラッグまでの距離が計測できないときもありますし、木の枝の下を行かなければならないときとか、6番アイアンをパターかウエッジの長さに短く持ってある程度キャリーさせてその先を転がして打って行くショットをレパートリーに入れても良いかもしれない、っていうことで今回の実験にいたります。
ということで、早速練習場で打ってみました。
見た目の感覚で、あたかもロングパットを打つかのような (しかし実際には50yもパットすることはありませんのである意味錯覚を利用した) 距離感で 3球、25y、40y、65yの位置の地面にあります鉄板製のサインに向かって転がしで打って行きます。
この距離を選んだのは、練習場に的が置いてあったからです。
25yのサインは少し低くて画面上見えていませんが、やや左方向にあります。
40yのサインは画面に見えますね。
65yは、40のやや右の後方に見える、「3」って書いてあるサインです。
練習場の硬いグラウンドですが、転がる方向も見た上で打っています。転がってる他のボールに当たっちゃうケースもありますが、まぁまぁ大体で。
結果ですが、これ、思ったより地面の看板の近隣に転がっていくように思います。
正確に25, 40, 65yかどうかすら定かではないですが、雰囲気でなかなか良い塩梅に自分のsubconsciousが距離感を作って打ってくれている感じ。
自分のフィーリングを信じて、いわゆる「ごみ箱にごみを放り入れる理論」の要領で距離感を出す打ち方を、私も過去に構築しようとしたことがあります。
今でも実は、キャディバッグが近くになくて距離が計測できなかったときや、霧の中でのプレーの時などには活用しています
SLJと呼んでいる打ち方がありまして。
こちらがリンクです。
(抜粋を再掲してみますと...)ティーショットを池の手前にレイアップしての2打目。
デイビッド・トムズ「これね、5, 60ヤードぐらいかな。ちょっとクラブ貸してみて。」
と言って、ボールのところに立ちます。
D「あー、これ70ヤードくらいかなぁ。こうやってね、ロングパットを打つような気持ちで振るんですよ。」
と、サミュエル・L・ジャクソンにクラブを手渡します。
サミュエル・L・ジャクソン「ここからパターで?」
D「そう。ここからロングパットするとしたら、どんな感じで振ります?」
(私注:右側は地続きですけどね、基本的に池越えなんですよ。すごいアドバイスです。)
S「こんな感じですかね?」
と素振り。
D「そうそう。いいですね、いい、いい。」
確かにね、ヘッドを返さないですーっと抜く感じのいいスイングになってます。
右腕の利きまくっていたさっきのアプローチショットと全然違う。
D「でね、これパターじゃなくてAWですからね、パッティングよりはもう少ーし体のアクションを使います。こんな感じに。」
と、素振りを見せてくれます。
S「距離感はこんな感じで?」
ともう2, 3回素振り。
D「そうですね、いいですよ。」
そんなこんだで54度のウエッジで打ったボールは、いい感じに中弾道で飛んで、ピンの手前根元にとーんっと落ちて、斜面に沿って左に下り、カップから10フィート(約3m)の位置に。
なんというグッド・ショット。(^^)
スピンも掛かってませんけど、奥に転がるわけでもないし、非常に寄せやすい、距離感の出しやすいアプローチのようでした。
GDOでこのブログを始めて3週間くらいの時の記事で、2008年の 6月でしたですね。
この打ち方は要するに、見た目の感覚で、あたかもロングパットを打つかのような (しかし実際には50yもパットすることはありませんのである意味錯覚を利用した) 距離感で打つ方法でして、これがなぜかとてもよく距離感が合うんです。
そういう訳で、AW(50°)を持ちまして 3球、25y、40y、65yの位置の地面にあります鉄板製のサインに向かって打って行ってみます。
動画の画面で見えにくいかもしれませんけれど、これもうほんと、自分で自画自賛してしまいますが、ポーン、ポン、ポンっていってコロコロー、トン。って25yの的と、40yの的に軽く当たってるくらい上手く行ってます。
65yも、「3」って書かれた的に当たりこそしていませんが、ほんのちょい左にススーッと近づいています。
低く出ますし、スピンもそれほどかかってはいませんが、50°なりには利いている感じで、ロングパット感覚の振りですから打ち込みませんし、ミスショットも出にくいし風の影響も軽減できる安全なショットで、良いことづくめです。
なんだこれ、
2x4 システムより簡単だし、下手したらもっと寄るんじゃね?くらい良いです。デイビッド・トムズ天才。
(さんざん 2x4システムで 100y以内を打っていて、感覚的にも私の距離感が改善されてきている可能性も若干はあるかも知れません。)
これはまぁ実験ですから、AWと6鉄を比較していますが、40y、65yっていう距離をわざわざ 6番アイアンでやる必要はありませんですね。6鉄はやっぱり基本的にはテスサスの延長、あくまでも転がし主体のときに限って使うのがよさそうです。
この
SLJは、48° ~ 54°のどれか、自分の感覚によく合うウエッジを選んで、1本で25−65yぐらいをまかなうとよさそうに思います。どのクラブでやっても、そのクラブなりの距離感っていうものが出て使える打ち方だと思いますので。50°か52°が良さそうです。
デイビッド・トムズがいうように、アプローチ・ウエッジぐらいのロフトが最適かな?とは思います。
元々のデイビッド・トムズのレッスンのときのように、たとえ池越えであっても実はそんなにボールを上げる必要って、ない場合が多いんですよね。
今回は練習場のマットからの打球で、傾斜も何もない状況で、しかも硬いレンジボールでの打球でしたが、これはコースに行ってもそれほど違いは出ないと思います。
むしろボールが良い分、低くても多少止まってさらに良くなるんじゃないかと思いますです。